
煉獄島
鬼田竜次/小学館
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総合評価
(2件)4.5
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- rarandom"powered by"
激熱でした。真っ赤なバイオレンス小説で、引き込まれました。会話か文章か分かりませんでした、という感想を見かけましたが、コメントした方は、一人称と三人称の違いを認識されていないのでしょう。
0投稿日: 2024.07.07 - ことぶきジロー"powered by"
鬼田竜次『煉獄島』小学館文庫。 第二回警察小説大賞受賞したデビュー作『対局』の続編。予定では先々月に刊行されるはずだったのだが、延びに延びてようやく刊行。 腐敗し切った日本社会の今を嘲笑うかのような、これまでに無かったような恐ろしいまでに破壊的な、破滅的な警察小説である。 SATの精鋭だった中田数彦は、指揮系統を無視した暴走ぶりを咎められ、島流しの憂き目に合う。中田は売春や大麻栽培が蔓延る天照島に駐在員として赴任させられたのだ。 一方の谷垣は停職処分となるが、天照島に中田が送り込まれた真の理由を知り、警察組織と政界の腐敗の事実を知ることになる。 中田が天照島に赴任すると大麻栽培に励むベトナム人や怪しげな色魔シャーマンに支配される住民たちを目にする。中田は例により暴力的な行動で島の新たな支配者になろうとベトナム人たちを束ねていくが…… 本体価格730円 ★★★★
73投稿日: 2024.06.08