
総合評価
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- クルックシャンクス"powered by"
吉本ばななさんの本ははじめて読んだけど 深い哲学がとてもわかりやすい言葉で語られていてよかった。 自然に、楽に、体の直感やセンサーを大事にして暮らした方が幸せになる。それも徐々に小さな変化を積み重ねて。という話は、自分が病気になってから考えてきていたことを改めて言語化してもらったような気分だった。 「自分から行くのと向こうからくるの50%ずつくらいがちょうどいい」など覚えておきたい言葉もたくさん。手元に置いてたまに開きたい一冊
0投稿日: 2025.06.29 - う"powered by"
大きな流れに身を任せる。 ばななさんの作品は好きで何冊も読んでるけど、この作品を読んで「ああそういうことか」と腑に落ちる部分があった。 目の前の幸せ、わかりやすい幸せに飛びつきそうになるけれど、グッと堪えて自分の幸せを考えたい。
1投稿日: 2025.06.17 - mimosa"powered by"
独特の雰囲気のエッセイ。 自分が、センサーの感度をうまく使えなすぎてこの本にたどり着いたように思う。 「負のモードをどうして抜け出せないかって言ったら、自分のことばっかり考えているからだと思うんです。」なんか納得した。
0投稿日: 2025.06.08 - なな"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
吉本バナナさんの、幸せへのセンサーを聴読して。 1人家の中で家事をしながら、オーディブルを使って聴いた。 ナレーターの千葉雄大さんの低くてやわらかい声がとても心地よかった。 さて、内容について心に残ったことは、 自分の些細な快、不快といった感覚について。 大人になるとそれらは、案外我慢できてしまいスルーされがちであると。 けれど、そういった積み重ねによって心のバランスが崩れてしまう。 だからこそ、自分の「ちょっといいな」「これはなんかやだな」の感覚をもっと人は大切にするべきだと。 また、身体を極端に変えようとすることについても印象に残った。 本当は、不調ではないのに外からの価値観で自分を変えようとするのはかえって自分を幸せから遠ざけると。 もっと自分の感覚、繊細な部分を大事に生きたほうがより自然で無理のない幸せに繋がるのだと感じた。 さらに、自分がどんな時に調子が良くて、どんな時に悪くなるのか知っておくと、自分を整えやすくなるという言葉にも納得した。 そこで、自分はどんな時に調子が良いのか考えてみた。 私が調子いいなと感じる日は、快晴であることが多い。空をみているだけで晴れやかで幸せな気持ちになれる。 一方、調子が悪い日は曇っていたり雨だったりすることが多い。 ただ、本の中で「例え曇りでも誰かのバースデーだ。」と言っていた。確かに、どんな日でも誰かの誕生日だ。そう思ったら曇りや雨の日も気持ちが下がるのを抑えられるような気がする。 些細なことだけど、晴れの日に心が好調になる私にとっては大きな変化だ。 もう一つ心に残ったことがある。 それは、何でもかんでも他人に伝えないということだ。 今日何をしていた、どこに行っていたか他人とシェアしやすい世の中になった。 ただ、自分だけしか知らないことのなかに豊かさがあると筆者は語っていた。 確かに、他人に共有すると消費されてしまう感覚がある。 共有したとたんに、自分の中で言葉にできなかった感覚を忘れてしまうような気がする。 自分の中の感覚を大事にするには、留めることも大切なのだと思った。 本では、この他にも沢山良い言葉を聴いた気がするが、なんせオーディブルで家事をやりながら聴いていたから聞き流してしまった部分も多い。 オーディブルで聴くのが慣れたら、もう一度聴いてみても良いかもしれない。
0投稿日: 2025.05.25 - minusion"powered by"
知人と話していて、自分の中にある幸せのセンサーがどんどん少なくなっていっているという話になり教えてもらった本。 自分の心の中のサンサーを閉じ込めて大人になっていたけど、子育てを通して思い出しつつあったことを思い出した。 子どもと一緒じゃなくても、自分の心のセンサーをもっともっと敏感にしていきたいと思った。
1投稿日: 2025.05.17 - piro"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
読みやすかった もう少し年を重ねてからまた読みたい。 以下抜粋。 ・ああ、今バランスがいいなぁ、と思った時のことをよく憶えておこと。同じ状況を麻薬的に再現することを求めるのではなく、いろんなパターンで心身が似た良い状態になる場面を増やしていくこと。 ・どんなに辛い今でもやがて過去になる。流れる時に抗わず、過去に別れを告げることができれば必ず次に行ける。これ以上頑張れないと思ったら力を抜いて流れに身を委ねたらいい。 ・自分の感覚をスルーしないで育て直す。 何が耐えられて、何が耐えられないか。好きで嫌いか。軸足を自分に戻すことからしか、自分の幸せは始まらない。 刷り込まれた価値観を外していく。 ・今はすぐにSNSで自分のことを話してしまうけれど、自分しか知らないことを持っておくことも大事。人に話さなくてもいい。 ・悲しいときは他のことで紛らわせずに、とことん悲しむ ・幸せは、愛を持てること。日々の生活の中に自分にとっての幸せを見つけながら、ただなるべく夢中になって生きていけばいい
0投稿日: 2025.05.09 - ゆーじろー"powered by"
◎メモ ・自分の体の感覚を大事にする。体が自分の正しい方向を教えてくれる。 ・死ぬ時はどうせ幸せと思えると、気持ち的に楽。 ・違う自分になるために成長しようとするのでなく、今の自分の特性や個性を活かして活動していく方がよっぽど大事だし自然体でいられる。 ◎ページ 15,27,40,43,45,86,105,106~111,130,132,133,140,150,151
1投稿日: 2025.04.21 - M"powered by"
今モヤモヤ悩んでる事。自分でもうっすら気づいている事。もしかしてソレもありじゃね?って事に肯定も否定もされた感じ。ただ、作中のエピソードには同感できる箇所も多数あって、年齢を重ねた者に共通する人生観は合致した。
0投稿日: 2025.04.13 - おでんくん"powered by"
愛するとは肯定することではなくてただ受け入れること、だめなままの存在を認めること。自分が幸せということは自分だけが分かってたらそれでいい。
0投稿日: 2025.03.24 - lee0913"powered by"
吉本ばななさんの幸せについての考え方がまとめられてる。番組で紹介されてたので図書館で借りる。 自分の感覚を決して手放さないこと。 自分で感じる力が鈍くなっていたら、何が幸せかわからないから。吉本ばななさんからのアドバイス。 人に合わせるのではなく、自分のセンサーがどう反応するかしっかりと感じとりたい。育てることも忘れずに。
28投稿日: 2025.03.21 - り"powered by"
久々にハードカバーで本を読んだ。読んでいる実感がものすごくある…!これは新発見。 "もう私は読まないから"ということで譲っていただいた本。ちょうど吉本ばななさんの小説を読んでいたことを知ってのことだと思う。内容も、今の私の状況を見ておすすめしてくれたのだろうと思う。 自他境界が曖昧になりがちな自覚があるので、ここ数年意識的に境界線を引こうとしてるつもりだったけどこれが意外と難しい。何でもかんでも人に話さない、迎合しないで自分の好みや違和感に敏感になる。すぐに変えるのは難しいけど頭の片隅に置いておきたい考え方。
0投稿日: 2025.03.15 - ろおじぇ"powered by"
幸せになるためにはどうしたら良いか、という方法論ではなく、吉本ばななさんの考え方が記された一冊。 とても深く、紡ぐ言葉はさすが作家さん。共感する部分も多く、あっという間に読み終えてしまった。 印象的だったのは、自分を豊かにする秘訣として、 いちいち人に言わないようにすることが大事だと述べているところ。自分しか知らないことが実は大切、という考えが自分の中でストンと落ちた。これが自分の軸に繋がっていくんだなと。自分自身は、SNS での発信はしないけれども、大事にしようと思った考え方。
8投稿日: 2025.03.09 - sayakadake"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
半分は自分で決めること、半分は向こうからやってくること(宇宙) 自分を全て発信しない、自分の中にある考えを自分の中に留めておくことで、自分の空間ができる。自分だけ知ってることを持って自分を熟させる 段階にそって人は変わって行ってるのだから、何かを変えたい時も無理にではなく、段階に沿って変えていく 今流れているものには全てが終わりくる、死の前には全てが幸せだったと感じる 自分の気持ちを過小評価しないでそのセンサーを信じて行動する、そういう心の声に従うことで出会える縁がある 自分に矢印が向きすぎてる時人は幸せじゃない 周りに合わせるけど自分はこう、自分の思いを忘れない 自分の感覚が変われば見える世界が変わる、時の流れ、ながれていく 何かに夢中になってるひとって安定して見える、安定してる人といると幸せだなって思えて、誰かにしてあげられることって実はこういう方法以外ない
0投稿日: 2025.03.04 - アンママ"powered by"
平易な語りかける文調で書かれていますが、含蓄に富む言葉がたくさんありました。 自分が受け取った主なメッセージは、自分を信じることと、それでもダメなら宇宙の法則のような大きな流れに身を委ねるということでした。 テレビに出演された時も「違和感」という言葉を使ってましたが、自分の感覚を大切にすること。自分の力ではどうにもならない時は諦める。限界が見えたら、謙虚にもなれる。 また、公の場で思いやりを持たず、はきちがえた自由をまき散らすことは品性に欠けるという言葉もありました。 謙虚とか品性って、大切なことだと思うのですが、日常生活ではつい忘れがちです。この本のメッセージとともに、心に留めておきたいと思いました。
11投稿日: 2025.02.24 - kyooon"powered by"
家においておきたい本です。自分のセンサーに正直に、それを評価せずそのまま感じることの難しさも感じたり。 また節目に読みたいです!!
4投稿日: 2025.02.18 - ぷりごろ太"powered by"
聴いててとても学びになる。「夢中で生きることを求めてるんじゃないか。」「幸せって愛をもてること。自分の生命体に対しての。」この文章の半分もわかっていない気がするし、なぜか少し嫌な気持ちになる部分もあったのだけど、言葉一つ一つにたくさん考えさせられた。なんで嫌な気持ちになった部分があったんだろう…
0投稿日: 2025.02.14 - 莉子"powered by"
吉本ばななさんが考える「幸せ」について。 スピリチュアル的な話や、「ご縁」や「運命」を大切にしている価値観には共感できなかった。 全員におすすめできるとは言い切れないが、学びになることもあった。 特に好きだったテーマは、「誰と何をしたか、いちいち人に言わない。自分しか知らないことを作る」ことについて。 現代を生きる人の多くが、大好きな土地に旅行に行っても、美味しいご飯を食べても、何をしても沢山の写真をSNSに載せる習慣がある。他の人に見せて何が生まれるのか、幸せってなんなのかを考えさせられる。もちろん、SNSを通した自己表現だとか、最近はビジネス的な用途でもあるし、芸術にもなり得るし、SNS全てを否定したいわけではない。でも、人から見られる私の生活ではなく、自分軸の生活を見つめ直すことが、今こそ必要な気がする。自分しか知らない日々の小さな幸せとか、自分しか知らない恋人の好きなところとか、そういうものを守っていきたい。
1投稿日: 2025.02.04 - 2270113番目の読書家"powered by"
今自分が欲張りすぎていることに気づけた作品。 仕事では苦手な人に対しても自分から接することが必要なときもあるけれど、そんな時にはもっと力を抜いてもいいように感じた。具体的には苦手な人と相手をする→何故か反応が悪い→自分の説明が良くなかったから⁇→もっと上手に対応しなければ。 こんな考え方を継続して続けるのはしんどい。 私を嫌いな人はこちらも手放していい。 この言葉は私の心を随分と軽くした。 また序盤の快不快センサーの話は具体例の部分が 非常にわかりやすく、腑に落ちた。 私ももう少し自分のセンサーに対して鋭くありたい。
0投稿日: 2025.02.04 - Chacha"powered by"
幸せとはなんなのか。 自分のキャパを超えたことをしてはダメ。 自分が弱っているのに無理しても良くない状況にしかならない。 ダメな時こそ、その時にしか見えない部分や気付かないこともある事に気付かされる作品でした。
1投稿日: 2025.01.28 - Nao"powered by"
幸せな人生を歩むためのものの考え方や行動指針について、吉本ばななさんが自分の意見を語った本。 けっして押し付けがましくなく、それでいてハッとさせられる箇所が随所にあった。 母の誕生日プレゼントにこの本を送ろうと思った。
0投稿日: 2025.01.19 - りーこ"powered by"
「後悔はどんな人間関係にもついてまわるものだけれど、過去をどんなに悔やんでもできることはもう何もない。あの時の自分の目の前にはその判断しかなかったんだから、しょうがないなと思うしかないし、あの時の自分と、未来の自分を信じる。」 「これ以上追求してもどこにも辿りつけない欲望は、もう手放すしかないし、諦めることは決して挫折することではないと思うんです。諦めて始めて次に行けるし、手放したことでようやく新しい道が拓けていく。」 「今起こっていることは今だけなんだと思ったら、悲しみも少しは軽くなるかもしれないし、楽しみもより深く感じられるかもしれない。」
0投稿日: 2025.01.11 - Naoty"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
紙の本では無数に読みたい本があるけど、Audibleで読みたい本がなかなか見つからないので〈ブクログ通信の話題の本〉から選んだ。 何だか体も弱ってるし、たまにはミステリー以外も読んでみようと思い、吉本ばななさんのエッセイを初チャレンジ。 何が耐えられて何に耐えられないのか、自分の持ってるセンサーを信用するという内容的には共感できるんだけど、 「宇宙の法則」 「私たちの体は大きな宇宙の摂理みたいなものと同期している」 「宇宙マッサージ」 これらのワードを自分のセンサーがどうしても「違和感」に感じてしまって、スピリチュアル系が苦手なので自分には感覚的に合わなかった。ごめんなさい。 この本がお好きな方、ファンの方々、嫌な気持ちにさせてしまったらごめんなさいm(__)m やっぱり無理せずに好きなミステリーで探そう。 Audibleにて。
66投稿日: 2024.12.09 - anna"powered by"
読了。 幸せへのセンサー / 吉本ばなな 「自分だけで思っていることとか、自分だけが知っていることって大切で、それが自分を豊かにする。そうすると、自分の周りに良い空間ができてくる。(要約)」というのは本当にそう思う。 全体的には、違和感を感じる箇所もあれば、共感できる部分もあった。違和感というのは、言ってることはわかるけど、言い方が好きじゃないというか、、同じ言葉の繰り返しが刺々しく思えた。また時を経て読めば感じ方が違ってくるのかな。
0投稿日: 2024.12.03 - Karen✲*゚"powered by"
ううーん、あまり好きな本じゃなかったなぁ。吉本ばななさんのエッセイは初めて読んだけど、やはり小説の方が好き…言葉が強いのかなぁ、すごくビクビクしながら読んだ。 p.20 仮面を被るというと本心を押し殺して生きるみたいなネガティブなイメージがありますよね。だけど、社会生活を営んでいる以上、誰もがある意味、仮面をかぶって生きることからは逃れられないじゃないですか。 だったら、オタクでもギャルでもヤンキーでも何でもいいんだけど、そういうわかりやすい仮面をかぶっておいて、その中の自分を大切にするというのもひとつの方法です。「数字は苦手だけど、運動は得意な人」とかね、「別にそう思われても構わない」くらいのわかりやすい仮面をかぶって、そこから始めていく方が、ほとんどの人にとっては楽だと思うんです。 そもそも「自分らしさ」なんて、社会はさほど求めてないですから。才能以外の自分らしさは家族や友人など少数の人に発揮すれば良い。 p.55 私がそれを痛感したのは、本当に伸の良かった友だちを亡くした時でした。そ の直後に愛犬も急死した。 いろんなところで書いてきたことですが、あまりにも悲しくて、何にもできなくなっちゃった。ただひたすらに悲しくしていたくて、誰にも会いたくなかった。 誰かに会えば、相手は通常運転なわけで、こっちもそれに合わせて振る舞わなきやいけなくなるじゃないですか。むりして、自分の気持ちに嘘をつくこともしたくなかったので、仕事以外は本当に誰にも会わずにいたら、何人かの人に「自分と縁を切ったのか」と言われました。もちろん、その都度、丁寧に説明しましたよ。「いや、そうじゃないんだ。誰だって、友だちが死んだらそうなるでしょう」と。結局一年くらい、不義理をすることになりましたが、そうして良かったなと思います。次に人に会う時も、むりせずに済みましたから。一年が長いのか短いのかはわからないけど、私には必要な期間でした。 そういう時って、たぶんこのくらいかかるんだろうなって、生き物のカンで、なんとなくわかったりするじゃないですか。焦っても、あまり変わらない気がします。その時間が経つ間を、なるべくどういうふうに過ごすかくらいしか、できることってあまりない。 自分にとって楽な人と過ごすとかね。優しい言葉で話せる人、気持ちが安らぐ人と過ごす。会いたくない人には会わない。ひとりの時間を持つ。とにかく、自分に無理させないことですよね。 p.141 夢中になれることがない、と思った時に、〇〇をすれば、その期間やるべきことがあり、達成感があり、その間は夢中になれるじゃないですか。極論を言えば、何だっていいんですよ。夢中で生きられるなら。 誰もが夢中で生きられる道を探しているんだと思うんです。 自分が今何に夢中になれるかは、自分にしかわからない。それがわかっている 人は、少なくとも人から見たら、安定して見える。 個人が安定しているって、それだけで、他者にも役に立つことですよね。 不安定な人といるより、安定している人といる方が、幸せですよね。それ以外に、人間が他者にできることってないと思うんです。誰かに何かをしてあげることって、本当は要らない。ただその場にいるだけで「なんかあの人に会うと安定するな」「気分がいいな」っていうこと以外に、他人にできることは究極ないんじゃないかって。 それがわかれば、「こんなにしてあげたのに」という気持ちにはならないはず。 相手の望むことをしようと思いすぎると「こんなにしてあげたのに」って気持ちがどうしてもでてくる。相手のためと言っているけど、それって要するに自分の欲望なので、必ず相手にも伝わりますから。そういうのを減らしていったほうがいい。 感覚的なことだけど、きっとみなさんわかると思うのですが、そういう人と話していると、空間がなんとなく濃くなっていくことがありますよね。ネガティブな感じで濃く、冷たく、重たい感じになってくる。そうしたら、その手前でやめるとかね。 距離というより、濃さですよね。 人と人の関係ってお互いの流れの中での濃淡みたいなこと。その手前で切り替えて、薄くしておく。濃さの中に身を浸していると人間って疲れちゃうので、濃いなと思ったら、引き返す。それだって、体の感覚ですよね。 快適であるということが幸福にとっていかに大切なことか。引き際とか切り替 えみたいなことが大事なんだと思うんです。 これも極論かもしれませんが、人間って結局群れにならないと生きられない生き物じゃないですか。今、この世にあるたいていの問題って、人間が単独では生きられないから起きている問題がとても多い気がします。人間関係が難しいのが不幸の源ですよね、たいていの場合。 仲の悪い人が死んでもそこまでダメージをくらわないけど、仲のいい人が死んだらものすごいダメージをくらうみたいに、親密になればなるほど、悲しみも深まるというのが人生のパラドックスだと思うのですが、それもさかのぼっていくと、もともと群れだったから。群れじゃないと生きられないという本能とか、習性が一層その傾向を強めているわけです。 そう考えると、何事も、自分だけの問題だと思ってしまうと何も解決しないけれど、しょうがないか、人間の習性だから。だから他者は必要なんだ、助け合うんだ。というところまでさかのぼってしまうと、軽くはならないけれど、楽にはなる。 本当に悲しい時でも、でもみんなこういうことを体験したんだなとか、だから好きな人たちには味わってほしくないな、そういうふうに思うことで楽になったりする。そのあり方を知ったほうが、欲望をひたすら追求するより、よっぽど幸せに近づくんじゃないか。欲望というキリがないものを追い求めていくより、悲しかったり、つらかったりして、「でも、ほかの人もきっとこうなんだろうな」と思う時、何か美しく変わっていくものがある。それって、俯瞰してるわけじゃなくて、もっと今を生きる系のことだと、私は思ってるんです。 ひとりでも幸せになれますよ。 でも、ひとりで幸せになれたら、みんなも幸せになれたらいいなと思うのが、生き物としての自然な流れだと思うんです。この世で起きている問題を、全部他人事みたいに思えたら楽だけど、全部つながっているから、必ずひとつくらいは自分にかぶってくる。 だんだんわかってくると思うんですよ、年とともに。「お、前もこれ経験したけど、こういう時はこうするといいんだな」というのができてくるというのが、人生のいいところですから。常に自分を安定させることが自分だけでなく人の幸せなんだなって、本気で思えれば、できるようになるんだと思うのです。
3投稿日: 2024.12.02 - 和也"powered by"
以前から気になっていたので、読むことができて嬉しかったです。 心が救われる言葉があって良かったです。ダメな時の自分だからこそ分かることや学べることがある、という文章を読んだ時は、なんだか心がホッとしました。 もう一つ良かったと思うのは、 言葉の意味を定義してくれて、自分が抱いていたイメージと照らし合わせて読めたことです。例えば、自分を愛するとは、安定とは、人が生きる意味とは、芸術の意味とは、など。 一番思ったことは、 自分自身のセンサーに敏感になって、もっと自分の好き嫌いを打ち出してもいいのではないかということです。 それが自己表現になるし、生きている意味の根源であると思うからです。 印象的だったことは、 自分のことだけを考えていたら自家中毒になるのは当然、という内容。 なぜかというと、外の世界を含めての循環が止まるから。だから心が病む。 自分自身のセンサーに敏感になりつつ 、同時に外の世界にも心を開いておく。バランスを保つのは難しそうだが、そんなふうに生きていけば少しは生きやすくなるのかなと思いました。
3投稿日: 2024.11.26 - ちいかま"powered by"
吉本ばななさんの本は日々の生活の中でずれてしまったり狂ってしまったパーツをリセットしてくれる修理屋さんのような存在だ。考え方自体が自分の中にあるもので、それを言語化して明確にしてくれたり忘れていた気持ちを思い出させてくれる。また読み返したいな
0投稿日: 2024.11.09 - ゆきんこ"powered by"
若い頃から吉本 ばななの新刊が出るたびに読むほど小説は好きなのだが、エッセイでは強烈に違和感を覚えるところがいくつかある。この本では2つ。これは例えだったけれど、「失恋した人がベビーカーを蹴る」。そんなことが身近で頻繁に起こる?吉本 ばななは子供が生まれてからというもの、独身女性に対して偏見を持ってみている表現が多い。そして、子供とその母親に対して周りに気遣いするよう強要するような(それも行き過ぎた気遣い)言い方をしていることがあるので、がっかりすることがある。またもう1つは、飼っていた犬の死に際に会えなかったことを、その時食事に誘った人のせいにしたこと。そして、その人との縁を切るような感覚を持っていること。自分の行動の責任を人のせいにしていないかい?と釈然としなかった。もともとエキセントリックでスピリチュアルなばななさんなので、一般人にはわからない感じるところがあるのかもしれないが、それにしてもね。
7投稿日: 2024.10.30 - まっちゃん"powered by"
幸せについて考える。同じことが起こっても人によって感じ方は異なる。良かったと思う人もいれば、残念だと思う人もいる。無くしたものを数えるより、今あるものを数える方が気持ちがラクになる。 先日、大切な人が亡くなった。言葉を交わすことはできないけど、ずっと私の心の中に生き続ける。 人に感謝したり、自分より人のことを考えている人は幸せの感度が高くなると思うのである。 自分のことばかり考えてよく見せようとする人は、周りの人からはその気持ちが透けて見えていることに気づかない。その結果、自分にとって幸せと思える事とは異なる反応にもなる。 あとがきに書かれている事も一冊の本にできそうだ。私の師匠は、やりたくない事は無理してやらなくていいと言う。やりたい何かがあれば、それをやっている時が一番幸せだと思えるようになってきた。 しかし、これも人によって感じ方は異なるだろう。 もっとセンサーの感度を良くしていきたい。
14投稿日: 2024.10.30 - kissarmy0814"powered by"
2024.10.29 極めて真っ当な著者の気持ちが綴られている。その真っ当なことを「実行する」或いは「辞める」ことが難しいのが「同調圧力の強い」世の中に生きている証しなのだろうとも感じた。
3投稿日: 2024.10.29 - 夜"powered by"
あとがきに、ライターの人と「幸せ」に対する意見の相違があり、原稿を大幅に改稿した旨が書かれていた。 「いつか自分が本当に書きたかったことが書きたい」ともあったので、おそらく100%本意で書かれた本ではないのだろうけど、私はこの本の随所に頷いたし、参考になった。 エッセイのような実用書のような1冊で、内容はタイトル通りなのだけど、自分なりの「幸せ」を見つけていくために自分が持っているセンサーに敏感に、そして正直であろう、というようなことが、語り口調で書かれていて、とにかくするする読めた。 今年はじめに同じく吉本ばななさんの「『違うこと』をしないこと」というエッセイを読んで、私は今まで『違うこと』ばかり選んで生きてきたのかも…と思い、もっと自分の思うこと(センサー)に正直になりたい、と考え、その他にもいろいろな読み物や出来事から自分の在り方について見直しながら今年の後半まできた。 結果的に、センサーに正直になることは、前よりは出来ていると思う。自分のセンサーを疑わないことが、最終的に自分が向かいたい場所に近づけてくれるのだとも感じている。完全一致は難しくても、1ミリでも近づくために、日々の違和感を無視しないことが大事になってくる。 なんか書いてるとどんどん宗教くさくなってくるんだけどけしてそういう感じではなく(笑)、日々感じる小さな違和感をかんたんに潰してしまわないって、考えてみれば当たり前のことなのだと思う。 仕事が絡んでいるとか、どうしようもないこともたくさんあるけれど、違和感があったこと自体は無視しない。そうしていくと、自分が望む生き方のために何をどう判断すればいいのかが、だんだんとわかってくる。 大人になればなるほど、「好き」に正直になることが難しくなっていく。でも世の中を見ると、他人の目や意見など意に介さず、自分がやりたいようにやって好きなように生きている人も、少なからずいる。 少しずつでいいから正直になっていくこと=センサーを磨いて無視しない、ということ。 まずは自分についた余計な垢を落とすところからだ、と、読みながら思った。
4投稿日: 2024.09.28 - やや"powered by"
す〜ごく読みづらかった。せめて「〜じゃないですか。」という語尾だけでもやめてほしい。オーディブルであれば違和感なく聞けるのだろうか。 自分自身に矢印が向いてしまうと自家中毒になる、いまの若い人はよくも悪くもゲーム世代など、内容にはとても沁みる部分もあったので、また同じテーマで本を出してほしいなと思う。
0投稿日: 2024.09.27 - ʕ⁎̯͡⁎ʔ༄"powered by"
季節は夏から秋へと移り変わり、今まで忙しなく過ごしていた毎日をふと立ち止まらせる本。 苦手な上司も異動が決まり、このタイミングで読めた事が嬉しい。 吉本さんらしい考え方。
0投稿日: 2024.09.25 - まゆた"powered by"
恐らく賛否両論あるだろうけど、私は好きだなー 生きる軸みたいなものを教えてもらった気がするし、少し肩の荷も降りた感じ✨ やっぱりこういうのってある程度年齢を重ねないと辿り着かない境地だろうし、人生の先輩から教えてもらえるってなんて貴重で有難いんだろうと思う 「一生懸命仕事すればする程損する世の中なんだから、サボったっていいと思う」って言葉にも救われたなぁ 側にずっと置いておきたい本!
0投稿日: 2024.09.22 - ako@SLE患者"powered by"
時間ができて自分のことばかりを考えていたため共感できるところが多かった。まさに今、落ち込んでいるせいで人のことがよく見えてしまってしんどかったので、そのもやもやが言語化されて少し心が楽になった。ただ、同じような状況に置かれていないとすっと入ってこないかもしれないと思った。なんとなく生きづらいなと感じたときにぺらぺらと読み返したい一冊です。
0投稿日: 2024.09.22 - ひとみ"powered by"
吉本ばななさんと同年代ということもあり読んでみた。 さらっと読めたが、内容はわかったようなわからないような。 もう一度読んだらもっとわかるのかな。 「自己肯定感」というより、自分を大切に、自分を好きになる… 年齢を重ねて、身体的にできないことも増えていくのだろうけれど、それを認めて馴れていく… 自分のセンサーを使って自分にとって快適な状況とはどんな状況かを、日々感じながらひとつひとつ積み上げていく…そこからしか、その人個人の幸せは始まらない。 私にとっての快適な状況、考えてみよう!
5投稿日: 2024.09.21 - s"powered by"
書いてある半分も意味が分からなかった なんでだろう、、、 吉本ばななさんの小説は面白いのにエッセイは読んでいて『???』が度々つくの まだ私には早いのかも もう少し寝かせてまた読んでみよう
3投稿日: 2024.09.19 - Anne"powered by"
この前、吉本ばななさんの、『私と街たち(ほぼ自伝)』を読んだ時は、こんなに毒を吐く人だったっけ?と思ったけど、この本は私の思うばななさんらしさに溢れてて、優しくて、押し付けがましくなくて、癒されるエッセイだった。 『第二章 大きな出来事が教えてくれること』の、『時の流れに、身を委ねるしかない時がある』の節ところが、特に好き。最近実感したことだな、あれで良かったんだなって、勇気をもらえた。コピーして大切にしまっておきたいくらい。
1投稿日: 2024.09.14 - haru2012"powered by"
幸せって本当にオーダーメイドなもの。私なりの幸せの考え方をお話しすることで、いつでもその人に合わせたかたちでとりだせるようにまとめてみた。体の感覚のセンサーを育て、時の流れに委ね、自分を愛し、自分の外側の世界を信頼すること。 歳を重ねた人からのメッセージ。表紙や各省扉の女の子のイラストがすごくマッチしていると思いました。
0投稿日: 2024.09.09 - さま"powered by"
幸福論についての話。人が語る「幸せ」の定義が好き。落ち込んでいたり、人間関係の悩みがあったり、自分は不幸だと思っている人には楽になるヒントがある本だと思う。フォントが大きく易しく読みやすい。 自己肯定感の話で、確かに「自分が自分のことを愛していないのに、他者から愛されるわけがない、だから自分を愛すことは大切なんだ」という考えがわたしのなかにあった気がする。この考えの根底には「自分を肯定できないと他者からも愛されないという恐怖がある」のだと気付かされた。だから、自己肯定感ということではなくて、ダメなところがある自分を認めてあげる、受け入れてあげる。自己受容なのかな。 無理して完璧な自分を演じて、愛してくれる人を探すより、ダメなとこもあるけどそこもひっくるめて愛してくれる人を探したほうが幸せだと思う。もちろんそのときは相手のダメなところも愛すのだな。わたしたちお互いダメなとこあるけど、補い合って生きていこうねがベストアンサー
3投稿日: 2024.09.04 - のび太ろう"powered by"
今私は幸せ。何も意識していないけど、幸せだと思える。著者は目に見えないものを感じる力があるから、逆に深く考えるのかもしれない。 【弱っている時は、優しい言葉で話す人 気持ちが安らぐ人と過ごす】は覚えておきたい。そして自分自身がそんな人になりたい。
1投稿日: 2024.08.29 - mm"powered by"
取り止めもなくラジオで語った内容のようだと思ったらオーディブルありきの本だった。話の脈絡がなくて共感もできなかった。
1投稿日: 2024.08.26 - 中島"powered by"
p71~p73までの内容には、これまで無意識に悩んでいた友人関係の悩みにピリオドをうってくれた。別にこれで良いのだ。いっそ何もしない!と割り切ることで、自分にとっての幸せはこうだったのか❗を実感できた。 吉本ばななさんの世界に初めて足を踏み入れた作品になった。
0投稿日: 2024.08.24 - nssulib"powered by"
▼配架・貸出状況 https://opac.nittai.ac.jp/carinopaclink.htm?OAL=SB00555173
0投稿日: 2024.08.22 - すいか"powered by"
幸せってそもそも何だったっけ? 「内臓がないならないで、そういう自分の状態に合わせて、ちゃんと工夫する」(安藤忠雄) ああ、今バランスがいいなあ、と思った時をよく憶えておく。 生きていればただ幸せかもな、くらいがちょうどいい。
0投稿日: 2024.08.21 - chamy"powered by"
吉本ばななさんの小説は、若い頃に何冊も繰り返し読みました。久しぶりに吉本ばななさんの文章に触れて、ことばのひとつひとつが心地よく感じました。 彼女が歳を重ねて幸せについて考えたように、私自身も同じように歳をとり、同じように人生や幸せについて考え始めていたので、ことばに表すとこういうことなんだ!と共感することがたくさんあって、うれしくなりました。 歳を重ねた今、若い頃ころの吉本ばななさんの小説を読み返したら、何か新しい発見がありそうな気がします。
0投稿日: 2024.08.19 - ミモト"powered by"
今の私に一番必要だった本。読みながら身体をほぐしてもらえる感覚だった。語尾がいつもと違うので、より読み手に寄り添ってくれているように感じた。また読みたい。
3投稿日: 2024.08.15 - まな"powered by"
自分を整える為にばななさんが教えてくれる方法満載。 喋り口調で書かれているせいか読みやすい本でした。
8投稿日: 2024.08.14 - gabrielpetajirio"powered by"
吉本さんの小説は好きで、何を読んでもそこに珠玉のような言葉が見つかるのだけれど、エッセイでは見つからなかったし、心に刺さることもなかった。 多分私が筆者と年齢が近く、様々な人生経験を経て自らつかんだ人生への向き合い方があるからなのかな。 若くて、自分を確立できていなくて、悩み不安を抱えている人には何か響くものがあるかもしれないと思った。
2投稿日: 2024.08.06 - neneyoko"powered by"
今、理由(わけ)あって傷心のせいか、心に刺さったわ。 とにかく今を生きるしかないってこと。 過去はもうどんなに後悔したって変えられないんだから。 こんな当たり前すぎることなんだけど、あの時、こうしていればはない。 生きてる以上、食べて、出して、寝てを繰り返す。 それが流れて癒やしになっていっているのかも。 過去も未来も生きられない。人は今しか生きられない。 だから後悔も取り越し苦労もしないほうがいい。 今をきちんと生きていれば、それ以上何ができようか。 こんな内容ではなかったかもしれないけど、私は救われた気がした。 あとちょっと違うなって思った人とは無理につきあわない。 これは銀色さんも言ってった。”でも、いい人だし”っていう 免罪符ももういらないと。 幸い、私はそういう関係の友人、知人はいないのでそこはノーストレスだけどね。
2投稿日: 2024.07.31 - 2016856番目の読書家"powered by"
無理にこうあるべき、というのがなくて本当に救われた。 言葉の一つ一つに泣いてしまったし、追い詰められてた心が安心させられた、あったまった。 周りに合わせることも大事だけど、でも本当の自分はこう思っている、ということだけは忘れないで強く生きていきたいな
0投稿日: 2024.07.28 - ちみる"powered by"
エッセイ本。 吉本ばななさんの59年の人生経験をもとに、幸せが何なのか、どうすれば幸せを感じたり理解したりできるのかについて書かれていた。 この本は、自分自身を見つめ直すきっかけを与えてくれる。 著者の教えは、彼女がこれまでに経験してきたことから成り立っていて、 自分自身を受け入れる勇気や、周囲とのバランスを取りながら自分を忘れないためのヒントを得ることができた。 さらに、具体的なアドバイスや考え方がたくさん載っている。 著者の考え方や生き方から、自分の幸せについてより深く考えさせられ、新しい視点も得られるはず。 自分の幸せを考えたい人や、自分探しを始めたい人にとって、この本はとても魅力的だろう。 頭を柔らかく、感情豊かに生きるためのヒントが詰まっている作品。 私はこの本を読んで、心が安定し、人生の道しるべとなる一冊に出会えたと思っています。 まだまだ人生経験の足りない未熟な私ですが、著者の言葉を思い出しながら、これからの人生の指針にしたいと思っています。 また、10年後にもう一度読んだときには、さらに深く感じることができるだろうなぁ…
34投稿日: 2024.07.26 - バーバ"powered by"
「幸せってそもそも何でしょう? 59年間生きてきてわかった、幸せっていうのは、つまりこういうことじゃないか。こういう考え方をしたら自分にとっての幸せがどういうものかわかってくるはず。ということを、お話ししてみます。」 吉本さんが「はじめに」にこう書かれていて、先日の一田憲子さんのエッセイといい、今私はこういうジャンルに心が動くのだなと気がつきました。 幸せはオーダーメイド。いつでも、自分に合わせた形で取り出せる。 ・何が耐えられて、何が耐えられないか。自分の体のセンサーを信頼する ・周りに合わせながらも「自分は本当はこう思っている」ということはわかっておく ・普段は仮面をかぶって、自分らしさは家族や友人など少数の人に発揮する ・シュミレーション通りに行かないことを情熱を持ってどんどんやってみる ・誰と何をしたか、いちいち人に言わない。自分しか知らないことを作る ・弱っている時は、優しい言葉で話せる人、気持ちが安らぐ人と過ごす 本文より抜粋 私のようなシニアでなく、年齢に関係なく、「夢中になれることがない」「やりたいことがない」という方も多くおられるにではないでしょうか? 吉本さんは、こう言っています。 「どうにもならないことの先に、なるようにしかならない景色が開けてくるのが人生で、その全部が幸せだったといつかわかる時が来る。日々に生活の中に自分にとっての幸せを見つけながら、ただなるべく夢中に生きていけばいい」 私も日々、自分のやりたいこと、夢中になることを模索してきていますが、それよりも今日1日を大切に生きていくことが大切なのだと、改めて教えていただきました。
2投稿日: 2024.07.22 - マルガリータ"powered by"
『人間は、慣れていく生き物』『欲望とのつきあい方で、幸福度は変わる』…幸せへのセンサーの育て方に共感はするものの、定着した思考回路が思うように働かないのが現状。著者の体験談をもっと盛り込んで欲しかった。
0投稿日: 2024.07.17 - みぃ"powered by"
久しぶりに吉本ばななさんの作品を読んだ。 普段、言葉で表せない感情を表現してくれていた内容だった。 現代、色々な表現方法がある。否定もしないし、肯定しなくてもいい、と思えた。弱ってくると周囲に合わせること、従うこと、自分が我慢して相手が心地よくなることが善い、そう思うようにしてきた。 自分の軸、自分しか知らない大切なこと、いちいちは人に発表しなくていい。これからも大事にしていきたいし、すとーんと落ちた気がして何度か繰り返し読んでいきたいと思う。
1投稿日: 2024.07.14 - ゆか"powered by"
大好きなばななさんの言葉と、大好きなタムくんの絵。最強のコラボ。大事にしたい本がまたひとつ増えました。
2投稿日: 2024.07.12 - miwa"powered by"
ちょっとまどろっこしいところもあったけど うんうん、そうだよね、って 話をしてる感じでよめた。 吉本ばななさんがしゃべってる感覚。 確かに!と思ったのは 『個人が安定してるってそれだけで他者に役立つ』 この一文。さすが! ほんとそう、幸せがどうこう、ってあるけど 人それぞれ違うからある人の幸せは 他の人の不幸せだったりする。 だけどさ、安定してることってすっごく大切。 自分の状態がわかってるから 他者にとっても自分にとっても幸せ。 めっちゃシンプルだなと。 人は安定したいから、何かあれこれやったりするけど いつも安定してる人が近くにいるだけで あ、自分も大丈夫じゃん、って思える。 そんな人になりたいかも。 社会が煽る幸せに飛びついたり 人の価値観に振り回されたりせずに 自分自身の安定を求めてたらいいんじゃないかな? もう一回読んでみたい本!
0投稿日: 2024.07.06 - airi"powered by"
吉本ばなな先生の作品が大好きです。本屋にフラッと立ち寄った際に新書コーナーに置いてあったので、ぱらぱらめくってみたら興味のありそうな内容だったので購入しました。この手の作品は読む年齢やタイミングによって解釈が変わる本だと思うので、一度読んで終わり。ではなく時間を空けてまた再読してみたいです。
3投稿日: 2024.06.30 - みの"powered by"
やりすぎない(欲を持ちすぎない)こと、自分が良い/悪いと思う感覚をもっと信じることで、幸せを招きやすいと解釈した。 〇〇はこうだと概念を断定的に書かれているところが多々あり、いくつか引っかかった部分があった。 色んなことを考え抜いて来られた方だから達観してるなあと思う部分もあり、一つの考え方として勉強になった。
0投稿日: 2024.06.30 - ねこ"powered by"
自分にとっての「幸せ」を教えてくれる本。 一番良かったのは、第三章「自分を愛するということ」。 最近、この手の本を読むと「自分を大切に」というキーワードに過剰に反応している気がする。 気分がいい瞬間を積み重ねていくことが幸せにつながるのだそう。 今日も自分のご機嫌をとっていこう♪ 本文とは関係ないけど、「〜じゃないですか」っていう言い回しがやたらと出てきて、気になってしまった。 多分、Audibleだからかな。
32投稿日: 2024.06.29 - rie"powered by"
挿絵もあり、読みやすいなと思いました。 自分の体のセンサーを信頼する。 自己肯定感の肯定まではいかなくても 受け入れること、だめなまでも認める。 自分の感覚で自然に動けるようになれば そのこと自体が幸せ。 オーディブルに出ていたんですね。 千葉雄大さんがされていたとか。 そちらも聴いてみたいなと思いました。 手元に置いておきたい1冊です。
0投稿日: 2024.06.24 - ねもし"powered by"
幸せについて改めて考えさせられた。 気分がノっている時はどんどん進んでいいけど、気分が落ちた時はそんなに頑張らなくてもいいんだと思う。 雨が降って今日は気分が乗らないという時もどこかの誰かにとってはバースデーで最高の日かもしれない。当たり前のことだけど、少し目線を高くして俯瞰的に物事を見れると、辛いことが良くはなることはないが気分は少し楽になるかもしれない。
0投稿日: 2024.06.22 - はひふへほ"powered by"
今の私にはあまり響かなかった。おそらく今の私は幸せなのだ。 またあのつらい時期が訪れた時再読したい。
0投稿日: 2024.06.22 - ユリ"powered by"
図書館の本㉗ 自分にとっての「幸せ」とはなにか、少しでも気持のいいと感じる方を選ぶことが大切、というような内容が綴られている。 時間でしか解決されないような悲しい出来事も、時間が経てば立ち直れることも何度か経験しているとわかってくる。それと同じで、自分では変えられないことは自然に任せることが大切だし、そのようなどうしようもない問題が発生したときは、自分の時間に集中している間に解決していることもある。 意外と自分のことをあまり知らないことが多い。自分が感じる「センサー」を大事にして生きていこうと思った。 似たような内容がつらつら続いているような印象を抱いたので、もっといろいろな味の内容がほしいと感じた。
2投稿日: 2024.06.10 - マイキー"powered by"
慣れることは恐ろしくもあり偉大でもあるという節はそのとおりだと思った。 どんなに苦境にあっても、それが続けばその状況に慣れていく。死にたくなるような辛い状況は、慣れがいくらか気持ちを楽にしてくれる。 逆に、慣れすぎると退屈に感じ、幸せな状況であっても当たり前にすら感じてしまうものだ。 問題を解決していくことが生きる意味、という節も共感できた。 慣れと通じるものがあるかもしれないけど、常にテーマをもって、解決していくことで、慣れによる退屈さを感じることもなく、時に辛い状況も、自分自身の行動で好転させることもできるのかもしれない。 問題解決、仕事だけでなく、人生におけるテーマでもあるんですね。
2投稿日: 2024.06.08 - Yumi"powered by"
20240604 自分のセンサーって大事よね。 この間、会社の人に「身体が浮腫んでて嫌なんです」っていう話をしたら、それを察知できてること自体がすごいと言われたんだよね。 確かに、自分の身体のアラートとかに反応できない時もあるよね。。 自分が心地よいと思うバランス、しっかり覚えておこう。身体的なことも精神的なことも。 そのためにも日々の記録を大事にしたい。
0投稿日: 2024.06.04 - nekomurice"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
若い頃にこの本を読めたら良かったな。 Audibleでも聞いてみたい! *周りに合わせながらも、自分の感覚を決して手放さないこと。合わせるのは保身のためではなくあくまで人を傷つけないため、あるいは愛のため。 *ああ、今バランスがいいなあ、と思った時をよく憶えておくこと。 *何にもしない自分でいたって、一日の中にいいこと、嬉しいことはあるわけで、そういうひとつひとつをちゃんと感じて、ちょっとずつ積み上げていきながら、幸せを感じられる感度をあげていく。 *時が流れても廉恥心のある人間でありたいと。
15投稿日: 2024.06.03 - harumi nakano"powered by"
年代が同じなので、共感できる気がしたけど、若い人にむけてのメッセージなのかな? 心が病んでるときにもう一度読みたい。 オーディブルの企画らしいので、こちらで聞いた方がよいのかも。
5投稿日: 2024.05.31 - あくら"powered by"
優しい。 文章を読むだけで疲れた心が救われる。 自分の体のセンサーを無視すると碌な事がない、と分かっていても体裁を気にして無理をする。 そういう経験があるからこそ、内容も素直に受け止められる。 実際、こんな風にアドバイスしてくれる人なんて周りにいない。 だから嬉しい。
1投稿日: 2024.05.30 - まりころ"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
‣ 自分しか知らないことっていうのがすごく大切で、それが全てだし、それだけが自分を豊かにするコツだと言っても過言ではない ‣ 自分の体の感覚をどこまで信頼できるかっていうのが、その人が本来持っている生きる力に直結しているんだと思う ‣ 焦らなくてもいい。急ぐ必要もない。何もしていないようでも、無為の時間なんてないんだと思うんです。生きているだけで、体は常に動き続けているから ‣ 自分から変化を取りに行く時って、自分のことも、周りのことも、人生の流れみたいなものも、実は全然見ていない感じがするんですよ ‣ 元気じゃないと会えないってことは、それまでむりしていたってことですから。機嫌の良さを期待されてもできない時だからこそ、見えてくることがある ‣ 幸せもぎゅうぎゅう追い求めたら、幸せのほうがいやだと思って逃げ出すんじゃないか。 生きていればただ幸せかもな、くらいがちょうどいいのかもしれません ‣ 「自分は今、こっちだな」と思った方に、ためらいなく体ごと動けるようにする。自分の感覚でためらいなく自然に動けるようになれば、そのこと自体がもう幸せですよね ‣ 自分の感覚を見失っていない人って、見ててわかります。 楽しそうに見えるし、感度良好。打てば響く感じがする ‣ 本当に夢中になるって、他が見えなくなることじゃない。むしろ逆で、積み上げてきたものがあるからこそ、落ち着いて全部が見えている状態に近い ‣ 自分を変化させて幸せを追い求めることは決して幸せへの道ではない。幸せというのは、今ここの地点に自分がいながらにして、生きる角度を変えることなのだ ✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼ 自分はどういう時に幸せを感じるのか、 わからなくなっている人いませんか? 誰かに見せられた幸せを、 自分の幸せだと思っていませんか? そんな幸せを感知するセンサーが鈍ってしまった人に、オススメの一冊です✨ 幸せという曖昧なものを、淡々と言語化してくれているので、心に響くものがきっとありますよ☺️
0投稿日: 2024.05.29 - *YUKO*"powered by"
自分の感覚や思いを、見てみぬ振りをしたり蔑ろにしない。 人には言わなくていいけど、自分の中で確認する。 今、この日本で生きていると、目に見えないけど存在する同調圧力や、“読め”と強制される様な何某かが現に存在し、自分の思いすら大切に出来なくなっているんだ…… そんな中で、“多様性”とか、“自分を大切に”なんて言う事を何度も何度も唱えられながら、矛盾をヒシヒシと感じて生きる子ども達は、なんて辛いだろう。 この本を読んで多くの人達が、私と同じく救われていると思います。
12投稿日: 2024.05.28 - ねるこ"powered by"
自分は何がしたくて、どういう時に幸せで、将来どうなりたくて…… いつも自分が分からなくて、何となく周りの評価だとかネットの意見なんかを参考にしないとなんにも決められない。 そんな中この本のタイトルを見つけて、ああこれだ、と思って助けを求めるかのようにして手に取った。 作中で吉本ばななさんも書いているが、これは読まないといけない本だ、という出会いが私にとってはこの「幸せへのセンサー」だった。 社会のなかで生きていくには、本当に全て自分の好きなようにはできないけれど、 せめて快・不快を感じた時の状況はよく覚えておくこと。 自己を肯定できなくとも、だめな自分も愛して受け入れること。 自分を追い込んでダメ出しばかりしないこと。 自分のしたことを、自己表現の手段として使わないこと。 死ぬ時にはどうせ全部が幸せだったと思うことになるのだから、とりあえず生きてりゃいいくらいでいい。 書かれている言葉はどれも読みやすくて優しいし、取り入れやすいものが多い。 もう少し自分の身体や感覚が出している合図を信用してみようと思った。
14投稿日: 2024.05.22 - そば"powered by"
自分が普段思っていることが 文章になった感じで 自分の考えを再確認できた風に思う 自分では我慢していると思っていても 我慢することを自分で選んでいるのだから それは自分のしたいことなのかもという 普段からよく考える無限ループに この本を読んでも陥った… サラッと読めるし 時々読み返して 考え方の方向を見失わない参考にしたい 最後まで比較的いい気分で読んだのに (おわりに)で もしかして作家さんがこの本の内容に満足してないのかもと思ってしまい ちょっと残念
19投稿日: 2024.05.20 - chika116"powered by"
自分を変えたい、グルテンフリーでもやってみるか、と調度思っていたタイミングで読んで、自分のことを言われているようでびっくりした。もうちょっと気楽に、宇宙に身を任せてと言われている感じ。行き詰まった時読み返したい。
4投稿日: 2024.05.18 - Anony"powered by"
感想 心が赴く方へ。何が正しいかみんな決めたがるし押し付けてくる。世間並みの幸せは手に入るかも。でも欲しいのは自分だけの幸福。
3投稿日: 2024.05.17 - マピュス"powered by"
さらっと読めて、心が軽くなる。現実の中で幸せになる方法。 焦らなくてもいい。幸せはオーダーメイド。いつでも自分に合わせた形で取り出せる。 ・何が耐えられて、何が耐えられないか。自分の体のセンサーを信頼する ・誰と何をしたか、いちいち人に言わない。自分しか知らないことを作る ・弱っているときは、優しい言葉で話す人、気持ちが安らぐ人と過ごす 将来のために今読めて良かった。
14投稿日: 2024.05.14 - kon"powered by"
自己啓発本を読む機会が多い今を思うと、こちらはそれよりはもっと緩く考えよってスタンス その方がもっと楽で生きてる実感を感じると。 その時の自分の状況によって、スッと心に入ってくる時も、またあると思うので、再度経験を積んでまた読みたい本です
0投稿日: 2024.05.14 - Tatsuyuri"powered by"
「いちいち人に言わない、自分しか知らないことを作る」これは本当にそう。どこに行っても自分の話を一から十までする人が一人はいるけど、一瞬でその相手に興味を失うし、はっきり言ってほとんど聞き流されているのが現実。特に職場や親しくもない相手との会話は、みんなが気軽に入れるような後に残らない会話が一番。そして、耐えられる事と耐えられない事、そこの境目をはっきりと分かっておくことも大事だなと思った。
10投稿日: 2024.05.10 - 本かつお"powered by"
#幸せへのセンサー #吉本ばなな 24/5/9出版 https://amzn.to/4b9s1h0 ●なぜ気になったか 最近は自己啓発本を読む必要性が減ったので、人生を幸せにする本に目が惹きつけられることが多い。自分の幸せセンサーの感度と精度をあげ、自分に最適化するために読みたい ●読了感想 ほぼ同年代。書かれていることにはすでに気づいて自分なりの幸せの境地に達しつつあることに、「ああ、間違ってないんだ」と確信できた。ただ、2,30代のときに読んだら受け入れられたかは疑問 #読書好きな人と繋がりたい #読書 #本好き
5投稿日: 2024.05.09 - たつぼう"powered by"
タイミングが悪い人には警戒せよ。 この考え方がすごくしっくりきた。 自分にとって本当に大切な人や物や事は何だろ。 そんなことを考えることができた。
13投稿日: 2024.05.06 - はるパパ@ファミコンしようぜ"powered by"
作家として「治癒」と向き合ってきたというばななさん。幸せを見失いかけていた私にレスキューな一冊。どんなに解放しても、知らない間に凝り固まってくる思考の狭窄が吉本ばなな流の優しい破壊によってサラサラ血液へと変えられてゆく。ビバ、タマネギ。あ、バナナか。 ──人間は、なでなでしたものは軽く感じて、このヤローと思ったものは重く感じるものだそうです(中略)これは自分に対してもそうだと思うんです─ ──自分を受け入れる。それって自己肯定感とか最近言われている言葉とは別物だと思うんです。 愛するということは、肯定することではないので─ パッとは説明しづらいような「ちょっと」した部分を、日常の体験プラス大ざっぱな宇宙観でもって解説してくれる。引き寄せの法則とか反応しないとか難しいことは言わない。ただ経験から紡がれた言葉が、ゆっくりと沁みわたるのが心地よい。この解答群は、もっと聞きたいという中毒性をもつ。 ─自分のことを考えすぎると自家中毒を起こすと思うんです。オーダーメイドな幸せって、雑音を消してセンサーを働かせてみつける。みつけた理想の状態を、ゆっくり降り積もるように定着させる。自分を愛するって、日々の微調整じゃないですか。(要約) ああ〜、言葉のシャワーがものすっごいヒーリング効果。これもうリジェネ※。言葉が素敵。深い。理屈でわかることが、ばななさんにかかると感性で伝わるような気さえする。 ちなみに低燃費モードから、どうやってまたエンジン全開にするか。一流作家さんだと出力150%くらいまでもっていく方法も持っているのではないか。 そんな回復後も教えてもらいたいなー。元気になったんなら自分で考えろやーかなー(笑) リジェネ…時間と共に体力が回復する状態になるファイナルファンタジーの魔法でボス戦に有効
31投稿日: 2024.04.03