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佐々々奈々の究明(下)
佐々々奈々の究明(下)
森泉岳土/小学館
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルが「佐々々奈々の究明」とあるにもかかわらず、妹である流々が動いて事件の情報を集めるところに若干違和感があったが、読んでいくうちに『安楽椅子探偵』という言葉がシックリと来る作品であった。 トリックに関しては他作品で使い込まれている内容で派手さに欠けるのと、事件を説明するあまり、遊びのコマが少ない印象があるが、事件関係者(主人公姉妹含む)の人間関係の歪さとやり取りが見所。 事件をきっかけに奈々と流々が普通の姉妹に戻っていこうとする様子や一部の事件関係者達が和解していく終わり方に光が見えた。 機会があったらこの姉妹の活躍をまた読みたい。

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    投稿日: 2024.09.29
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    8年前に失踪した叔母のアヴィー。 叔父が亡くなり遺品整理をしていた流々は、徐々に当時の記憶を思い出していく。 流々は叔母はなぜ失踪したのか調べる始める。 読み進めるほど謎が膨らむ。上巻のラストでさらに謎が深まり下巻も一気読み。 解決編で全てすっきり。気づかなかったことばかりで、奈々の説明を聞いて納得。 いい台詞もたくさんあった。特に下巻の流々の台詞。

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    投稿日: 2024.04.02