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彼女はジャンヌ・クーロン、伯爵家の降霊術師
彼女はジャンヌ・クーロン、伯爵家の降霊術師
仲村つばき、珠梨やすゆき/KADOKAWA
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総合評価

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    なんでこれ買ったのだろう?何かと間違えた? いやぁ・・レーベル的にありえないだろうしなぁ・・ まあ、コバルトっぽくはあったけど、読めた。 読めたけど、こうやはり少し趣味とは違う。

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    投稿日: 2024.05.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この妹にして、この姉ありというか、この姉にして、この妹ありというか。 クーロン家の姉妹がそれぞれ別ベクトルでやばすぎる。 その間に挟まれたアロイス、難しい立場だっただろう。 姉に憑いた生き霊を祓うために奔走する妹(+執事のじいの霊とわんこ)の物語。 の筈が、終盤は姉が持っていった気がする。 終盤は妹の存在が完全に霞んでたので。 そこに、妹の方に思いを寄せながら、姉と体の関係を持ってしまった哀れな男性も登場。 彼、本当に哀れで……最後多少は報われた気もしないでもないけど、そもそも生きた人間に興味のない妹ちゃんが何故彼を気にし出したのか、決定打が弱かったので腑に落ちなくてですね。 妹ちゃんを理解してくれる人であるのは間違いないし、過去にも縁はあるんだけど、彼女覚えてないからなあ。 引くことはあっても、惹かれる理由が分かりにくかった。 生き霊飛ばしてた相手に対する制裁も、え、それで終わり?だったのも、うーん。 遺恨は残らないかもなんだけど、ここまでの展開が破天荒だったのにめちゃくちゃ地味な終わりだったのが物足りなくて。 何しろキャラがそれぞれ強烈だからね。 展開ももっとコメディにはっちゃけてもよかったような。 濃いキャラまみれの中、じいとわんこが癒しだったよ。 じいは早とちりで色々やらかしてはいたけど、そこも含めて愛おしかった。 こんな霊ならそばにいて欲しいわ。

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    投稿日: 2024.01.29