
総合評価
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- 家計法廷"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
シリーズ第2巻。 前作で死人が出たせいで、今作は最初から不穏な感じに。 前作は「まっかっかさん」と「赤マント」。特に「赤マント」がエゲツなく。 今作は「むらさきかがみ」、「てけてけ」、「こちょこちょおばけ」。 特に「てけてけ」が半端なく。これどうするんだよっていうレベルで恐ろしい。挿絵が本気出しすぎ。 意外にも「こちょこちょおばけ」の、名前は可愛いしやってることもそこまで大したことではなかったけど、最後の最後にドン底に落とす感じが。痛々しくてもうなんというか。。。 今作は、前作に比べて怖さも絶望感もパワーアップ。 一応、3巻で一区切りのようで。ここまで来たら幸せなエンディングが全く予想できないけど。。。
7投稿日: 2025.03.24 - ちこ(´・ω・)"powered by"
「五話」 恐怖に浸食されてた。 逃げてばかりで少しでも向き合おうとしなかったからこそ、他人に頼っても答えに届くことがなかったのだろ。 「六話」 閉じ込めたばかりに。 初手を間違えてしまったが故に記録出来なくなってしまったが、出会わなくて済むという点は良かったのかも。 「七話」 味方に出会えたから。 どんな些細な変化でも報告をしていたら、それは無害なものではなくなっていっていることがわかったかもな。
0投稿日: 2025.01.29 - やましゅー"powered by"
新感覚・学校の七不思議。 私が知っている七不思議や怪異とは違って、オリジナルの解釈が混ざっているから面白い。さらに書き方もホラーっぽく、改行も擬音も多い感じで怖さが倍増。 さらにさらに、1人、また1人と消えていく絶望感。これが半端ではなく面白い。次は誰が消えるのかという部分に着目しちゃうから、ますます目が離せない。 1人のかかりが担当している怪異がどんなものなのか気になるところ。前回では謎に包まれていた菊ちゃんの担当怪異も発表されたし、加えて何かえらいやばそうな怪異であることが判明しちゃったし、これからどうなるのかが楽しみ。 絶望の果てにほうかごがかりがどうなるのか。 それが気になるからこそ、次の本にも手を伸ばしてしまうのだ。
0投稿日: 2024.10.26 - ごんぞう"powered by"
ほうかごがかり2巻! 相変わらずホラーものとしての不気味さが素晴らしく、止め時が難しい。 読み終わってから表紙を見直して感慨にふけるのは、もはや恒例なのかも。
0投稿日: 2024.07.22 - たまご"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
ほうかごで自身の担当した「まっかっかさん」を沈静化させた啓。だが担当の「赤いマント」を無視し続けた見上真絢が死んだ。衝撃が走る中、啓は瀬戸イルマから頼み事をされる。 真夜中のメルヘンのうたい文句で当初からそこに疑問を持っていたが、2巻でメルヘンは何か他の言葉の裏返しなんだと感じた。そうでないと説明がつかないバッドエンド一直線な展開だった。 今回は瀬戸イルマ「ムラサキカガミ」、堂島菊「テケテケ」、古嶋ルキ「こちょこちょおばけ」がメインになる。 1巻でキーワードは「自分」だと思ったが、舞台は小学校で登場人物は小学生だ。現実世界でどれだけのその年代の子どもたちが自分と向き合いそれを受け止め戦えるだろうか。私はきっと啓ほどに戦えないだろうが、さすがにイルマほど極端な行動はしないと信じたい所だ。 ほうかごがかり、今の所は啓だけが自分と向き合い戦った。真絢は自分を持てず脱落。イルマは完全拒否で脱落。菊は見て見ぬ振りで脱落寸前。ルキはからに引きこもり脱落。惺は本音から目をそらして脱落。人生では躓く事も多い。私はほうかごがかりじゃないので失敗してもやり直せるのが救いだ。
0投稿日: 2024.05.07 - もこもる"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
イルマの啓に仕事を押し付ける行動や押し付けたくせにまだ達成しないのかと急かす言動は、こうして小説として第三者から見れば不快に思うものだが、いざ自分がその立場になったとき同じ行動を取らないと言えないのがつらいところ。 イルマも、いじめにあってどこにも逃げ場がないなか怪異に救いを求めた留希も、どんな形であれ助けを求めた二人ともが救われなかったのは悲しい結末。 甲田さんの登場人物の極限状態の心理表現は相変わらず面白い。
0投稿日: 2024.04.30