
総合評価
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powered by ブクログ人には変化を避けたり未知のものを避けたりする「現状維持バイアス」がある。 したがって、基本的には従来の行動が選ばれ、新たな行動は選ばれにくい。新たな行動はわざわざ選びたくなるような工夫が必要になる。 仕掛けとナッジの違い ・遊び心を利用/認知バイアスを利用 ・積極的な行動の選択/消極的な行動の選択 ・特定の人が対象/すべての人が対象 ・リバライアン・オルタナティビズム/リバタリアン・パターナリズム ・物理的介入/概念的介入 ・そそる/つつく 正論のジレンマ 世の中は正論で溢れている。正論は筋が悪いと薄々感じていても、採用される案は正論ばかりである。それはなぜか。正論はそれ自体は正しいので、否定しづらいからである。このことを著者は「正論のジレンマ」と呼んでいる。 間違っていないことを否定するのは難しい。したがって、新しい案を示した上で、正論よりも新しい案のほうが期待できることを示すしかない。当然、新しい案にはリスクがともなうので、最初は小規模に展開してその効果を検証するところから始め、 うまくいきそうであれば規模を拡大していけばよい。 前例があると簡単に案が通ることも正論が採用される大きな理由である。組織において前例のない意見を出すと、その理由を資料にまとめて会議に諮り、承認されなければならない。前例のない案であれば最悪の場合を想定した否定的な意見が出やすいので、それに対して納得してもらえる回答をする必要がある。しかし前例があれば、 そういった議論は既に検討されたことと見なされて承認されやすい。 正論は筋が悪いことに気づいていない場合もある。正論が出たことで思考停止してしまい、実際に効果があったのかどうかまで気にしないことが多い。正論の効果をきちんと示すことは、正論の限界に気づいてもらう上で重要である。 マジックハンド配りの実験のときに、もう一つ考案した仕掛けがある。 新型コロナウイルス感染症への対策として人との接触をなるべく避けたいのであれば、ビラを配る人がいなくなればよい。そこで、人の代わりに姿見を設置し、姿見にひかれて自分の外見をチェックしたい人が寄ってくることを期待した。姿見の前にポケットティッシュを入れた籠を置いた。 2020年6月23日(火)にマジックハンド配りと同じ場所で実験したところ、一時間で2名がポケットティッシュを持ち帰った。 人が路上に立って配ったほうが効果がありそうな気がするが、必ずしもそうではなかった。努力は必ず報われるというのは、公正世界仮説と呼ばれる思い込みである。 仕掛けによって楽ができて効果も期待できるなら、試してみる価値はあるだろう。
0投稿日: 2025.10.08
powered by ブクログ仕掛学の満たすべき要件は、公平性、誘引性、目的の二重性。これは前回の本でも書いてあったけど、復習内容が多くて前回の1冊だけでよかったかも? 事例集があってわかりやすかったけど、実際に自分のことに当てはめて考えることが難しいな。 事例をみながら成功した例、失敗した例もあったけどアウトカムも少し曖昧な感じが何とも言えない、、、 今の子どもを観察していった先に色々なアイディアが出てきそう。ヒントを色々なところで拾っていきたいと思う。
0投稿日: 2025.08.23
powered by ブクログ結局のところ、行動しないのはすべて優先順位の問題である。優先順位が低いから、いろいろとできない理由を挙げているにすぎない。したがって、できない理由を解決することは問題解決の本質ではない。やり方がわかり、お金も時間もあったとしても、したくないことをする人はいない
0投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログ仕事でアイデアを出す必要があり、参考になるかと思い読んでみました。 仕掛学とはなんぞやというところから、いろんなアイデア例の紹介まで、読み物として楽しむことができました。 具体的な発想方法を知りたいと言う人より、そういう考え方もあるのか的なヒントが欲しい人の方が向いている本かなと思いました。
0投稿日: 2025.03.01ついしたくなる選択肢の追加
数々の実践例が紹介されているが、いいなと思ったのは「大阪環状線総選挙」の事例。 混雑緩和と事故防止を目的として、殺到するエスカレーター利用客を横の階段に促す仕掛けとして、「アフター5に行くならどっち? 天満派、福島派」と問いかけるポスターを貼り、階段の右側を「天満派」、左側を「福島派」に分け、贔屓を選ばせる仕組み。 別に投票結果が知りたいのではなく、利用客が面白いと思って意図を汲み取り階段を使ってもらうことにあるため、いくらでも投票の中身を変えられる。 ポスター制作や色分けなどのコストはかかるが、ご当地ならではの出題ができるので、仲間連れで別れて通っても話のタネになる。 もう一ついいのは、エスカレーターを止めているわけではないこと。 足の不自由な人などこれまで通り利用できる。 このように従来の選択肢は残したまま、その他の選択肢の魅力を高める手法を著者らは仕掛けと説明している。 強制するのではなく、誘引すること。 面白いと思ったり、意図に共鳴した人だけが、エスカレーターから階段に変えてくれればそれでいい。 ただ、その他の実例はどれも興醒めするような事例ばかり。 真実の口を模した手指消毒機も、じきに飽きられて利用されなくなりそう。 特に興醒めなのは、何度も紹介されるマジックハンドでポケットティッシュを配る方法。 コロナ禍という特定の状況下とはいえ、あまりにおぞましく、とても誘引性があると思えない。 第一こんなの受け取り損ねて、ティッシュを地面に落とす人が続出しそうだ。 より非衛生になり考えられない。 あと、効果の検証がほんと微妙。 真実の口だと、次第に飽きられて利用率が減ったけど、併設している従来のスプレーの利用率は増えてるから効果があったと評価する。 達成率自体も微妙な結果が多く、じきに飽きられ景観にそぐわぬモニュメントと化しそうなのも多い。 想定した目的を超えた副次的な効果も評価の対象になっているが、きちんとデータの裏付けができているのか怪しい。 ほとんどがゼミ生と行なった実証実験なので、研究の材料としては有効だし、なかなか楽しそうなゼミになりそうだが、その割に驚くほどアイデアが貧弱なのも気になった。
0投稿日: 2025.01.27
powered by ブクログ2024年11月2日読了。表紙にもある「バスケットゴール付きのごみ箱」など、人をニヤリとさせ望ましい方向に人の行動を導く「仕掛学」を説く本。「ナッジ」と近い話かと思うが、ナッジは社会福祉などとの相性がよく、仕掛との差異は「ユーモアがあるかどうか」「カラクリが分かって怒らないかどうか」にあるようだ。後半で取り上げられた事例を見ると、言うほど劇的に人々の行動を変える効果をあげられた事例はないようだが…まあ、つつましやかな仕掛けを複数仕掛けることで世の中に微力であってもインパクトを及ぼし続けることが重要なのだろう、独裁者が一気に世の中を変えようとすることにはユーモアがないものだしな。
0投稿日: 2024.11.02
powered by ブクログUXベースのアイデア発想を紹介した本。 課題解決型のアイデア発想のネタとして読んでみたが、どちらかと言うと課題解決方法が見えた後のUXの改善に役立つ内容。
0投稿日: 2024.07.08
powered by ブクログ日常で課題に対してどのように解決策を講じているのか事例を紹介しています。 私の会社でもよくあるのですが、問題が生じた際には力づくで禁止をすることで解決を図ります。仕組みづくりをすることでも解決をしますが、結局軌道に乗らなかったり、なんかあの人いつも言ってるけどうるさいだけだよねとあしらってしまいます。 こんな状態にならないように、内発的に「こうしたい」と思わせる仕掛けが必要で、そのヒントは身近に潜んでいるということ、そして掛け合わせが必要だと感じました。 掛け合わせるためには考えることをやめないことを前提に、ジャンルに偏らず、知識を得ることや試してみることか大切だということです。アイデアは実行してから初めて価値として証明されます。 仕掛けというのも実行されてみてどうかがわかります。 これやったらどう動く?を考えると仕掛けはしやすいのかもしれないなと思いました。
10投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログコンセプトは面白いが、例に挙げられている仕掛けは似たような内容のものも多く、もっと様々な切り口での仕掛けが載っていれば良かった。
0投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログ仕掛学は著者が学生たちと協力して実験してきた、社会福祉に活かす内容が中心。 ただ、本書の内容をそのまま使うというよりは、考え方やアイディアとして読むと、違う分野でも応用出来そうだと感じた。 どうしたら人に印象を残せるか? どうやったら良い行動を誘引出来るか? この2点は他に活用出来ると思う。 成功した事例だけでなく、失敗事例も素直に書かれており、そこも重要だ。
5投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログ仕掛学、「しかけ」学である 仕掛をしかかりだと思って手にしたのですが、割合楽しく読めました。 ゴミを減らしたくて「しかけ」を考えたり、どちらが好きか投票してもらいたいときの「しかけ」 実例も写真も多く取り入れたいものがいくつか見つかりました。
28投稿日: 2024.03.24
powered by ブクログゴミ箱にバスケットのゴールをつけるとポイ捨てが減る、というようなアイデアに満ちた仕掛けが沢山。 非常に面白かったです。
1投稿日: 2024.03.16
powered by ブクログ前著『仕掛学』から、収録されてる仕掛けの事例がだいぶ増えていて、かつ観察されたものだけでなく意図をもって自発的に設けた仕掛けの事例もあった。 とはいえ、出来上がったものを見ると「なるほどな〜」と思うけど、生み出すのって難しいなと思うのは相変わらず。それでも何か工夫しようという気持ちと遊び心は忘れずにいたい。
1投稿日: 2024.03.16
powered by ブクログ2016年の前作が面白かったので、本屋で見つけて即買い。公共のゴミ箱の上に、バスケットゴールを設置すると、設置していないゴミ箱よりたくさんゴミが入り、外してもちゃんとゴミ箱に入れるという古典的なものもあるが、様々な仕掛けを実践し、有効であったかどうかを検証。仕掛けの定義から、パターンまで、さすが大学で研究しているだけのことはある。仕事では仕掛けることを考えることが多いが、この論理で考えてみたい。
1投稿日: 2024.02.23
powered by ブクログナッジは「つつく」、仕掛けは「そそる」。 なるほど。 鏡を置いて、 自らを映り込ませるという仕掛けは 色々と応用が効きそうですね。
1投稿日: 2024.02.04
powered by ブクログ前作が結構印象的だったので読んでみた。 タイトルに「実践」とつくだけあって、事例や具体的なノウハウが多いと予想し、読書開始。 そそる仕掛けの条件として、「過去経験した遊び心に訴える」「3秒で心をつかむ」等は参考になる。 大体ポスターは3秒ほどしか見られないらしい。 「見たことがないもの」と「良く知っているもの」の要素を満たす、というのも面白い。 知っているものの組み合わせだけど、その組み合わせは見たことないというふうにするということ。 なので仕掛けは「ブリコラージュ(寄せ集めて組み立て直すこと)」的な発想になるのだろう。 とりあえず意識しておくことは、「見たことあるもので見たことない組み合わせ」で目を引くようにする、というところだろうか。
4投稿日: 2023.12.31
