なんでもない日常系の中に、とんでもない外星人の存在がまじりこみ、それがユーモラスな味わいを持っているのがこの作品の特徴である。しかしこの巻あたりになると、敵味方ともレベルアップしより強力になり、その分ユーモラスな味わいが消えかかっているのが気になる。まあ画力が安定して読みやすいのが救いかな。

だんだん敵も凶悪化してる感じはあるけど穂村さんの敵なし頼りになる感がすごすぎて安心していられる。ちょうどいいバランス。ソプラノちゃんの今後のストーリーも気になりますね…。

徐々に物語が拡大、バトルものに寄っていってるが、それでもまだ緩やかで自重している。日常を描くのが上手いのでできるだけ踏ん張って欲しい。この巻も冒頭の楓の妹の心情を中心とした話もよかったし、新キャラ鉄ソプラノも良い！非常に良い！！ソプラノ！刺さった！！！ ところでBBK1148は可視光反射しなくて肉眼で見えないのに愛らしい外観でペットとして飼われているというのは……