
総合評価
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powered by ブクログいい子のあくびがなかったのでこれをチョイス。 最初は別々のお話だと思っていた2篇が途中でひとつに重なる時びっくりして、読み返した。 書き方はすっと入ってくるとは言い難いけど、書き手が自分に対して突っ込む内容に私も、なんでそんなふうに思うの?って突っ込む反面、確かに私もこんな風に思うことあるなーって俯瞰することもあった。 次はいい子のあくびを読みたい。
0投稿日: 2026.04.27
powered by ブクログ風変わりなタイトルに惹かれ、読み始めましたが…。 初めから25ページくらいまでの感想は、なんなん?意味わからん! 前情報も帯すら見ずに読んだので、「芥川賞作家が書く芥川賞作家のデビューの裏側的な作品」と言うことに気づくまでそれくらいかかりました。 主人公の生真面目さと自信のなさと相反する万能感全てがないまぜになり、他人に迎合するのを厭うのにしてしまう自分を嫌悪しつつも許容する。 人間って複雑な生き物ですね。 共感する部分があったり、それは違うなと思ったり。主人公の内面を100%ではないにしろ、詳らかに書いてある作品だなと、思いました。 ほとんどの人間が、自分が傷つくことにはものすごく過敏だけど、傷つけていることには鈍感なのだ。
0投稿日: 2026.04.26
powered by ブクログ何よりタイトルが好きです。 口に出して言いたくなるテンポの題名。 別に実際に出しはしないけど。 と、ちょっとだけこの本の主人公の思考に寄っています。 果たしてうるさいのは、周囲の人々の声か、それらを含んだ職場の雑音か、主人公が想像しているだけの相手の声か、頭の中で乱反射する思考による自分の声なのか。 きっと全部なんでしょう。 この文章の中の全てでなくとも一部分は、作者に起こった実際の出来事なのかなとか、心の叫びなのかなと思う時点で、私も主人公の周りにいる雑音を発する人間と同類なんだなと。 この作者の、性悪説に基づいたような人の見方だったり、どこへ踏み出す訳でもないような行き場のない思考が心地よいです。
0投稿日: 2026.04.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「おいしいご飯が食べられますように」「いい子のあくび」の作家さんの小説で他に何かないかなぁと思ってこれを読むことにしました。タイトルだけで印象に残ります。2話の短編が入った短編集なのですが、2話目は1話目の続きのような感じで実質1話のみの長編小説でした。 ・うるさいこの音の全部 自分は、朝陽がゲームセンターの従業員のアルバイトをしながら小説家デビューする話が面白かったです。 ・明日、ここは静か 1話目の続きで、小説家デビューした朝陽が芥川賞を取る話でした。 印象に残っているシーンがあります。朝陽が友達の帆奈美と会う所があるのですが、そのなかで帆奈美が「推し」の気持ちが分からないって言うのですが、それには自分も共感しちゃいました。
2投稿日: 2026.04.05
powered by ブクログ不穏な空気に誘われて読み進めたが、期待は不発。本当にかわいそうな息子の人に、笑えない市長の電報。線も引けず、ドッグイヤーもなし。なんで手に取ったんだっけ…
1投稿日: 2026.03.22
powered by ブクログ途中途中、あれ?これは現実の話?ん?ってなりながら読んでた。高瀬さんの描く人間の意地悪さが本当に大好き。肩書きによって周りの人が変わっていく描写が印象的。
0投稿日: 2026.03.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
編集者さんが自分の親指でもう片方の親指の爪をさすっていた。という文章で終わるのが印象的だった。 この行為にどんな意味が込められているのか考えたくなって調べてみたら 1.不安や緊張の暖和 2.退屈しのぎ 3.神経質・完璧主義 4.無意識のリラックス この4つの意味合いがでてきた。 主人公自身はどう捉えたのだろう この主人公というより、高瀬さんが書く人物って 相手の様子を伺いすぎて生きるのがしんどそうだなと感じる人物が多い気がする。 そして、自分の思考を人に伝える事が苦手で求められた言動を常に意識してしまう人という印象。 求められた自分でいようとする事で本当の自分ってなんなんだろう。 自分の本当の考えはどうなんだろう。と私自身も考える事がある。 SNSでこういう意見をみた!共感!=自分の思考 と、今はなってしまっている気がする。 自分自身で作り出せる人間になりたいなと思った...。 結果、最初に戻るが 今回は瓜原さんは、凄く大人で人の感情を読み取るのが上手で人を傷つけない選択を取る方なんだろうな。 それを意識的にというより当たり前にできる方なんだろうなという印象を持った。 なので、本当の貴方を知りたいと伝えている事への不安や緊張の暖和なのだろうが 主人公は1番最悪なパターンを考え 自分で一度飲み込む事により自分を守っていないと心が保てない感じがするので本当の自分をみせるという選択をしなかった(期待外れな行動)=相手は退屈になった。と捉えているんだろうな。 やっぱり生きづらいな。 と読んでいて思いました。
1投稿日: 2026.03.04
powered by ブクログいい子のあくびが私のどこかにひっかっかり他の本も読んでみたいと手に取りました。次はおいしいごはんが食べられますようにが待っているかと思うと楽しみです。
0投稿日: 2026.02.21
powered by ブクログ作者の高瀬さんが、この作品のストーリーの中でさらに小説を書いている、と言う“入れ子構造”的な手法をとっています。 平易な日常会話で綴っているので読みやすいですが、外側の物語と内側の物語が互いに干渉し合う、高度な二重構造となっているので、さすが芥川賞作家!と思う読者と、わかりづらい~という読者がいそうですね。 私は文中の「その場の空気を読んで相手が求めていそうな、場を丸く収めるようなことを言ってしまう」という、多分、作者自身のお人柄に共感しながら読みました。 2026年冬 加藤慶吾監督で映画化 公開予定
14投稿日: 2026.02.11
powered by ブクログ読んでいて混乱しまくり! そもそもこの物語はフィクションなのか私小説なのかも分からなくなってくる。 著者の策略に見事にはまり迷宮に迷い込んでしまったようだ。 長井朝陽は文学賞を受賞し作家になることで、それまで気にならなかった日常の些細な言動がノイズに変わっていく過程がじわじわと行き場を失くしていくように描かれている。 一見、著者の実体験をもとにした華やかなサクセスストーリーかと思いきや著者はそんな甘い夢を見させてはくれない。 そこにあるのは「言葉の恐怖」だった。 特に印象的だったのが中華料理屋の息子の話。 まるで朝陽の話のように描かれているが作中劇との境界線がはっきりせず作中劇と現実が雑音のようにごちゃ混ぜになっているだけでなく、ペンネームの早見有日とどちらが本物の自分かも分からなくなってきていて不気味さを感じずにいられない。 2篇目の『明日、ここは静か』では芥川賞受賞後、周囲の期待に応えようと子供が親の前で良い子を演じ続け自己を失っていくように朝陽は嘘を付いていく。インタビューでは「面白いことを言わなきゃ」という滑り続ける芸人そのもので更に嘘を重ね、そこに存在するのは朝陽を侵食していく有日だ。 最早それは誰なのだろう。 章タイトルの『明日、ここは静か』の意味が分かったときはうすら寒くなった。 読後、とてもじゃないが『美味しいご飯』が食べれそうにない。 著者の描くたくさんのノイズでお腹がいっぱいだ。
65投稿日: 2026.01.30
powered by ブクログ現実なのか、小説の中の小説の話なのか分からなくなってしまって少し難しかった。小説家として見られたい自分と、本当の自分として見られたい部分がごちゃ混ぜになってて生きづらそう。自分で自分を苦しめている感もあったけど、わからなくもないなぁって思った。
18投稿日: 2026.01.28
powered by ブクログ小説家って自分を削らなくてはいけない仕事なんやなぁ。難儀やなぁ。 でも、こういう思考だから、作家をやれてるんだろうな。
1投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ合わないタイプの本だった、と思う。 主人公に感情移入できない 現実なのか想像なのか分からず 理解が追いつかない のに、最後まで読んでしまった。 多分読めた理由は、感情移入まではしないけどすごく「分かる」と思ってしまうから。 自分の外側しか見られていなくて、誰も自分の内側に興味などないのだろうなという虚しさ。消費される虚しさ。それがわかっているのに、ハッキリ言ってみればいいのに、結局口から出ていくのは相手が求める言葉ばかり。自分の本当の気持ちは吐露できない。 そして、そういう感情の動きが「わかる」から、没入しちゃう。ちょこちょこハラハラしたり、気分が落ち込んだり。 この方の本は、割といつも感情移入できない。でも、なのに、夢中にさせられる
1投稿日: 2026.01.12
powered by ブクログもし作家を目指すなら、「この作者はこれを題材に作品を書いたということは、作者自身の考え方が投影されているのだろう」と思われるのが恥ずかしいのでペンネームを作ろうと思ってましたが、こうなる弊害もあるのか…とドキドキしました。 他人の目を気にしすぎだと思うけど、気になっちゃうよなあ。繊細な心模様が垣間見えて、自分自身に重ねて読んでいました。
1投稿日: 2026.01.04
powered by ブクログ心がザワザワする小説を書かせたら、頭ひとつずば抜けた才を持つ高瀬さん。今回も不快感を感じながら、読むのをやめられなかった。根本的に高瀬さんの織りなす文章が好き。そして反発を感じながらも、ところどころにはっとさせられる表現や、共感できるポイントがある。読中、ものごとのウソとホント、真実と虚像の境界が混沌として曖昧になって、自分も混乱する。話を盛るのは許される?相手に合わせるためにつく、罪のないウソはあり?本音で話して空気を凍らせるのはどうなの?うーん。考え出すとモヤモヤが止まらなくなり、感想がまとまらない。
1投稿日: 2026.01.02
powered by ブクログはじめは、女子大生四人組の話かと思って読んでいたら、それは現在、新人賞を受賞して小説家デビューした、ゲームセンターで働いている朝陽の書いている小説だと、とちゅうでわかる。小説家になったことに対する、同僚、会社、友人、田舎の同級生の反応がある。外から見られる自分と、自分の考える自分との齟齬にいらつき、そして、書いている小説の舞台をゲームセンターにしたところ、小説と現実との違いも曖昧になってゆく。書いたものは自分の中にあった要素なのだけど、その小説から想像される作者像との乖離。同僚に言われる、「周りの人のこと、脇役だと思ってばかにしてるんじゃない?」という言葉。他人から見たら、成功した人、夢を叶えた人、かもしれない。けれど、じっさいは、書き上げた小説を編集者に送付し、その返事を震えながら待っている小説家であり、それだけが真実ともいえる。 「こういう気持ちを、朝日も夕日も、誰にも知られたくない。秘密にしておきたいのではなくて、存在することを知られてもいいから、受け渡したくないのだ。分かんないだろおまえら、と相手も定かではないまま喚き散らしたい。知られたくないんだこんなことは。書きたくないのに書いてしまうんだ。書きたくないことが書きたいことである時が、あるんだ。そんな日ばかりなんだ。」 併録されている『明日、ここは静か』は、インタビューで、サービス精神からちょっと盛ったことが、田舎で大きな波紋を呼び、言いたいことが何も言えなくなってしまう芥川賞受賞したばかりの作家の話。自分の発言が公になる人は、みんなこんなことを、思っているのだろう。そして受け手はその言葉に、感心したり、共感を覚えたり、しているのだろうと考え、うっすら寒くなった。
1投稿日: 2025.12.30
powered by ブクログ本心を言ったらいいんじゃない?と思うけど、小説家として有名になると、芸能人のように自由がなくなるんだなと思った。気持ちや状況をいちいち言葉にしてしまえるって、大変。うるさい、言わなくていい!って読んでる私が思った。
1投稿日: 2025.12.29
powered by ブクログ高瀬隼子さんにハマって読み漁っている。 主人公は考えすぎな新人小説家。 確かに周囲の反応はうるさくもあり、いろんな煩わしい音がある。けど、本人がうるさくしている部分もたくさんある。 簡単な言葉で言ってしまうと「気にしぃ」になるのか? でもこの主人公は、人の表情や言動から深読みしてしまうんではなく、自分のなかの想像でどんどん自分の周りをうるさくしている。 だからなんとなく感情移入しきれなかったのか。と、この感想を書いていて納得した。
2投稿日: 2025.12.13
powered by ブクログ芥川賞を受賞して華やかに作家デビューするはずが、自分以外の人があれよあれよと変化していき巻き込まれていく。変化があったのは自分のはずなのに、周囲が変わってしまったように感じられる。手の平を返したかのように態度を変える人もいれば勝手に期待して勝手に失望して勝手に離れていく人もいて、その渦の中で苦しい表情を見せないようにして何とか息継ぎしている感じ。頭の中の自分と作家の自分とが同時に存在して本当の自分が分からなくなる感覚の描写がリアルで、劇中劇みたいに「これも高瀬さんの体験談かも…」というメタ視点になってみたりした。 高瀬隼子さんの作品の中でも特に好きかもしれない。
12投稿日: 2025.11.24
powered by ブクログ芥川賞受賞作家らしく、理想像を演じて、求められるエピソードを想像して嘘で塗り固めて、嘘に呼応する人まで現れて地元がざわついて…主人公がすり減って疲弊していく様子が痛々しく心苦しい。言霊というか、嘘が本当になってしまったような展開はホラーにも感じてぞっとしました。瓜原さんの言葉通り、もう少し肩の力を抜いてありのまま話せば良いのにとも…作家の心の葛藤がとてもリアル。職場の人や友達も中々にノンデリカシーだけど、流されやすくおどおどした主人公なので、前作の直子くらい悪態吐きながら生きてくれと思いました。
1投稿日: 2025.11.23
powered by ブクログ主人公の感情の動きが繊細で鮮明で、ぐんぐん読み進められた。繊細すぎるし、全てを考えすぎな主人公で、捻くれてて何か常に上から目線な感じ悪さがあるんだけど、相手の期待に応えたくなるところは少し共感できる。やりすぎだけど。 タイトルが秀逸。面白かった。 いい子のあくびとおなじDNA
0投稿日: 2025.11.10
powered by ブクログ高瀬隼子さん 自分に向かって呟く言葉 を見逃さず拾いあげる作家さん この小説は私にはまだ早かった。 おいしいご飯が食べられますように 犬のかたちをしたもの 自分でも目を背けたくなる 人間の汚い感情を 丁寧に拾い上げてる感じが好き。 今回もと期待していたが、 小説の内容と交差していく辺りも あまり入り込めず。 また自分の頭が成長したら再読したい。
1投稿日: 2025.11.07
powered by ブクログ好きな俳優さんで今度実写化されるという、それだけの理由で読みました。普段なら読まないジャンル。でもどことなく村上春樹を思い浮かべるような、はたまた小説家の私生活とその作品がメタな構造をとっているような雰囲気があり、それなりに面白かったです。来年の映画が楽しみ。今度は芥川賞作品も読んでみようかな。
0投稿日: 2025.11.06
powered by ブクログ高瀬さんの作品好きで三作目でしたが、何か分かりにくく、モヤモヤする話だった。 一回目読んで途中リタイアし、他の小説を挟んでからもう一度読んで読みきりました。 うーん、主人公は真面目すぎるのかな?でも学生時代の悪遊びである人の人生終わらせてるしな。他人からどう評価されたり、相手に求められていることを話さなくちゃ…と嘘や脚色を繰り返す。 小説家の時の早見有日と、 PAL(ゲームセンター)で働く自分の長井朝陽。 有名になったことで自分を脚色しなくちゃいけないなら匿名作家にすればいいと思った。 人の口に戸は立てられない。 わたしなら小説を読む上で、 作家の個人情報はなるべく欲しくない。 (エッセイは文字だから別)人柄がわかる。 (作家をメディアでみるとしばしば残念に思う) 作家は文章を書くのが仕事であって、語るのは別の人の仕事だと思う。
13投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログ賞を受賞して拗れてしまう作家のお話だった 作家とゆう生き物がどんな思考で物語を紡いでいくのかが垣間見える これはフィクションで高瀬準子の純粋な経験ではないのだろうが ‘垣間見える’とゆうだけでも作家って面倒くさくて大変で苦しい生き物だ 作家に産まれなくて本当によかった…と思った 作家とゆう主人公の職業と高瀬準子の複雑人間への描写の巧みさが親和性を持って織り交ぜられて、緻密な高技術タペストリーの様に複雑繊細腹黒人間が出来上がってしまっている 高瀬準子は本当に 腹の中と行動がちぐはぐな人間を描くのが上手だ 今作の共感ポイント ー分かられてたまるかとゆう気持ちと、分かってほしいとゆう気持ちと、分かり合ったつもりでいても芯のところで分かり合えるはずがないから別の人間なのだとゆう確信ー の一文 自分も何度もこの矛盾を感じた事がある 作家とゆう生き物を想像するのによき物語 作家を消費してしまう自分への自戒の念もちょっと沸きました 主人公はこの後どうなってしまうんだろう…と感じる終わり方もうまく収まっていたと思います
16投稿日: 2025.10.28
powered by ブクログ宇垣さんオススメのエッセイ。エッセイなのか小説なのか。その狭間や境界は誰にも分からないのだけれども、確かなのは純粋にこの作品は面白いし、惹き込まれるということ。
0投稿日: 2025.10.22
powered by ブクログ読んでいるうちにこちらもどんどんその思考に飲み込まれていくような、独特の心理描写が心地よかった。やっぱり高瀬隼子の書く人間が好きだと思う。 この小説は高瀬隼子の自伝なのか、という疑問が自ずと湧いてくるが、だとしたらこの小説の内容は全部それらしく書いた嘘なのだろうし、読者にそう勘ぐらせることを目的に書いた小説であるような気もする。いずれにしろ、高瀬隼子の手のひらの上で転がされてしまったと思った。それが心地よかった。
2投稿日: 2025.10.04
powered by ブクログやっぱり高瀬さん、ハズレないわ~ とため息つきながら読了 芥川賞をとった小説家の話だけど 高瀬さんの自伝でもあるのかな? と、思わせるのが思うつぼなんだろうな そんな内容でした 久しぶりの高瀬さん面白かった
8投稿日: 2025.09.30
powered by ブクログ最初読み始めた時、主人公が書いている小説の話なのか現実なのかわからなくて戸惑ったけど、この小説自体が、高瀬さんの芥川賞をとった時の実体験を元に書かれたのではと思って読み進めてしまいました 小説家が顔を出してしまうことが、こんなにも怖いことになるのかと これから賞をとった作家さんたちの裏側を考えてしまいそうです 担当編集者の瓜原さんがとてもいいひとで、だからこそ最後のシーンはあっと思いました あ、他の高瀬さんのエッセイは、この本とは違う、違うと言い聞かせて読めました
2投稿日: 2025.09.28
powered by ブクログ作家は作家で「作家として消費される自分」と共存せざるを得ないということはわかった。 私も作品の作者の詳細は知りたくないと思うタイプ。 すごく綺麗な物語を描く人が、不潔な感じだったらゲンナリする。
2投稿日: 2025.09.26
powered by ブクログ作家の学歴や出身地などは知りたいと思うが、内面は知りたくないと思った。この作品の主人公は作者とイコールではないと思うが、重なって感じて失望してしまった。 作品から勝手に思想や考え方を汲み取って、勝手にわかった気にさせてくれ。
4投稿日: 2025.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
要約 主人公・長井朝陽は、ゲームセンターで働きながら執筆活動をしている若い女性。ペンネーム「早見有日」として応募した小説が文学賞を受賞し、出版されることとなる。これにより、彼女の兼業作家としての生活が職場や周囲に知られることとなり、日常が少しずつ変化していく。 職場での人間関係や友人との関わりが微妙に変わり、朝陽自身も自分のアイデンティティや創作活動に対する葛藤を抱えるようになる。さらに、執筆中の小説と現実の境界が曖昧になり、彼女の心の中でさまざまな感情が交錯する。 感想: フィクションの小説を書いた時、そこに出てくる意見が著者の意見であるとは言えない。ただその考えが浮かばなければ書くことができない、それなら書かれた意見は本当に自分の意見ではないと言えるのか?? もし知っている人に自分が書いた作品を読んでもらって、自分の体験をもとに書いていると思われてしまったらどうしよう。と考える登場人物の心情が面白い。 確かに、今まで小説を読む時に作家さんの作風から こういう家庭環境の人だったのかな、とか考えてしまうことはあるな〜と思いながら読んでいた あと主人公が雑誌の取材を受ける時、ただ普通に話をしても面白くなく、雑誌にしてもらうには申し訳ないからと言って初めは話を盛るつもりで大袈裟に言ったことを、徐々に嘘も交えて話してしまう場面も人としてよくわかるかも。嘘とまでいうとそこまで罪悪感があってやっているわけではないけど、友達と話している時にちょっと話を盛りすぎたかなと後から思うことってある。自分自身のことをつまらない人間だなって思ってるから、自分に自信がないからこそ、自分のことを聞かれた時にちょっとオーバーに話してしまうのってよくわかる。でも主人公の場合はその場限りではなく、ちゃんと文章にして雑誌として残ってしまう。だからどんどん辻褄が合わなくなって嘘がバレてしまうのではないかと冷や冷やする。それなのにその嘘を見た周りの人も、勝手に勘違いしてその嘘を間に受けて反省したりしている。笑
1投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ好きな高瀬さんの作品。ゲーセンで働きつつ小説を書く主人公。作家デビューして急に有名になり日常が変わり出して、、 作家さんの心境や有名になると何が起こるのか垣間見ることができました。名が知れるってネットにプライベートな部分を書かれたり、記憶がない人が言い寄ってきたり怖い。有名になるっていいことじゃない。小説家って大変だ。今回も深く考えさせられます。
9投稿日: 2025.09.22
powered by ブクログ本名「長井朝陽」としてゲームセンターで働きながら、ペンネーム「早見夕日」として小説を書く主人公。文学賞を獲り、職場や地元に兼業作家であることが知れ渡ってしまい、朝陽として勤めていれば職場の人から小説家の顔ばかり注目され、夕日としては取材陣やネットから作家の素顔つまり朝陽のことばかりに注目され、相手の求める解答ばかり話しているうちに段々、現実と小説の境界が曖昧になっていく。 強烈なタイトルに惹かれて手に取った作品。息苦しくてめんどくさくて、共感のしようがないのになんか共感してしまうような自分の傲慢さに笑ってしまいました。
1投稿日: 2025.09.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
P181 朝陽は「ほんとうなわけない」と自分が発した言葉に傷つく。小説はほんとうではないのだろうか。嘘だけど嘘じゃないのに、事実ではないけどほんとうではないと言ってしまっていいのだろうか。 小説の作者も100%自分の感情を乗せてはいないし、読書も感情移入しているわけでもない。 でもそれを「本当ではない」と言えるのか? 「この部分の気持ちがすごくわかる、自分のことのようだ」と感じる読書体験が好きだから「何のために読書するの?」と聞かれても、これだけは自信を持っていたい。
0投稿日: 2025.09.15
powered by ブクログ『おいしいごはんが食べられますように』が印象的に残っていたので、他の話しも読んでみようと借りてみました。 前半の話しは作家でありながらゲームセンターで働く朝陽、後半の話しは作家の早見有日の 2面生で書かれている感じがしました。 読み始めは本の話とリアルな話でごちゃつきながらもおもしろかったのですが、後半はおもしろみが半減。うーん、私には合わなかったのかな(ーー;)
43投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ期待されるっこわいな。 みんなに好かれるように対応しないと、面白い話をしないと。 みんな離れていきそうで・・・ みたいな感じ。凄く自分の事を客観視する人だな。私もしてしまう。 ただ周りが予想以上に興奮してて、嫌だな。有名人ってみんなそうなんだろうな。 生きにくいな。
0投稿日: 2025.09.01
powered by ブクログ作者の方の他の本が好きだったのでトライしてみたけど面白く感じなくて途中で断念した。好きな人は好きそう。
2投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログ作家になることはなくても、他人の中にある自分像の期待に応えようとして自分に嘘をつくことは誰にでもあるのではないかな。虚像の自分を手放しても味方でいる人はいるはずなのに。
0投稿日: 2025.08.11
powered by ブクログ高瀬隼子さんの小説家になるまでとなってからの周囲の反応に日々頭を悩ませる様子や小説家として生きていくと決意するまでが描かれている。その逡巡があって読んでいて共感できる部分があった。
0投稿日: 2025.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ゲームセンターで働きながら小説を書き続けて、新人賞をとった朝陽。 あっという間に職場に新人賞をとったことが広まり、今までと少しずつ違っていく日常。 仕事をしながら、朝陽である自分と小説家である有日と 次第にどちらが本当の自分なのか、わからなくなってくるまで。 雑誌のインタビューに答える、有日だったらこう答えるだろうと考えて話す朝陽。 現実と虚構の区別がつかなくなってくるまで。 どういうわけかあまりよくない未来が待っているのが見えるため読むのがつらくて、時間をかけてしまった。。。
1投稿日: 2025.08.04
powered by ブクログ【読まれたいのに「わたし」を知られたくないなどというのはずるいのだろうか】 小説家デビューし、テレビに出演したことで、周りの世界が一変する。自分の知らないところで、不特定多数の人間が自分の事を話題にする気味悪さは計り知れない。たとえポジティブな内容だとしてもどこか気持ち悪く鬱陶しい。それは鳴り響いて止まることのない騒音、まるでゲームセンターに閉じ込められているみたいに。読後、以前とある芸名を使用する女優さんが「本当の自分と芸名の自分と演じている役の境目がわからなくなる」と言っていたのを、ふと思い出した。
32投稿日: 2025.07.28
powered by ブクログ初めの内は、二つの違う物語が同時進行しているようで、どう繋がるのかと思っていたが、次第にひとつはゲームセンター勤務の長井朝陽が早見夕日のペンネームで書く小説なのだとわかる。そして、その小説が新人賞を取り、二作目が芥川賞を受賞した頃から、朝陽の頭の中で、朝陽と夕日の境界が曖昧になってゆく。求められることに応じたい自分と応じられるほどのものを持っていない自分。そしてそれが朝陽に求められているのか夕日に求められているのか。読んでいて言いようもなく苦しくなってくる。自分が誰でどこにいるのかわからなくなる不安感に包まれる。読み終えてもぼんやりしてしまう一冊である。
1投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ自分の心がわからず、他人の目ばかり気になって、ウケようとして嘘に嘘を塗り重ねたり近所の外国人店員にちょっかいかけたりする主人公のこと、読んでて呆れつつもなんかちょっと分かるなとも思う。普通に会話をしていたのに主人公の中学校時代からの友人(名前を忘れた)の機嫌を急に損ねてしまうところがめちゃくちゃ怖かった。
1投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログどっちの世界の話か分かんなくなってしまった場面がありました、、、読解力鍛えます。 作家さんのお話興味深かったです。作家の自分と本当の自分と区別がつかなくなってしまうなんて一般人の私は共感はできるはずがないのですが、うんうんとなっていました。ゲームセンターに死人が集まってるところとかサービスエリアで連絡取れなくなってしまうところとか自分で想像しながら解像度高く読めてすごく楽しかったです。
0投稿日: 2025.06.14
powered by ブクログ高瀬隼子さんといえば、現代社会に於けるリアルすぎる程にネチネチとした人間模様や、特殊な設定にしてまでも訴えたい多様性のあり方と、主にこの二つが主要なのではないかと私が思う中、本書はどちらも満遍なく取り入れた意欲作で、これは内容とは裏腹にとても気合いの入った作品なのではないかと感じたのも、私にはまるで高瀬さんが何かと闘っているような印象を受けたからなのだが、その物語は、お世辞にも人間の可能性や素晴らしさを謳ったものではない、寧ろ、その真逆に近いものである点に、また彼女の反抗心を見たような思いがしたのである。 ゲームセンターで働く小説家「朝陽」の物語は、この設定を見るだけでも特殊性が高いように感じられるが、彼女の心の叫びとも思われる人間の嫌らしさの中にも漂う切実なものには、人間ならではの繊細な普遍性を秘めているようで、それは自分自身の存在価値を認めてほしいことから端を発したものであることを実感することによって、より痛々しいものへと変わる。 どんなに自分らしさを存分に発揮して自由に生きていきたいと思っても、他人との関わりを避けることは非常に難しい上に、全ての人と友達感覚で価値観を共有することができる訳ではないことの煩わしさは、特に少数で働く職場に於いて、どのような苦痛を伴うのか想像に難くないと感じたことが、作品への共感をより高めてくれると共に、朝陽に対するイライラ度も高まっていくことを痛感することには、まるで鏡に映った自分の嫌らしさを、朝陽に見ているような感覚を抱かせることによる苛つきなのだということに気付く。 例えば、嘘をついたことの無い人って、この世にいるのだろうかと思う反面、嘘を平気で吐く人なんて絶対に信用できないという思いも抱いてしまうような、そんな二律背反の葛藤を繰り返す存在こそ人間の真理なのではないかとも思ってしまう、本書に於ける朝陽の終わりの無い葛藤は、そのまま私自身のそれとも感じられそうな、希望的観測と絶望的観測とが永遠に同居する空虚さがありながらも、それに果敢として挑む高瀬さんの物語には、それでも人間は愛おしいはずだと信じてやまない熱量があり、物語に於いて何度もうんざりさせる程に訪れる朝陽の心の葛藤を粘り強く考察し、それを言葉に変えて書き続けていく行為には、まるで小説家としての使命を全うするかのように、言葉にできない答えを何とか言葉にできないものかといった気持ちで漲っている。 物語は決して明るく楽しいものではないけれども、その分、そこに書かれているのは、誰も書いてくれないような非常に細かすぎるシチュエーションに於いて、衝撃性こそ低いものの、後からじわりと来る遅延性の毒のように少しずつ積み重なっていくことによって、いずれは致命傷に陥ってしまうような、そんな見えない傷の積み重なった心を抱きながらも、何でもない振りをして周りと接する朝陽を見ていると、何だか泣けてきそうで、どうしようもできないようなやるせなさで切なくなる。 本書の中にある、『音を捉える器官は傷ついたら傷ついたままらしい』という描写は、そのまま人間の心にも擬えることができそうで、それは決して実感することは無くても、生きれば生きるほど確実に積み重なり続ける見えない傷を抱えて、誰もが今という時代を生きているのだろうと思わせてくれるような、高瀬さんの目の付け所の素晴らしさは、人間の心の中で精神的な強さと弱さが葛藤する中でも、最終的には自分よりも他人のことを優先してしまう、そんな繊細さがあることを決して忘れてはならず、それは時に不穏な怖さを絡ませる展開で惑わされることもあるものの、朝陽がそうなった元の始まりを辿れば、不器用な程の善意で彼女の心が満たされていたことに、きっと気付くのだろうと思う、その苛つきの陰には彼女自身を表に出せない故の苦しみが常に宿っていたのだということ、それが私の人生に於いても決して終わること無く、永遠に私を苦しませ続けるであろうことを思い知らせてくれて、苛つかせながらも、こうした内容はこの人だけが書いてくれるのだろうと励まされる、そんな高瀬さんの現実の見えざる闇を淡々と切り取った作品性を貫き通す姿は、どこまでも凛々しい。
62投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログマトリョーシカ的小説。無粋だけど高瀬さんもそういう経験があったのかな?とか思ったり。 登場人物の描写があまりにリアルで上手いな~~と思う。主人公の周り伺っちゃって空回りしちゃってるのもイライラするけど自分にもそういう所あるからこそだな~と、余りにリアルだから感じちゃった。 小説家のコラムとかそんなに見てこなかったけど逆にこれ読んで小説家の人間性とか気になってきちゃったね。
0投稿日: 2025.05.14
powered by ブクログ主人公の思考や性格がリアルでちょっとしんどくなる部分もあった。最初の方が面白くて一気に読み進めれた。
0投稿日: 2025.05.11
powered by ブクログ高瀬隼子さんの作品は三冊目。 この方の本は、何かを学ぶというより人間や世間のあるあるという感じかも。 職場の人の無駄に盛り上がってる感じとか、田舎の母親の近所付き合いとか世間が狭い感じ、勝手に作り上げたインタビューに対して勝手に自分のことだと思い込んでる人とか、読書好きだけど作家背景には興味なかったはずの友人の結婚式でスピーチさせられる感じも。 作家さんもだけど表舞台に立つ人って自分が何を求められているか考えすぎてそのための軽い嘘が重なることってあるあるそう。 表舞台に立ってなくても日常で周りに求められているものとか周りからの評価を気にしすぎると自分の足が浮いてる感じもするし。 学生時代の4人組でいるときの主人公、あっよかった。反応あってた。みたいなのは今でもある。
0投稿日: 2025.05.06
powered by ブクログ評価低くて驚き、めちゃくちゃ面白いやろ… でも、主人公の属する社会の嫌な感じとか、理解できない登場人物とか、の要素が少なめで高瀬さんらしくない作品かもしれない
0投稿日: 2025.05.03
powered by ブクログ変な前評判なくこのお話を読めたのはかなり幸運だったかも。 世の中にあることに対して、そのまま受け止められる人と、何も意図を持ってない誰かの行動をずーっとぐずぐず考えてぐるぐる人がいるとして、私は後者なんだけど、朝陽と高瀬さんはそういうタイプなんだろなと。 人から見たらなんとも思わない当たり前のことを一生1人で考える。なんでなんだろ、って思うし、自分がどう見られてるのかと気になってしょうがない自意識の塊。誰にも見られてないのに。 嫌な意味で共感できて結構心地よかった。
0投稿日: 2025.04.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
難しいね 自意識過剰でサービス精神旺盛 相手を楽しませようとしてるけど、何のため?自分を切り売りするの?私は何?だれ? でもやりたいことは書きたいことっていうラストが良かった 途中、何が本当なのか分からなくなる感覚が面白い
0投稿日: 2025.03.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
小説家デビューしたばかりの主人公を描いた「うるさいこの音の全部」と、その主人公が芥川賞を受賞したその後を描いた「明日、ここは静か」の2作が入っている本。 高瀬さんの本大好き。 好きなポイントは、登場人物の心の機微が、本当に細かいところまで描かれているところ。 特に、ネガティブな感情とか、嫌なやつに対してそれが発揮されている気がする。 たとえば主人公がうじうじ余計なことまで考えすぎてしまうところとか、友達が約束に絶対遅刻してくるところとか、主人公がインタビューで嘘つきまくってもう戻れないところまできちゃってるところとか。 ひとつひとつのシーンはそこまでダメージ大きくないけど、小さな小さなトゲの積み重ねで気づいたら血だらけでした、みたいな感覚。読み終わったころにはグサグサですわ。 あとは、この小説では主人公が小説家としての自分と、本当の自分の境目が次第にぼやけてくるのだが、そのグチャグチャ感と、本人の混乱が垣間見えるけど誰も待ってくれなくて突き進むしかない感がとてもよかった。 というかそもそも、この主人公けっこう自分と他人の境界が曖昧になってしまうタイプなのではと思った。超生きづらそう。 そして個人的には小説家やアーティストなど有名人のプライベートにあまり興味を持てず、アウトプットだけあれば十分というタイプなので、インタビューを面白くしなければ…とか、不毛な悩みだなぁと思ってしまった。 (全然関係ないけど、アーティストがライブで語り出すのとかよくあるけど、あれみんなどのくらい真面目に聞いてるんだろうか?その自分語りの時間であと1曲歌えたよね?とか思ってしまう。) とにかく物語後半にかけてのいたたまれなさがすごかったので、人がいたたまれなくなってるところを読みたいという性格にやや難ありの人には特にオススメ。
3投稿日: 2025.03.08
powered by ブクログ心が踊るような読書ではなかったけど、作家と作品の関係性について考えさせられて面白かった!!やっぱ読者はどうしても作品自体が作者の思考だって思いがちだけど、勿論そういう部分はあると思うけど全部が全部そうだって決めつけて考えるのは辞めた方がいいな。海外で太宰治とか村上春樹が女性軽視した思考を持ってるって非難されてるのも、作品の中の思考や言動が実際に作者が思っていることややりたいことだって信じちゃってるからだろうな。この本が高瀬さんの実体験かどうかは分からないけど、作家ならではの苦悩をよく表していて、同じ人間なんだなって親近感が湧いた。もっと好きになった。
1投稿日: 2025.02.28
powered by ブクログやばい人とか嫌な人の描写がリアルであるが故に「実際この登場人物みたいに嫌なこと思ってるんでしょ?」 と言われてしまうのは不憫。 でも、この本を読みながら「きっと高瀬さんもこういうこと言われたんだろうな…。」とつい書き手のプライベートに思いを馳せてしまったので、私も何もわからずやいやい言うPALの人と同じだと思ったし反省した。 何かトラブルがあった時に「これ小説のネタにしていいよ。」は本当に最低。
0投稿日: 2025.02.21
powered by ブクログ面白かった。小説のなかのことが嘘か真実かあり得ないのか有りうるのか考えるときりがない。そのキリのなさにどんどん吸い込まれる感覚
2投稿日: 2025.01.08
powered by ブクログ小説家として新人賞を受賞した、ゲームセンターで働く女性の日常と、その女性が描く小説が入り混ざって語られていてどんどん混沌としていく。 こんなに色々考えてたらやってられないだろうと思うものの、私も自意識が過剰な年代の時はこんなにややこしく生きてたのかもしれない。 最後の方とか嘘や誇張の積み重ねで見てられずなんども本を閉じながら読み進めた。
1投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログ嫌さ、意地悪さの表現が見事。 不快な人間の言動を描くのがうますぎる。 「明日、ここは静か」のラストは、意地悪というよりは批判的、風刺的で、高瀬作品の意地悪さが好きな自分としては若干アテが外れたかな?という印象も。
0投稿日: 2024.12.21
powered by ブクログタイトルから音楽や音に関係する話かと思った。 全く関係なかった。また思い違いをした。 うるさい音は、頭の中の自分の声か受賞後の煩わしさか。ゲームセンターのジャラジャラとした音かも。 呼吸するように嘘をつく小説家に不安を感じた。
22投稿日: 2024.12.04
powered by ブクログ有名になると、いろんな人が変わる。そんなもんだ。私も変わるから(笑) と、小説と仕事の兼業。大変そうだ。 うるさいのは主人公の勤め先?いや、自分の耳か。 そして、変わり行く周りの人か。 家族でさえも変わりゆく。 「明日、ここは静か」共感した。 過去が少しずつ脚色されていく様とか、頭の中でぐるぐるぐるぐる回る言葉がそのまま文章になっていて、まるでこれはまとまりのつかない私の頭の中を文章にしてくれているようで(笑)~それってまともでしょ、それってえらいでしょ~ ~話せば話すほどわからなくなる~ ~だから言いたくないんです~ ~書きたいんです~ おおいなる共感。
20投稿日: 2024.11.16
powered by ブクログ小説家とゲーセン店員かけもってる人の話。小説の内容なのか、その人自身の話なのかよく分からない所があった。早見と朝陽が入り混じってる感じ? 登場人物全員が、悪い人ではないけど嫌な所がすごく目につく、、 『だけどその差別的な言動っていうのを考えて書いたのもあなた自身だよねと言われたら、そのとおりだ。自分の中にないものは書けないはずだよね、と問うてくる人に〜』の所で高瀬さんもこんな経験してるのかな?とか思ったけど、自分が現実で起こったことばかりを小説にしてると思うなって思われそうだからまんまと罠にハマった感。 安直に考えるのはやめないと
0投稿日: 2024.11.07
powered by ブクログ途中からやっと混乱が解けてきて、でもやっぱりグチャグチャも残ってる不思議な読後感 賞をとった作家さんのリアルかなぁ なにも言いたくない ただ書きたいんだと
0投稿日: 2024.11.01
powered by ブクログ物語と主人公の描く小説が頭の中で混ざってきてしまって不思議な感じ 2話目で、自分の心の中の嫌な部分が描かれている(突かれている)ように感じるのはいつもどおり
1投稿日: 2024.10.27
powered by ブクログ※ 社会人として働く傍ら、学生時代から書いていた 小説が賞をとり、兼業小説家になった主人公。 あれやこれやと頭の中で考える騒々しい様子を 綴った物語。 相手からどう思われているかや、 どんなふうに話せばいいのか、 このリアクションが正解なのかなどなど、 きっと誰しも多かれ少なかれ考えるだろうけど、 その密度が非常に濃くて混戦具合が半端じゃない。 こんなに考えていたら疲れそうだなと、 主人公の迷想具合に苦笑させられました。
7投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログとにかくうるさい。最初は主人公の周りがうるさい。自分の環境に置き換えても、いるなぁこういう人ってのがたくさん出てきた。ストーリーが進むにつれて、主人公の中のもう1人の自分がどんどんうるさくなる。一つ一つの文章も長くなり、何度か読み返さないと理解できない箇所もある。それくらい自分自身がうるさい。私はあまり繊細に考えたり発言したりするタイプではないので、主人公に共感できない想いが何箇所かあったので星3。 もうそんなに悩むなよ!いいからこうしろよ!みたいなとこが多々あった。
1投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログサスペンス・文学。 ゲームセンター勤務の主人公の長井朝陽(ながいあさひ)は、ある日、作家としての成功が手に入る。 しかし、その裏にはさまざまな困難が待ち受けていた。 周囲の人たちが彼女の成功に影響を受け、微妙に変わっていく様子の中で、朝陽の心は次第に疲れ果てていく… 朝陽の内面的な葛藤と、彼女が創り出す小説の世界が交差し、物語の中に緊張感を生み出していた。 この作品には、著者自身の体験も反映されていると思わせるところがあり、作家としての苦悩を色濃く感じ取ることができる。 また、併録された短編「明日、ここは静か」では、早見有日(はやみゆうひ)が芥川賞を受賞した後の顛末が描かれ、その後の葛藤がより深く掘り下げられている。 主人公が小説家として成功を収める一方で、現実の人間関係が絡み合っていく様子は、強く印象に残った。 物語の進行に伴い、彼女の内面と創造する物語が混ざり合い、本当に「嘘なのか本当なのか」を探る感覚が楽しめた。 また、主人公が直面する周囲からの期待のプレッシャーは、作家としてだけでなく、一般的な社会生活においても多くの人に共通するテーマなのではないだろうか。 この作品は、作家としての成功と人間関係の変化、そして現実と虚構の狭間で葛藤する主人公の心情を、深く掘り下げていた。 サスペンス的な緊張感を持ちながらも、著者自身の体験を色濃く反映させたような、リアルな筆致が魅力的! 読後には心にモヤモヤが残ったが、それがこの作品の特異な魅力なのかもしれないと感じさせる、不思議な力を持っている作品。
28投稿日: 2024.10.04
powered by ブクログ高瀬さんの小説は、『おいしいごはんが食べられますように』も読んだけど、同じく心がざわざわする感じだった。インタビューで嘘が止まらない様子は苦しかったし、痛々しかった。 主人公が同じゲームセンターで働くナミカワさんや学生時代からの友達の帆奈美と接しているシーンは、自分自身の嫌いな部分を見せつけられてる感覚になった。 どう思われるか分からないから伝えるのがこわいとか、この人にはどうせ理解してもらえないと勝手に決めつけてその場をなんとなくやり過ごしてる感じとか、それは確実に相手に伝わっていて、距離を縮めたいと思ってくれている相手からしたら寂しい気持ちになるだろうな。 ナミカワさんの『私とか周りの人のこと、脇役だと思ってバカにしてるんじゃない?』が刺さった。 あぁ自分もこんな風に人と接してるかもなぁと思い、もう少し相手の気持ちを想像してみようと思った。 高瀬さんの他の作品も読んでみようと思う。
2投稿日: 2024.09.24
powered by ブクログ新人賞を受賞し兼業作家となった朝陽は一躍時の人に。 そしていろんな人に寄り掛かられていく。 2つの生活が徐々に混ざってく様子にヒリヒリ。 今日も無遠慮が蔓延り、無礼がまかり通り、不快を押し付けられる。 だけど不快に感じるのは自分自身だ。 最後の一行の、研ぎ澄まされた逞しさよ。 相変わらず嫌な人はいるし、そこには現実感が伴うし、だけど自分もどこかでこんなふうに嫌な人になっているだろうし、はっきりとしないことがたくさん。 ただの言葉に傷つく繊細さは罪じゃないか? 小説が必要な立場の人だけが正しいか? 後半の短編は文字通り一気読みだった。 設定からして、どうしても受賞後の高瀬さんの心境を描いているように見えてしまい、だけどそういう邪推を咎める言葉も出てくるので、本当のところは分からない。 書いたときのいろんな状況や経験が影響しているのなら、作者の気持ちなんて理解はできない。 でも読者も同じように読んだときのいろんな状況や経験が影響してそれぞれの感想を抱くので、それだけ大事にしておこう。
1投稿日: 2024.09.20
powered by ブクログ外の世界と隔離できればいいけどそうもいかないし、求めるものにきちんと返さなければ、という意識が働く人にとってはつらいよな、と。 表紙にもうるささが表現されていた。
6投稿日: 2024.09.07
powered by ブクログ相手から求められている(だろう)自分を解釈してそれであろうとしている、仕事でも私生活でも。 それを取り払った時に得られるものは良いのか? 自分でやりたいように自分であればいいと思う
1投稿日: 2024.08.31
powered by ブクログホラー小説だった。 文学賞を受賞しただけなのに、周囲の不穏な空気を感じる主人公。日常が浸食されていく様がまさにホラーだった。
1投稿日: 2024.08.27
powered by ブクログこの本は、わたしの日常生活に、 曖昧さを与えてくれた。 読んでいたら、 小説なのか?現実なのか? わからなくなる感覚があった。 途中で何度も、 ページ行ったり戻ったり、 そうゆう話はひさしぶりだった。 頭の中で、ぐるぐる考えてしまう私には、 共感できる部分が沢山あった。
1投稿日: 2024.08.19
powered by ブクログ今年の25冊目。星3.2。おいしいごはんが食べられますように で芥川賞を受賞した作家さんの作品です。個人的に、芥川賞系統の本は得意じゃないというか、ああいう感じの文章が好きではないのであまり触手が動かないのだけど、高瀬さんの受賞作は芥川なのにエンタメ性も高くて、読みやすくとっつきやすかったのが印象的だったから、別作品も読んでみたいなあと思っていた。 今回のも比較的読みやすかった!が、終盤に行けば行くほど、純文学感が増していって、ちょっと苦手になっていったかも笑。とはいえ、世界観のグラデーションの付け方は見事だった。 作家である主人公の日常と、主人公が小説として書いている世界とが、最初は読み手である我々にも明確に区別できるのだが、途中から「どっちがどっち?」と判別がつかなくなってきて、それが「作家としての、ペンネームの自分」と「一個人としての、本名の自分」の境目が危うくなってくる主人公のまなざしとリンクしていく感覚。読書にまるで主人公の隣にいるような感覚にさせる筆力がすごいなと感じた。"うるさいこの音"というのが、最初は周囲の雑音かと思っていたけど、読み進めていくに連れてこれは自分の心の声や雑念のことも含めて言っているのかもしれない、と思った。
8投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログおいしいごはんをたべられますようにと同じ作者の方の本だった。あの本を読んだ時と同じいやさがこの本にもたくさん散りばめられていた。勝手に決めつけてくる人、心の境界線を軽々と超えてくる人 小説家の日常と取り巻きをここまでありありと書くとは。現実とフィクションの境目がわからなくて戸惑うところが多々あった。
1投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
主人公の朝陽の身の回りにはズケズケ物を言う人が多い。 朝陽はそんな人達の無神経さに辟易しながらも、こんな風に思ったことをそのまま言えたら良いのにって羨ましくも感じている気がする。 この小説、朝陽の心の声も周囲からの声もとにかくめちゃくちゃうるさいんだよな。 一回長期休暇取って離島にでも行ってくれば?って言いたい。笑 そんな外や内からの「うるさいこの音の全部」が、ゲーセンの音が少しずつ朝日の耳を傷つけているように、朝陽の心を傷つけているっていうことなのかな。 『耳が傷ついて、確かに聞こえなくなっている音があるのだろう。でもそんなものは、実感していないのだから、初めから存在していないのと同じだ。』(p21) 朝陽は周囲の人みたいに素直に心を表現できないんだけど、それができない自分の繊細な感受性も自覚していて、こんな自分だからこそ小説が書けるんだとも思っているんだろう。 実生活の自分ができないからこそ、身の回りで起きたエピソードを元に感じたことを素直に小説で表現したら、他人からは「自分をネタにされている」って捉えられたり…きっついだろうなぁ。 そういえばこの本を読んで、児玉雨子の「誰もにも奪われなくない」を思い出した。 『わたしをわたしたらしめる何かを誰にも奪われたくない。でも、守ろうとしているそれがわからないままでいる。』(誰にも奪われたくない」p94) これを読んだ時に正直あまりしっくり来なくて、自分と社会が混ざり合う事で自分らしさが曖昧になっていく感じは何となくわかるんだけど、「奪われる」ってどういうことだ?って思ってた。 だけど「うるさいこの音の全部」を読んで、自分の大事な物を守りながら社会で生きていくためには、自分がすり減ってしまうような感覚なのかなーと少し腑に落ちた気がする。 『こういう気持ちを、朝陽も有日も、誰にも知られたくない。秘密にしておきたいのではなくて、存在することを知られてもいいから、受け渡したくないのだ。分かんないだろおまえら、と相手も定かではないまま喚き散らしたい。知られたくないんだこんなことは。書きたくないのに書いてしまうんだ。書きたくないことが書きたいことである時が、あるんだ。そんな日ばかりなんだ。』(p177) この表現すごい。 高瀬隼子さんの作品、これからもたくさん読みたい。
9投稿日: 2024.08.10
powered by ブクログ有名になるとにわかに親しげに連絡してくる知人たち。作家ではない素の自分と接してほしいのに、作家という前提が拭えなくなり、そのこと自体も疑問に思わない周囲の人々たち。なんとなくつらい。
7投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私小説のように思えてくるけど、だとしたら高瀬さんもそうやって詮索されることにうんざりしているから私小説だと思ってはいけないような気がしてきて、絶妙。 高瀬さんの実際のサインが楷書ということがアツい。 "言いかけて止めるためだけに、言いかけたのだと思った"というところ、どうやったらこんな文が思いつくのか、、
4投稿日: 2024.07.07
powered by ブクログ交互に出てくる現実と執筆とが、文体の違いで表されてるのが、ようやくわかった。 相手に求められてる反応ができてるか常に気にしちゃう自分が、小説では思い切りよく行動してる。その小説が現実に近づいていくのに、幽霊的な非現実の内容になっていく交差感。自分のこと理解してほしいと思いながらも、架空の自分を積み上げていく矛盾。いろいろ計算して、新しい試みを取り入れて、出来た本ってカンジ。 一方で、書きたくないけど書きたい、苦しいけど手放したくない、不安すぎて気持ちいい…作家のもがきは、リアルでヒリヒリした。 書き方はおもしろいけど、登場人物に魅力がなさすぎて、読み進めるのに努力が必要…
1投稿日: 2024.07.01
powered by ブクログ本当にうるさいなぁと思う。自分の中で喋り続けている自分自身が。好き勝手に私を消費する人たちが。 「犬のかたちをしているもの」を読んだときに、主人公がウジウジしてて嫌だなと思ったけど、今回の主人公もウジウジしてはいるけどもうそんな次元は飛び出してて、よくぞここまでさらけ出してくださったと平身低頭の姿勢である。 口に出す必要のないこと、口に出してもどうしようもないこと、それを口に出さずにはいられないこと。でも匂わせるだけで、本心を伝える気はないこと。。。 本当にどうしようもなく人間だなと。小説の主人公っていうか人間すぎて、似てる性格の人は読むのしんどいかもね。
2投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログ読み進めるうちに、これは小説なのか、現実なのか、段々とわからなくなっていくのが見事だった。 瓜原さんの最後の言葉は、人から言われたい言葉だなと思った。
2投稿日: 2024.06.27
powered by ブクログ小説なんて書いた事ないし、書けるとも思わないし、書けたとして、そんな大きな賞がもらえるわけないから分からんけど、そんな事態になったらこんな事が起こるんだろうな、というのは納得する。 知らない友人が現れるとか? 息吐く様に嘘が出てくるとか? 小説自体を鑑賞して欲しいのに、作家のあれこれを知りたがる傾向は自分にもあるので反省した。 結婚してるから、とか、性別や年齢だって本来は小説とは関係ないはずなのに、つい、私よりいくつ下、とか出身同じだ、とか気にしてしまう。
2投稿日: 2024.06.22
powered by ブクログ高瀬さんの本は"明瞭では無い"ところが好き。物事って分かりやすくひとつの形に定まってくれないし、言語化できるものでもない。そんな部分が書かれている気がしてくる。
9投稿日: 2024.06.20
powered by ブクログ「おいしいごはんが食べられますように」を読んで、この本を読んだ。途中で流し読み。小説家という表の顔と、素の自分。周りからの好奇の目とか期待に応えようとしたり、自分の生い立ちが特に面白いエピソードもなく、面白いことも言えず、いろいろ大変だなと思った。
11投稿日: 2024.06.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「おいしいごはんが食べられますように」に続いて2作目の高瀬さん作品。 前作に引き続き、ところどころ共感できる部分はあるのに、読みながらずっとテーマがぼんやりしていて、捉えどころのないまま、どんどん主人公の様子がおかしくなっていく話という印象。そして、決して後味が悪くなった口直しをしてくれない結末。 テレビで小説家として取り上げられたことから、地元の市長から電報が来たり、作り話のエピソードなのに当事者が発生したり、おかしくなりそうな事件はあれど、どんどん不穏になっていくストーリーにヒヤヒヤしていた。
1投稿日: 2024.06.10
powered by ブクログなんだか自分に難しかった。 恐らく作者さん自身も似たような経験をされたことがあるのではと思えてきた。 途中だんだんと小説なのか、現実なのかわからなくなってきて混乱。世間が求めているのはどっちの自分なのか? ゲームセンターの同僚も苦手な部類だし、途中出てくる元教員も嫌な感じ。でも一番嫌だったのは親友かな。 あまり好印象の人物が出てこないなか、編集者の瓜原さんだけには心を開いてほしかった。
20投稿日: 2024.06.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
【二重生活で引き裂かれる自己同一性】 ナガイ朝陽は 学生時からバイトをしていたゲームセンターに勤務している。 そして、早見夕日としてデビューした新人小説家でもある。 文学賞を受賞した後にさまざまなメディア取材に答える中での葛藤が描かれる。 ・・・ どうして小説を書いているのか、と聞かれて、分からない、と答える自分が小説家っぽくない、でも嘘をつくのは良くない… いつしか彼女は、相手が求めていることを答えるようになっていた。 その理由はもっと売れたい、とかそういうのじゃなくて、お金をもらってしていることだから、面白くないといけない、と、 とことん真面目な主人公だったと思う。 文章ではたくさんの言葉を紡げるのに、 話すことが苦手だったり不慣れだったり。 「人に伝えた瞬間に事実になる」 って言っていたけれど、 言葉を発することの責任、 それにより、人の幸不幸に影響を与える、ということでもあった…。 上司のナミカワさん、 編集者の瓜原さん、 イズタニさん、 アドさん…
3投稿日: 2024.05.31
powered by ブクログ同時に進んでいく物語の意味がわかり始めたら、面白味がぐっと増すと信じて読み進めていたけれど、拭えない違和感が段々と大きくなっていて、全く共感出来ないままに読了。作品中に出てくる物語の方がよっぽど面白く、主人公の苦悩が漠然とし過ぎていて堂々巡りだった。登場人物みんな 肩入れできなかったのが大きいかも。お話が上滑りしていく感じだった。
3投稿日: 2024.05.29
powered by ブクログ高瀬さんの小説を読みおわるともういいや、当分。って思うんだけど、あれ?新作出たんだって分かると、手に取っている。それからへえこんな話なんだ、面白そうだなって読み進める。それで読み終わるともういいよ、当分ってなる。
5投稿日: 2024.05.27
powered by ブクログ少し自分には読みにくかったかな あるきっかけで日常が変わっていく事を 悩みが増える事はみんなあることが わかって安心はしました
27投稿日: 2024.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
作家の苦悩、みたいな内容だと小耳にはさみ興味が沸いて図書館で予約していました。 日常生活を送る自分と作家である自分とは違うのに、世間からは同一視して見られる違和感。 更に、世間からどう見られているか、どう思われたいか、どう期待されているのか等、空気を読み過ぎて期待される人物像に自分を寄せ過ぎて、そのために小さな嘘を積み重ねていく主人公の、どうにもならない焦りや苦しみがとてもよく伝わりました。 小さな嘘でも嘘と知っている人物も実在するし、積み重なると破綻するとわかっていながらも止められないサガが、なんか理解できる。。 そもそも私も、小説とは別に、作家本人の経歴や人となりも知りたくなるし、著作がすべて経験談とは思わないまでも少なからず影響はあるだろうと想像してしまう。それが作家にとってどれほどのストレスなのかとかはあまり想像したことがなかったです。 新しい視点。
5投稿日: 2024.05.14
powered by ブクログ小説家になったゲームセンターの店員と悪ノリが過ぎる大学生__関係のない2人の話が同時進行で進んでいく。共通するのは中華料理屋(謎)人間関係の煩わしさがふんだんに描かれていた(著者の経験?)高瀬さんの作品はぬるり感強め。
10投稿日: 2024.05.13
powered by ブクログゲームセンター勤務の女性が小説家となり芥川賞作家としての気持ちが描かれた小説。どこまでが高瀬先生本人の気持ちなんだろう、と思って読みました。後半の「明日、ここは静か」は小説家の辛さというか、悩みというか、が伝わってきた。
6投稿日: 2024.05.03
powered by ブクログ小説家が小説家のことを書くのは、いつも少ししんどくなる。どこからが本当で、どこからが作り話か、どうしてもずっと少し考えてしまうから。 この本はまさにその小説家の本当と作り話の間について書いているように思えた。
3投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログタイトルがすごくいい!! 正直少し読みにくい。 現実と作品の境界が曖昧で分からなくなってきて、 なんとも言えないモヤモヤ感と緊張感に包まれる。
21投稿日: 2024.04.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どういう状況なのか。とても不思議な本だった。 「否定しながら同意する」 「想像力の身勝手さ」 うーんあるなあ、どうしようもない。 「そんなことは誰にも言われたことがないのに、こう思われているんじゃないか」 ということの大半は 「自分が一番そう思っているのだろう」は、すんなりわかった。 だから意外と人に話すと、ただの考えすぎかになる。 だけれども、そもそも「言う」ができない場合、、 言えない場合 言うのが嫌だという気持ち 言ってしまったことを後悔する気持ち 「ちゃんとした」とはなんなのか 自分で自分が苦しいとわかっているのに、言ってしまいそうなのも苦しい、とは 本当のことを言う事の苦しさ 他者への信頼、、 「うるさいこの音の全部」 身の回りの、無意識にうるさく感じる音についての話なのかと思ったら全然違った。 もっと根源的な、アイデンティティというか、自分とは何なのか、というか、自分を保つための話というか、そういうようなものを感じた。 自分の脳内の声がいちばんうるさかったのか、、 ここで、他の作家さんの本の話を持ち出すことがいいことなのかどうかわからないが、 川上未映子さんのエッセイにも 『小説家は嘘ばかり書くけれど、作品内で夏子がコミばあを思う気持ちは、私のものでした。』と書いてあったのが当時、印象的に感じたことを思い出す。 「深く、しっかり息をして」 夏物語より 高瀬さんの本は、「おいしいごはんが食べられますように」に次ぐ2冊目だけれども、他の本も気になってきた。 不思議な本だった。
28投稿日: 2024.04.19
powered by ブクログ自分と小説を書いている自分の境界が曖昧になっていくお話。他人から見る自分とは何なのかを考えた。どれが嘘でどれが本当なんだろう、〇〇っぽいとか言われることもあるけれど、果たしてどうなんだろう。
4投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログ学生アルバイトで働いていたゲームセンターにそのまま就職、なんとなくぼんやり 生きている主人公が、密かに書いていた小説が新人賞を受賞、さらに芥川賞を取る。 テレビで放送されると、会社、親戚、友人らの対応が一夜にして変わる。 本当の自分と、ペンネームの自分との区別がつかなくなる。 期待にこたえようと、インタビューで話を盛る。。。 「おいしいごはんが食べられますように」で芥川賞を受賞した著者の体験記、 私小説? というところだろうか。 その感情の変化は、実体験がないと書けないだろうから、それはそれで興味がある。 しかし、何とも読みづらい、私には。 なぜか「おいしいごはん。。。」も読んでいて、同様の感想を持っていた。 私には会わない作者なのかもしれない。でもなぜか2冊も読んでしまった。
2投稿日: 2024.04.16
powered by ブクログあぁ、作家は大変だな。 これはフィクションだと思いながらも 高瀬さんとダブって見える。 本が売れますようにと インタビューされれば 話を盛って、そこには嘘も含まれて 人間関係にも気を遣い 恋愛話も頼れる人もいっさい無し。 「話せば話すほど分からなくなり、離れていく。 わたしは言いたいんじゃなくて書きたいです。」 この最後の数行で、やっと本音の自分に出会えて 朝陽は有日と共に生きていけるよね。
2投稿日: 2024.04.10
powered by ブクログ芥川賞作家 高瀬隼子さん。シニカルな物の見方が独特の作風かと思う。この作品は受賞前に書いていたようで、そこも現実と物語の瀬戸際を読み手に想像させてしまう面白さがある。高瀬さんは、独特の距離感を保ちながら、伝えたい事象を冷静に捉えて、皮肉る。読み終えた後は、なんとも言えぬ気持ち悪さを感じるがそこが魅力とも言える。
15投稿日: 2024.04.09
powered by ブクログ人と上手くやっていくためにしてしまう表面上の取り繕いや軽い嘘、その時の自分の中に芽生える本音などを描くのが上手い作家さんだなと思う。裏表もなく本音だけで生きている人以外、思い当たるところが少なからずあるだろうしそこを共感するか同族嫌悪するかは読者次第だろうけれど。 主人公が段々と不穏な感じになっていくのは冷んやりとした気持ちになった。snsで話を盛ってしまった挙句嘘だと叩かれてる人を見るようななんとも言えないざらっとした気持ち
8投稿日: 2024.04.06
