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夢なし先生の進路指導(6)
夢なし先生の進路指導(6)
笠原真樹/小学館
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    「夢はお嫁さんになることです」 今回の巻の主人公は、学校の先生。 マッチングアプリ、結婚相談所、そして結婚。 夢にまで見た結婚に、幸せはあるのか? 誰もがその時は、幸せと感じるものでも、 どこかで歪みが出て、それはとっても小さな歪みで、 それを不感症なのか、見えていないふりをしてしまったのか、見過ごしてしまったのか、ただただ、そのままにしてしまったのか、そこからヒビが入り、少しずつ日常が崩壊していく。まだまだその途中。 結婚はゴールじゃない というのは、誰に向けた言葉なのか 芯に迫る作品。 今までの巻とは違って、何かを引用したり、誰かの言葉で説教垂れたりだ少なく、ストーリーがただただ時系列で紡がれてい。この作品のすごいところは、長いスパンの物語をきちんとその時の心情も大切にしながらきちんと描き切っていること。それを裏付けるのが、最後のページに記載されている参考文献の量。えげつない量の情報収集と、リサーチが、この作品の面白さを保証している。 めちゃめちゃいい作品です。

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    投稿日: 2025.09.14