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現場から変える!教師の働き方 できることから始めるローカルな学校改革
現場から変える!教師の働き方 できることから始めるローカルな学校改革
片山悠樹、寺町晋哉、粕谷圭佑/ボイジャー
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総合評価

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    現役の公立中学校教諭です。自分自身、働き方改革に興味があり、職員会議の場で提案することもありました。私が教員の働き方改革を進めたい1番の理由は、教員を志望する人を増やしたいからです。働き方や待遇が改善されれば、優秀な人材が学校に集まり、それが結果的に子どもたちへの教育の質の向上に繋がると信じています。本書にも書かれている通り、管理職や委員会からトップダウン的に不要な業務を削減することは大切です。また、教員個人の意識改革も大事です。実感として、教員は時間外勤務についての意識が低すぎると思います。残業代もつかないのに、子どもたちのために夜遅くまで働き続ける人が多過ぎます。それ自体は素晴らしいことかもしれませんが、体がもたず、結局休むことになったりします。そうなれば周りの教員に負担がいきます。やはり、やりたいことを100%やるのは無理だと割り切って、家族やプライベートを充実させることが、心身の健康に繋がり、ひいては子ども達のためになるはずです。あとは、同僚性も大事ですね。気の合う仲間たちがいれば、多少の困難は簡単に乗り切ることができます。仕事の質にも関わってくるので、如何にして職員室内の同僚性を高めるかが、管理職の腕の見せ所だと思います。

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    投稿日: 2025.01.17