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墨のゆらめき
墨のゆらめき
三浦しをん/新潮社
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総合評価

395件)
4.0
106
178
90
2
1
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    このレビューはネタバレを含みます。

    老舗ホテルに勤務する続力は、書道教室を営む遠田薫に筆耕係を頼みに行った。あらゆる筆跡を自在に書き分ける遠田の文字に魅入られていく。続が文章を考え遠田が小学5年生の字を真似て代筆をする話がよかった。書家の思いや霊も含めた森羅万象が映し出さされ、最後の一筆が、いつ止んだかわからぬ音楽のように、画仙紙に淡い余韻を残した。その文字は静けさがみなぎってどこまでもうつくしく、けれど艶やかな炎のように、あるいは底知れぬ深さを秘めた夜の湖の水面のように、黒く激しくゆらめいていた。しをんさんの言葉選びにドキドキした。

    1
    投稿日: 2026.05.29
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    老舗ホテルで働く若い男と、書道教室を営む書家。AI時代には絶滅危惧種になりそうな職業同士か、いやだからこその組み合わせなのかもしれない。2人の関係はほのぼの、しみじみ、こういう話を丁寧に書く三浦しをん作品で優しい気持ちになる。 実在するホテル三日月は木更津にあるはすだが、この小説の三日月ホテルは西新宿。都会のビルの谷間から見る細い月は趣きがあるのだろうか。西口公園の風景もみえてくるし、書道教室のある下高井戸の街並みも下町的な雰囲気が感じられる。その場に一緒にいるような気分になる、2人の会話をそばで聞いているような感じがする。そんな臨場感のある小説だった。 書家とヤクザで検索したら、闇バイトやオレオレ詐欺に当家は関係ないという張り紙写真のSNSが出てきた。文字の果す役割は単なる記号ではない、ということを訴えてくる小説は案外リアルなんだなと思う。

    70
    投稿日: 2026.05.25
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    この作品に出てくる書道家のモデルは、武田双雲の気がする。作品の中の書道家、遠田薫氏は、少し世間ズレした貴族的な独身生活者。作品の中の主人公「俺」には今のところ名前が出てこない。

    2
    投稿日: 2026.05.11
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    三浦さんの小説は、舟を編む(もう10年以上前なんですね!)など、さまざまな小説がありますが、 ここ最近ご無沙汰していて、やっと読めた本です。 ホテルマンと筆耕士の話です。 どうして、筆耕士に光を当てたのか、キッカケが知りたいなぁと思いました。 その視点がいい!そう思いました。 たんたんと話は流れていきますが、 筆耕士の素性が明かされていくあたりから、グッとくるものがあり、でも、最後は明るく終わる。

    15
    投稿日: 2026.05.06
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    2人の仲が少しずつ変化していくのが、もどかしくもあり楽しみでした。 ほのぼのした部分がいくつかあり読みやすかったです。

    59
    投稿日: 2026.05.05
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    会社の先輩におすすめされて読み始めた。 ハラハラするような山場はないが、2人の掛け合いを中心にクスッと笑えたり、ちょっと心配になったり、緩やかな気持ちで読み進めることができるお話だった。書道を習う身として、墨や筆の動き、文字の描写がとても心地よく、個人的にも好きな作品。 Audibleのために書き下ろされた作品とのことで、そっちも聴いてみたい。

    0
    投稿日: 2026.05.01
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    久しぶりの三浦しおん氏作品。笑えるところ泣けるところがあり読みやすかった。書道に関する話しで、顔真卿や欧陽詢の名前が出てきて嬉しく、また筆で書きたくなってきている。墨の匂いや筆先の運び方一心不乱で字を書くことに集中する時間を思い出している。タイトルが『墨のゆらめき』なのに書道にまつわる話だと全く想像していなかった自分にも少々呆れる。

    2
    投稿日: 2026.04.30
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    真面目なホテルマンと、型破りな天才書家。対照的な二人が「手紙の代筆」を通じて絆を深めていく物語。 ふらりと登場する猫のカネコ氏に癒されました。人間がおいしそうなおやつを食べていると、カネコ氏が「自分にも何かあるはずだ」と期待を込めた眼差しを送ってきたり、時には大胆に手を出そうとしたり笑

    9
    投稿日: 2026.04.24
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    audible用に書き下ろした小説。 声優の櫻井孝宏さんの朗読が心地良かった。 本も購入したので改めて読んでみたいとおもう。

    25
    投稿日: 2026.04.21
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    Audibleにて拝聴。面白すぎて、終わってほしくないと思いながらも、ほぼ一気に聴いてしまった。 性格も育った環境も異なる2人が、お互いを少しずつ理解していくストーリーが美しい。私の頭の中では、チカと遠田の物語がまだ続いていて、むしろここからが本番な気もする、、! しをんさんと櫻井さんのタッグ、また聴きたいです!

    7
    投稿日: 2026.04.08
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    真面目なホテルマンの続力が招待状の宛名書きを引き受けたくれた遠田の書道教室を訪ねる。ひょんなことから手紙の代筆を手伝い、その後も何となく気が合いお酒を飲む仲に。遠田の過去は壮絶だったけど義父母に恵まれ書道の道へ。三浦しをんさん、久しぶりに面白くて一気読みでした。

    1
    投稿日: 2026.04.07
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    Audible チカと遠田の物語。 相棒というより、好きな人同士が恋人になるまでの話のようだと私は感じた。一切恋愛感情はなさそうだけど…。 しをんさんの小説はとても読みやすい。どんどん読み進めたくなる。ただ単に相性が良いのか、それとも作家さんの技量なのか。

    2
    投稿日: 2026.04.05
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    書道家、遠田さんとホテルマン、チカの掛け合いが「まほろ駅前多田便利軒」を思わせ続編を期待してしまう。 とても好みの本でした。 筆耕士と言う仕事にも興味が湧いた。

    15
    投稿日: 2026.04.02
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    ホテルが筆耕士リストを持っていて、 書道家に結婚式や偲ぶ会の宛名書きを 請け負う仕組みを知った また書道家の魅力も教えてもらった 主人公であるチカや書道家遠田の 人柄に惹き込まれ、楽しく読み進めた

    1
    投稿日: 2026.03.19
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     ホテルマンとそのホテルの筆耕士として登録された書道家との物語です。  全く見ず知らずだった2人が知り合い、実直なホテルマンが自由奔放な書道家に振り回されながらも、少しずつ関係を深めていく過程に、「三浦しをん」さんのコミカルな文章も相まって、すっかり引き込まれてしまいました。  『舟を編む』もそうだったけれど、「三浦しをん」さんの紡ぎ出す文章そして作品はとても読みやすく、何だか優しさが伝わってきて、登場人物は皆んな人間的にも魅力的です。普段ほとんど関わることのない特殊な仕事をしている人たちなのに、こんなに彼らに親しみを感じるのは、間違いなく「三浦しをん」さんの文筆力に負うところが大きいのでしょう。  そして、成るべくして順調に距離を縮めて来た2人の関係が突然変化します。起承転結で言うなら、まさに「転」。  ほんのしばらく関係は途絶えたものの、以前、書道家が描いたのを見て感動した次の漢詩が、ホテルマンの脳裏に蘇ります。 君去春山誰共遊 鳥啼花落水空流 如今送別臨渓水 他日相思来水頭  ああ良かったーと、ひと安心。 この2人の関係は、これからもずっと続くのだろうと思います。  読み終えたら、何となくあの墨の香りが漂ってきて、まさに「墨のゆらめき」。とても心が落ち着きました。

    0
    投稿日: 2026.03.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    人に勧められて。 なんか…BLやないかい! それが悪いと言っているわけではない。 書の描写や、続が人に寄り添い、距離を測っていくところなどは繊細で美しかった。 ヤクザの使い方や描き方がちょっと鼻白んじゃった。

    1
    投稿日: 2026.03.12
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    『舟を編む』の映画は見たことがあるが、書籍を読むのは初めてだった。さすがはオーディブル配信から発表されただけあって、会話のテンポの良さと繊細さを要する場面、心模様の描写の合わせ方が秀逸だ。だから容易に心に映像まで思い浮かべることができる。全く違う人生を歩んできた二人の男が、書写という芸術の前で対峙し、実はさまざまな愛に育まれながらここまで生きてきたことを思い、さらなる冒険に旅立とうとしている。個人の人生は短く儚いものだが、脈々と続く芸術はそれを飛躍する手助けをしてくれる。この二人の織りなす冒険の続きを読んでみたくなった、

    2
    投稿日: 2026.03.04
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    なんだかんだで良いコンビ! チカ完全に絆されてるし・・ 生き方とか出自はどうあれ既に生業としてヤじゃない遠田さんだから成り立つ関係ではあるかも。

    0
    投稿日: 2026.02.26
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    さすが三浦しおん。今回もはずさない。わくわくしてハラハラしてほろりとして… 書を書いたり見たりしたくなる、遠田さんの暮らしぶりとTheいい人な続さん。「友達…ではない」らしい2人の関係がいいなぁ。

    1
    投稿日: 2026.02.23
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    真面目で人好きのするホテルマン続力が、初対面の筆耕士・遠田薫の書に魅せられてゆく。書道(というより習字)は超苦手な私なのに、読みながら惹かれてしまいました。力(チカとあだ名を付けられた)は、一見豪放磊落、破天荒な薫の言動に時折小さな違和感を感じ、それが彼の過去から書に生きる現在へ繋がります。しをんさんのいつもの語りが、ラストで読者にズドーンとヘビーなのを喰らわせてきますから、ご用心を。 二人に代書を依頼する小学生ミッキーこと遥人くん、金子信雄似の猫・カネコさんのキャラがいい味です。

    9
    投稿日: 2026.02.04
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    雪が降り止まない水墨画のような窓を眺めながら、読み出したら止まらなかった。 最初は雪の道を少し歩きながらAudibleを聞いていたのだけど、銀河鉄道の下りの辺りまではよかったが、 書のお話はやっぱり座ってと、飾ってあった本に移行。 「他日相思来水頭」合いたくなったらまた、この川辺に来てみよう。 ぐっとくる。 一応私も何年も書道教室にお恥ずかしながら行っている。仕事や用事がなければお正月の2日には箱根駅伝を観ながら、書初めをするのが毎年のルーチンで、ましてや実のとこ2日には用事を入れない(笑)ずっと書いている。 そして私は誰とは言えないが、めんどくせぇ〜といいながら、ずっとある人の代筆もしてきた。 からこそなおさら。 遠田薫の文字が想像できることも相まって。 で、続力のなんか人に話しかけられる能力?も解る気がして。 いや この二人のこれから先気になる。 しおんさん〜 代筆屋の話を漢詩を絡めて、古書や絵本も絡めて、書いてくれないかなあ

    61
    投稿日: 2026.02.01
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    2026/01/21〜2026/01/31 Audibleの『アトロク・ブック・クラブ』で「Audibleで聴くのにオススメの本」として紹介されていた作品。 著者がAudibleのために書き下ろした作品と言うことで、書籍ではなくAudibleで触れた。 同番組でAudibleに適した作品の特徴として「一人称語りの作品」が挙げられていたが、一人称視点で語られる本作のAudibleを聴いて共感した。 自分は小説を読んでいてもあまり脳内に画が浮かぶタイプの人間では無いのだけれど、本作のAudibleは聴いていて滅茶苦茶画が浮かぶのがビックリ。 著者の筆力と、櫻井孝宏さんの声優としての力量が組み合わさって最強となっている。 各キャラクターがイキイキとしている。 三浦しをんさんは男性同士の密な関係性を描くのが巧みだ。

    1
    投稿日: 2026.01.31
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    久しぶりに三浦しをんさんの小説を読みました。面白かったです。三浦さんの言い回しや、プチギャグが妙にハマります。小説全体的に展開よりも、表現で勝負している感がいいです。 書の世界も奥が深いなと感じますし、猫のカネコさんも小説の大事な所で、いい味を出しています。 パンダのくだりは最高に面白いです。腹が捻じ切れそうになりました。

    1
    投稿日: 2026.01.29
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    都内の老舗ホテルに勤務する 実直なホテルマン続力(つづきちから)が 書道教室を営む遠田薫に 筆耕係を依頼するところから始まる この遠田がね、えらいイケメン 女にモテそうなうえに書の腕前も達者 不器用な生き方だけれど天才肌の書道家遠田と 誰からも話しかけられる体質を 持ったチカ(つづきちから)は 彼の相棒になっていく いやーこういう男性同士のバディものって しをんさんが書くと間違いない! 最初はなかなか二人の会話がかみ合わないのに だんだんと分かり合っていく2人 なんといっても「書」というか「文字」を 文章でこんな風に表現できるものなのか 「舟を編む」の言葉フェチな人たちも よかったけれど、今回も文字フェチな人たち 半紙の質感とか炭のにおいまで伝わってくる表現   書の世界が本当に魅力的に描かれている 遠田の書を通して書という表現そのものに 魅入られた 人との出会いや 自分を迎えいれてくれる場所の大切さ すごい大事件があるわけでもないのに なんか、ワクワクしてくるんですよ 別にBL展開があるとかでもないのに ドキドキしてくるし  不思議

    1
    投稿日: 2026.01.25
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    オーディブルにて。ホテルマンと書道教室の先生の交流のお話。子供たちとのやりとり、ねことのやりとり、全部ほほえましかった。

    13
    投稿日: 2026.01.21
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    「墨のゆらめき」(三浦しをん)を読んだ。 軽やかで飄々としていて少し苦味を効かせたストーリーはとても楽しく読めた。 ただでさえ面白いのにカネコ氏(猫)をぶっ込んでくるところがずるいぞ。 三浦しをん作品読むのはたぶん五冊目。 「神去なあなあ夜話」以来12年ぶりかな。

    13
    投稿日: 2026.01.06
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    しをんさん王道のTHE三浦しをんな本。一つのディープな世界(今回は書の世界)や男同士のこういう関係を書かせたら本当にピカイチだと思います。話しかけられやすい体質のホテルマンのチカと型破りの書道家の遠田の2人の間に流れる空気や、時間と共に熟成されていく2人の関係性がとても好き。合間に挟まれる、パンダ地球外生命体説や金子信雄似の猫カネコなどの小ネタがツボで、ニヤニヤしながら読みました!元々、書の世界に興味があるので、夏の風を思い浮かべながら「風」という字を描いてみたくなったりもして。遠田書道教室入会希望です笑

    1
    投稿日: 2026.01.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々の三浦しをんさん。やっぱり面白い。 書家の遠田薫。筆耕を依頼してくる実直なホテルマンの続力を振り回すw 振り回しぶりが、どっかの便利屋さんみたいだw 遠田家の猫、カネコ氏も、なんともいい味をだしていて好き。 遠田の書道教室の子供たちもかわいい。 代筆を頼んでくる依頼人たち、そんな大事な手紙だったら、なおのこと自分で書けよ、とは思った。ま、大事だから自分ではなんともできないんだあーーー、っていうのもわからんでもないがw 終盤、あの老人が出て来て、あんな単語が出てくるから、やばい気がしてたんだよね。でも、うん、ああなってよかった。

    1
    投稿日: 2025.12.24
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    さらりとしたライトな読み味で読みやすかった。 真面目なホテルマンと書道家が書や代筆を通じてだんだん打ち解けていく話なのだが、壁があるようでない2人の会話のテンポが心地よい。

    1
    投稿日: 2025.12.23
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     主な二人の人物が面白い。書道という世界の奥深さや面白みの手ごたえは、いまひとつ伝わらなかったと思います。

    1
    投稿日: 2025.12.20
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    Audibleでお勧めとして紹介されていたので読んでみた。書家とホテルマンが代筆を通じて徐々に仲良くなっていく話。全体的にコミカルに仕上げており、サクサク読める。もう少し展開しても良さそうな気がする。ひょっとしたら続編が期待されるのかも。

    0
    投稿日: 2025.12.18
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    「文字を書くこと」が、こんなにドラマになるのか。 読み始めてすぐ、そう感じました。 真面目なホテルマンと、ちょっとクセのある書家。 この凸凹コンビが、「代筆」という仕事を通して、他人の人生の節目に関わっていきます。 別れの手紙もあれば、感謝の手紙もある。どれもメールで済ませてしまえそうな用件ですが、あえて「墨」と「紙」が選ばれます。 物語の魅力は、派手な事件ではなく、言葉の選び方や、手書きだからこそ生まれる“間”にあります。 読んでいると、「自分が誰かに送ってきたメッセージは、本当に伝わっていただろうか」と振り返らされました。 仕事小説としても、人間ドラマとしても、静かに効いてくるタイプの一冊です。 #墨のゆらめき #三浦しをん #小説

    43
    投稿日: 2025.12.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ・あらすじ 他人から話しかけられやすいという特技を持ったホテルマン続力は、書家・筆耕士である遠田薫への宛名書き依頼のため書道教室を訪れた。 成り行きで力が文案、遠田が代筆という代筆業を手伝う事になる。 関わりを深くする中で、ある日遠田の過去が判明する。 ・感想 Audibleで視聴。 三浦しをん作品に初めて触れたけどめっちゃ良かった。 さらっとした感じの作品描く人なんだなー結構好みだし他の作品にも興味でた。 こういう相棒的関係の成人男性二人組っていい。 愛とも友情とも違うこの絶妙な按配が1番好みです。 いやでも、遠田から拒絶された時に力が過去の恋愛遍歴を語るシーンの伏線回収?してたし、なんかもう力は遠田が好きなんじゃんってなった。 遠田も完全にチカの事好きじゃんってなってた。 でも恋愛関係にならないほうが良いな。 話の展開的には割とあっさりしてるし、ホテルマンや書家のお仕事小説でもなければ、代筆業を通して色んな人の悩みや苦悩を解消させていくカウンセリング作品でもなかった。 ラストは体調不良を訴えていた力の競馬仲間の人が死んで、その人に宛てる手紙の代筆業をするんだ、という御涙頂戴的な展開になるのかと予想してたら本当に普通にぎっくり腰だったw 朗読は櫻井さんだったらか安定して聴けた!

    2
    投稿日: 2025.12.11
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     心のゆらめき。 揺らぎ。 三浦しをんさんらしい柔らかい文章で素敵でした。  久しぶりに木暮荘物語を読みたくなりました。  

    33
    投稿日: 2025.12.10
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    本当に久しぶりの三浦作品。 何度もクスリとしながら、まほろを初めて読んだときと同じ感じ!とほこほこしながら読んだ。この何とも言えない空気感。いいなあ。 途中までゆっくりした展開だなと思ったけど、急に展開して終わってしまって、まだ二人の話を読み続けていたかったな、と思った。

    1
    投稿日: 2025.12.02
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    「墨」には書ともう一つの意味が込められていた。 ホテルマンの力は真面目で親切で聞き上手が滲み出て、何故か見知らぬ人から道を聞かれたり宗教の勧誘にあったりする話し掛けられ体質。競馬好きというところが意外。 遠田は書道教室の師範で、展示会に出品もする書家。また宛名書きの筆耕士や代筆屋の才能が秀でている。大雑把に見えるが仕事は丁寧で美しい。 そんな2人がウマが合う心地良い間柄になった頃、遠田の過去を知りもう一つの墨を身体に見せられる。 戸惑いはあったが遠田の魅力や思いやりの心に触れ更に強い絆で結ばれる。カネコさんかわいい。 続編希望!

    0
    投稿日: 2025.11.24
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    読了後に書道展へ行った。「書」という作品の面白さや、美術的な視点を教えてくれた本。文字を構成する一筆に宿る、力強さや爽快さ、なめらかさ、様々な思い、そういったものを感じられる視点を手に入れられた思い出のある本。

    0
    投稿日: 2025.11.15
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    実直なホテルマンの続力(つづきちから 別名チカ)と奔放な書家の遠田薫。 2人が仕事を通じて出会い、徐々に親交を深めていく様子が描かれる。あっ!BLではないです。 大人になってもこんな風に友情が育まれるって素敵だなぁと読み進めつつ、次第に違和感が膨らんで気になっていく遠田の過去・・・ 一方で、遠田の書家としての才能を発揮する場面では「書」にクローズアップした描写に引き込まれる。 筆の躍動感や、墨の香り、精神と技が繰り出す空気感が伝わってきて、静謐な美しさを感じた。 余談だが、表紙のアーティスティックなデザインは造形作家shikafuco(シカフコ)氏の「胞」という作品で土で作られているそうだ。 是非、裏表紙も広げてご覧いただきたい。 本作は2人が主人公かと思いきや、実は遠田薫という書家の人生を生い立ちから掘り下げていく内容。 対照的な2人の性格と、遠田の過去を知った後のチカとの人間模様が一番の注目ポイントだろう。 更に作品にいい味を出すのが遠田の飼い猫「カネコ」の存在。名付けの所以から楽しいのも流石は三浦しをんさんだ。最後にペトペト足跡が登場する演出に完全にノックアウトされた。 安定の読みやすさと温かな読後感だった。 私も見本を真似るだけではなく、こんな風に書道を習いたかったなぁ。もっと素晴らしい才能が目覚めたかもしれん。ちがうか・・・笑 そうそう私もね、うまい棒はサラミ味派です。

    41
    投稿日: 2025.11.14
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    3人の娘達は小学生になると書道教室に通いました。良い先生に出会えてお陰様で習わせて良かったと思っています。きっかけは元気すぎる長女に一週間に1時間正座をさせるのが目的でした。習字を見る機会が多かったからでしょうか、毛筆に興味があります。この本の主人公は仕事で書道家と知り合いになり、その作品と人柄に惹かれて行き友人になれると思った矢先にやくざとの関係を知ることになりました。ホテルの従業員としての仕事上、元ヤクザと関わることはタブーでした。しかし、今は書道家であり、また素晴らしい作品を書き人間としての魅力もあり、これからも友達のままで行くことにしました。一途に書道と向き合う彼は決して悪い人ではないはずです。決別じゃなくて良かった。

    0
    投稿日: 2025.11.13
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    三浦しをんさんの作品は読みやすくて大好きです。キャラがみんなかわいい。最後の1ページでウルッときます!

    2
    投稿日: 2025.11.13
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    久々の三浦しをん作品。 書道家とホテルマンの話ということだったので、どんな感じの話になるのかと思っていましたが、同じく三浦さんの『まほろ駅前』シリーズの多田と行天のコンビを彷彿とさせるコンビの話でした。 で、書道家の方が行天の役回りだったのがさすがに三浦さんという感じでしたし、全体的な文調も三浦節炸裂で安定の面白さでした。

    21
    投稿日: 2025.11.04
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    真面目でお人好しなホテルマンのチカと、 大雑把で奔放なイケメン書家の遠田。 あることをきっかけで2人で代筆を担うことに。 性格は正反対だが、仕事の相性はとてもよかった。 そして書道を通じてこの2人の関係が変わっていく。 とにかくチカと遠田の会話が楽しい!笑 とくにパンダは地球外生命体説の代筆は笑ってしまいました。 2人の関係は一旦崩壊しかけますが、ミッキーや金子さんの協力により、また続いて行けるんだと嬉しくなりました。 あたしも銀河鉄道の夜ちゃんと読もう。

    19
    投稿日: 2025.10.23
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    ホテルマンが書道をやっていくのかと思っていたが、ヤクザにはちょっと、あーだった。 書に対する表現が、清々しく素晴らしかった。

    0
    投稿日: 2025.10.18
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    三浦しをん新作、かつタイトルもよさげ!ということで購入。読了後、正月に子どもに筆を借りて久しぶりに書道を嗜んでみた。

    0
    投稿日: 2025.09.26
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    お人好しで真面目なホテルマンと奔放でガサツな書家。書よりもこの2人の笑えて時に不器用な友情物語という印象でした。互いに心地よく自分本位でいられる、これ大人の友情の形として理想的かも!代筆屋バディものとして2人のその後の話も読んでみたい。

    0
    投稿日: 2025.09.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    起承転結のお手本のような物語構造。 いつもの日常のように、このままだらだら続くんだろうなあというところからの急展開。 ホテルマンの力(ちから)も、書家の遠田も30半ばのいい大人なのに、二人の会話は妙に微笑ましい。 あくまで仕事の延長として敬語を崩さない力と、多分敬語を知らない遠田。 遠田の書く文字は、どんな気持ちが込められて、どんな景色を思い浮かべて書かれているのかがわかる。 しかしそれは、遠田の持つ本来の字なのか。 変幻自在に書体を変えて文字を書く遠田。 書家であり、書道教室の先生であり、筆耕士であり、代筆屋である遠田。 手を怪我して、または年を取ってうまくも字が書けなくなった人の代わりに筆を執るだけではなく、伝えたい思いをどう伝えればいいのかわからない人からも代筆の依頼を受ける。 そんな時、力が依頼者の意を汲んで文章を作り、依頼者に確認を取りながら手紙の形にしていくのだが、やっぱり代筆ってそういうことだと思うのよ。 紙や筆記具にこだわり、さらさらと手紙を書いて封をして投函という、ある人気小説に出てくる代筆屋は私には認められないけれど、こちらは納得。 閑話休題。 自分たちは友人ではないと互いに承知しながら、相手を思いやり、一線を引いたうえで心地のよい関係を築く。 そういう関係もいいなと思った。

    0
    投稿日: 2025.09.22
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    書や、書いている姿の描写が素敵だった。 中編だからか、三浦氏の他の本に比べると 人物描写があっさり目な気がした。 それにしても、書を習いたい。

    0
    投稿日: 2025.09.21
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    『舟を編む』の印象を持ったまま、題名と表紙から勝手な想像をして読み始めた。ところが、思っていたのと全然違っていた。書を観る者と、筆をふるう者。この両者の間に生まれた奇妙な関係と繋がりの物語。肩肘張らずに楽しめ、読後感が幸せな作品。 ホテルマンの続力(つづき ちから)とホテルの筆耕士・遠田。二人は仕事だけの関係。しかし、遠田は初対面で続を「チカ」と呼ぶ不思議な男。書道家としての腕は確か。料理が上手で、ガタイも顔も良い。やたら明るいのだが、時折ふと見せる隔絶感。遠田はいったい何者? 続は彼に興味を持ち、数回会ううちに二人の距離が縮まっていく。ところが、ある事実が明らかになり…。 人と人が繋がるのに、時間は関係ないのかもしれない。会ってすぐ「この人とは気が合う」と思うことってある。逆に「無理かな」って思った人と、後に仲良くなることもある。実は、夫は後者の人(笑)。誰かと信頼できる繋がりがもてたら、それだけで幸せ。そんなことをじんわり感じさせてくれる物語だった。

    47
    投稿日: 2025.09.15
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    ホテルマンとホテルで契約している書耕士とのなんとも心温まる物語。面白くて一気読み。 初めは疎んじながらも居心地の良さに抗えず関係が続いていく感じが良い。代書の内容も冴え渡っている! お互いの仕事にもプロ意識が感じられてこういう描写もスラスラ読みやすく楽しい作品だった。

    0
    投稿日: 2025.09.14
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    久しぶりの三浦しをん作品。バディものが上手い作家とゆう印象なのは、まほろ駅前シリーズの印象が強いせいかも。 今回は書道家とホテルマン。どうゆう繋がり?と思うけれど、筆耕とゆう仕事を書道家に委託する事を初めて知った。そういえば、結婚式の招待状は印刷ではない筆文字だったかも。けっこうたくさん出席したなぁ…。今はホテルや式場での挙式をしないのが多そうだけど。時代だな。 書道家が少し変人扱いなのは、わりと良くある設定かも知れない。その人生には様々なドラマがあって…と、最後の方は書道家の過去がメインだったから、次作はホテルマンのほうのエピソードが入ってくるのかも。バディものはシリーズで面白くなっていく可能性大。

    0
    投稿日: 2025.09.03
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    書道や書家には興味がなかったが、なんとなく高尚なことに触れたくて、読んでみた。       イケメン書家の遠田さんとホテルマンの続力さんの会話が面白くて、良い出会いがあり、良い友人関係を築いていくのだろうと、清々しさを感じた。 ただエピソードとしては盛り上がりに欠けていた。 少しだけ、書の世界を感じて興味を持てたことは収穫。

    27
    投稿日: 2025.08.27
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    ん?しをんさんのまっとうな小説は久しぶり?「エレジーは流れない」が最後だったかな。もっぱら爆笑エッセイを読み耽ってたし。そのギャップたるやもはや別人格。でもまぁ今作は主人公の続力(つづきちから:チカ)にしをんさんがすこし宿ってた気がする。もしくは書家、遠田薫にも。足して二で割ったら三浦しをんの完成か。しかししをんさん、相も変わらずいい感じの物語紡ぎすぎ。泣けるとまではいかなかったけど、漢詩の意味や遠田の生い立ちからじんわりするじゃないですか。二人で代筆屋やればいいのに。あ、まほろ駅前のコンビを思い出した。

    7
    投稿日: 2025.08.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読みやすいんだけど、主人公の語り口がやや冗長でテンポが悪く面白くない オーディオブック向けに文体を工夫したのかな?

    0
    投稿日: 2025.08.25
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    書家とホテルマンの、何とも形容しがたい、魂の応答のようなものを感じました。もう面白い。これ読んでよかったなって思わないひといないと言いたいです。起承転結の、転から結にかけてが、ジェットコースターみたいに揺さぶられるけど、降りた瞬間にもっと乗る! まだ降りたくない! って訴えたくなるというか…とにかく面白くてもう本当に読み終わりたくなかったです。

    0
    投稿日: 2025.08.14
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    ▼さすが三浦しをんさん。破天荒な書道家。真面目なホテルマン。30代イケメンのふたり。友情が生まれバディに・・・。という物語ですが、読みやすく、オモシロいです。書道家、書道、墨、筆、漢詩・・・通常はまず接することのない世界を、その魅力を垣間見せつつ転がっていく物語。  惜しむらくは・・・。もっと読みたいですね。物足りないです! ▼この一冊は(割と中篇ですし)、連続ドラマで言えば拡大版第1回、くらいの内容なんです。 ふたりが出会う。徐々に接近。書道の世界。そして破天荒な書道家の過去の傷。それをしってホテルマンは・・・。とまあ、ここまででこの本は終わっちゃう。  ここで結ばれた絆で、第2回以降、たれかの問題を解決したり、代書屋稼業でトラブル対処したり、と、続けられるはずなんです!そうして欲しいですね!もうひょっとしたらそれは実現しつつあるのかもしれませんが。 ▼不勉強で良く知りませんが、巻末の但し書きを読む限り、Amazonさんだったか?の、朗読アプリオリジナル小説として書かれた、とか。ということは、あ、そうそう、オーディブルですかね。オードブルではない。  オーディブルで提供されて、しばらくしてから活字で本になった、ということですかねえ。あまりまあ、読む側としては気になりませんでしたが。

    10
    投稿日: 2025.08.14
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    〔Ⅰ〕好もしい小品という感じ。スルッと入ってきて心地よい。 〔Ⅱ〕三日月ホテル従業員のチカはホテルが登録している筆耕の一人、遠田薫と出会う。事前のイメージとは異なり意外にざっくばらんでええ加減な人柄で、書道塾の子どもたちに好かれていることに驚かされる。当初はビジネスライクに接するつもりだったが、しだいに彼の書、そして遠田自身への興味を感じるようになっていく。 〔Ⅲ〕事前に情報を持ってなかったので読む前は、この著者なら墨づくりに携わる人びと話あたりかと思ったりしてましたがまったく違いましたし書道界のあれこれがわかるわけでもないわりとシンプルなお話です。 ■簡単な単語集 【笑顔】ホテルマンは? 笑顔で表情筋が固まってしまう。 【カネコ】遠田の飼い猫。金子信雄みたいだから。 【チカ】続力。語り手の「俺」。話しかけやすい特技と言うか体質を持っている。遠田は「チカ」と呼ぶことにしたらしい。遠田はチカに代筆屋の才能を見いだしたらしい。三十代半ばくらいらしい。趣味は競馬。築四十三年、1DK、家賃六万八千円のアパートで暮らす。釧路出身。 【続力/つづき・ちから】→チカ 【代筆】カウンセリングみたいなものとも言える。 【遠田薫】書家。父である康春の後を継いで書道教室をやってる。ルックスはとても良い。 【原岡】引退した、三日月ホテルの先輩。チカとは競馬友達でもある。 【遥人】書道塾の生徒。石好きのいい子。 【パンダ】地球外生命体。 【仏滅】結婚式を開くことができるホテルのホテルマンにとっては休みを取りやすい日。 【三日月ホテル】こちんまりしたホテル。サービスが行き届いており、レストラン「クレセント」の料理がおいしいのが自慢。専属の筆耕を抱えるほどの規模ではないので、その都度向いた書家に依頼する。 【水無瀬源市】亡くなったお得意様。豆腐屋だったが自分の使っている清浄な水が化粧品にも使えるのではないかと考え会社を立ち上げ今や百貨店でも置かれているブランドに成長した。本人はずっと豆腐を作り続けた。

    0
    投稿日: 2025.08.13
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    ぶっきらぼうな書道家と仕事が縁で知り合ったホテルマンの交流のものがたり 過去のある書道家がホテルマンに段々心を開いていく様子と 書道家の魅力ある字と本人に惹かれていくホテルマンの様子に 引きつけられた

    10
    投稿日: 2025.08.13
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    大人になってからはなかなか友達はできにくいが、今までの環境が違いすぎる二人が歩み寄っていく感じがほっこりあたたかい。足りないものを補いあう、それは大人同志に限らず、時に子供に助けられたり、猫に助けられたり。 文章が読みやすく、楽しかった。 遠田さんの素晴らしい書は想像の世界ですが、参考文献ページ周辺の猫印に書風?あり、いい感じです。

    2
    投稿日: 2025.08.08
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    相変わらず目の付け所が渋いというか、面白いというか。三浦しおんさんの作品に外れはございませんが、本作品も筆者の魅力(一例:これみよがしな感動ストーリーにせず、じんわりと後から感動がおいかけてくる感じ)がギュッとつまった素晴らしい作品です 本の紹介 実直なホテルマンは奔放な書家と文字に魅せられて いく。書下ろし長篇小説! 都内の老舗ホテル勤務 の続力は招待状の宛名書きを新たに引き受けた書家 の遠田薫を訪ねたところ、副業の手紙の代筆を手伝 うはめに。この代筆は依頼者に代わって手紙の文面 を考え、依頼者の筆跡を模写するというものだっ た。AmazonのAudible (朗読) との共同企画、配 信開始ですでに大人気の書き下ろし長篇小説。

    22
    投稿日: 2025.08.04
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    遠田のキャラクターが結構好きだった。大人になると子供のころのように、純粋に性格や趣味があうから友達というよりは、仕事や子供の関係で知り合った人と、付き合いが多いと思う。2人みたいに自然体で、心地よく付き合える人ができるのはとても良いなと思った。 ストーリーもよいが、特に遠田の家や佇まいの雰囲気がとてもよく表現されているなと感じた。遠田と力の飾らない空気感がこれまた飾りの少なり書道や教室、家や猫になぜかとてもなじんでいると自然に感じられた。

    1
    投稿日: 2025.07.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    複雑で美しい表紙に惹かれる本。 自由なイケメン書家と、彼に筆耕を依頼するホテルマン。墨がつなぐ30代男ふたりの日常、ベタベタしない飄々とした空気感が心地よい。ちょっと「まほろ駅前」を連想させる雰囲気です。 ホテルマンの口述を書家が書き起こす「代筆屋」が面白い。これが軸になるのかな?と思えばそれほどでもなく。 書家の秘密は、登場した瞬間に「まぁそういうことなんだろうな」という描写があったので、強い驚きはなく。 それでも時折、服のスリットから生の肌が覗くように、美や過去の鋭利な片鱗がひらめいて読者を魅了するのは流石です。 読み手としては、もうちょっとストーリーで翻弄されたかったかな。あとお仕事うんちくももう少し欲しかったなぁ笑

    14
    投稿日: 2025.07.23
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    読みやすいからスラスラ読めるしよかった。 でも、後半走りすぎでなんか薄くなったかなあ。 中盤、書を見た主人公が遠田の哀しみを感じ取るシーンとかすごく良くて、遠田ってどんな人なんだろう?と思ったけどちょっと後半が早すぎた。もっと深めて欲しかった。

    0
    投稿日: 2025.07.16
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    Audible用に書き下ろされたとのこと。そんなのもあるんですね。 といっても後から紙本も出ているようだけど。 櫻井孝宏の美声が心地よい中編小説。 ホテルマンの青年が、書道教室を営む書家の青年に筆耕を依頼するお話。 三浦しおんさんは舟を編む以来です。 書の描写や、細やかな猫の生態、子どもたちの会話などが美しい一冊でした。 オーディオブックは、ながら読書用ではありますが集中してないと聞き逃したりするので、散歩とか移動のときに聞くのが良いです。 家事しながらとかだと、ふと他に気をやったら分からなくなったりします。 櫻井孝宏ボイスをBGMにするだけというのも大いにありですが。 この本で感想1000冊目でした。 おー、凄い。もっと書きたいけどなかなか。

    15
    投稿日: 2025.07.03
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    書家の遠田とホテルマンであるチカ、男2人の友情の物語である。 途中まではこの2人の飄々とした雰囲気に馴染めなくて、なかなか読み進めることができなかったけれど、後半になってやっとやっとこの本の面白さが分かり始めた。←遅すぎる… チカの言葉の表現がクラシックで、そこに馴染むこともなかなかできなかったけれど、終盤でこれがこの本と面白さとやっとわかった。 色々と気付きが遅れてしまったけれど、書道の素晴らしさも少しだけ理解することができ、終わり方も爽やかでよかった。

    11
    投稿日: 2025.06.28
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    図書館で借りました。 本の表紙のイメージで、少し重い感じの話と思っていたけれど違った。 三十代男性の友情の物語でした。 それも、時々笑いがあって愉しいものでした。 登場人物は、ホテルマンの続力と書家の遠田薫。 遠田の作品が見てみたいと思った。どんな作品なんだろうと、とても気になります。

    35
    投稿日: 2025.06.21
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    面白かった! 最初、シリアスな内容だろうと思って読んでたらいきなり吹いてしまいました。 しをんさんの言葉のセンスが光っていてツボ。 ストーリーとは別の部分でも、ふつふつと楽しさが沸き上がってくる三浦しをん作品。 ホテルマンのチカが宛名書きを筆耕士・遠田に依頼したことで始まる物語。 二人の関係がゆるやかに育まれていく様子が良かった。遠田とチカが距離を縮めていく様子、子どもたちや猫の存在にも和んだ。 微笑ましくリラックスして読める。 真面目そうなチカの文章力が斜め上をいっていて笑った。 「遠田書道教室」に流れる時間は、穏やかで優しくて、久しぶりに帰った実家のように寛いだ気分になる。 最後はニヤリとしつつ、晴れやかな気持ちになりました。

    12
    投稿日: 2025.06.10
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    「文字」が持つ力と魅力に気付かせてくれます。 三浦しをんさんの作品で、男性二人が主人公となる作品にハズレ無し!ですね。

    5
    投稿日: 2025.06.08
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    読後、やっぱり三浦しをん大好き!と思えた。 子どもの頃、習字を習っていて「字がキレイ」と褒められて得をしたことは、何度もある。経費節約のために、結婚式の宛名書きもホテルにお願いしないで自分で書いたけど、お願いしていたらそれはそれで物語があったのかと思う。 硯で墨をする時間は、子どもながらに背筋が伸びて、別の空間の時間が流れている気がしたのを思い出しました。

    2
    投稿日: 2025.06.07
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    ホテルマンの続力が仕事上でとある書家と繋がりを持つことになる 冒頭から何か引き込まれるものを感じた。 子供の頃書道していたのもあるけど墨と言う文字に惹かれた。 二人の性格の描写にも惹かれるものがあり没頭していく そして.‥薦めたい1冊です

    1
    投稿日: 2025.06.03
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    ☆5じゃ足りない! なんですかこれ!最高でした:.゚٩(๑˘ω˘๑)۶:.。♡︎ 書道家の遠田薫とホテルマン続力 ちなみにツヅキチカラの兄はツトム 2人合わせて続努力…笑 この2人の掛け合いが漫才のようで心地よいのです イケメン書道家の薫は、書の才能溢れる軽いヤツかと思えば物悲しさを感じる男…対してホテルマン続力は真面目で優しく微笑み人の良さ全開のホテルマン天職です!みたいな男 笑えてちょっとホロっとくる まほろばに次ぐ傑作シリーズにして欲しい♡ しをんさんが楽しんで書いている姿が見える笑 男性キャラのセンスが良すぎます♪ そして登場人物は男ばかり笑 お気に入りは書道教室の小学生ミッキーの友達の土谷くん 流石しをんさん♡そんな作品(●︎´艸`)ムフフ ちょっと前に水墨画やりたくなって(小説読んで) 次は書道がやりたくなったわたくしです笑

    48
    投稿日: 2025.05.30
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    ほのぼの〜いい感じ。過去の人生もあるけれど、幸せに、ゆるりと生きてる感じが、とても良い。この本を読んだ頃、個人的に禁酒していたが、お酒のシーンがあって、「美味しい食べ物とお酒」って、やっぱり幸せのイメージの一部なのかも?とか、思った。

    3
    投稿日: 2025.05.24
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    右上の角がまろやかだ、左上の角はかすかな空隙がある。 空隙というチョイスが心に刺さる! 目に見えないはずの文字のイメージが伝わってくる!! 続さんと、遠田さんの関係も心地よい。パソコンとプリンターに例えている表現があったが、言い得て妙。 遠田さんの過去が明かされるところからの怒涛の展開。後半は早かった。 続さんの字に対しての気持ちや想い、漢詩の話、どの要素もうまく絡まってきれいにおさまっている。 映像化をお願いしたい作品。

    0
    投稿日: 2025.05.13
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    実直なホテルマンの続力くんと、どこか浮世離れした書道家の遠田のキャラクターが絶妙に噛み合っていて2人のやりとりが面白くワクワクさせられた。後半の展開にも引き込まれた。 続編あったら嬉しい。

    1
    投稿日: 2025.05.11
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    「三浦しをんは日本語が綺麗」 「日本語を勉強したければ三島由紀夫、三浦しをんを読め」 「舟を編む」が映画化された頃だったのか、時期は本当にあやふやだけれど、個人の呟きとかではなく、どこかで、なにかで読んだなと記憶していて…。 (2つ目はもう1人いらっしゃったかもしれない) もうずっと頭の片隅にあったものです。 この先入観込みで久しぶりに読んだ小説は、軽やかで笑いもあり、難しい言葉は調べながらでも読みやすく、やっぱり美しい…!と思える文章なのでした。 物語自体は色々展開もありスルスル読めます。 書道に関するあれやこれやは思ってたよりも少なめでしたが、この作品のバランスではこれくらいが丁度だと思えました。 登場人物が、猫のカネコさん含め、みんないい! ここで終わり、は納得ですが、続編やらないかな〜と期待してしまいます。

    22
    投稿日: 2025.05.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書家とホテルマンに焦点を当てたお話 三浦しをんさんのお話は、いつも新しい世界を教えてくれるのでとても好きです。 この本を通して、書っていいなあと思いました。 文字ってその人の個性や気持ちが込められていて、そういうところが見ていて楽しいです。 言葉の連なりで、よくもまあこんなに書かれた文字を思い起こさせるものだなあと圧巻。ステキでした! 力と遠田のやり取りが、とても心地よくて面白かったです。 私的には、遠田の背景よりも、もっと書道の良さについて触れてもらいたかったなあという気持ちも。前半の方が楽しめました。 書道いいなあ (オーディブルにて)

    4
    投稿日: 2025.05.09
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    重い話かと思っていたけど、意外と軽めの話だった(笑) ホテルマンの続力と書道家の遠田薫のキャラが共に魅力的。 二人の関係性がずっと続けば良いなぁと思った。

    12
    投稿日: 2025.05.05
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    さすが三浦しをん。好き。書道家とホテルマンっていうコンビがもう良い。どんどん季節を進んで行くのも良いよね。語られてない時間もある感じ。『舟を編む』とか『ばらかもん』とか好きな人は絶対好きなやつ。 Audible版は櫻井孝宏なのも素晴らしすぎる。天才の発想。

    0
    投稿日: 2025.05.04
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    こ、これは…((((;゚Д゚))))ガクブル私の大好き!のツボを押しまくる作品だーヽ(`▽´)/♪三日月ホテルに泊まりたいし、遠田書道教室に通いたいし、カネコさんと遊びたい(*´∀`*)

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    しをんさんの青春モノ、久しぶり。引き込まれて一気読み。下高井戸に住んでたから第一文にでてきてびっくりした。

    1
    投稿日: 2025.04.16
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    引っ越す友達に送る手紙、彼氏に愛想を尽かしてもらうために送る手紙。ホテルマンが文面を考え、書道家がプリンターとして描いて出力するタッグの物語。小川糸さんの「ツバキ文具店」みたいな感じかな〜、いや、砥上裕將さんの「線は、僕を描く」の圧巻の筆さばきみたいな感じかな〜と勝手に予想してました(´-`).。oO 結局、三浦しをんさんの書くエッセイが、コミカルでエキセントリックだったのを思い出します。うまい棒の件もパンダの話も面白かったのに、すっかり後半の展開へ持っていかれてしまった(笑) 『なにが「線路沿い」だ。こんな事態があっていいのか。五叉路の中のどれが正解だ?「とおだかおるうぅぅ~!」独り言にしてはかなりの声量になったものの、むろん返事はない。』 先の展開が気になるので、続編あったら嬉しいな。 2025.4

    33
    投稿日: 2025.04.12
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    遠田の感性とか人柄も最高なんだけど、何よりチカがすごいと思う。仕事に誇りを持って働く姿勢、職場への愛がすごくてこんなに愛せる仕事に出会えるなんてうらやましい。自分で言っていたが話しかけやすい人というか、誰でも受け入れてくれる雰囲気なのだろうと思いました。偏見はゼロではないけれど、わりとすんなり未知のものも理解しようとして受け入れてくれる。遠田が懐くのも納得でした。2人の関係性がとても心地よくうらやましい、読みやすくてワクワクしたりあったかくなったりするお話です。

    1
    投稿日: 2025.04.12
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    朗読版を聴いてから書物になる日を楽しみにしていました。形を手にして読める幸せ。しをんさんの表現の豊かさ、揺れる心の機微を掬うあたたかさ、クスッと笑むユーモアさ。書が繋げたかけがえのない優しい世界が愛おしい。是非とも続編を…!と心から願います。 オーディオブックからの出会いでしたが、櫻井孝宏さんの朗読がとにかく素晴らしくて。三浦しをんさんの文章が櫻井さんの声から立体的に情景が浮かび、豊かな想像世界へと導いてくれる…素敵な時間でした。書道から離れてずいぶんと経つけれどまた書の世界へ戻りたいと揺らめきながらの読書でした。(2023年6月17日読了)

    0
    投稿日: 2025.04.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    三浦しをんさんの御本を読んだ!と大いに感じるものでした。やっぱり三浦しをんさんが好きだなあと実感する作品です。 特に、別れを切り出すラブレターにパンダ地球外生命体説を書く力が大好きです。

    1
    投稿日: 2025.03.16
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    前半はホテルマンのチカと遠田薫の掛け合いがコミカルでおもしろい。 2人で何度か代筆屋をする短編っぽい流れかな?と思いきや、後半は少しシリアス。 チカが「書の持つすごみ」を感じる場面が良かったけど、書の魅力に裂くページが少なく感じて少し物足りない。 遠田の決心による関係性の変化もあっさりクリアして腑に落ちなかった。 インパクトのある表紙の「胞」であるという絵が好き。

    25
    投稿日: 2025.03.12
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    続の語り口調、語彙力や表現力がなんとも面白く、ニマニマしながら読みました。 続と遠田の距離感がだんだんと近づいていくのも良かったです。 最後の方は駆け足で進んでいってしまったように感じ、少し残念。 続編が出たらいいなーと思います。

    14
    投稿日: 2025.03.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書道が好きなので、書家が出てくる物語と分かって図書館で借りてみた。この物語のすごいところを私なりに言うならば、書家といってもいろんな書家さんがいるが、筆耕や代筆と芸術書道では求められている能力や技術が違うので、並行してそれを表現できるのはレベルの高い書家であるというところですね。一見いい加減な性格で主人公を振り回すが愚直に書道と向き合う遠田さんの実はすごい設定なのが面白かったです。

    1
    投稿日: 2025.03.03
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    普通に面白かったが、専門職が主人公の物語に見られる三浦しをんの綿密な取材に基づく面白さを期待していたので、それがあまり感じられなかったのが残念。

    0
    投稿日: 2025.02.19
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    細かい設定が全て物語に必要なピースとなっていて、お見事と言うしかありません。 最後まで身が離せない展開。 でも、最後は心が温かくなりました。 読後が良い気分になりました。

    4
    投稿日: 2025.02.09
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    よかった。 ホテルマンの続力と書道家の遠田が出会うところから始まる物語。 不思議な魅力を持ち、どこか掴みどころのない遠田と真面目な続力。 少しずつ2人の間に絆が生まれていく様子に胸がじんわりした。 真新しさはないかもしれないけれど、それぞれの感情の機微が丁寧に描かれていて良かった。 ☆4.0

    2
    投稿日: 2025.02.09
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    文字に想いをのせて言葉になり言葉を書き残す。 時代を超えて書き写され、それが書き手や読み手の言葉に生まれ変わる。 友が相棒に生まれ変わる。 いい本でした。

    1
    投稿日: 2025.02.07
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    電車で読んでいたらニヤニヤするのが止まらなくて困った。 三浦しをん作品、やはり好きだなー。 代筆、というと鎌倉を舞台にしたツバキ文具店と・・・あともう1作くらいあった気がするけど、そういった代筆メインの話じゃなかった。 書を嗜みたいなあ、と思ってしまう。影響されやすいのよね笑 おざなりとなおざりの違いを知ったのもよい発見!

    2
    投稿日: 2025.02.03
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    三浦しをんさんの文章はなんでこんなにさらさらしてるんだろう。筆の動きや季節とかも感じられてすごく好き。そして温かいストーリーが心にしみる。

    0
    投稿日: 2025.02.01
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    出てくる人たち、みんな好き! 私も真剣に書道やってた。書の持つ力。私にはチカほど分からなかった。いつも技術的なご指導だった気がする。6段で終わった。猿真似にも届かなかったけれど。まして、自分を表現するなんて、出来なかったけれど。 私も遠田書道教室に行きたいなあ。遠田さんと友達になりたいなあ。

    1
    投稿日: 2025.02.01
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    三浦しをんさんの温かい文章が心地よいですね。チカと遠田さんのフワッとした会話だけでお話が進められるのが凄いです。 書を通して二人の奇妙な交流が始まりますが、優しさに満ちたお話し、語り口がとても気持ち良かった。 読み終わった時に爽快感が広がりました。

    34
    投稿日: 2025.01.31
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    私は芸術ってよくわからんけど、なんかすごい、みたいなのは伝わってきて、書道家っていう特殊?な職業だけどとても入り込みやすかった。ホテルマンの続さんと一緒で、なんだかわからんうちに馴染んでる…みたいな。 装丁が堅いというか重いというか…見た目の重厚感より内容は思ったよりライトだったのでジャケ買いしにくくて勿体ないかな。

    0
    投稿日: 2025.01.31
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    ホテルマンとして働く続と、ホテルが登録している筆耕士の遠田。 全く真逆の性格の二人の掛け合いが面白かった。 ひょんなことから二人で協力して代筆を行うことになり、そこから仲が深まっていく。 パンダのやつは個人的にすごく面白かった(笑) この二人のこれからがもっと見たかったなー 続き出たら絶対読みます!

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    投稿日: 2025.01.23
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    書って難しい、鑑賞ポイントわからん、って印象で、資料的価値とか誰の筆跡だとか料紙の美しさとかみたいなとこで見がちだけど、ときどき字そのもののパワーにわーって圧倒されたり、字そのものの芸術性に惚れ惚れしたりすることある。 最終的なとこはよくわからん感じだけどおもしろかった。

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    投稿日: 2025.01.19
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    読み下し文のリズムがいいのか、 整然と並んだ漢字のカクカクした見た目がいいのか、 よくわからないけれど 初めて触れた時から漢詩が好きな気がする。 思えば子供の頃、早朝にテレビ番組が なくてNHKをつけていると 漢詩紀行的な番組が流れていた。 滔々と読み上げられる漢詩のナレーション が心地よく、意味がわからなくても 良いものだなと思っていた。 だからなのかわからないが、娘の名前は 漢詩に由来する。 ここまで本文と全く関係ない私の話だが、 本文中に2つほど漢詩がでてきた。 だからなのか心地良かった。 私が今までなんとなく感じていた漢詩への 親しみに似て、この本には一貫して 暖かさを感じる。 良い本だった。

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    投稿日: 2025.01.10
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    この2人は普通に暮らしていたら交わることが無かったはず。そんな2人の関係性とか、心地良い会話が好きでした。 書道は苦手で仕方がないけど、ちょっとだけ筆を手にしてみたいなと感じました。

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    投稿日: 2025.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ホテルマンのチカと書道家の遠田の話。書道やから重厚な話かと思ったら良い意味で裏切られためちゃくちゃ面白い。遠野の書く字が見たいし遠野が先生をしてくれるなら書道したくなる。この2人の関係性がほんとよくて、続編とかあればなって期待するほど好き。 まりもようかんほんまに存在してるの笑う。 友達ではないけど、「お前が去った春の山で、俺は一体誰と遊べば良いのか」の関係性めちゃくちゃ良い

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    投稿日: 2025.01.07