
総合評価
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- little_kaka"powered by"
パシフィック・リム+陰陽五行+中華ファンタジーの欲張り設定でワクワクしながら読み始めました。 中国の歴史とか文化を知っていたらもっと楽しめたかな。髪形とか服装のイメージ出来なかったのが残念。 男性上位の世界観で女性はかなり辛い扱いを受けるので抵抗ある人にはオススメできないかも
2投稿日: 2025.04.05 - daifukuomochi"powered by"
悪習に囚われた国で生まれながらに罪人のような扱いを受けてる(女性だからというだけで)主人公があふれる才能でめちゃくちゃやるところはおもしろかった 姉の敵を暗殺するつもりがうっかり圧倒的な力の差でねじ伏せちゃったところとか 纏足って子供の頃から小さい木靴に押し込めて成長させないものだと習った気がしてたけど、作中のわざと粉砕するシーンでこわすぎだった
3投稿日: 2025.03.21 - slky"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
最初は面白かった 怒れる少女が、立場の強い男達に立ち向かうというか、初っ端から殺人してしまって、男達の敵になって行く でも結構自分の我を通すことだけを考え、周りの協力的な男達を振り回し、女子の味方は作らないのかいない 男2人と住む話になってから、だんだん詰まんなくなった 結局自分が目立ちたいだけなんじゃないだろうか いるよなあ、こういう人
2投稿日: 2024.05.29 - hekcho"powered by"
例によってこの本も、構造的差別(この巻では性差別、おそらく後編は人種差別…がくるのかな?)の中を生きる人々を描く。纏足が復活していたり、構造的に女性が使い捨てになるようにできる人搭載型ロボット兵器が出てきたり…要するに医学部受験で女性だけ減点するようなものだよね…と考えると、この未来が全然あり得ないとは思えない。
0投稿日: 2024.01.28 - おびのり"powered by"
ひまわり御師匠が激賞されておりました一作。 メフィスト賞のような趣かと。 なかなか世界観が掴めず、苦戦しました。 ある程度繁栄していた文明が、宇宙からの侵略者渾沌(ふんどん。混沌と同意語)により壊滅。そこから2,000年。人類は、霊蛹機を使い抵抗を続けている。という設定が最後の方でようやく。 登場人物達は、それぞれ中国の歴史上の人物から引用され、その性格等も反映。 蛹は、さなぎ。パイロットの気の力で進化していくからかな。この霊蛹機に男女がペアを組まされて、その互いの気を使い変身したり戦ったり。 根底にあるのが、女性蔑視。中国の纒足をはじめ女子と生まれた子への扱いに嫌悪感が伝わります。 陰陽説かと言われると、陰と陽は同格と思っているので、そこに格差を描かれると、納得しにくい。 五行説かと言われると、相剋のみを取り上げて、相手を生かす相生を表現しないと片手落ちかなと思う。中途半端な扱いです。 ゲームとかアニメとかの世界観を満喫している方には良いかなと思う。 そして、この小説の主人公の女子パイロットが、自分を“あたし”というのが、落ち着かなかった。 英語だとわたしとあたしの違いがあるのかな? “わたし”だと男女共に使うから、女子主張の表現と理解しておいたけれど、ジェンダーとセクシャリティを描きたいという作者の意思からズレるんのでは?文字を書けない設定だったから、そういう意味合いかな。 小野さんの「十二国記」は、五行説と九星の形状を使っていると思っていますが、この小説で男女パイロットを陰と陽としているという事は、王と麒麟を陰陽としていたかもしれない。また読みたくなってしまった。
59投稿日: 2023.12.11 - ひまわりめろん"powered by"
うぎゃー すごいぞこれ! 夢中になりました 久しぶりに寝食を忘れて読んだよ ちょっと登録数少ないんじゃね? なにやってんのよブクログ民よ! もう! もちろんこれは、俺の勝手な推測なんだけど、作者のとんでもない「怒り」のパワーによって書かれた作品なんではないかと そんでもってすごい綱渡り的な作品 いやそこ突っ込んでいくのか!っていう もうギリギリ攻めてます ギリギリの表現、ギリギリの思想 そもそもさー「男尊女卑」って思想はさー 男の過剰な防衛本能から生まれたんじゃねーの?って俺なんかは思っちゃうわけ いや、よくないよ 肯定はしない、「男尊女卑」なんて思想は爪の先ほども肯定はしないよ だけどさ、「男尊女卑」から解き放たれた(解き放れつつあるか?)女性たちを見なさいよ どうよ? 『鋼鉄紅女』じゃん! いやあれよ ダメよ、男だとか女だとかでいろいろ良からんことするのは でもさ〜「男尊女卑」とは言わないまでも、ほんのちょっぴり「亭主関白」に憧れたっていいじゃない そのくらいは許してほしいわけ ちょっぴりよ? ダメ? 鋼鉄にダメ?(どんな比喩やねん!)
58投稿日: 2023.08.15 - hiroshimamarsh"powered by"
めちゃくちゃ面白い。 主人公の怒りは当然。どんどんやったれとい思っているうちに終わっちゃう。500ページもあるのでにあっと言う間。 人名の読み方が覚えられない!
2投稿日: 2023.08.06 - より"powered by"
ペラっとめくったらメカのデザインがかっこよかったので手に取りました。 冒頭を読んでアニメっぽいと思ったら巻末にダリフラに影響を受けた、とありナルホドと思いました。とは言え古い話だとイクサー1とか桂正和さんの男女が一体になる漫画とかアクエリオンとかもそんな感じなのかな?モチーフは結構昔からあるのかな。イクサーワンは男女じゃなかったけど。 さらに則天武后もベースにしている、という事なので、昔の逸話をロボ作品にしたような感じなのか、それは面白いよなと思いました。纏足の時代の女性が虐げられ搾取され、それでも次世代の同性に自分と同じような人生を歩むことを願うという業のようなものも読んでいてヒリヒリしました。 金持ちお坊ちゃんがなんで彼女に入れ込むのかはよくわからなかったですが、結果として彼女は権力も好きな男も自分の力でゲットするという力業がすごかったです。
0投稿日: 2023.06.27 - meirin213"powered by"
シーラン・ジェイ・ジャオ『鋼鉄紅女』読了。 陰陽五行説ベースの中華ファンタジー風世界で男女一組で動かす巨大ロボットで宇宙から来た侵略生物と戦う物語…ではあるけれどとにかくヒロインの意志が物語を推進・牽引していく力が凄い。作者はダリフラに影響を受けていることを公言しているけれど、ダリフラに覚えたフラストレーションがこの作品という形で昇華されたというのはあの2クールを追いかけた者たちの救いになるのでは。"ロボットアニメ"的想像力が根底にはあるけれどこれは日本のアニメ的文脈では描けない物語であるな、と。ロボアニメリスペクトでもパシリムやUSJとは似て非なる怪作。
0投稿日: 2023.06.23 - あんどうとり"powered by"
女性主人公の復讐譚でSFに恋愛に人型に変形するロボットにと要素はてんこ盛りで海外のラノベみたいだなと読んでて思った。 主人公の言動はかなり過激なので拒否反応がでる人も多そう、中盤は主人公の思い込みとか何でもかんでも噛み付く姿勢が結構続くので少し辛かった。 あまり読み慣れてないのでなんじゃこれはとなること必須な、やおい的な展開もあり。 物語の展開はスピーディーなので退屈しないし結構面白かったけど、軸になってる異星の機械生物・渾沌との戦闘が単調なこと、人類側が負けているはずがスムーズに勝ち進みラスボスでもそんなに苦戦しないのはちょっと期待はずれ。マブラヴオルタネイティヴまでは行かなくても決死の覚悟で挑むような戦闘は1つもないので、あくまでも男尊女卑の世界をひっくり返すことに重きが置かれていることは中盤までは分からないので、期待したものと違うとなる人も少なからずいそうだと思う。 でも続編は読みたい
3投稿日: 2023.06.05