清く正しく美しく、歌って踊れる、タンバリンもできる元タカラジェンヌがこんなに文才もあるなんて！ 文章が面白いし、タカラヅカの舞台裏も興味深いし、楽しさに溢れた一冊でした。 それにしても、ジェンヌさん達って本当に努力家なんだな、煌びやかなステージの陰にとてつもない努力が投入されてるんだなと改めて感じ入りました。

出オチみたいな表紙に惹かれて前作を読みました。そして分かったことは宝塚に興味が無いので、その部分に差し掛かると途端に読むのが辛くなる事。なので卒業後の今作の方が大分面白かった。 この後またエッセイ出るようだったら是非読んでみたいです。

舞台人から社会人になった時の苦労は想像を絶するだろうなぁ。エッセイや脚本が出来上がっていく様子やエリザベートのお稽古の様子が読んでいて面白い。

『こう見えて元タカラジェンヌです』の続編です。 前作は宝塚を志してから華々しく退団するまで。 今作は退団後、どのような道を経て今の地位を築かれたか。 華々しい宝塚の世界。入団出来た事がまず凄くって、さらにその中で唯一無二の存在になられた天真さん。そんな無敵に思える天真さんでもセカンドキャリアを送るにあたり、悩み、迷い、苦労されてたんだと分かり、改めてすごい方だなと思いました。 　なかなか大変そうな事も起こるんだけど、彼女らしく、面白い文章なのでクスっとしながら読めました。（時々噴き出しちゃったので、電車で読むのは注意が必要） 　新しい世界に飛び込むのは勇気がいるし大変だけど、楽しい事もたくさん待ってると思わせてくれる本でした。 　新しい環境に身を置く方や、転職を考えてる方、お仕事始めようか悩んでる主婦の方にも楽しんで貰えると思います。

連載も読んでましたが書籍になって改めて読みました。夫さんの「ひろくん」との結構までのエピソードが本当に面白い。そしてエリザのガラコンの稽古場日記がまたオタク全開で本当に楽しい！多才ですよね。これからの活躍にも期待！