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半導体戦争
半導体戦争
クリス・ミラー、千葉敏生/ダイヤモンド社
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総合評価

59件)
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    半導体の歴史について書かれている。 評判の良い本なので読んだが、 それほどおもしろいとは思わなかった。

    4
    投稿日: 2025.11.12
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    9月4日のNHKスペシャルは「1兆円を託された男 ~ニッポン半導体 復活のシナリオ~」という番組でした。恥ずかしながら視聴するまでファブレスとファウンダリの違いがわかっていませんでした。つまり半導体会社の世界ランキング1位NVIDIAと2位のTSMCの違いです。慌てて積読だったこの本を開きました。自分の世代の理系の優秀な奴らはNECとか富士通とか日立に就職しています。そろそろ会社から離れ始めた彼らと飲むと日本の会社の半導体事業戦略の失敗と通産省(また経済産業省になる前!)の失策を吐き出すように語ったりしています。そんな日本半導体の成功と凋落も本書のテーマの一部ですが、もっともっと大きな物語、興奮しながら満喫しました。無茶苦茶面白く、世界情勢についての解像度も滅茶苦茶上がります。ローマ帝国興亡史ならぬシリコン帝国興亡史。でも、それは現在進行形の歴史です。書名の「半導体戦争」はビール戦争、液晶戦争のようなビジネスアナロジーとして読み始めましたが、後半にはストレートな意味での戦争と半導体の一体感に慄然としました。AIの発展で半導体は人間生活のますます奥深くに埋め込まれていくと思われます。それは国際政治の緊張感とダイレクトに繋がっていく時代なのだと思いました。

    10
    投稿日: 2025.10.15
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    半導体戦争の歴史について詳細に書かれている。 もう少しコンパクトにまとめられただろう。知識がないせいか読みにくかった。 内容はとても良い

    1
    投稿日: 2025.09.15
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    いわゆる「半導体戦争」というと、米中対立のことをイメージする。スマートフォンやAI、軍事機器などの中核を担うのが半導体だからだ。中国のHuaweiなどへの高性能半導体の輸出規制や、米国製装置を使った製造の禁止などは記憶に新しい。そうした攻防の中で、台湾TSMC(世界最大の半導体受託製造企業)の存在も一気に有名になった。遡って日本とアメリカの半導体摩擦。国同士の半導体戦争というとこれ位のイメージだが、本書はそれらを網羅する。 また、軍事・安全保障における半導体の戦略的重要性について。AIやミサイル誘導、監視システムなど、最先端兵器の性能は半導体に依存している。国家安全保障の観点からも、自国で半導体を安定供給できる体制が求められている。 その製造における実力について。現在、TSMCを超える精度でチップを製造できる会社は、世界にひとつも存在しないらしい。TSMCの世界最先端のエ場「Fab18」では、迷路のように入り組んだ微細なトランジスタのパターンが刻まれていた。その大きさは、新型コロナウイルスの直径の半分以下、ミトコンドリアの直径の100分の1にすぎない。iPhoneはシリコン上に118億個の微細なトランジスタを刻み込んだA14プロセッサ・チップで動いている。 計算の需要性。戦争は計算能力を必要とする。正確に爆弾を投下できるようにする機械式爆撃照準器。精度が悪ければ、戦争の命運を決めるのは投下された爆弾や発射された砲弾の「量」。小室直樹も太平洋戦争の分析でそう言っていた。そして精度を高めるには、もっと多くの計算が必要となった。 他にも「フォトリソグラフィ」の技術。エヌビディアの3次元の画像処理ができるGPUの話など、技術的な話も面白い。分厚い本だが、カバー範囲も広くて読み応えがある一冊だ。

    66
    投稿日: 2025.04.23
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    半導体についてトランジスタ誕生から現在のサプライチェーンまで学べる本。黎明期のシリコンバレーの様子、ソ連の半導体、黄金期の日の丸半導体、そしていかにして台湾が半導体生産の主役に躍り出たか等よくわかる。以前感想を書いた『2030半導体地政学』とともに読んでおいて損はない本。

    2
    投稿日: 2025.04.08
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    戦略物資と捉えられるようになった半導体の歴史・情勢に関する本。面白かったです。 半導体の発明から始まり、ロシア・中国・台湾・日本等の時代毎のプレーヤーがテクノロジーに対してどのような動きをしていたかがよくわかります。また、半導体業界が、非常に多くのキーテクノロジーの寄せ集めで構成されていることが理解でき、それらを統合して現在の台湾TSMCのポジションが形成されていることも述べられています。 近年の半導体装置の精密さは、これまでの企業、ならびに、その国の政府の後押しによって成し遂げられたものであり、シンガポールや台湾のにおいては相当程度の覚悟を決めて大きな投資をしてきました。将来の覇権を獲得するために行われている世界各国での工場誘致等の投資が、果たしてその国の成功をもたらすのか、遠い将来に振り返る必要があります。

    2
    投稿日: 2025.03.16
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    ▶図書館にあり!感激。(2025-3/2、貸出中) ● 2025年3月1日、銀座/丸の内から帰宅。丸の内 丸善本店にあった。帰宅してから写メしてきた画像のタイトルを検索して見つけた。丸の内 丸善本店の洋書ランキング1位で「CHIP WAR」というタイトルだったが、その場で調べる時間なく写メだけしてた。翻訳本はこれらしい。

    1
    投稿日: 2025.03.02
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    めちゃくちゃ面白かった。 半導体が、どこかひとつの国ではなく「多くの国々の共同作品」になるまでの戦国絵巻。地政学的観点が連動する理由がひしと分かる。これからのニュースの見方が明らかに変わる1冊でした

    2
    投稿日: 2025.02.10
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    半導体の歴史について、バリューチェーンと各国との関係性の観点から、アメリカを中心に俯瞰的に勉強できたと思います。 個人的に文章が冗長に感じ、基本的に各章の最初と最後の段落さえ読めば追っていけるような気がしました。ジャーナリズムというか、ドキュメンタリーチックなストーリー仕立てにしたかったのかもしれないのですが、あまり入り込めませんでした。 また、設計・装置・製造に関する各国のプレイヤーやアメリカ、中国、ソ連といった主要国の政策を知ることができましたが、技術的な構造については、本書からではイメージしにくく、別で技術補完したいなと思いました。

    2
    投稿日: 2025.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    半導体の世界における歴史書。 様々なメーカーと国の威信をかけた 栄枯盛衰の物語。 半導体はもはや軍需産業。 その中で日本の取るべき 戦略は。。。

    2
    投稿日: 2024.12.31
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    産業の米ともいうべき半導体の国家間戦争。日本がいかに米国の尾を踏み、技術的にハブにされ、オランダや韓国/台湾に中心地を移されていったか。日本人の視点から読めばまた米国読者と違う世界が浮かび上がる。 とはいえ半導体全盛のころの金曜日夜の羽田は週末バイトで台湾や韓国に向かう、NECや日立の技術者で溢れかえっていたというから自業自得と言えば自業自得。大層な話は一つもなく自分たちで技術流出させて死んだだけなのかもしれん。

    2
    投稿日: 2024.12.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    地政学についていくつか書籍を読むなかで、半導体についても学んでおきたいと思い読んだ。 が、半導体そのものへの興味と理解の低さが原因か、読みすすめるのがなかなか大変だった。 半導体の産業の構造やその成り立ち・背景について、詳しく書かれており、学ぶことができた。

    2
    投稿日: 2024.12.06
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    半導体産業の歴史から詳細に解説されており、産業構造について理解が進む。例えば、何故半導体産業は不況期でも巨額投資を行う必要があるのか?は、日本の半導体産業の没落、および韓国半導体企業の隆盛という観点から解説がされている。分厚いが読みやすいのも良かった。

    2
    投稿日: 2024.12.02
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    半導体を取り巻く国家間の課題と歴史を学び、国家間の戦いの内幕を想像することができた。半導体は重要な戦略的資源であり、装置メーカーやサプライチェーンを含めても決して多いとはいえないプレイヤーたちが国家間で微妙なバランスの上に立っていることがわかった。同じ戦略的資源の石油は採掘できる場所は神しか決めることはできないが、半導体を作る場所は人間が決められる。故に国家間の駆け引きは戦争に通づるものがあるようにも感じる。人がつくる戦略的資源の行く末と、米中を中心とした静かでしたたかで狡猾な戦いに注目したい。

    9
    投稿日: 2024.09.24
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    原題Chip War、(2022年10月刊)。  鉄鋼と石油(と愛国心教育)が20世紀80年代までの軍事の要だったように、チップには一般語で「木っ端≒つまらないもの」の意味があるが縦横10mmぐらいの半導体チップは21世紀の世界支配の要となっている。  65年提唱のムーアの法則「年間2倍」提唱の見事な長期的実現(途中から「2年で2倍」)。回路は三次元となり線幅2nm加工には超紫外線が必要となっている。  中国が世界の覇権国になるには進歩の速いチップ技術で最先端となる必要がある。それは軍事でもAIなど最新の応用に決定的な基幹技術で、早い話が半導体供給を大量生産廉売で押さえれば、産業の生死を押さえられるし、軍事的にもミサイルの命中精度が上がれば破壊力は段違い。ベトナム戦争で、 一つの橋を爆撃ではなかなか破壊できなかったが、現在なら遠方の戦闘機からミサイル一発で十分。 各章が瞠目すべき歴史的展開点となりうるエピソード 序章 原油を超える世界最重要資源 第Ⅰ部 半導体の黎明期 第1章 戦後の技術者たち 第2章 トランジスタの誕生  ’48トランジスタ発明、 第3章 シリコンバレーの始祖と集積回路 ‘58集積回路発明(キルビー特許) 第4章 軍に半導体を売りつける アポロ計画が開発を後押し、 第5章 半導体を量産せよ 第6章 民間市場は存在するか 第Ⅱ部 半導体産業の基軸になるアメリカ 第7章 ソ連版シリコンバレー 第8章 コピー戦略 第9章 日本の経済復興 第10章 どこで半導体を組み立てるか 第11章 ベトナム戦争の誘導爆弾 第12章 太平洋を超えたサプライ・チェーン 第13章 インテルの革命 第14章 チップを載せたスマート兵器 第三部 日本の台頭 第15章 成功しすぎた日本 第16章 日米経済戦争 第17章 「最高に熱いハイテク企業」、日本に敗れる 第18章 「1980年代の原油」と化した半導体 第19章 シリコンバレーとロビイング 第20章 パックス・ニッポニカ 第V部 アメリカの復活 第21章 アイダホ州のハイテク企業 第22章 インテル再興 第23章 敵の敵は友 韓国の台頭 第24章 ミードとコンウェイの革命 第25章 コピー戦略の末路 第26章 思考する兵器無能 第27章 湾岸戦争の英雄 第28章 日本経済の奇跡が止まる 第Ⅵ部 集積回路が世界をひとつにする 第29章 TSMCの隆盛 第30章全員で半導体をつくるべし 第31章 中国に半導体を届ける 第32章 リソグラフィ戦争 第33章 携帯機器の市場規模 第34章 アメリカの驕り 第Ⅶ部 イノベーションは海外へ 第35章 工場を持つべきか 第36章 ファブレス革命 第37章 モリス・チャンの大同盟 第38章 アップルの半導体 第39章 EUTリソグラフィ 第40章  7ナノメートル・ブロセス 第41章 イノベーションを忘れたインテル 第Ⅷ部 中国の挑戦 第42章 中国指導部の方針転換 第43章 半導体の自給自足 第44章 サーバ向けチップを攻略せよ 第45章 台湾の秘宝 第46章 ファーウェイの隆盛 第47章 5Gの未来 第48章 「知能化」する戦争 第Ⅸ部 武器化する半導体 第49章 半導体の支配という土台 第50章福建省晋華集積回路 第51章 ファーウェイ排除 第52章 中国版スプートニク・ショック 第53章 半導体不足とサプライ・チェーン ま 第54章 台湾のジレンマ

    2
    投稿日: 2024.08.14
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    ここまで重要な半導体に対してなぜ今まで無知だったのか!と気付かさせる良書。 半導体をめぐる世界情勢の理解、投資で話題の半導体の今後を見据える上でも、必読だと思います。

    2
    投稿日: 2024.05.06
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    サムスン、ASML、東芝、エルピーダ、テキサスインスツルメンツ、インテル、エヌビディア、ファーウェイ、TSMC、、、 それぞれが、それぞれの国を背負って、半導体戦争を行っていた経緯が、克明に記されていて、とても興味深かった。 いま、TSMCとエヌビディアが天下を取る世界を、30年前に予測するのは、難しかっただろうなぁ。。 いま、ソフトバンクがARMを持っているわけで、エルピーダの技術や、周辺作業の厚みを考えたら、日本が、覇権を握ることも出来たのでは、、、と、少し残念にも思った。

    4
    投稿日: 2024.05.03
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    2024.4.19、TSMCの四半期決算が発表され過去最高の増収増益決算であった。売り上げは四分の1を占めるアップル向けスマホからエヌビデアなど生成AI向けサーバー需要(24年10%前半から28年までに20%以上に)の高単価先端品に移行中でAMD・メタなどからも広く受託生産を増やしている。最先端の2nm品は25年量産を目指し開発中で台湾で2拠点、米アリゾナで3工場建設中、「先端パッケージング」も台湾で増産・・・『日経新聞』の当日の記事である。 この決算発表の日、この本を読み終えた。 『半導体有事』に続いて面白く読めた。 半導体は人類の未来を左右するキーファクターだ。 序章に書いてある、「典型的なチップは日本企業が保有するイギリス拠点の企業アームの設計図を使い、カルフォルニア州とイスラエルの技術者チームによって、アメリカ製の設計ソフトウェアを用いて設計される。完成した設計は超高純度のシリコン・ウェハーや特殊なガスを日本から購入している台湾の工場へと送られる。その設計は原子数個分の厚さしかない材料のエッチング、成膜、測定が可能な世界一精密な装置を用いてシリコンへと刻み込まれる。こうした装置を生産しているのは主に5社で1社がオランダ、1社が日本、3社がカルフォルニアの企業だ。その装置がなければ先進的な半導体を製造することは基本的に不可能だ。製造が終わると半導体はたいてい東南アジアでパッケージングとテストが行われ次に中国へと送られて携帯電話やコンピュータへと組み立てられる。」、半導体サプライチェーンのあらましである。      又、「台湾製のチップは毎年世界の新たな計算能力の37%を生み出している。2社の韓国企業は世界のメモリ・チップの44%を生産している。オランダのASMLという企業は最先端の半導体の製造に欠かせない極端紫外線リソグラフィー装置を100%製造している。それと比べるとOPECの産油量の世界シェアなどとたんに色褪せて見えてくる。」とも書いている。 世界経済における半導体産業の重要性と開発競争の凄まじさ、地政学的駆け引きと日本メーカー復活の可能性など歴史や技術的細部もさらに掘り下げる。 ATTベル研究所のウイリアム・ショックレーが真空管を凌ぐトランジスタを発明し半導体研究所をパロアルトに設立することが口火を切る。テキサスインスツルメント社(TI)のジャック・ギルビーが半導体集積回路を発明する。ショックレーのもとを離れた「8人の反逆者」がフェアチャイルドセミコンダクター社(FT)を立ち上げシリコンバレーの始祖となる。 ベンチャーキャピタルのセコイアを創業するクライナー・パーキンスもその一人である。 ロバート・ノイスがジーン・ハーニーとメサ型(台形)をプレーナー型(平板)にして複数の電子部品をまとめる集積回路を作りそれを他の電子部品と結合してシリコンチップに統合する。ゴードン・ムーアらがその集積回路をNASAのアポロ計画や軍用ミサイル開発用に技術開発を進める。フォトリソグラフィという工程で配線をプリントし集積度・性能を向上させ「ムーアの法則」といわれる集積化の指数関数的進化が始まる。FT社のアンデイ・グローブやTI社のモーリス・チャン(TSMC創業者)らが集積化を進め、購買者を宇宙開発・軍用から民間の大衆市場向けに転換する。 「金持ちになりたい」をエネルギー源としたエリート達の凄まじい競争が展開される。 大型コンピュータ時代のIBM、PCのIntelとMicrosoft、スマホのARMとAppleとTSMC、AIのNvidea等々人や企業の多彩なビッグネームが次々と登場し、スタンフォード大学やMITも人材供給や技術開発のバックグラウンドになる。シリコンバレー発のドキュメンタリーパノラマは興奮ものだ。 技術や人、国の政策や企業の戦略についての徹底した調査と研究をふまえて、正確・冷静な描写で読み手を引き込む表現は絶妙で滑らかな翻訳も手伝いノンフィクションでありながら本格的な科学冒険小説を読んでいるようだ。 急速で不可逆なデジタル社会の進展下、最も重要で本質的な心臓部品である半導体にフォーカスし、将来の社会を洞察するための価値ある一冊であった。 クリス・ミラーのこの作品を五つ星の評価とした。

    2
    投稿日: 2024.04.20
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    ライフラインが石油から半導体に変わりつつあり、故に世界の勢力図も不安定になり国家間の争いも段々と表面化してきているように思います。 世界で起きている国家間の争いを半導体の視点でみるとまた違った見え方ができるのではと思いました。

    2
    投稿日: 2024.04.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【ハードウェアの中身】 あらためて、私たちは無形のサービスではなく、物理的な資源やモノがあって初めて生活が成り立っているのだと考える。 この本の原題『Chip War: The Fight for the World's Most Critical Technology 』で、チップという形で人間が発明した半導体という技術作品が、いかに私たちの生活品の中に組み込まれていて、その半導体の技術の発展と普及が、地政学的な展開上に成り立っていることを示している。 例えば今現在私たちが使用しているスマートフォンの製造には、様々な国をまたぐサプライチェーンから成り立っていることは、「グローバル化」についての授業などでよく聞く話だけれど、 今回提示されているのは、半導体を必須とするこれらの生活用品は、東アジア、とくに台湾への依存が進んでいるということ。 一つの機器の製造が複雑化する分、サプライチェーンはグローバル化しつつも、中核となる部品においては、多角化ではなく一点集中、競争からの独占、といった現象が生じていること。 これを、特に筆者の国、アメリカの視点から、安全保障上のリスクとして警鐘を鳴らしている。 20世紀半ば、シリコンバレーの創設者とされる人々の手により発明されたこの技術は、当時の冷戦を背景に、一時は国防のための技術としても発展してきた。 半導体チップのチップ当たりのトランジスタ集積密度の指数関数的な増加を予測する「ムーアの法則」という言葉を生み出したのも、当時のシリコンバレー創設者たちであった。 その予測を実現する形で、今日私たちが使っている半導体チップは1平方センチメートル当たり100億個のトランジスタを搭載するものとなっていると知る。 つまり、半導体チップの微細化がムーアの法則に従って進んできた。 本書では、その過程で突破口を見出してきた個々人について、そして国家間の関係性の移り変わりについて、具体的な人物を紹介しながら論じられている。 当初は、アメリカとソ連間で繰り広げられた戦争は、 今日、米中間に主戦地を移している。 半導体サプライチェーンが、台湾という地政学的な要所を核として武器化していること、 これは米中関係にとどまらず、世界の国際秩序を揺るがすリスクを含んでいるものであり、日本は最も高リスクな関係上に位置していると考えざるを得ない。 インターネットやソフトな技術が注目されてきたIT革命だけれど、半導体の今を知ることで、本当に現実主義的な国際関係が見えてくる。 だからと言って自分に何ができるかと問われると答えられないけれど、 日々使っている技術が、常にあるものとは限らないこと、国際関係のバランスゲームは、私たちの普段の生活を簡単に揺るがしかねないものであることを教えてくれる

    4
    投稿日: 2024.03.22
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    面白いけど内容は難しい。 冒頭に用語集があったり読みやすさへの配慮はあるが、歴史やIT知識、国際情勢への理解がある人のほうがより一層楽しめる1冊。難しい箇所は読み飛ばしてしまったが、技術の奪い合いでスパイを紛れ込ませるも、実物を盗んだのに中身が難しすぎて技術まで真似できなかったエピソードなどただ箇条書きにするような本とは違って、登場人物に人間みもある(ただヒトもいっぱい出てくる…)。 株をやっている人にもオススメ。各国の誰しもが聞いたことのある有名企業の盛衰を辿ることができる。

    3
    投稿日: 2024.03.03
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    クリス・ミラー著の半導体関連のビジネス書。本書はビジネス書として圧倒的な人気を誇っており、加えて、自身が春から半導体関連メーカーで働くため、読まない理由はなかった。本書は戦後から現在に至るまでの半導体の歴史を一冊にまとめた書籍である。産業の中心の米国目線で物語が書かれているため、日本のビジネス書にはない新鮮な目線で楽しみことができた。例えば、日本が米国から半導体の覇権を奪った1980年台では、日本国内では賞賛や歓喜といった喜ばしさ一色の記され方をされると思うが、本書では日本をかなり目の敵にしていて面白かった。本書が素晴らしい理由は圧倒的な文献引用数にあるといえる。そのため、なぜ出来事や発展衰退が起こったかが、あまり専門知識を有さない私にも非常に分かりやすく理解できた。また、現在起こっている半導体バブルの原因も、ただ漠然と記事を読むだけでは決して理解できない理由も、本書を通じて多少理解ができるようになった。このように、様々な分野のインプットを行うことで、世の中の流れの解像度高くなることは非常に会館であり、死ぬまで続けていきたいと再確認した。さらに、本書を通じて半導体や技術の歴史やトレンドに加えて、地政学に対する関心が非常に強くなった。メーカー就職する前に読んでいて本当に良かった思わせる1冊だった。

    3
    投稿日: 2024.03.02
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    2024年2月20日読了。「電流によりオン・オフを切り替える」素材に過ぎない半導体の発明が巨大な企業を生み出し、コンピューティングにスマホ、車の発展を支え、米中日ロ各国の産業の浮き沈みさせ、軍事兵器の心臓部となり「半導体生産・流通をコントロール」することがイコール軍事戦略的にも最重要の手段になる、とは…。本書の内容が単なる歴史ではなく、今・まさにこの現代の世界をドライブする要素であるということが空恐ろしくてならない。ソニーや東芝といった日本のプレイヤーも本書のある時期を彩るが、ほとんどの企業が単に一時期の時流に乗っただけであっという間に姿を消すなど、強烈に諸行無常・栄枯盛衰を感じる…。「半導体は産業のコメ」という言説をかつて見かけたが、レトリックでなく本当にそうなのだな…ということが実感として理解できた。非常にスリリングで面白い本だった。

    2
    投稿日: 2024.02.20
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    物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください

    2
    投稿日: 2024.02.09
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    現代の国際政治、世界経済、軍事力のバランスを特徴づけてきた立役者は半導体である。では、いったいどのようにして、私たちの世界は100京個のトランジスタと替えのきかない一握りの企業によって特徴づけられるようになったのか?が本書のテーマである。  1945年に真空管を用いて初期の電子計算機が作られてから現在に至るまでの、各国政府や企業、技術者達による、半導体生産に関する熾烈な競争の歴史を知ることができる本だと感じた。  この本を読んで、半導体を使ったコンピューターががアメリカで生まれた経緯や、技術の発展に日本が果たした役割、半導体製造のオフショアリングによるアジア諸国の台頭、半導体製造の技術や装置がたった数社に集中している状況など、半導体に関する非常に入り組んだ複雑なサプライチェーンの成立過程などを知ることができた。  そして、単なる半導体に関わる製品の権利による経済的なことだけでなく、『半導体戦争』というタイトルが示す通り、半導体戦略は国家間の安全保障や国防などの分野にも密接に関係しているということがわかった。

    15
    投稿日: 2024.02.01
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    20世紀は石油資源を争い世界大戦となったが、21世紀は「半導体」が戦争に関連し戦争には最先端半導体が鍵となる。 地政学にも半導体は多いに関係する、台湾だ。アメリカをリーダーとする西側諸国はオフショアリングとフレンドショアリングにより友好国が半導体産業の肝を握っている。超大国となりつつある中国の台頭にアメリカは中国に対して半導体輸出規制を友好国でしHUAWEIを弱体化させ一歩先に速く行く戦略を取るが。中国は軍事力でも力を付け台湾海峡を制圧出来る力は有にある、中国は台湾のTSMCが欲しいのだ。 それが近年囁かれる一つの中国を肝にした、台湾侵攻の可能性。付け焼き刃の技術力では身に付かない先端半導体技術を中国が得られば中国は超大国アメリカに肩を並べて越す可能性が出てくる。 ロシアはウクライナに侵攻した、可能性はゼロではない。

    2
    投稿日: 2024.01.29
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    競争する気持ちはわからなくもないが、度を越しているように思う。あまったエネルギーを自国のためではなく、世界のために使おうというリーダーは出てこないものか。 安いだけの理由で、ファーウェイの製品は買えなくなる。

    3
    投稿日: 2024.01.27
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    半導体がこんなに世界情勢と密接だったとは。 何が議論になってたのかが、よくわかる、ものすごく勉強になる本でした

    2
    投稿日: 2024.01.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    半導体の、短い歴史の濃密な物語を、足早に駆け抜ける。その様を雑だと当初は感じたが、読み終えて今、焦点がどこに定められていたかを知った今ではそう思わない。現在の世界情勢、具体的には米中摩擦を語るためだったのだ。 中国は半導体供給を台湾に大きく依存している。半導体製造は容易ではない。何千億ドルを投入して最先端を目指し、数年後に半導体製造を実現したとしても、そのときにはすでに最先端でなくなっている公算が非常に大きい。この投資に見合わないと競争をやめたかつてのメーカーは自前工場を持たず設計のみを行うファブレス企業へと転身した。半導体の能力の差が兵器の差になる。ロシアがウクライナで使用している兵器は無誘導である率が高くなっているらしく、食洗機に使用するような半導体も兵器への転用が図られているという。 軍事においても半導体に非常に依存している状況において、それでもなお台湾有事は起こり得ると、著者はいう。ロシアのようなカッコ悪いことになった場合、半導体の供給なしで継戦することになるリスクを飲めば。 「人間は水と酸素に中毒している。もうひとつくらい増えてもかまうまい」フランク・ハーバートはデューンでこんなカンジなコトを言った。 現実の人類が罹患したかもしれない新たな中毒の名は半導体かもしれない。 アメリカもまた自前で最先端の半導体を製造することはできず、台湾有事が発生した場合、中国と同程度のリスクを負うことになる。 グローバル化というのはパックス・アメリカーナにおいては良い感じに働くが、世界革命やアナーキズムに天秤が傾くと途端にリスクとなる。 カネでいろいろと解決を図ろうとして自前をやめると、有事に大問題になりえるとわかっていても、やはりカネが大切なのでなにもしないというのは身近な例がいくつもあって、人は状況や歴史に学べないということを身に沁みて知る。

    2
    投稿日: 2023.12.29
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    地政学的リスクの高いTSMCに、最先端の半導体がほぼ依存している事の危険性を、改めて認識させてくれる。 日本も国策で最新の半導体を作れる会社を作ろうとしているが、本当に巨額投資を続ける事が出来るのか、甚だ疑問だ。

    2
    投稿日: 2023.12.25
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    時系列で書かれていたのでとても分かり易かった。 また、今の世界情勢や日本の立ち位置がどの様に 形成されたかが私のような素人でも理解出来る内容だった。

    4
    投稿日: 2023.12.11
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    半導体の歴史を概略でつかめる。 著者は若いアメリカ人なのでアメリカ中心の記述。半導体という産業の中心もまたアメリカだし。深掘り度はない。文献を取り寄せて読んで一冊にまとめましたくらいの感じ。 個々の企業の栄枯盛衰、一国の産業の興亡というのはやはり国際経済、一国の経済、金利、技術のトレンド、、時代の流れ、国際関係などが大きく影響するもの。 ------------------------------- ●60年代~アメリカで半導体産業が勃興。軍事利用メイン。東南アジアに半導体工場が点在、冷戦で自由主義陣営につなぎとめるための工場と給与所得をアジア労働者に供与。 ●70年代、ベトナム戦争で誘導弾デビュー、兵器に半導体。技術的優位=軍事的優位。米国の時代。ソ連は半導体開発競争についてはいけずコピー戦略へ=ずっと遅れ続けることを受け入れた。 ●80年代~民需が爆発、日本の時代。米国は超インフレで高金利になり産業壊滅。日本は国家の後押し。貿易摩擦。自由貿易とはあくまでも米国というプラットフォームの上で成り立っているもの。それを忘れて傲慢になった日本。NOと言える日本。「西側につなぎとめるために利益を与えてきたが大きくなりすぎたようだな」米国は日本への対抗から新技術をオランダのASMLに供与、台湾、韓国へ投資。日本は凋落。 ●90年代~韓国、そして台湾が台頭、アメリカの復活。より強力な国家の後押し。日本の補助金などかわいいものだった。パソコン需要が爆発。マイクロソフトとインテルが独占。 ●2000年代~TSMC、、先端半導体量産を独占。キャッチアップが不可能な領域へ。半導体と安保の融合。中国追放。エヌビディア。

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    投稿日: 2023.11.28
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    デバッキング(虫取り)の語源は、その当時の電子計算機はで使われていた真空管は電球のように白熱をしたため虫が寄ってきてしまい、それを取り除く行為から 半導体産業は3つのカテゴリーに分類できる ①「ロジック」と呼ばれるスマートフォン、コンピュータ、サーバを動かすプロセッサのこと ②「メモリ」と呼ばれる一時的な記憶を提供するDRAMと、長期的にデータを記憶するNAND「フラッシュ」のこと ③センサーなどのアナログチップや携帯などの無線周波数チップや、機器の電力消費を制御する半導体など アナログチップはトランジスタの微細化が重要なのではなく、巧みな設計の方が重要な意味を持つ。 今日の最大のアナログチップメーカーはテキサス・インスツルメンツ。 半導体もやはり兵器利用から 日本はアメリカ企業が日本国内で販売できるチップの数に制限を課すなどの保護主義的な政策をとっていた カーバー・ミードとリン・コンウェイがコンピュータプログラムによる半導体設計の自動化の道を開いた。 半導体界のグーテンベルク革命 アプライド・マテリアルズ=加工中のシリコン・ウェハー上に回路をエッチングする専門技術をもつ世界最大の半導体製造装置メーカー エヌビディア=世界最大のグラフィクチップ(GPU)製造会社 エヌビディアが画期的だったのは、GPUを標準的なプログラミング言語でプログラミングできるソフトウェアを開発し、すべてのプログラマーがエヌビディアのチップを使えるようにした。

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    投稿日: 2023.11.22
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    半導体の複雑なサプライチェーンと、そのような状態になった背景がドラマチックに描かれている。専門的な記載はわからない部分もあったが、ストーリー性があって最後まで面白かった。中国の台湾侵攻があったら世界は大変だ。

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    投稿日: 2023.10.21
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    電子書籍にて読了。 EVの普及や2022年頃からの半導体不足で一躍脚光を浴びることになった半導体に関する競争や政策の歴史や背景に焦点をあて解説している。1950年代からのフェアチャイルドセミコンダクターやテキサスインスツルメンツに在籍していた半導体業界の偉人たちに焦点をあてながら、国や会社がどのように競争優位を築き、あるいは失敗していったかが具体的な経緯とともに詳述されており興味深く読むことができた。特にTSMC・ASML・Phillipsの関係や、紫光集団をはじめとする中国の動きなどは本書で初めてきちんと認識できたし、戦略物資として半導体の自国調達比率を(そのものだけでなく装置や材料レベルで)上げていきたいという各国の思惑をベースにした米中の応酬などはぼんやり思っていたことをしっかり認識させてくれた。

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    投稿日: 2023.10.16
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    半導体産業の創生から現在までの興盛と攻防について。古い表現だが「産業の米」といわれる現代の最重要物資である半導体の歴史は読み応えがあって面白い。米国視点での著作物のため対敵国は、かつては日本、いまは中国となっている。しかしその戦いは政治面・産業面よりむしろ微細化・生産技術に対する科学と人間との戦争であったといえよう。いまやどの製品にも欠かせない半導体は高度な生産技術や多種多様な装置、複雑なサプライチェーンによって超グローバル工業品であり自然災害や人災、地政学等あらゆるリスクに影響を受ける存在となっている。それが転じて「武器化した相互依存」となり米中の一進一退の睨み合いという新たな軍事抗争の様相を呈している。こうした経緯を知るとTSMC工場の熊本誘致やラピダスの千歳工場建設などをより深く理解できる。

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    投稿日: 2023.09.25
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    面白い。およそ500ページを読ませる読ませる。タイトルに全く偽りなく、半導体の世界は既に起こっている戦争と言っても良いのかもしれない。そしてそれは今を生きるすべての人に影響するし、本質的にそこに関わることのできる国家も企業もごく僅かしかいない(そして日本の影響力はゼロではないけど薄い)ことに驚かされる。 Intel ceoパット・ゲルシンガーの言葉として 「石油の埋蔵場所は神が決めた。だが、工場の建設場所はわれわれ自身で決められる」という言葉が引かれている。p450 とは言っても最先端の半導体を作るために必要な投資、それ以上に製造を行うための技術、進歩をリードするための開発投資を行うことのできる企業は片手に満たないし、既にIntel自身が最先端にいないことを踏まえるとこの言葉も余り当たっていないかもしれない。油田のように突然思いもしない場所で噴き出ることはないとしても、どこでも最先端の半導体工場が建てられるかと言えば、それが人智の範囲ではあるとしてもそうではないだろう。 中東の石油、台湾の半導体、いずれもアメリカの影が濃い。現状の偶然さで言ったら台湾の半導体の方が高いかもしれない。

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    投稿日: 2023.09.24
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    半導体初期~米露冷戦~現在の米中でやりあってる「半導体戦争」について語った本です。 1980年代の日本の話も出てくるが調査が不十分ですね。 https://seisenudoku.seesaa.net/article/500748307.html

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    投稿日: 2023.09.15
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    ボリュームが多いが、半導体の歴史と力関係、構造などがストーリー込で楽しく読めるように構成されている良書。半導体産業について理解したいならこの本は絶対に読むべき。

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    投稿日: 2023.09.01
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    日本の半導体産業がなぜ衰退したのか、よく分かった。なんだかんだ言っても米国の思惑の影響なんだね。しかし中国の目と鼻の先のTSMCよりは日本の方がまだ良かったのでは…。 中国も相当汚い手を使うけど米国も自国第一だから、悪どさはどっこいどっこい。 熊本にできるTSMCも何世代も前の技術らしいし、日本は台湾には当分追い付けなさそう。 技術立国なんて昔の話なんだね。

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    投稿日: 2023.09.01
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    真空管からトランジスタへ フェアチャイルド アポロ計画用 誘導コンピューター テキサスインスツルメンツ ミニットマンⅡ 誘導コンピューター

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    投稿日: 2023.07.21
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    技術開設ものは多いが、社会的な背景と変遷についてここまでかかれた本は希少か。 国際的な技術分布と合わせて、この業界への興味をかき立てる、という点で貴重な一冊。

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    投稿日: 2023.07.14
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    戦後からの半導体の歴史 台湾 アメリカ 日本 中国が話題の中心 ソニーの盛田さんのロビー活動の話題が多い

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    投稿日: 2023.07.02
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    半導体の発明開発から、現在までの半導体産業の発展歴史を描いた本。 半導体製造の仕組みも書いているので、知らない人でもわかりやすい。 日本が1980年代末になぜ半導体で負けたのかも全てではないがわかる。 よく思い込まれているのは半導体協定だが、根本的な問題は日本そのものにある。 中国がどれほど不公正で執念を燃やしているか 今の半導体の供給状況がいかに危ない橋を渡っているかもわかる。

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    投稿日: 2023.07.01
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    半導体の歴史が俯瞰できる良書。 ファウンドリーとして世界一の能力を持つTSMCの重要性と地理的な危うさをよく理解できた。

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    投稿日: 2023.06.27
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    北海道にRapidus最先端半導体工場ができる! 半導体のイロハを勉強 半導体3部作+深田萌絵 勉強のテーマを頂くのは幸せ! 半導体の歴史=「ムーアの法則」を実現 IT化による情報化社会を実現した 第4次産業革命 生産性の上昇に加え、大きな社会変革を実現した ①インターネット・クラウド ②コンピュータ→PC→スマホ ③AI §39EUVリソグラフィー 2ナノ半導体  ①技術開発 ムーアの法則?  ②用途開発 軍事用から? §42対中国問題  米国世界戦略 最先端分野では対中国封じ ①TSMC(中国に通じている?) ②サムソン Rapidus 1986日米半導体協定1985プラザ合意とセット   →米国世界戦略の転換 朝鮮戦争特需と同じ ただし付加価値の低い組立作業は中国に依存 中国との全面戦争はない米国も多大な犠牲が見込まれる 「習近平の台湾統一」の顔を立てる

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    投稿日: 2023.06.14
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    半導体チップの開発と発展の歴史がよくわかった。冷戦でのアメリカの勝利は旧来型兵器の質と量で優位になりつつも半導体技術で決定的に遅れをとったソ連への技術的競争優位が決め手になったこと、ベトナム戦争でハイテク化の萌芽が見られ湾岸戦争で世界が明確にハイテク兵器の脅威を感じ、中国が挑戦していることなど。 また、半導体チップの機能単位のアーキテクチャーであるIPの提供企業、IPの顧客でありチップの設計を行う設計企業(多くは自社では製造を行わないファブレス企業)、EUVリソグラフィ装置などの製造装置メーカー、半導体を製造するファウンドリ、などのサプライチェーンの構造の概略も理解できた。 そして、現状、半導体製造工程は世界中(ほぼ西側陣営)に存在する企業が重要な役割を担っており、最先端半導体を製造できるファウンドリはTSMC、サムスン、インテルだけで特にTSMCが世界の約4割を製造していること、EUVリソグラフィ装置ではオランダのASMLが唯一の製造者であるなど、これほどの重要物資の製造工程のいくつかの重要ポイントが恐ろしいほどに少数の企業に握られている。これを一から模倣したり再現するのはコストと労力の観点で事実上不可能であり、中国は表向きこの難事に挑戦しているように見えるが、実際は西側との決定的な対決を避けながら段階的にクリティカルポイントを押さえていこうとしている。 そのような中、台湾海峡の緊張は、世界を揺るがす問題であり、TSMCをはじめとする製造機能を防衛の手段として有効活用したい台湾と、これを手に入れたい中国、台湾一極集中から自国にクリティカルポイントを引き入れたい西側諸国、など思惑が絡み合っているという、半導体という重要物資を切り口にした世界の構図の見えかたに触れることができ、極めて興味深かった。 星4つ。

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    投稿日: 2023.06.03
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    半導体は技術の大躍進である。が、それ以上に国際的戦争でもあり、その発端は本当の戦争だった。軍事がそのモチベーションになり、今や経済戦争の中心であり、サプライチェーンを国家的に考える要となっている。 それは現代では計算処理能力の向上と小型化が世界的な関心であるからと言っても過言ではない。 各国が自国での回帰を求めるのは、グローバル化からの回帰ではなく、台湾一国集中足らしめた歴史の結果であり近代政治の方針だった。 一つ、日本のソニーが行脚したかつてのグローバリゼーションは、アメリカで生産された半導体を日本ならではの方法で商品化し、逆輸入的に商売をした上手さではあったが、これが当時のアメリカとして、そしてこれからの日本としても他国からの半導体購入であったことが反省点であるのかは疑問符が残る。

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    投稿日: 2023.05.21
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    半導体の中にはいくつかの区分がある。 日本企業がどこに注力しているのか知りたかったがそれ以上の深い考察だった。 サプライチェーン問題と思っていたが実は新興国での技術の底上げの話でもあり、戦い方の問題でもある。

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    投稿日: 2023.05.07
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    1994年に電気電子工学科の修士課程を卒業した。当時はNEC、東芝、日立、富士通などの日本のメーカーの半導体生産量は世界シェアの50%近くを占め、特にDRAM市場では90%近い圧倒的なシェアを築いていた。その頃に、就職活動の一環として大手電機メーカーの工場見学をしたとき、たいていどこの企業でもクリーンルームとシリコンウェハーを見せてもらった記憶がある。自分は就職先としてそういった電気メーカーを選択する可能性もあったが、最終的にはそうしなかった。この本にはその後に、日本が覇権を手放し、台湾やシンガポール、そして一部は中国へと移った歴史が綴られている。もし、あのときに電気メーカーに進んでいたら、ここで描かれた半導体産業の歴史に対して、どのような思いを持ったのだろうか。 本書では半導体産業の歴史の中で大きな成功を収めた企業と、そしていくつもの凋落していった企業の様子が描写される。それらの成功した企業の中でも突出したもののひとつは、台湾のTSMCかもしれない。彼らは半導体ファンドリという一大産業を確立し、多くのファブレス企業の設計した最先端の半導体チップを製造している。それは、新しい市場自体を作るという賭けた台湾政府とモリス・チャンを中心として経営層の勝利だろう。本書によれば、現在TSMCは世界全体の37%の半導体の製造をしているという。 現在の市場シェアという点では、半導体製造だけでなく全体として多くの分野で寡占化が進んでいる。例えば、メモリについては、韓国のSamsungとSK Hynixの2社で世界シェアの44%を占めている。また最先端の半導体の製造に欠かせない極端紫外線リソグラフィ装置(EUV)は、オランダの一般には有名ではないASML社がほぼ100%のシェアを握っている。本書で指摘するように巨大な半導体産業は、数少ないプレイヤによって占められるとともに、それらの企業がグローバルに確立されているサプライチェーンによって緊密に依存しあって成立しているのだ。 半導体が発明され、ゴードン・ムーアが、集積回路あたりの部品数が2年で2倍になると予測したときも、それが彼の予想を超えて正しい予測であったとしても半導体がこのように世界を変えるとは想像しえなかっただろう。また、半導体市場が日本でもアメリカでもなく、現在のこのような形でプレイヤが生存競争を勝ち残り、サプライチェーンを構成するとは思わなかっただろう。それらは、経済合理性を超えたアニマルスピリットによる賭けの結果でもあるし、その上いくぶんの偶然の要素もあっただろう。そしてそこにおいて、国家間戦略がそれに無視できない影響を与えたこともあった、というのが本書が描くストーリーだ。 本書では、国家間の争いに半導体事業がいかに組み込まれ政治的に利用されてきたかについて比較的丁寧に描かれている。国家と半導体という観点では、近年では中国のHuaweiやZTEへの懲罰的規制が挙げられる。また、ロシアへの経済制裁における半導体関連の禁輸措置も大きな影響力を持つこと、自前もしくは経済圏において最先端の半導体製造能力を持たないことのリスク、逆に見れば圧力や抑止力としての武器となりうることが明らかになった。ちょうどこの本を読んでいる2023年3月31日に経産省が半導体製造装置の輸出規制の厳格化を発表し、実質中国への輸出が規制されることになった。このニュースが持つ意味は社会一般には十分に理解されていない。その是非や正当性は問われるべきだと思うが、半導体市場のもつグローバルかつ国家レベルでの影響力を示していることは確かなのである。 半導体の大規模需要は、家電からパソコン、そしてスマートフォンと移り、そのたびに微細化と生産面での大規模化が図られてきた。その中で、主役は米国から日本、台湾や韓国へと変遷した。Intelも安泰ではなく、NVIDIAなどAIやクラウド時代に向けてもまだまだ市場の様相は変わっていくのだろう。なにせ今までも想像を超えて変化し、大きくなってきたのだから。日本がその主役の座からことごとく降りてしまったのは、なぜなのか。そこには単純ではない原因と理由があると思う。それが何であったのかというのは、何が起きたのかということを咀嚼した上で理解しておきたいと思うのだ。 本書は、そのための半導体市場の歴史とそれが持つ意味について余すところなく解説している。物語としてもお薦めできる本。

    7
    投稿日: 2023.05.06
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    中国:半導体の輸入額>石油の輸入額 マラッカ・ジレンマ 二次大戦・鉄とアルミニウム 冷戦・核兵器 現在・計算能力 チップ:トランジスタが格子状に並んだもの トランジスタ:微細な電気的スイッチ・0と1に変換 TSMC:半導体の製造と微細化  世界最先端の工場・Fab18 半世紀でコストが10億分の1 1965年・ムーアの法則 アジアの底なしの安価な労働力←安価な工場労働者を求める半導体メーカー 半導体→国際政治・世界経済・分磁力のバランスを決定 テクノロジーは市場が見つかってこそ前進 半導体の歴史≒販売、マーケティング、サプライチェーン管理、コスト削減 コンピューティングの低速・高速レーンの二極化 トランジスタの集積密度<チップが機能するシステム

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    投稿日: 2023.05.05
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    全55章に渡る大作で大変読み応えあり、レビューも自ずから長文に…。 先ずは日本。池田首相がフランスのドゴール大統領を訪問。ドゴールは池田をトランジスタラジオのセールスルマンと言い放った。が、その後半導体のセールスに成功した日本はドゴールの想像を遥かに超える裕福で強力な国家となる。しかしその陰にはアメリカ中心の体制に繫ぎとめたままで、日本の経済復興を支援するという米国冷戦戦略の肝があった。 時は過ぎ1980年代末、日本は世界のリソグラフィ装置の7割を供給していた(米国は2割に急落)。 当時シリコンバレーの日本打倒戦略のカギを握っていたのはアジアで安価な供給源を見つける事であり、サムスン電子がその役割を果たす。サムスンの創業者は商才に優れ、その時分日本の植民地的な朝鮮で中国戦線で戦う日本兵に魚の干物や野菜を売ることから始め、現在の韓国GDPの10%を占める巨大企業に成長させた。 1990年にはPCの大ブームが始まり、インテルはPCのCPUに方向転換して大躍進。1993年にアメリカは半導体出荷数で首位に返り咲く。1998年には韓国が日本を抜いて世界最大のDRAM生産国となり、日本のシェアはたった10年で90%から20%に下落。 リソグラフィ装置の分野でもニコンやキャノンが断トツのシェアだったが、オランダのフィリップスから分社したASMLが、これまたアメリカの日本打倒戦略に当てはまり、卓越した技術力でEUV極端紫外線を利用することに成功。数百億ドルの巨額投資(インテルだけで40憶ドル出資した。今の時価はどれほど膨らんでいることか)で急速に台頭。真空内を時速320キロメートルで飛ぶ100万分の30メートルのスズの小滴にレーザーを2回照射し50万度という高温のプラズマを発生させ、これを1秒間に5万回発生させることにより製造に必要なEUVを得るとの事。文系の私には全く理解できないが途轍もない技術なのだろう。そして現在最先端リソグラフィ装置で世界シェア100%となった。NHKでASMLのドキュメンタリーを放送していたが、世界150か国以上から優秀な技術者を採用し、圧倒的な技術力を発揮している。売っている装置は1台1億8千万ドル。EU内での株式時価総額は1位で2,470憶ドル。 また、エヌビディアはGPUを画像処理だけでなくAI利用に最適だと評価され、尋常でない成功を収めている。単なる優れたグラボメーカーと思っていたら大変身だ。 このように様々な曲折を経て世界最重要部品となった半導体は裾野の広い産業であるが、技術力の優劣であっという間に寡占化した。現在最先端のプロセッサを製造できるのはTSMCとサムスンだけになってしまった。 そして中国が急速にIT技術力を高めている。しかし中国がいかに諜報戦(諜報員には光学的な博士号が必須)に勝利し、ASMLの技術を取得しても意味は無い。もちろん中国がその技術を習得し、数百万ドルのコストを掛け10年後に同等のリソグラフィ装置を完成させることは可能だろうが、それが稼働するときにはその装置は最先端では無い事を知ることになる。また台湾TSMCを軍事的に取得することも全く現実的ではない。そんなことをしても一番損失を被るのは中国である。だから軍事的な懸念も無いとの結論だ。 また、西側も一枚岩ではない。アメリカは低下し続ける半導体シェア回復を目論んでいるが、アジアや欧州も先端的な半導体市場のリーダーを明け渡す気はさらさらない。アメリカの言う事を大人しく聞くのは日本位だろう。 このように半導体産業の栄枯盛衰は正に戦争だ。現時点では無敵であるが、この先TSMC・サムスン・ASML・エヌビディアに取って代わるスタートアップ企業は出てこられるのだろうか? とりあえずMSFT・NVDA・ASMLを買い増しし、秋葉にGeForceのグラボでも買いに行くこと位しか、個人で出来ることは無いかと…。

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    投稿日: 2023.04.29
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    名著、半導体の技術、人物、企業、経済摩擦の歴史的、地政学的な側面から多層的に俯瞰しており、読み応えあり。

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    投稿日: 2023.04.21
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    パソコンやスマホといったデジタル家電のみならず、炊飯器から自動車、クラウドサービスや5Gモバイル通信まで、今日の人々の生活に欠かせない存在となった半導体の黎明期から、産業として発展し、世界の政治・経済・軍事に多大な影響を及ぼすに至った経緯を克明に記した一冊。 半導体というと、集積回路に実装されるトランジスタの数が2年ごとに2倍になるという「ムーアの法則」が有名だが、著者は、ムーアが予測した半導体の「微細化」が実現した背景には、複数の奇跡的な設計技術の革新と継続的な製造技術の高度化があり、それを支えたのが東西冷戦下における軍事技術高度化需要と、さらにその先にある民生需要を展望し、リスクを取って大規模投資をしてきた政府や企業家の努力だったと主張する。 80年代の半導体市場を席巻した日本がその後衰退し、韓国等の後塵を排した顛末や、旧ソ連の西側半導体「コピー戦略」が失敗した要因、また当時のソ連と類似の状況にありながら同じ轍を踏むことなく台頭する現在の中国の動き、さらには一見グローバル化が進展しているように見える今日の半導体産業が、実は台湾一国に過度に依存した脆弱な構造になっているといった著者の分析は納得感があり、これ一冊で半導体の歴史が全て理解できる充実した内容となっている。

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    投稿日: 2023.04.16
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    素晴らしい本。分厚いけどページを捲る手が止まらない。半導体業界に興味があるからだろうけど。日本と米国の経済戦争の話しも出てくる。しかし今のような業界の形になるとギャンブルな投資は日本企業には無理だろう。投資負担があまりにも大き過ぎるので、上手くいかなかった時のリスクが大きく見えてしますし。フィリップがTSMCに出資してASLMもフィリップの関係。そう言う繋がりがあるのかと感心した。中国との関係や半導体が武器化すると言うコンセプトもよく分かる。先端のチップを作る事が国力に直接影響する事も理解出来た。とても勉強になった。

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    投稿日: 2023.04.10
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    半導体が足りない。車が買えない。このままではものが作れない、買えないというふうになってしまう。 本書は、今や原油よりも貴重だと言われるようになってしまった半導体の技術競争について、各国企業の栄枯盛衰が描かれている。 アメリカで始まった半導体産業だが、今中心となっているのは東アジア、特に台湾だ。台湾には、世界一の半導体製造技術がある。これは、地政学に影響を与えるほどだ。この技術を手に入れようとする中国と、超えようとするアメリカの二大国による競争も注目される。 意外だったのは、半導体の生産量は決して減ってはいないということだった。現在の半導体不足は、需要の急激な増加によるものだそうだ。 この先、電化がますます進む中、半導体の需要は増えるばかりだろうが、半導体のはなしを聞いていると、資本主義もまだまだ続くのではないかと思えてくる。

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    投稿日: 2023.04.08
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    今一番ホットな経済安全保障の話題。 もちろんウクライナ戦争もあるけれど、ウクライナ戦争も形を変えた半導体戦争であることが分かる。 結局、限りある地球の資源を、プラネタリーバウンダリーの範囲内で平等に分かち合い、みんなが自由に幸福に暮らせる世界ってどうしたら実現するんだっけ?という問いが必要。 際限のない技術開発で、より小さく、より高速で、より高密度な半導体って、その目的に適っているんだっけ?って話で、その先に何があるんだろうなと考えてしまう。 iPhoneの新製品は出し続けないといけないし、AIの発展にはより高速な処理が出来ないと行けないし、宇宙資源の開拓にも出ないと行けないし、高性能で自律的な兵器を開発しないと行けないし、半導体製造拠点は経済安全保障を考慮して分散させないといけないし、EVをもっともっと生産しないといけないし、、、つまりは成長し続けないと、資本市場から撤退しなければならないし、地政学的に劣勢になるし、私(あるいは国家なら自国民)の自由と安全と幸福が脅かされる、、、 本当にそれしか選択肢がないのかなぁ〜。 といつものあの問いに戻ってしまう作品。

    3
    投稿日: 2023.04.06
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    読み始めたら止まらない。半導体の開発競争に関わる英雄達の歴史絵巻のようだ。又、いま現在起きている台湾を巡る米中対立の構図が良くわかる。ウクライナよりも複雑で危険だということだ。

    2
    投稿日: 2023.03.29
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    こういうの大好き。 1週間くらいでガッと読み込めた。 巻末の参考文献が全体の10%くらいの厚さあって信頼できたし、何よりジャーナリズムを感じた。 半導体業界の構造やキープレーヤーについてめっちゃ詳しくなれる。 作者は気鋭の経済史家とのことで、インタビュー記事とか各国のレポートから引いてきた情報を元に編み上げた本物の大作。 半導体を軸に国際経済の外観も知ることができる。 株式投資にも活かせれるし、これから国際経済系のニュースを見たくなるような、知的好奇心を大きく刺激してくれる良質本。

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    投稿日: 2023.03.23