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ミッキー7 反物質ブルース
ミッキー7 反物質ブルース
エドワード・アシュトン、大谷真弓/早川書房
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総合評価

9件)
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    『ミッキー7』の続篇。前作で使い捨て人間(エクスペンダブル)の役割を終えたミッキーは、ろくな仕事も与えられず腐っていた。氷の惑星だったはずのニヴルヘイムは温暖化したが、再度の冬の訪れに備えて反物質爆弾の回収を余儀なくされる。向かうのはもちろんミッキーだったが……。 前作以上にくだらない内容だが、それがたまらなく楽しい。SFとして押さえるところはきちんと押さえているので安心して読める。 最後のシーンで、当然そうなるんだろうなという予想を覆したオチが意外すぎた。

    2
    投稿日: 2025.10.20
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    『ミッキー7』の続編。前作の結末から2年経った植民惑星での話。深刻なエネルギー不足が発生し、この星の人類が全滅を免れるためには前作で爆弾に改造した反物質を取り戻し、エネルギー炉に再投入する必要がある、という話。先住生命体が沢山登場したねぇ。巨大なムカデみたいなのとか、クモとか、真菌みたいのとか…… ミッキーが「人の事を良く見ている」という設定の人物像なのが相まっての事かもしれないけど『ミッキー7』で読んだ作者の書く人間描写がとても好きで。前作で結構話が綺麗に終わるため、ストーリーが気になって続編読もう、というよりは文体が好みで続編に手が伸びたかなぁ。 例えば『クインの髪は前より伸びている。金色に染めた髪を真ん中分けにしていて、脂じみた頼りない()が細い顔をかこんでいるように見える。』とか、ミッキーにはナーシャという彼女がいるんだけど、彼女と話をするときにミッキーが彼女の肩や膝に寄りかかりながら話をしている様子とか。人間描写が自然な感じがぐっとくる。SFなのに。(隠しきれないSF小説へのド偏見)(主に「三体」のせい) ミッキーとベルトの友情、ミッキーとマーシャルの関係に萌え萌え。2年の内に色々あったんだね……

    0
    投稿日: 2025.10.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。前巻の内容、特にエイトがどう死んだかは忘れたけど、ミッキーセブン自体はミミズにも司令官達にも適当な嘘をついて切り抜けたのは覚えていた。 あと爆弾。 今巻は、ムカデとロードムービーする。 冒険に出るまでに、コロニーでの生活やミッキー自身の振り返りはあったものの、前巻よりは歴史の話が少なくてちょっと物足りない。今巻でやることが多いせいだと思う。前巻はベルトに置いてかれてどうにか帰還して、エイトと出くわして二人一役をこなす話だったが、今巻は、コロニーでの燃料の話、ムカデの話、南へ行く話と、アクションが多い。 その分、この星の生態がわかって面白いが。 前巻だとエクスペンダブルズという、使い捨ての人間、何度も死ぬ話が、アイデンティティとしての揺らぎとして面白かったが、今回はそんなに。最後に、ナインか、イレブンかはどうなる?というのを気にして終わるが。ミッキー、新しい自分に興味があるのが面白い。でもこれはまた出番があるかも、ワクワクじゃなくて、ビビってるほうか? どっちかな。ワクワクのほうに読み取れた。 恋人のナーシャや友人のベルトが良い奴だった。ナーシャのキャラが面白い。タフすぎる。主人公だよ。ミッキーのどこを好きになったのか、もうちょっと教えて欲しかった。ミッキーってそこまでイケメン設定じゃなかったと思うけど。 ベルトも格好良かった。 マーシャル司令官もめちゃ良かった。ミッキーにキレまくってるのが面白いし、最後はさっさと死を選ぶのが英雄すぎる。 ミッキーというエクスペンダブルズの存在を嫌う=人道主義者なんだなというのが伝わってきた。前巻だと、そこまで良さがわからなかった。 死んでから良い奴認定するのも、あれだけど。死なないと良い人間だと受け止められないのか?死んだから評価甘くない?みたいな。 次はマギー・リンが司令官か。 3巻もあるなら読みたい。 ムカデ達 侮ってた相手が自分達よりもはるかに知性があることに気づくところは何度味わっても楽しい。神話はあるの?に即興で作って答えるの笑える。 機会的であり、幼くもあり、しかし、学習スピードは凄まじい。 今回、ミッキーから嘘や駆け引きを学んでしまったので、これからどう変化するのか怖いな。でもミッキーの仲間を守るや、信用するしかないところも学んでると思うので、良い方向に行くと良いなという希望的なラストでもある。 共存共生はうまくいくのか。 2巻の副題は反物質ブルースだけど、ブルースは黒人音楽のジャンルで、労働の辛さや仲間の死を歌ったものだから、まあまあミッキー達にもあてはまるか? 辛いこと多かったし。ルーカス死んだのやっぱ悲しい。 ムカデやクモとか、絶妙に人が嫌悪する形をとっているのが面白いな。訳だとそのままムカデじゃなくて、地を這うものから来てるらしいが。 砂の惑星デューンとか思い出すけど、西欧だと、ミミズがそこまで嫌われているのか?日本だとなんだろう。鬼とか?ライ病、被爆者。やっぱクモかな。土蜘蛛とかいるし。ヘビもあるな。ナメクジとか?カエル? 日本人は玉虫の羽根をありがたがって残して飾るくらいだならなあ。貝も食べるし。 2巻の今巻ではわかりやすいアクションとか駆け引きで、あんまアイデンティティの話が無かったけれど、それでもファーストコンタクトモノや冒険ロードムービーとして面白かった。

    0
    投稿日: 2025.08.26
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    「ミッキー7」の続篇ということで、こちらはエンターテインメント性が一層増してさらに面白い。 今度はクモっぽいクリーチャーが出てくるが、ムカデといいクモといい、わかりやすさ優先で訳者の主観がかなり優先されているようで、これってどうなんでしょう? この先住民は、知能も非常に高いし、体も機械のハイブリッドという設定なので、そこんところもう少し未知の生物として、あまり地球の生物に寄せない方が良かったんじゃない?きっとこの先も続篇が出てくる気がするのだが、どこかで辻褄合わなくなるんじゃないかと、ファンとしては心配しています。

    10
    投稿日: 2025.07.15
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    エクスペンダブルとしての悲哀だとかが出てこなくて普通の冒険SFになってしまってるのが残念。 それを差し引けば少ない登場人物で良く描けてるしとても楽しかった!

    0
    投稿日: 2025.06.16
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    前作は主人公がエクスペンダブルという立場ならではのドタバタがあったりしたが、今作ではそうではないため、普通の惑星植民SFという感じ。前作に引き続き良くも悪くも筆が軽いので、キャラクター造形に奥行きがあまり感じられず、やはり思い入れは抱けないまま。一行がどんなにピンチに陥っても傍観するような気分で読んでしまった。気軽に読み進められる点では良い。過酷な環境だし人も死ぬけどコメディ寄りの作品なんだと思う。始終真顔のまま読んでしまったが。嫌なヤツは死んでも構わない、謝罪させたうえで居なくなってせいせいした、という終わりかたは安直に思えて好みではなかった。

    0
    投稿日: 2025.06.07
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    期待通りのミッキー7続編だった(映画観ておくんだったな)。今回は入植先の拠点ドーム内ではなく、ドーム外でのミッキーたちの活躍が楽しめる。死ぬべきミッションに投入され複製される契約のミッキーだが、死なない状況となることで少しばかり成長し、危機を乗り越えていく様を、感動的になりすぎず描いている塩梅が絶妙で良い。映画のミッキー17はだいぶ改編されているようだけど、原作に忠実な配信映画とか、観てみたい。

    18
    投稿日: 2025.05.31
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    前作以上に抱腹絶倒の展開で一気読みが止まらなかった、SFコメディとしての完成度が高すぎる 終盤で残りのページ数を見てTobe continuedを覚悟し期待していたのに、あまりにも綺麗に終結してしまってさみしい…

    0
    投稿日: 2025.05.18
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    映画版では完全な悪役だったマーシャルがリーダーとして役目を果たす。 前作では悪役というより小言が多い上司というイメージしか無かった彼だけれど、今作は本当にかっこいい。最後はしびれた。 またナーシャとミッキーの関係が濃密に書き出されていて、ナーシャが好きな人にはおすすめの一冊。

    1
    投稿日: 2025.04.12