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地上最強の男―世界ヘビー級チャンピオン列伝―(新潮文庫)
地上最強の男―世界ヘビー級チャンピオン列伝―(新潮文庫)
百田尚樹/新潮社
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総合評価

4件)
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  • E.Moguraのアイコン
    E.Mogura
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    モハメド・アリ以外のチャンピオンについて、ほとんど知らなかったこともあり、感情移入できなくて、寝落ちしそうになること多かった。全試合の記録で、チャンピオンと挑戦者の体重をポンドとkgの併記、これがまた読みづらかった。 まぁ、総じてアメリカの人種差別の歴史を読んだという感。

    3
    投稿日: 2023.09.11
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    fishbox
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    その時々の時代や社会背景がスポーツにも大きく影響していることを改めて感じた。トップアスリートの多くは真摯に努力を積み重ねているのだと思うと、貴賤に関わらず、スポーツに打ち込める環境があり、風潮や政治的背景がその障害とならないことを願いたい。

    7
    投稿日: 2023.06.27
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    worldwidewise
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    ボクシング観戦歴50年以上という百田尚樹さん。 特に(白人にとって)自由と平等の国アメリカにおける黒人の立ち位置(白人による捉え方)の変遷を1800年代中盤から描いている力作でした。 きっと百田さんちには少年時代から買っている月刊ボクシング専門誌が何百冊とあるんだろうなぁと読みながら思った。加えて海外の資料にもあたってできた一冊。 630ページ、読み応えありの面白さ!

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    投稿日: 2023.01.03
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    ことぶきジロー
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    百田尚樹『地上最強の男』新潮文庫。 ボクシングのヘビー級チャンピオン26人の人生、その時代と社会を描いたスポーツノンフィクション。 ボクシングの始まりから、歴代のヘビー級チャンピオンの様々な生き様、闘い方や戦歴、エピソード、その時代の社会変化などが淡々とした調子で綴られる。 まるで教科書を読むかの如くで、読み物としては、手放しに面白いとは言えない。 ジョン・L・サリバン、ジョー・ルイス、ジャック・ジョンソン、ジャック・デンプシーなどは、名前だけは聞いたことのあるボクサーなのだが、ジョージ・フォアマン、モハメド・アリとなると微かながら試合を観た記憶がある。 格闘技とスポーツの違いは制約の数によるのだろう。制約が多ければ、よりスポーツに傾き、制約が多ければ多いほどテクニックが要求されるようになるようだ。 ベアナックルでの打撃とグラップリングを交えた格闘技から始まったボクシングは、グローブを着けたルールと時間制限のあるスポーツへと変貌していく。 人種差別、賭博、マフィア、戦争、国家とボクシングを取り巻く状況は時代と共に変化していく。 本体価格950円 ★★★★

    7
    投稿日: 2022.12.22