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かたみ歌(新潮文庫)
かたみ歌(新潮文庫)
朱川湊人/新潮社
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総合評価

284件)
3.7
36
118
98
11
2
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    「世にも奇妙な物語」でやっていた「栞の恋」の原作が入っていたので興味を持ち購入。 短編集だったが『アカシア商店街』という商店街のなかで時代、世代を通して起こった少し不思議なお話達ということで全てつながりを持っている。 怖そうに見える古本屋さんの親父は毎回出てくる。 最終話ではおじさんが主役。 商店街の中にあるお寺に「あの世との接点がある」という言い伝えがあり、そこから不思議な物語が生まれているという設定。 しかし、この神社の言い伝えが、すでに何本かお話が終わった後に語られるのがよい。 はじめっからそうだと「どうせ不思議設定で全部納得させられるんでしょ」と穿ったかんじで読んでしまうところが、途中でそっと登場人物の口から語られるから「ああ、そうだったんだ」と妙に納得してしまう。 怖いお話も中にはあるが、全編を通してすべてが優しい。 昭和の商店街の、町が一つの生き物のような一体感が感じられ、読んでいる途中で、自分もアカシア商店街に住んでみたくなる。 物語が進み、時代が近年になってくるとやはり実際の多くの商店街と同じくスーパーに負けマンションが立ち並ぶどこにでもある一画になってしまっているという描写もすごくリアルでよい。 そんなでも「不思議」を生み出すお寺はひっそりと残っているらしい。 自分の住んでいるすぐ近くの、かつての商店街や取り残されたようなお寺でもそんな小さな不思議があるのでは。。。などと妄想をさせてくれる一冊でした。

    0
    投稿日: 2012.07.01
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    怪奇現象のようなものが出てくるのはあまり得意ではないのだが… 物語は一つの町を舞台に短編がいくつか書かれているかたちで、時系列はバラバラではあるが、一つ一つの短編が絡み合っていて、読んでいて面白かった。

    0
    投稿日: 2012.06.29
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    何の覚悟もなく、夜中に読み出してしまい… 「夏の落とし文」で怖くなって、友達にメールして恐怖を紛らわせ… 「おんなごころ」も「朱鷺色の兆」もゾクッと怖くて… 「栞の恋」がなければ読み進められなかったかも。

    0
    投稿日: 2012.06.28
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    表紙の絵につられて手に取った本。はっきり言えば怖い話、ホラーとも言えるのかもしれないが、この短編集は各話主人公を変えつつ、古書店の主人と覚智寺というところで全話に一本筋が通っていて、レトロ感と人情味、最後に救いがある。語り口も上手いと思った。猫飼ってるからか「ひかり猫」が一番気に入った。

    0
    投稿日: 2012.06.26
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    普通にホラー。。 本気で怖い話しもあって 何度も断念しかけた( ; ; ) 「涙腺崩壊」ってゆー 帯買いしてしまったけど、 期待を裏切られました(。-_-。)

    0
    投稿日: 2012.06.19
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    昭和40年代ごろの東京下町。アカシア商店街周辺を舞台にした短編集。 最終話『枯葉の天使』が物語の〆となっているが、他の6編の物語は独立している。 全編に渡り古書店『幸子書房』の主人が出てきて、またお寺や商店街にある店など共通して出てくるキーワードがあるからひとつの作品としてのまとまりもある。 時代設定から昔懐かしいネタも出てきて、全体的にノスタルジックな雰囲気。 ただし設定や表紙のイメージと反し、全てのお話は霊的なものが出てくるホラー小説となっている。 ほんのりではなくストレートに幽霊や非科学的なものが物語のキイになっている。 個人的に幽霊オチは好きじゃないものの、これはなかなか楽しめた。 7編どれもそれぞれに魅力はあるけれど、一目惚れした青年と、素性を伏せて本に挟んだ栞で文通を交わす『栞の恋』がよかった。 爽やかな人情モノ、ただしほっこりではなくシリアスな側面の方が強い印象。

    0
    投稿日: 2012.06.17
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    奇蹟を描いた連作短編集 って解説にあったので買ってみたけど コワイ話だった・・・ オバケの話だった・・・ 夜中に読んだから怖かった・・・ レビュー書くんで読み返そうと思ったけど 怖くて読み返せない 貞子的な圧倒的怖さじゃなくて 生活に違和感なく溶け込んむ怖さだったので 個人的には余計コワイ ネコの話と栞の話と枯葉の天使は和んだけど 他のは思い出すとコワイ コワイの苦手な人にはおススメしないけど 読みやすかったし他のも読んでみようかなと思ったので 星は3つー

    0
    投稿日: 2012.05.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和40年代当時、何処にでも在ったであろうような商店街を舞台にした短編集。当時流行った歌謡曲、フォークソングや事件が我が青春時代の思い出と重なり懐かしく読めた。7つの短編でそれぞれ不思議な事件が起き、それがだんだん関連性が見えてきて、最後の話で完結するという構成。ただ、全てが解明されるわけではない。未知の世界はあるということか。

    0
    投稿日: 2012.05.17
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    東京の下町にあるアカシア商店街。そこにある覚智寺は黄泉の国と繋がっているという。都電の走る昭和の街を舞台に起こる不思議な出来事を描いた短編集。 評価の★ってあまり悩まないでつけてるんだけど、基本的にその作品によってもたらされたカタルシスに比例してる。そういう意味で短編集は★5つにはなりづらいかも。 ってことを考えてしまうくらい良くできた短編集。さらっと入ってくるクセのない文章に、きっちり人物を書き分ける筆力。地の文章の言葉選びが口語っぽいのは読者への配慮かな。ストーリー自体もすごく面白いし、短編集の構成としてもほぼ完璧。一点だけ「夏の落とし文」だけが他の物語とのリンクが少ないなぁっていうぐらい。ってかそれもわざとか。他のお話のリンクも仰々しくつけるんじゃなくて、同じ街に住んでるんだなってのを意識させる程度だし。 最近は短編集で当たりを引いてなかったから、こういう作品に出会えると素直に嬉しい。しかも暇つぶしのつもりで買ったのでとってもお得感な一冊でした。

    0
    投稿日: 2012.05.13
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    日本版ワインズバーグ・オハイオのような構成かな。 片田舎で少し変わった人たちのお話。 悪くは無いけれど、なぜ帯の売り言葉が涙腺崩壊なのかはわからない。

    0
    投稿日: 2012.05.05
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    こういう短編で少しずつ繋がりがある話し大好きだ。古本屋のおじいさんの正体が一話読むたびに明らかになって行くのが素敵だった。

    0
    投稿日: 2012.04.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帯の『涙腺崩壊』の文字を見て購入したが、私には全く泣き所はなかった…。 それでも、話のストーリー的には面白い。すべての話が繋がっていて、作中に出てくるいろんな疑問や謎は少しずつ解明されるので、後味も悪くない。 個人的には『栞の恋』が好きでした。

    0
    投稿日: 2012.03.17
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    アカシア商店街というノスタルジックな昭和時代を背景に、人間の哀しさと愛おしさを表している短編集。 単なる幽霊物語ではなく、各編を通して人間の生死の世界を往来できれば、愛おしい人と永久に一緒にいれるのに・・・そんな切なさを感じた。

    0
    投稿日: 2012.03.17
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    アカシア商店街という商店街が舞台となったノスタルジックな雰囲気漂う連作短篇集。 この中の「栞の恋」が、ちょっと前の「世にも奇妙な物語」で映像化されてて(主人公は堀北真希)それがすごく良かったので、ずっと原作を読んでみたかったのです。 活字で読んでみるとまた良いものです。 ちょっと不思議で、ちょっと物悲しい話。 私自身そんなに昔の世代ではないけど、なぜか懐かしいな〜と感じました。

    0
    投稿日: 2012.03.14
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    最初は「何のこっちゃ」と思っていたのですが、この世界に入ってから一気に感情移入。はまりました。幸子書房の謎が明かされるラストは見事。1つの話としては「栞の恋」「ひかり猫」が好きです。

    0
    投稿日: 2012.03.09
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    昭和という時代のノスタルジックな雰囲気が、何とも言えない良い雰囲気を醸し出しています。タイトルに“かたみ”とあるように、どの物語にも“死”というものが絡み、私は涙無しには読めませんでした。悲しい涙があり、温かいも涙あり…。 個人的に良かったのは「ひかり猫」。猫好きさんはたぶん、胸をきゅっと締め付けられると思います。そして最後に収録されている「枯葉の天使」で、それまでに散りばめられていた小さな謎(というほどでもないのだけれど…)たちが解明され、とてもキレイに纏まっています。

    0
    投稿日: 2012.02.19
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    「アカシア商店街」という商店街を舞台にした連作短編集。 どの話も古本屋の老主人が登場する。 最後の話「枯れ葉の天使」ではその主人の謎が明らかになる。 ホラーでちょっと怖いかもしれないけど、ちょっと寂しくて辛くて、なんだか温かさが感じられる。

    0
    投稿日: 2012.02.11
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    ジャンルとしてはホラーに分類されると思う。 しかし怖さはなく、優しさや温かさを感じる。 「栞の恋」が好き。きゅんてするけれど、切ない。 世にも奇妙な〜であった気がするんだけど、果たしてどうだったか。 記憶力がないのが悲しいところ。

    0
    投稿日: 2012.02.03
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    覚知寺という「あの世と繋がっている」という噂のお寺、幸子書房という名なのにお爺さんが営んでいる古本屋、懐メロ「アカシアの雨がやむとき」がいつもかかっているアカシア商店街。 そんな街を取り囲んで起きる不思議な出来事を集めた短編集。 少し怖い話もあるけど、優しいお話が多くてなんだか心が暖まった。 特に漫画家志望の若者と猫の話「ひかり猫」と、GS好きの酒屋の看板娘と憧れの人との古本の中の文通「栞の恋」がジーンときた。

    0
    投稿日: 2012.01.25
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    今から約30年前、昭和40年代前半の、東京下町。 「アカシア商店街」という、何でも揃うアーケード商店街を舞台にした、連作短編集です。 全ての作品に登場するのは、幸子書房という古本屋を営む老人です。 彼を中心として、少しずつ、時は前後しながら、その周辺の人々が巻き込まれた、不思議な出来事が綴られています。 そして、最後の『枯葉の天使』では、彼自身の謎も読者に明かされます。

    0
    投稿日: 2012.01.22
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    「涙腺崩壊」のうたい文句に期待して読んだのだがまったくの期待外れ… 内容は良い話だとは思うが。。。

    0
    投稿日: 2012.01.16
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    昭和40年代下町のアカシア商店街で起こる7つの不思議な物語。「死」をテーマとした話ばかりなのにあるのは恐怖ではなくノスタルジイ。この頃がまだ町に闇が残っていた最後の時代になるのかな。この少し後にはコンビニ、スーパー、ファミレス、24時間いつでも開いてる店が当たり前になってしまう。異界がすぐ隣にあった(かもしれない)最後の時代。すべての話に登場する古本屋の主人。この連作の中でなぜ常に彼のもとに不思議な話が集まるのか、最終話で彼の立ち位置が分かると思わずためいきが出た。静かな驚きでした。

    1
    投稿日: 2012.01.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    不思議な出来事の短編集。レトロというかノスタルジックというか。40代くらいの人が懐かしいのかな~という時代設定で、アカシア商店街という雰囲気ある商店街のある下町が舞台。物語同士がどこかでつながっています。 あの世と繋がっていると噂される寺があって、生きている人間と死んでいる人間が出会える町。ゾクッとする怖さがあるけど、、、 人と人との繋がりだったり、温かさだったり、そういうところがあるから、単なるホラーではないです。でも、夜中に寝ながら読んでたらちょっと怖かった。 栞の恋は前に堀北マキがドラマやってて、読んでる途中で思いだした。いい話だったのに展開を思いだしてしまって残念。 最後の全話に出てきた「幸子書房」のことが描かれてるお話がよかったです。

    0
    投稿日: 2011.12.31
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    昭和40年代、東京の下町にあるアカシア商店街で起こる、死にまつわる不思議な出来事を描いた短編集。どの話にも古本屋のお爺さんが登場するなと思っていたら、そういう締めくくりだったのか。7編の中には痛ましいエピソードもあるけれど、不思議な恋を描いた「栞の恋」と漫画家を志す若者と光る不思議な球体の交流を描いた「ひかり猫」が好き。

    0
    投稿日: 2011.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    懐かしき昭和の時代背景、7つの物語から成る連作短編集。 アカシア商店街の人々が、「死」にかかわる何かに巻き込まれていきます。 自分が好きなのは、『栞の恋』と『枯葉の天使』。 懐かしいというよりは、悲しさと救いに満ちているのかもしれません。

    0
    投稿日: 2011.12.28
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    いいねぇ 不思議で せつなくて そして 人恋しくて 読んでいる間 別の世界に 気持ちが 揺られている その 心地よさ

    0
    投稿日: 2011.12.13
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    東京下町アカシア商店街が舞台の連作短編小説。昔懐かしい普通の商店街で謎深い事件が次々に起こる。どの話も古本屋の老主人が登場するが、最後の話「枯れ葉の天使」では主人の謎が明らかになる。 朱川作品らしい摩訶不思議な出来事を描きながらも人間の温かさが身に染みる本。特に小学生の兄弟の話「夏の落とし文」が良かった。

    0
    投稿日: 2011.12.13
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    2011 11/21読了。札幌の弘栄堂書店アピア店で購入。 不思議なことの起こる町、アカシア商店街とそこにたたずむ古書店『幸子書房』にかかわる連作短編集。友達が良い、といっていたので買った。 生と死に関係する話が多い。全体に昭和テイストの作風。 ホラー…とまではいかないけど、不思議な話が好きならおすすめの本。

    0
    投稿日: 2011.11.21
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    この作者お得意の昭和の話の連作短編集。 東京の下町にあるアカシア商店街や、その近隣で起こる不思議な現象とそれにまつわる人間ドラマが描かれていて、心温まる話、少し背筋の寒くなる話、切ない話など様々ですが、全体的には癒やされます。 でも、昭和を知らない世代にはピンと来ないのではって思いますが、どうなんでしょうね。 私でも、自分が幼児期だった頃の世界観なので、さすがに懐かしいと思うまでにはいかないんだもの… 気に入ってるのは「栞の恋」「ひかり猫」「枯葉の天使」 栞の恋は以前、世にも奇妙な物語になってました。

    0
    投稿日: 2011.11.15
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    現在に至るまでに通ってきた時代の中で、昭和40時に脚光を向けその時代の思いを『かたみ』として描いているんだと思う。 ノスタルジックな雰囲気と朱川さんならではの少し不思議な世界は読むというより浸れると言える作品です。

    0
    投稿日: 2011.11.14
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    不思議なことが起きる、東京の下町アカシア商店街。殺人事件が起きたラーメン屋の様子を窺っていた若い男の正体が、古本屋の店主と話すうちに次第に明らかになる「紫陽花のころ」。古本に挟んだ栞にメッセージを託した邦子の恋が、時空を超えた結末を迎える「栞の恋」など、昭和という時代が残した“かたみ”の歌が、慎ましやかな人生を優しく包む。7つの奇蹟を描いた連作短編集。

    0
    投稿日: 2011.11.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    下町での様々な出来事が古本屋で繋がる短編集。 少し奇妙で少し怖い、そしてとても温かいお話です。 『夏の落し文』は悲しくて悲しくて、やるせなくなりました。 『栞の恋』を読んだ瞬間、「あれ?これドラマでみた?」と思ったら、やっぱり映像化されてましたね。このドラマはとても印象深かったので、まさかここで原作に出会えるなんて、驚きと同時になんだか嬉しくなりました。 最後に古本屋のご主人が救われて良かったです。

    1
    投稿日: 2011.10.31
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    不思議でちょっと怖い話。 なのに後味は悪くない。どこかほんわかする。 中心にはいつも古本屋とお寺。 こんな町良いな。

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    投稿日: 2011.10.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    お酒を片手に読むのなら、ビールでもなくハイボールでもなく、ウイスキー?ゆっくり系をお供にしたい。 三丁目の夕日をイメージする昭和ノスタルジー。アカシア商店街でおこる、ちょっと怖くてちょっと寂しく辛いエピソードが詰まっている。 短編にレギュラー登場するのは、覚知寺と古本屋幸子書房の店主。最後に商店街の時間が進んでいることにハッと気付くのがウレシイ。

    0
    投稿日: 2011.10.19
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    短編集だけどそれぞれが繋がっている話。 そして繋げ方が上手いと思った。 古きよき時代的なものがメインでそれほど盛り上がらないけど 穏やかで良いと思う。 ただ、設定が変わっちゃってる部分があった気がする。 2ヶ月足らずだったかが数ページ後には数週間みたいな感じで。

    0
    投稿日: 2011.10.14
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    古本屋の親父が訳知りのちょっとうすら寒いお話しだが、最後にストンと落としてくれた電車の中で読むのに丁度良いサイズの短編集。

    0
    投稿日: 2011.10.14
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    あまり怖くない幽霊が出てくるホラー。 良い話もあり、悲しい話もありの短編集です。 涙腺崩壊とまではいかないけど、じんわりと来ます。

    0
    投稿日: 2011.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    アカシア商店街の本屋さん。 本屋のおじさんが悲しい過去があったんだね。 でも、奥さんが待っていてくれて良かった。

    0
    投稿日: 2011.09.28
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    ほんのすこし、日常に混じるもの ささやかで、小さくて、それでも織り込まれてゆくもの (「ひかり猫」がとてもすき)

    0
    投稿日: 2011.09.21
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    前に読んだ「花まんま」のように、昭和の空気感と不思議な世界を融合させた作風。どうやらこの著者の作風は決まっている模様。アカシア商店街という架空の街を起点に繰り広げる短編集であるが、一つ一つはまあ不思議さも感傷もぼちぼちという感じであるが、視点が同じ場所であるからかとても奥深い作りになっている。あの人はどうしたんだろうとか、読みながらも自然に考えてしまうくらい、うまい具合にこの街にとり込まれた感がある。人を起点につながっていく短編はよくあるが、その場所バージョンは意外に珍しいのか新鮮だった。

    0
    投稿日: 2011.09.12
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    涙腺崩壊。って帯にはかいてあるのですが、さすがにそこまでではなかった。(笑)最後の一話を書くための本でした。ホラーとミステリと感動が全部入っていて正直おなかいっぱい…。それと全体的に中途半端でどう受け止めたらいいのかわかりませんでした。舞台が私が知らない時代なのもまずいんだろうなあ。共感し難いところが多すぎましたね。でもああいう死生観は嫌いではないです。人情の部分もよかったなぁ。人間くさい話が好みでした。

    0
    投稿日: 2011.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    昭和の香りがぷんぷんする、懐かしいけど切ないお話 でも、短編1、2篇読んだら、なんとなく他の先は見えちゃうかなぁ ちと、物足りなさも感じながらも ノスタルジーに包まれながら読み終えました

    0
    投稿日: 2011.09.11
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    これはひさびさ大ヒット 枯葉の天使には泣きそうになりました‥いやけど結構ゾクゾクした 昼読んでよかった

    0
    投稿日: 2011.09.07
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    今となっては"かなり昔"の昭和のある商店街が舞台です。 不思議な現象が起きて、ちょっと怖いかもしれないけど、でもあたたかい気持ちにもなります。短編ごとの語り手のおかげかなぁ。 思ったよりも引き込まれました。

    0
    投稿日: 2011.08.31
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    「世にも奇妙な物語」で「栞の恋」を見たのをきっかけに購入しました。 積み本にしてしまっていたのですが、もっと早く読んでいれば良かったと後悔するぐらい面白いです。 「アカシア商店街」を舞台に、不思議で寂しく、それでも哀愁漂う様々なドラマが繰り広げられます。

    0
    投稿日: 2011.08.28
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    諸田玲子さんのあとがきにもあるように、ホラー部分が多くても、幽霊を見てもだれもこわがらない。ちょっと不思議なことが起こることが至極当たり前な一冊。それぞれが問題を抱えながら、少しずつ前へ進んでいく姿は読んでいてすがすがしい気持ちになる。 少しずつつながっているストーリ-。読み終わると謎が解ける。 「この世」と「あの世」の世界を「ありえそう」に描けるこの作家さんはすごいと思う。

    0
    投稿日: 2011.08.26
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    アカシア商店街という場を活かした連作短編。 朱川センセの作品は、登場人物への愛情が感じられるから好きだ。 「栞の恋」は文句なしに名作。 個人的には「ひかり猫」が好き。名もない猫の寂しさを、自分に重ね、他のすべての生きものに重ねていくところが、なんともいえずジンときた。

    0
    投稿日: 2011.08.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    非常に良質な小説。真摯な文体に温かみのあるストーリー。奇譚的なギミックによって、安易な泣かせ話を超えた、感動の物語が紡がれる。読んでいてストレスを全く感じない小説。

    0
    投稿日: 2011.08.17
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    得意でないと思っていた朱川さんの作品も、何冊か読んでいくうちに だんだんその魅力にとりつかれてきたようなきがします。 切なくて優しくて。

    0
    投稿日: 2011.08.14
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    ほのぼののような ホラーのような わたしとしては 夏の落し文、不幸すぎて やるせなかった…

    0
    投稿日: 2011.07.31
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    健気な子どもと老人には弱いんだよ・・・。最後の「枯葉の天使」のまとめ方はうまいと思った。 各話舞台はアカシア商店街で一話ごとに少し年代が違うけど、最後にはつながってる連作短編集。

    0
    投稿日: 2011.07.28
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    「世にも奇妙な物語」で「栞の恋」を見て、気になっていたので購入。他の話も好みだったので満足。寂しさ、切なさ、懐かしさがほんのり流れている感じ。他の作品も読んでみたくなった。

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    投稿日: 2011.07.23
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    ある一つの町を舞台にした、不思議で少し物悲しい7つの短編集。すべて『死』をテーマに描かれている。小説としては十分楽しめるものだとは思う。

    0
    投稿日: 2011.07.18
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    読んで良かった。「おんなごころ」と「枯葉の天使」は特に良かった。 読まなくても良かった編は3つあった。

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    投稿日: 2011.07.17
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    世にも奇妙な物語の原作だったので、買ってみたけれど、思ったよりもとてもよかった。不思議で、でも、どこか暖かい物語でした

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    投稿日: 2011.07.09
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    帯に「涙腺崩壊」とあったので読んでみた1冊です。 あの世とこの世をつなぐ覚智寺…。 そんなお寺がある「アカシア商店街」で起こる、不思議な出来事。 心温まる話から、不幸で終わってしまう話がありました。 古本屋の主人(芥川龍之介似らしい)を中心に様々な人間模様が描かれていました。 どこか懐かしさがあるこの作品です。

    0
    投稿日: 2011.07.08
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    あの世とこの世は 思いでつながっている。 そこを行き交うことができる アカシア商店街。 切ないのに、なぜか懐かしい連作集。 物語は私と比沙子が その町に移り住むところから始まる。 紫陽花のころ。 古いアパートの二階に住むことになった二人。 荷物はほとんどない引越し。 お昼を買いに出た私は 『幸子書房』という小さな古本屋を見つける。 和菓子屋で干瓢巻きを買って帰ろうとすると道に迷う。 そこで見かけたのは電柱の陰から 「喜楽軒」というラーメン屋を覗く男だった。 実はそのラーメン屋のご主人は数週間前に 物取りに殺されていた。 そして、そのラーメン屋には 脳に障害がある子どもがいるという。 そう教えてくれたのは『幸子書房』の芥川似の主人だった。 私と比沙子が二人でそのラーメン屋の前を通ると またその男がいた。 しかし、比沙子には見えない。 私はその男に話しかけた。 すると、その男は「俺が……守らないと」 といって、急に薄くなって夕陽の朱に溶け込んでいった。 男は子どもを守ろうとする主人の幽霊だったのか。 この事件をきっかけに 私と比沙子の関係も変わっていき 終りを告げることになる。 比沙子には、主人と子どもがいたのだ。 子どもの元へと返った比沙子。 ちゃぶ台には紫陽花が置かれていた。 せつなくも、不思議な、 そしてどこか懐かしい物語が紡がれていく。 舞台はアカシア商店街。 どの物語にも『幸子書房』の主人がからんでくる。 慎ましやかに、静かに暮らせたら どんなにいいだろう。 しかし、人はどうしても 問題や悩みを抱えてしまう。 この世と来世を行き交う言葉や思いが その問題や悩みを少しだけ 和らげてくれる。 だから、アカシア商店街は 奇妙で、どこか、ほっとする。 連作は次第に絡み合い 最後には大きな物語を紡ぎ出すことを 読む楽しみに伝えておきたい。

    0
    投稿日: 2011.07.08
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    う~ん、帯に書かれているように「涙腺崩壊。」とはいきませんでした。 この程度では、ひねたおっさんの涙腺は緩まんぞ>新潮社

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    投稿日: 2011.07.01
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    あの世と、この世を繋ぐ不思議な話がアカシア商店街を中心に繰り広げられる1冊。 「あの世と」なんて書いたけど、怖い感じじゃなくて少し切ない感じの短編集。 個人的には【栞の恋】と【ひかり猫】が好き♪ ☆紫陽花のころ ☆夏の落し文 ☆栞の恋 ☆おんなごころ ☆ひかり猫 ☆朱鷺色の兆 ☆枯葉の天使

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    投稿日: 2011.06.27
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    昭和40年代東京のアカシア商店街を舞台にした少し不思議な連作短編集。体が寒くなるようなぞわっとする話あり、切ない話あり、心がぽかぽか温かくなる話あり。朱川さんの作品を読んだのは初めてなのですが、一気にファンになりました。

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    投稿日: 2011.06.26
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    ドラマになった栞の恋を見て、手に取った一冊。 ドラマも良かったけれど、文章で読むのは違ったよさがあった。 アカシア商店街をめぐる連作短編。ホラーな要素があるけれど、私は好きだ。 すこしつらいお話が多いけれど、それでも胸の奥の或る一部分が熱くなった。

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    投稿日: 2011.06.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本当にきれいな物語をかくなぁと思う。 秀逸なストーリーテラーという感じ。 最後の場面では、うまくまとまりすぎていて鳥肌が立った。 人間への愛にあふれている作品。 人間はあやまちをおかしてばかりだけど、それでも人間は愛らしいという人間賛歌。

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    投稿日: 2011.06.23
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    世にも奇妙な物語で「栞の恋」を見て、読んだ一冊。 戦後の時代、アカシア商店街を舞台にした7つの短編集。ちょっぴりホラーの部分もある。「紫陽花のころ」「夏の落とし文」「栞の恋」「おんなごころ」「ひかり猫」「朱鷺色の兆」「枯葉の天使」以上の7つの話の共通点は「死」。しかし、全てが悲しい話ではない。最後の「枯葉の天使」は締めにふさわしく、ほろっと涙が出そうにもなった。「栞の恋」は、テレビとは違って余韻が残る終わり方だったが、テレビ版も良かったと思う。 また、様々なホラーの話が集まっているという部分では、宮部みゆきの「おそろし」と似ている部分もある。 短篇集としては、江國香織の「つめたいよる」並に1つ1つの話が素晴らしかった。文章も非常に読みやすく、すんなり入ってくる。朱川さんの他の作品も読んでいきたい。

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    投稿日: 2011.06.21
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    3話目の「栞の恋」が大好きです。 「世にも奇妙な物語」でドラマ化されてるのを見て、この話目当てで買いました。 帯には「涙腺崩壊」とありましたが、他の話はどちらかというと「ほんのりホラー」な感じに思えました。 しかしとにかく「栞の恋」が素敵な話なので…もう、それだけでいいです(^-^;

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    投稿日: 2011.06.18
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    小説の帯に涙腺崩壊、大反響、という文字に惹かれて 手にした1冊。短編集である。 舞台は昭和時代のある商店街。覚智寺と黄泉の国が つながっているという伝説があり毎ストーリー不思議な 出来事が起こる。 不思議な出来事とは亡くなった人たちと密接に関連する。 世にも奇妙な物語(TV)を思い出したが、恐怖感はなく、 胸がジーンとするストーリーが展開される。 毎ストーリー、古本屋の主人が現れる。主人は妻を亡くして いるが、最後に明かされた謎は、切なくともほのぼのとした 気持ちにされられた。 ただ、全体的に涙腺崩壊という程の物語ではなかったです。

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    投稿日: 2011.06.12
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    文庫本の帯に涙腺崩壊と書かれていたので買ってみた。半日ですぐ読めてしまった。時代的には私には実体験のある60年代70年代台、時代の空気や時々挿入される流行歌、事件等はなつかしい。東京下町、商店街近くでおこる不思議で切ない物語。涙腺は崩壊しなかったが、良い短編の連作、最後の短編に集約され読後感のここち良い物語。

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    投稿日: 2011.06.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帯に涙腺崩壊と書いてあったので、 泣く気満々で読んでいたら、 寒気が… お化けの話でした。 読んでビックリ。 全然泣けなかったよ。

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    投稿日: 2011.06.01
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     愛情や償いなど叶えられなかったものや失ったものを埋めるために各話の主人公達が奔走するところを若干ホラーっぽい表現とミックスしているところが面白い作品だと思います。

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    投稿日: 2011.05.29
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    『世にも奇妙な物語』で「栞の恋」を観て、 良い作品だと思ったので小説も読んでみた。 7つの連作短編集で切ない話ばかりだけど、それぞれが違ったテイストでいい。 最後の「枯葉の天使」で全てが繋がって全体をより一層面白くしていると思う。 「栞の恋」だけを取り上げればドラマの方が面白かった・・・と思ってしまったけれど、古本屋のおじさんというキャラクターや7編全体を通じてのストーリを考えると、ドラマでは表現しきっていないと思う。 映像として観る前にこの小説を読んでいなかったことがとても悔やまれる。 「ひかり猫」のお話がとても好き。

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    投稿日: 2011.05.27
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    悪い話じゃないし、上手だというのもわかる。 でも、とにかくどの話もさびしくてあたしはだめだった。 切ない話が好きな方にはよろしいかもしれませんが。。 少なくとも雨の夜、一人で読むにはしんどいです。

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    投稿日: 2011.05.22
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    さまざまな事情で亡くなった人々の「かたみ歌」を、アカシア商店街の古本店主が大事にあたためる。それぞれの物語はたしかにつながっていたように思う。

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    投稿日: 2011.05.22
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    アカシア商店街、覚智寺を中心に、周辺に住む人々と彼らが体験した少し奇妙な出来事が綴られた短編集。のようでいて最終的には全編繋がっている気がする。 ほんのりと古き時代の素朴さが漂うなか、奇妙な、少し不安を駆り立てるような出来事が起こるけど、心が温かくなるのは、登場人物たちの誰かを思う気持ちが強いからだと思う。 帯にあったほど涙涙するとは言えないけど、いいお話だったなと、ほっこり。

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    投稿日: 2011.05.20
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    一つ一ついい話だった。 不思議な話だけど、ちょっと切ない話が多かった。 自分の周りにもたくさんの不思議なことがあるのかもしれないと思うとちょっと素敵。

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    投稿日: 2011.05.19
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    読みました。 かたみ歌。 7つの短いお話で綴られる 「アカシア商店街」でのお話。 一話一話読むごとに話がリンクされていくのが面白くて 優しい、じんわりとしたお話が多く。 ホラーはあまり得意な分野ではないのですが 分類はと言われるとやはりホラーなのでしょうね。 物語に共通して出てくるのは「幸子書房」という古本屋と「覚智寺」というお寺。 覚智寺というお寺はどうやらあの世と繋がっているらしい。 夕方、石灯籠にある蝋燭を灯す穴を除くと、あの世が見えるとか見えないとか。 奇妙な話がこの辺りで多いのはこのお寺が関係しているという話も。 悲しい事件があった家をじっと見ているのは誰? あのときの手紙の差出人の目的は? 文通相手の正体とは? 死んだ人間が毎日帰ってくるって本当? 優しい光を放つあの丸いの正体は何? 死神が居るとしたら、私には何を持たせてくれるのだろう。 あぁ、いろんなところで繋がってるんだ。言葉はこんなにもみんなを幸せにしてくれる。 それぞれの話に深い愛情や、人間関係があって、その少し端にいつも幸子書房の店主と覚智寺が存在している。 優しさなのか、それとも、何か他に意味があるのか。 読んでいるうちにどんどん次が読みたくなる一冊でした。 短編集なので、2,3日かけて少しずつ読もうと思っていたのですが もう一ページ、もう一ページと読んでいるうちに終わってました♪

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    投稿日: 2011.05.19
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    んーまぁ、面白くない、嫌いと酷評する気もないほど、普通のお話。感動する!ハートウォーミング!な内容と噂され、期待していただけに、最終ページを迎えたとき、違う意味の涙が出そうになった。

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    投稿日: 2011.05.18
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    短編集なのですが、「栞の恋」というお話がロマンチックで切なくて素敵です。世にも奇妙な物語でドラマ化され、それを見て感動し思わず原作のこの本を買いました。

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    投稿日: 2011.05.15
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    久々に一日で本を読むということをした。昨日の夜から読み始めて、今日読了。そんなに分厚くなかったし、すごく読みやすい本をチョイスしたからだと思うけど。そんな感じでまたまた新しい作家さん。初めて読みました。これもね、本屋で平積みされてて、帯に「涙腺崩壊。」ってあって。それ見て即買いでした。まあちょっと、崩壊ってのは言いすぎかな…と思ったけど。でも、すごーく優しいお話でした。7つのお話のつながりに感動したし、最後、幸子書房の主人の謎が解けたというかなんというか。え!って思わず読みながら呟いてしまった。どのお話も、死がテーマになってるけど、わたしはどのお話読んでも、怖いとか気持ち悪いとか、そういうふうには思わなかった。どれも、全部、優しくて温かくて、ちょっと心がほっこりした。アカシア商店街、行ってみたいなあ。

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    投稿日: 2011.05.08
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    朱川湊人は初めて読みます。 帯に書いてあった『涙腺崩壊!』のコピーに惹かれました。 どんな話で涙腺崩壊させてくれるんだろうな?です。 何回も書いておりますが、私はお涙頂戴が大好きなモンで…。 特に浅田次郎のお涙頂戴は、常々『これ、卑怯だよ~!』と言いながら、喜んで読んでおります。あ~恥ずかしい。。。 ってコトで、『かたみ歌』。 この作品はある街を舞台にした連作の短編集です。 どれも古本屋の主人が重要な脇役になって、街の人間が不思議な体験をする、っていう話です。 不思議なことに、あの人もこの人も死者と遭遇するのです。 それも、おどろおどろしい幽霊っていうのではなく、懐かしい人に再会する、ってかんじの遭遇です。 そのひとつひとつの物語がなかなか心温まる話や寂しくてなけてくる話で、昔懐かしのナツメロのメロディーが頭に浮かんでくるようなかんじです。 ただ、残念なのは、コピーに出ていたような『涙腺崩壊』状態にはなりませんでした。 最後の話で少しうるうるきたってかんじです。 でも、語り口とかは充分満足いきましたので、今後は直木賞を取った作品でも読んでみようかな、と思うのでした。

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    投稿日: 2011.05.05
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    初めての朱川湊人。 いやー、よかったな。 ファンタジックな話だけど みんなそれぞれ「想い」が伝わってくる、 そんなショート・ショートだった。 哀しいけど、でも心が温まる。 哀しいけど、でも心が伝わってくる。 朱川湊人は、今後どんどん読んでみたい。

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    投稿日: 2011.05.05
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    戦時の空爆を逃れ昔の佇まいを残す下町の一角、アカシア商店街。 商店街にある古本屋幸子書房をなんとなく中心に短編7つ。 不思議な話あり、ぞっとする話あり。最後は涙腺が緩む話。 文庫本の裏のあらまし、ネタバレになってんじゃーん。 気をつけてよ。

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    投稿日: 2011.05.05
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    はっきり言って物足りないです。 本屋の紹介では「涙腺崩壊」と書いてましたが、まったく来ません。

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    投稿日: 2011.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    商店街とその近隣に住む人たちにまつわる不思議なお話。時系列もならんでいるようで、ちょっと違う。かぎとなっているのは、ある古書店なのだが。 私にはちょっと時代背景が古い。ちょうど生まれたころか、その少し前か。Alwaysではないが、懐メロ的な懐小説? 死者の世界とつながっていると噂されるお寺の存在など、なかなかファンタジックな印象。ですが、しっとりとした大人の本の印象でした。

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    投稿日: 2011.05.02
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    さすが短編集。いろいろな味がしました。 http://feelingbooks.blog56.fc2.com/blog-entry-707.html

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    投稿日: 2011.04.30
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    「紫陽花のころ」父の霊、親子の情愛 「夏の落し文」死の予言(天狗の落し文)、兄弟愛 「栞の恋」時空を超えた恋、文通 「おんなごころ」夫の霊、心中 「ひかり猫」猫魂、夢と孤独、マンガ家 「朱鷺色の兆」死神の目印 「枯葉の天使」死者の国からの使い、夫婦愛 あの世と通ずる「覚智寺」と、芥川似の老主人が営む「幸子書房」を軸として、「アカシア商店街」を舞台に展開する短篇集。 全篇に幽霊や死の世界にまつわるものが登場するが、そのような奇跡が存在するかもしれないと思わせてくれる懐かしい舞台設定である。過去を回想する一人称の語りが、その後の人生にも思いを至らせる。 弱さや若さから過ちを犯した人々が幽霊たちにささやかな救いを与えられる、慎ましやかで優しい物語である。 「夏の落し文」「朱鷺色の兆」は怪談めいた怖ろしいところがあるが、その他の話の幽霊はどこか温かい。お気に入りは「栞の恋」「ひかり猫」。

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    投稿日: 2011.04.29
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    面白かった。 これ読んで、やめとけばよかった…。 今年、朱川 湊人作品で、2冊ほど途中放棄している。 「スメラギの国」と「花まんま」 「太陽の村」は読了できたけど…。

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    投稿日: 2011.04.27
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    読んでも読まなくてもよかった。3本目がなかったら完全に読まなくてもよかったっていう本。 7編の短編からなる連作。 この作家さんの本は初めて手にしたけど、とにかく読みやすかった(薄いし) まず難しい漢字がない(笑) 日常使う言葉ベースで書かれていたからとっつきやすい。 ただ最初のお話があんまり良くなくて、2作目もつまらなく感じてしまい、しばし放置。 3作目でなんかおもしろさが分かってきた。そして今日、一気読み。 時は昭和40年代、アカシア商店街と覚智寺を舞台にした、その近辺に住む人達に起こる不思議なお話。 不思議というか、要は心霊現象なのですな。覚智寺は小さく古ぼけてるけど、由緒ある、霊界と繋がってるという噂の、不思議な寺。 だから何が起こっても、それに理屈はつけられない。理由つけなくていい設定はずるいな(・∀・) 昭和ファンタジー(SF)ってことか。 すべての作品に通じて出てくる古本屋の老店主が7作目で正体を明らかにするんだけど、ちょっと出オチに近いw 40年代に学生だった方が読んだらいろいろ懐かしくて、さらに面白く読めるかもしれないです。 あと、私が子供の頃はまだ商店街っていうものがイキイキしてたなあと思い、昭和がいかに遠くなったことかと、ちょっとせつなくなりました。 でも3作目がやっぱり1番面白かったな。 シメの雑さが残念だけど、基本的に町に暮らす人々を丁寧に書いていらっさるから、誰かしらには感情移入できるのでまあ良作ではないかと←えらそう ていうか書いてる人がいいひとぽくてけなせない(笑) ちなみに私が買ったときのポップに「感動のなんたら」書かれていたけど、釣られましたww 簡単に読める本貸してと言われたら勧めるけど、オススメとまでは言えない感じです。

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    投稿日: 2011.04.25
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    ・短編がストリーリーとして繋がり、その展開がとてもうまいと思った。 ・ミステリーというよりも、「死」にまつわる哀愁、想いを身近で日常的な生活をモチーフにうまく描いている。ひとつひとつのストーリーの読後に「ホロっ」とくるのは、忘れがちな人と人との繋がりを感じさせるからだろう。 ・昭和40年代の時代設定も懐かしく、自分自身共感性を得られた。「アカシア商店街」のような、時間がゆったりと流れる商店街も少なくなってきたなぁ・・・

    2
    投稿日: 2011.04.24
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    「優しくされて嬉しいと思ったら、  お前も誰かに優しくしてあげろよ。  そしたらいつか、  世界中のみんなが優しくなるから」 (紫陽花のころ/夏の落し文/栞の恋/おんなごころ/ひかり猫/朱鷺色の兆/枯葉の天使)

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    投稿日: 2011.04.23
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    書店のPOPには涙が止まらなかった的なことが書いてあって買ってみたけど、そうでもなく、むしろゾクッと鳥肌が立った印象の方が強い。不思議な話。でも面白かった。本屋のしおりのやり取りの話がよかった。また、登場する商店街や街並みの雰囲気が好きな感じ。

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    投稿日: 2011.04.22
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    ある商店街で起こる、いくつかの不思議な出来事の連作。 どれも異界のものが登場するが、ホラーではなくむしろ愛情によって起こる奇跡のようなものを描いている。

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    投稿日: 2011.04.21
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    初読み。 ホラーなんだけども、切なかったり、ほっこりしたりする連作。 初めての感じだったので新鮮で、なかなかよかった。

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    投稿日: 2011.04.13
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    2011/04/06 どの辺で涙腺崩壊するんだろうか。笑 じんわり染み渡るような作品。 最後のお話が良かった。

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    投稿日: 2011.04.06
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    朱川湊人さん、初めて読みました。 帯に涙腺崩壊。って書いてあったので、泣けたらいいなあ~と思って読み始めました。 浅田次郎的な雰囲気を想像していたのですが、まったく違った。 根底に死があって、ちょっと変かも知れないけれど、死に寄り添って生きる人々のいくつかのエピソードがつづられていました。 泣けないけど、そこそこいいお話でした。 「栞の恋」が、好き。

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    投稿日: 2011.04.05
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    最近は、長女と本の感想が交わせるようになったので楽しい。 これは、長女が一気に読破。 切ない切ない短編集だった。

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    投稿日: 2011.03.30
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    帯の「涙腺崩壊」というキャッチに騙された。 一話目でオチはコレかいっ!?とガッカリ。 というか、そのオチなら何でもアリでしょ。 古本屋の爺さんは、金子みすゞの旦那じゃないか。。。

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    投稿日: 2011.03.26
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    帯に涙腺崩壊って書いてあったから覚悟して読んだのにぜんぜん泣かなかった。どこで泣くの? 舞台がノスタルジック溢れる商店街なのに起こる事件は悲惨でちょっとそのギャップについてけなかったな。 もっとほのぼの泣ける話しかと期待したのに。

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    投稿日: 2011.03.22
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    ほのぼの系ホラー。一つの商店街をベースに短編が展開されていくパターン。商店街のレトロな感じが怖さの毒抜きになってるから、比較的背筋凍らないで読める。むしろちょっと感動して清々しくなったり。私は兄弟の話が好き(これは割と怖い話)

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    投稿日: 2011.03.21
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    幽霊登場 朱川さんの年齢が私をホットさせる。若い作家を暫く読んでいたせいか 文章そのものにホットするのだ。そして内容に心地よいゾットが有ってソノ幽霊たちと 酒でも飲みたい気になった。直木賞を取った「花まんま」を買いに行こう

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    投稿日: 2011.03.06
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    読みやすい短編集。 舞台が同じところでそれぞれ繋がっているのがおもしろいけれど、不思議な話で終わってしまっているのが少しもったいないかな。

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    投稿日: 2011.03.04
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    「涙腺崩壊」の帯に期待し、購読。 泣きはしなかったものの、奇妙さと不思議な世界に誘われ、ページをめくるのが楽しみだった。 切なさの中にも、温かみのある物語にすっかりハマッてしまった。 落とし文の兄が、いつか出てくるのではないかと期待していたが、ここちよい余韻を残したまま幕を閉じた。

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    投稿日: 2011.03.01