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監禁探偵
監禁探偵
我孫子武丸/実業之日本社
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総合評価

15件)
3.2
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3
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    初読み作家さんでした! 3部作で構成された安楽椅子探偵の長編ミステリーでした。 安楽椅子探偵という言葉を知りました。 1話・2話でアカネの活躍が描かれ、 3話ではこれまでの登場人物がアカネの謎に迫っていく。 意外なラストが待ち受ける。 すらすら読めて、面白かった笑

    7
    投稿日: 2025.09.23
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    久しぶりの我孫子武丸。やっぱりこの人、面白い。 短編3本の裏の伏線の回収は、モヤっとした感じだけど、これはこれでロジカルに説明されてるし、何だよ!と思うようなこともなく。 大量の蝿の気色悪い描写は、さすが、殺戮に至る病を読んだ時の嫌な気持ちを思い出しました。

    0
    投稿日: 2025.09.04
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    下着泥棒で入った部屋で死体を見つけて、もちろん通報なんて出来る訳もなく、そんな自分の自宅では少女を監禁していて… そそられる設定が盛り沢山! サイコミステリーではあるけどサイコ要素にウェイトが寄っててミステリーとしてはちょっと物足りない。 物語全体を使ったトリック等があればもっと面白くなったんじゃないかな

    0
    投稿日: 2025.02.24
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    読了、60点 文章や設定も凝りすぎずにサクッと読めて十分に楽しめる作品。 とは言えミステリとして渾身の力作とは言えず、連作短編としてももう少し仕掛けが欲しかったというのが正直な感想。

    0
    投稿日: 2025.02.09
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    下着盗もうと侵入した女性の部屋で他殺死体を発見し、自宅へ逃げ帰るも彼には自宅で少女を監禁しているという問題を抱えていた。 監禁されている少女が推理する安楽椅子探偵物。 少女も含めサイコ気味な展開ではあるがグロは無く事件の謎は案外あっさりしていてちょっと物足りないかなとも思った。

    10
    投稿日: 2025.02.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    向井のマンションに住む女性に心を奪われる亮太は、下着を盗もうと忍び込んだ彼女の部屋で、その女性の他殺死体を発見する。 警察に通報することはできない。部屋に入ってしまったのもあるし、何よりアカネと名乗る少女を自室に監禁しているからだ。 犯人扱いされないか怯える亮太に、アカネは助言をし、事件の背景について推理を展開し始めるが……。 男に監禁されたまま謎を解く謎のロリータ少女が探偵役のミステリ小説です。 ちなみにこの男(亮太)に監禁されているのは1話目だけですが、それ以降もアカネが容易に出歩けないような状態でストーリーは展開していきますので、安楽椅子探偵の亜種のような連作ミステリ。 ミステリアスかつエキセントリックなアカネとのかけあいが楽しいです。 3話+おまけ小話で構成されていて、それぞれの話で起こる事件とそれに対する犯人などはいるのですが、わりとあっさりめ。どちらかというと重きを置かれているのはこのミステリアスな少女・アカネの存在であり、彼女の目的や正体を解き明かす事ではないかと思えます。 よくよく考えれば1話目の主人公である亮太も、盗撮、ストーカー、下着泥棒、監禁となかなかヤバい事をやってるんですが、アカネがそれに輪をかけてぶっ飛んでるので亮太のヤバさが霞んでいる気がします。人を見る目に自信がある・最悪自分の身はどうなっても良いと思っているのかもしれませんが、それにしても危なっかしいというレベルじゃない……。 亮太については、なんか最終話になってもストーカー気質は残っている気もするんですが、一応更生したみたいですし、小物レベルの悪人で良かったなと……。

    16
    投稿日: 2024.05.14
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    3話構成で話が進んでいき、漫画を読んでるようで面白かった。 アカネが頭が良すぎて絶対敵わない。 監禁されながらも謎を解く とてもおもしろい設定だった。

    8
    投稿日: 2024.02.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    図書館にて。 インスタで紹介されていたので借りてみた。 うーん… 最初に監禁ありきというか、監禁という強い言葉でまず興味を引こうってことなのかな… 突っ込みどころは満載だったけれど一つ崩してしまうとどれも崩れてしまいそうで、そういう新鮮さは楽しめたと思う。 アカネちゃんがあまり魅力的に感じなかったことと、第1章でほとんど初対面の部屋で下着でうろうろってお互いにありえないよな、っていうところでちょっと物語にあまり入っていけなかった。

    0
    投稿日: 2023.10.25
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    安楽椅子探偵界におけるニューヒロイン登場!…とは言い過ぎだろうか。探偵のキャラクター性の第一印象は良かったと思う。 『黒牢城』(9784041113936)を読んだ時に皆様のレビューを拝読し、初めて「安楽椅子探偵」と言うジャンルがある事を知ったミステリ初心者の私。そして本作の巻末解説で大山誠一郎先生が「ベッド・ディテクティヴ」(p404)なる、更に下位分類のジャンルがあることを紹介しておられ正に目から鱗でありました。 プロローグ・エピローグを挟んだ全三話構成にボーナストラックを収録した作品。 率直なところ第一話に登場するくそどうしようもない若者〈山根亮太〉と、彼が性交目的で家に連れ込んだ出自不明の美少女ロリータ探偵もどき〈アカネ〉が即興凸凹バディを組んで難事件にとりかかるエンタメ推理小説なのか…と思いきや、あれよとシリアス方向に進んでしまい肩透かしを喰らった印象。 どうせなら性的倫理観にルーズなふたりが爛れた利害関係のもとに協力し合って事件解決をして、その後にお約束の様にめちゃくちゃ’ピー’するくらいの尖りが欲しかった。 山根くんも当初、下着ドロと強姦を働こうとしたとは思えないくらい至って真面目にキャラ変するし、アカネちゃんも深刻すぎる過去と覚悟を背負っており笑うに笑えない。ましてや二話目の相方役〈宮本伸一〉さんはマジで普通の常識人なのである意味で物語を台無しにしている感すらある。 ボーナストラック〈アカネ ーanother nightー〉は作品の盛り上げに「最大限の効果を発揮する」(p408)と解説されているがいまいち腑に落ちず。登場する青木という刑事は初出なので、時系列的には本編終了後のエピローグより後、アカネは元気です。という意味合いの掌編だろうか。 一話目はキャラも比較的安定していたし物珍しさもあり面白かったが、徐々にキャラが迷子になっていき三話目ではアカネがガチ監禁状態となってしまい推理者の立場が逆転。その上で謎解き・犯人推理のカタルシスが失われてしまっているので結果的に欲求不満のまま読了する形となる。 なんというか、全てにおいて色々惜しい作品だと感じた。 1刷 2023.6.21 2023.6.25 全体的に文章を修正

    12
    投稿日: 2023.06.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ミステリ小説というよりはライトノベルに感じるほど読みやすい本でした。ストーリーとして以下の内容でした。 ある男性がゴスロリ少女(アカネ)を監禁し、容疑者になりそうなところを解決してもらう話。アカネが自分を轢いた犯人と病院での飛び降り自殺の真相を明らかにする話。アカネの過去と因縁の人物に復讐する話。 全体としてはストーリーとしては悪くないと思いますが、章ごとの殺人事件の犯人がポット出の人だったり、殺人の動機が詳細に語られず納得できず消化不良感があったので星3にしました。

    3
    投稿日: 2023.05.27
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    これは僕が今まで読んだ小説で一番衝撃を受けた「殺戮にいたる病」を執筆した我孫子武丸さんの小説である。 あらすじはコンビニのフリーターとして働く主人公が住むマンションの向かいに住む美女を家のベランダからカメラで盗撮を繰り返し、我慢できなくなりその美女の家に上がったらなんと…という始まりである。 それだけでなく主人公は主人公で自分の家に…という問題を抱えている。 そこから主に二つの事件を扱う物語である。 正直我孫子武丸さんの本には衝撃的な叙述トリック、生々しいまでに描くグロテスクな犯行内容を期待していたため期待には届かなかったが、4日で読み終われたので面白かったとは思う。

    1
    投稿日: 2023.03.07
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    タイトルのわりにサクサク読めた ホラー感はなかった 現実味はあんまりなかったけどアカネちゃんかわいい

    1
    投稿日: 2022.12.01
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    むずい。3章になっていきなりむずい。2章までは単純に面白かったが、3章からは終盤も含めた終わり方はすごい。アカネはいったい、、、Another Nightもむずい、、、

    0
    投稿日: 2022.11.17
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    ロリ系、美少女系が好きな男性目線で描かれたミステリー、安楽椅子探偵(美少女バージョン)という感じ。 小説を読んでいるというより漫画を読んでいるような感覚で、情景が浮かびやすく読みやすかった。

    0
    投稿日: 2022.11.12
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    どうしても『殺戮にいたる病』と比べてしまいますが、本書も面白かったです。新しいタイプの安楽椅子探偵小説。アカネちゃん、恐ろしい子......。

    1
    投稿日: 2022.10.30