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二人のクラウゼヴィッツ(新潮文庫)
二人のクラウゼヴィッツ(新潮文庫)
霧島兵庫/新潮社
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総合評価

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    面白かったです。 『孫子』と並び、戦争に関する教科書の古典と言えるクラウゼヴィッツの『戦争論』。 クラウゼヴィッツのこともですが、この『戦争論』が世に出るまでの経緯を全く知りませんでした。 最初はライトノベルの様な筆致に少し馴染めなかったのですが、読み進めると内容は結構骨太で、知的好奇心が刺激されます。 また、他の本でずっと気になっていた“ナポレオンはなぜあんなに強かったのか?”という謎が解けたのも、大きな収穫です。 フランス兵のモチベーション、配下の元帥達の個の能力、重火器の使い方、そしてナポレオン自身の用兵の才能など、原因は複数ありますが、一つ一つの戦いから、それらが立ち昇ってくる様が見事でした。

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    投稿日: 2024.01.07
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    組織の命運は人材によって左右される 最後のワーテルローの戦いの描写では、そういったところが伝わってきて、会社の運営とかにも通用するなと一人で納得してました

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    投稿日: 2022.09.04