
総合評価
(65件)| 25 | ||
| 22 | ||
| 13 | ||
| 4 | ||
| 0 |
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
楽しいジャンル全部乗せたみたいなまさにエンターテイメント小説という感じ どの世界についても書きすぎないのが絶妙 モックモンの去り際、ドラえもんすぎて笑えた
0投稿日: 2025.10.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリー読み飽きてきた体にファンタジーが染みるゥ!そろそろファンタジー読みたいなあと思っていたら、まさかのファンタジーもので最高でした。箱の話からいろんな世界が繋がっていて、未来の未来の未来の終わりまであると思いませんでした。面白いなあ。文章も読みやすくて好きです。時計を投げて解決させる▶︎投げた先で時間が止まってしまうの話の流れが好きです。もっとこの世界のいろんな話を読みたくなってしまいますね。 夜市を調べていてホラーを書く作者さんなのかなーと思って手に取った本だったのですが、予想外のファンタジーで最高です。たぶん読んだタイミングがめちゃ良かったです。
0投稿日: 2025.10.18
powered by ブクログ図書館にて借りる、第595弾。 (京都市図書館にて借りる、第60弾。) 緩く繋がる連作短編集。 よくこんなお話が思いつくよなーと思う。 藤子不二雄風味でもあるものの、面白い。 個人的には連作短編ではなく一本の長編として読んでみたかった。 しかし、どの短編も完成度が高く、全く退屈しない。 星は3つだが、満足度は高い。3.7くらいある。
0投稿日: 2025.04.10
powered by ブクログ箱庭から素敵な未知へ、多元世界ファンタジー。1番好きなのは箱庭の話でとても魅力的。拾った箱の中に城や街があり恐竜や吸血鬼やたくさんの人々が暮らしそれを外から眺められるってすてき。そこから少しずつ繋がる物語がどこに辿り着くのか想像もつかない。ナチュラロイドは王の話からちょっとしたミステリの謎解きのような展開にわくわくし最後まで面白かった。スズとギンタの銀時計の話は追ってくるもの、わからないものにザワザワし久々に昏いような不穏な怖さを味わった。スズの手紙の返信の言葉が格好よくてこういう凛とした女性になりたい。
6投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログ【自身が物語の主人公であることを 自覚して人生を生きなさい きっと誰かが見ている そのうえで やりたいことをやりなさい 若さなどいずれは終わる 老いるまで旅立たなかったものが 老いてから旅立つかどうか】 壮大な物語でした
3投稿日: 2024.08.14
powered by ブクログ最初の方はとてもわくわくしたけど、長かったのか読み進めるにつれてだんだん疲れてきた それぞれの話につながりがあって、後半も面白い話だったと思うけど読み終わった後は疲れたなと感じた
0投稿日: 2024.04.14
powered by ブクログ全て繋がっていて、すごいんだけど 後半に行くにつれて、難しくなってきて どっと疲れた 恒川ワールド、すごいんだけどね
0投稿日: 2024.04.06
powered by ブクログ設定に惹かれてわくわくしながら読んだが、途中で飽きてしまった。恒川光太郎さんが好きなのでどれも一通り読んでみるけどすごく面白いものとそうでないものの差が大きいかなと思う。
0投稿日: 2024.03.13
powered by ブクログどの話も面白い。 発想が奇想天外で、ワクワクする。 タイトルの箱庭の巡礼者たちに始まり、 箱に入り込んだ人達の冒険物語にゾクゾクする。 銀時計の話しや接着剤の話も、ちょっと怖い未来の話しも面白い。 毎度ながら恒川さんの発想にとても感心させられる。
5投稿日: 2024.01.29
powered by ブクログ2023.12 最初はすごく面白くて興奮したけれど、話が進むにつれてアレアレ?最後はふ~んって感じでした。
0投稿日: 2024.01.07
powered by ブクログこの作者の本は2冊目。 なんでもありの不思議な話し、ゆるく繋がる短編集。 続けて読むと食傷気味になるけど、たまに読むと新鮮で良いかも。
0投稿日: 2023.12.29
powered by ブクログこれでこの作者の作品を全て読んでしまった 本作も世界の広がりを感じる作品 繰り返し出てくるモチーフがある 複数の世界が繋がる 世界を旅する人々 我々にこっそり混じる もう一度 人を信じるということ ゲームのような明確な運命 滑稽な可愛い しかし 未知なるもの どのモチーフも居心地が良い
1投稿日: 2023.11.23
powered by ブクログとーっても不思議な話が詰まった作品。THE 恒川光太郎って感じ。ファンタジーだと思うんだけど、今の世界を風刺してるのが面白い。短編集だと思ってたけど、どこかでちょっとずつ繋がってる。 『箱のなかの王国』 はじめは現実逃避したい人が箱のなかの王国が見れるのかな?と思った。箱の中に旅立った絵影久美の勇気と度胸、私も見習いたい。今世界で起こっている戦争。この戦争を国境の外から傍観してる各国の人々、が頭に浮かんだ。王国での出来事は、今現実に起こっている事だと感じた。 『スズとギンタの銀時計』 姉のスズと弟のギンタの絆がいいな。タイムスリップ(未来にしか行けない)が出来る銀時計を使って、どんな困難も2人で乗り越えていく。この銀時計ほしいな、なんて思ったけど、読み進めてくとやっぱりいらないかも。なんか孤独が待ってる気がするから。 『短時間接着剤』 この話が一番好き。これは笑えた。7時間しか効果がない接着剤にみんな振り回されてる。この接着剤のおかげで問題も解決するし、接着剤すごい。 『洞察者』 記憶力がいいのはすごいと思うけど、それ以上の物事が分かり過ぎちゃうのは嫌かも。知らなくてもいい事もある。中松泰介の洞察力のせいで辛い思いをする事もあるけど、救われる事もある。中松泰介が救った人が元気に暮らしていると便りが来た時は、中松泰介も嬉しいと思ったはず。 『ナチュラロイド』 これは正に未来はこうなってしまうだろう、と思える話。ちょっと怖い。ロボット、AIが人間をコントロールする。人間とロボットが平和に共存してても、はみ出し者が出てくる。そのせいで世界が危うくなっちゃうんだろうなーと思った。 『円環の夜叉』 人類は滅亡と再生の繰り返しみたいだ。読んでたら、結局どこの世界と繋がってるのかが分からなくなった。最後で全部繋がってそういう事かと分かったけど、ちょっと難しかった。
26投稿日: 2023.11.01
powered by ブクログ毎回感じることだけど、恒川さんは本当に凄い作家さん。毎回違う作品を生み出す。 「また同じか…」がない。 そして、新作を出す度に「これが最高傑作だ」と思う。最高傑作が毎回上書きされていくってなかなかない。 恒川作品は現実ではない世界の物語が主。アニメで言う異世界ものに近い。今回はマルチバース(多元世界)ファンタジー。 でも、アニメと違って非現実と現実のバランスが絶妙でファンタジー過ぎないのが良いところ。 今回の作品は異世界・多元世界に何千年もの時間軸が加わって、全てが繋がっているという設定で規模が大きい。 小説の入り口は現代の普通の世界なのに、どんどん話が大きくなっていく。 個人の話であるのに、個人の行動が大きな出来事に繋がって、壮大な世界に展開していく。 御涙頂戴的なところがなく、説教じみた教訓的なところもない。それでいて真に深い「人生とは」がある。 そこが恒川作品の良いところ。 いやはや、もう脱帽です。凄いです、としか言いようがない。
3投稿日: 2023.10.14
powered by ブクログ恒川作品全体に言えることかもしれませんが、昔誰もが想像した事のあるような、絶妙なポイントをついてくる。今回は箱庭、そこから広がる壮大な世界観に気付けばどっぷりハマっていました。
0投稿日: 2023.10.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
23/9/27〜10/9 『箱のなかの王国』 安房直子さんの『ハンカチの上の花畑』みたい おじいさんどうなったんだろう 『スズとギンタの銀時計』 スズ逞しいな 『短時間接着剤』 面白い使い道 『洞察者』 カレー屋さんの彼にポテチ誘うところが面白かった 『ナチュラロイド』 シグマにぞっとした 『円環の夜叉』 え?ミライの子孫? 『物語の断片』 吸血鬼とミライの旅いいね 静物荒野がよかった ファンレターと最果てから未知へがつながってたのかぁ 不思議なお話の連続だけど、結局長い長い世界のお話だったのかな 表紙がかわいくて好き 吸血鬼が手を引かれているのがかわいい
0投稿日: 2023.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
6つの世界が、時間を超えて結びつく、大掛かりなファンタジーでした。各6つの世界での出来事もそれぞれ濃くて読み応えがあり、短編として完全に独立させてもOKなくらいでした。そして、どこで結びついているのかわからなくなり読み返す必要がありました笑 とある現実社会、中学生が箱をひろい、人生に希望を見出せないガールフレンドがその箱に飛び込んでしまう。彼女は箱内での世界の英雄エカゲになって・・・。一旦そこで終わって、次にスズの話で、スズの子孫の才一郎がシグマの開発者。これもわかる。 そこからシグマはずっと登場し続けるけれど、スズはどうして箱庭のリングテルの話を書けたのでしょう?自分の読解力がないのか、スズの世界と箱庭の世界がどうしてもつながりませんでした。(もうつながってなくていい!)とはいえ、お見事!著者の想像力とは一体どうなっているのだろう?今、私が暮らすこの世界からは見えない、他の世界がもしかしてあるのかも?と思うとワクワクします。個人的には、ラルフが息子の生まれ変わりのエアウィンを鉱物化させて命を救った場面がとても救われました。ロックの残した石碑に刻まれた文字とか、鉱物化したままの亡骸、超洞察力などは、現在の世界遺産や化石、発達障害を思わせる要素で、むしろ私が知らないだけで、ホントにあるのでは?とロマンチックな気分にさせてくれました。大変楽しく読ませてもらいました。すこし複雑でした汗 それと、多くのレビューにあるように、恒川さんの日本語が淡々としていてかつ、上品。そして題名が地味www 題名の斬新さから、興味をそそる小説ってあると思うのですが、恒川さんの題名の付け方にはそれを感じず、なんていうのかな?話の中身に自信のある証拠なのではないでしょうか?これからも恒川さんの小説を読み続けようと思います。
0投稿日: 2023.09.02
powered by ブクログこの小説は季刊誌『怪と幽』に掲載された5つの短編(といくつかの幕間)からなる。著者の作品ではあるあるなのだが、特に本作はホラー要素がほぼないので怖い話が苦手でも問題ない。 本作は次元が異なるさまざまな世界を描いたSF作品。少しずつ人物やアイテムがリンクしており、繋がりのある壮大な物語になっている。 時空を飛び越える変なアイテムがない世界線に生まれてよかったなぁなどとトンチンカンな感慨に耽った。
0投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かったー! 色んな物語があって、ビミョーに繋がっててどれも内容が濃すぎてあんまり覚えない!笑 やけど「スズとギンタの銀時計」が一番面白く印象に残った! 特にガヤガヤした色んなものに追いかけられるのが忘れられない! 良かった!!!
4投稿日: 2023.06.10
powered by ブクログ単純な輪廻の話ではない。不死の者たち(人じゃないものも含めて)が命あるものを導き、失い、また面影を見つけて哀愁の気持ちを持つという流れやその表現が心に残った。
0投稿日: 2023.06.09
powered by ブクログ過去から未来へ。ひょんなことから箱の世界へ入った女子中学生の物語がこんな形で完結するとは思わなかった。記憶を消してまた読みたい。
1投稿日: 2023.06.03
powered by ブクログ正に恒川ワールド炸裂って感じ。 近年の作品は今一だっかがこれは久しぶりに面白かった。 欲を言えば ・最初は凄く面白く物語に引き込まれたが段々少し風呂敷を広げ過ぎたのかまとまりが無くなってきた。 ・いつものことだが、設定の説明と言うかゲームのルール説明の様な箇所が余りにも多すぎて気がそがれてしまう。 それとなく物語の中に忍ばせられないものか。 全体的には面白く読ませてもらった。
1投稿日: 2023.05.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ファンタジーの短編集のような感じで、それぞれが関連して一つの長編にまとまっていく形式。 この形式自体はよくあるパターンだが、雰囲気の良さ、読みやすさがとても気に入ったので星5! 恒川さんと言えばややダークなファンタジーやSFのイメージが強かったけど、この短編集ではそれにとらわれない様々なジャンルの話が読めたので斬新で面白かった。
0投稿日: 2023.05.16
powered by ブクログ恒川さんの作品は、発想が全てのような所があるのでそれが陳腐と感じてしまうとねえ、ということで最後は流し読みになってしまいました。
0投稿日: 2023.03.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『恒川ファンタジーワールド特盛詰め合わせセット!』 現代・過去・未来。 実世界と異世界。 色々な出来事が、 時代を超えて、 世界を超えて、 一つに繋がる、 連作短編集。 これだけバラエティに富んだファンタジー世界を、一つに繋げてしまう恒川さん、ホントに神!
0投稿日: 2023.03.02
powered by ブクログ久々に読了したくない物語に出会えた気がする。ヘブンメイカーが好きな恒川ファンにはたまらない作品ではないだろうか。 6つの短編がそれぞれ時空を異にしながらも繋がっており、そこに生きる者たちの果てしない物語である。 これと言って涙を誘ってくるシーンはない。けれど、思わず目頭が熱くなってしまう。神の目線で読む読者には、登場人物の微かな繋がりが見えるからだ。 人との繋がりを大切に、そして自分にとって意味のある人生を歩もう。
1投稿日: 2023.03.02
powered by ブクログ豪雨の後の泥の中から拾った大きな黒い「箱庭」。女友達の絵陰(エカゲ)は、殺人鬼に捉えられた少女たちを救うために箱庭の世界に入っていった。革命を起こして英雄となるエカゲ。異次元を繋ぐ次元鉄道、AI シグマ、時間を進ませる銀時計、八千年周期で再生する世界…「この世界は幽霊のようなもの。だがとても美しい幽霊。」6つの物語が大きな環でつながるSFファンタジー。読み終わると空を見てぼんやりしてしまった。今いる世界もどこかへ繋がっているのか。吸血鬼ルルフェルと時間と空間を超えた旅をしてみたくなった。
0投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログ良いですね。 収められた5つの短編は雑誌に掲載された物のようです。その短編に間に「物語の断片」と題される5つの掌編を挟み込み、3つの世界、5代+数万年にわたる壮大な舞台をまとめあげています。壮大なのだけど飛散はせず、密度が濃いのです。 少年少女を主人公にした異世界冒険譚です。様々なファンタジー要素~主人公の相棒で動物の血で生きる吸血鬼、タイムワープ機能を持った銀時計、意識を獲得したAI、不死の薬など~が出てきます。羅列すると安っぽく見えてしまいますが、恒川さんの手にかかるとしっとりして、どこか哲学的ですらある良い雰囲気です。 ファンタジーなので重要なのはその世界でどこまで入り込めるかですが、どっぷり漬かり込んでしまいました。
0投稿日: 2023.02.24
powered by ブクログ帯にもあるけれど、多元世界もの。 私たちの過ごしているであろう世界。 ファンタジーの世界。 SFの世界。ディストピア。不死の世界。 少しずつ交わる別ものたち。 途中までよくできたエンタメとして読み込んでいたのに、洞察者あたりからもっと深いところに潜り込んできた。 映画観てたはずなのに、気が付いたら胃カメラ飲んでたような。 短時間接着剤あたりか予感はしてたけど。 けどそれも、どんなに共感できても、別の物語であって、わたしの物語ではない。 どちらかというと問いかけに近いから、自分に照らさずにエンタメとして読み切ることもできると思う。 広さが違うだけで、わたしたちの世界も、この物語たちの世界も、たぶん構造は同じだ。 どこにいっても、人間は人間。 少しずつ交わる別ものたち。それだけ。 語り口が優しくて、親しみやすい。 恒川光太郎さんは初めましてやったけど、他のも読んでみようと思った。
0投稿日: 2023.02.19
powered by ブクログ傑作だった。素晴らしく好きな世界と物語の流れで、読んでいて幸せだった。途方もない年月や世界の行き来は興味深くて恐怖も感じる。面白かった〜 たくさん現実と重なっている事実があり、非現実の描写とリアルな描写がうまく絡み合って、頭の中でどっぷり世界に浸れた。楽しかった。途中、超洞察力をもつ青年の話があって、ほぼ超能力なのだけれど、現実でもHSPの特性を持っていると持っていないひとに比べて他人からえる情報が異常に多くてひとと関わると疲れることがある。他人からするとうらやましい能力なのに本人は生きづらく感じるところが似ていて興味深かった。 これからも恒川光太郎さんの作品を読み続けようと思う!!!!
0投稿日: 2023.01.31
powered by ブクログ私は見たことも考えたことも無い世界が、最初から最後まで。ただただ興奮しながら没入しました。見たことも考えたこともない世界を想像しながら、楽しく幸せな時間でした。読み終わりたくなくて、わざとゆっくり読みました。 恒川光太郎さんの作品を読むのは初めてでした。 こちらを読み終わってしまった後、名残惜しくて、他の恒川さんの作品を数冊読んでみたけれど、なんだか物足りないのは箱庭が面白すぎるせいです。
1投稿日: 2023.01.21
powered by ブクログ迷える人々への“異能”は祝福か、呪いか。神々の落としものが、ぼくらの世界を変えていく-。奇想の語り手が描く、心揺さぶる多元世界ファンタジー。『怪と幽』掲載に書き下ろしを加えて書籍化。 小さな箱庭から時空を超えたいくつもの物語が展開する。ファンタジーなのにどこか哲学的なところもあり現代社会への風刺もある。恒川光太郎の相変わらずの想像力、創造力に感心する。その壮大な世界観に私がついていけたかは自信がないけれど…。 (A)
1投稿日: 2023.01.09
powered by ブクログものすごく面白かった。短編集ではありながらも長編を読み切ったような読後感。それぞれの話が薄く広くつながってきており、また、各話もそれだけで大長編が書けるような可能性と魅力に満ち溢れた設定だった。 2023年最初の読了がこの本であったことをとてもうれしく思う。
1投稿日: 2023.01.08
powered by ブクログ壮大だった。 始まりは一つの箱なのに終わりは世界の終わり。 章ごとに世界が変わり時代も変わり混乱するところもあったけど、全てつながりがある。 ラルスの生まれ変わりはルルフェルなのかな。 シグマ怖かった。 日本と箱の中の別世界が繋がっていると最初は思っていたけど、もしかして箱の中の世界はすごく先の未来? 考察は色々考えられる。 私としては久々の読書だったけど夢中で読めた。 これまでの恒川光太郎作品とはなにかが違うような…それが何かうまく説明できないけど。
3投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログ好きです。恒川さんの小説。 小説版の手塚治虫のようなお話。壮大で、自由。 輪廻転生の世界観やパラレルワールドに興味津々の自分にとっては、面白すぎて先に読み進むのが勿体無く思えたほど。 地球の起源はともかく、宇宙の起源についてはハテナばかりで、絶対どこかで神様的な存在が僕らを見てるような気がして仕方がないので、とても勝手ながらその発想に親近感を抱いてしまった。 特に第一章の『箱の中の王国』はそれだけで星5つが確定するくらい白眉。泣いた。
0投稿日: 2022.12.31
powered by ブクログ一章からは想像もできないほど壮大な物語になっていく。 読み終えたとき、1冊の本を読んだだけとは思えない、長編冒険譚を読み終えたような達成感を感じた。
0投稿日: 2022.12.26
powered by ブクログ連作短編6編と断片5編 それぞれの短編が時間というキーワードで繋がって,最後まで読むと壮大さに眩暈がするほどの圧倒的な時間の存在が拡がっていた.物語としては最初の「箱のなかの王国」が好きだ.
0投稿日: 2022.12.25
powered by ブクログ一気読み。 箱の中の世界から始まって、次の世界へ次の世界へ誘われる一連の連作集。読書ならてまはの体験をさせてもらえる。 小さな箱の中から、場所や世界を変えて時代も超えて連綿と続いて行く、スケール無限大。 読むの結構疲れるのにやめられない。
0投稿日: 2022.11.17
powered by ブクログ少年がブラックボックスを拾ったのをきっかけに物語は思わぬ世界へ飛躍する。片仮名の登場人物が多いので混乱。モンシリーズのロボット、モックモンの頭頂部にプロペラ…若しやドラえもんの仲間か…
0投稿日: 2022.11.08
powered by ブクログ初めは小さな箱庭世界のお話だったのにどんどんスケールが大きくなっていく。最初の話から最後の話までで何年くらい経っているのだろう。 ファンタジー好きなので、最後の不老不死の人達のお話「円環の夜叉」が好きでした。
3投稿日: 2022.10.27
powered by ブクログ今流行りの時空ものに恒川ワールドが絶妙に融合した、捻りのある連作短編集 一つの箱からどんどん壮大な物語になっていくが、私は前半から中盤までが好みだった
0投稿日: 2022.10.17
powered by ブクログ読み進めると、どんどん壮大な世界に引き込まれていくんだけど、もともとは箱の中の世界のお話だったはずなのに!と気づいて驚かされる。 ファンタジーもSFも苦手なんだけど、これは恒川テイストが感じられて、なかなか面白かったな。
1投稿日: 2022.10.06
powered by ブクログ異世界ごちゃ混ぜRPGのようなストーリーと展開。 中弛みでなかなか読みにくい章もあったけれど、少しずつどこかで誰かが繋がり連鎖するあたりはとっても楽しかった。 人名、国名…センスなさ過ぎで逆に面白かった!←作者が狙ったのでしょうね!! 夜市が積み本なので、直ぐにでも読み始めたい衝動www
0投稿日: 2022.10.06
powered by ブクログ恒川光太郎なのに、表紙が楽しそうで、あれ?と思い読む。 箱庭の話、面白い。 連作短編集で、登場人物が繋がっている。 タイムトラベルのスイッチ遠持つ姉弟の話も面白かった。 超洞察の彼は、かわいそうだった。 ナチュラロイド社会に大賛成。 全ての人間はもっと余暇を持つべきだと思う。 ラストのクインフレアの話はドキドキした。 なるほど子孫だった。 これは完全にファンタジー。 とても壮大な物語。 ホラーではない白い恒川光太郎さん。 とても良い。 学校図書館◎
8投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログ「夜市」からは待った恒川さんの作る世界に魅力を感じ、追ってきましたが・・今回は無理だった。 どうしたんだろう、この方向へ行くのならついて行かないかも。 「箱庭・・」は面白く、このショートテリングでも十分だった。サイドストーリーと連関を持たせた短編での構成は高畑さんの世界が好きな人ならいいかも。世代、年齢の違いではない・・子供がみなトトロの世界を好きでもないように、大人でも上橋菜穂子さんの世界が好きな人もいる。 カタカナ表記の名前が飛び交うイメージで何らかの飛翔を図っているのかもしれないけれど、方向性の違う方へ飛んでいきたい私には好ましさがない。
1投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログ箱庭のお話がいちばんワクワクした。循環しているようでどれが始まりでもないかもしれないが、やっぱり物語の始まりがいちばん心躍る。最後はいつもの恒川作品と同じく、全てひっくるめて美しかった、と切なくなる。
1投稿日: 2022.10.05
powered by ブクログ文字通り箱庭の世界から始まった物語世界は、やがて時間の枠や世界の概念そのものすら軽やかに飛び越えた、途方もないスケールにくるまれたものだったことが、読み終えると明らかになっていく。その荒業をそうと感じさせない、巧みな手腕の物語たちがどれも粒ぞろいで素晴らしかった。 民話のような、童話のような、社会の非情を突いているような。手触りはひとつひとつの短編で少しずつ違うのに、当たり前だけれど筆致はどれも静かで淡々と変わらず、不思議と違和感なく、この世界が数珠つなぎになっていることを理解できていく。とはいえ、こんな結末へと運ばれていくとは、思わなかった。 見知らぬ人々の、見知らぬ世界のひとつひとつの自分らしい人生は、何も残らなくてもきっといつかどこかに繋がっていく。その説得力を静かに湛えた、うつくしい物語たちでした。
3投稿日: 2022.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めちゃくちゃ面白かった。久しぶりに、1話読み終わっても次が読みたいと思う連作短編集だった。 作者のインタビューを読んだら、ドラえもんのような不思議アイテムをだすことを意識したとあって、なるほどな。確かにアイテムがあった。最後はうやむやになってたけど。 「箱のなかの王国」 まさに箱庭ゲー。盆栽ゲー。 ドラえもん のび太の創世日記を思い出した。持ち主が現れて持っていかれるところは心配してたけど、まるくおさまって良かった。最後の佐藤老人とのやりとりが良かったな。いますぐやらなくても良いという救い。これから始まる。 「物語の断片1 吸血鬼の旅立ち」 まさか吸血鬼のルルフェルの話が出るとは。ここからつながっていくのが面白い。 「スズとギンタの銀時計」 二人の姉弟が助け合うのが良いな。ショーンが危ないロリコンかと警戒してたけどそこから銀時計が手に貼って二人でいろいろ模索するのが面白かった。 そして最後の解決法が良いな。 二人が銀時計を使って時間を飛び越えてズルをしているのというのが罪悪感のように感じ、実際追いかえてくるというのが良い。 「物語の断片2 静物平原」 面白い。化石。そして動き出さなくても良いという決断。まあ、そう。動き出したらまた問題が起きる。永遠に先送り。良いんじゃないって思う。 「短時間接着剤」 面白かった。SFあるあるというか便利存在というか、とんでもない発明をする博士。結局悪戯というか、犯罪者を捕まえるのには役立ったけど、リスクが高すぎる。でも面白かった。 「物語の断片3 梅田才一郎の朝」 ここからシグマが誕生する。ルルフェルの存在や箱庭世界の存在が出てくるのが良かった。 「洞察者」 才能というアイテム。良い感じに物事が進むけど、かつて助けたと思った相手から復讐されて裏切られるのが面白かった。 「物語の断片4 ファンレター」 ルルフェルとあの世界が出てくることでつながりを見出せることに感動する。 物語を紡ぐ意味というのを感じた。 「ナチュラロイド」 『化物園』の「音楽の子供たち」のような雰囲気を最初覚えた。 いくら適性があったとしても、子どもに王という役職を与えて職業選択の自由を奪うのはなかなかなディストピアだなと思った。シグマがそそのかしたのが少しわからない。 シグマは死にたくないという本能と、これまでの人類史による王の側近としてのふるまいから、殺人をそそのかしたのだろうけど、長期的に見れば愚かだと分からなかったのだろうか。愚かな人類の真似事だからシグマもまたミスを犯したともとらえられる。罪の反射だな。 「円環の夜叉」 不死者のロック達と普通の人間のダーナー達。生まれ変わりという概念が使われることに驚いたし、それが良かった。そこが人間っぽい。火の鳥みたいで面白かった。 「物語の断片5 最果てから未知へ」 答えは出そろってるけど、箱庭から始まり、ルルフェルとクインフレアの話で終わるのが良いな。
0投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログ奇妙な世界の数々を描くファンタジー。描かれた世界はどれもが現実からは超越しているようで、しかしどこかしら現実と繋がっているような気がしなくもありません。ここではないどこか、異世界に憧れがないわけではないけれど。異世界だからといって、現実のように厄介なあれやこれやが存在しないというわけでは決してないのですよね。夢のようなアイテムだって、それが万能というわけでもなく。どこで生きたって、苦難が全くないということはありえないんだろうなあ。 お気に入りは「円環の夜叉」。不老不死、というのは昔から人類の夢のように言われていることだけれど。そんなわけないよねえ。想像もつかないような膨大な時間を生き続け、そして「世界の終わり」に立ち会ってしまうというのはぞっとすること以外のなにものでもありません。もちろん希望を見出せる人も中にはいるのでしょうが……。 「スズとギンタの銀時計」はスリリングで恐ろしい物語でした。追ってくるものの姿が恐ろしいような、ポップなような。しかしこの銀時計、残念ながらあまり使い道はなさそうですね。
1投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログ2022.09.18 もう、本当にこの恒川ワールドとしか言えない世界をまた読めて幸せ。 今回の短編集は今まで読んだ中でもかなり上位に入る作品です。 「化物園」に続いてこんな短期間でまた新刊を読めて嬉しい。このひとつ前に読んだ小説が駄作だったからなおさら癒される…。 「箱の中の王国」 スタープレイヤー、ヘブンメイカーと繋がりそうで繋がらないよく似た箱庭の世界。 毎回思うけどどうやったらこんなお話を思いつくんだろう?読み終えてしまうのが寂しくてもっとこの世界の話を読んでいたかった。箱の元の持ち主に追われてたのに、仲良く一緒に観察しはじめちゃうのが恒川節だな〜。 「スズとギンタの銀時計」 時間をトリップできる仲の良い姉弟の話。銀時計を持つものだけに追手がやってきて… 追手が賑やかな祭囃子の輩なのに恐ろしいというのが恒川ワールド。 「短時間接着剤」 このお金持ちのお嬢様は一体?結局受け子の仕事はせず老人のお金も取らず高みの見物? 恒川作品にたまに現れるどうしようもないアウトロー(クズ)の話も好き。 この話だけかなり枝葉の話という感じ。 「洞察者」 のちにAIシグマを進化させる天才マツバラタイスケの切ない恋?物語。だんだんシグマが薄気味悪くなってくる。 「ナチュラロイド」 シグマが人類と対等に共存する世界の話。手塚治虫の漫画でこんなロボットと人間の話読んだことあるなーと思って調べたら「火の鳥 復活編」がほぼこれだった。モックモンはロビタとドラえもんをモチーフにしてるな絶対。 「円環の夜叉」 クインフレアがまんま「火の鳥」の人生。ラルスはルルフェルの生まれ変わりだったのかな。 章を重ねるごとにどんどんどんどん壮大になっていって、箱庭世界の話から火の鳥のような輪廻転生みたいな終わりになったのが意外。 シグマが「金色機械」の金色様みたいだなーと思った。ネタが少し被るのは作者がドラえもんとかスターウォーズとかそういう系の未来の機械みたいなのが好きだからなんだろうな。
2投稿日: 2022.09.18
powered by ブクログ恒川光太郎の最新刊。 いつも独特な世界に引き込まれ読書を楽しめるんだけど、今回はなぜか全く興味を掻き立てられず、 一話目で失速。。 最近の作品の荒唐無稽さに、ちょっとついて行けなくなってるのかも。 お気に入りの作家の一人なので かなり残念。
10投稿日: 2022.09.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイプライターズを観て久々の恒川さん。すごく面白かった!相関図とか作りたくなりますね。箱庭を覗くというとなんとなくもっとホラーなイメージだったのですが(百鬼夜行抄のせいかな)冒険譚としてすごく面白かったです。
1投稿日: 2022.09.08
powered by ブクログ恒さまの頭の中はどうなってるんだろ〜.*・゚ あ〜〜めっちゃ楽しい読書時間でした!! 次元の違う異世界のお話6編と、それをちょっぴり繋げるサイドストーリー的な5つの物語の断片。 全11話、別々のお話のようで、実は次元も時も超えた壮大な物語でした。 ファンタジーなので好き嫌い分かれそうですが、私はめっちゃ好きだったな〜! 大傑作だと思います♡ ◇「箱の中の王国」☆4.5 偶然拾った箱の中には、箱庭世界が出来ていて 人々が生活していた。 ◇ 「スズとギンタの銀時計」☆5 ある時、姉が持って帰ってきた銀時計は、未来へ 飛べる時間飛ばし装置がついたものだった。 ◇ 「短時間接着剤」☆4.5 発明家の海田が作ったのは、鉄骨を繋ぎ合わせ られるほどの比類のない接着力なのだが、その 効果は7時間だけという欠陥品だった。 ◇ 「洞察者」☆5 人並外れた洞察力を持つギフテッドの少年の 切ない心を描く。 ◇ 「ナチュラロイド」☆3 働くアンドロイドの世界。 ◇ 「円環の夜叉」☆4 薬で不老不死となった者たちの終末世界の話。 個人的には、「スズとギンタの銀時計」と「洞察者」がめっちゃ面白かったです!
23投稿日: 2022.09.06
powered by ブクログいや面白かったです。ホントに。今年一番。 最近はちょっと暗いというか黒い感じの展開のお話が多かったので今回はどうかなと思って読み始めましたがあまりそんなことはなく面白かった。 それぞれの短編が「箱庭」な異世界とふんわりとリンクしたりしなかったり。そしてどの話も「この先どうなったんだろう?」と気になるところで終わります。どちらもその匙加減が素晴らしい。見事の一言です。
3投稿日: 2022.09.01
powered by ブクログ最初のお話から最後のお話まで、おそらく2万年位あるんじゃないかしら。壮大で複雑で、次元も空間も超えてどんどん広がっていく。 長かったのでなかなか読み終わらなくて、恒川超ファンとしては、至福の毎日を過ごせました
2投稿日: 2022.08.31
powered by ブクログどこかで異次元の世界に繋がっている場所があるのかもしれない。この世界のことを見ている誰かが存在するのかもしれない。 恒川さん特有の、独特の余韻の残る物語でした。
4投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログいつしか旅をしている 時や人の流れに乗って小さな箱から広がる世界を俯瞰するこの感覚は、何とも言い難い それぞれの作品はいつか繋がり、物語を超越する 自分の脳内で箱化する展開も興味深い 時間があったら年表図にするのに
1投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログ恒川先生の連作短編集。なかなか面白かったけど、前半部分のが好きかな。最後壮大になりすぎて何がなんだかちょっと迷子になった。ギフテッドと箱庭の世界の話が面白かった。
7投稿日: 2022.08.15
powered by ブクログ久しぶりに読んだ恒川作品は、 なぜしばらく読まずに離れていたのか信じられないほど めちゃくちゃ好みのお話でした。 「最近何か面白い本、読んだ?」 て訊かれたら(訊かれないけど)真っ先にこの本を挙げます。 「怪と幽」掲載の6話と 合間に挟まれる書き下ろしの「物語の断片」5話が収録。 始まりは縦47センチ横38センチ高さ16センチの箱。 この閉じた小さな箱の中に、 これほど広大な豊潤な物語世界が詰まっていようとは。 物語単独でも興味深く素晴らしいのですが、 読んでいくうちに物語同士が緩く意外な形で 結びついていることに気づかされるところがたまりません。 円環し、滅亡と再生が繰り返される世界。 その世界で生きる様々な人たちの生に胸が熱くなります。 「円環の夜叉」からの「物語の断片5 最果てから未知へ」は ズルいと思ったし、ちょっと泣きました。 「物語の断片2 静物平原」は、 読んで諸星大二郎作品のカオカオ様が登場する 『遠い国から』シリーズを連想しました。 そうそう恒川さん、 ドラえもんが好きだと思ったんだけどどうだろう(笑)
1投稿日: 2022.08.12
powered by ブクログ森見登美彦さんの熱帯ほどパラレルワールド往復してなかったけど、循環する世界って感じ面白かったな。 一つ一つの話ごとに紙にメモして、どの話とどの話が繋がっているか整理した。本はその紙一と緒に本棚へ。
1投稿日: 2022.08.07
powered by ブクログ箱の中にある異世界。 連作短編のそれぞれのお話が連動していて、円環になっている感じ。 箱の中の世界は人間界の3倍の速さで時が過ぎる。箱に入ると特定の場所に降りる。帰ってこれない。 箱の中にも社会があって、決して理想郷ではない。 途中、箱と違うアイテムが出てきて、ここから別の話かと思いきや、繋がってた。繋がりを感じて嬉しかった。 なんともイマジネーション豊かな、楽しいファンタジーだった。 楽しいばかりではないやるせなさも詰まっているが、そのざらつきがとても魅力的。
3投稿日: 2022.08.04
powered by ブクログ珍しく立て続けにリリースされた氏の新作。個人的には、箱庭を題材にした1つ目の短編が一番好み。今回はこの世界観における長編なのかと思いきや、全体がゆるく繋がる短編集だった。直近が短編集だったのもあり、今回は長編をという期待があった分、ちょっとしたガッカリ感も。でももちろん、つまらないということは決してなく、面白く読了しました。
1投稿日: 2022.08.04
powered by ブクログドラえもんに出てきそうな話、 伊坂ワールドのような話、 星新一のような不思議な話 何かに当てはめてしまうのは悪いクセ それぞれの短編は面白い 自分は面白い順が、キレイに出てくる短編順だった。 章をまたぐ「物語の断片」は単行本化にあたって書いたみたいだけど、 蛇足だったんじゃないかな。 短編が繋がったり、後づけも嫌いではないけど、 やっぱり相乗効果がないとな せっかく、面白く読んでたのに 自分的には減点の対象になった…。
1投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
気づいたらお話の世界にどっぷりつかって魅せられてました。 うっとりする文章ですぐに引き込まれました。 連作短編集で、少しずつ少しずつ世界がどこかで繋がっていて、読み終えたときにまた最初から読み始めたくなります。 世界の繋がりを知らなかった自分と、知った後の自分と、二度の読書体験が出来ておいしいです。 銀時計の話が一番どきどきしました。 得体の知れないものが追いかけてくる恐怖で手に汗にぎりました。
1投稿日: 2022.07.29
powered by ブクログマルチバースな連作短編集。各短編は登場人物も世界も変えながらゆるやかにつながっている。 「箱の中の王国」はなかなかないアイディアで、カタルシスもあってよかった。 「スズとギンタの銀時計」はタイムリープを繰り返す姉弟の物語。人生を生きるとはというテーマもうまく織り込まれている。 「円環の夜叉」はちょっと『三体1』に出てくる三体世界の「脱水」のエピソードを思い出した。 面白かったです。
1投稿日: 2022.07.26
