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ミカドの淑女
ミカドの淑女
林真理子/KADOKAWA
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総合評価

8件)
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    下田歌子さんと平民新聞の書くスキャンダルが、帝を含む様々な人の視点から描かれる話。 まずは明治時代の宮中の描写に驚いた。袴に白化粧、平安時代の流れのまま存在しているようだ。この宮女たちは昭和の時代になったときに消えていったのだろうか。 下田歌子さんは学生時代にレポートのテーマにしたが、その際は良妻賢母を育てていることの是否を分析した。この本は単純に日本を良くしようという下田さんより、人間としての生々しさがあった。 そして、こんな小説は戦前は世に出ることはなかっだろうと想像させるのも面白い。

    0
    投稿日: 2026.02.01
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    ミカドとは明治天皇、そして淑女(おんな)とは下田歌子のこと。 最下級の女官として宮中に出仕した女性が、歴史に名の残る偉人たちとの遍歴を経て、学習院女学部長という、その当時女性では最高の地位にまで登り詰める。 男性が彼女に翻弄させられる反面、帝よりも皇后が彼女を溺愛し、そして学習院では女生徒たちからの信望も厚い何とも不思議な魅力を持った人物。 そして驚いたのは乃木希典将軍が、学習院初代学長を務めていたということ。彼は明治天皇から溺愛されていたらしい。 この本には歴史上の有名人が意外な素顔で登場する。

    3
    投稿日: 2024.10.02
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    このレビューはネタバレを含みます。

    林真理子さんの描く下田歌子に吸い込まれていった。いったいこの人はどういう人なんだとどんどん興味が湧いてくる。 宮中に入り皇后に寵愛され歌人として名を上げていたが、一方では薄暗い宮中ではひそひそと噂の的、波風を起こしている。 社会に戻れば華族女学校、学習院女学部では校長として奮闘していたが、伊藤博文、山縣有朋他、調べればすぐ出てくる男性と浮き名を流す。華やかな鹿鳴館、賑やかな声が聞こえてくる中で歌子への冷ややかな眼差し。 平民新聞のあれは本当だろうか?指導者として、女としていろんな面をもつ下田歌子がそこにいた。

    2
    投稿日: 2024.03.24
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    下田歌子という女官を周りから見たらこういう人だったという説明が多く、どんな生き方だったのかよくわからないまま挫折しました

    0
    投稿日: 2023.06.04
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    タイトルのみで手に取ってみたが、普段は全く読まない時代小説であったので「読み切れるだろうか?」不安に思いつつも読み進めました。 歴史が違って習わしが違えど、人間の本質は変わらず、、下田歌子をとりまくスキャンダルや人間関係の恨み妬み等はなんとなくですが読み取ることがでました。目立った才能は好奇の目で見られ、何かと噂されてしまう。

    1
    投稿日: 2022.12.30
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    明治40年。かつて明治天皇の皇后の寵愛を受け、今は学習院女学部長を務める下田歌子の醜聞が、社会主義の「平民新聞」に連載される。 女子教育の第一人者にして、女学生たちの敬愛を一身に集める歌子の突然のスキャンダルに、その記事を目にした明治天皇をはじめ明治政府高官や女官、歌子その人は何を思うのか‥。 一方的な嘘の記事かと思いきやどうやら一定の真実も混じっているようだ、と気づく。(もちろん、この小説の中では、の話。)いつの時代も、物書きの心を駆り立てる女性の人生はドラマチックなだけでなく強かだ。今度は明治天皇の皇后にも興味が湧いた。

    0
    投稿日: 2022.07.24
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    途中までは面白かったんだけどなぁ。 宮中のしきたりとか。 無知で申し訳ないのだか、そもそも下田歌子を知らなかったのてこの本がどこまで史実に基づいてるのかわからない。 でも男はなにも分け与えてはくれないというのは、正しいなと思った。 結局、新聞に載ったスキャンダルはどこまで事実だったんだろー

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    投稿日: 2022.06.20
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    私にとっては馴染みのない時代の本でした。 けれども、今まで名前しか知らなかった方々が生き生きと動く姿が想像できて楽しく読めました。これを機にこの本で登場した方々のことをもっと知りたくなりました。

    0
    投稿日: 2022.06.14