
拝啓、桜守の君へ。
久生夕貴、白谷ゆう/KADOKAWA
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総合評価
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- いこ"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
咲たち東平家を見守る精霊は楠だし、確かに町の名物は咲かなくなったとはいえ大きな桜。 タイトルの意味とはと思っていたところに、終盤明らかにされた真実。 確かに「桜守の君へ」捧ぐ物語だった。 少し想定とは違ったけれども。 (タイトルとしては、主人公やや置いてけぼりなので) 咲が精霊たちの頼みごとをこなしながら、人と植物、そして人と人との様々な縁に触れて成長していく物語。 最初は失恋やら何やらで後ろ向きな部分も多かったが、途中に出会った西橋さんの支えもあって、咲は立ち直っていく。 個性的な精霊たちも魅力的だし、咲のバイト先の先生も素敵な人。 彼女を取り巻く世界は、とても優しい。 槐と金木犀の話は特に胸にくるものがあって泣けた。 金木犀の精霊は抜群に個性的だったのもあって、強く印象に残った。 オネエにカピバラって……(しかもカピバラの件は、壮大な伏線でもある) 伏線といえば、色々な設定に細やかな伏線が用意されていたように思う。 丁寧に練られた物語だった。
1投稿日: 2022.05.25 - 朔太郎"powered by"
とにかく読みやすい 自分も花とか好きだから読んでて 新しい情報が入ってきて嬉しい カピバラさん…見てみたい… おばあちゃんっ子だったから羨ましい
0投稿日: 2022.05.25