
総合評価
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- ひまわり"powered by"
有紗の心理描写を読むのに疲れて途中からセリフだけを読んでいました 夫との事もそれでいいのかと、やや唖然としながら読み終えました 続きがあるんですね、でももう読む気がしないです
0投稿日: 2025.05.19 - チョコパイ"powered by"
タワマンを題材にした小説を タワマン文学と呼ぶらしい。 タワマン✖️ママ友。 格差をテーマにするには もってこいの題材。 同じタワマンでも 低層階の部屋と高層階の部屋 分譲と賃貸 景色の良し悪し によって格差が生まれるらしい。 そして、そこに住むママ友とその子どもたちも 暗黙の了解で値踏みされるらしい。 どこの幼稚園に通わせるとか、 保育園はみっともないとか。 ああめんどくさい。 タワマンに賃貸で住む主人公の有紗と、 タワマンの近くに住む洋子。 この2人が最初はママ友としてお互いを 「◯◯(子どもの名前)ママ」というか呼び方から、 それぞれ自身の名前である有紗、洋子と呼び合うようになったあたりから、ママ友からリアルの友達同士になれたことが伺える。 そして、一見優雅に見えるタワマン住人のママたちも、それぞれに悩みを抱えていた。 ママ友の旦那と不倫をするというスリル?笑 考えられないけど、そんなことあるんかなぁ。 後半からは有紗の幸せを願うべくハラハラしたけど、 ひとまず良い方向に向かってホッとした。
3投稿日: 2025.03.13 - かな"powered by"
都内の一等地に聳え立つ高層タワマン。 ここに住む子供を持つ母親同士の関係、いわゆる「ママ友」のコミュニティを描いた小説。 タワマンの立地やそれぞれの家庭の事情が妙にリアルだった。 ドラマ「砂の塔」が頭に浮かんだ。 見栄っ張りで小心者の主人公は常に人目を気にしている。そして事あるごとに嘘をつく。 「自分だったらどうするだろう?」と考えさせられる場面がいくつもあった。 主人公のように嘘はつかなくても、嘘をつきたくなる気持ちは痛いほどよく分かる。
5投稿日: 2025.01.29 - sayugoma"powered by"
タワマンに住むママ友たちの人間関係を描いた小説。 華やかに見えるあの人もこの人もみんな色々なことを抱えて生きている。 29階の一室に主人公有紗が3歳の娘と暮らす(夫は単身赴任中)描写は読んでいて上手く呼吸ができないような何とも言えない息苦しさを感じました。 けどママ友との関係、夫婦のあれこれ、色々なことを乗り越えて徐々に強くなっていく有紗の姿に励まされます。 この小説が雑誌VERYに掲載されてたのを知って、うわぁー正に!と思いました(笑)
1投稿日: 2024.11.26 - eri"powered by"
タワマン人間関係+ママ友関係… 更に更に…海外に単身赴任してる夫から離婚を突きつけられてるというヽ(´o`;そんな有紗。 あぁ〜恐ろしや! でも、私、タワマンでもないし、子どももいないけど、有紗の気持ち何か分かるわ〜^^; んで、最後はほっこり〜^ ^ ちょっと細かいけど…みんな『あなた』と呼んでるのが・・・そんなもん? 続編『ロンリネス』も読みます♪
0投稿日: 2024.11.15 - おま"powered by"
タワマンの人間関係を描いていて それぞれの家庭に事情があり しかしそれを悟られぬようにしっかりした、正しい母親を演じ続ける、という世界を見た 主人公の過去の過ちを再確認する場面で あのときは仕方なかったんだ、みんな、と 再会することで過去の整理をしたのが印象的だった 自分も思い出したくない嫌な過去がたくさんあって、それによって自分を過小評価する癖がある 主人公のように過去と向き合ったときに、そんなに悪いことじゃなかった、と強く前を向ける自分で居たい
0投稿日: 2024.10.27 - MIO"powered by"
ママ友の話はこれが初めて。 ママ友、女性同士のドロドロはドラマでよく見かけるが、小説ではどんな感じで描かれているんだろう?とワクワクしながら読んでいった。 表では出さないけど、裏では色々思うことある、人間である以上、色んな感情が出ること、環境や関係で人柄が変わってしまうことは、リアルでもよくあることだと思う。 身分や立場がある分、違う人と一緒にいると今まで思わなかったことが出てくるんだろうな。自分自身が居心地良い関係を作らないと、何だか息苦しくなってしまう。「心の防衛」が大事になってきそう。
3投稿日: 2024.09.30 - んね"powered by"
タワマン文学というやつですね。こういうのってちょっといじわるな気持ちで読む物だから、一気に読むよりも日々少しずつ読み進めるのに向いている気がする(実際雑誌での連載だったようだし)。美雨ママがいちばん好きでした。
0投稿日: 2024.09.07 - みや ゆり"powered by"
テンプレ通りの登場人物、タワマンヒエラルキーの下に属しお金持ち主婦に憧れる主人公、というのがいただけず、入り込めずに離脱。
0投稿日: 2024.08.31 - はな"powered by"
タワマンとその周辺が世界のすべてで、ママ友たちとの関係を中心に回る生活。 狭い世界の中での話が息苦しくて、私は読んでいて辛くなりました。しかし、彼女たちの結末が知りたくて、続きを読まずにはいられない、そんな作品でした。 続編「ロンリネス」もあると聞いて、気になっています。
39投稿日: 2024.06.15 - みさきむ。"powered by"
タワマンの中でのママ友関係がおもしろかった!義実家との確執?や、子供とのやり取り、改めて読んだらすごくおもしろかった。
2投稿日: 2024.04.30 - 星月夜"powered by"
まるで昼ドラさながらのママ友マウント合戦。これを面白がれるかどうかで、評価が変わってきそうな作品だった。
3投稿日: 2024.03.20 - もんぷち"powered by"
タワマンで繰り広げられるママ同士のマウント合戦と書いてしまうと下世話になってしまうが、主人公の成長も描かれており、自分の考えに基づいた結論を出すところに救いが見えました。解説にも書かれていましたが、VERY で連載されていたのですね。それが一番怖いな。 いぶママ視点での話も読んでみたいとも思った。
2投稿日: 2024.03.09 - Limei"powered by"
ママ友の世界にタワマンというさらに狭い世界が加わるから相手のことが見えたり値踏みできたりして怖いよね 自分に世界をいくつも作ることが1つの価値観にしばられず、どこかで嫌なことがあっても別のところで楽しむことができて、いいのかな
2投稿日: 2024.02.25 - m"powered by"
女性のドロドロした部分から想像できない世界観を毎回楽しませてくれるものと思い込んで読み始めるも、スケールの小さな世界でハッキリしない主人公に苛立ちを覚えつつラストにかけてキャラ変していく姿は潔ぎよく、なんなら共感すらした読後。 特筆すべきはこれが10年ほど前の作品でVERY掲載しててそれなりに高評価だったってことだろうな。風刺が利いてるなぁ、しかもいまだに色褪せないって、この10年どんな現実を生きてたのだろうとすら思えてくる。やっぱり桐野夏生恐るべし…ということなのだろう。 続編もあるようなので楽しみだけど、一気に分かりやすく現実離れしたような桐野夏生の世界観を楽しむならば間違いなく別の作品を勧める。
0投稿日: 2024.02.12 - 楠 咲歩"powered by"
ママ友付き合いの難しさや、夫婦結婚の在り方について、面白いテーマでスイスイ読めるけれど、作り話感が強くてなんだかしっくりこなかった。
3投稿日: 2023.12.30 - しずく"powered by"
高級タワーマンションに暮らす岩見有紗は窒息寸前だ。ままならぬ子育て、しがらみに満ちたママ友たちとの付き合い、海外出張中の夫・俊平からの離婚申し出、そして誰にも明かせない彼女自身の過去。軋んでいく人間関係を通じて、徐々に明らかとなるそれぞれの秘密。華やかな幸せの裏側に潜む悪意と空虚を暴き出す。 ☆彡☆彡☆彡☆彡☆彡 子育てはとっくに終わり、ママ友やタワーマンションなどの接触点はほとんど見つけられないのに、読みだすと止められないほどの牽引力。さすが桐野さんである。 ママ友の中で一番影が薄い有紗が主人公で、掴みどころのない彼女がどうしてと不思議に思いながらも、きっと桐野さんの目に適う女性なのだろうと期待しながら読み進む。思った通り有紗の背景が浮き彫りになり、そうかそうかと相槌を打つ結末が待っていた。冒頭に描かれた彼女からは到底想像がつかなかった。有紗さん、やるじゃないの! 続きが『ロンリネス』という作品らしい。早速、図書館に予約する。
16投稿日: 2023.12.13 - まき"powered by"
タワマンに住む女達。 見栄と嫉妬と嘘にまみれた女達が繰り広げる物語。 面白かったです。 他人に振り回されず、 平和に生きていきたいと思いました。
21投稿日: 2023.12.11 - ンダ"powered by"
母にオススメされて。 タワマンママ友界隈に限らず、狭い世界では人は人を蹴落として上に上がり続けるしかない。誰も信じられないまま仮面を被り続けて、ふと気づいた時に虚しくなる。本当はもっと世界は広くて、背伸びせずに生きても意外と大丈夫なようにできている。そこで、じゃあ何故自分はこんなに苦しい思いをしているのだろう?と自分を責めてしまいがちだけれど。 世間というものは、自分と重ねすぎてはいけない。言ってしまえば人間もただの動物の一種にすぎないのだから、"絶対にこうでなければならない"なんていう決まりはない。大人だって子供と地続きなのだから、時には失敗することや、人目を気にせず怒ったり泣いたりすることがあったっていい。ちゃんとしていなくたっていい。傷を負っても修復して、納得して、立ち直ることさえできればそれで良いのだ。 狭い世界で上を目指すのが苦でない人は留まるし、新たな環境に身を移す人もいて、とにかく自分で自分を縛らないことが一番大切だ。そして、そんな世界でずっと一緒にいられる人というのはとっても貴重な存在。今の自分の状況とも重なって、なんだかとっても身に沁みた。自分も、一緒にいてくれる周りの人も、より一層大事にしていきたい。
1投稿日: 2023.09.08 - beejktb"powered by"
3 こーゆー感情になる事、私もあります 人と比較したり、羨ましがったり、イケてるグループに入って勘違いしたり、でも自分は自分 自分を好きになって考えて強くなっていかなければいけない 一人で生きてはいけないけど、「自分」をしっかり持つ事は大事 幸せの基準なんて人それぞれ違うし、正直何を抱えてるかなんて全部はわからない 最終的に決めるのは自分 もっと自分を大切にしていきたい みんな、少しでもあるような気持ちなど描かれているなと思う
1投稿日: 2023.08.29 - maruyamayuji"powered by"
タワマンママたちのカースト群像劇。 虫唾が走る程吐き気がするような会話が続くが、テンポよく進む会話のためか、徐々に現実味を帯びてきて、気づいたら引き込まれていた。 妻の隠された離婚歴・出産歴を知った夫の気持ちはわからなくもないが、2年以上帰国しないで妻と娘をタワマンに放置するなんてことがあり得るのだろうか。単身赴任先アメリカでの浮気の告白、その晩の仲直り、さすがに現実離れしすぎていると思うが、それもアリと思わせるのは、作者の妙とも言うべきか。 やや強引なエンディングだが、まぁそれもよし。 見栄を張ることの虚しさと、自分を保つことの難しさを考えさせられた。 ハピネスとは何か、難しい問題だ。
0投稿日: 2023.08.16 - 舞ちゃん^_^"powered by"
ハピネス=幸福 タワマン怖いよー。怖いよー。 マンションの中の世界に支配されて生活してたら窒息しちゃうよ。。。家=ホッとできる場所。でありたいのに、そう出来ないなら私は住みたく無いかなー。景色とかは良さそうだけど^_^ 読んでるうちにそうゆう世界の中ではみ出さない様にしようと頑張る有紗。次は失敗したく無いと頑張る有紗を応援したくなった。この先有紗に良い生活が待っている事を願って。。。 続編ロンリネスも読んでみようかな。
4投稿日: 2023.08.03 - あやの"powered by"
ママ友グループのなかで不倫関係になるの危うい。 憧れのタワマンにやっと住めてもご近所付き合い、階数のカーストあるのキツい。 でも門仲で飲む酒はうまい
1投稿日: 2023.07.18 - ぴず"powered by"
ママ友同士のドロドロはさほどでもなく、ママ友関係というよりは夫婦関係、家族関係を描いてる なんとなくグループになったママ友同士がお互いに格付けしあって、様子を伺いながら付き合う様子はリアルかも
2投稿日: 2023.07.14 - camille"powered by"
ただ単純にかわいそうな人はほとんどいなくて、かわいそうな人をどんどん追い込むようなストーリーが苦手な私には良かった。 けど、高層マンションにはほんと住みたくないとあらためて思った。 分厚いけど一気読みでした。
5投稿日: 2023.07.12 - 菜の花"powered by"
現実の世界の「子供繋がりの友達ごっこ」はもっとドロドロギスギスしてる。ただし、表面的に。 期間限定の仲良しごっこはただの、情報収集でしかない。 ただ、どの親にも共通するのは自分の子供が一番で可愛いって事。
0投稿日: 2023.07.08 - 苗(なえ)@ベンチャーで働く人"powered by"
最初の方では、主人公の毎日退屈そうでかつお互いマウント合戦しているようなママ友の付き合いの描写に飽きそうになったのですが、徐々に主人公の過去やママ友の不倫など明らかにされていき、読んでいるうちに止まらなくなりました!不思議なハマり方で、他にはない感覚です。 また、他にも書いてる方がいましたが登場人物は全員好きになれませんでした。それでも気になって読み進めてしまう。面白い!
2投稿日: 2023.07.03 - げるぷ"powered by"
いるいるこんな人たち。そんなに何もかも比べて、どうするのかね。嘘に嘘を重ねて。いつバレるかもと怯えて。まあ私は正直に生きすぎて、苦しんでるけどね、悔いはない。
2投稿日: 2023.06.24 - おこのみやき"powered by"
最近桐野夏生さんの本を漁り出しつついます。 絶対無理だなと思うタワマンママ友の世界が知れて面白いがママ友のやりとり読んでて疲れてきました。。にしても世界が狭い! とりあえず最後はハッピーエンドになっていますが、続きであるロンリネスも近々読んでみようと思います。
1投稿日: 2023.06.22 - hanko59"powered by"
待ち時間に図書館で読み始めた。 タワマンに住む母と子の物語。 父はアメリカに単身赴任中 タワマンに住むママ友との日常が描かれてる。 けど、この主人公がねー、最初のうちは読んでてイライラしてきた。 そこまで嘘を嘘で塗り固めなくてもいいのにーと。
0投稿日: 2023.06.02 - 桃"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
燕は戻ってこない が面白かったので図書館で借りました。 豊洲のタワマンを舞台に同年代の子を持つ母親たちの話。 誰も好きになれないのになぜか面白く読み進めてしまうのは自分にもその素質があるから?… 私も子を持つ母親だけど、 こんなに見栄張って自分が自分がっていう心境は全く共感できないので、 有紗をはじめとするタワマン住民たちにびっくり。 憧れママ友たちの輪の中に居たいからと、流されてお受験とかうちもやらせなきゃと思えるのが凄い。現実がまったく見えていない、と義父が言ってくれた時スカッとした。町田の義両親と上手く付き合えばいいのに… 見栄と意地張って自分の願望だけを通したい妻ってキツイわ。
0投稿日: 2023.05.29 - miya_feel"powered by"
月1 桐野夏生 結婚は打算から始まる。そして見栄の衣をまとう。憧れのタワーマンションに暮らす若い母親たち。 しがらみに満ちたママ友たちとの付き合いの中で、軋んでいく人間関係。そして徐々に明らかになるそれぞれの秘密。 華やかな幸せの裏側に潜む悪意と空虚。 基本的にはそのまんまのストーリーが展開さていく。もちろん共感できる登場人物など一人も出てこない。 その最たるものが主人公であり、彼女の身勝手さに苛立ちを覚えながら「おいおい・・・」と突っ込みながら読むのが正しい読み方なんだろうなと感じます。
1投稿日: 2023.03.30 - じゅえ"powered by"
主人公が好きになれなくてたぶんこの中だといぶママの話を読みたかった。続編はネタバレだけ見て読まないかな。
0投稿日: 2023.03.28 - haji07-2023"powered by"
02月-15。3.5点。 東京湾ベイエリアのタワマンに住む主婦。夫は単身赴任で米国に、3歳の娘と暮らす。主人公は賃貸、ママ友たちは分譲で幼稚園受験を控える。 タワマンヒエラルキーとも言うべき小説。桐野氏は人間の心情描写が秀逸。特に「イヤ」な面の描写が。 続編も楽しみ。
0投稿日: 2023.02.22 - 眼鏡"powered by"
タワマンママの日常。 久しぶりにどハマりして読んだ。私は人の生活、階層などは気にしない性格だが、こういう事に縛られて生活してる家族(特に母)は、現実いるだろうは、あるあるな事なんだろうなと。 ワクワクしながら読めた。 そこに着眼して生まれた話は、私から見れば 非日常でママ友も興味がなかったし 面倒臭い性分だった分、そこを気にしながら生きてる母の話は現実感が強くて面白い。 流石は桐野夏生作品。
0投稿日: 2023.01.19 - hozurin"powered by"
以前に借りて読まないままだったのでやっと読了 タワマンのママ友たちの話 いろいろ取材したんだろうか。その世界は知らないけど、何かリアリティを感じたり、感じさせる職人芸
0投稿日: 2023.01.04 - りりゆり"powered by"
女のドロドロの小説読んで、くだらなーって思うのが結構楽しいのだけれど(笑)、これ読んでやっぱりママ友コミュニティしんどって思ってしまった タワマンにもいいイメージ持てなくなったし、、、 解説で、美雨ママが有紗を洗脳から解いてくれたみたいな書き方してたけど、個人的には美雨ママは道徳的にどうなの、って思いました。 こんなお母さん嫌だな〜 なかなか闇深い。
0投稿日: 2022.12.25 - りなっぴ"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
最初は一気に引き込まれたが結末は好みではなかった。元々共感はできない人々の話だけど、理解できない行動が多すぎた。有紗の旦那はなんでヨリを戻すために帰ってきたのにわざわざ不倫を打ち明けたのか分からなかった。戻ってきてなお有紗を傷つけたかったのか。また美雨ママも幼稚すぎて読んでいて情けなかった。子どももいるのに友だちの旦那に本気で恋するなんて、しかも奥さんにバラすなんて不幸になれとしか思わなかった。いぶママも最後は嘘をついてまで見栄を張っていて、どんな人間も自分の見栄やプライドが少なからずともあって、それを必死に守って生きているんだなあと自分も同じはずなのに、他人事のように思ってしまった。タワマンに住んでいなくても、旦那が出て行ったっきり帰ってこなくても、娘の出来が良くなくても、今あるもので満足して、幸せに生きていければそれが1番いいのにな、としみじみ思った。
1投稿日: 2022.09.30 - saregama"powered by"
ホントにこんな世界あるのかな?あるだろうな。 一生縁のない世界だけど、それでいい。 鬱になるかハブられるわ、、
0投稿日: 2022.09.27 - @"powered by"
私はプチセレブには憧れないんだけど、それは正しく有紗のように、周りから“ちゃんとした生活をしているべき人”っていう目で見られていなきゃいけないと思うのが面倒だから こういう関係性の仲間ってその辺にいっぱいいるんだろうし、みんな何かしら頭の中でぐるぐる考えながら人間関係を築いているんだよなぁって思って、やっぱり人間やるのってめんどくさいなって思った 新事実をあたかも何事もないように随所でカミングアウトしてくるのが読んでいて楽しかった 飽きずに読めたので続編も読んでみたい
0投稿日: 2022.09.15 - seresa✾"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
ママ友の世界は経験がないのですが、限られた人間関係の中での格付けはこんなにストレスが溜まるものなのかな…と思いました。 ブランド、エステ、旦那、子どもの幼稚園受験…見栄と不満の塊でした。読んでいて疲れるかも…。 仲間外れにならないよう嘘をつきながら必死にセレブママ友グループについている有紗に苛立ちましたが(笑)、他にももっと身勝手な人達が出てきて、物語終盤「みんな必死だったんだな」の有紗の台詞で締められてました。 美雨ママには幸せになってほしいなあ。
2投稿日: 2022.07.31 - ゆうき"powered by"
面白かった。タワマン暮らしのママ友のドロドロはまるで短いドラマをみてるような感覚で、読み進めたら手が止まらなかった。環境って人を良くも悪くもする。
1投稿日: 2022.05.28 - koala_chan"powered by"
ワクチン副反応の高熱が下がったあと、一気に読めてしまったが、もっとドロドロした展開があるのかと思っていたのでちょこっと拍子抜け。 でも、姑との会話についてはすごくスカッとするものがあり、病み上がりにはいい爽快感をもらった。 主人公の境遇は未経験のものばかりで共感はできないが、寄り添うことはできたし、そんな世界があるんだと知れて、自身の抽出しが増えたことを思えば、いい作品との出会いだったと思う。
0投稿日: 2022.05.19 - Sayuri"powered by"
いやこれ結構リアル。 フィクションだけど、豊洲エリア、幼稚園事情、タワマンの構造とかディテールが現実とそのまんまだったりするとこもあって本当にこんなママ友グループありそうだな…とめちゃくちゃ想像しやすかった。 ただのドロドロした話ではなくてそれぞれが抱える秘密が明らかになったり、飽きずに最後まで一気に読めた。
0投稿日: 2022.04.25 - 高麗(こま)"powered by"
桐野さん&タワマン&ママ友。 こんなんが3つも揃ったらねぇ? えぐい、ドロドロごたごたを期待してまうやん? こちら、ドロドロごたごた軽めになってますwww まぁ、タワマンとかママ友に限らずある話。 主人公のように窒息しそうになるか平気なままか。 「窒息しそうなくらい、嫌やったら離れればいいだけ。」とか、すぐに言ってまう男の人には「分からんやろうなぁ。」の世界。
0投稿日: 2022.03.13 - エンコルピオ"powered by"
所謂ママ友の裏表ある微妙な関係の生態をビビッドに描写。 タワマンを舞台としたヒエラルキーは笑ってしまうほど。 ヒロインにほとんど感情移入することなく、むしろエゴぶりにちょっと辟易する。 それでも意外な事実が物語の展開で次々に露呈して一気に読ませる作者の力量に感服。
1投稿日: 2022.01.28 - Ayk"powered by"
主人公にイライラする部分もあるし他力本願だなーと読んでて思ったけど、自分にあたはめられる部分も多い気がした 面白かった!タワマン暮らしも良し悪し
2投稿日: 2022.01.17 - nt"powered by"
2013年刊。 東京湾に面するタワー・マンションに暮らすプチ・セレブな主婦たちの「ママ友」グループに属する日々を、グループ5人の内の一人「有紗」の視点から描いた小説。同じタワー・マンションであってもどこに住んでいるかによって経済的な階級差が生じており、その階層が小さなグループ内にも断裂を生じさせている。その断裂は客観的に観れば些細なものではあるが、苦しみの日常を支配しストレスで満たす。 読んでいると、確かに息苦しく締め付けられるような感触がある。苦しみや女性の微妙な心理を描けば随一の桐野夏生さんの力量が示されている。そしていつものように、そこからいかにして「解放」へとたどり着くかがラストに向けた物語の骨子となる。 やや不条理な離婚を迫る有紗の夫との軋轢や、グループの中では階級性から逃れてアウトサイダーな友人・美雨ママの人物像が魅力的だった。 続編に当たるらしい『ロンリネス』も文庫化された。もちろんそっちも読む。この先、彼女たちはどうなるのだろうか。
2投稿日: 2021.09.12 - ちょこ"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
高級タワマンに住むママ友たちとのあれこれの話。題材だけで面白そう〜〜と思い、てに取ったのは他人事だからだろうか。 誰もが羨むような、一目でわかる"ワンランク上"のママ達。高級どりの旦那に一流のタワマン、可愛いらしい子ども。全てを手に入れているように見えて、 誰にでもある悩みと過去のしがらみの中、それはとてつもなく狭い世界の縛りなんだな〜と。 決して贅沢ではなくとも地に足をつけて、程よく上手く、自由に生きられるママになりたいなぁと願うのも、まだまだ他人事だからだろうか。笑
0投稿日: 2021.08.25 - acori"powered by"
あほらし。 狭い世界で見栄張って。自己中な奴ばっか。 全部自業自得じゃん。 って思いながら読んでたけど、 自分も若かった頃は、その場だけ繕って嘘ついたり、隠し事したり、誤魔化したりして生きていたことを思い出した。 幸せにならなくちゃと焦っていたから、近道だけを探していた気がする。 結局、近道から幸せに繋がることはなかったけれど。 物語の中の登場人物たちは、狭い世界の中で、それぞれ自分なりに必死で生きているのがリアルだった。 主人公は遠回りしながらも、元夫と、義両親と、夫と、心を通わせて向き合うことができたから、少しずつ幸せが増えていくんじゃないかな。 続編があるようなので、ちょっと心配だけど。
2投稿日: 2021.08.24 - ひる子"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
子供の居ない私には別世界の話だけど、なんだか興味深く引き込まれて読んだ。 中弛みなく楽しめました。 有紗が私は好きになれず、嘘つきだわ人頼りだわ、被害者意識が強く自分のワガママさに気づいていないわ。 元旦那を本当に好きで覚悟を持って結婚したわけでは無かったから、農家を継ぐことになったときに取り乱す。 一方現旦那も結婚への覚悟が足らず、有紗の過去を知った時に取り乱す。 自分のした事が結局返ってきたかたち。 色んな家庭のありそう話を覗き見した感じ。 幸せそうに見える家庭もそりゃ色々あるよね。 自分を幸せにできるのは自分自身です。 人に依存した瞬間から、不幸のはじまりだも思う。 友人も恋愛も結婚も。
1投稿日: 2021.08.01 - かりんとう"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
結婚、子育て、生活、ママ友、姑舅、人間関係、幸せの裏側…。 タワーマンションの中の狭い世界の話。 当事者にとっては生きるすべての話。 悩み苦しみ、行動するまでの話。 例えば、ママ友と言う言葉がなかったら、公園デビューなんていう言葉がなかったら、もっと子どもたちもその親も少しは苦労が減るだろうに、コミュニケーションも、しがらみもなく(利害関係もなく)スムーズにいくだろうになど、いろいろ考えながら読んだ。
1投稿日: 2021.07.30 - おなつ"powered by"
タワマンに暮らすママ友の話。 閉鎖的で狭い空間で織りなす世界は、学校生活に似たものを感じた。 外側(ママ友からの見え方)と内側(家での自分)の境界線が際立って感じられた。 ママ友の世界は、今でもこのような感じなのか。 ラストでは有紗の精神的な成長を感じられ、読了後の気分が良かった。
1投稿日: 2021.06.07 - sami0518"powered by"
有紗にそんなに共感できないって言うか、なんでこんなに他力本願なんだろうってイライラしてたところもあったんだけど、それは自分の過去に負い目があるからなんだなってわかって、切ないなとも思った。 徐々に変わろうとしていったのはすごいし、実は強いんだなーと。 ママ友付き合いも色々面倒だけど、踏み込みすぎず適度な距離感で付き合うのが1番だなと思うな。 いぶママと美雨ママのバチバチはある意味見ていて楽しい。当事者はたまったもんじゃないけどな。
1投稿日: 2021.05.26 - なち"powered by"
タワマンという狭い世界のなかで繰り広げられるママ友のお話。ママ友付き合いって大変だなあ。 「隣の芝は青く見える」なんて言うけれど、主人公の有紗の姿を追っていると、どんなに芝が青く見えたって地に足がついた、身の丈の合った生活が一番幸せなんだろうなと改めて感じる。 どうこの物語が収束つくのか、さらにドロドロになっていくのか気になって読み進めたが意外と最後はスッキリ。続編もあるとのことなので、気になるところ。
0投稿日: 2021.03.06 - 1213430番目の読書家"powered by"
都会のタワマンで暮らす、3歳の娘を持つ主婦の物語。『ママ友』という付き合いで閉鎖的空間です。主人公には共感はしないんだけど、なんか話に引き込まれて一気に読んでしまいました。作者のうまさですね。非常に面白かった。桐生さんは5冊目ですが傑作がまだまだあるので読みたい。
2投稿日: 2021.03.06 - ポストイット"powered by"
ママ友っていろいろ大変だよね。子がいない友達付き合いでさえ大変なのに。素敵なママ友が実は可哀想だった、というありそうな話。見栄をはるのも自尊心くすぐられて嬉しいと思うけど、分相応じゃないとそれを偽ったり必死に隠したりでそのうち大事な何かが壊れるよね。タワマンという集合住宅の怖さを少し垣間見た感じでした。とにかく、危うかった有紗夫婦が立て直したようでよかった。義理の両親や前の家族がいい人たちでよかった。続きがあるようなので読んでみたい。
0投稿日: 2021.02.12 - sayuri"powered by"
良くありがちなテーマですが、そこは桐野さん ママ友メンバーの人物描写も巧みで、主人公の有紗、いぶママ、芽玖ママ、真恋ママ、美雨ママが実際に存在しているかの様な錯覚に陥ります。 ママ友に限らず、女性がつく嘘、妬み、嫉妬等の感情が要所要所に表れ改めて女性の怖さも感じます。 この小説では虚栄心からの嘘が多いけれど、実際のママ友の世界では、相手を嵌める、陥れる嘘を付く人が信じられないくらい多いです。 それを思えば、まだまだ物足りなさが残る作品かも知れません。
0投稿日: 2021.01.27 - ゆ"powered by"
ママ友のはなしてサクサク読めちゃうんだけど、ママ友をテーマにした小説は、世間が求める女の確執感むんむんでなんとなく冷めていっちゃうんだけど、 この小説はすっごい面白いわけでもなく、切り込んだ描写もぜんぜんないんだけど、むんむんすぎず嫌いじゃなかったかも タワマンに住む庶民の主婦が主人公のこの話が、タキマキが象徴とされるベリーに掲載されてたというのがいいね 20201216一週間帰省にて垂水図書館で借りて
0投稿日: 2020.12.15 - kozakurapi-ko"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
楽しい❗そしてなんとなくVERYで連載されてただけのことある‼️って内容。 自己肯定感が低く見栄っ張りの嘘吐きの主人公有紗が腹立つー。 腹立たせるように書く桐野夏生さすが~‼️ すぐに卑屈に捉えるけど、タワマンお金持ちの ママ友たちに悪い人はいなかった。し、タワマンじゃないママ友も悪い人どころかさっぱりしてて良い人だ。 常に自己中心的で我が儘、卑屈、そんな主人公みたいになったらいけないぞ、と思えた作品であった。 なんか最後はハッピーエンドかよ、って感じだけど実際こんな女嫌い。
0投稿日: 2020.09.06 - 浮気なスー"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
まずもって、この題名とこの表紙が、凄く好きです。 「ハピネス」というなんだか軽い雰囲気の題名。 で、草原で?シャボン玉遊び?をする、楽しそうな幼い女の子の写真。の、顔が、なんだか、隠されている。模様みたいなんで。 それだけで、なんだか、すっげえ不穏な、剣呑な、イヤ~な雰囲気を、見事に見事に醸し出している。気がする。桐野夏生だし、という先入観もあるのでしょうが、「この作品、、、一筋縄じゃあ、いかねえんちゃうか、、、?」という雰囲気を、この表紙は、完全に醸し出している、気がします。いやあ。お見事だよなあ、、、 だがしかし。だがしかし。表紙のデザインは抜群に好きなのですが、、、内容は、なんだか、ピンときませんでした。桐野さん、すまんです。正直言って。面白い。とは。思わなんだ。 こんな感じの作品だと、角田光代の「森に眠る魚」の方が、個人的には断然グッときた、かなあ?森に眠る~を読んだのは、かなり前なんで、既に記憶が曖昧な気もしますが、凄くザックリで分類すると、ママ友仲間の色々の話、というくくりでいうと?同じ感じ?ってきがするんですよね。で、個人的には、森に眠る~、の方が、何だか色々と、刺さりまくった、記憶がありますね。 アレですね。ママ友、という世界。ママ友、という繋がりは、俺は男で未婚で子供もいないので全然知らない世界なんですが、ホンマにこんな風に、個人の存在が「(子供の名前)ママ」というように認識される世界なんでしょうかね?「自分の名前」で認識されるのではなく、「誰々ちゃんのママ」という存在で認識される世界。それってなんだか、すげえ不思議。そういう世界なんだなあ。 まあ、会社でも「社長。部長。課長。新入社員」みたいに、個人名でなくて認識される訳?ですから?ママ友の世界は、会社みたいなものなのか?とか思うと、なんだか凄い不思議。世の中って、なんだか、凄いですね。 まあ、でも、すみません。話としては、うーん。あんまり、ピンと来なかった。タワーマンション。タワマン。か。住んだことないなあ。どんな世界なんだろうなあ。うむ。まあ。そんな感じの読了感でした。この感じは、俺には、わからねえなあ~、って感じの。
2投稿日: 2020.09.01 - moon-mi"powered by"
リアルだ そこら中にあるタワーマンションのなかで日々こんなことがおこっているのではないかと思わずにはいられない… 幸せそうにみえても実は中身はぼろぼろ… 不安定にみえてもそうでもない… そんなことの詰め込まれた内容にラストまで気が抜けない一冊だった
1投稿日: 2020.08.26 - lemongrasslala"powered by"
さらっと読めた。 飛行機のクラスみたいに、ランク付けが分かりやすいタワマンの話。 と言ってもどこにお金を使うかという話なので、本当の経済力を見せるものではないと思うけど。 子育て世代は行動半径が狭くなり、どうしても同じくらいの子どもがいるママ友しかお付き合いがなくなりがち。 タワマンじゃなくてもマンションには同世代ママも多いし、公演デビューとか子どものお友達関係、お受験等色々あって狭い社会でみんな頑張っているけど、やっぱりちょっと息苦しさを感じる。 主人公の心の動きが分かりやすくて、一面しか出来事を見ないのはダメだなぁとか、人の優しさ弱さを感じる場面も散りばめられてて、怖いながらも良い本でした。
0投稿日: 2020.06.21 - 虹雲"powered by"
高級タワマン+ママ友×桐野夏生…とくればおもしろいのは間違いない!ということで読んでみました。 同年代の子どもを持つ同じタワマンに住む女性たち。 みんなが同レベルの生活水準のように見えて実際は少しずつ違うので、自然とカーストのようなものが発生して虚飾に満ちた感が強い。 こんなところで自身の位置付けに沿った生き方をするの、カーストが上位でも下位でもしんどそう。 平凡な有紗には、地に足がついた最後でよかったなと思う。
1投稿日: 2020.06.14 - ゆかたこ"powered by"
タワーマンションに住むママ友たち。 完璧で幸せそうに見えても、オープンにできない悩みを抱えて過ごしている。 そんな日中の主婦たちの心理を描いた一冊。 最初は主人公有紗の言動や行動、考え方に いちいち苛つかながら読み進めましたが、 途中から、状況をきちんと受け入れて迷いながらも 前に進もうとする姿に、気づいたら自然に涙が出てきました…。 桐野さんが描く主婦の話は、 深い部分をついているようで恐くも感じますね。 考え方も境遇も何をとっても自分とは全然違うのに、 妙に共感してしまいました。
0投稿日: 2020.05.03 - ばあチャル"powered by"
東京湾にそびえる高級タワーマンション(話題の豊洲かな) に、あこがれの結婚生活をしているヒロイン 女の子を授かり、夫は海外単身赴任中 彼女は幸福か? もちろん、ストーリーがそうならないのが桐野さん でも、わたしは不幸を描いたのでもないと 彼女の過去、夫からの離婚申し出の裏側 そんな複雑な事情もありふれていて 桐野さんの筆力でなかったら面白くもなんともないような しかし、齢経たわたしが一歩も二歩も引いて読みながらも ストーリーに引き込まれて、楽しんで読んでしまったのであった
4投稿日: 2020.02.13 - masa0612"powered by"
東京湾岸のタワーマンションに住むママ友たちの人間模様。虚飾、嫉妬、支配欲がうずまく中で、周囲に翻弄されていた、あるママさんが自分の人生を取り戻していく物語。リアリティを感じ、読んでてなかなかしんどい、、、
0投稿日: 2020.01.03 - puttyhama"powered by"
みなが憧れる高級タワーマンションに一人娘と暮らす岩見有紗。よきママでいるプレッシャー、子育て、●●ちゃんのママと呼ばれるしがらみだらけのママ友、見栄の張り合いと悪意、アメリカに逃げるようにして離れていった夫、そして誰にも言えなかった自分の過去と失敗…。1人のママ友と出会ったことから様々な人の抱える秘密が徐々に明らかになり…。 いや~おもしろすぎて一気読みしてしまった。 私はママ友の世界は知らないけど、女の人だったら似たような感じのことって学校や職場で絶対に体験していると思う。いや~もうホントに「わかる~」的な女性独特のにちゃにちゃした感じをここまで描くのって桐野夏生さんってすごいわ~!! なんだろね~殺人事件とか起こらないのにドキドキするこの感じは他人の秘密をのぞき見るような暗い喜びというのか…で、ラストまできちんとヒヤヒヤさせてくれるとは!! でもって、何気なく掲載先を見て仰天! 雑誌の「VERY」だったのね!? まさか「VERY」でこの連載… 読者はどう思って読んでたんだ? そこ、めちゃおもしろいじゃん!!
3投稿日: 2019.12.02 - kijimasashi"powered by"
先日、20代の頃に港区のマンションに暮らしていたことを話したらオススメされて読んでみた1冊。あのまま暮らしていたら、こういうこともあったろうしこういう人たちと接する機会もあったかなと思えた話で、相対的な幸せというか、「他の人たちより幸せな暮らし」に憧れたりステータスを比べるような息の詰まる暮らしにある意味洗脳されていく人たちっているかもしれないなと、自分の嫌になったものを改めて外から見るような気持ちを感じました。ハンデがあったり、思うようにいかないところを抱えた暮らしをみんながしていることを自分も改めて頭に入れておきたいと思った1冊でした。
1投稿日: 2019.11.23 - sanman"powered by"
読んだことを忘れもう一度借りて読んだら、思い出すことなく最後まできっちり読みました。面白いけどまた忘れるんだろうな。主人公のキャラが最後はだいぶ変わったように感じた。アメリカ行けばいいのに。
2投稿日: 2019.11.19 - hanyaco.51"powered by"
タワマンに住むママ友の世界。 私が住む地域にはタワマン自体なく、ママ友の世界もあまりないから、怖い異世界を垣間見たというのが率直な感想。 でも、同じ子を持つ母として、妻として、女性として共感できることが多々あり。 最後まで読んで、この本から得た教訓は「偽りを重ねても何一ついいことはない」でした。笑
1投稿日: 2019.06.14 - emixrock"powered by"
基本的に女性同士が腹を探り合いながら、何かを秘めてる系な話は好きなので。 主人公の女性に若干イライラするものの、後半にかけて人が変わったように、イキイキしてきた感じ? もっとグチャグチャしていくのかと思いきや、そうでもなかった。
1投稿日: 2019.05.12 - nami"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
小さな子供を持つママ友の話。 語り手である有紗はタワマンに住みそしてその狭い環境の中で葛藤や過去に縛られながら自らの身の振り方に悩んでいる。 かつて自分にもそんな時期があったと振り返る。 携帯が普及した現代、人間関係の微妙な感じも昔とは大きく異なる。少しづつ有紗の過去やママ友の秘密など身近な話すぎるけど実話を体感しているように引き込まれた。 巻末の解説を読めばこの厚めの本の内容が分かる。
1投稿日: 2019.03.29 - はちみつ"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
よく見るタワーマンションのママ友同士のいざこざが短編であるのかと思ったら、意外と深い長編で驚いた。 主人公が夫を怒らせた過去がまさかのバツイチ子アリでびっくり。人は見かけ(読んだ印象)によらないんだなと。 最後は離れかけていた夫婦が、いびつだけど修復に向かってよかったなと思った。ラブラブに取り繕ってる夫婦の方がうまくいかないのね。 それにしても東京はタワマンのどの棟の何階に住んでるやら子供の幼稚園はどこどこやら、マウントとるのが大変な世界だなぁ。田舎も少なからずあるけどね、、
1投稿日: 2019.03.27 - yajjj"powered by"
桐野夏生が描く都内タワーマンションにおけるママ友の生態。殺人が起きるわけでもないのにこんなにもおそろしい世界。振り回されないように子育て前にこの手の作品を読んでおくのもよいかと。雑誌VERYで連載してたらしい。
1投稿日: 2019.03.24 - aoi-sora"powered by"
読み始めは、タワーマンションに住むママ達のありきたりな話? と思ったが、登場人物ひとりひとりの描写が素晴らしく、次第に頁をめくる手が止まらなくなる。 華やかに見えるタワマンでの生活。 しかし、みんな影の部分もあり、隠されていた過去や現在の嘘たちが暴かれる。 生きるって必死だな、と。 それでも前を見て一歩一歩生きていこう。と思う。 いつもの日常の、小さな幸せを感じとりながら。
9投稿日: 2019.02.18 - J"powered by"
タワーマンションのママ友グループに属している事で辛うじて心の居場所を繋ぎとめる日々。 将来が全く見通せない状況で不安に押し潰されそうになりながらも、新たな人との出会いや思い出しなくもない過去に向き合う事で、世の中そんなに捨てたもんじゃない事と、幸不幸は結構その時々の考え方や思い込みに左右されていることに改めて気づかされる作品だった。
1投稿日: 2019.02.06 - masajichan"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
評価は3。 内容(BOOKデーターベース) 高級タワーマンションに暮らす岩見有紗は窒息寸前だ。ままならぬ子育て、しがらみに満ちたママ友たちとの付き合い、海外出張中の夫・俊平からの離婚申し出、そして誰にも明かせない彼女自身の過去。軋んでいく人間関係を通じて、徐々に明らかとなるそれぞれの秘密。華やかな幸せの裏側に潜む悪意と空虚を暴き出す。人気女性誌「VERY」連載時から話題沸騰の衝撃作! う・・・最後まで何とかたどり着いたが・・旦那の稼ぎと地位がそのまま妻の地位になるというのは日本の悪しき伝統だわ。男女平等を騒ぐ前に、人(主に男性に)に食べさせて貰いたいとか、結婚したら楽できるという卑しい心を捨てるべきだと思う。じゃなければ永遠に日本の女性の地位は上がらない。どのママもアホか?と怒りしか残らんかったわ。働け!
2投稿日: 2019.01.07 - you"powered by"
ママ友の噂話を聞いてるようなリアリティさに引き込まれて一気読み。いるいるこんな人‼︎でも、いつかはその付き合いも終わるよね。エンディングも実体験と似ていて、これは実話?と思ってしまった。
1投稿日: 2018.11.19 - mokamoca"powered by"
高級タワーマンションに住み、セレブなママ友の輪に入り、いつもそれに合わせるためにソワソワしている。 だけど、旦那は海外に単身赴任、所詮はセレブの格も違い、子供の幼稚園お受験となるとついて行けなくなる。 家庭も何やら雲行きが怪しい。 女性が母として妻として、女として女の世界で生きていくのには色々とある… 結構リアルに感じる人は多いと思う。 2018.10.23
1投稿日: 2018.10.24 - haru2012"powered by"
タワマンの子連れママサークル、細くてカッコいい集団、棟の間の格差、共有部分の利用ルール、ベランダから飛ばしてしまったシャベル、米出張から帰らない夫、離婚申し出、過去の離婚と息子、秘密を共有するママ友。 ちょっとわかりにくかった状況描写、後出しジャンケン的に出てくる秘密も『VERY』の連載と知ってかなり納得。
0投稿日: 2018.10.13 - kei_m"powered by"
再読 タワーマンションに住むママ友間のヒエラルキーの話と後半は主に主人公の家庭の話。 ママ友仲間の中で主人公と同じ階層に属する人がいない日常的に付き合っていくには、同じ生活レベルというのは重要だと思う。 2014.10.20 面白かった。 女性誌very に2010年から2012年まで連作。 幼稚園に上がる前の子どもを持ち、高級マンションに住むママ友5人の話。 女性誌連載のせいか、さほどドロドロしておらず、ファッションの描写が多く楽しかった。 頑なに働きに出ない選択をしている主人公、応援したくなった。
1投稿日: 2018.10.11 - chie0305"powered by"
なんだろう、凄く違和感。リタイアした義理の両親に家賃の援助をさせてまで高級マンションに住む事に拘る主人公が理解不能。そこが気になって話に入っていけなかった。
2投稿日: 2018.09.07 - れもん"powered by"
主婦が読むととても興味深いかと思われます。 タワーマンションに住む人々とのいろんなママ友関係 あるなぁ…と思うことばかり。 〇〇ママ、といえように 互いの名前を子供の名前にママとつけて呼ぶ辺り、希薄な関係をすごく感じる。 これは極ありふれた日常生活。 世のお父さん方にも是非読んでいただきたい。 子を持つ母同士ってこんなにもややこしいんだということを。 あっという間に読破できました。 続きのロンリネスも読んてみたい。
2投稿日: 2018.08.27 - タナトス"powered by"
ふぅ~。 読んでて 疲れました。 ママ友ってなんか大変だ・・・。 格差っての?住んでるところとか、幼稚園のランクとか、 自分の容姿・ファッション、子どものこと・・・ 自分をこんなにまで抑えなきゃだめなのかな ま、見栄をはらなきゃ気楽なんでしょうね。 それができないから、輪からはみ出したくないから 大変なんだろ~な ラストは いい感じにおわってました。 いい感じなのか???
1投稿日: 2018.08.27 - hhhtmcnerd"powered by"
久々にこういった普通の小説を読んだ。最近、固い本ばっか読んでたので、こんな日常生活の一面一面を切り取ったような物語は読み進めててとても新鮮な感じでした。それにさすが桐野先生!読み易かったですよ。あっという間に終わっちゃいました(笑) タワーマンションってやっぱこういった見栄の張り合いとか立ち位置の取り合い的な争いとまではいわないけど微妙な闘いってあるんだろうなぁ~ましてや二三才の子供連れだと公園デビューとか何処のグループに所属しているのかとか旦那がどんな仕事しているとか男性側から見るとどうでもいいような煩わしいこといっぱいなんでしょうね~ なんてことの無い言葉尻で仲間はずれにされたと思ったり、格下扱いされたって傷ついたり…嗚呼、なんとまぁしんどいですね(笑) しかも不倫ってこんな身近にあるもんなんですかね? わりとそういった話に出会わないので良く分からないですけど、都会だと人の目を避けるのも簡単なのかもしれませんが遊ぶ場所の限られる地方だと難しそうですもんね(笑) 帰国した旦那さんのキャラがどうも馴染めませんでしたね。そこまで読んで醸成してきた人物像とかなり違っていたので、あれれ、、、って印象だった。 一年以上もほったらかされて突如帰ってきた亭主に憤りと諦観を感じていたはずなのに身体を交わしますかね…ここは微妙だな~僕ならそれはないだろうな~ 男と女が夫婦として生きていくことや一人の人間として日々家庭を守り暮らしていくことの悲喜交々。読了後にめちゃ感動とかそんな感じの作品ではないけど割と面白く読ませてもらいました。
1投稿日: 2018.08.22 - Momoka Sakura"powered by"
こんなタワーマンションだったら嫌だって思ったのが第一印象。 見栄や虚栄より、最後の吹っ切れた自分らしさが1番スッキリした。 子供って大人より空気読める。 大人って思考や、それこそ見栄や虚栄心がそれらを忘れさせるのかな。
2投稿日: 2018.08.09 - シンバ"powered by"
女の狭き世界が露骨に描かれている。 実はこういったことは、 どこでも実態としてある。 価値を図り、ランクを決め、誰が上か。 学校でもイケてるやつらが物事を決めるし、 勉強で評価されるはずなのにダサいとか 人のものさしで図られ追いやられる。 ここでは、タワマンのプチセレブについて 描かれている。憧れ等に妄想を抱き続けた結果。。。 人間のエゴイズム(認められたいだとか)がかかれている
1投稿日: 2018.07.26 - fairytale"powered by"
ママ友たちのバトルが話の中心となっているわけではなく、主人公がその環境で身を置きながら生きている姿を描いていた。
1投稿日: 2018.07.19 - flow0717"powered by"
いつもの桐野夏生の小説っぽいドロドロした感じとはまた一味違うドロドロ感。ママ友ってホント表面上だけの付き合いで裏を返せば他人の悪口ばっかりでリアル感があった。
2投稿日: 2018.06.25 - tantan"powered by"
湾岸のタワマンが舞台の、ママたちの物語。TVドラマ「砂の塔」を思い出しました。いろいろと謎があって段々と明らかになっていく展開がおもしろく、あっという間に読んでしまいました。湾岸のタマワンは何かと話題のネタにされますね。
2投稿日: 2018.06.23 - warekara017"powered by"
雑誌「VERY」の連載小説だったとのこと。読者層を意識してか、タワーマンションにセレブママ友やお受験、奥様方のファッションやらマウンティングなどが盛り沢山の内容でした。仲良さそうなママグループだけど内実は腹の探り合いだったり、さりげなく仲間外れにしたりと女性はいくつになっても変わらないなあと思ってしまいます。おもしろいのは、ママ友同士が○○ママと呼び合っていて当人同士の本名がほとんど出てこないところ。とっても不思議な感じがしました。 ママ友の中でも浮いていて、でも彼女たちに近付きたいと願う主人公。主体性がない女性でうんざりしながら読んでいました。思えば彼女の住むタワーマンションの中空に浮かぶ部屋というのも、地に足のついていない生活の抽象だったのでしょう。 自分の過去と向き合うあたりから彼女の心情に変化が表れ、地に足を付けた人生を歩み始め、エールを送りたい気持ちになっていきました。なんとなくすがすがしさを感じる結末でした。
2投稿日: 2018.03.28 - juria0721"powered by"
タワマンに住むママ友達。見栄をはり、本当の自分を隠し、無理して勝手に息苦しくなってみたり、グループ、格差、幼稚園受験、、、。家族の数だけそれぞれの秘事があるということ。さも、うまくいっているかのように見せかけるのは大変だ。馬鹿馬鹿しい。そう思えるのも子供がいない今のうちにだけかもしれない。
1投稿日: 2018.02.02 - furuiti"powered by"
都会の高層マンションに住むママ友たちの生態。 スマホと同じように常に本が側にある生活になる前に読んだOUTの印象が強烈で、好きな作家さんになった桐野夏生さん。 最近はミステリー作品がなく寂しい思いをしていて、手に取ったこの本の裏書きを読んでミステリーの匂いを感じて買ったけど、ミステリーでなく、、、でも予想外にはまりました。
2投稿日: 2018.01.13 - たにぐち"powered by"
桐野夏生の小説に出てくる女の人は、頑固でふてぶてしくて嫌い。自分も悪いのを棚に上げてる感じも嫌い。本筋とは関係ないけど、どうして、23万もするタワーマンションに住み続けるんだろう、っていう疑問が頭の中に周り続けて終始イライラしながら読んだ。
0投稿日: 2017.10.20 - aya1124"powered by"
自分もこの時期同じこと考えていた!狭い世界が全てだったと思い出して苦笑。VERYで連載していたけど、ドンピシャの世代で評判になったのがよくわかる。けれど私なら身につまされて読めなかったかもしれない。リアルだなぁ。
1投稿日: 2017.08.21 - caninha"powered by"
自分には絶対縁のない世界だから、客観的に怖いって思う。「子どもの名前+ママ」で呼び合う関係って、子供の存在でしか関係性を維持できないのかなと。あと旦那のステータスや住んでるところとか。
1投稿日: 2017.08.07 - kameko"powered by"
2017.7.17-60 高層マンションのママ友の関係には面白味もあるけれど、夫婦の関係性に関してはどうも今一歩の物足りなさもあり。
0投稿日: 2017.07.17 - ふーたろう"powered by"
都会のタワーマンションに住むママ友たちの格差社会。仲間内での不倫あり、DV離婚あり、意地悪な隣人がいたり、ドラマ仕立て。不倫やDVは現実には身近にはないけど、砂場で子供を遊ばせていた頃を苦い気持ちで思い出した。ママ友っていないと寂しいけど、毎日顔を合わせていると疲れるもの。やはり有紗と同じように、どこまで本音なのか、心の内を探り合いながら、付き合っていくものなのだと思う。
1投稿日: 2017.07.07 - yaiyai35"powered by"
有紗は憧れのタワーマンションに住んでいる。そのお洒落なママ友たちの仲間に入れて嬉しいのだが… 自分は賃貸であること、ホントは地方出身であること、実は夫とは上手くいってないこと、たくさんの引け目を感じてママ友達と付き合っている。 ママ友って、自分だけの問題じゃないから付き合いは大変だけど、こんなにも疲れるママ友付き合いはキツイだろうな〜 桐野さんの作品なので、もっとドロドロした感じを期待していたのでちょっと残念だけど、おもしろく読めました。
1投稿日: 2017.06.15