
総合評価
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- ロンロン"powered by"
三島由紀夫、小林秀雄、村上春樹、平野啓一郎、… ドストエフスキーを読んで人生が変わった、影響を受けた、と随筆などで書いている作家や著名人を今に至るまで、本当に多く見かけてきた。 時代に関わらず普遍的なメッセージがあるんだろうなぁ、とは思いつつ、これまで何度もトライしては挫折している。 まず、本筋から外れるエピソードが多い。今時のストーリーを追うものではないと分かってはいるが、それにしても話が進まない。 また、登場人物の名前が分かりにくく、同じ人が複数の呼び名で登場する。 齋藤孝氏は、登場人物の個性的なところにも注目すると良い、などと著作の中で触れていたので、今回はそういうところを含めてじっくり時間をかけて読んでいこう、と思い再トライ。普段は上下巻になっている場合、下巻を読み終わってからまとめて感想を書くが、今回は忘れないうちに、と思い現時点の感想を。 一つは、酒、そしてそれによる酩酊状態の場面が多い。ロシア人はウオトカを日常的に大量に呑み、アルコール依存が社会問題になっていると聞くが、それはここでもベースになっているのではないか。 また、上巻後半までは冗長な表現が多く、読み進めるのになかなか忍耐力が求められたが、ラスコーリニコフの書いた論文のくだりに入って、それまで感じていた「なぜラスコーリニコフが殺人を決意したのか?」というモヤモヤが晴れて、一気に引き込まれた。 下巻が楽しみだー!
0投稿日: 2024.10.03 - Tonoen"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
癇癪持ちだったという作者の反映なのか、登場人物全員情緒不安定&短気すぎてまともな奴がいない。理解できる行動をする登場人物がおらずイライラしてくる。ラスコーリニコフの「理論」は作中で議論が深まっていくのかと思っていたらそうでもなく、「道理はいいが犯行の際の過失で天秤が狂って、さてあらためて善とは……」というふうに議論がされていくのかと期待したけどただめちゃくちゃになっただけだった。殺人どうこうの前に最初から最後まで周りに迷惑かけすぎだろ。最後なんか救われた感じになってるけど納得いかねえぞ。罪に罰はあったが謝意がなかろうよ。個人的ハイライトは上巻ラスコーリニコフの馬に関する悪夢と下巻カテリーナの錯乱場面。壮絶な描写は精神的ブラクラで、暗澹たる気持ちにさせてくれた。ロシア文学の人名呼称の複雑さや晦渋な訳で読み通すのがしんどかったが、世界的名作を読破したという経験の価値を踏まえてこの評価点。
0投稿日: 2023.01.27 - 英語ワクワク"powered by"
上巻を読了。体力のいる読書です。 登場人物をメモした栞をつくりました。(必要最低限のみですが) ラスコーリニコフ 主人公 ラズーミヒン 友人 ドゥーニャ 妹 ルージン 妹の婚約者 ザミョートフ 警察の事務官・ラズーミヒンの友人 ゾシーモフ 医者 ソーニャ マルメラードの娘 フォミッチ 警察署長 ポルフィーリィ 予審判事 スヴィドリガイロフ ドゥーニャを家庭教師として雇っていた家の主人
2投稿日: 2021.07.25 - サトウ"powered by"
名作だからという安易な理由で読み始めたが非常にとっつきづらかった。 まず名前が覚えづらい上に同じ人物を違う呼び名で呼ぶからぐちゃぐゃ。統一して欲しい。 精緻な文学的表現?は確かにすごいけど、どのキャラクターにもまったく感情移入できない。みんな激情。 後編も読んだうえで評価したい。今のところあまり。
0投稿日: 2019.09.08 - tty884"powered by"
難解な小説の代名詞として語られることが多い本作だが、思ったよりもエンターテイメント成分が多く読みやすかった。後半の畳み掛けるような展開は圧巻。
0投稿日: 2017.06.04 - nuhuaueo0"powered by"
上巻はあまり思想的・哲学的なテーマは出てこない。終盤でようやく主だった登場人物が出揃って「さあ、これから」というところで切れる感じだ。下巻が非常に楽しみである。
0投稿日: 2016.10.25 - vatori"powered by"
自身にとって初のロシア文学ということもあり、読むこと自体に苦労した。激情型の主人公の主張についていくのも大変だった。これは時間をあけてまた読む必要があるだろう。
0投稿日: 2013.10.22 - 鏡野"powered by"
これは久々に読むの疲れた... 翻訳物独特の読みにくさというか自分がカタカナの名前覚えられないのも相まってなかなか読み進められないしわかりにくいところもあった。 後半で物語がどうなるのかは楽しみ。
0投稿日: 2013.07.04 - 愛夢"powered by"
このレビューはネタバレを含みます。
厨二病臭いなあ。と思うけれど、確かに戦争があったからこそ進化があったのであって、 血が流されたからこそ、今の時代を紡ぎだせたのだと思います。 そういう理論は後からだからこそ言える事だと思うのです。その当時にしては人殺しは人殺しだし。何人も巻き添えで死んでしまうし。 戦争が終われば英雄扱いや、日本の戦後の兵隊たちを、同じ国の人間が蔑む。極端だなあ。どっちが正しいのかはさておいて。 人が傷つくのは駄目なのはどうしてなのか。それは自分が傷つきたくないから。それ故に犠牲を肯定したいロージャは私としてはすごく共感できるし、馬鹿だなと思う。
0投稿日: 2011.03.05 - Fairy trap"powered by"
私が読んだのはこの出版社のものではないのですが、同じく米川正夫氏の訳されたものでした。ぜひ米川氏の訳で読んでみてください。中学生時代に読み、衝撃をうけました。
0投稿日: 2009.07.20 - triumph120r"powered by"
12月23日購入 いろんな本を読んでいたら、結構この本に影響されていた人が多かったため、興味本位で購入。 実家に帰ったときにでも読もうー
0投稿日: 2008.12.23