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むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました 日本文化から読み解く幸せのカタチ
むかしむかし あるところにウェルビーイングがありました 日本文化から読み解く幸せのカタチ
石川善樹、吉田尚記/KADOKAWA
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総合評価

46件)
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    今の人間はhuman beingじゃなくてdoingになっていて、何をするかが評価軸になっているという筆者の指摘が印象的だった。 well doing, well beingを推しとの関係性や昔話など複数の切り口から分析していて面白かった

    0
    投稿日: 2025.08.31
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    日本におけるウェルビーイングとは?どうすればウェルビーイングな人生になれるのか?のはなし。 さらっと読みやすかったけれど、逆に内容が薄くも感じた。 以下メモ ・ウェルビーイングとは人によって、時代によって違うので定義が断定できる分野ではない。 ・人間は予測不可能な状態に注意が向く(サプライズを好む)と同時にサプライズが大きすぎると負荷がかかるという矛盾。そのバランスの難しさ。 ⇒「移動・旅」というのはそのバランスが取れる行動 ・ウェルビーイングに「効く」要素、選択肢がある、自己決定できる、他者とのつながり。 ・社会ではdoingする、を求められているがbeingいる、の大切さ ・昔話を見ていくと、外国の上昇の物語に比べて日本ではゼロに戻ることが良いとされている。お話を通じて成長するわけではなく、またもとの日々を繰り返していく。 ・「推し」の重要性。ただその人がいるだけで良い。無条件に価値を感じることが安心感や充足感につながる。 ・海外の上昇志向に対して日本は奥行きを求める世界観。 なのでウェルビーイングな人生になるためには ①上より奥 ②ハプニングを受け入れてみる ③人間は多面体という認識 ④自己肯定感の低さにとらわれすぎない (日本文化として自己肯定感が低い状態がデフォルト) ⑤他社の愚かさを許し寛容に受け入れる 姿勢を身につけること。 自己肯定感が低いのがデフォルト、は面白いと感じた。

    1
    投稿日: 2025.05.16
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    手に入れることが幸せだと思ってません? それ、日本人的に間違ってます.... 成長しろ、スキルをつけろ、価値を高めろ。 そんな資本主義社会で地位を上げるためのメッセージを桜吹雪みたいに浴びる現代日本の環境。 言ってる人も言われてる人も、 そんなことじゃ幸せになれないと 分かっちゃいるけど止まらない。 なぜか? それは、西洋的な幸福に囚われて、 日本的・東洋的幸福を知らないから、 という新しい視点をくれたのが本書。 じゃあ、日本人の幸せはどこに書かれてる? それは「むかしむかしあるところに〜」の 日本昔ばなし。 5つに抽出されてるちょうどいい箇所があった↓ |引用 本書,p.131 上より奥を見る、ハプニングを受け入れる、多面的な顔を持ち、自己肯定感にとらわれない、自分と他者に寛容になる。昔話や古典芸能から読み取れる5つの教訓は現代人のウェルビーイングの素地になる。 | 西洋が「上」に向かって 上昇と獲得を目指すのに対し、 日本人は「奥」を目指したのが面白い。 奥は、表裏とは違い、口から入って入り組んだ先にある、大切なもの隠された空間。奥義や奥の間、奥の手なんかにニュアンスが残っている。あと歌舞伎町がT字路だらけなのも、日本人は奥が大好きだかららしい。焼け野原になってせっかく区画整理する機会があったのにT字路。 筆者は、奥っていうのは、元の地点、ゼロに戻ることで、日本人はそこに価値を見出しているんじゃないかって言ってる。 俺もそう思うし、多分子宮に帰りたい、母親と一体化したいっていうような、他者や世界との融合の回復への欲求が伴ってるんじゃないかと思う。バタイユ的に解釈するとだけど。 とにかく日本人の幸せは「奥」にあり、なのだ。 このゼロに戻る幸せ、 日本人のウェルビーイングは 何からはじめるといいのだろう。 最後に筆者の提言を引用して終わる。 |引用 本書,p92  ウェルビーイングを手に入れようと思ったら、まずは持っているものを手放そう。これは私がウェルビーイング研究と、自分の人生を通じて学んだことのひとつです。  なぜ成長がつらいのかというと、成長は結局、期待へと変わってしまうからです。 「こんなに頑張っているのだから報われるはずだ」という自分への期待。 「自分は頑張っているのにどうして部下は頑張れないのか」という他人への期待。  全力でウェルドゥーイングを目指し、そうした期待を持て余すほどに、どんどん視野は狭まり、他者を許せなくなってしまいます。それならば、期待はやめて、もうあるがままでお互いやっていこう。誰もがそう思えるようなゆるやかで寛容のある状態が、ひとつのウェルビーイングの理想形ではないでしょうか。

    0
    投稿日: 2025.03.10
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    日本とウェルビーイングの関係性について書かれた本。 200ページ未満の薄めの本で、ライトな読み物という感じ。 いる(be)、なる(become)、する(do)の関係性はおもしろい。 昔、皇室の一般参賀をテレビで見た時、そこで手を振る人たちを画面越しが映っていた。その時「あれは推しだ」と思ったが、この本でも同じことが書かれていて、「やっぱりね」と思った。 ・ウェルビーイングをシンプルな言葉でまとめると 「選択肢がある」 「自己決定できる」が2大要素 ・ウェルビーイングから最も遠ざかっているのは、20〜30代の女性 結婚、子育ての影響、さらに仕事も加わる ・日本のカルチャーは2つのNを愛でてきた Nobady&Negative ・日本人は否定することで、自己肯定感が生まれる ・歌舞伎町がT字路だらけの理由 戦争で焼け野原となった歌舞伎町は、戦後の区間整理で、曲がった先に誰がいるかわからないようにした。 理由は、道の奥へ奥へ来た人を誘い込むため ・にほん昔話はウェルビーイングの宝庫 (はじまりとおわりが同じ地点「ゼロ地点」へ戻る結末が多い。 そこから他者に成長や変化を求めず、あるがままを受容して生きる日本人の精神性が垣間見える) ・「お金持ちになりました、めでたし」で終わる昔話が西洋に比べて少ない →お金持ちになることと、ウェルビーイングな人生を送ることは別問題だと日本人は考えていたら ※瀬戸内寂聴さん 「毎日楽しくないから、秘密を持ちなさい」 ・いる being  ↓  なる becoming  ↓  する doingの順で子どもは仲良くなる (公園や学校に「いる」 →友達に「なる」 →一緒に何か「する」) しかし、大人になり仕事をすると 仕事を「する」→同僚に「なる」→まれに公私超えて一緒に「いる」の順で関係性ができる 「いる」からはじまった関係性やチームは「する」が上手ではなくても許される寛容さがある。 「なる」も「する」も相手には求めず、ただいてほしい。 ・天皇家は「いる」の究極形態 ・推しているあいだは自分の価値を示さなくていい ・アイドルのライブに参加し、パフォーマンスを見るのはウェルビーイングの究極形 (歌って踊る姿は敵意がないことを示す。また人の脳は踊っている人の姿を見ているだけでも幸せホルモンが分泌されている) ・SNSは「する」「なる」の投稿がメインになりやすいため、基本的にはウェルビーイングと相性があまりよくない。しかし、「いる」を意識した使い方をすることで、居心地のよい交流ができる場所にも変えられる。 ・脅し型の言い方は一時的な行動変容はできるけれど、継続はしない ・マイナスからプラス、プラスからマイナスどちらもウェルビーイングとしてあり ・お年寄りのロールモデルをつくれたら 死ぬまでいろんなことを学べる ・因果だけで生きることは「する」「なる」だけにまみれた人生 ・昔話と古典から学ぶウェルビーイングの5つの教訓 ①上より奥の精神 上昇、出世、変革よりも「元に戻る」精神性 ②パプニングを素直に受け入れてみる 突拍子もない出来事を素直に受け入れて物語が進む ③人間は多面体であることが当然という認識に立ち戻る ④自己肯定感の低さにとらわれすぎない ⑤他者の愚かさを許し、寛容に受け入れる姿勢を身につけること ・自分より大切なものを見つける ・安心を求めると同時にサプライズも欲するのが脳の自然な状態。そのちょうどいいバランスを見つけるには「移動」「旅」という手段が最も身近かつ有効 ・いろんな場所で遊んでいる人はウェルビーイングが高い ・過去に道を切り開いてくれたご先祖様がいるから、今、自分がここにいる

    1
    投稿日: 2025.02.26
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    非常に読みやすい。軽い読み物。 ウェルビーイングについて、医師とラジオパーソナリティが会話している。

    1
    投稿日: 2025.01.24
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    なんかおもしろそうだから借りてみた。 実際、読み始めたらおもしろい。 今、個人的に悩んでることが「結婚」と「出産」だから、p28~31「今の日本で最も息苦しいのは誰だ?」の部分が響いた。 何も解決してないし、どうするか決まってもいないけれど、ここを読んで心がスッキリした。誰かに分かってもらいたかっただけなのかも。 ちょうど30代で、しかも田舎在住だからドンピシャで三重苦、いや五重苦に苦しめられている。 出産に関しては、私と母親の関係が悪いことが原因かと思っていたけれどそればかりではなさそう。 日本全体で圧力があるのも一役買ってそうだなと思った。 「どう生きるかの選択肢があり、その中から自己決定できる」は結婚出産に限らない。 私は高校の時に一人暮らしをしたくて大学をきっかけに実家を出ようと思っていたけれど、実際は学力が足りなかったのとそれを埋めるための努力や方向性を考える能力が圧倒的に足りなくて実家から出られなかった。 母親との関係が悪いと、自分の頭で考えることが出来なくなってくる。(詳しくは毒親で調べてくれ) ウチは虐待とか分かりやすい毒親ではないが、長年ヒステリーと過干渉、心配性を遺憾無く発揮させられてきた身としては「どう生きるかの選択肢」はそもそも極小。ましてや「その中から自己決定できる」ことは、無い。自分の頭で考えることが出来なくなっている。 こういうのを見ると、やっぱり男性って楽でいいよなあ、なんて思っちゃう。 (安易にネットでそういう発言をすると「俺だってしんどいんだ」系の発言が返ってくるのでめんどくさいから言わないようにしている)←しかも当事者の男性だけじゃなくて「私は平等性を持ってますよ」目線の女性からも謎に来るから厄介。 出産なんて、若い女性をお相手にすれば子どもを得られるんだし。 男性にも年齢制限があると言っても、女性よりは緩やかでしょう。 … なんだか愚痴になってしまった。 まだおもしろいのが続きそうなので、続きを読む。 号は別アカ、連はオフ会という表現がおもしろい。解説されてみると確かにそうだわ。 仕事をすること自体が「する」ことがメインになっていて、「いる」だけではダメだという視点も新しかった。 今は「いる」だけじゃダメな風潮が強いのに、まさか昔の日本では「いる」だけで肯定されていたなんて意外。 推しが流行ったのも、ちゃんとした背景があったことが理解出来た。最近とみに「推し」が流行ってて、なんだなんだ?と不思議だった。みんなウェルビーイングを無意識に求めてたのか。 「天皇は最古の推し」という表現に笑ってしまった。 まさしく心が弱ってた時に、心理系→スピリチュアル系→神社にハマっていって、その際に有名どころの神社に参拝がてら旅行に行ったことがあったから。 今でもたまに神社にお参りに行ったりして、神様にあれこれ愚痴ったりしてる。 私の推し神様は、ツクヨミ様。アマテラス、スサノオと同期なのに情報がほぼ無いところが好き。 また旅がウェルビーイングに繋がるのは意外だった。けど、一人旅が基本の私にはどこかで感じてたから一人旅をしてたのかなぁなんて思った。移動中は本を読みやすいから、またどこか行きたいなぁ。 今までは目的地ややりたいことをはっきり決めてから移動してたけど、移動自体を目的にする旅もおもしろそう。

    1
    投稿日: 2024.12.17
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    さらっとしてたなぁー、あまり記憶に残ってない。 でもいるorする、なるってのはわかった!! あと人それぞれですよね〜はなんも言ってないのと一緒はまじでそうだよね!!!と思いました。

    0
    投稿日: 2024.11.29
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    昔話の例えがわかりにくいし、その章はとても読みにくい。戻って来る…というのがわかったような、わからなかったような…と言う感じ

    0
    投稿日: 2024.11.23
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    昔話が多かった。 ウェルビーイングは一人一人異なることがわかった。 幸福度満足がキーポイントだと思った。

    0
    投稿日: 2024.11.13
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    ・[いる]から始まったチームは[する]が上手じゃなくても許される ・[難がある人生]のほうがウェルビーイングにつながっていく ・[疲れたは伝染病]面白いに変える。今日もパーフェクトだった◎ ・[生きがいを持つ][人とのつながりを大切にする] ・移動、ひとり旅→ちょっとしたサプライズ、[いる]だけでいい ・近所のカフェで仕事したほうがエンゲージメント高まる。 ・いろんな場所で遊んでいる人はウェルビーイングが高い [いる]だけでいいのがウェルビーイング、というのがすっと府に落ちました

    0
    投稿日: 2024.11.13
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    #むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました #石川善樹 #吉田尚記 #KADOKAWA ウェルビーイングについて知りたいと思って手にとったが、こういう切り口で展開するとは!面白い。welldoingでもなくwell becomingでもなくwellbeingなのですね。いまここにいる幸せを感じられる心を持ちたい。

    6
    投稿日: 2024.08.16
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    幸せのかたちはそれぞれ。 北欧式の幸せが言われるし賞賛されるところだが、日本文化から読み解く幸せのかたちは私たちに必要な視点なのかもしれない。 読んでよかった本。

    0
    投稿日: 2024.03.16
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    Well-doing(する)ではなく、well-being(いる)であれば良い。日本にはもともとそういう素地がある。

    0
    投稿日: 2024.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ウエルビーイングが文化に依存するのは納得。あることの重視もわかる。ただ、これって現状しんどいマイノリティにはどうなんだろう。戻ってくるのが現状のまま、でいいのかなあ。

    1
    投稿日: 2024.01.13
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    流行りのウェルビーイングは西洋の言葉。 日本の歴史や文化を踏まえて、日本人にとってのウェルビーイングとは何なのか?を考察した1冊。 なるほどー!が満載で、とっても面白かった。 日本昔話に日本人の精神性が全て詰め込まれているんだな。 めちゃくちゃ面白かったけど、1つとっっても残念だったのは「今の日本で最悪に生きづらいのは地方在住の20~30代の女性」であると冒頭で問題提起しているのに、結論に何一つ結び付いていなかったこと。 最悪に生きづらい人たちがなぜ生きづらいかというと、「結婚しろ」「産め」「育てろ」「働け」「活躍しろ」の圧が強くて本人の意志が無視されてるし選択肢をなくされているから。 高齢者や病気の人のウェルビーイングは研究されているから答えがあるんだけど、最悪に生きづらい人たちを助けるための研究なんて誰もしてないからな…。この層の生きづらさは人に押し付けられるものだから、日本人的なウェルビーイングを大事にしよう!ではすまない話な気も。 まあ、最悪に生きづらいと分かっていても、誰も助けようとしない(助けられない)ところが最悪たる所以なんだろうな。 それでも、40代男性である著者がそれに気づいてくれたことには感謝。

    0
    投稿日: 2023.10.29
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    ウェルビーイングという言葉自体のイメージが持てていなかった自分にはちょうど良い本でした。 流行りに乗った本というわけではなく、ウェルビーイング研究をしてきた方からの入門書という感じです。

    0
    投稿日: 2023.09.24
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    何かをすることや何かになることよりも、ただいるだけで幸せ、そんなウェルビーイングな生き方ってやっぱりいいなと思ったし、私はウェルビーイングだと思った。 疲れたや難しいは全部面白いに変換する。 自分が共感できないから価値が低い、というものの見方は極めて自己中心的だである。たしかに、気をつけよう。

    0
    投稿日: 2023.09.07
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    ■記憶に残すこと ・日本人は謙遜の文化着強いため。自己肯定が苦手であり、自己否定を否定することで自己肯定する。 ・欧米人は上を目指し、日本人はプラス過ぎずマイナス過ぎない0を目指す。 ・安心と驚きの両方を求める。 ・目先の驚きを経験することで長期的な驚きを減らす。 ・理系的なアプローチは普遍性や再現性が重要であり、文系的なアプローチはその瞬間の文脈に対応することが重要であるという違いがある。 ・人間の本質は遊びであり、移動を繰り返し、未知を求める姿である。

    1
    投稿日: 2023.08.21
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    最近よく目にする,ウェルビーイングっていったい何? なんだかつかみどころのないワードだったけど,人気ポッドキャスト番組を書籍化した本書できっと腑に落ちます。日本固有の"ウェルビーイング"への道を選び取りたいあなたへの道しるべとなる一冊。

    0
    投稿日: 2023.07.25
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    思いもしなかった視点でウィルビーイングである「良く在る」「よく居る」という状態を知れてとても面白い学びになりました。 「いる」だけで素でいられる場所を大切にしたいと思いました。

    0
    投稿日: 2023.05.07
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    日本人にとってのウェルビーイングと欧米/ 英語圏の人々にとってのウェルビーイングは異なるのではないか?という着眼点が目から鱗だった。しかもそれを日本昔話から読み解くって、斬新。する、なるのdo を追い求めるのではなく、ただいる、あるのbe がウェルビーイングにつながるという話も印象的だった。

    0
    投稿日: 2023.03.27
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    今まで読んでいたウェルビーインカの本は、どこか「当たり前でしょ」と思ってしまうことが多かったが、それは理系的なアプローチだったからだとわかった。この本は文系的に、日本の文化から紐解くウェルビーイングについて書かれていて、非常に興味深かった。

    0
    投稿日: 2023.02.27
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    新しい幸せの形として注目されているウェルビーイングという言葉。そもそもウェルビーイングってなんぞ?と思っており、タイトルが面白かったので拝読しました。 むかしむかしあるところに‥から始まる定番の日本昔話を紐解き、日本人という民族が考えてきた幸せのあり方、ものの考え方が表現豊かに解説されています。日本あるある、のような考え方が西洋と対比して書かれているのも分かりやすかったです。 大学生のとき、英文学もこういう視点で読み解いたら面白かっただろうなあ

    0
    投稿日: 2023.02.23
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    ウェルビーイングに関する書籍を初めて読みました。読み物としては面白いところもありましたが、ちょっと解釈が苦しいかなという部分も多いと感じました。

    0
    投稿日: 2023.02.21
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    https://www.kadokawa.co.jp/product/322109000880/ , https://yoshikiishikawa.com/

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    投稿日: 2023.01.15
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    結局,ウェルビーイングって,一人ひとりでそれぞれ異なるものだから,自分で見つけていくしかないものだな。

    0
    投稿日: 2023.01.05
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    吉田アナがアシストされるラジオにて知り、ウェルビーイングへの入門として読んでみました。 ただ「いる」事、それを認める事にこそ幸せが生まれる。現代社会をサバイブ「する」ことに努めなければならない、それこそが幸せとならってきた事を今一度考えるきっかけとなりました。

    0
    投稿日: 2022.11.27
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    時間をかけて読みすぎたせいで、1冊を通してまとまりを感じで読めなかったのが残念。 産後ヨガの先生もオススメされていた本でした。 昨今聞くようになった「ウェルビーイング」とは… 何をするかでその価値を決められる「ウェルドゥーイング」の対極にあるものとして、 私たちが解放的に自分らしく生きるために必要なものであると感じた。 仕事でも、家でも「何をするか」を見られる「ウェルドゥーイング」な状態は起こりやすい。 特にSNS等で他者が透明化(しているように感じている) している昨今では、 自分の存在価値を見失ったり、不安にかられたり、 窮屈になったりすることが少なくないと思う。 そんな中、いるだけで価値がある場所を自分の中で持っておくことは生きる上で精神衛生上とても大切なことだと思う。 「推し」はいるだけで尊い、そんな状態がウェルビーイング。は分かりやすい。 (一部見返りを求めてしまう過激なファンがいることは事実だけど) また、ウェルビーイングを考える上で、日本古来の考え方はウェルビーイングに繋がるものがあり、そんな日本的ウェルビーイング、 そして、医療におけるウェルビーイング。 この当たりの話については、途中でウェルビーイングのゲシュタルト崩壊が起こってしまって、 「え、なんの話してるんだっけ」と迷子になってしまったのが本音だが、 この新しい概念をこれからも考えていきたいと思う。

    0
    投稿日: 2022.11.20
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    なかなか面白い内容で共感できる部分が多々あった。肩肘張らず、今ここにいることを肯定することが第一歩なのかも。

    0
    投稿日: 2022.11.16
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    良く居る。なんとも難しい話でした。結局よく解らんかったけど、なんとなく雰囲気は掴めた気がする。自分がそこに楽に居るって言うのを大切にすれば良いのかな?って言う事かな。

    0
    投稿日: 2022.10.03
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     日本的なウェルビーングがわかりやすく。納得させられた。するとことではなく、ただいること。0に戻る幸せ。日本昔ばなし。さまざまなエピソードや切り口で、ウェルビーングとはなにかに気づかされ、今後の生き方や気持ちのもちかたに影響を受けると思うよい一冊でした。

    1
    投稿日: 2022.09.14
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    心地の良い空間とは「選択肢があること」と「自己決定ができること」 このウエルビーイングという考え方がもっと主流になると良いな、と思いながら読める一冊

    0
    投稿日: 2022.08.25
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    「ウェルビーイング」を西洋基準で考えるのではなく、日本の昔話や文化・風俗から考えて、日本的な「ウェルビーイング」を考えるヒント集みたいな本。 昔話の分析から、日本は「ゼロに戻る」というオチがおおいことに、なるほどなぁと思った。結果プラマイゼロが、まぁ安心なのかもしれない。 「推しはライトな宗教」という言葉も、わりとすんなり受け入れられた。 精神論でウェルビーイングを語るとか、手前味噌なtipsでウェルビーイングを消費するとか、そういう本ではなかった。 素人でもある程度納得できる根拠と例えがあって、自分の心地よい生き方を考えさせる本だった。

    0
    投稿日: 2022.08.20
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    ウェルビーイングとはなにものか? ビジネスでは因果を重視し、ウェルドゥーイング、パーパス、さらに上を目指すのをよしとするが、因縁を重視し、ただ「いる」「ある」ことをよしとしとする。 ウェルビーイングとは、人生全体に対する主観的な評価である「満足」と日々の体験に基づく「幸福」が影響。 さらに奥を目指し、ハプニングを受け入れ、首尾一貫した人格でなくても良い、自己肯定感は低くても良い、自他に寛容になる、ゼロ地点に戻ること。日本昔ばなしがいい例。 東西文化で異なり、アイドルも天皇も仏も推し、何がよいかは人それぞれで人のを見て憧れはあってもハックできず。 なるほど、どれも腑に落ちた。 169冊目読了。

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    投稿日: 2022.06.26
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    旅がウェルビーイングに繋がる、日本人は、昔話からも元々ウェルビーイング(話の後と後で、人のゴールがかわらない)などの話が新鮮だった

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    投稿日: 2022.06.18
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    ウェルビーイングとは⁈幸せに生きるとは?そんな疑問を随分理解させてくれる本でした。居ることの大切さを教えていただきました。

    0
    投稿日: 2022.05.08
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    日本人のウェルビーイングとは何かのついて視野が広がったような気がする。これでいいのだ!と思えただけで、余裕が出てくる。

    0
    投稿日: 2022.05.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本のもととなった対談を聞きました。何ともゆるい感じの雰囲気ですが、ウェルビーイングを研究する石川さんとそれを引き出す吉田さんの掛け合いが楽しかったです。石川さんのお父さんの雄一さんが出てきて、さらに日本のウェルビーイング研究の根幹、考え方が参考になりました。

    0
    投稿日: 2022.04.10
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    日本的ウェルビーイングとはなにか。 ウェルビーイングと、深く考えずに使っている言葉を考えさせられる内容でした。

    0
    投稿日: 2022.03.22
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    日本的なウェルビーイングとはなんだろう?古事記、古今和歌集、日本むかし話などから探っていっている。たしかに、日本の昔話はおじいさんとおばあさんが多い! ウェルビーイングについて書いてある本で、今のところ一番しっくり来ます。 「上より奥」「因果でなく因縁」「いるを意識してもつ」

    1
    投稿日: 2022.03.20
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    一言。非常に面白い。けど本質的。"Being"とはなんぞや、そしてそれがいかに大切かを考えるいいきっかけになった。

    0
    投稿日: 2022.03.06
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    今流行り?のウェルビーイングを学ぼう、と、読んだが、思った「学び」な本じゃなかった。 読みやすくて、柔らかな気持ちになる大変面白くて心に良い本でした。 最近は好きな文芸評論・文化考察的な話から、最後は、思いがけず、旅について。 まさに、な言葉が。 あぁ、やっぱり旅に出たい。 今、私を「いる」だけの存在にさせてくれるのは、旅と、ラグビーかな。 ======================== ウェルビーイングは「する」「なる」や自分から離れられたときに生じます。 そして人は遠くに移動した時、孤独を感じると同時に、ただの「いる」だけの存在になれます。移動した旅先の土地では、普段の自分がまとっている肩書きや役割、役職を取っ払って、素の自分のままでいられるからです。 一人旅を好む人は、そのことが自身の心に深い安心感と開放感をもたらしてくれることを無意識のうちに理解しているのでしょう。 ======================== #読書記録 #むかしむかしあるところにウェルビーイングがありました #石川善樹 #吉田尚記

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    投稿日: 2022.03.05
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    日本の昔話にはゼロに戻るということが大切。 これは新発見だけど、ちょっと意味がわからないから、自分で考えてみたい。 作者はウェルビーイングを早くから研究した先駆者であるが、ウェルビーイングは定義できないと言い切っているのがいいよね。

    0
    投稿日: 2022.03.04
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    ニッポン放送の吉田尚記アナウンサーが ラジオで宣伝した本です。 日本昔ばなしは おじいさんとおばあさんがでてくるものが多い 西洋では 少年とか年若い子が主役になる話しが多い。 桃太郎は鬼ヶ島に鬼退治に行く。鬼ヶ島には 西洋のドラゴンも救しつを待つお姫様もいない。 日本昔ばなしには お金持ちになって 幸せに暮らしました という話しが少ない。 という例えで 西洋の幸福感と 日本人の幸福感には 違いがあるのではないだろうか? というところを聞いて アマゾンにプチっしました。 まあ さらっと読んで ふぅーんという本です。

    0
    投稿日: 2022.02.27
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     日本人にとってのウェルビーイングを考える本。WHOの幸福度ランキングのような西洋基準でのものの見方ではなく、東洋には東洋の、日本には日本の価値基準に合った見方があるのではないかと話が進められる。  面白かったポイントは、昔話での個人の描き方。西洋の物語の多くは、若者が「個」を強化し、高めていくことで理想のありたい姿に近づこうというもの。それに対して日本は名無しの老人の身に起こった日常やハプニングを描き、最終的には元の日常に戻るというもの。西洋が立体的な上下の空間認識の上で成り立っているのに対して、日本は平面的なのっぺりとした空間認識の元に成り立っているんだと思った。 そうした日本の精神的な平面性が西洋的な「何かをして、何者かになる」ではなく「同じ地平に存在する」ことに価値を見いだすのではないか。  その他にも「奥」という概念や「連」と『号」という「分人主義」的な考えが古くからあり、また単純にその存在を尊ぶ心などが現在の日本人のヲタク文化へ通じる部分を感じさせられた。  日本人的なネガティブさ=自己否定による謙遜の例も挙げられていたが、「沼に落ちる・はまる」のような言葉も、平面的な空間から自己卑下して落ちる感覚がそのような表現につながっているのかもしれない。「平面の下に落ちる」感覚はあれど、「平面から上がる」感覚は持ち合わせていないのが日本人なのかしら。

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    投稿日: 2022.02.18
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    このレビューはネタバレを含みます。

    海外の方は浦島太郎の物語で「竜宮城?ドラゴンが出てきて戦うのかな」と期待する。 なので徹頭徹尾意味不明なストーリー。 ここに「ゼロに戻る」という日本的ウェルビーイングの形が現れている。 日本は古来からNobody、Negativeを愛でる文化。誰でもない市井の人を描き、わびさびなど寂しさなどを重視する。ネガティブ文化が謙遜なども生んでいる。 ・人間は不確実性を嫌う。赤ちゃんのときはすべてが不確実な世界で確実なものを見つけてそれを楽しむ。同じおもちゃでひたすら遊んだり。一方で歳を重ねると飽きる。 ・飽きるは才能。目の前の不確実に飛び込むことで中長期で訪れる大きな不確実に対応する力を得る。 ・ウェルビーイングは推し活にヒントがある。 ・仕事では「ウェルドゥーイング」何をやったかで評価される。 ・一方で推しを好きという気持ちの前にはただ「ある」ということが肯定されている。推しと恋愛関係になりたいとかそういう人はじつは少なくて、ただあることを認めている。 ・日本では古来から天皇家との関係などもこれに近いのではないか。 ・西洋は上、日本は奥を目指す。大事なものは奥にある

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    投稿日: 2022.02.12