
総合評価
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powered by ブクログアメリカが分断して、誇れるものは映画、音楽、ソフトウェア、高速ピザ配達の四つだけ。メタバースが発達して現実とメタバースの両方で人の交流がある。 という世界観。 あんまり面白くなかった…下巻を読むか迷う。 ・比喩表現が長い、かつ多い ・登場人物の関係や概要がよくわからないまま話が進む。固有名詞なのかその世界にある存在の一般的な呼称なのかわからなくなったりする。 宗教や歴史の話も出てきて難しい。
0投稿日: 2025.11.01
powered by ブクログ2025年2月2日、メルカリから「めいちゃん」や「ファスト&スロー」の新着通知の期限切れの通知が来て設定を見直してたら、「世の初めから隠されていること」が6600円で出ており、その出品者がこの本を出してた。上下セットで2000円。帯に「メタヴァースの語を生んだ傑作」
0投稿日: 2025.02.02
powered by ブクログ『スノウ・クラッシュ』は1992年に書かれた作品ですが、現代のインターネット社会を読み解く上で、驚くほど示唆に富んだ作品です。 作品の中核となるメタバースは、現代のVR空間の先駆けと言えます。巨大な仮想空間に、世界中のユーザーが自分だけのアバターで集まり、交流する。現実では地位も収入も関係なく、プログラミングの腕さえあれば誰でも目立つ存在になれる。でも同時に、アバターの質で階級が生まれるという皮肉な一面も描かれています。 面白いのは、この最先端のデジタル世界と、古代シュメールの神話が絶妙にリンクしている点です。作中で重要な役割を果たす「スノウ・クラッシュ」は、コンピュータウイルスであると同時に、人間の意識そのものに感染するウイルスでもあります。これは古代の神官たちが使っていた特殊な言語「メ」と結びついていて、人間の脳をプログラミングできるという設定です。 この設定は一見突飛に思えますが、言語がプログラムのように人の思考に影響を与えるという考え方は、現代のSNSやメディアの影響力を考えると、決して荒唐無稽な想像ではありません。特に印象的なのは、作者が神話とテクノロジーを別物として扱わず、人類の持つ「言葉による世界の制御」という本質的な営みとして描いていることです。 そして、作品の舞台となる未来のアメリカは、極端な民営化によって企業国家(フランチャイズ)の集合体と化しています。政府の力は衰退し、企業が独自の法や軍事力を持つという設定は、現代のテック企業の影響力を考えると、現実味を帯びてきました。 主人公のヒーロー・プロタゴニストは、現実世界ではピザ配達人、メタバースでは一流ハッカーという二重生活を送ります。彼を通して描かれる物語は、デジタルとリアル、神話と科学、過去と未来が交錯する不思議な魅力を持っています。 『スノウ・クラッシュ』は、単なるSF小説を超えて、テクノロジーが人類にもたらす可能性と危険性を、古代から続く人間の営みの延長線上で描いた作品だと言えるでしょう。
0投稿日: 2024.11.27
powered by ブクログSFを初めて読むなら絶対オススメしない!(たぶん挫折しちゃう)それくらいゴリゴリのSF作品です。 用語も単語も今の時代でも少し難しく感じる。 でもこれが1992年に書かれてるのは本当に驚きでしかない。SF作品書く人は何故こうも想像力が豊かで、その中身を的確なんだろうか。感心する。 最初はとっつきにくかった内容でしたが後半非常に自分にささる展開になってきて、後編が楽しみすぎます。
0投稿日: 2024.11.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
連邦政府が機能不全に陥り、巨大企業が支配する近未来。主人公であるハッカーのヒロは、仮想空間「メタバース」を舞台に、謎のドラッグ「スノウ・クラッシュ」を追う。 本作のポイントは、仮想空間と現実世界の境目が曖昧になった世界観だ。 ヒロがメタバースを駆け巡る姿は、まるで私たち自身がその世界に足を踏み入れたかのような臨場感がある。 一方で、物語は多岐にわたる要素を盛り込み過ぎており、散漫な印象を受けた。 さらに中盤以降はさまざまな事件が同時進行し、どう収束に向かうのか、読んでいて物語に始終振り回された感もあった。 また、終盤の宗教に関するテーマは、少し重苦しい感じもあった。しかし、このテーマが物語に深みを与えていることも事実だ。これらの要素が物語全体にどのような影響を与えるのか、ページをめくる手を止めさせないエネルギーがある。 総じて本作は、仮想と現実がどのように交錯し合うのか、そしてそれが私たちの生活にどのように影響を与えるのか、考えさせられること間違いなしの一冊だった。
0投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログVRを体験してから読むとそれほど面白くないかも...半分以上言語ウイルスの話だし...。これが1990年代に書かれているのはすごいが、それを勘案しながら読まなければならないので素直に楽しむのは難しいだろう。スノウ・クラッシュが言語ウイルスだと言っているが、この本自体ががハッカーにだけ感染する書物であることを感知するには基本情報技術者試験程度の知識が最低限必要と思われる。そこがわかれば面白いと言えるがメタ的すぎる
0投稿日: 2024.10.28
powered by ブクログハヤカワ文庫の100冊で取り上げられてて。 装丁がおしゃれだったのと ちょーどサイバーパンク2077をプレイしてたのもあって。 メタバースの語源にもなった作品らしいのだけど あまりよくわからないまま読了した感。
0投稿日: 2024.05.11
powered by ブクログ当時としては斬新な舞台設定、新たな概念(メタバース世界)の提示があったので歴史的には記念碑的作品の一つ。なのだが、今の時代に読むとメタバース世界があまりに凡庸の設定(当作品が元祖なのだが、今やありふれすぎる設定になっている)に思えてしまってワクワクが乏しい。古典を読むつもりで読まないとやってられない。半分あたりで中断してしまっている。 1992年の作品ということで、、当時としてはとてつもなく革新的な世界観を提示したと思うし、後の世の現実世界にも影響を及ぼしたのだとは思う。 アニメなどでありがちな異世界系の創始でもあるのでは?
0投稿日: 2023.10.12
powered by ブクログ本書は1992年に書かれたもので、舞台となる時代設定ははっきりわからないが、主人公の親父が第二次大戦帰りであることや、マフィアのドンがベトナム戦争経験者であることなどから、だいたい2000年代くらいのイメージか。 アメリカは国家としての力をなくし、無数のフランチャイズと呼ばれる勢力がそれぞれ独立して地域を自治している。主人公のヒロはマフィアの経営するピザ屋の配達人で、配達が遅れれば実質的に死が待っている状況で配達していたが、ヒロインのY•Tという特急便屋にプーン(特急便屋はスケートボードに乗って移動体にワイヤーをくっつけて移動する)されてミスをし、配達人をやめる(ピザは気まぐれなY•Tが配達してくれて命は失わなかった)。この時代には、いわゆるメタヴァースとしての「ストリート」というサイバー空間が存在しており、ヒロはその初期開発者で、ブラックサンという高度にコーディングされたコミュニティ空間を開発した凄腕のハッカーであるとともにストリート最強の剣士でもある。 ある時、ヒロとともにブラックサンを開発したDa5idの下にあるデータの入ったカードが渡され、それを開いたDa5idはアヴァターがクラッシュするだけでなく、リアル世界でも昏睡状態に陥ってしまう。それはスノウクラッシュと呼ばれ、ただのコンピュータウイルスではない。 ヒロの元パートナーであるジャニータはある確信の下、その鍵を探りに「ラフト」に行く。 Y•Tはマフィアのボスであるアンクル•エンゾと懇意になり、ヒロもまた、スノウクラッシュの謎を解くため、古代のシュメール人の文化に鍵があることに迫る。
0投稿日: 2023.08.30
powered by ブクログメタヴァースという言葉を最初に用いたSF。 スノウ・クラッシュは上巻で出てくるものの、その用途・目的が下巻をかなり読み進めないと出てこない。だいぶ遠回りしている感が否めなかったのと、独自の固有名詞が多いのでSF読み慣れていないと辛い。
0投稿日: 2023.06.27
powered by ブクログ2021年フェイスブックが社名をメタに変更し、世界的に「メタヴァース」という言葉の関心が広まるなか、メタヴァースという言葉が作られた伝説的SF作品を読んでみました。下巻まで読んでからの感想になりますが、理屈抜きで面白かったです。最初の方は本書の世界観になじむのに時間がかかりましたが、上巻の真ん中位からはすらすらと読めるようになります。 ネタバレになりますのであまり書きませんが、本書の舞台は未来の米国で、そこでは連邦政府の力が完全に弱体化し、かわりに「フランチャイズ疑似国家」が乱立しています。そこでの主人公、ヒロ・プロタゴニスト(まさに主人公!)はメタヴァースを作ったハッカーの1人であり日本刀の達人であり、ピザの宅配屋である、というなんともハチャメチャな設定ではあります。そして徐々に世界を揺るがす大きな話に展開していくということで、あっという間に読めるのですが、この世界観に馴染めないと、後半以降固有名詞の意味がなんだかさっぱりわからず意味不明になるリスクもあるといえます。理屈抜きで私は楽しめました。
0投稿日: 2023.05.08
powered by ブクログバーチャルの世界にハマっている自分の目から見て、なんでもかんでもメタバースの一言で括られるのは抵抗があるな、という思いから、そもそもメタバースってどっから出てきたんだ、という理由でたどり着いた一冊。 一時期SF小説に挑戦してた時期があったけど、自分はつくづくSF小説を楽しむだけの素養が無いなとあらためて思い知らされてしまった。登場人物の感情の機微がどうこう、って話よりも世界の話とか社会の話とか、もっとマクロな視点がSF小説の魅力ポイントなんだろうけど、そこに興味が持てないせいで楽しみが見出せず、よく分からない単語が次から次へと飛びかかってくるように感じてしまう。文章だけど理系の世界というか。なので、雰囲気をそれとなく楽しみながらこのまま下巻に突入します。
0投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログ評判の高い本でしたので図書館から借りて読み進みましたが途中で中断。 頭に入ってきませんでしたし、読み進める意欲がおこりませんでしたので。 ただ原著の出版年が1992年で現代の色々なことを予言していて、それが的中していることからこの本は歴史的な本なのだと思います。 本の中にたくさん日本人に関する言葉が出てくること、シュメールエジプトユダヤキリスト教インドとか言葉も出てきますして膨大な知識量や歴史感覚が感じられます。
0投稿日: 2023.03.03
powered by ブクログメタヴァースという言葉が最初に使われた作品らしい。 現実世界と仮想空間共に同じような臨場感で物語が進む。段々どっちなのかわからなくなり、既にどっちでも良くなってきた。 さぁ、下巻に進もう!
0投稿日: 2023.02.15
powered by ブクログ今となっては馴染の用語となっている「メタヴァース(=仮想の三次元空間)」、「アバター(=仮想空間におけるユーザーの分身)」を確立したSF作品。ハヤカワ文庫で新版として復刊されたので、これを機に手に取ってみた。 舞台は、連邦政府が力を失い、資本家たちによって国土が分割統治され、オンライン上では仮想世界「メタヴァース」が築かれた近未来のアメリカ。主人公は、凄腕のハッカーで高速ピザ配達人(この世界では専門学校も存在する専門性の高い職業。)であるヒロ・プロタゴニスト。 ある日、ヒロはメタヴァース内で謎の男から「スノウ・クラッシュ」というドラッグを勧められる。男の異様な雰囲気に警戒した彼はそれを使用しなかった一方、「スノウ・クラッシュ」を使用したハッカー仲間であるDa5idは、意識不明の状態に陥る。ヒロはDa5idを廃人にした犯人、そして「スノウ・クラッシュ」の謎を追う―――。 現実世界と仮想世界を舞台にしたサイバーパンク。世界観や(特に)用語が独特なので、テキストを読み込めないと読み進めるのがなかなかに苦しい内容で、部類としてはハードSF。一方で、走行する車両にワイヤーを繋いでスケボーで高速移動する<特急便屋>の少女Y・Tや、日本刀を武器に立ち回るヒロなど、頭の中で映像化するとワクワクできるアクションシーンもあり、直感的にも楽しめる内容にもなっている。 「スノウ・クラッシュ」の正体とは、"ウィルス"と"宗教"との関係性とは―――。(下巻に続く)
0投稿日: 2022.12.29
powered by ブクログ昨今話題の「メタヴァース」なる単語を世に生み出した「スノウ・クラッシュ」。シリコンバレーのメガベンチャーCEOらの愛読書とのこと。無国籍感や退廃的ムードなど大昔に流行ったサイバーパンクの流れを汲んだ小説で、設定のユニークさや独自の用語が光る。小説の出来としてはどうかというと30年前のSF小説なのでそこは目を瞑って読む必要あり。
0投稿日: 2022.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ここまでさっぱり訳の分からない小説をとにかく読み切った自分がエラい。疲れた。 サイバーパンクSFとポストサイバーパンクSFって何が違うのだろう。 ウィルス、言語もしくはバベル、宗教、このアイデアはなるほど、と思ったけど。
0投稿日: 2022.09.19
powered by ブクログ序盤、エンジンがかかるまでに時間がかかった。英語の略称が読みづらい。1992年のSF作品だが、この描かれた未来に今も向かっている感じから描写はイメージしやすい。映像化は噂はあるけどまだかな? レイヴンのぶっ飛び方が好き。”パワー”ですべてを凌駕する感じ。
0投稿日: 2022.07.30
powered by ブクログニール・スティーヴンスン「スノウ・クラッシュ(上)」読了。近未来のピザ宅配はクールな仕事だ。電脳空間であるメタヴァース。洪水のようにサイバーな情報が溢れそれに溺れる。この本は読んだ動機はメタヴァースの源流を知る為。ジャックインする没入感に人のあらゆる欲望を呑み込む潜在力を垣間見た。
0投稿日: 2022.07.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この小説が1992年に書かれたとは思えない! 今書かれた本と言われても全く違和感がない。。。 言葉とか、世界観がちょっと難しく、読み進めるのが難しかったが、メタヴァースの世界と現実の世界を行ったり来たりしながら進む、ハラハラしてしまった。 個人的には、ヒロとライブラリアンとの、シュメール人や、バビロンの話がおもしろかった。
0投稿日: 2022.07.15
powered by ブクログバスワードである「メタバース」が初めて描かれたというSF小説。フランチャイズ化された国家と仮想世界であるメタバースを同時に生きる主人公ヒロとY•Tが、謎のドラッグ「スノウ•クラッシュ」にまつわる真実を追う話。読みづらさもあるせいか、物語が軌道に乗るまで若干時間がかかる。
0投稿日: 2022.05.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2020年1月刊(邦訳の旧版は2001年4月刊)。原著は1992年6月刊。この筆者の本は初読み。 中央政府が力を失い、資本家の立てたミニ国家が、大陸全土に乱立する、近未来のアメリカを舞台としたSF小説。最近、フェイスブック社が、社名をメタに変更したが、それは本書に登場するオンライン上の仮想空間「メタバース」が元ネタで、かつ先端企業のトップたちに、本書が今もなお影響を与え続けていると聞いて、本書を手に取った。 1992年の時点で、多数のアバターが闊歩する仮想空間を登場させた、筆者の先見性は賞賛されるべきだろう。 そして「アバターとリアルの身体の双方を同時に、前後不覚に陥らせる、恐るべき電脳ドラッグ『スノウ・クラッシュ』の謎! その謎を追うのは、中年男性ハッカー・ヒロ(米韓のミックス)と15歳の運び屋の少女Y・Tのコンビ!」という基本プロットには心躍った。……まぁ実際に読み始めてみると、ちっともワクワクしなかったのだが(苦笑)。 ガジェットや舞台設定などは確かに凝っている。しかし、それが作品の面白さに寄与していないと感じられた。むしろそれらの説明に、紙数を取られ、物語展開から、かえってスピード感を奪っているのでは? またコンピュータ・ウィルスについて話合っているハズだったのに、何故、途中から宗教史や古代神話の講釈を延々読まされる羽目になるのか、私には理解できなかった。私の読解力が低いせいか? とりあえず現在、下巻を読み進めているが、この調子で話が進むのなら、ちと辛い。
0投稿日: 2022.05.17
powered by ブクログ全体レビューは、下巻読了時にそちらでまとめて。 上巻を読了しましたが、目まぐるしい場面転換とキャラ視点の転換についていくのに精一杯で、まだ世界観をよく掴み切れていません。下巻でどうまとめてくるのかなぁ。張り切って下巻も読むぞー。
0投稿日: 2022.05.06
powered by ブクログ資本家によるフランチャイズ国家が、国を分割統治する世界。 オンライン上に、仮想世界であるメタヴァースが築かれたアメリカ。 デリバリーピザの配達人ヒロは、ある日メタヴァースで出会った男に「スノウ・クラッシュ」という謎のドラッグを手渡されます。 アヴァター技術を開発した凄腕ハッカーであるヒロは、そこから事件に巻き込まれていきます。
0投稿日: 2022.03.23
powered by ブクログ面白さを感じることができなかった 山場を山場と理解できないからなのか固有名詞の連続がくどいからなのかはわからない
0投稿日: 2022.02.25
