
総合評価
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powered by ブクログ最高の話でした。顔がおかしくても、心が優しければ大丈夫ということとか、優しくしてくれる人はいるということを知りました。ほんとに面白かったです。
0投稿日: 2025.10.23
powered by ブクログ1人の少年の成長譚。 主人公はもちろん、優しくて勇気のある人が溢れている世界が美しい。 こういった本は先入観無しで読みたいので、あまり帯で感動を謳わない方がいいと思う…。
0投稿日: 2025.09.09
powered by ブクログ図書館司書の先生に勧められて読みました。テーマは深刻なものでしたが、「どんどん読めるよ。」との言葉通り読み進められました。 色々な登場人物の視点で物語が語られていくので、辛かった場面がその後で「なるほど、そういうことだったのか。」とほっとできたりするのもよかったです。 ただ、外国の話なので、文化的に引っ掛かるところも多少あり、その分を一つマイナス評価しました。日本人でよかったなぁと思ってしまいました。ここは好みの分かれるところだと思います。 「あの子はどう思っていたんだろう。 」という子のことは書かれていませんでしたが、最後まで読んだらこの話には続刊があって、そちらにその子のことも書いてあることが分かりました。ここはなるほど、うまいなぁと思いました。是非、読みたいと思っています。
0投稿日: 2025.09.07
powered by ブクログ今年2冊目の洋書を読了。 最初はオーギーが他の子供達の態度によってどんどん傷ついていくのが読んでいてとても苦しかった。なのに最後は、ものすごく幸せな気持ちになった。オーギーの父、母、姉、Summer、Jack、Miranda…好きな登場人物を上げたらキリがない。こんなにもオーギーを大切に思ってくれて、好いてくれる人たちがたくさんいる。そしてそれは紛れもなくオーギー自身の勇気と努力によるものだ。その成長と変化に感動せずにはいられなかった。 好きな言葉は以下の3つ。 “I believe that there are more good people on this earth than bad people, and the good people watch out for each other and take care of each other.” 世界には悪意を持って傷つけてくる人たちがたくさんいる。でもそれ以上に、優しい人たちがたくさんいる。そのことを忘れずにいたいと思った。 “You don’t have to mean to hurt someone to hurt someone. You understand?” これは結構刺さった。傷つけるつもりじゃなかったんだ!っていうのは、被害者にとっては、ただの言い訳にしかならない。それがたとえ子供がやったことであっても。 “It’s what you’ve done with your time, how you’ve chosen to spend your days, and whom you have touched this year. That, to me, is the greatest measure of success.” どんな人と関わり、どんな時間を過ごしてきたか。それは成長していくうえでとても大切だ。オーギーは学校に行くことでかけがえのない仲間に出会えて、成長することができた。
0投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログ小5男子 物語系and長め…あまり手にしてこなかったけれど 学級文庫で手に取り面白かった(多分下ネタ)から読み続けたそう 自分もいじめられた経験があるので 共感したり、時には友達になって助けてあげたいと感じたり… せっかくなので読書感想文 シリーズで他の方も読みたいそう
0投稿日: 2025.08.24
powered by ブクログ星5つでは足りないくらい最高の本。どうしてもっと早く読まなかったんだろうか? どうしても親の視点で読んでしまうので、主人公の両親が素敵すぎて泣けてくる。。 そして、学校という社会でたくましく生きている子供たち、、かっこよすぎ❗️
0投稿日: 2025.08.03
powered by ブクログわりとずっと泣きながら読んでました。フィクションだし、こんな物語が綺麗におわるみたいにおわらない日常を過ごすことを考えたら、当事者だったら怖いなと思う自分がいるけど、登場人物がみな魅力的で引き込まれて感動してしまう。
2投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ少なくとも10回は読んでいる自分が一番お気に入りの本。最初から最後まで全ておすすめしたいが、特におすすめしたい点が以下の通りである。 自分が今まで読んできた物語は主に主人公視点でのみ描かれていたが、この本は各キャラクターの視点から物語が描かれている。つまりある時点では主人公からこう見えていたが、他の登場人物からの視点はこう見えていたという流れで物語が進んでいく。さらに和訳されていない原文ではキャラクターに合わせた字体などになっており、何度読んでも飽きない本だと自分は感じた。
0投稿日: 2025.07.20
powered by ブクログ以前に見た映画の原作だった。 ジャックとオーガストが仲直りするところ、デイジーとのお別れではないちった。
0投稿日: 2025.07.19
powered by ブクログようやく読んだ。私たち動物は常に順位をつけようとする。自分の立ち位置が揺らがない様に、あの手この手でしがみつこうとする。ルッキズム、いじめを問題にしながら、ヒトが成長する過程の普遍的な出来事をつぶさに描いている。
12投稿日: 2025.06.25
powered by ブクログ海外の本は名前が覚えにくいからか、なかなか合わないのですが、この本は一気に読んでしまいました。 登場人物みんな素直に愛情表現しててあったかくなりました。
0投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ中学生の頃塾の宿題でなんとなく読み始めた作品だが、今も何回も読み返してしまうほど、登場人物それぞれの感じ方や主人公が奮闘しながら成長していくのを感動できる作品。
1投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ少年の成長していく姿が素晴らしい。 また、周りの人々の変化も素晴らしい。 児童書としてではなく、大人にも読んで欲しい作品です。見た目で判断するなど当てはまることに反省もしています。 とても良い作品である。 オーガスト・プルマンはふつうの男の子。ただし、顔以外は。生まれつき顔に障害があるオーガストは、はじめて学校に通うことになった。だが生徒たちはオーガストの顔を見て悲鳴をあげ、じろじろながめ、やがて「病気がうつる」と避けるようになる。一方で、オーガストの話をおもしろいと感じる同級生は少しずつ増えていた。そんなとき、夏のキャンプで事件が起こる……。全ての人に読んで欲しい、心ふるえる感動作。
22投稿日: 2025.06.01
powered by ブクログ常に周囲からの奇異の目に晒され、陰口を叩かれ、ひどい扱いを受けるオーガストだが、傷つき打ちひしがれつつも、決して自分を卑下しない。 その内面はさっぱりしていて、学校や人間関係、そして自分からも最後まで逃げなかった。 オーガストは自分の顔のことをしっかり理解し、(決して好きではないけども)受け止めていた。 それはオーガストの家族が本当に彼を大事にし、ありのままのオーガストを受け入れているからだろう。 オーガストは冒頭で、「パパやママ、姉は僕のことを普通とは思っていない。僕が普通だって分かってるのは世界中で僕だけ」と言っているが、 家族のオーガストへの深い愛情(欧米人特有の、ハグや言葉による直接的な愛情表現の効果も大きいのかも)が、彼のへこたれない精神や人間性を育んだのは間違いない。 オーガストの父が彼に、「パパはお前の顔が大好きなんだ。お前のこの顔が、とにかくどうしようもなく好きなんだ」と言っているシーンには、ジーンとしてしまった。 その人のありのままを受け入れる。 それは簡単なことではないけれど、せめて自分の子どもに対してだけでもそうありたいと感じた。
1投稿日: 2025.04.30
powered by ブクログ読みやすく予想通り予想の範疇の感動。読んでも後悔しないと思うし、読まなくても人生に後悔はない。 決してはしにも棒にもかからない本ではないが、強烈に進めたい欲求にもかられない。 長いこと「読みたい」と思っていた本の一つだったので、読めたこと自体が経験としてよかった。
1投稿日: 2025.04.24
powered by ブクログ小学生ぶりの再読。普段は滅多に再読しなくて、1回読んだ本は読まないけど買っちゃう小説コレクタータイプだったけど珍しく。 ひとつひとつの言葉が理解できたし、群像劇スタイルだからそれぞれの立場になって他者を見つめることができた。 オギーが愛されるのは、本人の努力ももちろんあるが私は親や姉がどれだけオギーを心から愛して育てたかがオギーの人柄や考え方、勇気に繋がっていると思った。 「正しいことをするか親切なことをするか、それは親切なことを選べ」というブラウン先生の格言も良かった。この世界はオーガスト•プルマンに優しくなかったとミランダは言ったけれど、確かに理解することにも慣れることにも時間がかかるかもしれないがサマーやジャック、ジャスティンのように誰かがいる。52ヘルツのクジラたちを読んだ時のように52ヘルツの声を聞いてくれる誰かがきっといるし本中の誰かが言っていたように悪い人よりいい人の方が多い。結果的に、最初は人気者であっても最後は呆れて疲れてみんな離れていく。そういうものだと思う。顔、いわゆる見た目には慣れることができるが正確、いわゆる中身は変わろうとしなければ治さなければ受け入れられないこともある。だからいつまで経っても自己中心的だったり他者を尊重できない人間は離れていく。オギーの冗談や周りを笑顔にする会話がサマーやジャックをオギーの世界に引き込んだように人間性はすごく大切なものだと感じた。 私はコミュニケーションが苦手で人との関わりはできるだけ少なくしたり避けたりしてしまうが、仲の良い友達の誕生日を祝ったり素直におめでとう、すごい!と言えるような、少ないコミュニティでもその関わりを大事にできるようにしていきたい。
1投稿日: 2025.04.16
powered by ブクログ生まれつき顔に顔に障害を持って生まれた男の子が、学校に通うことになってからの一年間を描いた物語。 基本は主人公のオギー目線で話が進むけど、お姉ちゃん、友達、お姉ちゃんの彼氏や友達といった様々な登場人物の視点でも語られて、物事には複数の面があるというメッセージを感じた。 いじめっ子のヘンリーとマイルズがオギーを庇って戦ってくれたシーンは胸熱でした。
0投稿日: 2025.04.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アルジャーノンに花束を、と同じ位衝撃的で良い本だった。紹介してくれたことに感謝する。 オーガスト、オギーは400万人に一人という遺伝性の病気から「普通」ではない顔に生まれた。12歳になるまでに何十回という手術を受けて「奇跡的」に生き延びた。だが、彼の顔を「普通」と思っているのは彼だけだった。中学(米国の5年生)に入るまで、ホームスクールで学んでいたけれど、彼の母親が中学に入学することを考える。父親は「賭場に行く子羊のよう」と反対したけれど、彼は入学を決心する。 物語は彼が中学入学から進められる。各章ごとに話者が替わり、それぞれの視点で語られる。どのキャラクターもそれぞれに愛おしくて、応援したくなる。 彼の姉ヴィアは、ずっとオギーのことを「普通」だと思っていたが、2週間祖母の家に一人で滞在した後、初めて他人の目線を理解する。そして高校入学後、オギーのことを知らない生徒たちに囲まれ、初めて彼女も「普通」の生活を満喫した。学校行事にオギーが来ないことを望み、それを恥じる彼女の苦悩が、優しくて切なくてやるせない。また、病気や問題のある家族がいる家庭によく起こりがちなことだが、ヴィアもまたオギーが生まれた時から自立を迫られ、両親に甘えられなかった。 彼の親友や、ヴィアのボーイフレンド、など視点からも語られる。 学校カースト、いじめ、デビュー、など学校と家しか世界がない時には自分自身も辛かったことが蘇り、時々本を置いてしまうこともあった。それでもキャラクターがとてもまっすぐで描写が生き生きしているので、楽しく読めた。 オギーが、当初はいわゆる「えんがちょ」状態から、自分自身でいることを貫く勇気で、5年生最後の修了式ではスタンディングオベーションを受けるまでに成長する過程は、読者を励ましてくれる。修了式後には、皆がオギーと写真を撮りたがった。オギーもかつては写真が大嫌いだったのに、気にせず一緒に撮られた。 私も長らく写真を撮られるのが嫌いで、卒業アルバムでも写真が少なかった。修学旅行ではカメラから逃げていた位だったから、オギーが一緒に写ることを楽しんでいる姿に胸が熱くなった。 必要だと思われるより、少しだけ余分に親切に 『小さな白い鳥』ジェームス・バリー オギーの学校の校長が生徒に伝えた言葉で、この本のメインテーマの一つ。 親切である能力だけでなく、親切であろうことを選ぶ能力がある。
2投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ考えさせられる本でした。 自分が子どもの時に読みたかったな、、 ラストシーンは感動しました。 登場人物の心の葛藤、優しさに触れる一冊です。
1投稿日: 2025.03.09
powered by ブクログR.J.パラシオの『ワンダー』は、他者との違いを受け入れ、思いやりの力を描いた感動的な物語です。遺伝子疾患により顔に重度の奇形を持つ10歳の少年オーガスト(オギー)が、初めて普通の学校に通うことを決意するところから物語は始まります。彼の不安や勇気、そして周囲の人々がどのように彼と向き合うのかが、さまざまな視点で丁寧に描かれています。 本作の魅力は、単に「いじめと克服」の物語にとどまらず、オギーの家族や友人、クラスメートなど、異なる立場の人々の視点が交互に語られる構成にあります。それぞれが葛藤を抱えながらも、オギーとの関わりを通じて成長していく様子がリアルに描かれ、深い共感を呼び起こします。 また、本書は「親切であることの大切さ」を強調し、社会の中で他者を理解し、受け入れることの意義を考えさせてくれます。オギーの勇気に励まされ、登場人物たちの変化に心を揺さぶられる一冊です。読後には、日常の中で自分がどれほど他者に優しくできているかを振り返らずにはいられません。 『ワンダー』は、大人にも子どもにも響く、希望に満ちた物語です。感動的でありながら、決して説教くさくなく、読者の心にそっと寄り添う優しさがあり、人生を豊かにしてくれる一冊でした。
24投稿日: 2025.02.23
powered by ブクログ生まれつき顔に障がいがある男の子の話。初めて学校に通うことになったが、生徒たちは彼の顔を見て悲鳴を上げる。じろじろと見つめて、やがて「病気がうつる」と距離を置く。それでも諦めず、オーガストは家族の深い愛情に支えられながら、周囲の人々と向き合っていく。彼の強さ、彼を見守る家族の強さ、そして勇気を持って寄り添う友人たちの強さに感動した。
6投稿日: 2025.02.04
powered by ブクログ☆3.9 自分が小学生のときに課題図書になってて、9年前のことなのに唯一覚えていたくらい印象に残ってた 素敵な登場人物がたくさんいて自分もこうなりたいなと思った 最後のみんなの格言がいい感じ
19投稿日: 2025.02.03
powered by ブクログ主人公は容姿が人とは異なっていることで、人から恐れられ、嫌われることが日常的茶飯事。自分が人とは違っていることに本人自身もとっくに気づいている。いじめの描写に心がざわつく。人から傷つけられることって慣れないよね…。でも家族は温かく守ってくれることが大きな救いになっている。また理解してくれる幼馴染や友人も。最後は本当に良かった!人生嫌なこと、嫌な人ばかりじゃない。
2投稿日: 2025.02.01
powered by ブクログ本当に良かったです!!今まで読んだ本の中で1、2を争うぐらいです!!凄く感情移入できて、学校で読んでいる時に涙がポロッと出てしまいました笑笑 見た目に悩んでいる人にオススメです!!私も自分の顔が好きじゃないけれど、頑張れば素敵な友達ができるんだなって思えました!! 読んでいて楽しかったです!
2投稿日: 2025.01.21
powered by ブクログ本当にめっちゃ良かった。おそらく子供向けな本のため簡単な語彙や表現を用いて、洋書初心者ながらとても楽しく読めた。初めての洋書にとてもピッタリだと思った。読んでいくうちにこういう略し方使うのか、この英語こういう意味もあるんだとたくさん勉強できました。それぞれの章で人物の視点が変わり、みんなから見た世界がこんなにも違うのかと感じて、笑いもあり、感動もあるいい本でした。宝物にします。
1投稿日: 2025.01.20
powered by ブクログラストシーンで涙が止まりませんでした。 人生で大切な作品を10冊選べと言われたら間違いなく入ってくる。素晴らしい作品でした。
11投稿日: 2024.12.22
powered by ブクログ★王道を読ませる技術力★「見た目問題」とも称される事柄。独特な顔をした主人公の少年、オーガストの視点だけなら、一面的なストーリーになっただろう。姉の葛藤は特に小説の幅を広げた。新たな学校の友達や姉の新旧の友達の視点を交えることで、ある意味で王道の物語をしっかりと読ませる筆力を感じる。 よく言われるように見た目そのものに問題があるがあるわけではなく、受け止める側の問題なのだろう。それはシンプルに言うと慣れでもある。外国籍のような違う見た目や言葉の人々に対しても、小さい頃から一緒なら当たり前になってくるのは実感している。インクルーシブといった堅苦しい言葉を使うまでもない。
1投稿日: 2024.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もっとも偉大な人とは、自分自身の魅力で多くの心を動かす力を持っている。 その静かな強さで大勢の心をつかんだ生徒 自分が空中にふわふわ浮かんでいるような気がした。 「おめでとう、オギー」
1投稿日: 2024.11.22
powered by ブクログ職場の同僚に勧められて読んでみた。 とても感動した。 ネタバレになってしまうので詳細は避けるが、 私は前を向いて生きていくのが楽しくなる作品だと思う。 何かに行き詰まってる人に読んでほしい!
1投稿日: 2024.11.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もう8回読み返した 『ワンダー』は、顔に特別な特徴を持つ少年オーギーが主人公の物語。彼は普通の子供たちと同じように学校に通い、友達を作ろうと奮闘する。物語は彼の視点だけどなく、周囲人々の視点でも描かれ、偏見や友情、勇気の大切さを教えてくれる。感動的で心温まる作品で、自己受容や他者への理解を促す!
1投稿日: 2024.09.30
powered by ブクログ自分に1番の本となりました つい先日、他書で最近読んだ中で一番という評価と感想を書いたばかりですが、これは自分の中の1番になりました。 スピンオフ作品、White birdを先に読んでしまったが(12月映画公開⁉︎)こちらも絶対読むべきでより一層視野が広がり、ワンダー!! 他のスピンオフ作品も読んで、自分の本棚に置いておこうと決めました。
3投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
アメリカの小学校に通っている小5の娘が英語で読み、すごくよかったと勧められてたので読んだ。 顔の手術を何度も繰り返しながらも、家族愛に包まれて過ごした主人公オーガストが初めて学校に行った波乱万丈の学校生活が描かれている。 顔を見られるたびに、すごい反応をされ、コンプレックスに悩まされながらも、心優しい先生や友人たちに恵まれ、敬遠していた周りの子供たちとの距離がだんだんと縮まっていく話。 担任のブラウン先生の毎月の格言がすばらしい。 いろいろな登場人物目線で話が進んでいくため、発見が多い。主人公目線だけでは気づかなかったことも多く、興味深く、読み進めやすかった。 オーガストの両親の愛情は深く、素晴らしかった。姉も弟のことも愛しているのに、新しい学校のクラスメイトには弟のことを知られたくないという複雑な心情にも共感できた。 最後に、オーガストは「自分自身の魅力で多くの心を動かす力を持っている」と先生から評価され、全校の前で表彰されたのには感銘を受けた。 校長先生の言葉も心に残った。「もし今ここにいる一人ひとりが、いつどこにいようとも、必要とされる以上に親切にしようということを規則にしていれば、世界はもっとすばらしい場所になることでしょう。」
2投稿日: 2024.08.12
powered by ブクログ生まれつき下顎顔面異骨症で手術を繰り返し、人とは違う顔のオーガストが初めて学校に通った5年生の1年間の成長物語。 オーガストだけでなく姉のオリヴィアや友達のジャックからの視点も書かれている。 1番共感したのは姉のオリヴィアの視点。オーガスト中心の家での立ち位置やオーガストを知る人のいない学校での安心感、長期入院の後の気持ちの揺れなど共感できた。
1投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
オギーの成長物語です。泣きました。正義よりも親切が勝ることがあると描写された部分では、正義感だけで生きている自分の周りの人間を思い浮かべてしまいました。絶対に読むべき一冊です。
1投稿日: 2024.08.07
powered by ブクログ主人公の子が顔のパーツがバラバラで虐められるお話ですが、一件この最初の文だけを見るととても悲しいお話かと思われますがそれはちょっと違ってそのイジメがあるからこそ主人公はどんな学校生活をしていくのかというとても素敵なお話でした!! 主人公自身がいい子だしその子に友達も出来てるので見やすいし読んでいて楽しいお話です 主人公が虐められてるのを友達が助ける所はとても感動です
1投稿日: 2024.08.03
powered by ブクログこの本は、物語が、いろいろな視点から描かれながら進んでいく物語です。 私は、この本は笑ってしまうところや、感動したりするところがあるので、とても読んでいて飽きないです。映画も出ていますが、本の方が映画よりも細かく描かれていておもしろいです。この本を通して筆者が言いたい事がよく分かる作品だと思います。読んでみてください!
1投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログ映画はまだ観れてないですが、原作あったんやと古本屋で出会った本。 差別や偏見、人それぞれに持つ悩みや違いにフォーカスを当てた作品。 主人公のオーガストがめっちゃいい子。 スターウォーズ(可能ならエピソードⅣ〜Ⅵ、エピソードⅠ)やデビットボウイの知識があるとより物語に入れるかなとは。 (オーガストはスターウォーズ好き) 私もスターウォーズ好き(誰も聞いてない)
1投稿日: 2024.07.18
powered by ブクログ映画を先にみましたが、家族でみる、読むといいと思います。差別とか偏見に立ち向かう気持ちが育まれると思います。
14投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログオーガストってね。人を惹きつける魅力があるんだよね。なぜ?どうやってそんな性格になれたの? たくさんの登場人物の中で、わたしが好きなのはサマー。 サマーは心からオーガストといると楽しいって思ってるだけなんだけど、こんな子は日本にはなかなか居なさそう。 先生達も、決して踏み込み過ぎず、でもよく見てくれてる。 演劇や理科や歴史の発表や、学年末の表彰なんかも、子ども達が考えて表現するスタイルがいいなぁと。 オギー、よく頑張って学校に行ったね。少しづつ仲間が増えていく様子が、うれしかった。
2投稿日: 2024.05.12
powered by ブクログ映画も良かったけど、小説の方がより細かく胸中描写されていて好きです。すごく勇気をもらえる本。*正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。*必要だと思うより、少しだけ余分に親切に。
21投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ自分がAugustと同じ学校だったら、どうしてただろう、と思った。いじめはしないとしても、積極的に仲良くしてるかなあ。人は見た目じゃ無いと分かっていても、人を見た目で判断してしまう。 いろいろとコンプレックスはあるけど、家族や友達にめちゃくちゃ愛されてて、その輪がどんどん広がっていって、心が温まりました。 AugustとJackが仲直りし始めるところから面白くなってきた
7投稿日: 2024.04.30
powered by ブクログ読んでいてつらいところもあり、時間がかかったが、おもしろかった。 お姉ちゃんや、ミランダ、ジャスティンら年上の子たちの章が、ドライブ感があり、読んでいて楽しかった。 いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう なるべく実行していきたい。
2投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
数年前にビデオで見た事があると数ページ目で気がついた本書。 読みながら映像が浮かび上がってきて最後まで一気に読めた。 途中読むのが辛くなる部分もあったがオーガストの性格に救われた。 最後はやはりハッピーエンド! 素敵な人が沢山な素敵な作品でした。
1投稿日: 2024.02.05
powered by ブクログ障害、難病、特性その他なにかの困ったこととともに過ごす子どもと家族にとって必読の書といっていいと思う。 この本の良いところは、本人の視点だけでなく、兄弟の視点が第二章にドーンと描かれること。障害や何か困難を抱えることについての物語は多々あるだろうけれど、子どもたちの過ごす日常に沿って、とてもリアルに気持ちや動きが描かれている。そして、一章では本人を囲み理解あるあたたかい家族として登場した”できた姉”の実際の思いが連なる。 そして一見すごい人格者の友人や、友人だと思っていたけど愕然とする言葉を発しているのを聞いてしまい主人公がどん底に落ちる友達、姉の彼、いろいろな視点から物語られる。それぞれの事情や若者の気持ちの変化がリアルでありながら、主人公を囲むあたたかな成長の輪が広がっていく。身近な子ども達が、自分と違う周りと違う相手への想像力を忘れない、自分を愛し人を大事にできる人でありますように。
2投稿日: 2023.12.21
powered by ブクログ“顔だけ“が普通じゃない 普通の5年生の男の子Augustの物語 でも普通ってなんだろう 自分が自分らしくいることって何? 色んな人の視点で話が進むのが良くて 主人公だけが辛いのかと思いきや 誰しも悩んだりモヤモヤを抱えてて 自分を守るためなら簡単に誰かを非難したり蔑ろにするのはとてもリアル だけどふと思い立った時だけでも昨日より少し誰かに優しくできたり 目の前のことをいつもより大切にできたらいいなと心温まった 10年以上英語の本読んでなかったけど、 児童書だから言葉が易しいし一章が2ページくらいでスキマ時間にサクサク読めた (そっと娘の本棚にいつか差し込もう)
2投稿日: 2023.09.13
powered by ブクログ感想 理性と勇気。いじめを前にした僕たちに求められる。憎しみを抑え問題を解決するスキル。大人になってもいじめをやめられない人はいる。
1投稿日: 2023.08.18
powered by ブクログ初読み作家さん。 オススメしていただいて読んだ本。 児童書なので読みやすいしわかりやすい。 とてもステキな1冊
0投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても面白かったです。この本から僕が得たメッセージは人間を見た目だけで判断してはいけないということです。僕はオギーが大変な手術をし、かつ、いろいろな人から嫌な目で見られても挫けず頑張ったところに感動しました。あとオギーやジャックを7年生のグループから助けた、エイモス、ヘンリー、マイルズたちの友情にも感動しました。
0投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログ英語英文学科 舩田まなみ先生お勧めの一冊。 舩田先生が、ラトビア出身の女性に日本語を教えていた時、「子どもが生まれたらぜひこの本を読んであげて!」と紹介してもらったことが、この本との出会いでした。生まれつき顔に障害がある10歳の男の子オーガストの物語です。今までホームスクーリングで勉強していたオーガストは、はじめて学校に通うことになります。初めは見た目で怖がっていた周りの子どもたちでしたが 、彼の純粋さや勇気が次第に周りの人を変えていきます。この話はジュリア・ロバーツ出演で映画「ワンダー 君は太陽」にもなりました。子どもが小学生になったら、一緒に読みたいと思います。
0投稿日: 2023.07.04
powered by ブクログ本は小学生の時に読み、映画は高校生になってから見た。これはたくさんの人の目に止まって欲しい。 オギーのお母さんの言葉、「顔は過去を表すのよ。」…オギーの手術の跡はオギーが努力してきた証。それはかっこいい物だから誇るべき。とてもいい考え方だと感じた。差別や偏見が問題視される今、エンパシーや親切心が本当に大事だと思った。周りに流されず、自分は自分、みんな違ってみんないいという考え方が広がれば良いな…
1投稿日: 2023.06.26
powered by ブクログ原書で 英語を再勉強し始めてしばらく経って、洋書を読もう!!!と思って初めて完走出来た本 大人もがっつり泣いてしまうやつだった… 映画見たことないから見たいな
1投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ重い話といえば重い話だけどオーガストの明るさが、読みやすくしてくれた本だった!スターウォーズに例えまくってるのに、オタクとは思われたくないとかその年齢ならではの視点が可愛くってオーガストのユーモアに惹かれた。 でも改めて見た目にわかる病気や見た目でわからないものでもだけど、難しい問題だなと思った。問題と書いている時点で自分が差別している気もしてくるけど、普通ってなんだろうってなる。わかるよ、普通って、世の中の全てのことは普通じゃなくて、それでいて普通なんやってことよね。 どこかで見た公平と平等は違うっていう言葉を思い出したけど、公平にするための親切は特別になってしまったりする。だからと言って平等にすることが正しいわけじゃない。その上でどうやったら等しくいれるだろうって考えることは大事だけど、そう思って接してるうちは等しくないんだろうなって。 めちゃくちゃ難しい。 でも難しいながらにオーガストや周りの子目線で描かれたこの本は、私のいろんなことに対して受け入れる器を広げてくれたように思う。
0投稿日: 2023.05.27
powered by ブクログこの本を世界中の人がみんな読んだら、世界はもっと優しいものになるんだろうな。 書き留めたい、心に残したい格言がたくさんあって、たくさんメモをした。 児童書ではあるけれど、大人も読むべき1冊なんだろうな。
1投稿日: 2023.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
性格は悪くなんてないのに、生まれつきの顔のせいで嫌がられてしまうオーガストの物語。 続編はまだ読めてないけど、読み始めると止まらなくなった。胸が痛む部分もあるんだけど、みんながジュリアンから遠ざかって、オーガストを助けて、友達になって……というところが、自分のことのように嬉しい!単純なハッピーエンドじゃなくて、少しずつ、少しずつ、みんな自分の思いに素直になっていく。 続編ではジュリアンのことが気になる。オーガストと仲良くなるのかな。それともこのまま別れる?読むのが楽しみ。サマーがとても素敵な子だと感じた。
5投稿日: 2023.04.06
powered by ブクログオーガストは普通の男の子。 でも、生まれ持った顔のせいで他人から気味悪がられたり、虐められたりと、大変な思いをしてしまいます。 そんなオーガストの学校生活が書かれた物語。 話は読みやすいのに、すっごく深い! オーガストの考え方が全体的に好きでした。 でも、これだとジュリアンが可哀想だな… 是非、続編のもうひとつのワンダーも読んでください!
1投稿日: 2023.04.03
powered by ブクログこのお話の、主人公オギー・プルマンは生まれつき病気を持っています。 このお話の好きなところは、色々な人の目線で物語が書かれていることです。 421ページで長い本だけど面白いので是非読んでください!
0投稿日: 2023.02.27
powered by ブクログ翻訳本は独特の言い回しやジョークが好きになれず、いつも楽しめませんでしたが、この本はすっきり読めました。 もちろん、アメリカンジョークや言葉遊びでシラケてしまうところもありましたがオーガストがありのまま、新しい生活環境で過ごしていく日々が、周りの人々を変えていく様子が素晴らしいです。 そして何よりも、人とは違う容姿を持つオーガスト自身が、ありのまま普通に過ごすことは自分だけでなく、誰にだって大変なことだとわかっていることに感銘しました。
4投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログ映画があるのは知ってたけど、映画よりも本で読みたくてやっと読めました。 どれだけ歳を重ねようと知らないことはたくさんあるわけで、オギーの病名もどんな病気かも初めて知りました。知ることは大切。人は学び続けるのだ。なんてね。 健常者(オギーはそう区別されるのを嫌がるだろう)と比べたら、小さな体でたくさんの痛みを抱えてきただろうな。 人からの視線って割と気づいてしまうもので、それは個々人が触れてほしくないところについてより強く敏感になってしまうもので。 この本はオギー以外のオギーを取り巻くキャラクターたちの視点でも物語を読めるけれど、誰しもみんなが悩みを持ち、それが大きいとか小さいとか比較してしまうことは簡単だけれど、本当は見えない部分を見ようとすることが大切だよな。 それぞれみんなの気持ちがぜーんぶわかってしまう気がするのです。 『お前に何がわかるんだ!』と、四方八方から言われそうだけど、なんか、みんなの気持ち、よくわかるよってなるんです。 だからアイツを許せとかいう話はしてないし、むしろ私はアイツが今も嫌いだけれど、等しく皆、心にコンプレックス抱えてるってことだけはわかっていたい。 結論、ほっこりしたので、映画も観てみようと思いました。
2投稿日: 2022.12.28
powered by ブクログブク友さんの本棚でときどき見かけて気になっていた一冊。映画化もされているんですね。どんなときも一途に愛してくれる両親、人間らしい気持ちを抱くことさえ弟に申し訳なく感じるお姉さん、他の友達をみんな失っても一緒にいてくれる親友。人が持てる神性というか、気高さの極みのようなものを随所に感じました。そして物語の後半で、世界のやさしさにホッとします。心が芯から温まりました
24投稿日: 2022.12.03
powered by ブクログ子供の学校で6年生の夏休みの宿題でした。 新しい世界を知りました。様々な人に触れて、また一つ人として優しくなれる一冊です。
1投稿日: 2022.10.07
powered by ブクログ顔に奇形があるオーガストが、5年生から学校に通うことに。先生や友達、そして何より家族と愛犬の愛情を得て、1年なんとか過ごすまで。話者が入れ替わり立ち替わりすることで、それぞれの思いや事情が分かる。オーガストはほんとに普通の子なんだけど、オーガストの存在がみんなを成長させる。オーガストの格言「世界中のだれもが、一生に一度はスタンディングオベーション。受けるべきだ。だって人は必ずこの世に打ち勝つんだから」 見出しが多くて、字も詰まってないから、小学生でも本読みの子は読めるかも。
1投稿日: 2022.09.04
powered by ブクログジャックやサマーみたいになりたいと思った。 周りの目を気にするんじゃなくて仲良くして単純に、ただ仲良くしたいって言う感じが好き。 ほんとにこの本で救われた
1投稿日: 2022.07.26
powered by ブクログお気に入りの本。いつもサスペンスばっかり読んでるけど「結局こうゆう心温まる本がいいよな」と感じた。 本の感想なのに書くことじゃないけど映画もすごくいい。多分20回くらい見た。
1投稿日: 2022.07.23
powered by ブクログ9歳の娘とともに一気にに読了。あわせて映画も鑑賞。トリーチャーコリンズ症候群についても知ることができた。それぞれの登場人物の視点から書いてあることで、色々見えてくる。彼をサポートする両親や先生、友人の葛藤や勇気ある行動、そして何よりオギーの聡明さや前向きな姿勢、ユーモア見習いたい。
1投稿日: 2022.07.05
powered by ブクログ留学中にスペイン語で読みやすい本を探してた時にたまたま出会った本。 1章1章?が日本語訳以上に読みやすくて、言葉も割と簡単でグイグイ物語に入り込めた印象があった。 帰国してからずっとちゃんとした日本語訳を読んで答え合わせがしたいと思ってようやく実現できた! 本当に素晴らしい物語だと思う。 オギーだけじゃなくて、オギーの周囲の人達の視点でも物語が進むのがおもしろい。 映画も見た事あるけど、やっぱり本は本にしかない良さがあるなって改めて感じた。 そしてブラウン先生の毎月の格言、作文を書いてみたくなった笑
0投稿日: 2022.05.21
powered by ブクログまず、同書籍の出版社に感想ハガキを送ったら、送り返されました。すでに廃社してしまったよう 小学生の読書感想文の課題にもなっており、どんなものかと思って読み進めていたところ、「偏見で物事を判断してはいけない」というテーマでの感動モノでした 意外な展開は見られなかった
0投稿日: 2022.05.04
powered by ブクログオーガストからの視点、姉ヴィアの視点、友達ジャックの視点、サマーの視点、それぞれから語られるオーガストを取り巻く日々のこと。 自分がそこにいたらどうするか、考える。ブラウン先生の格言「正しいことをするか 親切なことをするか どちらかを選ぶ時は親切を選べ」 忘れがちなこと「人は見かけで判断する」自分はそんなことしないと思っていても、多分絶対、判断しているところはある。それは忘れないようにしたいと思う。
1投稿日: 2022.02.10
powered by ブクログ泣ける。 現実はこんなにうまくいかないかもしれないけど、本の中くらいこんな優しい世界があってもいいだろう。
1投稿日: 2022.01.28
powered by ブクログ生まれつき、遺伝子の異常により、顔に異常が出てしまった男の子、オーガスト(オギー)。 いつも彼は、周りの人々に驚かれ、傷つけられてきた。 顔を晒して歩けば、ギョッとした顔をされる。 ヒソヒソと小声で話される、自分について良くないであろう話。 そんなオギーが、中学校から「普通の子が行く」ビーチャー学園に入学することになった。 初めは想像通り。 「うわっ!ゾンビ!」 そんな反応ばかり。 校長からお願いされた「友達」をあてがわれて、みじめな気分になったりもする。 仲が良いと思っていた友達に裏切られ、孤独の中に逆戻りした時もある。 だが、次第に周囲は変わっていった。 オギーの力によって。ただ、彼が、そこで、ただいるだけで。 オギーに隠れて見えづらくなっているのが彼の姉。 彼の姉はいつだってオギーを守ってきた。 だけど、だけど、ヒソヒソと言われる弟についての噂話。 私だってオギーの姉、じゃない、私でいたい。 いわゆる「きょうだい児」の辛さも描かれている。 辛いのはもちろん本人。だけど、それを支える人の姿も愛を持って描いていることが、本書を良作としている理由だ。
5投稿日: 2022.01.16
powered by ブクログ自分がオーガストだったら、彼ほどの勇気を持てるだろうか。周りを魅了して変えることができるだろうか。自分の子どもがオーガストだったら、こんなり理解してあげられるだろうか。 『世界中の誰もが、一生に一度はスタンディングオベーションを受けるべきだ』
4投稿日: 2021.11.13
powered by ブクログ遺伝子のいたずらで顔がうまく形成されなかったオギーが、初めて学校に通うことなっての1年間。 映画を観たのですが、原作本を見かけて読みました。映画よりオギーや周りの人達の気持ちや状況が伝わります。映画を観た方にもおすすめです。
5投稿日: 2021.10.31
powered by ブクログ人間関係について、人間について考えさせられた。 登場人物それぞれの立場から書かれていておもしろかった
1投稿日: 2021.09.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2016年1月8日 主人公のオーガスト君は、顔に障がい(奇形)がある男の子。 ホームスクールをしていたのだが、5年生から学校に通うことになった。 でも学校では、いじめがはじまってしまう。 いろんな人のいろんな思いが心に響く、素晴らしい本です。
0投稿日: 2021.09.15
powered by ブクログ映画化されてて、気になっていた本作。 息子の夏休みの読書感想文にもちょうど良さそう!と借りてみて、私もすっかり夢中で読んだ。 顔に大きな障害を抱えるオーガストと、お姉ちゃんや友達といったオーガストを取り巻く人々の視点で物語が進行する。 オーガストを取り巻く環境は、書かれている以上にもっともっと過酷なだと思う。それでも、物語はとても優しくオーガストを包んでくれていて、人って悪くないなと思わせてくれる良書。
1投稿日: 2021.09.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても面白くて、約400ページを一気に読み切ってしまった。そして感動した。 本当に感動した。主人公のオーガストを中心に、様々な登場人物の視点から、リレーのように話が展開される。 それまで学校に通わず自宅で学習していたオーガストが、中等部入学を機に学校に通う決心をし、通い始めるところから奇跡は始まる。一時は親友の裏切りに、学校になんかもう行かないと思い詰めることもあったが、負けじとオーガストは学校に通い続けることを決める。ここで学校を通うことをやめていたら、中盤以降の奇跡と感動はなかっただろう。 中盤あたりまでは、自分がオーガストの立場だったら、その家族だったら、クラスメイトだったら…とドキドキモヤモヤしながら読んでいた。オーガストの歪んだ顔立ちを初めて見た人の態度を、オーガストが機敏に感じ取り、気にしない素振りをしながらも傷ついていることがよくわかったからだ。オーガストの姉ヴィアが、オーガストが家族であることでいろいろなことを我慢してきたことがわかったからだ。自分がその立場だったら、わだかまる葛藤に自ら答えを出せただろうか。 けれどオーガストは、葛藤に翻弄されながらも日々を乗り越え成長していく。そしてその周りの人たちも。 かつてオーガストによそよそしかったクラスメイトたちは、オーガストの仲間になったのだ。 五年生の終わりに学校で賞を受賞し、みんなから拍手喝采を浴びたオーガストは、 「だれかを見かけて、もし自分がその人だったらどうかなんて、ぜんぜん想像がつかないってこと、あるよね。車椅子の人や、話せない人を見たときとか。そして、ぼくがほかの人にとってそういう存在なんだってことくらいわかってる。ーぼくにとって、ぼくはただのぼく。ふつうの子ども。ーただ五年生無事に終えただけなんだけど、それって、かんたんなことじゃないんだよね。べつにぼくじゃなくても」 と思うのだ。 ここじんわり涙が出た。感動で。ここに全てが集約されている気がした。 ただのぼく。オーガストが自分をはっきり肯定した瞬間だと思う。 なんだか上手くまとめられていないけど、とても感動したということで。オーガスト中心に感想を書いたけど、他の登場人物も素晴らしい。巻末のみんなの格言を読後に読むのがとてもいい。 個人的には、ジュリアンの格言に何か意味深なものを感じる。
9投稿日: 2021.07.13
powered by ブクログ奇形で生まれてしまった子供の物語。 人の第1印象は外見だけれど、それでも内面を見てくれる人は必ずいるということが分かった。 感動的なお話ではあるが、泣けるかどうかは人それぞれだと思う。
2投稿日: 2021.07.11
powered by ブクログ障害を持った子供の人が 友達と信頼関係を作ったが 裏切られてしまった時はとても悲しいなと思ったけれど そのあと主人公(オギー)がいじめられているところを助けたところにとても感動しました 是非読んでみてください‼️
2投稿日: 2021.07.05
powered by ブクログ公立図書館、小学生におすすめ100冊 高学年向き 一人を除いて、いじめてるように見えた子にも事情があったということに納得。 主人公オーガストの家族も、きれいごとじゃなくて最高。 「人生の新しい規則を作ろうか…いつも、必要だと思うより、少しだけ余分に人に親切にしてみよう」 「親切というのは、とても些細なことです。必要なときにかける励ましの言葉。友情にあふれた行為。さりげないほほえみ」 「もし今ここにいる一人ひとりが、いつどこにいようとも、必要とされる以上に親切にしようということを規則にしていれば、世界はもっとすばらしい場所になるでしょう」 年齢問わず、すべての人におすすめ。
3投稿日: 2021.06.28
powered by ブクログレビューを読ませていただいて、どうしても読みたくなった作品。 優しさと愛にあふれていた。 顔に奇形をもって生まれた10歳の少年オーガスト。 初めて学校に通うことになり、混乱と共に過ごす一年間の出来事が記される。 初めてオーガストを見る者の視線、思わず漏れる心ない言葉、そして執拗ないじめ。 どうなるんだろうと、はらはらさせられた。 この作品の素敵なところは、章ごとに語り手が変わるところ。 一章はオーガスト、二章は姉のヴィア、三章は友だちのサマーが語り…というように。 同じ出来事を違う視点から語ることで、多面的な見方ができるようにできている。 「もし自分が○○さんだったら」と考える方向に、自然に誘導してくれる。 学校でのオーガストにとって、心強いのは、優しい校長先生の存在。 いじめっこの親は、オーガストを入学させるべきではなかったと主張する。 先生の返答は 「むしろ、おもいやり、友情、信関係を学ぶよい機会だと考えました」。 周りの子どもたちも、徐々にお互いを思いやることを学んでいく。 そして、何より素晴らしいのは、ユーモアたっぷりの明るい家族の存在。 オーガストにたっぷり愛を注いでくれる、両親と姉。 「うちの家族に生まれてきてくれてありがとう。 そのままのあなたに、ありがとう。 あなたは、すばらしい奇跡(ワンダー)よ」 読み終わると同時に映画も観た。 明るくて楽しくて、とても温かい作品に仕上がっていた。 幸せな気持ちにさせてくれる作品に出会えてよかった。
20投稿日: 2021.06.25
powered by ブクログ出会えて良かったと思える一冊。 生まれつき顔面に異常があったオーガスト。何度も手術を受け、さらに病気がちでもあったため、ずっと学校には行っていない。5年生になって初めて学校に通うことになる。今まで外出する度に受けた他人からの心ない視線や言葉。オーガストにとって学校へ通うことは恐怖でしかない。 実際、学校へ通い始めてからオーガストはイジメに苦しむことになるが、章ごとに語り手が替わり、同じ出来事を様々な視点から見ることができる仕組みになっている。 ここがこの作品の素晴らしい所だと思う。児童向けに書かれたであろうこの作品、語り手が一人だと考えを押しつけてしまう可能性もある。しかしこの作品では、人それぞれ色々な考え方があること、心の中では色々な葛藤があることが描かれている。 全体を通して『親切』という単語がたくさん出てきたのが印象的だった。 〜必要だと思うより、少しだけ余分に親切に〜 オーガストの母の言葉もステキだなぁ。「この地球上には、悪い人よりもいい人のほうが多い。いい人たちが、おたがいに見守ったり助け合ったりしている」こんな母がいたからオーガストはユーモアのある強くていいヤツに育ったのかも、と思ったりする。 『もうひとつのワンダー』ではイジメっ子の方の視点で描かれているらしい。どんな主張があるのか、是非とも読んでみたいと思う。
45投稿日: 2021.06.14
powered by ブクログ生まれつき顔にハンディキャップを持つ少年、オーガスト。彼をとりまく環境、人々との出会い、「いじめ」、児童向けの作品のようですが、大人も引き込まれる物語。 印象的な言葉を紹介します。 物語のなかで、ブラウン先生が生徒たちに伝えた言葉で、 「周りに対して、今より、ちょっとだけおせっかいになろう。今より、ちよっとだけ関心を持とう」 そうしていけば、世界はちょっとだけ良い方向に…という意味合いだったと思います。うろ覚えなので不正確ですが…(^^; この言葉の解釈は、人それぞれだと思いますが、「周りの人に対して、今より、ちょっとだけ想像力を働かせていこう」という意味かな~と、自分は思いました。 主人公オーガストの前向きな生き方、温かい家族や友達、読後感も爽やか。子どもから大人まで幅広い年代におすすめです。
11投稿日: 2021.06.06
powered by ブクログ前向きでユーモアあふれるオギーの言葉や行動は勇気をもらえます。オギーの周りにいる友だち、家族それぞれの揺れ動く気持ちにも共感し感動の物語です。映画の方もとても良かったです。
3投稿日: 2021.05.25
powered by ブクログ素晴らしい本だった。何よりオーガストのユーモアさと心の強さがとても好きだった。 一番残酷なのは、素直な子供たちよりも向き合おうとしない大人だとおもった、 子供たちがオーガストを通して成長していく過程や 物語の読みやすさ構成もしかり、とてもいい時間を過ごせた。実際に見た目からの印象は強く、決して気にせずにはいられないであろう自分も日々の時間を後悔せずに生きたいと思った。 ブラウン先生の格言で好きな物 正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。 全ての答えを知っているよりも、いくつかの質問を知っているほうがいい。 ジュリアンの初めからやり直すのも、ときにはいいものだ。 なかなかいいとおもった。
4投稿日: 2021.05.12
powered by ブクログ1番のお気に入りって言っても良いほど好き。 世界中のみんなが読んだらもっと優しい世界になると本気で思う。
2投稿日: 2021.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画の方が人物描写がしっかりしてたような気がする。こっちは映画よりも少しあっさり??ただ、修了式のシーンはやっぱり泣けました☆あと、スピンオフ的な作品「もうひとつのワンダー」のジュリアン編はかなりオススメです♪
1投稿日: 2021.03.16
powered by ブクログ映像ではなかなか見続けられなくて、本読んでみたら、あっというま。これは子供に読ませたい。ワンダーが出てた国語の授業では1か月ごとに与えられる教訓について作文を書いて、一年後最後に自分の教訓を作るという。その中の教訓でうる覚えだけど、親切はしすぎるくらいがいいみたいなのがあっていいなと思った。小説の最後は予想できてしまうけど、泣けるポイント。
1投稿日: 2021.02.07
powered by ブクログ子どもに薦められて読んだ本。 主人公のオーガストから、生きる強さを感じた本。 これからも大切にしたい一冊。
2投稿日: 2021.01.12
powered by ブクログオーガストは普通の男の子。ただし、顔以外は。 深い道徳。こんなに暖かくて温もりを感じる本ははじめて(´∀`) オーガストからは、私も本書の登場人物たちと同じように「勇気の強さ」を教わりました。 課題図書の中からたまたま選んだ本でしたが、これは読んで本当に良かったです。 2日で読んでしまいました。笑 一気読みおすすめです´`* 本書は主人公のオギーだけでなく、オギーの姉や姉の彼氏など、何人かからの視点でストーリーが楽しめるところがおすすめポイントです! 数か所の視点から物事を見ることで、たくさんの気づきが得られました。 個人的に、オギーの姉視点の章が良かったです。
4投稿日: 2020.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
異形のものへの驚きをどう扱うか。普通に反応することと驚きを越えて相手を受け入れることと。 びあとおばあちゃんの話が染みた。
1投稿日: 2020.09.20
powered by ブクログとてもよい勉強になりました。オギーと同じ年頃のうちの子に読み聞かせるのにとてもよい物語でした。 前半は本当につらい宿命が浮き彫りになります。前向きにがんばって支え合って生きているのに、いかんともしがたい問題で痛みを感じさせられます。そしてそのようなことになってしまうのに不自然さはありません。ただただそのような容姿を持ったオギーが小学校に入ったというひとつの前提だけからひき起こされる周囲の人間の反応と物語は、自然だと思います。そういうつらい方向から本書は始まりますが、その先は謎解きのような仕掛けで引き込まれて楽しく読み進めました。というのは、各章が別の登場人物の視点から、前の章と時間的な重なりを持たせて描かれていることで、前の章で謎として残った部分の謎が後に続く章で別の視点から解かれます。そして新たな出来事が語られ、また新しいちょっとした謎が残り、また次の章を読みたくなるという仕掛けになっています。しかし、読み進めていくうちにふと、大人の冷めた視点で少し気になったのは、各章・各キャラクターが、どのような気づきを読者に与えるために創造されたか透けて見えるようで、少し人工的な匂いを感じてしまったことです。それらの気づきとはすなわち、これが誰にでも起こりうることであること、他の人もひょんなきっかけで孤立してしまうことはありうること、誰しも完全ではないということ、価値観は多様で外見以外にも価値をおかれるべきものはあること、過ちは償ってとりかえすことができること、などです。私は作為的に感じてしまったわけですが、このお話がそのような気づきを読者に戦略的に与えることはよいことであることは間違いなく、子供には良い勉強になったものと思います。 もうひとつ私に気になったことは、容姿の点を除けば彼がかなり恵まれているということです。容姿においてそれだけつらい思いをしているのですから、他の点において恵まれていても不自然なことではもちろんないし別に非難されるべきことでもないのですけれど、舞台がアメリカということもありアメリカの格差社会における富裕層に起きた物語なのだと感じてしまいました。この物語で扱っているテーマからは外れてしまいますが、そんなオギーの恵まれた側面を読んでいると、アメリカでは特に変わった病気でなくても生まれによってひどく不利な人生になりうる、ということを思い出させられてしまいます。そこは、日本でこの本を読む子供には気にしなくてもよいし、普通は気になるはずもないところですが。
3投稿日: 2020.08.28
powered by ブクログ物語は主人公であるオーガストの目線から始まるけれど、それだけでなく彼の友人、姉などの視点でも進んでゆく。 そのおかげで主人公を取り巻く世界がより多面的に理解できる構成になっていて、そこが良かった。 友人を信頼し、あやまちを許すことのできたオーガストの強さに拍手を送りたい。 わたしも彼のように在れたらと思う。 深く傷ついた心のその先を見せてくれた作品。
1投稿日: 2020.08.24
powered by ブクログ(毎月一回の予定です) ガーナのおすすめ本商会(13) 今回紹介する本は、「ワンダー」です。 著者はR・Jパラシオ、訳は中井はるのです。 この本を紹介しようと思った理由は、2つあります。 1つ目は 「ワンダー君は太陽」 というタイトルで映画化されており、ちょっと前から気になっていたからです。 2つ目は、図書館にこの本があったことです。 知ってはいましたが、自分で買うほど気になってはいなかったのですが、図書館の本棚の奥のほうに、お宝のように置いてあったのを見つけて、読んでみようかなぁと思いました。 この物語の大まかなあらすじですが、主人公オーガスト・プルマンは、顔に障害がある以外はすべて普通の男の子です。 そんなオーガストが成長する日常を描いた話です。 この話を聞いただけでは、「よくある話じゃん」 と思うかもしれませんが、この本の良いところは、章ごとに主人公オーガストの第一人称から、オーガストの母の第一人称になったり、友達の第一人称になったりするところです。 なので、オーガストってかわいそうという話ではなく、いろんな人の気持ちや、その上でのオーガストの気持ちなどがわかるような構成になっているのです。 このワンダーという題名ですが、研究者現代英和辞典によるとワンダーという意味は脅威、驚嘆、驚き、不思議、奇観、奇跡、という意味だそうです。 日本語訳の文章には「ワンダー」という単語は出てきませんが、英語版では、重要な言葉になっているそうです。 日本では、ワンダーという言葉を楽しいイメージで、とらえがちなので、ワンダーと聞いた時に本来の意味合いを思い浮かべられたら、読みはじめる時に物語を深く理解でき、より楽しめるなと思います。 私の好きな登場人物は、プルマンの姉「オリビア・プルマン」です。なぜ好きなのかというと、オーガストよりもオリビアの方が大変そうだなぁと思ったからです。 オリビアは最初 「オーガストはかわいそうだなぁ」 とか 「オーガストの方が大変な苦労をしているから私は我慢しよう」 と思っていたり、オーガストは可哀想だから顔のことでいろんなことを言う人に怒ったりするのですが、オリビアがオーガストの手術の時に、オーガストのおばあちゃんの家に遊びに行くことがあり、そこから帰ってきた時に初めて、オーガストの顔を醜いと思います。この部分は、オリビアのこれまでの我慢をしてきた気持ちだとか、本当は自分がどう思っていたのかなどが詰まってて、好きなところです。 顔に障害がある弟をばかりを気にする両親に、本当はもっと私も見てほしいと思っていたことに気づく場面でもあります。 オリビアの章だけではなくて、他の章でもわかるのですが、決してオーガストは可哀想な人間ではなくて、普通の人と同じなんだなぁということがわかる本でした。 オーガストの気持ち以外でも、他の人から見たオーガストやオーガストに対する思っていることなど、普段読んでいる障害を乗り越えるようなよくあるきれいごと系の話ではわからない、もっと大事な人間ぽさを感じられるので、ぜひ読んでみてください。 文字の入力に、いま、苦労しているガーナでした(涙) 2020/07/29
0投稿日: 2020.07.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
誰のせいでもないのに・・ 誰も悪くないのに・・なんと切ない話しだ。 主人公に関わる全ての人は、みんな人間らしく生きている。時に弱く、時に残酷に、でも優しく、そして強く生きている。だれも間違いでないのではないかとも思う。 何より、作者が善良で明るい人で救われた。 結末が不幸であっても、まったくおかしくなかった。最後まで祈りながら読んだ。オギーには絶対に幸せになってほしいと思いながら読んだ。
1投稿日: 2020.06.25
powered by ブクログオーガスト(オギー)は顔に障害がある以外は普通の男の子。幼い頃から外見の差別を経験しながら、10歳になってはじめて通学することになります。主人公のオギーだけでなく、オギーの姉、姉の親友やボーイフレンド、オギーのクラスメートやいじめっ子などの立場からの描写もあり物語が進みます。重いテーマではありますが軽やかな文章なので、ページ数の多い単行本に抵抗がある人にも読みやすいと思います。オギーの通う学校のブラウン先生が授業で話す「毎月の格言」にも注目してみてください。「九月の格言 正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。」(本書p19)など作品の世界観を広げてくれます。この格言だけをまとめた『365日のWONDER ブラウン先生の格言ノート』や続編『もうひとつのワンダー』もおすすめです。 *『365日のWONDER ブラウン先生の格言ノート』『もうひとつのワンダー』は学芸大未所蔵です。 (H.T.)
1投稿日: 2020.06.10
powered by ブクログとてもよかったです!!6星付けたいくらいです。本人だけでなく、周りの人の視点でも書かれているのがとてもいいです。起承転結もいいです。どの章でも目がうるみました。とても心動かされました。
1投稿日: 2020.06.05
powered by ブクログ先日Amazonプライムで映画を観て、原作も読みたくなった。 映画と同じように、主人公のオーガストの視点と、彼を取り巻く人達からの視点で物語が進む。 映画では描ききれなかった、個々の細かなエピソードも書かれていて、より深く「ワンダー」の登場人物の人となりに触れることができる。 もちろん、最後は涙が止められず…。 最終章で、オギー(オーガストの愛称)が、トゥッシュマン校長先生と話す場面があるのだが、「ハリーポッターと賢者の石」でダンブルドア校長とハリーが話す場面が思い出された。 終業式での校長先生のスピーチもグッとくる。 こういう人が、学校のトップだったらなぁ…と、物事はそう単純ではないと分かっていながら、今のコロナ禍の状況もあり、色々考えてしまう。 また、巻末のトム・ブラウン先生の国語の生徒による格言集も必見。 作者へのインタビューで、R.J.パラシオさんは、 ご自身の二人のお子さんが小さかった頃、近所のアイスクリーム屋さんを訪れた際、女の子が2人(1人は頭部骨格障がいがある)母親と来ていたのだが、パラシオさんの下の子が、その障がいのある子の顔を見て泣き出したため、女の子を傷つけないように、ベビーカーを慌てて遠ざけようとした。その後、その母親は子ども達に「そろそろ行かなくちゃね」と優しく穏やかに言って席を立った…。 その時の自分の行動を、親としてどうしたら良かったのか…という思いがずっとあった。後に、その時すべきだったのは、ベビーカーを遠ざけるのではなく、その親子に話しかけることだったのだ、と気づいたのだが、この時の経験が、この物語を書くきっかけになったと語っている。 因みにこのエピソードは、物語の中にも出てくる。 また、親子関係について、 「わたしに言わせれば、我が子がもう聞きたくないとする素振りを見せている時がもっともあなたを必要としている時なのです。わたしが思うに、親はみな本心では、いじめられているよその子を見て、自分の子じゃなくてよかった、と胸をなでおろしているのです。しかし、親はそうしたものの考えをやめなければなりません。親は、それが難しいことであるがゆえに、わが子に対して、優しく、善い行いをしなければならないと言って聞かせなければならないのです。」(いずれも、ほるぷ出版ホームページより抜粋)とも語っている。 ああ、本当にその通り。 自分事として、もう一歩、踏み込まないといけない。 2020.5.10
26投稿日: 2020.05.10
powered by ブクログ読後感がとっても良い! オーガストの家族がとにかく素敵で、暖かい気持ちになる。それに対応するかのように、オーガストを取り巻く人々の家族の形は様々。必ずしも幸せな家族ではない場合もあり、子供たちの葛藤を垣間見る。 子供が小学生になったら読んでほしい。
2投稿日: 2020.05.08
powered by ブクログ本を読み、自分を振り返ると、何て未熟な人間なんだろうと痛感するときがあります。「ワンダー」はまさにそんな一冊でした。 『正しいことをするか、親切なことをするか、どちらかを選ぶときには、親切を選べ。』 『必要だと思うより、少しだけ余分に親切に。』 『もっとも偉大な人とは、自分自身の魅力で多くの人の心を動かす力を持っている。』 最後の格言も、胸を打たれるものがあります。 今後自分はどうありたいかを深く考えさせてくれました。これが児童書であることが信じられません。オーガストの優しさや勇気が、少しでも多くの人に届くことを願っています。
2投稿日: 2020.04.29
powered by ブクログ今までで読んだ本の中で1番思い出深かった。 とても学ぶことが多く勉強になった。 また読み返したいなと思えるような本だった。
2投稿日: 2020.03.29
powered by ブクログ映画を観て、その足で買いました。主人公の語りだけでなく、彼の周りの人たちの語りもそれぞれ書かれていて、人と人とが影響し合って変わり合っていく姿が描かれています。社会は変わるんだと思える本。
8投稿日: 2020.03.15
