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ゴールデンスランバー(新潮文庫)
ゴールデンスランバー(新潮文庫)
伊坂幸太郎/新潮社
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総合評価

1738件)
4.2
684
631
241
53
14
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    事件後3日目からいきなり20年後へ跳ぶとは、なんとも不穏な流れに脅かされる。 全体なかなか面白い構成だ。 とてつもない理不尽から逃げる、逃げるしか選択しようのない主人公。 これまでにどこかで繋がりをもった人が、いろいろなところでそれぞれに手を差し伸べてくれる。「習慣と信頼」をキーワードとして。

    0
    投稿日: 2011.07.27
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    私にとっての初伊坂幸太郎作品。 始めはなかなかページが進まなかったものの、中盤あたりからは読めない結末が知りたくてハラハラしながらどんどんとページをめくりました。 一見関係ないように見える場面が、あとで幾重にもなって関係してくるため、読了後には再度前半を読み返しました。 私にとって、他の伊坂作品への期待を大いに膨らませる作品となったことは間違いありません。

    0
    投稿日: 2011.07.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    罠にはめられた主人公に対して敵側の容赦の無さがすごい。どうしようもないぐらい的確に追い詰めて、どうやって最後まとめるのかと思いました。

    0
    投稿日: 2011.07.24
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    時々は全く分からない伊坂作品だったりしますが、この話は‘良かった!’と思える作品でした。 首相暗殺という突拍子もない事件に巻き込まれ‘逃げる’主人公ですが、沢山の疑うべく登場人物の中にも、彼を助けようとする仲間がいる事に少し安堵しながら読み続けました。 昔の彼女の存在、果たす役割がとても良かったです。 結末も、ホッと胸をなでおろせて、読み終わりが爽やかでした。

    0
    投稿日: 2011.07.24
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    人生初伊坂。 伏線を張るだけ張って、全部は回収しない。 もやもやするからまた読みたくなる。 別の本も読んでみたい。 仙台行きたい。

    0
    投稿日: 2011.07.22
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    主人公の名前はなんだっけ? ああ、青柳さん。 深刻というかシリアスというか頭ふさぎこんでしまいそうなところで、間の抜けたセリフが出てきてしまう感じが良かったと思う。 やっぱり伊坂こうたろうは好きだなぁ。

    0
    投稿日: 2011.07.20
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    すっきり。 映画を先に見た。 映画よかった。 小説は内容知ってしまってたから、 ハラハラドキドキ感は薄かった。 しょうがないか。 逆にした方がいいかも。

    0
    投稿日: 2011.07.16
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    伊坂作品で一番好きな本。 伊坂さんの作品はいつもそうですが、登場人物が個性豊かで面白い。 展開のスピード感がたまらないし、伏線の回収は気持ちいい。 伊坂作品だなぁ〜とほっこりできる感じもひしひしと。 ザ・監視社会はこの物語だけでなく、現実に起こりそうで怖い。 終わり方に好き嫌いが分かれるでしょうけれど、わたしはこの終わりで満足です。 この作品は再読してるし、DVDも何度か観たしで、一番のお気に入りです。

    0
    投稿日: 2011.07.13
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    巨大な陰謀の中心に据えられたら どうする?? 大事なのは逃げる!! 逃げるが勝ち!! 先の展開が読めないし 既出したさりげない情報が後で とても大切な事で繋がったり 本当に面白くて 一度はまると抜け出せなくなってしまった一冊

    0
    投稿日: 2011.07.12
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    映画化もされ、直木賞候補にも挙がりつつも自ら辞退した、伊坂幸太郎の傑作サスペンス。 映画を見てから読んだので躍動感は感じられなかったが、それでも次の展開に引き込まれた。それだけ活字の魅力が溢れているということだろう。 伏線の回収が他の作品に比べると雑な印象を受けるが、これは敢えてとのこと。やっぱりこの著者の前では僕ら読者は踊らされてるんだと思うぐらい、気持ち良く酔える作品。重力ピエロと並んで、伊坂作品の初心者に勧めたい。

    0
    投稿日: 2011.07.11
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    小ネタであるとか書き方なんかは相変わらずおもしろい、うまい!という感じなんだけど物語そのものはあまり好きになれなかった。 冒頭から結末がほんのりわかる構成だし、この本は結末じゃなくて過程を描くことが目的なんだろうな。きちんと納得できるような形で話が終わる作品を求めてる人には合わないと思う。 過程の吸引力は凄い。 誰がどう絡んでくるのか、どうなるのか、過去と現在を行ったり来たりする描写も相まってテンポよく一気に読めてしまう。 懐かしさとか恐怖とか主人公の感情がこちら側まで影響してきていい意味で振り回される。楽しい。 終わりはわかっているけどつい乗ってしまう、ジェットコースターみたいな作品。

    0
    投稿日: 2011.07.11
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    この本との出会い 自分のなかの井坂幸太郎ブームきたー 概要 首相殺しの犯人にされてしまった主人公。巨大な陰謀。無責任なマスコミ。流される世論。学生時代の思い出。信頼できる数少ないひと。なにがなんだかわからない、でも逃げるしか、ない。 感想 井坂幸太郎すげー。好きなのは、「粋」なところだよね。にやって笑ってしまう。あとキャラクターが魅力的。遠くの世界で起きているようで、現実って結構こういう感じなんじゃないかと思わされる。誰かにとって大変な現実も、ゆるゆると生きる自分には全然関係なくて、「こういうことなんですよ」ってマスコミとかに説明されたら安心しちゃったりして。気づいたときには遅かったりして、ね。 ぶっちゃけ 作家さんってすーごいなー。

    1
    投稿日: 2011.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    2008年の本屋大賞をいただいた作品だそうです。 いやーおもしろかった!! てか構成がほんますごかったと思いました。 めっちゃたくさん伏線がありますがしっかり回収してくれます。 てか1回読んだだけじゃその伏線にすら気付かないとこがちらほらと… そんでこの本読むと「信じる」という言葉を考えさせられます。 やっぱり信頼しないと人は生きていけない。だからといって何が誰が信頼できるのか… あと結局大事なのって『真実』じゃなくて『信実』なんでしょうね。 信じたことが事実なのでしょう。

    0
    投稿日: 2011.07.10
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    ある日いきなり、首相殺しの犯人として濡れ衣を着せられるというお話。 「なんでこんな回想してるんだろ?」と思った箇所が思い返すと伏線になるのが良いね。 思い出の車に残したメモの下りが好き!最後の「痴漢は死ね」も良い。 周りの人を信頼することで、少しずつ活路を開いていく構成も。 ただ読後感はモヤモヤ。 私は真相が全部明かされてハッピーに終わる方が好きです……例えありがちでも。 バッドではないけど、青柳君報われない。 エンターテイメントなんだし、こだわりよりは読者を読後まで楽しませてくれる方が嬉しいななんて思いました。

    0
    投稿日: 2011.07.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    先に後日談があって、本編がくる不思議なスタイル。それだけに、バッドエンドを想像して読み進むのが怖くなった。それでも先を知りたくて読ませてしまう筆力はさすが伊坂さんという感じ。結末はやや拍子抜けの感はあるが、リアリティーは十分。人の癖なども伏線にしてしまう手際に感心する。ドラマティックだけど等身大の物語。人のつながりを主題にする伊坂さんらしいと思いました。

    0
    投稿日: 2011.07.08
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    途中、読むの疲れて、なかなかページ進まなかったけど、ラストは一気に読破! 事件三ヶ月後の話は、あったかくて好き。涙が溢れて止まらなかった。 信頼、家族。 私のこと、そんなに信頼してくれる人っているのかな?そこまで信頼出来る人、いるのかな? たいへんよく出来ました。

    0
    投稿日: 2011.07.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ただひたすら本当に逃げてる。ハラハラ感は伝わってきて良い感じでした。なんで?なんで?って思いながら読み進める感じで。でも最後が…え?結局なんだったの?って…。関係者達とのその後がわかったのは良かったけど、もう少し深くこの物語の意味を知りたかった。

    0
    投稿日: 2011.07.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    続きが気になりすぎて一気に読んじゃった! 顔を変え、自分のコミュニティーを捨てる羽目になり、状況的にはバッドエンド… 故郷に戻る道が完全に無くなってしまったのだが 読み終えた後味がすごい良かった。 なんだかよくわからない大きなものから逃げ切ること、また、小さくまとまらず大変よくできましたの称号をもらえたことが、この物語におけるハッピーエンドだった。 逃亡をみんなが手助けするような人柄をもつ青柳、破天荒で森の声が聞こえる森田、極悪殺人犯なのに青柳の手助けをするキルオなど、 登場人物が皆キャラがたっていて魅力的なところも面白さの一つだと思う! 拾いきれなかった伏線がたくさんありそうなのでそのうちもう一回読みたい。 ゴールデンスランバーは直訳で黄金のまどろみっていう意味らしい。

    0
    投稿日: 2011.07.04
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    映画を先に観て、どうしても原作が読みたくなり、何年かぶりに購入した本です。 映画では、パニックストーリーながら、純愛小説にもなっていたのですが、小説版でも印象は変わらず。 映画では、竹内結子さんがとても印象に残りましたが、学生時代の描写がほろ苦くも懐かしい。 荒唐無稽で誇張し過ぎにも思えますが、ギリギリ娯楽作品として成り立つセンス。 映画版のキャストは上手くはまっていたなぁと思い浮かべながら、一気に読み終えおえることが出来ました。 映画を先に観ても楽しめる、面白い作品でした。

    0
    投稿日: 2011.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「どうなんの!?どうするの!?これ絶対ハッピーエンド無理じゃね?」と思いながら読み進めていた結果、あまり納得はできません…。感動するし、悪くは無いけれど、ちょっと、という消化不良な終わり方。劇的なスタートと比較すると、ちょっとしょぼいラストに感じてしまうかも。

    0
    投稿日: 2011.07.03
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    このレビューはネタバレを含みます。

    珍しく、映画先行で観ました。 そんでもって、映画も小説もおもしろかった。 実はこの話、黒幕が分からずじまいです。 それなのに読み終わるとスカッとするんですよね。 不思議。 相手が何者かわからないけど、負けてないからかな? 伊坂作品の爽快感は健在です。

    0
    投稿日: 2011.07.01
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    無実の罪を着せられた若者が、仙台市から逃走を図る。 ケネディ暗殺をオマージュ。 脱力系の語り口。 初めは面白かったけど、最後の終わり方はよくわからない。 余談ですが、伊坂幸太郎さんについて… 伊坂さんの小説は独特な語り口で、すごいと思います。 ああいう書き方の作家はなかなかいないと思います。 若い人に人気があるのもわかります。(いうても自分も20代ですが) けど、自分はどうも馴染めません。 ですので、点数は低くなっています。

    0
    投稿日: 2011.06.30
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    面白かった。 逃避行の部分より友人たちとの思い出のエピソードになんか生々しいものを感じて、気づけば遠くに来てしまった、という感覚にすごく共感できる。 ラストシーンがとても良かった。

    0
    投稿日: 2011.06.30
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    いいか、俺は信じたいんじゃない。知ってんだよ。俺は知ってんだ。あいつは犯人じゃねえよ。 ☆伊坂の書く父親はいつも格好いい

    0
    投稿日: 2011.06.28
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    映画もよかったが、やっぱり小説。 今の日本でも、起こり得そうで怖い。 だれだって、ロズウェルになりうる。

    0
    投稿日: 2011.06.28
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    いや面白いわ。 登場人物のあふれる人間性。 絡み合う複線。 テンポのよい場面展開。 読んで後悔しない作品だと思います。 むしろ読まないと後悔する作品だと思います。

    0
    投稿日: 2011.06.27
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    映画からみたので、本を読んでると情景が浮かんでとても楽しかった。深く味わえた。仙台住みなのでそれだけでも読んでて楽しい。

    0
    投稿日: 2011.06.27
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    久しぶりに読んだ伊坂作品。 彼の作品の中でも、特にお気に入り。先が気になって読むのが止まらなかった。テンポの良さと伏線の張り方はさすがだな。映画も見てみようと思う。 2011.6.26

    0
    投稿日: 2011.06.26
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    敵は誰なの?ってもやもやを常に抱えて読んでたけど、おもしろかった。伊坂ワールドのキャラクターはみんな魅力的なんだよな。 特に青柳パパがマスコミに向かっているところは泣けた。

    0
    投稿日: 2011.06.25
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    伊坂氏の集大成と言われている。映画(DVD)を先に見ていたせいか、映画のシーンが先回りをして、いつもの意外性を感じなかった。本を先に読むべきだったかな。

    0
    投稿日: 2011.06.19
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    ちょっとずつ読むつもりが、一気に読んでしまった。休日に読むなら、土曜日がいいね。 最後の結末は予想と違ったけど、伏線がつながりまくって読み返して確認するのが大変だった。 個人的には三浦が好き。凄まじくスケールの大きい作品。

    0
    投稿日: 2011.06.19
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    主人公が追いつめられる側になる小説はすごく苦手なので、読み続けるのかつらかった。内容的には、非現実なようで現実的でそして、風刺的な要素も入り組んでいて面白く読めた。

    0
    投稿日: 2011.06.19
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    謎が謎のまま残っている部分はやはり気になってしまうが、エンタテインメントとして面白かった。 特に登場人物が魅力的で、「信頼」や「繋ぐ」というキーワードを拾っていくことが読んでいて楽しかった。 スカッとすることを求めて読むことはオススメできないけれど、人のあたたかさを求めて読むにはとてもオススメだと思う。 あと、読むのがちょっとしんどかったかな、個人的に。

    0
    投稿日: 2011.06.16
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    伏線につぐ伏線。 その回収がすごくうまい! 読み終わってからすぐにもう1回読んで、また伏線に驚く。 ありえない展開ながらもハラハラドキドキ、 「よくできました」でほっとしました。

    1
    投稿日: 2011.06.15
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    伏線、何度も交錯する登場人物、ストーリー展開全てに引き込まれた。 今まで読んだ数少ない小説のうち、一番好き。

    0
    投稿日: 2011.06.13
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    最近の伊坂作品は現実性と幻想性の狭間で彷徨っていたように思う。「魔王」あたりから社会的事象への問題提起が徐々に増えてきたのだけれど、それを上手く彼本来の持ち味でもある機知に富んだ会話であったり、伏線に伏線を張り合わせたストーリー展開に繋ぎ合わせることができずにいた。 そんな彼がやっとの思いで完成度の高い様々なジャンルが組み合わさった物語を作り上げた。それが本作「ゴールデンスランバー」。 国家、マスコミの持ち合わせる病理的な強大さを描き、ともすれば暴走する危険性に焦点を当てることでストーリーは展開される。一般人であった主人公が情報操作によって犯罪者の濡れ衣を着せられてしまう。首相暗殺という馬鹿でかい話から始まる本作であるが、伊坂さんはそれだけこの作品に賭けていたとも言える。本物のエンターテイメントを作り上げるにはやはり拍子抜けするくらいの奇想天外な世界観が必要になる。初期作品で示された圧倒的なるオシャレな会話、そしてそれらの連携、終盤に掛かっての感動。すべての伊坂さんの特徴が混ざり合い、デッカい創造性エンターテイメントが完成した。 ジョン・F・ケネディ大統領を殺害したとされるオズワルド。 ビートルズの楽曲であるゴールデンスランバーの印象的な歌詞。 これらの事実を創造的世界の中で絡み合わせて物語は進む。何度となく作中では「オズワルドにされるぞ」の台詞が囁かれ、主人公がまさに追い詰めら れる姿を照らし出す。ここぞとばかりに響く「Once there was a way to get back homeward」の懐かしさが醸し出された歌詞も作品に音楽的価値観を付与する形で漂っている。 唖々、何てお洒落なストーリーと台詞の繋がり。やはり伊坂さんは素晴らしい。陳腐な言葉だけれど、「お洒落」だとか「近未来文学」だとか、そんな言葉でしか伊坂さんのスゴさは表すしかないみたいだ。 「オーデュボンの祈り」「ラッシュライフ」の発する摩訶不思議な世界観。「陽気なギャング」シリーズでの個性的なメンバーのチームワーク。「グラスホッパー」のような伊坂作品では珍しい暴力、狂気。「魔王」を超える形での社会への挑発。そして、「砂漠」での大学生の、あのモラトリアム時代の偽りのない友情。それら全てを内包している。 本作「ゴールデンスランバー」が今までの伊坂作品の集大成であり完成度の高いものであることは間違いない。「グラスホッパー」以降彼の作風は変化していき、それに多少辟易していた私だったが、伊坂さんの創り出す文学にいま一度魅了され、過去の作品を見返してしまってもいる。 青柳雅春と森田森吾の回想シーンからは本物の友情が伺える。今までの伊坂作品ではある意味敬遠されてきた直接的感動への焦点を当てている。「いいな、こんな関係」と何度もほくそ笑んでしまった。 そして、迎えた最終場面。ドラマのワンシーンのような仄かなロマンチズムさえ垣間見得た。「たいへんよくできました」のハンコは一生色褪せない真っ赤な光を放出していたはずだ。 Golden slumbers kiss your eyes, Smiles awake you when you rise.

    0
    投稿日: 2011.06.12
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    衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。 なぜだ? 何が起こっているんだ? 俺はやっていない―。 首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。 スリル炸裂超弩級エンタテイメント巨編。 久しぶりの読書! ずーっと読みたかったゴールデンスランバー♪ あっという間に読み切ってしまいました。 昔の仲間たちとの絆がイイ!! 少し謎に包まれた部分もあるけど(「一介のノンフィクションライターに過ぎない筆者」ってだれのことなのかな?もしかして…??)、やっぱりおもしろかった。 「事件から三ヶ月後」が好きです(*^_^*) 青ヤギさんからお手紙着いた~♪

    0
    投稿日: 2011.06.08
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    期待しすぎて読んでしまった分、ちょっと残念。ちょっと非リアルな感じが頭から抜けきらなかった。でも普通におもしろい。

    0
    投稿日: 2011.06.08
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    最初はボーッと読んでたけど・・ いきなり火がついたように展開が面白くなった!! そこからはあっという間です。 点と点がつながっていく感覚が面白い☆ 日常繰り広げていた友達とのくだらない会話を 思い出し登場人物達の関係がうらやましくなります。 ロックだね。 ちゃっちゃと逃げろ。 たいへんよくできました!

    0
    投稿日: 2011.06.06
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    あとがきの「風呂敷をたたむのが一番つまらない」というところを読んで納得。 人・時間バラバラに描いて、しかしわかりやすく惹き込むところはやはり凄い。サブキャラクターも魅力的。 どうなるのか最後まで展開が読めないところも、十分に面白い。 涙ぐむシーンも。 ただ、個人的には「たたむ」展開が好きだなと思ったお話でした。好みの問題かな。

    0
    投稿日: 2011.06.06
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    絵に書いたようなハッピーエンドではないけど、読み終えたあと清々しい気持ちになれる作品でした。 「信頼」という当たり前すぎて普段意識しないものの大切さに気付かされた気がします

    0
    投稿日: 2011.06.06
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    スケールの大きいエンターテイメント。 疾走感たっぷりで読み進める手が止まらなかったし、車の置手紙や、ラストの「大変よくできました」など、ニヤッとしてしまう小ネタが随所に散りばめられてて、それだけでかなり楽しめた。

    0
    投稿日: 2011.06.05
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    「すごく面白い!」という評判だったので読んでみたのですが、割と肩透かしでした。偶然が重なりすぎるとつまらない気がします。

    0
    投稿日: 2011.06.01
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    後半もうちょいハラハラ感が欲しかったかな。。青柳の周りの方が大変そうやったもん。ちょい釈然としない。

    0
    投稿日: 2011.06.01
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    「オスワルドにされるぞ」 この一言から 主人公の悲劇が始まった 主人公を逃がそうとする仲間たち 捕まえようとする国家の罠 ハラハラドキドキの連続で 一気に読み進められます

    0
    投稿日: 2011.05.31
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    映画は見たんですが、読んでなかったので読んでみました。 伊坂幸太郎っぽくない作品だと思いました。しかし、おもしろかったですけどね!

    0
    投稿日: 2011.05.31
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    ずっと読みたかった作品。ただただ面白い!首相暗殺の濡れ衣を着せられ仙台を逃げる主人公。「おまえ、オズワルドにされるぞ」で物語の大概が理解でき、それをどのように組み立て行くかわくわくしながら読めた。最後に収束していく、物語が最高にロックだった。映画版も面白かった。

    0
    投稿日: 2011.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    はじめは伊坂さんのスタイルに戸惑った。 ただ読み終えてみたらよく出来てると納得。 本の構成がよくもあり、悪くもあるかな。。好みは人それぞれ分かれそう。 でも、この流れだったからこそ後味がいいと思った。 構成は↓の通り。 1、事件のはじまり 2、事件の視聴者 3、事件から20年後 4、事件 5、事件から三ヵ月後 布石もちゃんと回収してて、面白いと思ったけど、、あともうちょっと~とか思った。 文章は読みやすかったが、描写が少ない。 イメージしながら読むというよりは、文字をおって字で把握してた。 それが惜しい。 読んだ後に「なんで?」という疑問がわいてしまった。。 まぁ、一般的に他の人にオススメできる本かなーとか思った。

    2
    投稿日: 2011.05.30
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    面白かったねぇ。 多少のご都合主義は多めに見ます。伏線に次ぐ伏線、その伏線の拾い方がいい。ニヤリとする場面多し。

    0
    投稿日: 2011.05.30
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    伊坂作品のいつものスッキリ感が、ちょっと弱かった。 首相殺害から逃げるという発想はすごい。国家から逃げるって、、、考えただけでも恐ろしい。

    0
    投稿日: 2011.05.29
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    伊坂作品には珍しく、スケールの大きいハリウッド的なサスペンス。一度読みだしたら止まらないけど、注意深く読まないと面白くない。 良いハラハラドキドキを味わえるし、伏線も随所にあって、2回3回は興奮して読むことができると思う。

    0
    投稿日: 2011.05.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    首相殺害犯に仕立て上げられてしまった男が逃げたりする話。 最後がなんとも安易に収束。伊坂さんらしくない気がする。

    0
    投稿日: 2011.05.28
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    首相暗殺の犯人にでっちあげられた男が主人公。無実を訴えても信じてもらえず、それどころか周りが巻き込まれていく。 犯人として逃げている現在、大学時代、主人公、主人公の元カノ。いくつかの場面を順々に追っていくが、うまく絡み合っているし不思議とごちゃごちゃにならない。 登場人物達の掛け合いが面白くて好き。 現実的じゃないけど読み物としてそこも魅力。そして段々現実味を感じてしまったのも入り込んでしまったからだと思う。 結果としてちょっと腑に落ちない解決だけど、終わり方は素敵。

    0
    投稿日: 2011.05.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どこに向かってるのかわからないふわふわした文章が私には合わなかったみたく途中でリタイア。いつかもう一度トライしたいです。面白いのはわかってるんだけどなんかね。。どうしてもね。うん。

    0
    投稿日: 2011.05.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画を先に見てしまったので、結末は分かっていたし、自然に、キャストに当てはめて読んでいました。 それでも、伊坂作品はおもしろい!!

    0
    投稿日: 2011.05.21
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    現代社会の色々なことに警鐘をならしつつ、映画化されるだけあってエンターテイメントとしても一級。しかも、決してハリウッドのアクション映画のようにみんな上手く収まって大団円の甘々な結末ではないところに、なんとも苦くも満足感のある読後感。

    0
    投稿日: 2011.05.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎の作品は読み終わった後、幸せな気持ちにさせてくれる。 この作品も、例外ではなかった。 謎は解明されなかったが、たぶんこれはこういう作品。 謎は謎のままで置いておくのがいいのだろう。 読み始めは少しずつ細切れに読んでたけど、後半は一気に読んでしまった。 多分、そんな作品。

    0
    投稿日: 2011.05.16
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    本屋大賞ということで気になっており、ようやく一気に読了。 ヒッチコックの映画のような巻き込まれ型の展開に圧倒されます。 もちろん相変わらずの脚本の妙味は最高です。 脇役に至るまで、魅力的なキャラクターも感動的でさえありました。特に「痴漢は死ね」のお父さん最高。 無駄な文章なんて一つもなく不自然に思わせず丁寧に伏線が張られていくのは、伊坂作品の特徴ですが、本書も例外にあらず。全ての言葉に意味があるから読む側も丁寧に読み進まなければいけません。最後にかならず完成されるパズルの1ピースになるのに違いないと信頼しつつ。 果たして信頼は裏切られず、ラストでは涙が溢れました。 いくつか読んだ伊坂作品の中でこれが一番おもしろかった。すばらしく上質なエンタメ作品です。 「たいへんよくできました」

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    投稿日: 2011.05.15
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    最高に面白かった。期待通りの作品でした。伊坂作品の特色が全て出ていて、かつ内容は、ハリウッド映画にもできそうな王道のストーリー。首相暗殺という大きなテーマにも負けず、それぞれの人物も魅力的で、かつ、どこかたんたんとしているところもすごく良かった。最後は、何処に着地するかとおもっていましたが、とてもすっきりする作品でした。

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    投稿日: 2011.05.12
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    デヴィッド・ミラー監督のアメリカ映画〝ダラスの暑い日〟を思い出しました。この映画は、1963年11月22日、ダラスで起こったJ・F・ケネディ暗殺事件を扱ったもので、アメリカ政府内部の企てによって複数犯で実行された犯罪を、オズワルドによる単独の犯行に仕立てたという仮説をもとに、当時のニュース映像や中継映像などを全編に散りばめ、ドキュメンタリータッチ描いた作品です。 この小説も、主人公がオズワルド同様、なにか得体の知れない大きな意思によって、ある日突然まったく身に覚えのない事件の犯人にされ、国家権力から逃げ惑うというお話です。伊坂作品らしく、小気味良いテンポでストーリーが展開し、いたるところに張り巡らされた伏線が、読み進むにつれて遺憾なくその効果を発揮します。またこれは単なるサスペンスではなく、一種の青春小説ともいえるでしょう。たとえ遠く過ぎ去ったとしても、人は誰しも青春を生き続けているのかもしれないですネ。とにかく、読み始めたらやめられなくなりますよ。 また、タイトルの〝ゴールデン・スランバー〟は、言わずと知れたビートルズの曲から取ったものです。母親と死別したポール・マッカートニーが、すでに再婚して別の家庭を持っていた実父を訪ね、義理の妹と顔を会わせたとき、偶然目にした子守唄をもとに作ったといわれています。この曲の歌詞を知れば、小説になぜこのタイトルを使用したのかということも納得できます。

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    投稿日: 2011.05.10
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    最後に、ふふって笑える。温まる。伊坂幸太郎らしい、話のつながり方、セリフ、どこか抜けてるにくめない登場人物。ストーリー展開もグー♪(´ε` ) こういう勝ちの形もありということかな!花◎!

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    投稿日: 2011.05.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    映画化された作品です。 総理大臣が仙台市内でのパレード中に暗殺された。 その容疑者に突如されてしまった青柳。 身に憶えのないことに始めは何もないように考えるが大学時代の友人の警告と死によって逃げなければならないと認識する。 なぜ?自分が犯人になってしまったのかもわからないなかで逃げるという疑問。 メディアが追いかけてくる恐怖。 青柳は最後まで逃げ切れるのだろうか。 -- 自分としてはもう少し期待してしまった作品でした。 もっともっとって思ってしまったのかな。 それともあんまり現実味がわかずに感情移入ができなかったのだろうか? 「森の声」もあんまり不思議なことではなかったし。 もっと不思議なことがおこってもいいじゃなかいいって期待しちゃったのかも。 でも面白かったよ。

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    投稿日: 2011.05.08
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    主人公、青柳雅春が濡れ衣を着せられ警察、更にその後ろにある巨大な何かから逃げる話。 途中意外な協力者が現れたり、なんだりで後半に行くにつれどんどん面白くなっていった………が。個人的にはそんな風に事件が終わっちゃうの?とも思った…で!ちょっとしょんぼりしてたら最後の1ページ一段落に素敵な展開がありましたとさ。

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    投稿日: 2011.05.07
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    伊坂幸太郎の『ゴールデンスランバー』を読んだ。 テンポのいい流れの中で、警察とかマスコミとかに作り上げられる偶像の恐ろしさと、自分を信頼してくれる数少ない家族とか友人の大切さを感じる名作。 櫻井からのオススメだったのだけれども、本当に面白かった。 久しぶりに読んでいてワクワクしたし、読み終わって感動した。 面白い小説ってあるんだなぁと実感。 これからは他の人のオススメ小説を時々読んでみよ。 沖縄では伊坂幸太郎を満喫します。

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    投稿日: 2011.05.07
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    なかなか面白かったです かなり厚いけど エピソードに無駄がないし 会話のユーモアさがやっぱり好き 犯人らしい犯人は結局わかんないし ハッピーエンドってわけでもないんだけど 巨大な敵と 間接的にサポートしてくれる仲間たち 青柳からはそのどちらも 見えないんだけど だからこその恐さ、暖かさがありました 人間の最大の武器は習慣と信頼 まさしく! 三浦とロック岩崎が好き

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    投稿日: 2011.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    展開としてはスピーディーかつ明瞭で、読みやすいです。 ケネディ暗殺ってのが明らかなモデルで、でも飽きさせない展開になっています。 最後まで黒幕の正体がわかりませんでしたが、わからず終えるというのが逆に良いのでしょうか。

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    投稿日: 2011.05.06
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    首相殺しの濡れ衣を着せられた元宅配ドライバーの逃走記。 見えない敵が更に恐くて、ドキドキハラハラ。 青柳父がとても好き。

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    投稿日: 2011.05.06
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    あの映画が原作を忠実に描いていることが分かった。ストーリーの構成とか書き方がオモシロイ。 首相暗殺犯の犯人に仕立てられ警察から追われるのを逃げるっていう無理やりな物語。1人で戦ってると思いきやいろんな人の助けがじつはあった。 青柳と晴子が直接ではなく間接的に関わってるカンジが深くていい。簡単なハッピーエンドにしないところもイイ。

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    投稿日: 2011.05.05
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    首相暗殺事件の濡れ衣をきせられた若者の逃避行。巨大な陰謀にあがらうすべはないのか? 表題はビートルズの最後のアルバム「アビイ・ロード」に収録された「ゴールデンスランバー」の事をさしていました。ビートルズの思い出の曲はたくさんありますが、ほとんど印象に残っていない曲で、今回改めて聴き直してもみましたが、やっぱり記憶にない曲でした。何でこの年代の人が、こういうウンチクたれるんだろうという違和感を抱きつつ読んでおりました。 解説に著者いわく「描写をしなければ、言葉がなくなってしまう」というほどに、斜め読みしたくなるようなまったりした展開。第三部で「事件から二十年後」が記憶に残っておれば、第四部の「事件」も、もう少し味わって読めたかもしれないが・・・ 主人公の父親が無責任なレポーターに「人生を賭ける覚悟をして記事を書け」と息巻くあたりは、たまたま並行して読んでいる「街場のメディア論」とピッタリかぶりました。 (2011/4/27)

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    投稿日: 2011.05.03
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    首相殺しの濡れ衣を着せられた男の逃走劇。 スリリングな展開にはハラハラドキドキで、純粋に楽しく読めた。 伊坂作品は登場人物のエピソードがいちいち面白くて魅力的で、キャラクターに親近感が湧くから好きだ。 会話の内容があとで伏線としてきっちり回収されるのも見事。 謎のままの部分もあったし完全なハッピーエンドとはいえないけれど、終わり方はスッキリ。 人間の最大の武器は習慣と信頼…俺だったらアウトかな(笑)

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    投稿日: 2011.04.30
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    久々にハマった本のひとつ。 総理大臣殺害の容疑をかけられて逃れる主人公。 ハラハラする展開と、主人公を取り巻く人々との関わりも見どころ! 映画も見ましたが、個人的には小説の方が想像が膨らんで楽しいと思います。でも映画もとても面白かったです。

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    投稿日: 2011.04.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    これはほんとーーーに面白かった!!! 今まで読んだ中で1番面白い作品かもしれないです! 長編でしたが先が気になってすらすら読むことができました。 周りの仲間たちが素晴らしくて友達って素敵だなと改めて感じました。 脇役の人たちは誰だかわからなくて何回もページを遡ったりもしました。 すごくハラハラドキドキで楽しく読むことができました^^ でも、はっきりした結末ではないけれど衝撃的で ラストは感動的でもありました。

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    投稿日: 2011.04.28
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    面白かった!!主人公のトボけた会話に笑ってしまいました。 こんなに偶然が重りあうことは現実にはなかなかないけど 本の世界ではアリですね!是非オススメです。

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    投稿日: 2011.04.26
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    映画がけっこうおもしろかったので読んでみた。 細かいところで違いはあったけど、だいたい同じような展開で、 父親がテレビでしゃべってるところではやっぱり泣けた。 映画を観てから小説を読んだけど、それだと先入観を持ってしまうので、 観るより先に読むほうがよいかなと思う。

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    投稿日: 2011.04.26
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    「大きな理不尽な力に襲われたら、まぁ、唯一俺たちにできるのは、逃げることくらいだな」 すっと逃げる物語です。ってか、逃げ切ってよ!って思いたくなる。 最後はいろんな伏線が活きてて、くすっとできました。

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    投稿日: 2011.04.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    おもしろく読めたなー。 どうなんだ?って続きが気になって、最後はそうなんのか!?って終わり方。 予想を裏切られたけど、期待は裏切らなかった。 話の内容ももちろんおもしろかったけど、構想がまたいい感じでした。

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    投稿日: 2011.04.21
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    伏線とその回収が上手な伊坂さんらしい本だった。面白かったけど、結局根本的な所がうやむやだった。 最後の浮気をチクったのはロック過ぎて笑ってしまった。笑

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    投稿日: 2011.04.20
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    最初から最後まで一気に読ませてしまう本で、この伏線さいしょにあったなぁ、と思いながら気づいたら最後まで読み終わってました。 映画版もあるので見てみたい。謎で終わったところあるので。。

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    投稿日: 2011.04.19
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    [BOOKデータベースより] 衆人環視の中、首相が爆殺された。そして犯人は俺だと報道されている。なぜだ?何が起こっているんだ?俺はやっていない―。首相暗殺の濡れ衣をきせられ、巨大な陰謀に包囲された青年・青柳雅春。暴力も辞さぬ追手集団からの、孤独な必死の逃走。行く手に見え隠れする謎の人物達。運命の鍵を握る古い記憶の断片とビートルズのメロディ。スリル炸裂超弩級エンタテインメント巨編。

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    投稿日: 2011.04.17
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    「モダンタイムス」と同時期に書かれていたことを知り、再び読んでみた。巨大なシステムに立ち向かう(あるいは逃げる)という共通点が見られるが、この物語の魅力は、巧みなプロット捌きもさることながら、二度と取り戻せない青春時代を懐かしむも前向きに生きていこうとする、親近感の沸く登場人物たちの存在だ。

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    投稿日: 2011.04.15
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    2011.04.11 借 久しぶりに続きが気になって気になって仕方なかった。 しかし、途中で出てきたものたちに、え?と、行きつ戻りつ。 先へ急ぎたいのだけど、どうしてもあの時の描写は?と気になる。 最後はドキドキしながら読み進めたが、終わって冷静になると、まぁまぁと言えなくもない。 しかし、何かが良かった。 おそらく、周りの人たち、だったのかなぁ。 なんだろう、この華麗さ。

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    投稿日: 2011.04.12
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    さすが伊坂さま。 読むエンジンかかるまで時間かかったけど、一旦かかると止まらない。 最初の方は読み進める途中で何度も読み返さずにはいられなかった。 そして、最後の解説。伊坂ワールドをさらに楽しむ視点を与えてくれました。

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    投稿日: 2011.04.12
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    「物語の風呂敷は広げるけれども、いかに畳まないままで楽しんでもらえるのか...」スピート感・爽快感に欠けるのも、読みながらの違和感もこれだったんだなと思う。その見事な畳まれ具合が爽快で楽しみにしていた部分もあるから残念に思うけど。でもやっぱりきちんと感はあって「すごいな~」と思いながら読んだ。あとがきで文章を書く人裏側を覗いた感じで、面白かった。

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    投稿日: 2011.04.11
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    個性と命の息吹を感じる登場人物。相変わらずさらりとした読み口。爽やかな読了感。それでいて、メッセージもちゃんとある。すばらしい小説。

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    投稿日: 2011.04.10
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    読んでるうちに、この話前も読んだなあ・・・と思ったが、結局読み終わるまで結末も思い出せず・・・ ということは、おもしろくなかったんだろうなあ、と思っていたが、これがなかなか先が気になって気になって止まらなかった。 冒頭で首相を殺す犯人を、なんてヤツだと思っていたら、その容疑者側からの視点でどんどん話が進んでいく。彼自身の過去と人間関係をうまく絡ませながら。思わず冒頭のページに立ち返ってインタビューに答えていた人たちを確認してしまうといった感じでおもしろい。 最後は理不尽な感じがするが、それもこの物語の味な感じがして良かったなあ。

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    投稿日: 2011.04.10
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    濡れ衣を着せられ、あまりにも壮大すぎる敵から手探りで逃げ続ける。たくさんの友情と愛情と善意と、逃れられない現実と裏切りが行き来して、親父さんの受け答えシーンは泣けた。伏線&回収がきっちりで最後の一字までピタリ。人間の最大の武器は信頼なのだ!

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    投稿日: 2011.04.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    伊坂幸太郎「ゴールデンスランバー」を読み終わった。登場人物たちが皆個性豊かで、ハラハラドキドキまるで映画を見ているような面白さ!悲劇なのに読後感はとても良かった。「笑えば何かが充電できる」この言葉が印象に残った。検索したらやはり映画化されているようだ。映画もぜひ見てみたい。 「ゴールデンスランバー」という題名はビートルズの曲から付けられたようだ。やはり聞いてみたくなってYouTubeで検索したらあった!→http://bit.ly/hVfUru いつも伊坂さんの本を読むと音楽の影響を受けてしまうな(*^m^*) 「ゴールデンスランバー」でちょっと気になったのは何年も放置してあった車が動いたこと。バッテリーを替えただけで動いたのは奇跡だと思った。エンジンは?タイヤは?ガソリンは?と、車に関してはド素人の私でさえも突っ込みたくなったほど。いや、面白かったからいいんだけどね!(゚m゚*)プッ

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    投稿日: 2011.04.08
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    一度本を閉じてしまうと次回なかなか手に取れなくて、随分時間がかかってしまった。 後半は一気に読めたかな。

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    投稿日: 2011.04.08
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    じゃあ、お前にもっと上手く書けるのかと言われれば返す言葉は無いが、感想としては「惜しい。」そこまで気を使って拾って説明しなこてもいいのに、とところどころで思う。でも楽しませてもらいました。

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    投稿日: 2011.04.05
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    途中まで、冒頭のあたりまで読んだがやめた また機会があれば読むつもりだけど今のところそこまで魅力を感じない

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    投稿日: 2011.04.04
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    スリリングな展開に目が離せなかった。 犯人に仕立て上げられた主人公の逃走劇はなんだかすごいことになっている。 知恵と体力で逃げ切る場面もあれは偶然と人の気まぐれから助けられる場面もある。 でも全てが主人公の人柄があってのものであると思う。 途中諦めそうになりながらも逃げ続けられるのは、自分を無罪だと信じてくれる人がいるからじゃないか。 主人公が泣きそうな場面では、一緒に泣いてしまった。

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    投稿日: 2011.04.03
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    文庫化したので再読。伏線の嵐、というかむしろ伏線を書くことを作者が楽しみまくった小説といった感じです。言葉遊びも交えた軽快な会話に、陰謀が渦巻き切羽詰っているのに滑稽さと真剣さが入り交じる逃走劇。視点と時間が交互に変わる物語を読んでいるうちに、リズムが乗ってきて読む手が止まらなくなりました。そしてエピローグの素晴らしさもピカイチ。逃げることで戦った男を描いたエンタメ小説の傑作です。

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    投稿日: 2011.03.31
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    冤罪、とは、悲しくいらだたしいものだ。 何も悪いことしていないのに仕立て上げられるほど悲しいことはない… どきどき、はらはらしながら読んだ。 こんなに先のきになる本はなかった。一気に読んだ。 とってもオススメ。

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    投稿日: 2011.03.31
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    伊坂幸太郎さんの作品を読むのは「重力ピエロ」「オーデュボンの祈り」に続いて3つめでしたが、これがイチバン面白い!

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    投稿日: 2011.03.31
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    信じてもらえるということはとても嬉しくて感動することですね。 涙が出た。 「またおまえか。また俺か。」には思わずふき出しました。

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    投稿日: 2011.03.30
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     ストーリー全体の疾走感もgood!! 青柳君の戦う姿勢、取り巻くみんなの心、とても良いです。ラストの両親に送った「痴漢は死ね」のメッセージ、晴子とのエレベータでの再会、手に押してもらった「大変良くできました」のハンコ・・・ 感動(泣)。  この場を借りて、伊坂さん。東北の皆さんとともに是非頑張って復興してください。

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    投稿日: 2011.03.29
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    偶然 本屋で見つけて即買しました。 いや~色々と謎が残る作品。 それでも何回も読み返して自分の中で想像を膨らませてました。 自分で考えるという面ではとても良い作品ではないでしょうか!?

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    投稿日: 2011.03.29
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    読み終わったあとは、終わり方は違和感が残る感じだったがじわじわとあの終わりが最高の終わりだったのでは!?っと感じた。 内容は大好きでした。

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    投稿日: 2011.03.27
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    (11.03.27) ’08年に山本周五郎賞と本屋大賞を受賞した、伊坂幸太郎の長編。 待ちに待った文庫化で購入、漸く読むことができた。 今回の主人公は、宅急便の配達員をしていたごく平凡な男、青柳雅春。 仙台で行われた首相暗殺の容疑者としての濡れ衣を着せられ、突然警察から追われてしまう。 大学時代の友人、森田森吾、カズ、そしてそのグループで、青柳の彼女であった樋口晴子。 さらにはそこからなんらかの繋がりのある人物たちが沢山登場する。この登場人物の多さは、まさに伊坂作品の典型である。 疑いをかけられた青柳は自分の無実を証明しようと躍起になるが、徐々に自分を陥れようとするものたちの巨大さに気づき、青柳のために犠牲になった森田らの教えに従って、ひたすら逃走を続ける。 作品の構成も特徴的で、まずは事件当時の場面があり、その後第三部ではいきなり事件の20年後にまでとぶ。先に答えを見せてしまうものの、この場面は印象が薄く、読み終わった後に再度読んでみると、なるほどと腑に落ちる場面である。 その後で事件の内容が、青柳と樋口の交互の目線を中心として詳しく描かれ、最後には事件直後のことが少しだけ書かれている。 この作品は、これまでの伊坂作品に比べると、少し質が異なるものだ。 これまで、村上春樹、伊坂幸太郎は自分の中では二大作家として、多くの作品を読んできた。 そして自分の中での感覚としては、二人は全く正反対な書き方をする作家だと思っていた。 具体的には、話の終わり方に大きな違いがあると感じていた。 村上春樹は独自の世界を展開し、そこら中に散々撒き散らした後、そのまま片付けずに話が終わってしまう、といった感じ。 逆に伊坂幸太郎は、仙台の実際の街並みなどの描写や話の内容から、限りなくノンフィクションに近い内容で、書き出しは同じく、もしくは村上以上に散らかすけど、最後にはきれいさっぱり片付けるというか…とにかく、最後には、パズルの全てのピースが揃うといったようなスマートさを感じていた。 なので、村上の作品は大好きなのだが、なんか読み終わった後にすっきりしないと言うか… 逆に伊坂は、ここまできれいに終われるんだと、いつも感心させられていた。 ところが今回の作品は、伊坂らしくなく、まさかの「撒き散らし系」で、読み終わった今はどうにもすっきりしない気持ちでいっぱいなのである。 ただ読み終えた後に解説を見てみると、作者本人のインタビューを通してこのことがしっかり書かれており、「偉さ」からの逃走として、これを意図して行っているとのことであった。 そうは言っても、多くの登場人物たちの複雑な関係性の描き方など、さすが伊坂と思わせる部分ももちろん数多く見られる。 自分としては現段階では、初期の伊坂作品のタイプの方が好みではある。ハッピーエンド好きな自分としてはどうにもすっきりしないからだ。ただ本人が、「広げた物語の風呂敷を、いかに畳まないで楽しんでもらえるか」と言っているように、あえて終わりを曖昧なままにすることで、そこからの広がりは大きくなっていく。 村上春樹の作品も、最初はかなり違和感を感じたものであったし。これも慣れか… これから伊坂幸太郎がどのように進化していくのか、今後も目が離せない。

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    投稿日: 2011.03.27
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    いつのまにか首相殺しの容疑者にさせられた青柳。 ささやかに生きていたはずなのに、巻き込まれていく。 敵は国や権力といった形のないもの。 結末は納得がいくようないかないような。 それでも分かる人には分かる。 信じてくれる人がいるってのは幸せなことだと思いました。

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    投稿日: 2011.03.27