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教養としてのギリシャ・ローマ―名門コロンビア大学で学んだリベラルアーツの真髄
教養としてのギリシャ・ローマ―名門コロンビア大学で学んだリベラルアーツの真髄
中村聡一/東洋経済新報社
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総合評価

15件)
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    紀元前の時代の哲学が深くて今の時代にも十分通じる普遍的なものであることがわかった。国家の目的がみんなの幸せで、そのためには一人一人が徳を持たなくてはいけないというギリシャ哲学が特に考えさせられる。

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    投稿日: 2025.10.13
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    古代ギリシャの叡智が一冊で俯瞰して読めた。 周辺国を含めた覇権の移り変わり、古代ギリシャで生まれた哲学・思想、僭主政・寡頭政・民主制の比較が適度に書かれていたのが良かった。 気に入ったフレーズは下記。 「自分の利益と正しさを天秤にかけたとき、正しさを選択するのが徳です。 大多数の国民が正しさを選ぶなら、その国全体の徳も高いと言えるでしょう。P244」 現代社会について考えさせられます。

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    投稿日: 2024.12.17
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    ギリシャの歴史が分かりやすくて納得です。プラトンとアリストテレスのこと、意外と知らなかったので、二人の論が端的に纏められており、勉強になりました。また、二人の論が後のセム的一神教にまで影響を与えていることにもびつくり。そして、もちろん近代政治理論にも及んでいる、というか、練り直し感ありますよねー。人間ってなかなか変わらないんだなぁ、今も昔も。歴史を学ぶ意味はここなんでしょうね。全体としてシンプルに分かりやすい良書でした。

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    投稿日: 2024.02.22
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    リベラルアーツとは何か。 リベラルアーツを学ぶ意義とは何か。 なぜ、リベラルアーツが西洋の教養人のベースとなっているのか。 そんなことを考えながら読む本書だが、途中のギリシャ・ローマの章の長さにちょっとうんざり。 理由はわかる。 しかしずっと単調な、どこでも読めるような早足の歴史記述の連続には、一冊の書籍としてその構成に少々工夫が足らないのではないか、と首を傾げたくなる。 実際、その理由は終章で明確にされるのだが、それでももう少し何とかならなかったのか。

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    投稿日: 2024.02.18
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    オーディオブックで聴きました。 学生の頃、追求する力、探す力(自分の興味も含めて)、そして繋げる力を養うことが大切だということを学びました。 仕事にしても、人生にしても、何かに行き詰まったときや問題を解決するきっかけを、専門分野だけでない幅広い教養が与えてくれることがあると思います。 ギリシャ時代やローマ時代の歴史と古典の概要がすごく分かりやすくて、面白かったです。この本で紹介されていた本に興味を持てたし、また読んでみたいと思いました。プラトンやアリストテレスの本を読むための参考にもなると思います。

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    投稿日: 2023.06.04
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    リベラルアーツを学ぶ意味 先人の思考を知る。現代を形成している人類の知の蓄積に触れて好奇心、思考を重ねること。 ヘレニズムとその影響 叙事詩→事実を元にした物語 叙情詩→恋愛や神への賛美を綴ったもの

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    投稿日: 2023.03.07
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    米コロンビア大学で教えられるリベラルアーツを紹介する主旨の本。 全体の2/3を古代ギリシャの歴史と思想に割いているが、それはおそらくアリストテレスにフォーカスする意図からだろう。その思想の背景として、古代ギリシャをずいぶん深掘りしている。 反面、それ以後の古代ローマから中世、そして近代はかなり駆け足であり、断片的な記述とすら言える。 個人的には、結構バランスを欠いた配分だと感じた。

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    投稿日: 2023.02.17
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    2022/05/18 読了 #rv読書記録 #読書記録 リベラルアーツ(≒一般教養)とは何なのかを語ったもの。 それのやはり行き着く先はソクラテス、プラトン、アリストテレスの流れであり、彼らを礎に欧米の思想や宗教観は仕組みとして築かれてきたこと、逆に言えばそうした文明文化を知るためには『国家』や『ニコマコス倫理学』にいずれ触れないといけないんだと改めて感じさせられた。 ギリシャ・ローマの歴史の流れは中々理解しきれてないところもあれど、またいつかちゃんと覚えようと思う。 それと、勉強もっと頑張ろう…とも思う。

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    投稿日: 2022.05.18
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    リベラルアーツが何たるか、どういう歴史的背景があるか、ということが分かりやすく説明されている。主要な各文献についても概観されており、全体像を掴むのに良い。それぞれの本について深掘りするには紙面の関係上、難しく他の書籍をあたるしかない。ソクラテス、プラトン、アリストテレスの著作に触れることが無かったので、これを機に読みたいと思った。

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    投稿日: 2022.03.07
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    人間を束縛から解き放し自由にするリベラルアーツ。 前半、後半は丸ごと歴史の話。ただこれが連綿と繋がるから面白い。教科書もこんな形で全部の章の繋がりが掴めれば学生も理解が深まるのに。 中盤はプラトン、アリストテレス。 特にアリストテレスは現実的で今日でも通用する。 三権、政教分離もすでに説いていて、重要なのは習慣による後天的に身につける「徳」で、「中庸」の状態が好ましいという。 かいつまんだ内容だと思うが充実楽しい読書の時間をいただいた。

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    投稿日: 2022.01.09
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    著者によると、リベラルアーツを学ぶ意味は、①先人の思考を知る、②学ぶことの価値を知る、③自由自立の精神を知る、④哲学と倫理学を知る、⑤ルネサンスの意義を知る ことにある。なぜ教養を学ぶのか、誰でも若い時に疑問を持つものだが、著者のように整理できていればもっと貪欲に学んでいたのかなと反省。

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    投稿日: 2022.01.01
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    「大学」における「教養リベラルアーツ」 十字軍によりイスラム・アラブより奪取したギリシア・ローマの書を読み解く機関として「大学」を創設 「ルネサンス」 「大航海時代」 「活版印刷」 「宗教改革」 →『産業革命』へと繋がる「世界史のダイナミズム」  アジア・アラビアの四大文明地域では起こらなかった

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    投稿日: 2021.10.23
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    読むのは大変だけど言いたいことはよくまとまっていると思う。アジア地域の人間として考えを取り入れてみて欲しい

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    投稿日: 2021.09.13
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    先人の考えを学ぶだけではなくて、当時の時代背景を把握し、何故それが受け入れられたのかまでを知る事は非常に有益だった。 個人的には『民主主義の確立と衰退』『プラトンとアリストテレスの考え方の違いを交えた善き政治の在り方』については今日の外部環境を見ても無視できない分野であり、学ぶ点が多かった。 良いか悪いかは置いといて、政治の変遷の根幹にはどの時代も階級闘争があるんだな〜と感じた。 『民主制の基本的な原理は、自由であることです。民衆が何にも縛られずに自由に生きれることが理想像でしょう。その自由度をどこまで確保するかによって、民主制の様々な相違が生まれるわけです。』

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    投稿日: 2021.08.24
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    ドラゴン桜同様、勉強したいという気持ちを思い出した。単に各方面の知識を詰め込むのではなく、各方面の知識をどう繋いで本質を捉えるのか、そういう学び方をしたいと思った。英語勉強しないと、、

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    投稿日: 2021.06.12