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フィンランドの不思議なことわざ :マッティの言葉の冒険
フィンランドの不思議なことわざ :マッティの言葉の冒険
カロリーナ・コルホネン、柳澤はるか/草思社
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総合評価

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    このレビューはネタバレを含みます。

    創元社の『翻訳できない~』の一連のシリーズかな?と思わせるが(https://booklog.jp/users/yaj1102/archives/1/4422701045)、こちらは草思社。 でも、2匹目のなんとやらを狙ったか、サイズ感が似てる。 フィンランド語に特化しているけど、不思議な、というか、日本語に翻訳するとニュアンスが異なる数々の言葉を挙げている。悪くない。 諺や慣用句が多いが、ミトン(手袋)がいくつが出てくるのがフィンランドっぽい。 例えば「ミトンをまっすぐにして立つ」は、「何もしない」ことらしい。 日本語の慣用句も、「油を売る」が「仕事をサボる」なんだから、なにをどう例えるかはお国柄が出てて面白い。 「ムーミン谷の仲間が足りない」というのも、これは近年に出来た慣用句なんだろうが、いかにもフィンランド。意味は、「(あるべきものが揃ってないことから)ちょっとどうかしてるよ」らしい。 猫を使った表現もいくつかあって、それも楽しい。

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    投稿日: 2023.05.25