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まち歩きが楽しくなる 水路上観察入門
まち歩きが楽しくなる 水路上観察入門
吉村生、高山英男/KADOKAWA
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総合評価

6件)
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    このレビューはネタバレを含みます。

    暗渠に詳しい著者の吉村氏と高山氏が写真をふんだんに載せ、路上の観察ポイントを教えてくれる本です。 例えば、地図を見て細長い公園を見て不思議に思ったら名前を確認してみるとよいそうです。「川」や「上水」など水路の名が冠されていたら、元は水路である可能性大だそうです。 細い路地やくねくねと曲がった道、車止めがたくさんある所など、確かに写真を見たら、水路もしくは川があった場所なのだろうなと思います。 紹介されている場所は東京が多いです。 それは都市開発のために水路が埋められたり、道路が拡張されたり、変遷が大きいところだからかもしれません。 私の住んでいる所は水路だらけです。灌漑用水路、川はこれからもしばらくは変わることはないでしょう。整備されたりしていたとしても昔から大きく変わっていないと思います。 だから昔水路だった場所というのは近所では見つけにくい気がします。残念です。 私が一番興味を覚えたのは、「暗橋(あんきょう)」です。水面が無くなり暗渠となっても残っている橋のことを本書では暗橋と呼んでいます。 川じゃないのにどうしてここに橋があるの? という橋です。 これは今までわりと見たような気がします。 橋の名前だけ残っているとか、昔川があったのだろうなぁと想像出来て楽しそうです。 見つけやすい気もします。 気に留めなければ何でもないような物でも何かの名残かもしれないと思うと、街歩きもロマン溢れるものになりそうです。

    1
    投稿日: 2025.06.05
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    かつて川や水路のあった場所は地面になり、道になった。 そんな暗渠や水の痕跡、水路上を探し、辿る、水路上観察入門。 第1部 “水路上”観察入門    第1章 街角の違和感にはわけがある    第2章 “水路上”のもつ特徴    第3章 水の記憶のしたたかさ 第2部 “水”路上観察入門    第1章 “水”路上とは何か    第2章 水面からの視線    第3章 水の名残りとしての橋 コラム1~2。適宜、参考文献有り。 そこには水路や川があった。水路上に様々な形で残る、 痕跡と記憶を探す、水路上観察を教示する入門書。 暗渠といえども奥が深いものだなぁと、しみじみ感じました。 ふと視線に入ってくるのは、路上に残る水路メモリー。 遊具、水車や舟のオブジェ、モニュメント、謎池、自前階段。 植栽や廃渠もある。名残りの擁壁に暗橋。 水路上から眺める風景の妙。蓋on蓋の高架の絶景など。 そういえば昔、水田や畑が広がっていたから、あのコンクリの 歩道の下は用水路だったのかなぁと、近所の暗渠に興味が。 丁寧に示唆されるので、こういう街歩きもしてみたくなります。

    11
    投稿日: 2022.05.05
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    ローカル過ぎで分からない部分もあったのですが 地元との共通点を考えながら楽しめました 細長い公園は灘にあるよね←ここは線路跡ですが 後半部分の分類やネーミングが面白い 何と実家には暗渠があるという事に気がついた 用水に蓋をして通路に使用してるんですよね笑 ウオッチング対象物件かも 路上観察って面白いなぁ!

    2
    投稿日: 2021.12.28
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    街歩きをテーマにしたテレビ番組や本、雑誌が数多くある。取り上げるテーマもいろいろだ。歴史、文化、グルメなどの定番から、ブラタモリのような地形に特化した注目の仕方もある。 今回の本は、暗渠(あんきょ)という地下に埋設された水路をはじめとした昔、川や水路だった場所に強い興味を抱いた2人による観察入門だ。 隠しても隠しきれない土地の痕跡(こんせき)が見える。普段、何気なく歩いている街に秘められた歴史。観光名所とは違った楽しみがある。 東京都内限定だが、それでも1冊の本になるくらいのボリュームがある。日本全国ならもっとあるのかな。 上を向いて歩くだけでなく下を向いて歩きたくなる気にさせる今回の本だった。

    2
    投稿日: 2021.10.30
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    誰もがここの中に暗渠を抱えている。かつての水路の痕跡、水の記憶を探るまち歩き。 昔は川だったところ。現在は道路だったり公園だったり謎の細い路地だったり。 そんな痕跡を観察する内容。

    2
    投稿日: 2021.07.29
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    自分の暗渠趣味は何を持って暗渠趣味と称しているのか、と追求してみたくなる一冊だった。歴史?地理?オブジェクト指向??そもそも路上観察系から?地図/地理系から? …どんなスタイルなのかはともかくとしても、暗渠を媒介とした楽しみ方というものが無限に広がっているのだと思わされた。ただ、そのスタイルの違いを明確にしたくなるは、私個人の資質のなせるものであろうか。 前書きで林丈二さん、後書きで赤瀬川原平さんの言及があるが、著者お二人の暗渠への接し方の違いと言及された人の違いに表れているような気がするのだが、これは深読みであろうか。 一読をお勧めする。読んだら街に出たくなるはずだ。

    2
    投稿日: 2021.05.03