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本の世界をめぐる冒険
本の世界をめぐる冒険
ナカムラクニオ/NHK出版
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総合評価

36件)
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    本はどうやってできたのか?起源や発展から日本の歴史まで分かりやすく書いている。巻末のブックガイドはおよそ100点紹介。筆者自身が広く本の世界を学んだ事が分かる。本と場をテーマにした章では新しい形や進化を述べており面白い。本はこれからも生き残るだろう。 コンパクトな作りながら本の世界に関連するエッセンスが詰まっておりとても読み応えがありました。この本は良いですね。巻末のブックガイドも併読したいと思います。

    11
    投稿日: 2025.10.14
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    本の歴史とこれからの情報社会で本が記録媒体から、心に残る体験を提供する記憶媒体へと移り変っていく様子を学ぶ 最近増えている「場」としての書店、図書館などは人と人をつなぐ接着剤として愛されている、というフレーズが良かった 活字離れと言われているけど確実に紙の書籍を求める人たちはいて、そういう人たちで本を本という媒体として残していく努力が必要になると思う 電子ではなく紙の本が持つ可能性がやっぱり好きだ〜

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    分厚い本のずっしりした重みが、手に心地いいってこともありますよね 『NHK 学びのきほん』シリーズはリーズナブルな定価であり、可愛くてほんのりノーブルな装丁が手に取りやすく、シリーズ全体の「気軽さ」にとても好感が持てます。個別のラインナップも知的好奇心を刺激してくれるテーマが多いですが、私は本屋で見かけると特にタイトルも気にせず、つい手にとってペラペラとめくってしまうほどシリーズごとのファンです。 今回選んだ『本の世界をめぐる冒険』は、本の起源などといった本の歴史や、周辺文化などよもやま話を集めた本の博物誌です。ブックカフェ店主である著者の体験談も織り交ぜられたとても読みやすい1冊です。 本 = 記録メディアの起源として紀元前の石板やパピルスなどの誕生、江戸時代の町人文化はなやぐ中での本の流行など、本の歴史がとても興味深く語られています。もちろん歴史の授業でパピルスや木簡などは学んではいますが、勉強ぎらいなこどもだった私は「教科書の中のこと」という先入観で関心を持てずにいました。あらためて今、面白さを感じています。 とりわけ興味深く読んだのは、「物理的な記録の優位性」について語られた章です。紙の本ではない、デバイス上にデジタルデータを表示させる電子書籍は当たり前のものになりました。利便性で比べるなら、場所も取らず持ち運びもたやすいデジタルデータの圧勝です。 しかし物理的なメディアの優位な点として、数千年先でも残り続けることが挙げられていました。デジタルデータは再生するハードやデータ形式の栄枯盛衰により、壊れるより先に再生できなくなる可能性があります。古代の歴史が研究できたのは、紙の本や掘られた石など、物理的な記録が残っていたおかげなのです。戦前の本を触ったことがありますが、物資が豊かだった時代なので上質な紙が使われていて、保存方によっては酸化も少なく100年以上前とは思えない白さを保っていたりします。あと電源の心配が不要なところも、地味ですが大きなアドバンテージだと思います。 また紙の本はそのまま体験につながるとも思います。紙質、インクの乗り、手触り、めくる指の運動と、その本が保持している情報プラスアルファの刺激が多く、体験として記憶に定着すると思います。あとはまあ、自分にとって紙の方が「理屈抜きでイケてる」んですよ、それが一番デカいっす。分厚い本のずっしりした重みが、手に心地いいってこともあるんですよ。これはもうフェティシズムの領域ですが、、、。全てが手軽で便利になった今、不便さに刺激を感じることが多いという実感があります。我が身を振り返ってみると、趣味はアウトドア、ウォーキング、フィルムカメラ、映画館で映画、美術館めぐり等。わざわざ手間と時間をかけているものばかり。 紙の本が性に合っているのも道理です。 本というものの根本を突き詰めてみると、それは人そのものだという、レイ・ブラッドベリ『華氏451度』にも通じるメッセージに深く頷きました。 「本を読む」という行為に、ストーリーを追う、メッセージを受け取る、だけじゃなくそれ以上のロマンを感じると、より読書が楽しくなりますね。

    6
    投稿日: 2025.05.23
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    昔は粘土版に文字を刻んでいたけれど、重くて持ち運びができないから、紙の本が誕生した。それが現代になってインターネットが誕生し、「タブレット」という板で今も文字を読んでいることがわかる。1つの端末で、どこにいても、いくらでも読めるようになったのだ。それに、本が生まれる前は、人が語り部として物語を声で伝承していた。それを遠くまで、そして未来まで伝えるため紙の本が生まれたけれど、今はインターネットが発達してオーディブルで本を聞けるようになった。見方を変えると、むかしの形態に戻りつつあるのが面白いな。

    1
    投稿日: 2025.05.04
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    地下鉄構内にある図書館「ビブリオメトロ」や、人を本のように貸し出す「ヒューマンライブラリー」の試みは面白いと思った。

    0
    投稿日: 2024.09.14
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    本とは何か。世界中の事例を上げつつ本の起源から遡り未来に思いをはせる。知らないことだらけだ!紙の本だ電気書籍だ、それらも大事な論点だけど、本を定義し直せば、今私たちは最高の環境におかれている。気づくかどうかは……

    0
    投稿日: 2023.11.20
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    499 もうひとつ、「本」をめぐる「場」で大きな変化が起きているところがあります。 それは「図書館」です。 図書館は長いあいだ、ごく少数の人たちが利用するものでした。現在のように誰 もが利用できるようになったのは19世紀の後半です。 私は、人生で大切なことのほとんどを「本」から学びました。2008年に東京の荻窪で「6次元」という小さなブックカフェをはじめて11年。その間に、読書会、朗読会、トーク、ライブ、編集講座や美術講座などのイベントを1000回以上開催し、世界の50か国以上の本屋さんや図書館をめぐり続けてきました。 「本」はもともと「音で聴く」ものでした。 いきなりそんなことを言われると、現代の私たちは違和感を覚えるかもしれませ ん。しかし、過去におこなわれていたことが、意外なところで現代に継承されてい ることがあります。 例えば、いま欧米では「オーディオブック」が流行しています。オーディオブッ クとは、音声で本を読む、いわば耳で聴く「本」。デジタル化された「携帯式の語 り部」です。ナレーターや声優が朗読した美しい文章を耳だけで楽しめるので、文 も読むのが難しい人や、電車や車での移動時間が長い人、家事や作業を どが、生活のあらゆるシーンで気軽に「本」を楽しめるようになりました。 先日、アメリカのニューヨークで、「聖書を音声で聴く読書会」に参加しました。 からオフィスの一角に30人ほどが集まって勉強するわけですが、音声で 葉を聴き、そのあと意見や感想を交換します。これならば、短い時間の中で、学び を最大限に吸収し、生かすことができます。 もしかするとこれからの未来は、本が再び人間に戻り、本を音で聴く時代がやっ てくるのかもしれません。 私は今でも本を執筆する際に、調べもので「原本」を探すことが多く、元ネタの に元ネタを徹底的に探すことがよくあります。最初は、町の本屋さん。 に町の図書館へ行きます。そこでも探している本がないと、さらに国立 館へ行って調べものをします。結局は、1冊書き上げるまでにだいたい100冊ほどの本を購入したり借りたりして、勉強 することになります。「本(もと)にさ かのぼる」という意味で、この行為こそ 「本」という言葉の本質を体現している のかもしれません。 本はいつの時代も、「人と人」「人と情報」をつなぐ「ひも」のような存在です。 著者がそこにいなくても、数百年後の読者は著者によって書かれた言葉を直接読むことができます。また、本として存在さえしていれば、現代の私たちは た考えにアクセスすることだってできます。それはあたかも、今は生き い著者に「出会う」経験のようでさえあります。 このように多種多様な出版文化が「民衆のパワー」によって開花した明治時代 出版カルチャーは、現代にも受け継がれています。「コミケ(コミックラ という同人誌の即売会が4日間で73万人を集めたり、文学限定の同 「文学フリマ」が盛り上がったり、アジア最大規模の「東京アートはブックフェア」が開催されたりしている現象とも似ています。 「本が売れない」とはよく言われることです。しかし、このような盛り上がりを肌 で感じる身としては、「本当にそうなのかな?」と疑問に思うこともしばしばあり ます。 本は「人」と「人」をつなぐ接着剤として、自 己表現ツールとして、愛されていくことになるでしょう。 読書会という共読体験では、ほかにもいろんな読書法があります。 例えば、 系読。関係のある書籍を系統だてて学ぶ読書。 妄読。内容を妄想して語り合う、読まない読書。 交読。お互いに本の内容を紹介し合う読書。 自分以外の人にわかるように話して伝える努力を実際にしてみることで、はじめて 気付かされることが本当に多くあるものです。 さらに、人に話すことで自分の頭が整理され、本をより深く理解することができ ます。本を読んだあとには、「何が書いてあったのか」「自分にとってどういう意味 があるのか」を考えるべきです。大事なことは、本を読んでどんな知識を得るかよ り、読んだあとに何をするかです。いかにアウトプットするかが勝負なのです。読 書会は、基本的に会話というアウトプットをおこなう場なので、読書を自分のもの にするために非常に有効です。 ちなみに、「読む」という行為が今の私たちが普通におこなう「黙読」になった のは、明治以降だと言われています。それまでは、訓練を受けた専門家が大衆に向 かって「朗読」するのが一般的だったのです。

    0
    投稿日: 2023.07.24
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    本を取り巻く歴史と現状についてコンパクトにまとまっていてたいへんにありがたいです。参考文献も多くてますますありがたい。

    0
    投稿日: 2023.03.27
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    好きなシリーズの、しかも好物な”本の本”。なのにいまひとつ楽しめなかったのはなぜ…。本シリーズの場合、一冊が短いものだし、同時並行的に複数を読み進めるより、順番に読了していくって読み方の方が良いのかも。ちょっと反省。ネット世界全体が本って、確かにそうかもしれないけど、なんかちょっと…って感じ。ついていけない訳じゃないけど、なかなか受け入れられないというか、受け入れたくない価値観、ってことかな。

    0
    投稿日: 2022.10.07
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    本はもともと「音で聴く」ものだったが、記録や伝達の手段として本が誕生した。つまり本の本質は「人と人、人と情報を繋ぐ情報伝達の手段」だという。そう定義するならば、何かの情報が何かの媒体に閉じ込められた瞬間、本になるのだ。電子書籍も、インターネットも。 時代で移り行く本の在り方だが、これからはどのような本との付き合い方があるのだろうか? 本における世界のキーワードは「場」である。ブックカフェや読書会、図書館など本屋さんも、体感型の「知のテーマパーク」のような存在へと進化しつつある。読書というのは情報を身体に取り入れ、肉体化する営みだから、読み方は自由なのだ。 最後には国内のブックカフェや海外の図書館の取り組みが紹介されていてとてもおもしろかった。 いろんなところで「コミュニティ」が注目されているが、読書においても誰かと共有して知を取り入れるコミュニティが必要とされているのだろう。 読書は歴史的な流れからみても非常に概念が広く、多様性に満ちているのだと知った。 もっと本にまつわることを学んでいきたい 図書館 ・芸亭 ・金沢文庫 ・スウェーデンのお喋りカフェ ・デンマークのニューマンライブラリー ・デンマークのDOKKI1 ・フィンランドのOodi ブックカフェメモ ・フォスフォレッセンス ・火星の庭 ・6次元 ・代官山蔦屋書店 ・北京芸術区「798」の「timezone8」 ・韓国「キョボ文庫」「テオ書店」

    0
    投稿日: 2022.08.01
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    とっても面白かった! 本への理解と、本との様々な関わり方を知ることができました。 自分もいつかそういった拠点作りをしたいな、と思います。この本はその夢のバイブルです!

    1
    投稿日: 2022.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    〇本が「人と人、人と情報をつなぐもの」であるならば、「ワタシとだれか、ワタシと情報がつながったとき」に“本”は“本”として完成するんだな! 〇どんな媒体でも本なのだ。媒体によって、情報量や内容、表現の仕方が変わってくるのだ 〇ナカムラさんの見せてくれる本の可能性はワクワクする ◎「私たちは本のさまざまな過去を学ぶことによって、本の現在をどのようにとらえ直すことができ、それをどうすれば未来へとつなげていけるか」 1:改めて、本ってなに? ・本=音 「本」は人間だった  稗田阿礼、イソップ、ホメーロス、琵琶法師など ・音から文字へ  消える音 残る文字 ・本は世界をつなぐ結び目  人と情報をつなぐ本  粘土のタブレット…火事にあっても残る   人間の生活や思考はそのまま、タブレットだけが5000年かけて電子になった    インターネットそのものが、巨大な本  なぜ日本人は紙で本を読むのか  未来のほんの楽しみ方   紙×デジタル 2:本はどのように進化したのか ・パピルス  暗記パン、ペーパー、リサイクル、アレクサンドリア、聖書、巻物(Volume)  紀元前4000年、5000年使用された  「人間は、一茎の葦にすぎない」パスカル ・羊皮紙 パーチメント  ペルガモン  ソクラテス「尊い知識を、生きた人間の頭脳から、死んだ獣の皮の上に移すのが嫌」 ・紙の発明  中国   カメの甲羅、動物の骨、青銅器、石碑、木簡、竹簡   冊、編集  日本…和紙 ・パルプ スズメバチの巣 洋紙 ・グーテンベルクの印刷革命  レオナルド・ダ・ヴィンチ   知識を固定化する印刷より、手書き文字にこだわった 3:日本の本クロニクル ・最古の本と本屋さん ・印刷と出版文化 ・江戸時代は本の楽園  ベストセラー=千部振舞 ・受け継がれる「民衆のパワー」  明治・大正・昭和…活字文化全盛  現在「記録媒体」→「記憶媒体」 4:本の未来をめぐる冒険 ・「場」としての本 ・カフェ文化と読書 ・泊まれる本屋さん ・「メディアはメッセージから、マッサージへ」 ・進化する読書法  共読体験…系読、妄読、交読など  明治以降に広まった黙読、それまでは朗読が一般的 ・体感する本屋さん  「本」と「場」は「所有」から「共有」へ ・進化する本のある空間  図書館の進化…世界の図書館 ・本の未来は北欧にならえ  本の起源「人」  みんなでツクル「場」  「知」のテーマパークへ  

    1
    投稿日: 2022.04.18
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    本の世界で働くことに憧れる。 即時性に弱く、情報にタイムラグが生まれてしまう。情報量が制限される。情報拡散力が低い。修正が難しい。重くて不便など、紙ならではのデメリットもある。が、 紙媒体はまだまだ信頼性が高く、五感を伴った体験が味わえる。保管性が高い。記憶への定着力が良い。電源が必要ない。 東京の下北沢にある「本屋 B& B」は、その先駆者的存在として有名。「ビールが飲める本屋」 三鷹の「フォスフォレッセンス」、 入場料を払うと、そこにある本が読み放題で買うこともできる六本木の本屋さん「文喫」 ベルギー、公立の図書館でも貸し出しサービスが有料。(!) どこの国か忘れたけど、人が通る場所で本を貸し出すというアイデアも超ナイス

    1
    投稿日: 2022.04.01
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    これからの本に今、わくわくしています! ブクログに感想を投稿するのも、「本」ですね。 1〜3章で現代で本に関わるために知っておくべき「きほん」について学んで、4章でこれからの本のあり方、可能性について知ることが出来ました。 身近になったからこそ、できることが増えたのですね。 これからどんな進化をするのか、自分達でもどんな楽しみ方をするのか楽しみになりました。 読書についての本だと思って飛び込んでみたのですが、本の本でした!こういう出会いも面白い。

    3
    投稿日: 2022.03.22
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    第4章がよかった。本に関わる身として参考にしようかな。 全体的にもうちょい踏み込んだ内容も欲しかった。日本ではなぜ紙の本が読まれるのか、とかも、なぜ、の部分が知りたくもあり。

    2
    投稿日: 2022.01.06
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    本はどのように誕生し、どう発展してきたのか。過去を学ぶことで見えてくる、本の現在、未来、そして本好でも知らない知識の数々--。本のこれまでの「きほん」とこれからの「きほん」が分かれば、読書がいっそう面白くなる。世界の事情に最も詳しい著者による、今すぐ誰かに話したくなる、学校では教えてくれない「本にまつわる教養講座」。 (e-honより)

    0
    投稿日: 2021.12.13
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    本屋Titleさんの紹介で読みたくなった本。 後半、世界の図書館の事例集が面白かった。 デンマークの図書館事情を深掘りしてみたい。 そして人と情報をつなぐという意味ではSNSも本の一環だと捉える筆者の考察にしっくりきた。 (以下、本文より引用) 「インターネット上のソーシャルメディアも「本」です。さらに、ソーシャルメディアによって発信する個人さえもが「本」になっているのです。」

    1
    投稿日: 2021.12.05
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    「本の世界をめぐる冒険」ナカムラクニオ。 ▼なんとなく今まで見たことがなかった本。たまたま遊びに行ったポーラ美術館のギフトショップで衝動買い。美術館(そんなに頻繁には行かないんですが)のギフトショップって、萬に浪費モードになるのは、きっと僕だけではないのでは。 ▼読んで全く浪費ではなく。読書、本、の古今東西事始めから優しい言葉で駆け足で、という実に「本好きの素人向け」の一冊。 ▼一般に本が読まれないというけれど、それは本の読書のカタチだけで。実はいま現在ほど、少なくとも日本人がこんなに活字を読んでいる時代はかつて無かったのではと思っていました。それが(そういう言葉ではないけど)多様に多彩に語られます。 ▼読書とはひとの人生を知ることだ、という考え方で、どこか外国で「人間図書館」(だったかな)という試みをしている。図書館でマッチングして、知らん人と会って、人生の物語を聞く。相手は難民だったり、障害者だったり、いろいろだそう。(つまり、「話してもいい」という人が図書館に自分を登録している) ▼ナカムラクニオさんという方は本屋さんだそう。行ってみたいな、と。いろんな本屋さんがあって、それを楽しめるというのは大都市圏に住んでる魅力ですね。(大都市圏に住んでる悲惨、というのも枚挙に暇がないですが)

    3
    投稿日: 2021.08.22
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    活字離れが叫ばれるなかでも、古代より形を変えてきた「本」の歴史を紐解くことで、今後の本の在り方を示唆する内容になっている。すぐに読める割にはいろいろな知識を得ることが出来るし、これからの本や本を楽しむ「場」の進化にワクワクさせられた。 本とは何かということを、従来の「紙によってできた情報伝達媒体」というものからより拡大させて解釈する試みに基づいている。

    2
    投稿日: 2021.06.30
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    #本の世界をめぐる冒険 を #読了 本とは何か。「文字が書かれた紙が束になったやつ」っと思った私は浅い。手元のkindleは本じゃない?オーディオブックは?ネットは?考え始めるとなんでも本…情報を人に繋げるものは全て本なのか?そんな疑問から冒険が始まる本。全ては体験に通じている?!

    1
    投稿日: 2021.05.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本の歴史や、人々の人生や情報までを「本」だとする考え方は面白かった。 でも、本を読むことが、他の人との情報交換・コミュニケーションする方向に偏っているように感じられてなんだかもやもやする。 読書することを「敷居が高い」と感じている人に、気軽に触れてもらいたいと思って書かれているのかもしれないけど。 これまで読んできた「学びのきほん」シリーズ(3冊くらいだけど)がじっくりと向き合うように読む本だったので、なんとなくしっくりこない…(でも、私が変に偏屈になっているだけかもしれない。)

    1
    投稿日: 2021.05.09
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    本とは、人と情報を繋ぐもの。 僕にとっての「本」の世界観が大きく広がったように思う。 「本」の歴史から未来まで、学びとワクワク感が得られる内容だった。

    0
    投稿日: 2021.05.01
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    このレビューはネタバレを含みます。

    書物の歴史を分かりやすく伝えてくれる。 竹簡、パピルス、羊皮紙など文明と共に発展してきた「本」の形態。 部分的には歴史の教科書で学んだりしたが、体系的にまとめられているものは読んだことがなかったので、驚きと発見に満ちていた。 「本」の未来。 世界的には電子化が進んでいるが、日本はまだお金にしても本にしても紙がメイン…平和で安全なのが故なのだろうか。 紙の歴史は長い。 そう簡単にはなくならないだろう(願望も込めて)。 2021.3.10 2021.3.10

    13
    投稿日: 2021.04.25
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    全体的にざっくりしてる軽い読み物。ブックカフェや進化する図書館の話は、その近所に住んでる人たちのことがただただうらやましくなった。

    0
    投稿日: 2021.02.14
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    このシリーズ、全部読んでるんですが、こちらも興味深く読むことができました。そうか、遡れば「本」は紙とは限らない、むしろ、木簡、竹簡、パピルス、タブレット、そして、今、未来の「本」は電子タブレット等になっているんですね。当たり前のことなんですが、この「媒体」が情報のフレームをとなること、制約ともなり、自由ともなることに思いを巡らせました。

    1
    投稿日: 2021.01.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

     人が交易や売買をはじめると、そのための場所が生まれ、多くの人が集まるところが生まれます。つまり「本の売買」は人が集まる重要な仕組みなのです。  江戸時代における本屋さんは、今の「本だけを売るお店」というイメージからは少し離れています。本を売るだけではなく、自分で本の出版をしたり、本の卸売販売をしたりしていました。さらに古本の売買から貸本まで、様々な仕事を「兼業」していたのです。(p.70)  図書館は、激動の時代を迎えています。  スマートフォンやタブレット端末の普及により図書館がなくなるのかと思いきや、ほんと読者との距離はどんどん近くなり、読書量も増えているようにさえ感じます。これは、現代の私たちと「本」との関係が、ただ情報を取り入れるだけの読書から、本に出会う演出を体験すること込みの読書へと、そのありかたが変化してきているあかしなのだと思います。人はこれから、ますます本とのコミュニケーションを欲していくのではないでしょうか。(p.88)

    0
    投稿日: 2021.01.04
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    本の歴史と今、そしてこれからを優しい語り口で解説している一冊。 本は媒体や持ち味を変化させながら、ずっと我々の傍にありました。 情報を伝えるものであり、感性を伝えることもできます。 デジタル化についてもポジティブに触れられ、未来に期待を持てました。 本が自身を語る構成のジョン・アガード著『わたしの名前は「本」』に通ずるものがあり、改めて読書できることの素晴らしさを感じられました。

    22
    投稿日: 2020.11.02
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    あるショッピングモールで期間限定図書館イベントをやっていたところにあった。 図書館文化史の授業と共通するところがあって面白かった。羊皮紙の話とか、活版印刷術の話とか

    0
    投稿日: 2020.10.17
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    付箋を貼りながら読もうと思ったが、付箋だらけになりそうでやめた。時代の流れのなかでさまざまな形になって現れた「本」。「人」と「本」はずーっと友だちなんだ、と思った。

    0
    投稿日: 2020.10.06
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    実は今の時代本はめちゃくちゃ読まれてるんじゃない?っていう逆転の発送を、本ってなんだっけという本質的な問いから掘り下げていくというステキな冒険でした

    0
    投稿日: 2020.09.25
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    期待してた内容とは、全然違った。 本は紙で出来ているところまで、 遡った内容だった。 ナカムラクニオって パナソニックをダメにした人と 同姓同名みたい。 よって本書とは、出会わなかった と言う事で。

    0
    投稿日: 2020.09.15
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    本に関する様々なこと(本の材料、作り方、印刷の仕方、本屋のあり方を含めた流通の仕方など)の歴史について、現代と関連づけながらわかりやすく説明してくれる本で、情報量が多いのに読みやすくすごい本だと思いました。筆者は本を書く場合100冊くらい読むと本書に書かれていて(!)この情報の濃さはそれでかと思いました。図書館の最新情報にもふれられてました。

    4
    投稿日: 2020.09.06
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    ヨルダンのラクダの取引は、今ではフェイスブックで行われている。 パプアニューギニアのセピック族は、裸で生活しているが、スマホを持っている。 世界では、紙の本よりスマホの電子媒体のほうが便利なところがいっぱいある。 日本は紙の本をよく読む国。 これからは紙とデジタルをそれぞれに活かす必要がある。 パピルス革命。パピルスはリサイクルできた。エジプトのアレクサンドリアの図書館は、パピルスの本を70万点所蔵していた。日比谷図書館が20万冊。 聖書の語源はパピルス。 パピルスから羊皮紙へ。紙の発明は、記録の革命。 わら半紙は、藁を混ぜたものが最初。再生紙。 模造紙は、三椏でつくった大蔵省印刷局の「局紙」をオーストリアの業者が模造したもの。これが模造局紙として日本に入り、これをさらに模造して、模造紙になった。 奈良時代は、経師屋さんが表具として本を製作していた。。 江戸時代は本の楽園。出版プロデューサー蔦屋重三郎。浮世草子などでヒット作を作り出した。江戸時代は、本だけでなく出版もした。 下北沢の「本屋B&B」は、兼業する本屋のはしり。 本は、自分にとってどんな意味があるか、を考えることが大切。 「文喫」入場料を払うと読み放題になる。 ベルギーの図書館は有料。本の購入費になる。 デンマークは、ダウンロードできる。人間図書館=人を貸し出す。芸術家や障碍者、マイノリティが話をしてくれる。 ヘルシンキ市立中央図書館は、工房がある。3Dプリンタ、ミシンなどが完備。

    3
    投稿日: 2020.08.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    本=書籍ではない。 本とは人と情報の繋がりである、という視点の提示。 過去には粘土や木など、嵩張ったり高価だったり。それ故、情報はとてつもなく価値があるものだけど、「場」や対象が制限された。 「場」の制約を超えるための口承伝達や技術革新を経て、今や情報自体は「場」の制約を受けにくい。誰でもそれなりの量と質にアクセスできる。 だからこそ、今度はブックカフェや読書会、ヒューマンライブラリーなど「場」そのものに意味を見出す文化が生まれつつある。 「本離れ」なんて言われて久しいけれど、「本=人と情報の繋がり方」と捉えたら、時代ごとに変質したりデジタル情報とは棲み分けながら、重要性を保っていくだろうということ。 面白かったです!

    1
    投稿日: 2020.07.26
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    昔、「本」は「人間」だった。オーディオブックは現代の「語り部」。 「読む」という行為が「黙読」になったのは明治以降というのに驚いた。 現代ではブックカフェがコミュニティとなって、新しい「たまり場」へと進化しているらしい。 六本木の「文喫」という本屋さんに行ってみたい。 コペンハーゲンの「ヒューマンライブラリー」は、「語り部」への回帰なのかな。語られるのは個人的な経験やけど。ブログみたい。 ヘルシンキのように、3Dプリンターやミシンなどを完備した図書館、近くにあったら嬉しいなぁ。

    3
    投稿日: 2020.07.21
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    本を「人と情報をつなぐ記録媒体」と定義しているのにハッとさせられた。この定義だと世の中にあるコンテンツの多くは広義の「本」ということになり、これだけ多くの「本」が供給されている社会では、書物としての狭義の「本」が売れなくなったのは当然のことだよなあと納得。けれど、海外の書店や図書館の話はワクワクしたし、書物の持つ可能性もすごく感じた。

    2
    投稿日: 2020.07.18