
総合評価
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powered by ブクログ竜騎士07先生がよく舞台にする戦後の日本を元に“バケモノ“をテーマにした推理モノになるのかな。 ヒロインの茉莉花の猟奇的な描写にうっとなる部分もありつつも、主人公の磊一との会話により次第に変化していく様がとても良い。 最終的な種明かしの際にもあそこは伏線だったのかと小気味い感じで読めた。 ひぐらしやうみねこが好きでこの本も手に取ったが、個人的には満足のいく一冊だったと思う。
0投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログ作者のあとがきまで読んだら、作中の「バケモノ」に込められた意味やメッセージがより身近に感じられた。 心の中のバケモノをカミングアウトするかどうか、自分も結構悩んだことがあるので身に染みた。
0投稿日: 2022.11.15
powered by ブクログだいたい作中で描かれたジェンダーの話とあとがきで語られてる内容がこの物語の肝だなと思ったのでツイッター上で言うところのオタク界隈(とても大きな主語)に疲れている様な人には多分そういう…そういう刺さり方をすると思います、自分がそうだったという感想ですがこれも… 帯のアオリから得られる印象とは結構違うなと感じられるかもしれません、うみねこで言うところの幻想描写があるので竜先生のオタクは絶対好きなやつです(逆に純粋なミステリー文脈を期待すると肩透かし食らう可能性があるよという示唆) 竜先生がおそらく美徳とされている「描かない」ことを悪癖だと感じるひとには絶対合わないので作家性と物語を信頼出来るひと向けではあります うみねこが「物語をどう読むか/作品内のキャラクターの人権とは」という話だとしたらこっちは「そういう欲求を創作に昇華出来る人への賞賛」のような らいち先生に100点が貰えるぞ
0投稿日: 2022.01.09
powered by ブクログ一度最後まで読むともう一度初めから読み直したくなる内容だと聞いていたので本格的な叙述トリックだと思って(勝手にそう思ってしまった私も悪いのですが^ ^;)用心深く読んだところ肩透かしを食らってしまいました。我孫子武丸先生に読み慣れている方なら同じ感想を抱くとは思います。が、ライトノベルから出ているしこういったミステリーが初めての人には物凄く楽しめるかも。ラノベの枠組みとしては続きが気になってページを捲る手が止まらず一気に読んでしまったぐらいです。ただミステリーの枠組みで見ると物足りなさを感じました。途中鉤括弧ばかりで背景描写、キャラクターの立ち位置、表情などの表現がないシーンもあるので気になる人には気になってしまう…かも? なく頃にシリーズ(特にうみねこ)のファンならおっ!と思う台詞があったりするので、ファンにはおすすめです。
0投稿日: 2021.06.13
