
総合評価
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恋にまつわる短編集。この本を読まずに本編進んでしまっていたから、そことそこくっついたの!?!?って思ってたところがすっきりして良かった。 黄金と空棺の間の若宮 雪哉 澄尾珍道中も読めて狂喜乱舞。なんならもっっと色んなエピソード知りたい!本編が進めば進むほど、口の悪い雪哉の生き生きした姿を摂取したくなるので…
0投稿日: 2026.04.20
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澄尾…。 おそらくちゃんと順番通り読めてるはずなので「弥栄の烏」で凌雲宮が襲撃されて諸々あった後の気持ちで読んでたら大鬱かましてたはずの雪哉が蝉食わされてて泣いた。いい閑話休題だった。 蝉食わされるやつ以外きつい話ばっかりだったけど、どれもわずかながら希望を湛えて終わる感じで救いがあったので全部良かった。 八咫烏シリーズって登場人物の一人一人にしっかりした考えや信念があってストーリーの都合で動いている感じが一切しないのが本当にすごい。澄尾…。生きている。本人たちの意思で生きているところを切り取って本にしてるみたい。読むといつも打ちひしがれる。澄尾…。 澄尾、これ以上心を持っていくのをやめてくれないか。 正直山神にやられるまで山烏出身ながら実力で若宮の近習になり小柄だけど腕っぷしは一流の頼れる武闘派ニキ(苦労人)かあ〜って感じだったのに。山神にやられてそのままフェードアウト退場するのかと思ったら全然甘酸っぱい話あってやばすぎ。そして男らしすぎ。ラスト3ページくらいの描写キレキレでずっと頬肉噛んでた。 何一つ思い通りになってないのに向日葵みたいに笑える男の人生、ハッピーエンドじゃないと許せないんだけど? 澄尾!!!!!!聞いているのか!!!?
0投稿日: 2026.02.28
powered by ブクログ本編に彩りを添える6つのエピソード それぞれのお話が登場人物の幅を広げ 山内の世界をよりイメージしやすくなっています。
7投稿日: 2026.02.15
powered by ブクログ八咫烏シリーズのスピンオフ! 本編では、 ほぼ一瞬の登場だったあの人や、 ずっと脇役に徹していたこの人も! 個人的には「ふゆきにおもう」が一番好きでした。 苦悩や葛藤も、母親の前には敵わないなと。 「ゆきやのせみ」も微笑ましかったです。
8投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ本編では描かれない、恋をテーマにした外伝を集めた短編集。登場人物たちをより深く知ることができて、どの話も読み応えがあった。雪哉の母たちを描いた「ふゆきにおもう」と、真赭の薄と澄尾の「わらうひと」が特に好き。物語の余白を味わえる一冊。
0投稿日: 2026.01.05
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少し前に遡る雪哉とますほの薄様の縁談があがった理由が明らかになる澄尾の話。浜木綿の幼少期、若宮との出会いの話。梓が回想する冬木の話。雪哉のせみの話。そして、藤宮連の怖さがわかる話。どれも本編に深く感情移入するために必要な話。
0投稿日: 2025.12.21
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『恋』にフォーカスをあてた短編集。 【しのぶひと】 真赭の薄と雪哉の縁談の裏話と澄尾の切ない恋心。 冒頭すっかり大きく成長した雪哉に貞木かと思いきや、霜試との発言があったのでまだ草牙の頃の話でしたね。一年半で真赭の身長を越すほど成長したのね…。 澄尾は山内衆としてものすごい実力を兼ね備えた人なのに、人間味が溢れてていいですね。 千早くん、察しが良すぎませんか? 【すみのさくら】 浜木綿の過去の話。 青嵐の想いに泣ける。 融殿はシリーズ通してずっと考えが読めなくて怖いです。 【まつばちりて】 まさかの松韻のエピソード! 『主』でちらっと登場したキャラをここまで掘り下げるとは…!切ない。 【ふゆきにおもう】 雪哉の産みの母、冬木の話。 雪哉の頭の良さや兵法の上手さは母親譲りであるとともにやや捻くれて世界を見るところもそっくりでしたね。 でもその裏には誰かに理解してほしい、という孤独な気持ちがいずれもあるんだよねぇ… またコミカライズを読んでからずーっと気になっていた幼い頃の若宮との会合シーンがここに来てようやく分かったのが嬉しかった〜! 【ゆきやのせみ】 異色エピソード。 若宮、雪哉、澄尾の珍道中話。 時系列としては「黄金の烏」と「空棺の烏」の間。 相変わらずの若宮に振り回される雪哉たちを描いたドタバタ劇でこの流れで切ない話がくるもんだと思って構えていたので、「うそ!?ここで終わるの?」という感じでしたが、めちゃくちゃ笑えました。 雪哉の薄情っぷりに呆れる澄尾すごい好き。(「黄金の烏」の『悪い男になるなよ…』もすごい好き) 久しぶりに若宮に対して辛辣な雪哉がいっぱい読めてニコニコ。 【わらうひと】 「しのぶひと」のアンサー的おはなし。 時系列的には「弥栄の烏」の後の話。 真赭にも澄尾にもほんと幸せになってほしい。 読み終わった後はすごく爽やかな気持ちに。「しのぶひと」から始まり「わらうひと」を最後に持ってきた収録順が完璧すぎて思わずため息が出ました。 明留くん苦労人になりそう…笑 千早くんほんと察しが良すぎませんか……!??? 次から第二章!! あ〜〜〜〜〜楽しみ!!!!
0投稿日: 2025.11.11
powered by ブクログ今回は外伝…ということで気楽に読めました。 ほんのちょっとしか出てこなかったひとに スポットライトが当たっていて 華々しくなくてもどんな人にも その人なりの人生があるんだな って、当たり前のことをしみじみと 思ってしまう1冊でした。
13投稿日: 2025.10.27
powered by ブクログ恋愛というテーマでくくられた番外編シリーズ。 あの人の過去やその後。 そーだったのかと物語がさらに繋がるし、理解も深くなる。
0投稿日: 2025.09.20
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阿部智里の筆による『烏百花 蛍の章』は、八咫烏シリーズの本編を支える豊潤な土壌を照らし出す外伝である。本書に収められた物語は、単なる“余話”にとどまらず、既に馴染み深い人物たちの心の奥に潜む情念や葛藤を細やかに描き出し、読者に新たな気づきを与えてくれる。 特に印象的なのは、各短編に漂う静謐な哀感である。それは決して救いのない悲劇ではなく、登場人物たちが背負う弱さや矛盾を真正面から照らす光であり、物語世界に深みと厚みをもたらしている。澄尾の忍耐と孤独、真赭の薄と仲間たちの関係の変化、そして松韻の凛とした選択は、読者の心に長く残響する。これらのエピソードは、本編で描かれる壮大な物語の裏側に息づく小さな声をすくい上げ、シリーズ全体をより多面的に輝かせている。 読み終えたとき、そこに残るのは哀切と同時に確かな充実感である。著者が生み出す世界は、単に英雄譚を語るのではなく、人の心の複雑さや儚さをも織り込みながら、読者に「生きるとは何か」を静かに問いかける。本書は、八咫烏シリーズを愛する者にとって欠かすことのできない一冊であり、また文学的にも高い余韻を残す短編集である。
0投稿日: 2025.09.10
powered by ブクログ多くの登場人物を緻密に想定しながら 書かれている作品なのだなと感じた。 母や育ち、環境を知ることは その人なりがいっそう浮かび上がり 物語にいい肉付けがされて楽しく読めた。 次、いってみよう!
0投稿日: 2025.09.04
powered by ブクログ先輩からお借りした本の続きです。 私の苦手な短編でございました(^◇^;) 私の苦手なファンタジーで短編ですけれども、貸して頂いたものに文句を言ってはいけません。読みますともっ (๑˃̵ᴗ˂̵)و 『しのぶひと』 端午、桜花宮前の馬場において競馬が行われる。神事の中で、選りすぐられた大烏の背に乗ったまま、土器で作られた赤い鹿の像に向けて矢を射る儀式が行われる。 その儀式に抜擢されたのは雪哉だった。 そんな折、若宮のお后候補だった美女・真赭の薄(ますほのすすき)に縁談がもちあがり、、、 『すみのさくら』 南家の姫でありながら、両親が政権争いに敗れて殺されたため山烏として育った過去を持つ浜木綿の幼い頃の話。 『まつばちりて』 こちらは完全に独立した短編。 これまでの八咫烏の物語の登場人物ではない世界。女郎宿で生まれた男嫌いの娘は、やがて書にのめりこむ。男として宮中に上がる。ある日、「忍熊」(おしくま)と署名された美しい文字に出会う。 『ふゆきにおもう』 雪哉の出生にまつわる物語。北領・垂氷郷の郷長の下の息子二人が行方不明になる。 雪哉の母、冬木と、雪雉の母梓の過去が語られる。 最後の場面に既視感が。 あ、これアニメの一番最初の場面だっ! 『ゆきやのせみ』 (笑)だから蝉か! 若宮と澄尾が食い逃げで捕まってしまった。 二人を救出する雪哉。 珍しく、ちょっと砕けた印象の一話。笑ったけれども(笑) 『わらうひと』 澄尾の告白と、結と千早の喧嘩。 身分違いの恋♡ 澄尾さん、かっこいい(*´∇`*) 短編だったのですが、結構面白かったです。 多分内容は直ぐに忘れてしまうけれど、その時楽しければまぁ短編も有りですね♪ 毛嫌いせずに、たまには短編も読みますか (๑˃̵ᴗ˂̵)و
90投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログたおやかで美しいこの作者の美しい持ち味が十分堪能できる。ただ、いくつかの恋の結末がわかるけどやるせなかった。
0投稿日: 2025.08.07
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気になってた!っていう人たちの話でとても面白かった。 特に、松韻の「まつばちりて」と雪哉の二人の母たち「ふゆきにおもう」が好き。 「まつばちりて」は、松韻の成長による気付きが切ない。なにも知らないままだったら、生きていけたとかもしれないのに⋯。 純の想いも辛い。愛が憎しみに変わるとはこのことだ、を体現したような話。 そして女性と男性との平等とは何か、というのも考えさせられる。 「ふゆきにおもう」は、なぜ梓が冬木のことを悪く言わないのかがすっきりする。 冬木は雪哉みたいな人で、本質的なものを見ることができるとても賢い女性だった。 梓はそんな冬木が大好きで、冬木も梓を可愛がっていて。この2人だけで世界は完結していたのに。 そこに本人は不本意とはいえ、突如割り込んできた雪正。最初から梓が好きだったから仕方ないとはいえもうちょっとうまくできんのか!と思ってしまった。 でも冬木の心を持って、梓に育てられたから雪哉は捻くれつつも家族を大事に思う男に育ったんだろうな。 これから第二部読むけど、梓に育てられた部分を支えに、雪哉が闇落ちしないことを願う。
1投稿日: 2025.08.06
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八咫烏シリーズ外伝 烏百花 蛍の章 本編シリーズで「ここ気になる」というところを狙ったような短編集。 1.しのぶひと 『弥栄の烏』で出てきた、真赭の薄と雪哉の縁談話にまつわる話 2.すみのさくら 『烏は主を選ばない』で出てきた、浜木綿の両親にまつわる話 3.まつばちりて 後に記載 4.ふゆきにおもう 雪哉の実母と養母にまつわる話 5.ゆきやのせみ シリーズ3作目『黄金の烏』の後、4作目『空棺の烏』の前までにあった、若君と雪哉のエピソード 6.わらうひと 第一シリーズ終了後(弥栄の烏後)の真赭の薄と澄尾の話 の6話構成です。 【ピックアップして感想】 3話目の『まつばちりて』は非常に最近散見される議論ような内容につながるなぁと思った話です。 金烏の妻である大紫に使える女性の中で、女性としての性を捨てて、男性として宮中にはべる「落女」という存在があります。 (いうなれば、宦官と逆の存在かな?) その落女としての主人公である“松韻”と、 その同僚である男性文官(蔵人と呼ばれる)の“忍熊”の物語である『まつばちりて』なのですが、 忍熊は落女という存在が気に入らず、松韻に対して難癖をつけてくる。 ↓ネタバレ注意↓ その言い分としてp.129〜 「どれだけ男の格好をしようが、お前達はどっからどう見たって女だぞ。しかも男であるとされながら、後宮には出入りできるし、断髪まで強制されている。建前ですら男扱いが徹底されていない状況で、女扱いするなと本人ばかりが息巻いている」 p.230 「女であることを誇るなら、女の格好のまま、女の官人のして働けばよいではないか」 この言い分の主張というのは、 フェミニズムをどう捉えるかという問題でもあるのですが、、、 現在日本では、 “男は仕事をして稼ぎ、女は家庭を守るもの”という考えから“男女平等として、働きたい女性は平等に働ける社会へ”に変わり、 その結果、女性が働く機会が増え、働くことの方が一般化し、 一方で、女性の性としてしかなし得ない出産関連はそのまま負担がありつつ、 子育ての面・家庭での面も、男性に振り分ける割合として、働きに対する“男女平等”と同等までは達していない。 その“男女平等だから社会へ”という主張と 実際に女性が請け負っている負担のねじれの問題を、 忍熊は突いているんですよね。 またトランプ大統領が、「性別は男女のみ」と発言し話題になりましたが、 そういう部分での、どうしても性別による体の向き不向きもあれば、脳の仕組みによる向き不向きもあるところでの、 性別という区別の問題の話でもあるなぁと思いました。 それがスルッと受け取りやすく読めるのは、 そもそも昔の日本のように、八咫烏の世界がそもそも男の役割・女の役割で当たり前の世界の話だと認識してるからでしょうね。 【全体として】 本編の中で気になったところを補う短編で、 特に真赭の薄と澄尾に関しては、本編で気になるのに描ききれないところだったので、 この烏百花の初めと終わりに描いていて、第一シリーズが落ち着いた気持ちになりました。
2投稿日: 2025.06.09
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八咫烏シリーズの短編集。 いつもは主役にならない浜木綿や、雪哉の生みの親冬木と育ての親である梓の話など、どの話も面白かったです。 ほとんどが過去の話でしたが、最後の「わらうひと」は弥栄の烏の後の話でした。
2投稿日: 2025.05.28
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面白かった。特に澄尾のことを好きになる巻だった。結は谷間で自分らしく身を立てていたよな…と少し引っかかっていたのが回収されてスッキリした。「まつばちりて」「ふゆきにおもう」が好き。 「まつばちりて」松韻が助かった時点で愛であろう、忍熊が死ぬ(藤宮連に殺される)のであろうか、と思っていたが、愛であったし、松韻が死んだ。そうか…。
1投稿日: 2025.05.21
powered by ブクログ烏百花 蛍の章/阿部智里作 外伝。短編集でしたがそれぞれにとてもおもしろかった!雪哉のせつなおもしろさ、やっぱり大好きです。 澄尾の気持ちもとても素敵だったし、八咫烏シリーズの魅力的な登場人物が満載で「オールスター」という感じでした。 そしてやっぱり浜木綿と真赭の薄の良い女っぷりが光っていました。 私は勁草院のお話が大好きなので、勁草院のお話がまた読めたのもたまらなく胸がときめきました。
1投稿日: 2025.04.22
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「八咫烏シリーズ」外伝。 恋愛のお話が多かったです。 『まつばちりて』が良かったです。 「落女」となった松韻、女であることをなめられまいと強い態度をとるのですが、忍熊という男はことあるごとにつっかかってきて…。 松韻と忍熊の愛に胸を打たれます。 『ふゆきにおもう』も良かったです。雪哉はお母さん似ですね。梓に育てられたことは雪哉にとって幸運だったと思います。雪哉の母、冬木の性格を知っていたから、雪哉のことも理解できるのだと思いました。
1投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログ短編、楽しく読みました。 弥栄の烏で雪哉が性格が変わってしまったのではないかと思うほど辛い思いをした話の後にこの外伝「ゆきやのせみ」の若宮と雪哉のやり取りはホッとします。笑えました。 澄尾はかっこいいね。「わらうひと」でこんなにいい男だったのかと気持ち持っていかれました。 1番好きな話は「ふゆきにおもう」ですね。
8投稿日: 2025.02.27
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外伝、短編集 「しのぶひと」…真赭の薄と済尾の話 そんな事があったとは!と驚いてしまった。 千早も良く人を見てるね。 「すみのさくら」…浜木綿が浜木綿になるずっと前、 若宮の悪友になるまでのこと。 子どもの頃に一緒の二人を想像すると楽しい。でも、 今もきっと変わらない関係なんだろうなというのが、 真赭の薄の描写でわかる。 若宮のさくら、見てみたい。 「まつばちりて」…二人の能筆家の話 これは悲しかった。でも、若宮・雪哉・澄尾が飛び 回る山内の世界ではこうして他の八咫烏にもそれぞれ 人生があり、必死に生きてるんだと、山内の世界観に 深みを与えた。 「ふゆきにおもう」…雪哉の実母と育ての母の話 雪哉のあの優秀さと性格がどんな人から受け継がれた のかを知る事ができ、雪哉がますます愛おしくなる。 同時に、梓がどれだけ雪哉を想っているかも知ること が出来て温かい気持ちになれる。 「ゆきやのせみ」…雪哉が蝉を食べるだけの話 とあとがきで阿部先生が書いてありましたが、その 通り。でも、雪哉が若宮を叱ってる様子や、若宮と 済尾が小さく(若宮はそうでもないか)なってる様子、 雪哉と若宮が雨宿りしてる様子を想像すると、とても 楽しくなる。読者の知らないところでも、確実に3人の 信頼関係は築かれていたんだと認識させられる。 「わらうひと」…再び、真赭の薄と済尾 済尾に幸せになって欲しい! 気持ちを素直にまっすぐに相手に伝えられるところが かっこいいし、惹かれたきっかけが済尾らしくて、内 面も魅力的だと思った。
0投稿日: 2024.12.20
powered by ブクログすっごく良かった~~~~~~~~ずっとこういう短編を読んでいたい、本編読み進めるの怖い~~~~~~~~
6投稿日: 2024.11.29
powered by ブクログ外伝が伏線回収になっていると言うか、外伝で回収されてる!玉依姫と弥栄の烏の様な感じ。外伝読んだからこそ、本編もより一層深いと思う。主人公だけじゃ成り立たない、脇を固める人達の凄さよ!!!
0投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログ八咫烏シリーズの7冊目だが、メインストーリーの裏側な巻。 登場人物たちのそれぞれの関係や、メインストーリーでは描かれなかった気持ちの部分が描かれている。 ストーリーの中では目立つことはない?彼らにも人生があること、を大事に描かれている巻だと思う。 人を好きになるって、思い通りにはいかないもの。 短編で綴られているそれぞれの章を読むと、やるせない思いもしたし、せつなく、悲しい気持ちにも。 浜木綿とますほの潔さはカッコイイですね。 澄男の恋はほろ苦いけれど、彼のまじめさと一途さを感じました。 前巻から一転して、穏やかに読める巻でした。
0投稿日: 2024.10.09
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澄尾さん、好きすぎて……。 「しのぶひと」で泣いて、「わらうひと」で真っ直ぐさに貫かせる。 どの短編も好きだが、「まつばちりて」で松韻が出てきて「おや、意外」と思ったら、素敵な話で松韻さん見直しました。 雪哉の母、冬木についても梓視点で明かされて、きらきらしてるなと思った。 あとがきを読んで、もっと「ゆきやのせみ」的なエピソードも読んでみたくなった。
1投稿日: 2024.10.06
powered by ブクログ八咫烏シリーズの外伝1巻。 短編が6作収録されている。 本編のキリキリとした緊迫感ある情景とは違った、本編からこぼれ落ちた恋愛に関する短編たちー。 ますほの薄と澄尾の話が最初と最後にあって、ふたりの関係が印象に残ると思いきや、『まつばちりて』と『ふゆきにおもう』は別格だった。 どちらの主人公も、本編では誰?あ、そういえばそんな人いたなくらいの印象だったけれど、とても凛とした素敵な女性の生きざまに心がふるえた。 その重い話の後の『ゆきやのせみ』も最高だった。 雪哉の冴え渡るツッコミと、若宮のせいでやっぱりまあまあ酷い目に遭う雪哉の様子が可笑しくて、思いきり笑えた。 順番も練られた構成になっているので、外伝集としてよく出来ていると思う。
1投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログ再読 「ゆきやのせみ」は笑えました!笑 基本八咫烏シリーズって暗かったりお堅かったりするけど「ゆきやのせみ」は面白かったなあ… クライマックスが特に最高。 最終話、「わらうひと」は、ますほのすすき様とすみおさんの関係が少し良くなっていく話。 このお話も好きだったな。最後の方、すみおさんの純粋な想いがますほ様に伝わっていくから今後が期待。
0投稿日: 2024.09.29
powered by ブクログさてさて、八咫烏シリーズ本編に寄り添う形で綴られる読みやすい短編集。スラスラ読了できて、読後感はシリーズにあまりない爽やかなものでした。 前向きで、とてもいい。ポジティブ。
0投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログ短編集だったこともあり、あっという間に読めた。 本編を補完してくれる内容でとても楽しめた。 中でも墨尾と真赭の薄の話は本編の後日談で、気になってた部分でもあったので、二人の会話にちょっとニンマリしてしまった。
1投稿日: 2024.07.26
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いやいや、本編に関係ないとはいえ、珠玉のエピソードの宝庫ではないか! 特に真赭の薄! 1巻の『烏に単は似合わない』のときは、あんなにいけ好かない女だったのに、こんなに格好いい人になるとは思ってませんでした! 「しのぶひと」 『弥栄の烏』でチラっと出てきた、雪哉と真赭の薄の縁談エピソード。 しかし、真赭の薄はどうしてそこまで拒むのかな。 やっぱり、浜木綿が好きなんかな。 「すみのさくら」 浜木綿と若宮の幼少期のエピソード。 彼女は最初から、若宮の妻になる気はなく入内していたのか……。 結果的には浜木綿が正室になり、これ以上の伴侶はいないと思われるのだが。 「まつばちりて」 誰の話かと思ったら、藤宮連で確かに"松蔭”という人がいたな、と思ったり。 けど、彼女が登場するシーンの記憶があまりないし、突然出なくなったとかも全然覚えていない。 「ふゆきにおもう」 今まで(多分)名前すら出てこなかった雪哉の実母、冬木と養母、梓の話。 雪哉の狡猾さと性格の悪さ、そして賢さは母譲りだったのか……。 最後まで、冬木を真に理解しているのは梓だけだったし、冬木の思いに涙が止まらない。 「ゆきやのせみ」 蝉を食べる描写がなんとも……気持ち悪い。 「わらうひと」 一話目の「しのぶひと」と対になる話。 澄尾の想いにこれまた涙がちょちょぎれる……。 澄尾は今は勁草院で教えてるっぽいけど、まさか山内衆に復帰するのか!?
0投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログ澄尾とますほの薄の話で最初と最後サンドイッチされた構成が好き。 2人の正面からしか向き合えない不器用さも好き 2024.7.15 101
3投稿日: 2024.07.15
powered by ブクログAmazonオーディブルで聴いた。 八咫烏シリーズの外伝。 「しのぶひと」 ますほのすすきが雪哉との縁談についてそこまで怒るのがよく分からない。 「ゆきやのせみ」 なんなのコレ?(^_^;) 雪哉に蝉を食わせる若宮、いじめ???
2投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
一部読み終わった後、この外伝読んだらなんかココロがほぐれる感じ。 若宮と雪哉のじゃれ合いみたいなやりとりで、なんかちょっと泣きそうな気分になった。 物語の世界がぶわっと広がるような短編集。
0投稿日: 2024.06.18
powered by ブクログ蛍が猿襲撃まで、白百合が追憶の烏まで、といったかんじ。 正直読まなくても差し障りはない。このシリーズが好きなら、作中のキャラクターをより知ることができるようになる、という番外編だと思う。 こちらの方が第1部の内容ということもあり、気持ち楽しく読めた。
0投稿日: 2024.06.03
powered by ブクログ最後の澄尾の話が好き 改めて言われると、確かにますほの薄のシリーズ初期から話が進むにつれての株の上り方がすごい。
1投稿日: 2024.05.15
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番外編として本筋の間に何があったかという作品集ですね。 これはねぇ、いろいろこじらせてるなぁと思いつつ読んでました。 平安時代もそんな感じだったのかなぁ。
20投稿日: 2024.05.06
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本編の裏話とかサイドストーリーとかあの頃あの人はみたいなのが大好きなので、どの話も"良〜!!!"となりながら読みました。本編では嫌な感じだった松韻の印象がはね上がったのが読了後一番大きな変化かな。
1投稿日: 2024.04.21
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本編が好きになるほど外伝が嬉しくなる。 【しのぶひと】 気になってた雪哉と真赭の薄の縁談の話。 身分やら政治やらの話をしたらお互いちょうどいい相手なんだろうけどね。 若宮夫妻は似たもの同士で仲がいい。んでもって二人とも人が良い。 真赭の薄に良い縁談をと考えてるから優しいと思う。真赭の薄の事は無視してしまってるけど。 【すみのさくら】 浜木綿と若宮の出会いはもっと野性的な感じかと勝手に思ってた。八咫烏の姿で山の中とか。 でも実際は色々と危ない出会いですね。ばれたらどうなってたか。 浜木綿は姉の様な目線で登殿したけどまさか夫婦になるとはね。 【まつばちりて】 あの人はもう居ないのか。 大紫の御前に無いものを得た。 亡くなったけど、ある意味大紫の御前に勝ったと言えるのはこの人だけでは? 【ふゆきにおもう】 雪哉はだいたい生みの親譲りだったんですね。特に賢さ。体が丈夫であれば本当に将来有望な人だったのか。 育ての親の梓さんは冬木さんの事、嫌いでは無いだろうと思ってたけど主従関係だったとは。 主従関係だけど良い関係。 いいものでは無いだろうけど側室に選ばれたのは梓さんて良かった。 兄弟仲が良いのは梓さんが大切に育てたからですよね。 まさかここで若宮と雪哉が出会っていたとは。 雪哉の父は参謀になった息子に対してどう思っているんですかね。 【ゆきやのせみ】 墨丸の戸籍に驚きは無い。 けど何をしてきたんでしょうね。 若宮が後ろで頷きながら拍手してるのは面白い。 若宮って凄いと思うんです。捕まってしまったのはしょうが無いと思うんです。思うんですけど蝉は食べれるかそんな真剣に考えないで欲しい。笑ってしまう。 【わらうひと】 同期は誰も縁談相手に雪哉を勧めない。 勁草院で言った相手に求める事だけが原因じゃないですよね。 私はシリーズ4で楽しそうに煽りながら喧嘩してたのを思い出す。 澄尾さんは凄くかっこよくて凄く良い人。 左手足が無くなっても弱くなったとは思えない。 身分が必要だと思う時もあるけどこういう時、身分が煩わしく思う。やるせない。
1投稿日: 2024.04.13
powered by ブクログ八咫烏シリーズのファンにとってはたまらない一冊。登場人物それぞれにまつわる短編が6章収録されているんですが、どれも良かった。 「ふゆきにおもう」と「わらうひと」の章が特に好きです。
2投稿日: 2024.03.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
恋の話が集まっていて、読了感がよい。澄尾と真赭の薄の恋とか、冬木の話とか素敵だった。わたしは先に第二部の追憶の烏までを読んでしまったから、とても切なくなる部分もたくさんあった。
0投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログ本編を補足というか外伝というかスピンオフ? まあ、呼び方はともかく、各キャラの性格がよく出ていて面白い短編集です!
0投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログ異世界「山内」の壮大な歴史の流れの中、主要人気キャラクターたちはどんな風に育ち、一方でどんな関係を結び、事件の裏側でなにを思っていたのか。 美貌の姫君へのかなわぬ想い、愛を守るための切ない大嘘、亡き人が持っていた壮絶な覚悟、そして、「命をかけた恋」……本編では描かれなかった、「恋」の尊い煌めきが満ちる魅惑の短編集。 「文藝春秋BOOKS」より 外伝.この話は、あの時の!と分かるあたり、本編の描写がしっかりしているからなんだろうなと思う.読み進めるごとに、作品への理解が深まり、物語が分厚くなっていく. 本編で詳しく描かれていなかった部分のエピソードもあって、それもまた物語を奥深いものにしている.
1投稿日: 2023.05.28
powered by ブクログ脇役や、少主要人物のエピソード。 時系列がまちまちなので読んでて少し戸惑う。 いい話だが、まぁ読んでも読まなくてもいい感じなので、時間があればという感じ。
0投稿日: 2023.04.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
八咫烏シリーズの外伝として本編では描かれなかったエピソードが満載なんですけど澄尾と真赭の薄のエピソードがめちゃくちゃ良い!!文末の「諦めましたよ どう諦めた 諦め切れぬと 諦めた」が集約されたお話しだった。澄尾好き〜〜。あと冬木と梓の話しも号泣しちゃったな…こういう別エピソードの話し大好き
0投稿日: 2023.02.28
powered by ブクログ★自分が捧げられるのは心だけなのだ(p.280) ・番外編の短編六つ。おもに恋愛関連。 「しのぶひと」真赭の薄にいい相手を見つけてやりたい柰月彦と浜木綿だがなかなか難しい。そこで澄尾がある案を出すが・・・ 「すみのさくら」貴族社会から離れていた浜木綿(墨子)の事情と彼女の母親に自分の母親が毒殺されたと言われている柰月彦との交流。 「まつばちりて」女性でありながら男として大紫の御前に仕える松韻(まつ)には常に難癖をつけてくる忍熊という天敵がいた。 「ふゆきにおもう」雪哉の二人の母、実母の冬木と義母の梓の間にあったできごと。そして評判の悪かった冬木の真意は? 冬木の心を思い、泣ける。 「ゆきやのせみ」お忍びに近い巡回で南家の所領に行ったとき食い逃げの疑いで捉えられた若宮と澄尾に呆れ返りつつも救い出すしかなくなった雪哉の災難。ひさびさのお気楽な若宮が見られる。 「わらうひと」結と千早の兄妹喧嘩仲裁しようとする真赭の薄と彼女に恋心を抱いている澄尾の告白。身分の差がなければいいカップルなのですが。 ▼八咫烏についての簡単なメモ(第一部第一巻から累積・・・データ消滅により欠損あり) 【明留/あける】西家の次男坊。子どもの頃から奈月彦の側近になりたいと考えていた。勁草院で雪哉の同期となる。宮烏らしく身分を重視する考え方を持っていた。「空棺の烏」で最も成長した人物と言える。雪哉に劣等感を感じているようだが性格はよくなったし身分も高いので政治に専念すれば柰月彦の右腕になれると思われる。雪哉は汚れ役に徹するだろうから右腕ではなく懐刀かな。このシリーズはアニメ化争奪戦がおこなわれてるんじゃないかと思われるますがキャラに当てたい声優さんも考えてみようかと思います。明留は櫻井孝宏さんあたりがいいかな? 【梓】垂氷郷郷長雪正の妻。父は北家に仕えていた一族、母は東家の中流貴族だった。雪哉の義理の母。雪哉の実の母である冬木にひどい目に合わされたと思われるが、雪哉を実の子のように慈しんだ。七歳のとき十三歳の冬木と出会った。 【あせび】東家(とうけ)二の姫。奈月彦の嫁候補の一人。「単は似合わない」の主人公と言える。一の姫双葉に代わり登殿する。仮名を持っていなかったので大紫の御前が「あせび」と名付けたがあまりいい意味ではないらしい。本名は不明。宮中のことをほとんど知らない箱入り娘で天然系。権力闘争には興味なし。長琴(なごん)の演奏が得意。イメージカラーは桜のピンク。声優当てるなら花澤香菜さんで決まり! 【荒山/あれやま】はじめが相続した山は周辺からはそう呼ばれているらしい。相続した翌日から「売ってくれ」という連中が来たがバックにいるのは同一人物ではないかとはじめは考えた。最後には不穏な空気をまとう絶世の美女まで来た。 【市柳/いちりゅう】勁草院で修行中。雪哉とかかわりあったっけ? なんかひどい目にあったらしい。実力もそれなりにあるし見た目も悪くないのだが、ここぞというときに決められないのと格好つけのくせに私服の趣味がすこぶる悪いので後輩からは「素直に敬う気になれない先輩」という称号をもらっている。 【羽林天軍】中央鎮護のための軍隊。 【景樹/えいじゅ】黄烏(博陸候)だった人物。先代の真の金烏だった那律彦が消息不明になったとき一緒についていき景樹のみ戻ってきた。裏切って見捨ててきたとも考えられないではないがどんな人物だったのかは不明。のちに黄烏にまで登り詰めた。南家出身でここから南家の繁栄が続く。 【英雄】「玉依姫」で、山神と大猿を倒してやると言う謎の少年。 【オオキミ】→大猿 【大猿】猿のリーダー? 山神につかえているのは八咫烏と同様。人間の言葉を解する。女性だった。 【大紫の御前】現在の王さまの正室。自分の子である長束が奈月彦に追い落とされ「前日嗣の御子」となったのでおもろないらしいし、心は今だ南家の人って感じ。声優当てるなら三石琴乃さんあたりがおもろそうな気がする。 【忍熊/おしくま】とても優美な書を書く。ルックスはいかつい。なにかにつけ松韻に難癖をつけてくる。 【お凌の方】冬木の実母。元は遊女だったが美しさを買われて北本家トップの妻となった。 【珂杖/かじょう】勁草院の学生たちに預けられる竹刀。学生証みたいなものでもあってこれを紛失したら退学となる。 【葛野志帆/かどの・しほ】→志帆 【華信】勁草院の実技を担当する厳しい教官。 【一巳/かずみ】白珠のとこで庭師をしていた。登場は少ないけど声優当てるなら中村悠一さん。まあ「劣等生」つながりで白珠に合わせてみました。役不足なので実際にアニメ化するならもっと相応しい役があるでしょう。 【神】十分に祀られなければ祟るのが本質。巫女が荒ぶる神をなだめる。《この山の神は、名前によってラベリングされた容れ物を乗り換えて生き続ける、記憶を持った一つの自我だ》「玉依姫」p.213 【苧麻/からむし】浜木綿付きの女官。南家に対する忠義はあるが浜木綿に対しては好意的ではない。 【迦亮/かりょう】頼斗の勁草院時代の後輩。頼斗の方は目をかけていたが迦亮の方は恵まれ過ぎている頼斗をやっかんでいた。 【北山雪哉】たぶんあの雪哉。人間界に留学していたときに名乗っていた名前。 【金烏】すべてをクリアしてくれる存在。金烏が誕生したときは世が乱れるとも言われているが、世が乱れそうになったときそれを正すために金烏が登場するという認識のほうが正しいそうだ。真の金烏が不在の間政治を執り行うのが金烏代、神事を執り行うのが白烏。現在、奈月彦が真の金烏と言われている。 【禁門】宮中にあり真の金烏が誕生したら開き死んだら閉じられる門。その向こうには神域があるとされているが異界ということになるのだろうか。 【空棺/くうかん】詳しくはネタバレの危険もあるので書かないが金烏の存在にかかわるものとだけ。 【クマ】地下街に住むややぽっちゃりした少年。食事や水に関する責任者。 【慶勝院/けいしょういん】南本家の菩提寺。親を失った墨子が育てられた。 【勁草院】「空棺の烏」の主舞台。いわば王の近衛兵を育てる学校。とても厳しく卒業も大変。初年度の学生を「とうじ」、二年目を「草牙」、三年目の最上級生を「貞木」と呼ぶ。三年間で「風試」「霜試」「嵐試」の三つの試験に合格せねばならない。「六芸四術二学」を学ぶ。礼楽、弓射、御法、書画、算法が五科目で六芸。兵術、剣術、体術、器術が四術。医薬、明法が二学。 【玄喜/げんき】北本家のボンボン。冬木の兄。 【黄烏】博陸候とも呼ぶ。朝廷における最高の称号。常にいるわけではなく宗主の統治に不安があるときなどに政治を行う。常に、歴史に名を残すほどの大官。 【幸福】《誰もが幸せな世界の実在を主張する者がいるならば、それは現実から目を逸らしているか、そう装わざるを得ないかのどちらかだ》楽園の烏p.236 【鴻臚館/こうろかん】外からの客をもてなす場。はじめが最初に連れてこられた施設。竜宮城のようなイメージ。日本でも福岡とかにそんな名前のところがあったっけ。 【小猿】友好的かもしれない猿。 【朔王】地下街の王。表の世界から逃げ出した者たちのスラムを初めて統一しある程度の秩序をもたらした傑物。伝説の大親分。「自分を救ってくれる法は上にはなかった。だから自分で自分を救う法を作った。ただそれだけのことだ」楽園の烏p.218。「俺ァ、自分の思い通りになる世界が欲しかったからここを作っただけだ」「死人の理想に縋ったって、いいことなんざ一つもありゃしねえよ。万事、あいつらの好きにすりゃあいい」楽園の烏p.219。トビが朔王の二代後のトップ。 【猿】八咫烏の敵とされている。洞窟から出てきて烏を殺し食らう。そうでない猿もいるとのことだが? 人界と八咫烏の世界の間にいるような感じもある。いったいどういう位置づけの存在であるのか不明。人型になることも可能。 【彩香/さやか】志帆の伯父の娘。 【三治/さんじ】地下街に住む五十過ぎくらいの右足が義足の男で実質的に地下街を取り仕切っている。 【山内村/さんだいむら】山内祭が行われ志帆はそれを見にきた。龍ヶ沼のほとりにあり、龍ヶ沼は龍が住むと言われている。また、龍は本来そばの荒山(あれやま)の山神でもあるとされている。和洋の豪邸が数多くある。 【茂丸/しげまる】勁草院時代からの雪哉の親友。大きな身体で心優しい。ある意味雪哉のストッパーというか心の支えになっていたと思われる。が、ある巻の出来事で亡くなり酷薄な雪哉誕生のきっかけになったかも? 【志帆/しほ】葛野志帆(かどの・しほ)。人の世界の少女。大沼口に行くつもりで大沼淵に行ってしまった。伯父は「山内村(さんだいむら)」に暮らしている。あるときいきなり山神への人身御供にされた。嫌がり嘆き悲しんでいたが、実は相当タフな精神力を持っていたようだ。祖母の久乃によると《志帆はただのお人好しではない。度を越した、異常なまでのお人好しなのだ。》「玉依姫」p.180 【修一】志帆の伯父。亡くなった母の兄だが没交渉だった。母(志帆の祖母)とは互いに嫌いあっているようだ。 【修吾】志帆の伯父の息子。 【潤天】→谷村潤(たにむら・まさる) 【重蔵/じゅうぞう】元親分衆に仕えていた破落戸の一人。地下街を自分たちの手に取り戻したいと考えているようだ。 【松韻/しょういん】元は「まつ」という名だった。谷間(たにあい)の女郎屋で生まれた。女郎になる前に大紫の御前の部下、楓蚕により身請けされた。大紫の御前により「松韻」の名を授けられ藤宮連に入る。 【白珠/しらたま】北家三の姫。日嗣の御子の嫁候補の一人。冬殿に住まう。光沢のある長い黒髪に信じられないほど白い肌。恐ろしいまでに選ばれることに執着している。おっとりしているあせびにあきれた。イメージカラーは白。声優当てるなら早見沙織さん。多数決取ったらこの声優さんになりそう。 【神祇大副/じんぎたいふ】ここ数年体調を崩している白烏の代理になっている。 【翠寛】山内衆で今最も用兵に優れている細くて神経質そうな男。勁草院での最初の「兵術」の演習で雪哉を圧倒した。 【朱雀門】山内における唯一の貿易拠点で外界と通じている。大天狗と交渉できる。 【すみ】最初の章に登場した子どもの頃の日嗣の御子と思われる人物の友人。「澄尾」という日嗣の御子の側近かと思われたが読み進めてみるとどうも違う人物の感じ。 【澄尾】奈月彦専属の幼馴染みにして護衛。誰もいないところではタメ口でOK。気のいいヤツ。路近ほどではないと思うがかなり腕は立つ。どうやら真赭の薄に惚れているフシがあるが貴族でないので叶うことはない。山神の呪いで左手足を失い、顔も半分以上火傷のあとが残った。 【墨子/すみこ】→浜木綿 【西家】現在の王さまの側室の出身家。職人の西。 【清賢】勁草院で座学系を担当する教官。隻腕。礼楽では近衛の任は解かれているが生徒に力の使い方を教える。 【青嵐/せいらん】墨子を南家から連れ出した女。墨子の母、夕虹を育てたと言う。 【雪斎/せつさい】雪哉(たぶん)が第二部で名乗っている名前。 【外唄】外界の唄。こちらの世界の唄ということでしょう。 【タカ】地下街に住む鼻が低く前歯の欠けた少年。怪我や病気に関する責任者。 【谷村潤/たにむら・まさる】龍ヶ沼のほとりに別荘を持っている男。正体は大天狗の潤天。 【玉依姫】乳母として山神を育てる女。元々は産んで育てるまでが任務だったようだ。今の山神を産んだ玉依姫は裏切って喰われたという話。新たに選ばれたのが志帆。有名な「玉依姫」としては神武天皇の母の玉依姫尊、大物主神(おおものぬしのかみ)の妻の活玉依姫、賀茂別雷神(かもわけいかずちのかみ)の母の賀茂の玉依姫などがある。 【千早】雪哉と勁草院で同期の中ではとても強い。クールで他者とまじわらないタイプだがだんだん雪哉たちにほだされてゆく。第二部では雪哉とは袂を分かったみたいで用心棒稼業。 【地下街】かつてアウトローたちが逃げ込んでいた貧民街、暗黒街だったが雪哉の苛烈な取り締まりによって崩壊。現在は中央の救済措置から取りこぼされた者たちが暮らしている。蟻の巣のような構造をしている。 【椿】→山神 【テルヤ】猿の暗殺者。 【転身】人から烏に、烏から人に変身すること。変身ではなく転身。日が暮れると転身能力がなくなるのでそのとき人なら翌朝まで人、烏なら翌朝まで烏でいるしかなくなってしまう。ただし真の金烏だけは夜でも転身可能。また、三本目の脚を切り落とされると生涯人に戻れなくなり「斬足」という死刑、山内追放の次に重い刑罰もある。 【東家】あせびの父は南と西のどちらにもつかないつもりだったようだが自然に南についたような形になった。ただ、東家は娘を日嗣の御子の嫁にし権力を得ようとはハナからしていなさそうな余裕がある。楽人の東。 【融/とおる】南家のトップ。若宮(奈月彦)を暗殺しようとして処刑された兄(浜木綿の父)と妻のあとをついだ。兄夫婦を殺して地位を簒奪したという説もあるがそうではないらしく、墨子(浜木綿)を逃してくれたようだ。 【トビ】伝説の大親分である朔王の後を継ぎ地下街を統べる存在。子どもの頃の雪哉に似ているところがあるので第二部の主人公格になりそうな気もする。第二部開始時点ではまだ少年。 【撫子】南家の姫。長束の妻として南家が準備している最終兵器。南家としては当然奈月彦を失脚させ長束を再度トップに立てようとしているので撫子はファーストレディとなる予定。義理の姉である浜木綿は撫子の代わりとして奈月彦の嫁候補として選ばれた。貴族の娘としてはそう性格は悪くもないが、撫子は浜木綿を自分より下の立場だと見下しているところがある。 【長束/なづか】奈月彦の実兄。性格、能力ともに秀でており次の金烏代になる予定だったが真の金烏である奈月彦が現れたのでそれはかなわなくなった。彼を中心に宗家のお家騒動が起こりそうな雰囲気もあるが当人は弟を立てようとしている。声優当てるなら端正な声が欲しいので山寺宏一さんあたりかな? 【奈月彦】現在の金烏。宗家の次男。「若宮」とも「日嗣の御子」とも呼ばれる。うつけの青瓢箪とか言う人もいる。飄々としつつクールなリアリストでもあるという感じで登場したがだんだん優しい人物になっていってるような気がする。その部分は雪哉が担当していくことになりそうだ。人間の言葉を解する。声優当てるなら福山潤さんかなあ。宮野真守さんあたりも考えたのだけど。 【捺美彦/なつみひこ】金烏代。奈月彦が金烏として即位するまでは彼が山内のトップ。 【那律彦】先代の金烏。現在の金烏代の四代前の宗主。禁門の向こうに行き消息不明となった。死んだとされているがどうかはわからない。猿を操っている敵だと考えることもできないではないが? さすがにそれでは救いがないか。 【南家】現在の正室である大紫の御前の出身家。天狗との交易権を独占するなど特権をほしいままにしている。商人の南。 【白烏】神官の長。奈月彦を金烏と認めたが後に判断を保留に変更。 【博陸候/はくりくこう】はじめを接待した八咫烏。どうやら第二部における雪哉の役職というか地位のようなものらしい。黄烏のこと。 【はじめ】安原はじめ。人間。第二部の最初に出てきた人物。主人公になるか? レトロな雰囲気の「たばこ屋 カネイ」の主。トシばあちゃんが店をたたもうとしていたのを引き取った。だが、大富豪の一族の遺産で食いつないでいるナマケモノ。今回は山を相続したらしい。その山はあの山なのか? 「なんというか、もうちっとこう、俺が楽しくなるようなニュアンスで誘ってくれ」p.23。ものごとに動じずなかなか一筋縄ではいかない大物感がある(実際の立場とかではなく)。 【浜木綿/はまゆう】南家一の姫。日嗣の御子(奈月彦)の嫁候補の一人。夏殿に入った。元の名は墨子。南家トップだった父母が奈月彦暗殺を企てその母を毒殺した疑いで粛清されたので墨子も殺されかけていたが青嵐らに救われ。なんとか生き延びた。カモフラージュのため男として暮らしていた当時は「墨丸」と名乗らされていた。後継の南家トップ、融の娘撫子を長束と結婚させ金烏代の妻としたかった南家は、失墜させる予定の若宮、奈月彦の妻候補として撫子を出すわけにはいかず、山烏の中で暮らしていた浜木綿を身代わりとした。気が強そう。冷静でけっこうフランクで蓮っ葉な物言いをする。権力闘争に積極的(少なくともそう見せようとしている)。背が高くすらりとした肢体で豊満。イメージカラーは水の青。声優当てるなら沢城みゆきさん。 【原】烏天狗。潤天に仕えている。 【治真/はるま】勁草院で雪哉の二級下の青年。雪哉を尊敬している。第二部では黄烏である雪哉の補佐、羽記の筆頭。 【久乃/ひさの】志帆の祖母。 【日嗣の御子】→奈月彦 【楓蚕/ふうさん】落女。大紫の御前の部下。まつを女郎屋から身請けした。 【藤波】内親王。奈月彦の実妹。「烏に単は似合わない」では十二歳を越えたばかり。あせびとは親しく「おねえさま」と呼ぶ。 【藤宮連】大紫の御前の親衛隊みたいなものかと。 【冬木/ふゆき】雪哉の実の母。北本家二の姫だった。身体が弱かった。十三歳のとき七歳の梓と出会い物事を自分なりに考えることのできる彼女を気に入り女童(めのわらわ)となった。優しくもあったが大貴族の娘らしい傲慢さも持っていた。読書好きで知識も多く、盤上遊戯が得意だった。軍人用のゲームでも軍人に勝っていた。愚直な北家には珍しくリアルに物事をはかることができていた人物で、彼女の身体が丈夫で男だったら天下を取ることもできそうだった。雪哉はほとんどその生まれ変わりのようなタイプなので願いが結実したのかもしれない。 【奉籍/ほうせき】女性だった者が戸籍を手放し男性として生き直すこと。そうした者を落女という。歴史上名を残した者もいると思われるが記録にはそういうことは書かれないので後の世になると男だったのか落女だったのかはわからなくなる。 【鬼灯祭】花街の祭。花街に慣れているはずの明留ですら見惚れるほど幻想的で美しい。 【北家】西家についた。最大武力を持つ。武人の北。雪哉は北家のトップ継承権第四位。 【真赭の薄/ますほのすすき】西家一の姫。日嗣の御子の嫁候補の間は秋殿に住まう。現在の日嗣の御子は幼馴染みでありずっと恋していたゆえ権力闘争ではなく恋のため嫁候補として参戦。浜木綿によると男たらしの家。色っぽくて別格に美しいが自分の美貌を鼻にかけているところもある。赤い髪。独善的で高慢で強烈で他者を疲れさせてしまうタイプでプライドが高く駄々っ子的なとこはあるが悪人ではなく、むしろ世話焼きの善人だった。イメージカラーは赤。声優を当てるなら悠木碧さんがいいかと、とりあえず第一印象で。後に成長した姿を見せる。豊かだった髪を尼削ぎにし衣装は地味になったがかえって美貌が引き立つようになった。《これは「何がわたくしに出来るか」ではなく「わたくしが何をするか」という問題ですもの》「弥栄の烏」p.183。雪哉を弟のように扱っていた。恋がさめたあとは澄尾が気になっているようだが身分違いなので叶うことはない。 【まつ】→松韻 【ミツ】地下街に住む気の強そうな少女。住むとこ全般の責任者。 【明鏡院】中央への伝手のない者が地方行政への不満等を訴えることができる場所。貧民の救済、路銀のない参拝者に宿坊を貸す、地下街から逃亡してきた無法者を引き渡したりもする。第二部の時点で院主は長束。 【モモ】一度人間界に逃げ帰った志帆が連れてきた仔犬。人懐っこくて山神にも猿にも近寄っていくが猿は犬が苦手のようだ。ここに出てくる猿は昔話の狒々なのかもしれない。 【貰い煙草】ヘビースモーカーと言えるはじめだが、本当に好むのは貰い煙草。 【安原作助/やすはら・さくすけ】はじめの父。失踪した実業家。一代で巨万の富を築き「経済界のぬらりひょん」とまで呼ばれた。旅好きではじめを養子にしたのは旅の道連れとしてだったようでさんざん引っ張り回された。 【安原はじめ】→はじめ 【山神】山内村で祀られている神。数十年に一度のスパンで肉体を乗り換える必要がありそのときは赤ん坊から育ってゆく。先代の玉依姫が育児拒否をしたので育つことができず新たな人身御供として志帆が選ばれた。後に志帆は山神のことを自分が一番好きな花である「椿」と呼ぶようになった。 【山内衆】羽林天軍とは異なり宗家一族を護るための軍。いわば王の近衛隊。権限も大きい。勁草院で育成する。 【山の意志】山神のいる山では山神を育成するためのシステムが成立している。それによりそこにいる者たちのありようや意識を変えてしまうこともある。 【結/ゆい】千早の妹。目が見えない。琵琶と唄の才能があるり花街の鬼灯祭に駆り出されたりもした。外唄も得意だし好きなようだ。ある時期から西家の預かりとなった。じつは千早との間に血縁はない。 【夕虹】墨子(浜木綿)の母。奈月彦の母を毒殺したと疑われ粛清された。 【幽霊】自称「幽霊」の不穏な空気をまとう絶世の美女。はじめを誘いだし山中に送り込んだ。八咫烏に恨みがあるようだが猿関係か山神関係か? あるいは烏の不満分子関係か? 【雪雉/ゆきち】雪哉の腹違いの弟。「弥栄の烏」のとき勁草院に入ろうとしていた。 【雪馬/ゆきま】垂氷郷郷長雪正の長男。 【雪哉】第一部全編通しての主人公とも言えそう。北家氷郷の郷長雪正の、ぼんくらとして有名な次男雪哉は心ならずも、うつけとして有名な日嗣の御子(金烏)である奈月彦の側仕えとして朝廷に入ることになってしまった。そっから彼の苦労が始まる。実は北家のトップ継承権の第四位に位置するけっこうなお坊っちゃま。勁草院に入ってから他者に何かを教えるのが信じられないほど下手だったとわかりショックを受けた。どうやら天才ゆえに自分の理解できることと他者の理解できることの差異がよくわかっていないようだ。当人以外からはけっこう胡散臭く見える。特に勁草院に入ってからはオタオタするところのまったくないふてぶてしさが目につく。第二部では長束いわく「必要性の奴隷」。声優当てるなら普通に考えたら梶裕貴さんかな? 昔なら山口勝平さんで決まりって感じやったけど。 【裕美子】志帆の母。 【頼斗/よりと】北小路頼斗(きたのこうじ・よりと)。山内におけるはじめの案内役に命じられた。人間界への留学経験者らしい。家柄もいい、頭もいい、腕も立ち、顔もいいと全てを持っている青年だが恵まれ過ぎてあまり柔軟ではない。 【楽園】はじめが山内見物しているとき折に触れて人々に聞く言葉が「あんたらにとって、ここは楽園か?」。そうして判断の材料にしているのだろう。ただし、誰もが楽園と思える場所なんかないとも思っている。 【落女】→奉籍 【利音/りおん】藤宮連で将来を嘱望されていたようだが男と駆け落ちし自害させられた。 【龍ヶ沼】大沼とも呼ばれているようだ。 【路近】おそらく八咫烏最強戦士。一人で猿の集団にも勝てるだろう。知性派でもありあらゆることを独特な視点で見通し現実的な方法を取ることができるタイプ。長束の護衛であり忠誠を誓っているがコントロールの難しい男であり長束が思うような方向性になるかどうかはわからない。敵に回すとこれほど恐ろしい相手もいないだろうし味方につけることができたら頼りになるだろう。いずれにせよ大駒なのでその存在がキーになりうる。「ろこん」とも「みちちか」とも呼ぶようだ。声優当てるなら普通は大塚明夫さんあたりかな。あるいは「キングダム」の王騎っぽい位置付けでもあるので小山力也さんとか。 【若宮】→柰月彦
1投稿日: 2023.02.05
powered by ブクログ恋に関係するお話とセミを食べるお話が混じった本。 セミを食べる話が意味がわからんし、ちょっとイジメっぽくて理解不能やった。いる?? 割と悲恋が多めなので、松韻の回とか泣きそうやった。
8投稿日: 2023.01.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
壮大な山内の物語の登場人物の「その間」が描かれる短編集。個人の心情にフォーカスしており、物語の中でそれぞれがどんな思いを持っていたのかわかって別の角度から物語が見れてなかなか興味深い。 ふゆきにおもうが個人的には特に好きだった。
3投稿日: 2022.09.23
powered by ブクログ八咫烏シリーズ外伝の短編集読了です。 本編うろ覚えなので、大丈夫かなと思ったけど さくさく読めました。浜木綿良いです! 面白かったです。
1投稿日: 2022.05.11
powered by ブクログ世界を一から作り上げられてるガッツリファンタジーの烏シリーズなので、こういった短編で謎が埋まっていくのが楽しい。聡明なキャラクターが多いのもこの物語にのめり込める要素になっていると感じる。
1投稿日: 2022.04.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
八咫烏シリーズの6つの話の短編集。 「しのぶひと」・雪哉と真赭の薄の見合い話が出た裏側が分かったが、もう澄尾の馬鹿っと言いたくなる人続出だろう。本当に澄尾の頭には若宮と真赭の薄の幸せしかないのが不器用過ぎる。 「すみのさくら」・浜木綿が山烏になる経緯が書かれているが、物語冒頭から若宮に会うまでは同一人物かと思うほどの別人振りに環境とは恐ろしい。そして、浜木綿じゃなくてもこれは若宮に惚れる。 「まつばちりて」・谷間生まれの少女まつが自分の力だけで藤宮連の一員にまでなるが、鳴りを潜めていた毒盛至上主義大紫の御前が上にいる組織のルールがまともなわけがない。地味に今上帝に同情したくなった。 「ふゆきにおもう」・雪哉の実母冬木、育ての母梓の話だが梓が個人的には好きではない。梓が冬木のことを心を尽くして雪哉に話していれば雪哉が性格が悪いのは母親譲りなどと思うだろうか?自分は知らなかったと言う主張はあせびを彷彿とさせる。 「ゆきやのせみ」・勁草院に入る直前の雪哉と若宮の珍道中と言っていいと思う話。八咫烏シリーズの当初の2人が懐かしく、それだけに切ない。あの頃の2人の雰囲気が好きだったが、今は雪哉が好きでない私は心が狭いのだろうか。 「わらうひと」・本編から半年後、あれから澄尾と真赭の薄ってどうしたの?と思っていたが、良い意味で2人共変わっていない。潔い澄尾とそれに混乱する真赭の薄、結婚出来ないならいっそこのまま2人共独身を貫いてほしい。
1投稿日: 2022.02.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「ゆきやのせみ」 本編で若宮も雪哉もだいぶ変わってしまった(特に雪哉...)から、本編2作目を彷彿させる、若宮と雪哉のキレッキレのボケ・ツッコミ珍道中にほっこり。 澄尾、幸せになってくれー。
1投稿日: 2021.09.11
powered by ブクログ単行本は半年ぐらい前に読んでるので、今回が2回目。 「まつばちりて」は何回読んでもやっぱり印象に残ります。 ただただ雪哉が蝉を食べるだけの「ゆきやのせみ」も好きです。 こういう番外編をまとめたものが個人的にすごい好きなので、これからも楽しみに、白百合の章も読むのが楽しみです。
6投稿日: 2021.08.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「しのぶひと」澄尾の真緒の薄への恋心。 「すみのさくら」浜木綿の子供時代。 「まつばちりて」大紫の御前に嫉妬され、処刑されたまつ。私は彼に愛された。あなたが手に入れられなかったもの。これが一番好きだな。ヤヌスの鏡外伝でも似たようなテーマあったが。 「ふゆきにおもう」冬木は雪哉の実母。雪哉の性格は母似。 「ゆきやのせみ」若宮が食い逃げで捕まり(冤罪)、雪哉が駆けつける。 「わらうひと」澄尾が真緒の薄に、どのようにして好きになっていったのかを話す。真緒の薄の答えは変わらないけど、ひょんなことから澄尾を見直す。やっと気づいたかと笑う澄尾。
1投稿日: 2021.08.01
powered by ブクログしのぶひと、すみのさくら、まつばちりて、ふゆきにおもう、ゆきやのせみ、わらうひと。読み終わって、それぞれのタイトルを振り返ると、「ゆきやのせみ」の輝きがすごい(笑)冬木さんの話が読めてよかった。
1投稿日: 2021.05.28
powered by ブクログ本編と違う視点で、八咫烏の世界を覗くことができて、とてもおもしろかったです。 恋のお話や、新たな真実、本編の裏での話などが盛り込まれています。 八咫烏シリーズ好き必読の書です!!
1投稿日: 2021.05.26
powered by ブクログ恋話はあんまし好きじゃないけど山神編の後の山内が読めただけでも満足! 新たなストーリーが待ち遠しい!
2投稿日: 2021.04.22
powered by ブクログ今までの登場人物の知らなかった過去、知らなかった一面が見れてまた登場人物に対する印象が変わった。個人的にはゆきやのせみのような話を延々と読みほっこりとしたいところである。
1投稿日: 2021.04.04
powered by ブクログ八咫烏シリーズ外伝。異世界「山内」を彩る八咫烏たちの、 想い、愛、そして恋を綴るファンタジー短編集。 しのぶひと・・・真赭の薄と雪哉に縁談?雪哉の言動に憤慨する 明留を諭す澄尾だが、彼には秘めた想いがあった。 すみのさくら・・・なぜ両親は死んだのか?宮烏から山烏に堕とされ、 もがきながら育つ墨子と、弟宮との出会い。その縁は桜。 まつばちりて・・・“落女”になり男として朝廷で働く松韻だが、 蔵人・忍熊との出会いが彼女を変える。嘘と真実、そして愛。 ふゆきにおもう・・・雪哉と雪雉が行方不明に。探す梓の脳裏に 浮かぶのは、冬木の事。二人の心と想いが交錯する。 ゆきやのせみ・・・若宮と澄尾が食い逃げ犯で牢屋入り?解決に 導いた雪哉だが・・・「ニンゲンやべえな・・・」に爆笑! わらうひと・・・「しのぶひと」のその後。結の決意を千早に伝えた 真赭の薄は、そこで出会った澄尾に真意を尋ねる。 用語解説、人物紹介有り。 異世界に息づく八咫烏たちの、想いや恋を語る短編集です。 恋しい相手を、見守る姿。 実は身近にいた味方の存在を、隠された愛情を知る、姿。 こういう組織を作らざるを得なかった者の心の闇と、姿。 その組織に身を投じたが、嘘の言動に見えた真の愛を知り、 落女から女性に戻った、姿。忘れ形見を抱いて泣く男の、姿。 幼き頃から側に仕えていたゆえに理解出来た、真の姿。 忠誠を誓った相手に翻弄され、素を曝け出してしまう、姿。 兄である人の心もわかる。が、未来を見据えた覚悟の、姿。 そして、かの事件を経て、素の言葉と心を交わす二人の、姿。 想い、愛、そして恋の様々な姿が切なかったです。 短編であるからこそ、語れる話なのかもしれない。 また、雪哉は冬木の子なんだなぁとしみじみ実感しました。 それと、真赭の薄と明留の姉弟は揃って世話好きなのね(^^♪
7投稿日: 2021.04.03
powered by ブクログしのぶひと。真赭の薄への想い。すみのさくら。若宮を想う墨子、浜木綿の君。まつばちりて。不器用な松韻と忍熊。ふゆきにおもう。雪哉の母、冬木、そして梓。ゆきやのせみ。若宮のお守り。わらうひと。澄尾の想い。第2部へとつながる短編集、外伝。切ない恋物語(だけではない)。
0投稿日: 2021.03.25
powered by ブクログ八咫烏シリーズ 外伝 6篇が収録されている 少しずつ芽生えた恋の物語や奈月彦様と浜木綿様の出会いの物語、女を捨て宮仕えする女の物語、幸哉少年の母達の物語、そして日常を描いた物語たち どの物語も良く、おまり視点を当てられてこなかった人の物語は興味深かった やはり印象深いのは対となる「しのぶひと」「わらうひと」だろうか 真赭の薄様も澄尾様も好きだから、2人なりのスピードでいつかは幸せになって頂きたい
1投稿日: 2021.03.24
powered by ブクログさくっと読める短編集! 主要人物の話も、そうじゃない名もなき人の話も、同じように読み応えがあって面白かった。 なかなか恋愛ものを読む機会がないから、余計新鮮な気持ちで読めた。やっぱりますほのすすきが好きだな〜!
1投稿日: 2021.02.05
powered by ブクログ短編集と思わずに読み進めました。短編はあまり好きじゃないのですが、そこはスピンオフ、いろんな背景がわかり楽しく読み進めることができました。 真赭の薄と澄尾の話が1番よかった 2人の話で始まり、そして終わる、よかった これから先どうなるのか微笑ましく見ていこう 結のこれからの話も楽しみ こちらにも真赭の薄が関わってる 彼女好きだなぁ まつと忍熊も切ない まつが産み落とした卵はどうなるのかな 全ての話、その前、後が気になる また忘れていた所がある もう一度読み直そう
1投稿日: 2020.12.14
powered by ブクログ大好きな八咫烏シリーズ♪短編6話収録されていて、どれも良い~(*´艸`*)ァハ♪でも、ゆきやのせみが、笑えたꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ雪哉と若宮ストーリーでない所で、こんな事あったんだなぁ。私でも殴りたくなるꉂ(ˊᗜˋ*)ヶラヶラ真赭の薄と澄尾続きないのかなぁ…もう少し先知りたい( * ॑꒳ ॑* )♪後書きにもあったけど、第二弾発売されたらいいなぁ(*´艸`*)ァハ♪
1投稿日: 2020.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ外伝。恋の短編集です。 真赭の薄と澄尾のお話で始まり…終わる。 二人とも格好良くてすき。身分違いの恋はどうなるのだろう。後日談読みたいです。 「まつばちりて」切なくて悲しいです。 本編で語られていなかった人物が登場する事によって、更に物語の世界が広がりもう一度初めから読もうかなと思わせる。
1投稿日: 2020.11.07
powered by ブクログ八咫烏シリーズの番外編で短編集。『 まつばちりて』が切なくて泣いてしまいました。『ふゆきにおもう』では雪哉のお母さんのストーリーが知られて良かったです。にしても、ますほの薄が素敵すぎ…!
2投稿日: 2020.11.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
真赭の薄と澄尾の恋、「しのぶひと」で始まり、「わらうひと」で終わる。 「まつばちりて」落女として生きてきたまつこと松韻と忍熊の話が印象に残った。痛切。 男装の女性の自己実現と恋で終わればよかったのに、なんとも後味が悪い。 そういう立場の女性だからかな。 ふゆきにおもう、は凡庸に見えた雪哉の父母がきちんと描かれていてよかった。
2投稿日: 2020.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
「弥栄の烏」でなんだかいい感じの仲になった澄尾と真赭の薄の前日譚「しのぶひと」。これを先に読んでたら「弥栄の烏」はより感動できたのかも、という気がします。個人的には「弥栄の烏」の後日譚を読みたかったなーと思ってたら、最後に収録されている「わらうひと」がまさにそれで、めでたい感じに終わって一安心。 浜木綿や雪哉に関するお話も良いのですが、一番印象に残ったのは「まつばちりて」。登場人物たちの愛憎・嫉妬が絡み合い、悲しい結末に至ってしまったことに、何とか松韻と忍熊が幸せになる方法は無かったものか……と、思い悩まされました。 悲しい気分にもなりましたが、その後「ゆきやのせみ」でダメージを和らげてもらい、最後は「わらうひと」で〆る流れに救われました。
1投稿日: 2020.10.27
powered by ブクログいやー文庫化待ってました!! 今回は文庫化するまで長かったなぁ。。 短編集ということで、話ごとの時系列を追うのがちょい大変かもしれないけど、あの時の裏でこんなことがあったのか!って話は好きだぁ〜。 『ゆきやのせみ』みたいな、「黄金の烏」から「空棺の烏」の間にある幕間劇は、今後も読んでみたい!オチとしては何の変哲もないものかもしれないけど、これが日常だっていう感じが良い。 『わらうひと』は最後の方で、澄尾が真赭の薄に色々説明してくとこが良い!!!澄尾が真赭をそんな風に思ってたのか!って。澄尾越しに見る真赭、かっこいいわぁ。
1投稿日: 2020.10.15
powered by ブクログ恋の物語と帯にあるので、甘いかと思いきやそうはならなず、容赦ない展開もある短編集。甘いもの好きとして評価してしまうので物足りないと言ってしまうが、設定を安易に曲げない強さも味わえる。
1投稿日: 2020.10.10
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
単行本も買ってるけど文庫版も買って読了。 毎度の事ながら阿部さんの書く文書には匂い立つ瑞々しさがあるなぁ… 草花の香りが読み手のこっちまで漂ってくる。 今回の本のテーマが恋。 澄男大好きな自分からしたらしのぶひととわらうひとは本当に堪らない。 特に澄男が真摯に真赭に心情を語るわらうひとなんて心が締め付けられ過ぎて泣いた。 自分にさしだせるものはこの気持ち一つだけ。 でもそれって、人によるかもだけど富だ名声だ、政治力だなんだという人の汚い部分に巻き込まれて育ってきた貴族の特に真赭なんかは『あなたの事が好きです。』と言うこのたった一つの気持ちは特に尊いものなのでは? と感じた。 きっとそれは山内の世界だけでなく現実の世界でも重要な事だよなー。 上質な短編集、ご馳走様でした。
1投稿日: 2020.09.28
powered by ブクログ短編集はあまり好きじゃなくて、敬遠する傾向があるけど、好きなシリーズなので、読んでみました。 結果、読んで良かったです! どの話も物足りなさを感じずに読めました♪ 奈月彦と浜木綿の初対面の話が個人的には◎
1投稿日: 2020.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
・しのぶひと 雪哉が勁草院にいる時、姉思いの明留を中心に澄尾の秘めたる恋心の話。真赭の薄の雪哉への優しい思いが伝わる反面、澄尾が何というか。。。 ・すみのさくら 浜木綿の幼少期の話。若宮との邂逅も。育ての親である青嵐との別れのシーンも夕虹(浜木綿の母)への想いにあふれており良かった。 ・まつばちりて 松韻と忍熊の愛し愛される物語。そこに入ってくる順の嫉妬。そして、大紫の御前による人に愛されることがない人のがゆえの憎悪。大紫の御前には絶対に幸せになって欲しくはないと思えるようなエピソードだった。 ・ふゆきにおもう 雪哉の母親である梓と冬木の話。冬木と同じくらいに雪哉を思う梓が良い母親すぎて羨ましくなってしまう。 ・ゆきやのせみ 雪哉と若宮のほんわかエピソード。 ・わらうひと 千早の妹の結の話。
6投稿日: 2020.09.22
powered by ブクログすみおさんはほんとに幸せになってもらいたい 結ばれる方も見てみたいが、このままの方も見ていたい まつの話は辛かったなぁ
1投稿日: 2020.09.21
powered by ブクログしのぶひと/すみのさくら/まつばちりて/ふゆきにおもう/ゆきやのせみ/わらうひと わかりやすい恋、わかりにくい恋、すなおな恋、しのぶ恋、かなしい恋、見かけが違っていてもどんな恋にもそれぞれの思いがある。 いろいろな恋の色々な想いに浸って泣いたり笑ったり。 思い切り泣いてしまったお話が ひとつ 。
1投稿日: 2020.09.20
powered by ブクログ八咫烏シリーズの幕間のお話で、本編とは、また違う感じで、面白かったです。 本編では、詳しくわからなかった真実などもあって、気になってたからわかって、スッキリという感じもありました。 ただ、実際には存在しない生物の生態を気にするのも無粋な話とは、思うんですけど、八咫烏が、卵胎生という設定なので、じゃあ月のモノってないのでは?と変なことが気にかかってしまいました。
1投稿日: 2020.09.16
powered by ブクログヒットする異世界ファンタジーを描く小説家は、本当に言葉を紡ぐのが上手い。だからこそその世界観にどっぷり浸かれるし、その表現豊かな文字から平凡な私の脳でも想像力たくましくなれる。 シリーズものが好きだと、こういった外伝にこそ登場人物の人となりや、想いの背景が描かれているので楽しみでしょうがない。 思わず泣いてしまったのは「ふゆきにおもう」。外聞では見えない真実。雪哉の生母冬木と梓の関係に胸が詰まる。 「まつばちりて」もそういう意味では、最期の松韻は晴れがましくあったのだろうけれど、切なくも、はかなくも、なんとも言えない気持ちになる。 本編で気になってた、真赭の薄と澄尾のその後の関係も描かれていて、ラストちょっとにやけてしまった。
1投稿日: 2020.09.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本編では語られなかった八咫烏たちの短編集。メインテーマは「恋」。 買って初日に一気読みしました。他のものが手につかないぐらい集中して読む小説は久しぶり。どのお話も私の予想を上回ってくるから、先を知りたくて止めどきがなかったです。 改めて、自分は阿部智里さんの作品が好きだと再認識。次の日発売の『楽園の烏』がより楽しみになりました!(そして『楽園の烏』読了。本編の展開に衝撃を受けこの作品の感想を書くのが遅れるという…) 以下、各物語の感想です。 (この感想文は『楽園の烏』を読んだ後に書いたので、第二部の内容にも少し触れています。) 「しのぶひと」「わらうひと」 今作品の最初と最後、真赭の薄と澄尾2人(羽?)のお話。第一部本編でも2人の関係は触れられていたので、その補間といった感じです。 おそらく、題名の主語はどちらも澄尾かな。2人の関係性の変化を表しているようで素敵。物語の最後が明るい話だとホッとします。 「ふゆきにおもう」 雪哉の母親、冬木と梓の物語。主従ながら、お互いを尊重している彼女たち。その関係が世間のしがらみで壊れたように思えても、梓と冬木の子ども達に対する愛情は心強い。こうした関係性大好きです。 なお、「冬木が男だったら朝廷を牛耳ることが出来る」という梓の評は、雪哉の将来を暗示している気がします。 「ゆきやのせみ」は今作品で唯一、恋が関係ないお話。奈月彦・澄尾・雪哉の水戸黄門みたいな珍道中。本編はどんどん進んでいるけれど、2人に追い回されている雪哉の物語はもっと読んでみたいです。 (『楽園の烏』を読んだ後この二編は思わず読み返しました。どちらもまだ子どもらしい雪哉の姿に、寂しさと切なさを感じます。) 「すみのさくら」 一番好き、浜木綿。彼女の行動はかっこよくて好きなので、その心情・過去が掘り下げられていて嬉しかった。奈月彦と桜の思い出に対して恩返しをしたいと思う浜木綿。物語として「烏に単は似合わない」のあせびとの対比が上手い。 「まつばちりて」 今作品で読後一番心に残ったお話。 本編からの登場人物は大紫の御前と奈月彦ぐらいなのだが。今作品の語り手である松韻とそのまわりの人間関係の描写に引き込まれました。
1投稿日: 2020.09.07
powered by ブクログこれは、シリーズをもう一回最初から読みたくさせる罠本ですな!(笑) というか私は、もれなく二周目突入する予定。 「しのぶひと」から始まって「わらうひと」で終わるという、澄尾と真赭の薄コンビが好きな方には、かなりたまらない仕様になっていると思います。 この二編が描かれるだけ、本編も進んできたといえばいいのか。二人の気持ちが、様々な出来事によって彩りを変えたんだなぁという、それはある程度の時間を共にしてきた読者にとっても、なんだかジーンとくるものがあります。 また、本編でも印象に残っている藤宮連のお話を描いた「まつばちりて」。 そして、雪哉の出生を辿りながら、二人の母、冬木と梓を追う「ふゆきにおもう」。 どちらも、人の心の真と偽をうまく交えながら、でも最後には相手の真を見抜くという、そんな流れに短編ながら感動させられました。 言葉の編み方ですかねー、ストレートにするするっと読めるんだけど、ちゃんと感情移入出来て良かったです。
6投稿日: 2020.09.05
powered by ブクログ【秘めた恋。命がけの恋。大ヒットファンタジー外伝集】身分違いゆえ秘めた想い、愛を守るための嘘、命をかけた恋。150万部「八咫烏シリーズ」本編では描かれなかった、鮮烈な6編。
1投稿日: 2020.08.25
