
総合評価
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powered by ブクログ比較的薄めの第七巻は、怖くて悲しくて切ないけど不思議で面白い物語ばかりだった。 『火焰太鼓』では散々ハラハラさせられてやっと一息ついたと思ったところに、まさかの真実が待ち受けていて思わず泣いた。 『一途の念』も悲しくて不憫な話だったな…で終わらずにあっと驚く展開が用意されている。 表題作も《迷える魂を導く水夫》が登場する時点で期待しかないし、期待以上だった。 こういう不可思議な話って何から着想を得ているのかとても気になる。 それとも宮部さんの完全な創作なのかな。 この巻に限らず、どの物語も面白いって凄いよね。
2投稿日: 2026.01.18
powered by ブクログ三部作 1,火の太鼓、山の中の湖の神様?人? 2,団子屋の女の子のお母さんの顛末 3,魂手形 木賃宿に怒魂を連れた水夫が来る
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ江戸の神田にある袋物屋の三島屋さん。その店の次男坊の富次郎が変わり百物語の聞き手です。今回もそれぞれに3人の話し手が訪れます。話し手の事情は世間に語られる類いの話ではなく、不思議且つ人情に絡まる話です。それだけに、聞き手の富次郎も襟を正しながら話し手の想いを受け止めます。 3つの話の中でも、「火焔太鼓」の話は、話し手の中村新之助の兄嫁「よし」の賢さが光ります。美丈夫の兄、柳之助の嫁に河原の石に目鼻をつけたような容貌の娘が何故この家の嫁に請われたのか?この藩の山城を守る火消し組が鳴らす大太鼓にその秘密がありました。昔からの伝説と言われている話には、必ず何らかの曰くがあります。その秘密を受け継ぎ、この藩を火災から代々守っているのはよしの実家、茅野家でした。非情と言える茅野家の使命を凛として受け入れ、佇むよしの姿は、多分見目形の麗しさを超えるものだと思いました。
0投稿日: 2025.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
火焰太鼓 美丈夫な中村新之助が10の時里の城下を、守るお太鼓様の伝誦を語る。 一途の念 焼き団子屋台のおみよと3人の兄、団子屋台を始める前の端末と母の悲しい話。 魂手形 亀甲縞の浴衣着た鯔背な老人吉富が語る。 木賃宿の跡取りだが幼い頃母親が客と駆け落ちし、祖母に曲尺で折檻されでいるところを、ガタイがよく口が悪い女中のお竹が祖母を一括して守ってくれ、そのまま父の拌吉の後妻となる。 15になった吉富はお竹の三味線仲間の別嬪を嫁に貰うこととなり浮かれていると、盆の最中鳥目の男が宿に入る。 その日布団を片付ける吉富とお竹は幽霊を見、男の部屋から真夏なのに寒い空気が。 幽霊は男の連れだった。 男は成仏しきれない魂を成仏させる手形を持っている。 前の魂との失敗で体も力も弱る男、困っている幽霊を助けるため吉富はたつ。
0投稿日: 2025.10.24
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火焔太鼓、一途の念、魂手形 の3篇。 怖い、もあったけど、もはや悲しいが先に立つ話が多かったな…。 他人にまで「そう」見えるほどの一途の念って、すごい。すごいというか、悲しい…。
1投稿日: 2025.08.20
powered by ブクログオーディブルにて。 団子屋を営む娘からのお話、「一途の念」が印象的だった。お団子も美味しそう。 余談だが、同じ時代のあやかしを描いた小説を読んで、比べてみると改めて宮部みゆきの上手さが引き立った。ゾクッとさせる怖さ、悲しみや温かみの描写が沁みる。
4投稿日: 2025.08.14
powered by ブクログ三島屋変調百物語七之続。三篇の挿話をおさめるが、好みはやはりお団子の描写が魅力的な「一途の念」か。全体的に恐怖感は控えめながら、最後の最後で例の謎の裸足男が登場して、挿話以外の部分で恐怖感を盛り上げる。
4投稿日: 2025.08.06
powered by ブクログ3話目の魂手形はスーッと冷えるような、夏にぴったりな怪談?百物語?しかし人の温かさも感じられるような、素敵な物語でした。 1話目の焔太鼓は宮部みゆきの百物語を感じられるような、悲しくも多くの人の思いを抱くような、そんな物語だと思います。
0投稿日: 2025.05.16
powered by ブクログ序 第一話 火焔太鼓 第二話 一途の念 第三話 魂手形 百物語なんかしてると、この世の業を集めますよー。江戸は神田の袋物屋三島屋では、風変わりな百物語が続けられている。語り手一人に聞き手も一人。主人の次男富次郎が聞いた話はけっして外には漏らさない。少年時代を木賃宿で過ごした老人が三島屋を訪れた。迷える魂の水先案内を務める不思議な水夫に出会ったことがあるというー。 三島屋に嬉しい報せも舞い込み、ますます目が離せない宮部みゆき流の江戸怪談。 第一話 不思議な力で火災から村を防ぐ太鼓の話 第二話 顔がそっくりの3人兄弟と妹が助け合って屋台で働く話 第三話 迷える魂を運ぶ水夫の話 第三話の最後にまたまた”商人”が出てくる。なんだか不穏な感じがする。おちかに何もないと良いのだけれど。
0投稿日: 2025.05.12
powered by ブクログ聞き手が三島屋の次男、富次郎になってから2作目。絵心のある富次郎は聞いた話を白墨で絵にして「あやかし草紙」と名付けた箱に封じ込め聞き捨てる。 「火焔太鼓」「一途の念」「魂手形」の三篇収録、シリーズ7作目。→ 今回はどの話も「不思議感」が増していて怖いというよりしんみりする感じ。「あやかし」側の気持ちになるとよりしんみり。 魂手形が特に良かった。水面、好きだなぁ。お竹も好き。宮部さんが描く大人と子供の交流が大好物なんで、ほんとほっこりしながらじーんとなった。→ そしてラストにはおちかの時からのアレ。これ、次巻はまたもは波瀾万丈では?読むのが楽しみすぎる!! 新刊も出たし、まだまだ楽しめると思うと嬉しいなぁ。
6投稿日: 2025.03.11
powered by ブクログ三島屋怪談語りの百物語、第7作。二代目聞き手の富次郎も板についてきた。 妖しくも魅力的な怪異の話が続く中、先代聞き手のおちかにはめでたい話が。 シリーズの中でも、全体的に穏やかな雰囲気が強い。 ただ、最後にまさかのキャラ登場。これからどうなる?
1投稿日: 2025.02.17
powered by ブクログあっという間に読んじゃった。 富次郎さんの反応が一々可愛くって、ほんわかする。 『火焔太鼓』では火の神が出てきたり、『魂手形』では魂を導く男と幽霊の女が出てきたり、語り手自身が変身したり、結構ファンタジックだったかな。
0投稿日: 2024.11.26
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
シリーズ7 三島屋次男坊小旦那富次郎 第一話 火焔太鼓(美丈夫の侍 国許の兄夫婦と神器の秘密) 第二話 一途の念(富次郎の知り合った屋台の串団子売りの娘おみよ 不幸だった父母の話) 第三話 魂手形(鯔背な老人 子供の頃家である木賃宿に泊めた男と幽霊との奇妙な出来事) 不思議というより、複雑で辛い出来事の話が多かった。内容が複雑で読むのに少し手間がかかった。
0投稿日: 2024.11.22
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今回も優しい感じのお話だった。最後は少し怖さを主人公に残しての終わり方だった。おちかに罰が当たるのか…。ただ全面的におちかが悪いわけじゃないと思う。悪さをしようと思って許嫁が死んだわけじゃない。誰にだって迷って悩んで、そして口に出せる勇気があるわけじゃない。全てを完璧にするなんて無理。しかし今後の動向が気になる。最後のおじいさんは素敵だった。素敵なお義母さんが居たから素敵なおじいさんに育ったんだなあと思った。やっぱり側にいる人の影響受けるし。私も粋に年を取りたい。
0投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログ幽鬼も怖いが、人間が一番怖い。 うーん、寝る前に読むんじゃなかった・・・ 暑いのに寒気がする感覚でした。
0投稿日: 2024.10.05
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三島屋変調百物語シリーズも7巻目、百物語としても三十四話と全体の1/3、前半を超えるところまでやってきた。 今回はいつもより1話少な目で本自体も薄めの3話収録…とはいえ、3作とも内容は薄くない…いや怖さは薄いか…中身はしっかり面白い。 荒神を彷彿とさせる1話目、人情妖怪話の3話目、しっかり読ませる中編の間にはさまる2話目の短編が一番好み。 舞台を昭和にして、怪奇大作戦の1話として撮ってほしいような良き話。母の愛を受け子供たちが素直に育ったというその結果だけでも、おじさんは涙する。 3作目の最後はマーベル映画の最後のような気の持たせよう…それもまた良し、早いこと八之続を読みたいもんだ。
1投稿日: 2024.08.11
powered by ブクログ第一話『火焔太鼓』 火の神様の力が宿る火焔太鼓のお話し。 火事場で打ち鳴らせばどんな炎も吸い込んで収めてくれるけど、火の気のないところで打ち鳴らしてしまうと逆に炎が吹き出す扱いの難しい太鼓。この太鼓を守ってきた人々と、火の神様の正体、、、このお話も切なかった。 第二話『一途の念』 お団子屋台のおみよのお母さん お夏のお話し。 病弱な旦那さんの高価な薬を買う為に、大好きな旦那さんとの生活を守る為に仕事を頑張るお夏。子宝にも恵まれて、幸せだけどますます生活は厳しくなり、家族のために辛い仕事にまで手を出すお夏。家族のために、旦那さんのために選んだ道だけど、好きだからこそ罪悪感を感じて、、、って切ないお話でした。 第三話『魂手形』 木賃宿の息子、吉富さんのお話し。 吉富さんが子どもの頃に来た泊まり客、魂案内人のの七之助さんとおばけの水面(みなも)さん。水面さんにどんな思いを残してるのか思い出させ、成仏させてあげるのが七之助さんのお仕事。吉富さんも縁あってお手伝い。吉富さんと継母お竹さんとの関係性が素敵だったな。 いつもは図書館で文庫本を借りてるんですが、今回はハードカバーを借りてみました。三好愛さんのかわいいイラストがたくさん載ってるし、装丁は美しいし、全巻ハードカバーで読み返したいくらい。
7投稿日: 2024.06.26
powered by ブクログお気に入りのシリーズ最新刊を読了。 相変わらず面白い。読み始めたら止まらない。 ただ一つだけ。本作の前作がどうやら未読だったようで。これまで「聞き手」を務めて来た「おちか」が嫁ぎ、その後を三島屋の次男坊(小旦那)・富次郎が引き継いでいたとは知らなかった。 本作に収載された三編もまたどれも秀作揃いで甲乙付け難い。それでも一つを選ぶとすれば、冒頭の「火焔太鼓」を挙げたい。時代小説にしてオカルティックでSFアクション。人情噺のスパイスも効いてホロリとさせられる。こんなマルチな味わいが楽しめる本作は、著者の真骨頂を思わせる。これ1本で十分に、見応えのある大作映画の原作足り得るようにも思った。
1投稿日: 2024.05.25
powered by ブクログ前巻は長編のお話でしたが、今回は短めのエピソード。どのストーリーも読後すっきり感ありです。お侍さんはかっこいいし、女の子はかわいいし、おじいさんは渋かわいい。 今回も楽しませていただきました。
0投稿日: 2024.03.31
powered by ブクログシリーズ第7巻。 単なる怪異ものでない、琴線に触れる人情話は本巻も健在。 表題作の水面のもの哀しさ、その壮絶な過去と仇をとる吉富の憤怒の裏にある深い悲しみに心を打たれる。 おちかのお目出たに浮つく三島屋の様子が可笑しい。 本巻で百物語も三十四話。やはり百まで行くのだろうか。
0投稿日: 2024.03.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2024/1/26 最後!怖い終わり方しないで。 確か前作は全体的に怖かった。 今作は悲しくも優しい読後感。 特に表題作が良くて読んでてニコニコしちゃった。 じいさまかっこいいんだもん。 じいさまの継母もめっちゃかっこいい。
0投稿日: 2024.01.27
powered by ブクログ江戸時代の町人、商人の身におきた出来事をいつもの安定した面白さで描かれている。これが実写であればエグイ、辛い画になりそうだが、宮部さんの文章だからそうはならない、安心して読める。それに、毎回代わる語り手も、話している内容こそ悲哀たっぷりだが、人物として愛嬌あって救われる。これで語り手がつまらなければ落ち着かないかも。意外と語り手の人物描写は重要だ。さすが。続きが出たらもちろん読みたい
0投稿日: 2024.01.26
powered by ブクログまたまた楽しめた一冊。 第三話「魂手形」。ただ恐ろしいとか、不可思議、怪異というだけではなく、人としての生き方、のようなものもなんとなく教えてくれるような物語でした。
16投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
宮部さんのライフワークである「三島屋」シリーズの第7弾ですが、今回も面白かったです。 表題作の終盤で、義憤に燃えた吉富が葵の継母を懲らしめるシーンが爽快でした。 葵の継母は容姿は端麗ながら陰険な性格の持ち主で、葵が幼い頃から彼女を苛めていたのみならず、私利私欲のために、ごろつきを使って葵を貶めさせ、死に追いやってしまいます。その後、彼女は肥えた老婆となっていたので、きっと葵を殺したことを露ほども気に病んでいなかったんだと思います。 一方、吉富にも継母がいますが、彼の継母であるお竹は、吉富を苛める祖母に凄んで虐待を止めさせた大人物です。「おめえのはらわたには虫が湧いてる」だの「鉈で腕を切ってやる」だの、言動はおっかないですが、自分の感情次第で態度を変えないあたり、良識はあるんだと思います(多分)。 同じ継母でも、二人は対照的です。葵の継母を追い込む時、吉富は、お竹が使うような物騒な言葉をチョイスしていました。もちろん、その場にいるのは吉富だけですが、人でなしの成敗に、お竹も加勢してくれているような気がして、読んでいて心地よかったです。 もう1つ、印象に残っているのは、吉富が葵の仇討ちのため、水面に亡者の力を分けてもらうシーンです。 この時、吉富は、「魔につけ込まれちゃいけない」という理由で、自身の縁談相手であるお由宇がくれた念珠を左手に嵌めています。 読み進めていた時は、「魔」とは、ただ漠然とした禍々しい何かである、くらいしか考えていませんでしたが、改めて考えてみると、葵(水面)そのものを指していたのでは、と思えてきました。 吉富は、化け物である水面を怖がっていた一方、七之助を介抱する姿に優しさを見出したり、同時に、そんな彼女を見て悲しみを感じたりもしていました。 また、彼女が登場するシーンでは、しきりに白檀という言葉が出てきます。吉富自身も「いい香り」といっていますし、白檀の香りをまとった水面に対して、マイナスではない感情を抱いているように感じました。 もしかしたら、吉富は、水面という女性に、どこか惹かれていたのかもしれません。だからこそ、この不明瞭な気持ちが恋慕に転化してしまわないように、ちゃんとお由宇のもとへ帰るのだと言い聞かせるために、念珠を嵌めたのかな、と。 水面の成仏後、彼女の魂を包んでいた浴衣から白檀の香りを嗅ぎ取った瞬間に念珠は壊れてしまいました。水面が無事に成仏し、残り香を嗅いだ瞬間、念珠は自身の役目を終えたと悟り、自ら壊れた――考えすぎかもしれませんが。 思ったことを色々と垂れ流してしまいましたが、次回作も楽しみです。
1投稿日: 2024.01.14
powered by ブクログ哀しい女性が出てくることが多かったかな。 その中で、小旦那・富次郎が男ぼれするような粋でいなせなおじさま登場。その若い日のことが語られます。彼の決着の付け方が、また、義侠心にあふれ、かっこいい。 だけど、生と死を意識するところにこういった話が生まれるのだと感じるものでもありました。
0投稿日: 2023.12.10
powered by ブクログ三島屋シリーズ七作目。前作の最終話がかなりハードで、なおかつ特殊な設定の話だったのですが、今回収録の三作は宮部さんの時代物の王道をいく三編だったと思います。 愛や誰かを思う心が、必ずしもハッピーエンドを迎えるわけでもなく、時には悲劇を招いたり、なんとも言えない苦みのようなものが残る話も、多かったと思います。 それでも、それぞれの作品に読後感の悪さというものは覚えませんでした。語り手それぞれの人生と感情が伝わり、静謐さを覚える。怖さ以上に哀感が心を打つお話ばかりで、改めて三島屋シリーズの底の深さを感じます。 個人的に最も印象的だったのは「一途の念」 貧困や病気など悲運が続く夫婦と、その子どもたちの奇妙な顛末を描いた短編。 夫婦の愛情や思いの強さと、そして消したい過去。短い話ながらも、そうした人の情念を織り込むストーリーだからこそ、この話が見せた“幻”は、荒唐無稽な絵空事に思えませんでした。 むしろ真実味を持って聞こえてさえきます。 そしてその真実味が、改めて愛の強さと悲劇を読み手である自分に伝えてくるのです。 怪談や忌憚を人の情と絡め、そして怖さ以上に、哀感へ昇華する。三島屋シリーズだからできる業を今回も堪能できる三編だったと思います。 そして、シリーズ全体を通してみると、この巻でめでたいこともあり、一方でちょっと不穏な雰囲気も感じるところもありました。 シリーズを読んでいて少し前から思っていたことですが、こういうお話をおちかや富次郎が聞き集めることは、何か〈魔〉を引き寄せることにもつながらないだろうか、と心配していました。 作中で言われているように簡単に「聞き捨て」できるようなものなのだろうか、と。 心理カウンセラーの人だって、下手すると相談者の悩みに引っ張り込まれることだってあると言うし。 富次郎はそれを絵に変えることでうまく付き合えている気もしているのですが、おちかの場合はどうだったのだろうか、とちょっと考えたりもしてしまいます。 今後どのような話を富次郎は迎えるのか、そしてシリーズ全体として三島屋の面々はどう変わっていくのか。 今後とも、楽しみも不安も尽きないシリーズとなっていきそうです。
3投稿日: 2023.11.28
powered by ブクログどの話も好きだった。 特に魂手形の疾走感が良かった。 言いたいタイミングでズバリ当てはまる口汚い言葉は気持ちが良いはその通りだと思った。
1投稿日: 2023.11.15
powered by ブクログ語り手1人、聴き手も1人のちょっと変わった百物語を行う三島屋。 語られる物語が描かれているのですが、こちらは続編で7作目でした。 1作目は『おそろし』。聞いたことはありますが、未読でした。いきなり続編から読み始めましたがそれでも問題なく楽しめました。過去のエピソードが少し出てきますので、回収したくて1作目から読んでみたくなりました。 当たり前のように妖怪やらお化けがでてきます。流石宮部みゆきさんで全く違和感なく受け入れられる世界観でした。分かりやすいホラーではなくほんのり薄暗い…行燈のついた部屋にいるような雰囲気でした。
4投稿日: 2023.11.12
powered by ブクログ三島屋変調百物語 七の続き 火焔太鼓 一途の念 魂手形 それぞれにヒヤッと怖いけど、人の業を考えさせられる。
0投稿日: 2023.11.09
powered by ブクログ博多から名古屋への新幹線の中でよんだ。 3話収録。 火焔太鼓。 某藩のお侍が訪ねてくる系の物語。 結構この手の話が宮部みゆきに多い印象。 読後感は悪くないけど、すっきりかと言われると何とも。 一途の念。 これは辛い話。 でも底のところに人間の強さや優しさが感じられる。 情念って怖い。 魂手形 語り手の軽やかさとも相俟って面白く読める幽霊話だけど、最後の最後でヒヤリとする。
2投稿日: 2023.10.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
再読。これで通算34話まで語り終わった。語り手と語る内容にこれだけのバリエーションがあるのもすごいのに、話の中身も安定の怖さと面白さ。おちかのときに現れた怪しい商人が富次郎の前に現れ不穏な台詞だけ残して消えてしまったのも、今後の展開の伏線か?とまだまだ楽しみが続く。毎回なんとか100話までお元気で執筆をと祈っています。この後図書館で借りた最新刊の「九之続」を読むぞ。
2投稿日: 2023.09.20
powered by ブクログ火焔太鼓…神器お太鼓様とぬし様 一途の念…団子売り娘が語る三つ子のように同じ顔をした三兄弟の話 魂手形…木賃宿に泊った魂の郷の水夫と水面様 私は食って寝るだけの米食い虫だ、虫なら数が増えるから私よりまだましだ、身を捧げてしまったら守れなくなるものはなにも持ってない(つまり独身を嘆いている)富次郎をお勝が慰める。富次郎がどこかに身を捧げてしまったら必ず惜しんでくれる人は両親の他にも、(しばらく考えてから)絵師の花山蟷螂師匠、勝文堂の活一さんもいるじゃないと。
1投稿日: 2023.09.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
三島屋シリーズ 7冊目 「火焔太鼓」は「荒神」を連想した。 どうもこの手の奇想天外特撮レベルなのは、好きになれない。 色々あっても、もがきながらも懸命に生きようとする人達によりそうような作風が 好きで読んでるんだけど、急に「特撮」風な物が入り込むと、萎える。 「魂手形」 徳を積むって、あるんだね。ちゃんとまっとうに生きるって、すごい。 優しい人ほど、強いんだわ。
5投稿日: 2023.08.31
powered by ブクログよっ、三島屋。待ってました。火焔太鼓、一途の念、魂手形の3話。三島屋の次男・富次郎が百物語の聞き手になり、板についてきた。自ら「小旦那」と名乗り、三島屋の跡継ぎは兄であり、自分はいずれ独立するかなんにせよ、自分の立場はここ得ておりますよ。と言わんばかりの振る舞い。如才ないが、どこかそつなさすぎて人間味にかける。自分を軽く見せて、軽やかに振る舞っているようで、富次郎にも葛藤や迷いはある。聞き手としても、一人の人間としてもまだまだ未熟ではあるが、良くも悪くも人の業の深さを聞き、消化しようともがいていた。
1投稿日: 2023.08.30
powered by ブクログ三島屋シリーズ7作目という事を知らずに読み始めたが、初めから最後まで大変面白かった!登場するキャラクターが皆とても魅力的。また江戸の賑やかさや活気ある粋な雰囲気が読んでいて楽しかった。1作目の「おそろし」から読み通したいと思います!
3投稿日: 2023.08.22
powered by ブクログ宮部みゆきのこのシリーズ、本当に安心して読める。面白いことが保証されてる。 個人的には魂手形が読み応えがあって、一番話に引き込まれた。登場人物がみんな良い。水面の、怖いのにどこか親しみが湧く感じとか、絶妙だなあ。お竹さんの口の悪さも優しい性格も最高。 この話、吉富の語りが上手いから、ものすごく感情移入してしまった。物語が佳境に入ってからは、その勢いのまま読むのをやめたくなかったくらい。仇討ちできてすっきりしたはずなのに、不思議と悲しい。この読後感が嫌いじゃない。お盆休みの読書にぴったりだった。
2投稿日: 2023.08.16
powered by ブクログ「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」の三島屋の変わり百物語に、とある老人がやってきた。 彼が少年時代を過ごした木賃宿に、お化けが客として泊まったというのが話の始まりだったのだが ——— 。 変調百物語も七之続きまで来ましたが、まだ34話なんですね。 怪談めいたお話の中に描かれるのは、あいも変わらず人間の業。 今回の表題にもなっている「魂手形」は、私の好きな夢枕獏さんの陰陽師シリーズにも通じるお話で、なかなか唸らされました。 この「魂手形」の中では、前の聞き手であるおちかのおめでたい知らせが届き、そして、最後にはこの世の人ではない、怪しげなあの男が意味深な言葉を残して消えいていき、不穏な空気を漂わせての終幕。 この男が何者なのか、何かをしようとしているのか。むちゃくちゃ気になります。
1投稿日: 2023.08.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
1話目、火焔太鼓。火事を消す魔法の太鼓。使い方を間違うと火事を起こす太鼓。その秘密は化け物のような火の神様で、しかもその火の神様は元は村人、という話。 2話目、一途の念。母親/奥さんの一途な念が子供の顔さえ変えてしまっていた、という話。 3話目、魂手形。迷ったり、悲しんだり、怒ったり、恨んだりした魂の集まる里がある。悲しい殺され方をした魂のために復讐をする話。 1話目が印象深い。事故で大火傷を負い人生が変わってしまうというのも本当にやるせないし、1人の犠牲で村に恩恵がある、というあり方が大変悲しくてやるせないと思う。一度恩恵を得てしまった村がその恩恵をなかなか手放せないというのもやるせない。 2話目の女の子が、語った後どこかに行ってしまって悲しい。小旦那さんと一緒にいてくれたら良かったのに。 3話目は吉富さんとお竹さんが良い人だったことがとても良かった。冷んやりとした空気の温度や白檀の香りまで漂ってくる様な雰囲気のあるお話し。
2投稿日: 2023.08.12
powered by ブクログ七之続は3話を収録する。「火炎太鼓」との題に真っ先に浮かんだのは落語……だったのだが、豈図らんや火山の麓に位置する某藩に伝わる壮絶な話だった。本書の約1/2を占める「魂手形」の話の広がりが素晴らしい。本編の迷える魂と旅する「水夫」と若き日の吉富の話が終わった後に姿を見せた和風メフィストフェレス。おちかの懐妊に障りがないことを祈らずにはいられない!
1投稿日: 2023.08.11
powered by ブクログ2代目聞き手も大分、自分の型が出来てきたな。 話捨て、聞き捨ての変則百物語。 本当に百話やってほしい。
0投稿日: 2023.08.11
powered by ブクログ以前、話すことは離すに通じる、と聞いたことがある。人には誰しも、人には言えない、ずっと抱えているには辛すぎる話がある。でも、自分に起きたことを物語として離すことで心の中に何やら蠢くものがあっても、折り合いをつけて生き続けることができるのではないか。それは現実の話としては、語るのも聞くのも辛すぎる話かもしれない。しかし、黒白の間で、ほとんどお伽話や怪談のような形をとって語られると、読書は、心踊るエンターテイメントとして引き込まれる。そして、読み終わったあと、ふと我に帰ると、話の中のありえない出来事の奥に現実世界のあれやこれやがふっとよぎる。いや、考え込むのはよそう。話して離し捨て、聞いて聞き捨てなのだから。
1投稿日: 2023.08.10
powered by ブクログやっぱり宮部みゆきは凄い。 文章がつらつらと頭に入ってくる。首傾げたり戸惑うことがない。 話はほんわかおわるかなーと思ったら、最後にまた不気味に纏めてあった。 宮部作品は厚いし難しいので、読むの躊躇してしまうけど、やっぱり面白かった!
2投稿日: 2023.08.05
powered by ブクログおちかちゃんとは、また違う富次郎さんの心の細やかさが素敵です。本人はまだまだと思っているだろうけど、頼りがいがあります。 おちかちゃんの幸せに水を指す出来事が起こりそうな予感がしますが、次回作も楽しみにしています。
2投稿日: 2023.08.01
powered by ブクログ三島屋変調百物語シリーズである。 これが珠玉の怪談だと胸を張ってご紹介できる作品です。 百物語の聞き手が富次郎に変わって何作目でしょうかねえ。それでも最初の聞き手の気配がそこかしこにして、読者には嬉しい1冊となっております。 3つの物語。どれも素晴らしい。さすがだなあ、とうならされる。タイトルにもなった「魂手形(たまてがた)」はやはり中でもひとしおで、怖さだけでなくやりきれなさ切なさが胸に迫る作品です。 このめちゃくちゃ暑い今年の夏、まさにぴったりの怪談です。けっこう涼しくなれること請け合いです。
2投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログどの話も読み応えがあってゆっくり読もうと思っていたのにどんどん読んでしまった 相変わらず食べ物の描写が美味しそう 表題作が登場人物も話の顛末も全部好きだった
1投稿日: 2023.07.29
powered by ブクログ長く続くと色褪せる作品もあるが、今回も十分な読み応えと人間の切なさを堪能した。 「脳は嘘つき」という。 目に見えるモノよりも、目に見えないモノの方が大事で厄介なのかもしれない。 人の心とか、ね。
3投稿日: 2023.07.25
powered by ブクログ大好きなシリーズ、1巻からまとめ読みしました。 1番ゾッとするのはお化けより人間の所業だと、この本を読むたびに思います。 三島屋まわりの人物がそれはもう暖かくて大好きです。 何度読んでもおもしろい。 2023/7/21
1投稿日: 2023.07.21
powered by ブクログ魂手形としての読了は2度目。文庫版は初回(と言っても特に変わらないけど)。そういえば、文庫版って一切挿絵がないものでしたっけ? 表紙画のテイストの登場人物たちが頭の中で動き回ってくれて、すっかり挿絵を見ている気になっていました。
0投稿日: 2023.07.17
powered by ブクログ絵を描くくだりはいつかいきてくるのかな お話自体は毎回おもしろくてほろっとして大好きです あの商人また出てくるのかな〜?
0投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログ単行本で一度読んでますが、文庫をまた買って読む。数年経って読むと、また違った目線で読めるかなと。 火焔太鼓の兄夫婦が良いなぁと思い、弟も良い青年になっていて安堵。 一途の念、おっかさんが可哀想。ようやく死ねたと子供に泣いてもらえるのが唯一の救いか。本当になんて人生だったのか。 魂手形、ちょっと愉快なところもあり、哀れなところもあり。 毎回、宮部作品は楽しませてくれる。月末の新作も楽しみです。
1投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログ宮部みゆきの魂手形を読みました。 三島屋変調百物語七之続でした。 そうかこのシリーズももう7冊目なんですね。 今回は3つの物語が語られます。 それぞれ怖く面白い物語でしたが、konnokは火焔太鼓の物語が気に入りました。 山間の城にある火消しの太鼓の物語でした。 火消しの太鼓は実は火山に棲む火の神様の妖力で作られていたのでした。 この太鼓を盗もうとした盗賊と城の衛士たちの間で戦いが起こり、語り手の兄は深手を負ってしまいます。 兄は嫂の実家に身を寄せます。そして... 富次郎が物語を聞いて書いた絵が心に残りました。
4投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログ富次郎さんに移って2冊目の本。 ・火焔太鼓 ・一途の念 ・魂手形 この三つの話で一番印象に残っているのが「一途の念」かなぁ。 なんかもう、踏んだり蹴ったりな話で、誰も救われなかった。お夏さんはどんな気持ちで客の相手をしていたんだろうな。生きるためとは言いながらも、生き地獄だったんじゃないだろうか。 火焔太鼓にも美丈夫が出てくるけど、この人は健やかに人生を歩まれていてよかった。お兄さんも見た目で人を判断する人じゃなくて良かった。 魂手形は、なさぬ仲のおっかさんが良い人だったなぁ。 最後に出てきた、商家風の妖し。あの家の話にまつわる話はまだ終わっていないのかな。それともあれも一つの話として、あの男の人がかかわっているのだろうか。 次の話でおちかさんの子どもが産まれているかもしれない。 続きが楽しみ。
1投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログ暑うなりましたね。前回のレビューが22年7月ですから、実に丸1年が経ってしまいました。これからお話する“三島屋変調百物語”も、はや7冊目、巻末では話数を数えるようなりました。34話。3本指を立てれば一本指を仕まう迄になりました。これもそれも読者皆様方のご贔屓の賜物で御座います。 え?「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」他所に漏れるはずがない百物語が何故文庫本になって、あまつさえ身どもが皆様方にご紹介出来るのか?ですって。それは蛇の道は蛇、聞かぬが花で御座います。身共なぞは、単なる「物・語るシステム」の大きな歯車の一部品と見做して頂ければ幸いで御座います。 聞き手としての冨次郎も、次第と手馴れて参りました。火焔太鼓の一件などは、久しぶりのお武家様のお話で、山城である大加持(おおかじ)城に存する、火事を防ぐ太鼓のお話です。身共なぞは岡山県備中にある天空の城、松山の城下町を想定しながら話を聴きましたよ。これは、ホラーというよりも人情ものの妖怪話です。次の話は、ホラーというよりもテレパス譚でしょうか。最後も、ホラーというよりも幽霊アクションものというのでしょうか?総じて今回は「おそろしさ」は控えめだった様に感じます。 それで良いじゃないですか。 人の心は測りがたい。人の思いは変わりやすい。魂さんになっても、人は弱い。 でも、魂さんになっても、人は優しい。そのことだけ判れば、良いんです。 「おそろしさ」控えめなのは、小旦那冨次郎さんの人徳なのでしょうか?それとも、次のとびきり悲劇までの幕間なのでしょうか?そうなると、前の聞き役おちかのおめでたやら、最後に出てきたあやかしなどが、少し不気味なのですが‥‥。いやいや、もちのろん、身共は何も存じません。
97投稿日: 2023.07.09
powered by ブクログシリーズ第七弾。聞き手が富次郎に変わって2冊目。 百物語の聞き手として、落ち着いて来た感じだが、筆墨硯問屋の活一や謎の男など、この先の展開に影響しそうな人も現れて、すっかり落ち着くことはないのかもしれない。
2投稿日: 2023.07.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どれも恐ろしくて、悲しくて、でもあったかい話。 おみよちゃんはあれきりなのかな? あまりにもスッキリとした別れに富次郎よりわたしのほうが未練がましくなってしまいました。 元気で幸せなおみよちゃんに会いたい。 魂手形の水面さんと吉富さんもよかった…七之助さんは「どうしてそんなに水面に優しくするんだい?」と言っていたけれど、せっかくのご縁(?)あって見えるようになった水面さんに、優しくしない理由がないよね。 吉富さんの、昔から粋な優しい人なんだと思えるエピソードで(お話自体は悲しいけれど)心があったかくなりました。 おちかちゃんの赤ちゃん早く無事に生まれてください!
3投稿日: 2023.06.29
powered by ブクログ『人の所業ではない。獣のやることでもない。人でなしだ。そうとしか言いようがない。』 人が一番怖い。人でなしになれるのは、人だけだ。ということを気づかせてくれる。 妖の話を通して、にんげんの業、心の弱さ、やるせなさ、自身の状態もわからぬ愚かさと危うさ、そんな中でも闇に囚われずに抱えながら生きることの勁さ。そんなものが随所に散りばめられている。 百物語としての流れと不穏な展開が想起される予言と。百の物語が語られるまで、作者が無事に創作できることを祈る。
12投稿日: 2023.06.27
powered by ブクログ三島屋変調百物語 第七弾 待ち望んでましたが…薄い( ・ὢ・ ) ムムッ 「火焔太鼓」 美丈夫な武士が語る火消し太鼓の秘密とは 「一途の念」 冨次郎が贔屓の屋台団子屋の娘が語る母親の悲しくも一途な思いとは 「魂手形」 表題作は粋で鯔背な老人が語る生き死にに纏わる話 成仏する者しない者…怨み怒りで彷徨う魂の行先は なかなか腰の座らない冨次郎が自分のこれからを考える第七弾でした。 この冨次郎の緩さと優しさのせいか、持ち込まれる話の怖さがゆるむ( ̄▽ ̄) 謎の男が再び現れた!魂に関係あり⁇ 意味深な言葉を残して消えました… 第八弾も文庫化まで待ちますけど、お願いだから思い切り怖くしてください笑 あ…単行本もう出てる。゚(゚´Д`゚)゚。
31投稿日: 2023.06.27
powered by ブクログ梅雨の季節に読みたくなるシリーズ。 3話を通して百物語の聞き手である富次郎が、自分の将来の方向性に悩んでいる。 家族のことも考えながら、絵を描くことを生業とできるのか、やりたい気持ちもありだが自信には欠け。 富次郎の良いところは無駄に自分を高く評価しないところ。 現代の若者同様自らのこれからに悩んでいるあたり、奇怪な百物語とは別に本として楽しめます。 ただ、個人的には、おちかの時代のほうが、語り手の持ち込む話も、ぐっと深くよかったように思えます。 しかし、最後の最後に忘れていたあの男登場。 次が楽しみです。
1投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ大好きなシリーズ 今回は三つの物語 読みなれているのもあってスルスルと読めた 今回も悲しかったり、怖かったり、冷たさを感じたりするのにどこか、可笑しみがある安定のシリーズ
11投稿日: 2023.06.25
powered by ブクログ三島屋変調百物語シリーズの文庫最新刊。 この作品集でのお気に入りは「一途の念」。考えようによっては、怪物譚などよりも荒唐無稽な物語なのだが、怪異の背景が哀しすぎて、「そういうこともあるのかな」と思わされてしまった。 また、表題作「魂手形」の最後には、富次郎やおちかに迫る何者かが登場する。夢だったことにはなっているが、早くも続きが読みたくて仕方がない。
3投稿日: 2023.06.24
powered by ブクログ富次郎の聞き手ぶり、慣れたような慣れぬような、なかなか難しいお役ですね。 三編が収められた今巻は、読後の哀切・やるせなさにじんわり。
0投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ三島屋シリーズ第7弾。単行本は以前、図書館で借りて読んだが、文庫本が出たので購入して再読。 すでに第8弾も図書館で借りて読んでるので話がこんがらがるけど、相変わらず面白い。 3遍からなるが、一つめは未知の生物みたいのが出てきてSFみたいな要素もある。次の第8弾の一つ目の話もSFみたいだったから、この辺りからそういうのが目立ってきたのかな。
1投稿日: 2023.06.22
powered by ブクログ江戸時代の深川。馴染みの風情、人情が待ち受けてくれている。宮部みゆきさんの三島屋変調百物語。いつ訪れても、同じ雰囲気で迎えてくれる。 読み始めれば、すぐに江戸時代、深川の下町にある宮部ワールドへ足を踏み入れる。主人公の代替わりはしても、時間が少し過ぎているだけで同じ空間であることに変わりはない。 宮部さんのシリーズものも私が愛してやまない空間。いつでもストーリーの流れに乗ることができる。ほんの数分でも心は江戸時代へ。 昔から気に入ったシリーズものや長編小説・エッセイはこういった安心感のある流れが好きだ。百物語のシリーズは江戸時代を背景とした怪談の世界。これが、また確かに怖い話なのだけれど、思わず頭の中に江戸時代が広がっていくような印象があり、とても味わい深いのだ。 今回の作品は三つのストーリーからできており、いずれも人の怨念とか不遇な生い立ち等を織り交ぜながら、現代社会における思考では判断が難しいストーリーが展開されていく。 宮部さんは、これだけの話をよく考えつくものだと感心する。 本作品の最後の締めくくりがとても憎らしく、そのあとが気になって仕方ない。続きを待つしかない。
10投稿日: 2023.06.20
powered by ブクログ今回は2つの中編と短編1つの3本立て. 「火焔太鼓」:火事から守ってくれる太鼓の秘密. 「一途の念」:3兄弟がそっくりな理由.お夏さんがあまりにも哀れ. 「魂手形」:鯔背なじいさまが,まだ少年といっていい頃に関わった魂水夫と怒魂さんとのお話. おちかのおめでたで三島屋がうかれているところに,亡者のように裸足の男がまた富次郎の前に現れ,不吉なことを言って消える.不穏な雰囲気を残して次回に続く.
2投稿日: 2023.06.19
