
総合評価
(166件)| 72 | ||
| 64 | ||
| 20 | ||
| 4 | ||
| 0 |
powered by ブクログ泣いた 主人公の神谷透とヒロインの日野真織 そしてその友人の綿矢泉 の三人の気持ちが伝わってきました。 なので、最後には全員の思いがそれぞれ伝わってきて泣けた。 暗くなりすぎず、必死に前を向いて生きていこうとするのが伝わってきました。
0投稿日: 2025.11.16
powered by ブクログ恋愛のトラウマがあることに気がついて、 現実の恋愛はできなくても、 小説を読むことはできると選んだ一冊だった。 忘れられたら、楽なのにと思う。 記憶がリセットされたら、 信じることができるのにと思う。 残しておきたい想いまで、 リセットされてしまうとしたら、 私は苦しみを抱きしめたまま、 生きることを選ぶ。 恋することに、怖さと面倒くささと、 気後れを感じて惑う人に、 真っ白な気持ちを思い出す手引きになる。
0投稿日: 2025.11.09
powered by ブクログ高校生の切ない恋愛を描いた作品。中学生の娘が号泣しており、手に取ってみました。 事故のせいで記憶障害を発症し、朝目覚めるたびに前日の記憶を失ってしまう女子高生。ひょんなことから同級生男子に告白された彼女は、本気で好きにならないことを条件に疑似恋人として付き合うことに。毎日リセットされる奇妙な恋愛ごっこを繰り返す二人を待っていた運命とは・・・ 上記以外にも一般的な日常からはかけ離れた背景設定が組まれており、共感しにくいかもと危惧しつつ読み進めましたが、細かなエピソードが上手く配されていて、少しずつその世界観に浸っていくことができました。 甘酸っぱさ、温かさ、悲しさなど、青春恋愛ものに不可欠な要素を押さえつつ、読み手に衝撃を与える大きな展開もあり、おじさん読者でも涙腺が(崩壊までは至らずも)弛みました。
4投稿日: 2025.10.25
powered by ブクログ映画を観てから小説を読んだので頭の中で読みながら映画の映像が浮かんだ。 映画を観たときも号泣だったけど、小説でも同じ場面で感動した。 こんなに優しい世界があるんだと、自分も優しくなれる話。
0投稿日: 2025.10.21
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
こういう恋愛小説?は全く読んだことがなかったが、意外と読みやすくてストーリーに吸い寄せられていった。 真織の苦しみが可哀想で仕方ない。透との時間が幸せそうな分、読んでいて辛くなってしまう。 普段読んでいる本ではあまり綿密に心理描写がされることがないので、その点は新鮮で良かった。 透が亡くなってしまうからこその感動があるのだけど、それが無くても良いから2人に幸せになって欲しかった、と思ってしまった。 すごい良い話だけど、辛くなるからあまり読み返したくないような気がする。 あと心臓病で突然死ぬのが急展開すぎて、ちょっと「えぇ…」となってしまった。
0投稿日: 2025.09.18
powered by ブクログ予想通りの展開ではあるけれど、文章に泣かされた感がある。やっぱり、生と死を扱うものって、どうしても心臓に近いから、涙腺が弱ってしまうね。 作者の伝えたいことが、登場人物を通して見えてくる、そんなお話でした。
0投稿日: 2025.08.27
powered by ブクログ友達からおすすめされて読んでみた。「生きていることは奇跡のようなもの」という主人公のセリフがとても印象に残っている。また、記憶障害と向き合いながらも明るく振る舞うヒロインの姿に勇気づけられた。今、自分のそばに居てくれる人たちを大切にしようと、そんなふうに思わせてくれる素敵な作品だった。
6投稿日: 2025.07.22
powered by ブクログ日々の記憶をなくしていくという真織とその周りの透、泉の優しさが書かれている。そして透の死はびっくりさせられた。そして、自分のことを日記から消すよう頼む。それもおもいやりから。でも真織には透のことが記憶の奥底に残っていたところも感動。
0投稿日: 2025.06.16
powered by ブクログ透の優しさと、真織の健気さに心を打たれた。 こんなにも相手の幸せを純粋に願えるなんて本当に素敵だ。 そして心に深く残ったフレーズ。 傷は消えることはないけど、痛みは続くわけじゃない。 うつ病の私も、消えない傷を抱えながらでも前を向いて進んでいける未来がある気がした。
0投稿日: 2025.05.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネタバレ含みます。 神谷くんが亡くなった時、もうそれはそれは衝撃が強くて。寝る前に読んでいたのですが、物語の中の人間じゃないのにショックで、ぽっかり穴が空いた気持ちになりました。 それまでは、真織が記憶を毎日無くしながらも少しずつ変わっていっていて、神谷くんがいることへの安心感が強すぎたんです。だから、亡くなってしまって読者である私ですら不安になりました… この本を読んで身をもって「大切なものは失ってから気づく」を体感できました。 これを読んだ後、家族や恋人のこととても恋しくなっています。同時に亡くなったおじいちゃんのことも思い出します… はーーー、本当にいい本に出会えた!
0投稿日: 2025.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
彼女が周りの支えもあり、徐々に再生していく姿はこれまでの出来事を踏まえて感動しました。 ですが、主人公が突然死んでしまったところがありがちな展開で少し残念。 個人的には綺麗にハッピーエンドで終わらせたほうが良いのでは、と思ってしまいました。 続編もあるようなので、また次回読んでみようと思います。
1投稿日: 2025.05.17
powered by ブクログ泣く。とにかく泣く。え!?うそ!!って展開が起こって更に泣く。 泣ける小説が読みたい人は読んでみて欲しいです。 映画も号泣しました!
0投稿日: 2025.05.05
powered by ブクログ「傷は残るけど痛みは薄れていくもの」まさしくその通りで大学生のとこのことを思い出した。あまりにも自分では想像できない真織の状況に感情をのせることが難しかったけど、とてもわかりやすい表現で何度も刺さった。こんなに人のことを素敵に思える高校生(透)をかけるのも小説ならではで良かった。自転車2人乗りのシーンはあまりにも青春すぎて忘れたくないのに、忘れてしまうということがどんなに苦しいか、日常が当たり前すぎて忘れてた忘れたくないって気持ちの大切さを感じた。
1投稿日: 2025.04.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
めっちゃ泣ける。 その日の記憶が全て無くなってしまう病気を患っている真織。真織にあるキッカケがあり告白した透。本当に好きになってはいけないという条件で付き合い始めたがお互いに惹かれていくという話。 こういう話には珍しく、真織と透、そして泉の3人で遊ぶ描写が多い。大体泉のポジションは透の事を良く思ってないのが多いけどこの小説は3人で遊ぶ描写が多くて微笑ましい。 この病気の怖さだったり、楽しい思い出を忘れてしまう辛さ、楽しい思いをしてる過去の自分への嫉妬など、負の面もしっかり描かれてて辛い。でも、透との思い出が加わって日々が楽しくなって精神も安定してきて良かった。 こういう話で男の子の方だけ死んじゃうのは珍しくて新鮮だった。 あとはどのキャラも良かった。 透は真織のために出来ることをしてあげてそれを幸せだと思える優しさを持ってて本当にいい奴。最後は家族も仲直りできて良かった。 真織は辛いのにそれを表に出さないで明るく努めててすごい。いっぱい透の事思い出してあげてほしい。 泉は1番辛い立場だったと思う。親友が病気になっちゃうし、透も亡くなって、最後に決断しなきゃいけなかったし。でもそんな中でちゃんと決めて頑張ったのは偉い。 ほんと泣けた。
1投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ昨日のことを覚えていること、両親がいること、友達がいること、恋人がいること… これらのことは当たり前のことでずっと続くと感じてしまう。しかし、そんな当たり前のことが全て奇跡でとても感謝すべきものだと改めて感じた。 また、物語中に真織が自分の記憶が明日にはなくなるという事実を毎日突きつけられ、向き合っているのに、透自身は自分から逃げていると気付く場面があった。私も気づかないうちに自分自身に向き合うことを避けていると感じた。自分のことは1番自分がわかっていると思ってしまうが、意外とそんなことはないのかもしれない。 真織のように深刻な事実を抱えているわけではないが、毎日を積み重ねていける自分の能力を活かして自分と向き合っていきたいと思う。
2投稿日: 2025.03.14
powered by ブクログこの本を積んどいて読もう読もうと思っていたらAmazonでなぜか映像版を先に見てしまったが、実際に本を読んでみて映像版も良かったが 本の詳細、展開も相当に良かった。 シリーズで2冊 恋が消えてもと、涙が消えてもとあるが、読んでいる途中で映像版2冊ともまるまる入っていたらどうしょうと不安だったが… 2冊目は無事映像化に含まれていなかったのでコレから2冊目に取り掛かる!
2投稿日: 2025.02.08
powered by ブクログ本当の愛って見返りを求めないことだっていうことが、この本の映画を観た時には分かりかねたけど、月日が経ち、この本を読んだ今なら分かる。これもまた、自分自身の考えが変わり、物事との関わり方や捉え方にも変化があるということなのだろう。
1投稿日: 2025.01.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
友達に対するいじめをやめるという条件で日野真織に告白した神谷透。真織から条件つきOKをもらい付き合うことになるが、真織には前向性健忘症という病気があった。病気のことは隠しながら付き合っていると思っている真織と聞いてしまったことを記録に残さず忘れてもらってつきあう透、真織の友人の泉の物語。 間違って続編から読んでしまったが、真織に記憶について書かれているこちらがよかった。他人を喜ばせること、他人に良かれと思い、行動することがうらやましいと思った。
1投稿日: 2025.01.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
健忘症って実はものすごく大変な病気なんだよなぁ。 少しずつ忘れていく認知症とは違って、完全にリセットされるとなると寂しい。 毎日毎日、当たり前に積み重ねている記憶を大切にしたい。 そんな中でも相手を想う気持ちが丁寧に描かれているキュンとさせられるお話でした。
1投稿日: 2025.01.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
好きな人の記憶が毎日持ち越されなかったとしたら、あなたはどうしますか? 昨日したことが白紙になっていく日々。 そんな彼女との偶然の恋、いやそれはもう恋という範囲で表すことのできないほど、相手を想う気持ちで溢れた関係が突如終わりを迎えてしまう。 「日記から透の存在を消す=日野にとっての透が完全に消える」 こんな状況泣かずには読めない。 「世界は言葉で出来ている。そして人は、その言葉に縋ろうとする。良いと思えば、どんなことでも良いことになる。悪いと思えば、どんなことでも悪いことになる。」 上記は透の姉が日野の友人に言った言葉。 日野が残した日記、言葉。それは言葉の意味以上に記憶そして日常の感覚を思い起こさせてくれるものなのだと感じる。
1投稿日: 2024.12.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
本を半分読んでるあたりで透の未来がなんとなく想像ついたけどそれでも泣けた こうゆう本最近読まなくなってたから懐かしい気持ち あたりまえのことなんかなくて いつもそのときが最後になるかもしれない もう2度と会えないかもしれないと思って 周りの人を大切にしないといけないと改めて感じた
1投稿日: 2024.12.11
powered by ブクログ改めて時間、命、人の大切さを感じた。今まで当たり前に思ってきたものが突然そうではなくなることがあるとも気付かされた。これからの時間をできる限り悔いのないように大切に過ごそうと思わせてくれた。 色々人生について考えさせられる小説。 感動して涙が止まらなかった。小説でこんなにも泣いたのは初めて。
2投稿日: 2024.10.18
powered by ブクログクラスメイトに流されるまま、彼女に仕掛けた嘘の告白。しかし彼女は“お互い、本気で好きにならないこと”を条件にその告白を受け入れるという。 そうして始まった偽りの恋。やがてそれが偽りとは言えなくなったころ 彼女が前向性健忘症であることを知る。日ごと記憶を失う彼女と、一日限りの恋を積み重ねていく日々。しかしそれは突然終わりを告げ……。 ------------------- 最初は、ありがちな恋愛小説だと思って読んでいたけど。途中の展開が、衝撃でした。透という、優しく強い彼がこういう結末になるとは最初は思い描けなかった。 映画化にもなったようですが、なるほど。映画にうってつけの話なのかなと思いました。泣ける小説でした。
25投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
爆泣きしちゃったーーー この手のヒロインじゃなくて主人公が...ってタイプは君すいが思い浮かぶけど、君すいとは違ってヒロインの行く末をしっかり描いて思い出すところまで描いてくれるのが良すぎる 切なさの中でも前を向いて生きる人たちの心の機微に触れることが出来るような素敵なお話
1投稿日: 2024.10.10
powered by ブクログ映画を見終わった後に買ったので、復習のような感じで読みました。 寝たら記憶がなくなってしまう主人公。それでも恋人や親友との思い出を忘れたくない。そんな気持ちから書き始めている毎日日記。 押しつぶされそうになっても毎日毎日自分に向き合ってる主人公に感銘を受けました。 それに対する親友も優しく、私もこういう親友がいたらな、、と密かに感じました。
3投稿日: 2024.10.02
powered by ブクログ今生きてるこの時間を大事にしなきゃ、今日この1日を最高の時間にしなきゃと思わせてくれた本。 また大切にしてた人は一瞬でいなくなるから、 会える時間を大切に、幸せを届けたいと思った。 初めて小説を買ったけど、すらすら読めて とても素敵なお話だった。 何度でも読みたい。
2投稿日: 2024.09.23
powered by ブクログ友達から貰った本で自分では買わないようなジャンルの小説なので読む前は抵抗があった。 しかし、病という誰にもぶつけることができない悔しさとそれを乗り越えようとする登場人物たち、その先に待つ残酷な運命に初めて本を読んで泣いてしまった。
1投稿日: 2024.09.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
正直、美しい装丁に釣られて買いました。 友人をいじめから救うため美少女日野真織に告白することになった神谷透。 しかし、真織にはOKされてしまう。戸惑いながら、付き合うことになった2人。しかし、真織には秘密があった。真織は前向性健忘という病気であり、眠ると一日あったことを忘れてしまう。 しかし、真織を本気で好きになった透は、献身的に彼女に尽くすようになる。 真織の友人綿谷泉の協力のもと、彼女に絵を描かせていく…。絵を描く、運転するといった手続き記憶を人を忘れないのだ。必死に何か積み上げるもの無くそうと努力する透。 そんな最中、彼は心臓発作により亡くなってしまう。 透からの遺言により、泉は真織から透と過ごした痕跡を無くそうとする。彼との日記や思い出の品を隠してしまうのだ。真織がこれ以上悲しまないで済むように。 しかし、ある日真織は透を描いたクロッキー帳を自分の部屋からみつけてしまう。 少しづつ記憶を取り戻していく真織。 彼の記憶はちゃんの身体の中にある。思い出すことで、一緒に生き続けることができる。 いつかまたちゃんと自分の幸せに手を伸ばすから、それまではもう少しだけ…。 難病や事故で恋人がなくなってしまうという言ってみればよくある話ですが、とでも丁寧に文書が綴られていること、筆者の真摯な人柄も垣間見えることから、感動的な話になっています。 映画版も見たくなりました。
3投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なんとなく、目を通していたカドカワの「2024夏休みフェア」小冊子をバラバラめくってたら、「号泣できる本」のところで紹介されてた本。 うーん、ちょっとミステリ要素から離れて、ここは思い切り泣いてみたい!と思い読んでみた。 「博士の愛した数式」(小川洋子著)では、80分しか記憶を保持できない博士が主人公だったが、本作の主人公の日野真織は、一晩寝ると前日の記憶が全て消失する病にかかっていた。そこに登場する彼氏•神谷徹との恋の物語。 二人が知り合って、過ごす毎日は読んでいてなかなか切なくもあり、ウルっとくる場面もあり、いったいどういう結末に向かうのだろうと期待した。 だけど、結局は意外にも男の方が心臓疾患で急死してしまうというオチ。あとのストーリーはなんだか付け足しのようであまり感情移入はできなかった。 結末で彼氏を死なせるのではなく、もっと別の障壁などでふたりは離れ離れになるが、最後に再開して感動のハッピーエンドになる、という結末を期待していたのだが…。泣けずに残念。
21投稿日: 2024.09.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
心と記憶は同じようで違う。 心に刻まれていくことって体の感覚的なところに何か残る、と信じたくなった。 忘れるってどんな感じなんだろうか。 そんな中でも人を愛せるってなんだろうか。 やっぱり細胞が覚えているんじゃないかと思いたい。 言葉、仕草、表情、触れた時... 自分の体が感じてそれが刻み込まれていて欲しい、忘れたくないと思った。 高校生の爽やかで可愛らしい恋愛。 たった一つの事柄足すだけでこんなに切なくてツラい現実に変わるのか。 「お、これは私の好きな50 first datesじゃないか」 頭の中でこの2作を比べながら話を読み進めちゃった。 やっぱり絵がキーなのか...! ルーシーもそうだった この絵の男性は誰..?と。
1投稿日: 2024.07.28
powered by ブクログうーん、どうしたらいいんだろう。どうしたらこの気持ちに区切りが付くんだろう。 高校2年生の神谷透は、クラスメイトのイジメを辞めさせる条件として、他のクラスの人気の女子、日野真織に告白する。日野は『お互い本気で好きにならないこと』という条件で告白を受け入れた。 毎日一緒に過ごすようになり、透はいつのまにか本気で真織を好きになっていき、真織もまた透に心を寄せるようになっていった。ただ、真織は前向性健忘という記憶を失う病気にかかっていた。 その病気を受け入れ、毎日を楽しく過ごしていた2人に思いもよらない悲劇が襲う。 いやぁ、参った。こんなことがあっていいのかとどれだけ思ったことか。まずは透の気持ちになってみる。好きになった相手が今日のことを明日には忘れてしまい、ましてや自分のことも忘れてしまう病気だとしたら。 そして真織の気持ちになってみる。その日起こったことを翌日には忘れてしまい、日記を読んで自分に起こったことを記憶して、やっとその日を送ることができる。 でも、そんなことは全然大したことじゃなかった。いや、めちゃくちゃ大変なことなんだけど、最後に待ち受けている衝撃に比べたらまだマシなんじゃないかと思える。 あぁ、辛すぎる。辛すぎるけれど、真織の透を思う気持ちには感情を思いっきり揺さぶられた。でも、それがまた辛かったりするんだけど。どうか真織には幸せになって欲しい。
20投稿日: 2024.07.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
タイトルや読んだ初めの方からなんとなく展開はわかっていたけど、やはり泣いてしまった。神谷と日野と綿谷の高校時代の青春が眩しくもあり、楽しかった。 このままでは終わらないなと思ったが、神谷が死んでしまうとは。。。 この本の終わりには一定満足しているが、やはり神谷にも生きていてほしかったと素直に思う。
1投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最初はありがちな記憶喪失系のストーリーかと思ったが、途中から観る視点が変わり 切ない物語になった。 仮に自分の妻が同じようになったとしたら 透のように楽しいことで埋めてあげれるような そんな人間になりたいと思った。
1投稿日: 2024.07.23
powered by ブクログ少し苦手なタイプの設定でしたが、きゅんきゅんもしたし、うるうるもしました。 当たり前にあることが当たり前ではない。日常に追われていると忘れてしまうけど、1日1日を大切に、当たり前に感謝しながら過ごしていきたいと思った。
1投稿日: 2024.07.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
まさかのまさか、そうなるんだ 人生とは何が起きるかわからず、運命の縁がこうも簡単に切れてしまうのか いつまでもその人の中に残っていたい、と今は考えるけど当事者の立場になると「自分を忘れて幸せになって欲しい」と感じるのだろうか
1投稿日: 2024.07.10
powered by ブクログ当たり前にある日常は当たり前じゃないし大切な人を大切と思えることも素敵なことだなって感じた 情景描写が登場人物の心情を繊細に表現されててつい感情移入してしまう内容が多かった いつか私も誰かの日常を毎日を、最高に楽しませることの出来る人になりたい
1投稿日: 2024.06.12
powered by ブクログ当たり前のものが当たり前にある幸せについて考えさせられる小説でした。今あるものが今の関係性がずっと続くわけじゃないって意識して今の一瞬一瞬を大事に一生懸命に生きていこうと思いました。ヒロインの大きな壁を乗り越えていく姿、ヒロインを支える友人、主人公全ての人が素敵で涙無しでは読めない小説でした。
1投稿日: 2024.06.11
powered by ブクログ当たり前にある日常がいかに尊いか教えてくれる小説 正直、心にグッさと刺さる小説でした。 毎日を大切に丁寧に生きていく大切さ、思い出を刻み込める日々を過ごせること。 人は当たり前にあることを大切にしないけど、なくなってから大切さに気づけてしまう。 そう考えると当たり前って当たり前じゃないって感じます。 また、常にあると思わないことが人生には大切なのかもしれないです。 1日1日、丁寧に生きたくなりました。
10投稿日: 2024.06.07
powered by ブクログ登場人物たちの情景が目に浮かぶような最初から最後までずーっと優しい物語で読み終わったあとは心が洗われたような気持ちになった。 優しい眼差しを向けてもらえるのって幸せなことだよなぁと思った。。
0投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログ切ない話だけど、優しさの詰まった温かい作品でした。心理描写が分かりやすく読みやすいです。 悲しみに囚われず前向きに進んでいく感じがとても良かったです。 少しズレますが、衛生感のある暮らしがとてもスマートで素敵だなと思ったので、私もハンカチにアイロンを当てるところから始めたいなと思いました。
1投稿日: 2024.05.18
powered by ブクログタイトルから切ない話なのかなと思っていたけれど、思っていた切なさとは違う、なんというか温かさも感じる進行形の話だった。過去にしていないような。親友の存在や家族の描写もあって、この立場だったらどう感じるかなと想像した。最後の方の彼女のお母さんの言葉にウルッときた。
0投稿日: 2024.05.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画化で話題になった作品。セカチューやキミスイみたいな系統の話。小説はあんまりだったけど、映画は泣けた……!古川琴音さんが素晴らしい。
0投稿日: 2024.04.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。二人のその日限りだけど、その日限りではない恋が、すごく切なくて美しかった ただ、よくも悪くも普通ではあった。最後に片方が亡くなってしまうなど、こういう青春小説にありがちな展開とありがちな文章ではある。その上で、とても好きな雰囲気だった
1投稿日: 2024.04.03
powered by ブクログ私は映画を見てから、小説を読みました。 世界観がとても好きで引き込まれました! 映画も、小説も是非見てみてください。
4投稿日: 2024.03.29
powered by ブクログシンプルで分かりやすいストーリーだった。 覚えていること、忘れてしまうこと、それぞれに意味があることだなと思った。 出会いがあれば別れもある。 今会える人との記憶、別れることになってしまった人との記憶、それぞれがその人の人生に何か意味を与えてくれていると信じて生きていこうと思った。
1投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ただただ道枝駿佑くんを想像しながら読みたくて手に取った本。映画を観ていないから終わりを知らなくて、バッドエンドにガッカリした。勝手にラストを作ってしまってた自分が悪いんだけど…
1投稿日: 2024.03.09
powered by ブクログ切ない その一言に集約出来ると思う。 そして、読み手が変わる中で2人の変化が見えてくる良い小説だった。 また、最後の突然の結末が衝撃的だった。 この小説の続きの「今夜、世界からこの涙が消えても」も読んでみたいと思う。
2投稿日: 2024.03.04
powered by ブクログ寝ると記憶を忘れてしまう少女と愛を持って彼女を支える少年の物語。 今できることを、1日1日を大切にして生きていこうと思わせてくれる作品。 描写が丁寧でめっちゃ分かりやすく表現されてるし、展開も分かりやすいから、あまり読書をしない人にも読みやすい本やと思う。 好きな人に対する向き合い方を教えてもらえたような気がする。
3投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログ読み手が変わるから、その場面でこの人はこんなことを考えていたのかなど細かい部分まで分かり、登場人物の気持ちが伝わってきやすかった。毎朝同じことを繰り返し、毎日の楽しかった記憶も悲しかった記憶もその日会った人のこど忘れてしまうのは自分は耐えられないと思った。日記から自分を消して真綾に幸せになってもらいたいという神谷の気持ちを思うととても悲しくなった。
1投稿日: 2024.02.19
powered by ブクログ突然の展開に衝撃で心に穴空いた気分とうるっときた。透の思いやる心、優しさをより一層感じる事ができた。 毎日が当たり前じゃなく、生きてる事が奇跡で目の前の1つ1つの出来事を大切にして生きていく。深いメッセージを感じたなぁ。とてもよかったです!
1投稿日: 2024.02.03
powered by ブクログ「日常にある当たり前の再確認」が本文を読んでいて1番の認識だった。生きること、人と出会い関わること、お金、周りの環境などなど、ありふれているもの達が実は奇跡の連続であって、なくなってしまうのも確定であるなら。大切に、感謝を忘れてはいけない。 終章があまりにも怒涛の展開で、予想以上に日常の随所が情動として頭に残ってる印象だった。記憶のトリガーが結構日常に溢れているんだなと。 とっっても良かった、美しい物語だった あとがきとか解説読んでまた書き足す
4投稿日: 2024.01.28
powered by ブクログ2023.1.11 読了 ☆8.4/10.0 ずっと読みたいと気になっていた本です。 大好きな写真家さんの写真がカバーを飾り、装丁がとても美しいです。 本作で、一条さんがテーマとした「手に入れること」と「失うこと」。 物事のどこに目を向けるかで、どう捉えるかで、その人の生き方や感じ方が変わってきます。 新しいことに向おうとする真織、人を幸せにしようとする透、人の苦しみや痛みを抱えようとする泉。 それぞれに何かを失い、何かを手に入れているのでしょう。 生きていれば、人は失う。大切な人を、大切なものを。 だけど、その悲しみや苦しみはずっとは続かない。 受け入れて、前を向き、立ち直った時、その大切な人やものは、その人の中で生まれ変わり、生きることができる。 心の中で、描き続けられる。 失うことは怖い。だからこそ、いつか失うかもしれないと想像しながら、そのありがたみや今ある小さな幸せに気づいて、抱きしめてあげたいと、そう思えました。 あとがきの言葉がすごく印象的です。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 “生の中に死が含まれているように、人はあらゆるものを得る傍らで失ってもいます。失って初めて、そのものが持つ本当の価値に気付いたりします。 健康もそうです。風邪をひいて損なってから、その大切さに気づく。 人との関係もそうです。失くしてようやく、得難い関係だったと知る。 取り返しがつくものもあれば、つかないものもある。 人生は一度きりなのに、失くして気付いた頃にはもう遅い。 私はある時期から、今当たり前に持っているものについて、いつか失くすものだと考えるようにしました。 それは決して、悲観的になっているわけではありません。失くすかもしれないと想像することで、それをより一層大切にしたいという気持ちになるからです。 今一緒に仕事をしている人も、いつか接点がなくなり顔を合わせることすらなくなるかもしれない。なら今の時間や関係性を大切にして、親切にしたい。 今遊んでくれている友人も、いつか距離や時間を置いて疎遠になることがあるかもしれない。なら今を精一杯楽しんで、感謝して笑い合っていたい。 家族や大切な人ですら永遠はない” 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今、私たちが生きる上で当たり前にもっているものは、いつか失ってしまうもの。 だからこそ、心を込めて大切にしたい。 心からそう思わせてくれる一冊でした。
148投稿日: 2024.01.11
powered by ブクログ今あるものが当たり前ではなく、いつかなくなってしまう。そう思うことでより大切にできる。 記憶が消えるとしてもそれでも何かしてあげたいと思える存在。今自分は時間とか健康とか、幸せを持っているんだと気付かされた。 後半の怒涛の展開に驚きはしたが、透、真織、泉、早苗、それぞれの気持ちに心を動かされました。 すごく面白かったです。
1投稿日: 2024.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
悲しみも、痛みも、喜びも、思い出も、全部自分のものだ。と言う言葉に感動しました。真織も透も苦しい思いや悲しいことを沢山感じてきたと思う。だからこそ2人にとってそれは宝物であり、忘れたくない、手放したくないものだと思う。悲しいことも苦しいことも、その人とのひとときを過ごす、または過ごした、大切な思い出なんだと知らされました。
1投稿日: 2023.12.15
powered by ブクログあれ?? ː̗̀(☉.☉)ː̖́ 今、目が点になっている 帰りの通勤ラッシュの中、不覚にもウルウルしてしまうのかと身構えていたはずが 読み終わった? 自分の心はピュアではないのか、 薄汚れているのか。。。 まあ、仕方ないよね 長く生きているんだもん( ; ꒪ꈊ꒪ ; )笑 気を取り直して、次に行こう!!
68投稿日: 2023.11.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
とても爽やかで、切なくて、愛しい日々を想うようなお話でした。 家庭に少しの不安と確執を抱えていても、無色透明とでも言えるようなあまり特徴も面白みもない性質の男子高校生が、ひょんなことでお付き合いすることになってしまった疑似恋人と日々を過ごすうちに、どんどん生き生きと変わっていく姿がとても素敵でした。 交通事故に遭ってから、毎日寝るたびに記憶が消去されて、朝になると高校2年生のGW初めまで記憶がリセットされてしまう、前向性健忘を抱えた日野と神谷の過ごす日々は、きっと毎日がとても濃くて、キラキラしたものでいっぱいのものだったのではないかと思うほど。やりとりが可愛く、時ににやにやとしてしまったり、吹き出してしまったりしながら、ほほえましく読み進めていました。 記憶を保っていられない、昨日の自分から今日の自分は何もつながっていられない、それはどれほどの恐怖で、絶望で、悲しみだろうかと思うのに、それを吹き払って余りあるわくわくとした期待と希望と安堵を毎日新鮮に感じて生きていく、なんて。 彼女を見る穏やかで、誠実で、芯の強い彼の優しいまなざしが見えるような、繊細な描写がとても好きでした。 それだけに、最後の方の展開に驚いて、気付けば残りを一気に読み切っていました。 記憶は言葉だけれど、言葉以外の全てに残るものであってほしいとも思います。 一瞬一瞬が、もう二度と訪れない大切な宝物なのだと、改めて考えさせられた心地です。 そして、できることなら。誰かの記憶に残る自分が、笑顔でいて欲しいと思っています。
1投稿日: 2023.11.23
powered by ブクログ映画の主演が道枝駿佑さんという理由だけで見に行ったので正直内容は分からずに行った。だが、とても感動して涙が止まらなくなった。実際、小説を読んでもとても感動する内容で映画とはまた違った感動を感じられた。タイトルの意味を理解してから読み直すと尚感動するのでオススメ。
1投稿日: 2023.11.06
powered by ブクログ予想していた展開とは違い、凄く切なくでも後味よく終わるお話でした。1日1日を大切に、そして自分の周りの人への感謝を忘れずに毎日を過ごしたいと思えるようになりました。透が‥素敵な子すぎる。
2投稿日: 2023.10.22
powered by ブクログとにかく読みやすかった。なんかわからんけどスラスラ進んで、いつもならもっかい文を何度か読み直すこともあるのにそれが全然なかった。 小説の内容もほんとに感動した。読んでてある程度話の展開を予想すると思うが、割と以外の展開でおもしろい。全然本読む時間なくて、全く最近読めてなかったが、インフルエンザになって一日で読み切ってしまった笑 ほかの本を読んでる最中なのに読んでしまった。やはり恋愛小説は最高である。
0投稿日: 2023.10.18
powered by ブクログ世界から恋が消えるってどういうこと? って考えれば考えるほど気になった。 そして美しい表紙に心を奪われて 迷わず手に取った一冊です。 透と真織の馴れ初めはひょんなことからだけど 何気ない日常を積み重ねながら お互いが大切な存在になっていた。 真織の未来はどうなるんだろって気になるけど きっと透と真織で乗り越えながら これからも日常を積み重ねていくんだろうと思ってた。 だから透の身に起きた事が突然過ぎて 何でこのふたりなの?って 運命って残酷過ぎるって もう涙が止まらなくなった。 ハッピーエンドとはならなかったけど 何気ない日常を積み重ねたから 沢山悩んで迷って進んできたから 前に進めるんだと感じたし ささやかな日常を大切にしようと思いました。 人肌恋しい方に是非読んでほしい一冊です。 映画も配信とかで 観られるようになったらすぐに観ます。
1投稿日: 2023.10.12
powered by ブクログ衛生感。アイロンを丁寧にかけてピシッとしたシャツやスカートを身につける。ハンカチを綺麗に畳んでポケットに入れ持ち歩く。 透くんの心が透き通るほど綺麗で、良い影響を受けることができました。
1投稿日: 2023.09.29
powered by ブクログ私も記憶が上手く繋がらない事がある。それはすごく怖い事。怯える。真織はそれが毎日なんだからその恐怖と絶望は半端ないと思う。でも私はどうしても透と泉に気持ちを持っていかれたかな…私にもこんな理解者がほしい。
1投稿日: 2023.09.28
powered by ブクログ映画を先に見てたから、映画の舞台やキャスト陣の顔を思い浮かべながら読み進めた。 やはり透と真織よりも、透の父、姉、泉ちゃんの方を深掘りしたくなる。特に泉ちゃんがどのような心情で彼らに寄り添っていたのか想像しても仕切れない。何もこの世からいなくならなくても…とは思ったけど美しい作品だと思う。
1投稿日: 2023.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
神谷透 前の席の下川が嫌がらせをされているのを辞めさせるための交換条件として日野真織に告白する。シスコン。公営団地で父親と二人暮らし。二月二十五日生まれ。AB型。 日野真織 一組。特進クラス。透に三つの条件を出し付き合う。前向性健忘。夜眠ると一日あったことを忘れる。 綿矢泉 日野の友人。美人だけど気難しそう。 下川 透の前の席。親の都合で中国へ転校する。 早苗 透の姉。
0投稿日: 2023.09.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もがいてもがいて、それでも前を向いて今を生きていく人間の美しさ、愛の美しさにグッとくるシーンがたくさんあった。文字で表すことは本当に綺麗だし素敵だな。 自分の人生は特に驚くことおこらないまま日々が流れて終わっていくんだろうと思っている神谷透。そこにひょんなことで同じ学校の日野真織と付き合うことになる。この出会いがきっかけで、透は人生はどれだけカラフルなものか、自分の中にもたくさんのカラフルがあることに気がつく。 自転車を2人乗りして、苦しい状況の中でも今を全力で楽しむ真織をとても愛おしく思う透。明日には忘れられてしまうことを知りながら、溢れてしまうくらいの愛を注ぐ。これが愛だよね。見返りを求めずに、自分がこの子に何かしてあげたいって思う気持ち。透は真織にたくさんのカラフルをもらったから、少しでも何かお返したいって思っていて、一方で真織も何かをお返ししたいって思っていて、無理にじゃなくて、自分たちの気持ちでお互いのなにかを返したいって思って与え続けてるの。愛のパワーすごいなぁ。 好きっていう感情は言葉に表せないってひろつなせんせいも言っててこの本にも買いてあった‼️ あと現実から逃げ続けてきた透とお父さんだけど、 透はとてつもない恐怖とたたかって、毎日病気と真摯にむきあって懸命に生きている舞織の姿を見て、自分も真織に誇れるような自分でいたいって思って、父と初めて向き合って、心からの気持ちを伝え合うシーン、すっごく感動したし印象に残っている。自分はいろんな物事に全然向き合えてなくて、なあなあになっちゃうから、真織と透に胸を打たれたし、見習いたいって思ったし、苦しいけれどそれでも前に進むために何かと向きあうことは美しいなって思った。 透とぶつかった後のお父さんは、いままで1ミリも家事はしてこなかったのに、照れくさそうに少しずつで最初はへたくそかもしれないけど、家事を教えてくれないなっていって、。向き合ったらこの先ただただ待ち受けている未来をかえられるの。いろんな世界線が何個も存在してて、自分の決断が、どの世界と出会うかをきめる。明るい世界、暗い世界、向き合った世界、向き合わなかった世界。枝みたいになんこも分かれていて、私たちはその選択を常にしてるんだろうな。 きっとみんなこころでは変わりたいって思っていて、タイミングを自分で作っていないだけなんだな。 全部美しくてなみだがたくさん溢れた。 亡くなってしまった、結局何も残らないのかな? 思い出はのこる。きっとその思い出がだれかのちっちゃな希望にもなれる。死んでしまう時にこの世界においていけるものはすくない。今世で自分は何がしたいんだろう。 とにかく美しい物語で大好きになった。ありがとう。
3投稿日: 2023.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
前向性健忘の少女・日野真織と、その友人の少女・綿矢泉と、真織の彼となる神谷透、この三人の物語。彼の愛情で記憶が戻らないかなと期待するが、そんなはず無く、まさか彼が突然死。その後に記憶が戻る真織。ちょっとうるっときましたが、最後は爽やか感じ。
9投稿日: 2023.08.10
powered by ブクログ映画を観て、めちゃめちゃ泣いて、その後に本屋さんで見かけて買いました。 なかなか忙しくて1年近く積読していたのですが、やっと読み終えました。 映画を見たときの感動や切なさなど、たくさん思い出し、感情がぶわっと溢れてまた泣きました、、 映画では描かれていなかった場面も多くあり、新鮮な気持ちで読了後の余韻に浸っています。
1投稿日: 2023.07.27
powered by ブクログ私はこの小説を読んだ後に映画を見ましたが、正直違うところが多々あるので別物として見た方がいい気がします。ストーリー自体はとても面白いので何度も読める本だと思います。
1投稿日: 2023.07.23
powered by ブクログ★5.0/5.0 怒涛の勢いで読んだ笑笑 いやぁ〜、最高に切なく、苦しい、でもこの先の未来が見える、そんなお話でした。 昨日のことを覚えてるとか、生きてるとか、今の自分にとっては当たり前に感じるけど、そんなこと全然なくて、自分の人生って奇跡が重なっているんだと思いました。 神谷透が心の綺麗な素敵な人だったのがこの作品通してものすごく感じたし、日野真織との関係はとても微笑ましいものがあったです。 2人がその日に交わす約束とかっていうのが本当に儚くて、でもそれが2人の幸せに繋がるならいいのかな、って思ったりもして、とにかく情景を想像するだけで涙があふれる… それで、綿谷泉ちゃんがね〜またいい存在なんだよね。 当たり前、とか、人生、とか、そういうことの大切さとかを思い出したくなったらまた読みに来よう。 突然死の怖さも感じた、そんな作品でした。 自分にとって大切な存在は、これからも大切にしていきたいと思います。 2023.10時点ですでにもう一回読みたい。買おうかな。
0投稿日: 2023.07.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画化された作品だったので読んだ。THE感動青春恋愛小説のようで、題名から2人のどちらかが死ぬのではないかという予測をしていたが実際そうだった。展開が読めてしまう小説だったので少し残念だったが、彼がいなくなってからの物語は感動するシーンがたくさんあった。
0投稿日: 2023.07.10
powered by ブクログ原作よりも先に映画を観て涙が止まりませんでした。 その流れですぐに本屋さんで購入しました。 映画で観て最後どうなるか分かっていても、読んだあと涙が出てた。 今ある日常を当たり前と思ってはいけないんだなと改めて思った。
1投稿日: 2023.07.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
みずみずしい青春です。でもやっぱり、救いがある話がいい。大切な人がいなくなる未来を描かなくても描けた結末のような気がします。
3投稿日: 2023.06.17
powered by ブクログ半丁の豆腐を切らずに小鍋に入れ、ダシの素と醬油、みりん、砂糖、溶き卵を加えて崩すように炒め、汁気を飛ばす。 正式名称は分からない。僕たちはぼろぼろ玉子と呼んでいた。 これ食べてみてぇ
2投稿日: 2023.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
映画を見て感動し原作を購入。 映画で見た透と原作の透は少し印象が違った気がする。なんとなくではあるが。 物語の展開が全然予想していなかったもので、余計に悲しくなった。「僕、心臓が、・・・」の台詞で、透が亡くなってしまうのだなと予想がつき、覚悟して読み進めていたのに、それを知ったあとに読む透の言動や、心情を考えると涙が止まらなかった。 「私は…皆が徐々に彼のことを忘れていってしまうのなら、徐々に思い出してみたい。大切なものを取り戻してみたい。そう、思っています」 辛いことかもしれないけれど、自分自身で、透のことを思い出そうとする真織の姿と台詞が心に染みた。
1投稿日: 2023.06.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
透が病気になるのは予想してたけど記憶が戻るとは思わなかった。記憶が戻った状態でお互い好き同士で会えなかったのはものすごく残念だけど。記憶が戻った真織の中で透が生き続けていることは救いなのかもしれない。いつか透よりも素敵な人に出会い幸せになって欲しいと思うけど、透のことはいつまでもずっと忘れないで欲しい。
2投稿日: 2023.05.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ボロボロ泣きました。 ストーリーとしてはよくある展開なのですが、神谷と日野の積み重ねた日々がとても愛おしく感じられ、自然と涙が溢れてきました。 五月病が、人が落ち着ける季節になるから少しだけのんびり屋さんになるという捉え方が素敵だなと思いました。これからそう思うようにします。笑 『お金には力が宿っている。それは、人を幸せにする力だ。』 『偉くなることよりも、優しくなることの方がはるかに難しいって。』 『苦労してるのに曲がってない。』 『どんな傷も、一度付いたからには完全に消えることはない。傷とは、記憶でもあるから。でも、痛みは続くわけじゃない。そうやって、生きていくんだと思う。』 読んでいて心地の良い言葉に満ちた小説でした。
0投稿日: 2023.05.06
powered by ブクログAudible読了です。 久々に10代の恋愛小説に触れて心がふわふわしました。 キミスイと似ている気がしますが、比べるとこちらの方が感情移入しやすくラストでもうるっとさせられました。 すごく限られた登場人物の中で、コンパクトに話がまとまっていると思います。シンプルで良かった。そして彼氏くんが優しさのカタマリでできていて、作品全体に透明感を与えています。これも力が抜けて良かった。 それにしても自転車で2人乗りだとか公園でお弁当だとか、漏れなく甘酸っぱい思い出トリップも付いてくる。この彼氏くんのような広い心で私も10代を過ごせていたらな、、、などと思わずにはいられないような良作でした。
1投稿日: 2023.04.25
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん微妙 前向性健忘っていうこすられまくりのテーマとしては珍しいラストだとはおもう でも結局死オチで驚きと感動を引っ張ってくるところが好かない。ラストでメインの登場人物いきなり死なせりゃ驚きも感動も基本起こるよ 中高生にはウケそう 君の膵臓〜のやつとよく似てる。あれ好きな人なら好きだろうね 個人的には文体も読みやすいけどちょっとくだけすぎ
0投稿日: 2023.04.19
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。感動する。 でも大人には…星4つかな。 人、事、物、いつ無くなってもおかしくない。今を大事にする。そーだなと思う。 手続き記憶、と言う感覚に根ざした記憶があるそうだ。神谷が教えてくれた。 日野真織に告白してこい! そんな事から始まった疑似恋愛がいつの間にはお互いの大切な人に。でも真織は、前向性健忘、新しい記憶を蓄積できない障害に事故以来悩まされている。なので条件付きで付き合い始める。 淡い恋愛もの、としてはとても感動。中高校生なら号泣してるかなー 紅茶のレディグレイはアールグレー伯爵の奥様らしい… 清潔感は装えるけど。衛生感は装えないもの。 傷は消えなくても、痛みは続くわけではない。
4投稿日: 2023.04.19
powered by ブクログどんなに近くにいる人、いつもそばに居る人、一緒に過ごしてる人、当たり前のようにその人がそばに居ると思っていると、有り難さも、幸せなことだということすら気づかない 居なくなってからでは遅いのに、居なくなって気付いてしまってはいけないのに そんなことを改めて気づかせてくれました いつも一緒に過ごしてくれてありがとう 私に出会ってくれてありがとう と思うと共に、大切な人との時間をたくさんこれからも過ごしたい そしてその時間はとても大切だと感じながら
0投稿日: 2023.04.08
powered by ブクログ2023.3.22. 読了 映画化されたことで作品を知り、やっと読むことができた。 神谷の「人間は、存在していること自体が奇跡みたいなものだ」 あとがきの「人はあらゆるものを得る傍らで失ってもいく。失って初めてそのものが持つ本当の価値に気付く」 という言葉がすごく印象に残った。 私も母を亡くして、初めてありがたさに気づけたし、生きていることがどれだけ素晴らしいことなのかを知ることができた。 この本がたくさんの人に手に取って、読んでもらえたらなと思った。
3投稿日: 2023.03.22
powered by ブクログ読み始めからすらすら読めちゃうので良いと作品だと思います。 切ない内容ではあるけれど読んでみる価値はあると思います。 詳細には触れないでおきます笑
12投稿日: 2023.03.06
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
この過ごしている当たり前が幸せなんだなと思った。 寝ると記憶を無くしてしまう真織と最後に病気で死んでしまう透。 生きている中で何が起こるかは分からない だからこそ今仲のいい友達や自分と関わっている人達を大切にしていきたいと思った。 ・結局人は自分の中にあるものが一番強いんだ。 ・傷つくことを恐れちゃいけない ・人間は、存在していること自体が奇跡だと思う ・傷は消えなくても、痛みは続くわけじゃない。人はそ うやって、自分の中で悲しみを解きほぐしていくのだろ うか。
1投稿日: 2023.03.05
powered by ブクログ去年(2022年)の7月末に公開された映画の原作。映画は予告編しか見てないし、見に行こうともしなかったがどんなものかと読んでみる。いや、これが意外にはまった。詳しくは書けないけど、ビックラポンの展開やった。文章も嫌いじゃない。続編も読もう
1投稿日: 2023.02.26
powered by ブクログ眠ると記憶を失ってしまう脳の病気を抱えた少女と、父親と二人暮らしの優しい文学青年の青春恋愛物語。内容は想像がついたけれど、それでも優しい気持ちに包まれました。青春、かけがえのない友達、いいなぁ。
11投稿日: 2023.02.20
powered by ブクログ記憶と恋と、それを支える友人と、人生と、、 最後はえええっって切ない、でも勇気づけられる、そんな物語。 今のうちからたくさん楽しまなきゃいけないなって想った
1投稿日: 2023.02.17
powered by ブクログ作品に描かれている生と死、記憶と記録、それぞれに作者ならではの色づけがあった。読んでいる今の気持ちが、作品を感じるその時のありのままの自分なのかな。けれど、明日の自分はこの作品をどう感じるかは分からない。 ただ、変わらず、大切な人やものやこと、それをしっかりと見つめ、楽しく過ごしていきたいと願う。
79投稿日: 2023.02.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
『好きとはいったい、どんな意味を持つ気持ちなんだろう。人はどうして、人を好きになるんだろう。』本文より 人でも、ものでも、環境でも “はじまり“があるものはなんでも “終わり“があるのだと 改めて感じられた作品でした。 でもその終わりに向き合えないことの方が多く、 終わりがきてから、 その大切さに気づくことが多いような気がします。 どのようなものにも、“終わり“があるからこそ 今あるものを大切にしようと思えました。
2投稿日: 2023.02.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
登場人物たちみんなが、相手を思いやる気持ちが優しくて、でもそれが切なくて泣ける。 優しくて切ないけど、前向きな気持ちになれる本。少し無理があるかなという部分はあるにしろ、いい話だった。 メディアワークス文庫中学生の時大好きだった!できれば中学生の時にこの本読みたかったけど(刊行されていれば)、なんだか懐かしい気持ちにもなれたので良かったです。 〈audible〉
0投稿日: 2023.01.28
powered by ブクログありきたりな設定かもしれない どこかで似たようなテーマはあったな、って思うかもしれない でも、ぜひ読んでみていただきたい 優しい嘘と苦しい嘘 物語には3つの嘘が出てきて、それら全てに二面性がある でもその3つが絡み合うから、明るい未来へと繋がっているのも事実で… 全ての嘘が混じり合った時に、 作品のタイトルのように星空のような美しさを感じましたね まさに、今夜世界からこの恋が消えてもーーー その恋は光り輝いていたんだよね
0投稿日: 2023.01.24
powered by ブクログ映画も見て興味を持って読み始めました。内容は映画と少し異なりましたが、こっちもとてもいいお話でした。決してハッピーエンドと言うわけではなかったですが、「明日の日野も僕が楽しませてあげるよ」というフレーズがとても印象に残りました。
0投稿日: 2023.01.22
powered by ブクログ悲しいお話でしたが、どこか前向きになれるそんな物語でした。最後の方は涙を堪えることができませんでしたが、一人一人が何からも目を背けずに生きている姿が心を打たれました。すごく良かったです。
0投稿日: 2023.01.21
powered by ブクログ映画化する前から、買っていた本です。 それぞれの事情や過去を乗り越えてとても面白く、虚しい場面もある本です。 最後のラストに、とても感動しました。
0投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログ消えた日々と想い。 約束を破り日記に書き残していたら、二人の関係は変わり毎日ただ楽しむことは出来なかったかもな。 記された記憶だけならば、わざわざ悲しい想いはさせたくないかもな。
0投稿日: 2023.01.03
powered by ブクログ傷は残っても痛みは消える この言葉が心に残りました☆*。 透くんが優しすぎて心が痛くなりますが 真織ちゃんとの時間があって良かった。。 最後 少しずつ思い出していく終わり方も 悲しいだけでないのが良かったです。。
0投稿日: 2023.01.02
powered by ブクログ最初から最後まで、とにかく綺麗なお話でした。 驚きや感動はもちろんあって、だけどその感動が他とは違う種類でした。 涙が出る悲しいお話……というよりは、 命の儚さや、尊さ、人と人との繋がりなどについて、真っ直ぐ、分かりやすく教えてくれる本です。 そして何より、言葉の使い方が素敵です。
1投稿日: 2022.12.21
powered by ブクログ痛いよ〜〜〜 泉に重ねてしまう。 私の傷だ。痛みだ。涙だ。全部、私の宝物だ。 きらきらと輝く美しいものだ。 人生って儚いけど美しいよな
0投稿日: 2022.12.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
また記憶喪失ものかと、億劫ながらも人に借りたものだからと読み始めた。 最初こそ、ほかの作品と代わり映えしないものだったけど、彼氏側がいなくなる展開は初めてだった。 展開としてはとても満足だった。 そして小説家を登場させるだけのことはあり、要所要所の言葉が綺麗だった。 「人は失いながら生きている。でも失ったものは消えてなくなるわけではない」 そんな想いがふと込み上げてくる作品。 良くも悪くも、思い出し続けるんだ。
0投稿日: 2022.11.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
透くんの突然の死には驚きました。 悪ふざけからの告白、条件付きの付き合い、記憶障害など恋愛小説にはよく出てくる要素で物語が構成されていますが、この本は読者をこの物語の世界に引きずりこむ「展開」を兼ね備えていると感じました。 透くんと真織ちゃんは「絶対本気で好きにならない」という条件のもとお付き合いを始めますが、あるときお互いが惹かれあってることを自覚します。 私が個人的にすごく好きなのは、本気で恋心を抱いていることを透くんは真織ちゃんに伝えるものの、その後の関係も今まで通り続いていく、条件のない普通のカップルではないけれど、お互いを大切にしていることは事実で、2人で幸せな日々を送っていくという展開です。 大切な人を思い出せない真織ちゃんの苦しさや突然死んでしまった透くんを想う真織ちゃんを思うと苦しくなるも、愛を感じ素敵な恋だと思える微笑ましいストーリーでもありました。
0投稿日: 2022.10.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
なにわ男子の道枝くん主演映画の原作と聞いて興味を持ち、読んでみました。 終盤、突然想像していたのとは全然違う展開がきて驚き。 透くんが死んじゃうとは思っていなかったからびっくりで、悲しかった…。 てことは、映画ではみっちーが死んじゃうのか(TT) でも、ラストは決して悲劇的な終幕ではなく、深い悲しみの中でも発揮される登場人物たちの強さや優しさ、そしてその後に見えてくる希望までが描かれていて、救われる展開だったので良かったです。 今自分の目の前にあるものや積み重ねていける毎日を、当たり前だと思わずに大切にしていきたいなと思いました。
1投稿日: 2022.10.25
