
総合評価
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powered by ブクログ陸上選手に焦点を当てたミステリ作品。 作者らしいトリッキーなトリックが炸裂するけど、有名な「葉桜」に比べると少しパンチが弱いかも。 けれど、選手の心理描写なども合わさって、その淡白さが作品の雰囲気に一役買ってると思いました。 この作品割と賛否両論なのですが、その理由がメインのトリックがアンフェアであることに起因するそうで... 確かに予備知識が前提ではあるんですが、結構露骨な伏線が序盤に散りばめられており、そこからこの発想に行き着くのは、頭が良い人ならイケるんじゃないかと思います。(自分の頭脳だけならまだしも、今の時代ネットもありますし。) ただトリックの性質上、謎を解かないまま読んだ方が楽しめる作品だと思います。
13投稿日: 2024.02.21
powered by ブクログ全く予想だにしてませんでした笑 そうね、この方は葉桜の作者だもんね笑 そういうトリックしちゃうよね。笑笑 読者を騙すトリック。そして、希望に溢れるラスト。読みやすい文章。これぞ、歌野晶午文学ですね。
1投稿日: 2022.03.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
テンポ良く進み、しっかり騙され、そして爽やかな読後感。 謎解きやトリックにあまり重点を置いておらず、物語そのものもとても面白く、読まされる。 タイトルも好み。 トリックに関してはアンフェアだという向きもあるようだが、まぁギリギリフェアかなぁ。 2月16日にの33日後が3月19日という伏線もあり、そして「ハラダアユミを名乗る女」の中で同じく時間の基準のズレを利用したトリックが示されているところも憎い。 一つ難癖をつけるとしたら、本来「七年前」と 「七年後」の間には十七年間の時間差があるべきであり、エチオピア暦のこっちとこっちの西暦を比べて、とかこっちから見てこっちは七年前でこっちから見てこっちは、とかやれば問題ないのだが、少しモヤモヤとはする。 まぁタイトルに「七年間」ってあるし良いか。
2投稿日: 2021.12.27
powered by ブクログなかなか珍しいスポーツミステリーです。 あとがきにも記されていますが、作品全体に大きな 仕掛けが施されています。 読者はまさにその仕掛けにミスリードされます。 その仕掛けは最後に当然明かされてますが、 「それはないよなあ」と思うか「やられた」と 思うかで読後感が違ってきます。 個人的には前者でしたが、よくこんなことを考え つくものだ、と感心しました。
1投稿日: 2020.06.14
powered by ブクログなぜこれをチョイスしたのか、忘れてしまったけど、確かトヨザキ書評集からだったか。歌野作品だけにどんでん系を勝手に期待してたけど、そういう意味では拍子抜け。でも、物語そのものが読ませる内容だったし、事件と謎解きを主眼にしているのではない、と考えると、これはこれでアリかも。それにしても、グランドキャニオンにおける瞬間移動の謎は、結局最後までほったらかしなんですね。
0投稿日: 2019.03.12
powered by ブクログ一気読み!本のタイトルで騙されたぁ!! でも時系列は苦手らしく、読み解くのに時間かかりました汗 わかってみると、ほぉ!!!あっぱれですわ!!という感じ。この単純な話なのに伏線で騙される感じがなんとも好き。
0投稿日: 2018.09.04
powered by ブクログ歌野晶午さんの小説を読むのは二冊目。 マラソンランナーのジェシカと、もう一人のランナー・アユミが主人公。彼女を中心に、ある事件が起こる。しかも軸となる事件が起こるのは物語の中盤。 著者は昔マラソンをやっていたことがあるようで、その経験も生かされているようだ。 1冊目に読んだ「葉桜の季節に君を想うということ」が傑作だったため(ご存知、我らがSMAP中居正広がスマスマでオススメしてくれて読んだ一冊だ)、期待値が自分の中で上がりすぎてたかな・・・。「分身」というのが大きな伏線となって物語のキーになると思いきや、大きな山場がなかったように感じてしまった。
0投稿日: 2017.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ミステリーが読みたい第2弾。 この作家さんは「葉桜の季節に君を想うということ」がおすすめされてたんだけど、図書館になかったのでこちらで。 アメリカの陸上クラブチームで走る、エチオピア人のジェシカ・エドル。深夜に走っていると、チームメイトの日本人ハラダ・アユミが丑の刻参りをしている所を見かけてしまう。それからしばらくしてハラダアユミがチームをやめることになる。「才能がないから」と言ってやめていったハラダアユミはその後、LAで自殺死体となって発見される・・・というストーリー。 たぶんエチオピア時間が謎を解く鍵だったんだろうけど、何だかよく分からないままに終わってしまった・・・アユミがやめる→大会で監督が殺される→アユミが自殺するって流れだったってこと? あとはエチオピアのインジェラの説明やエチオピア時間の説明が、ジェシカがしているというよりはネットや本で得た知識をそのまま書いてる感があったかな。
0投稿日: 2016.04.17
powered by ブクログ読みやすい文章。短めの分量。シンプルなトリック。希望に溢れる結末。 ミステリとしても青春小説としても読め、娯楽作品として優れていると思う。ブクログでの評価は低めだが、個人的には高評価。
1投稿日: 2016.01.28
powered by ブクログ歌野さんらしい、読み応えのある作品でした。 クライマックスに向かうにつれて、本当にわくわくする。 蓋を開けてみれば何も謎はない、素直な事件なわけですが、またもや綺麗に騙されました。 この見事さが本当にはまります。 ただ、エピローグ(?)部分はちょっと説明が冗長に感じられてしまいました。 グランドキャニオンのくだりもそうですが、必ずしも一から十まで登場人物の口から語らせなくても良かったのでは?という気もします。 グランドキャニオンの別れ際の謎くらいは、調べればわかることですし、そのままにしておいても、作品に余韻も出るし、ある日突然気づいてにやり、なんてこともありそうで私好みかな…なんて。 とはいえ、面白かったです。
0投稿日: 2015.04.22
powered by ブクログタイトルに惹かれて読んでみたが、、、 こういう叙述トリックは、ツボにはまれば面白いんだけど、そうでなければ「なんじゃこりゃ」となってしまうので、難しい。よく考えられてるなとは思うんだけど。
0投稿日: 2014.07.31
powered by ブクログ本格ミステリーという範疇から少しズレたミステリー。トリック自体は素直で、ミスリードの罠をあれこれ探るよりも、登場人物に添って読んでいく方が楽しめる。 自分の限界について悩み、苦しむ姿を描いた作品は個人的に好きなので、スポーツ愛好者や何かに本気で打ち込んだ経験のある人は割と入り込める作品なのでは。
0投稿日: 2013.07.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
時差のない生活しか知らないので…などという言い訳は出来ないようにきちんと書かれている。でもね、エチオペア暦とは………。 普通に日本で暮らしていたら分からないでしょう、 と文句の1つも言いたくなりました。 あ、これネタバレ!? 時間単位の時差をトリックに使っている作品は多分他にも存在するだろう。でも、ここまで時差が大きいと、推理小説としての品格が保ててるのだろうか?(適当な表現が思い浮かばないので『品格』としたが、作家の張り巡らした罠を見破り推理することを楽しむ読者が好むのが本格推理小説だとしたら、この作品は読者にもっと特定な知識がないと見破れないので、本格推理小説といって良いのか迷う。もっとも現代人は、分からないことがあればネットで調べられるから、読みながらネット検索すれば推理は出来たのだろうが、それもあくまでも常識の範囲だろうし。では、常識の範囲は誰が決めるのか、ってことになったら……はい、お手上げ、でも、本作品のトリックは、私には、『そりゃないだろう』というものでした) でも、推理小説じゃなくて、長距離ランナーが主人公のスポーツ物として読んだら、それなりなのかも。 巻末の千街晶之氏の解説を読むと、なるほど、歌野晶午という作家がいろいろ模索中なのだな、と納得。作家も大変だなぁ、という、妙な感想で読了。
0投稿日: 2013.05.26
powered by ブクログアメリカの女子マラソンクラブに所属するジェシカとチームメイトの話。 何か仕掛けがあるのはレビューを読んで知っていたけど、うーーーん、な感じ。
0投稿日: 2012.11.16
powered by ブクログ好き嫌いの分かれるわかり易い本格。 最初は陸上選手の日常が淡々と語られるため、事件に入るまでの時間がかかるのは、歌野晶午らしいかもしれない。 一読しただけで結末に追いつけなかったのは私の理解力の不足かもしれないが、後々読み返してみるとこうじんわりと、本格らしさが染み込んでくる。 トリックとしてはベタでわかり易いかもしれないが、本格から離れた本格を作りたいという歌野さんらしい挑戦作に感じられた。
0投稿日: 2012.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
あまり好きではないトリックだった。 けどあれだけ露骨に出てきてたのでなんとなく察しはついてた。 更にもう一オチあれば満足できたかな~
0投稿日: 2012.03.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
歌野さんらしい作品なので、読み慣れている人が相手では歌野さんが非常に不利。 一つのトリックのためにこれだけ書いたと思えば面白いけど、「だから、何」となってしまう人も多いだろうな。
0投稿日: 2011.12.21
powered by ブクログエチオピア暦 作品の紹介 米国ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。日本人が主宰するこのクラブの所属選手、エチオピア出身のジェシカ・エドルは、日本人選手アユミ・ハラダの異変に気づいた。アユミは夜ごと合宿所を抜け出し、呪殺の儀式を行っていたのだ。アユミがそこまで憎む相手とは誰なのか?彼女の口から明かされたのは、意外な人物の名前と衝撃の事実だった…。不可解な謎と巧妙な罠。驚天動地の傑作ミステリ。
0投稿日: 2011.11.23
powered by ブクログシンプルなトリックを、小説としての完成度を高めることでうまく機能させた。 素直にストーリーに入り込んで読んで正解。
0投稿日: 2011.08.18
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
いつもと比べると短い作品であるのに、登場人物が多く出演するので個々のキャラクターが少し記号的になりすぎている様に感じました。 歌野先生といったらキャラクター、と私が勝手に期待していたのでそこにはちょっとがっかり。 タイトルは読み終わってから考えると秀逸だと思いました! 短いながら、ジェシカとアユミの友情を思わせるシーンなどは良いなと思いました。 アユミの分身の話に完全に気を持っていかれていて、最後はそこかよ!という感じでした。 微妙に不服ですがまとめ方は珍しく良かった気がします。 追記 ブクログのレビューでめちゃくちゃ笑いました。この本読んで良かった…(笑
0投稿日: 2011.08.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
叙述トリック物だけどインパクトは小さかった。 話の内容も、テンポがよく読みやすいのだけど、いまいち盛り上がりに欠ける印象。せっかくマラソンをテーマに書かれているのだから、白熱したレースシーンなどを入れて欲しかった。 でもたぶん、この小説って、エチオピア時間→エチオピアといえば・・・アベベ!→アベベといえばマラソン! そんな感じでテーマが決まっていったんだと思う。
0投稿日: 2011.02.27
powered by ブクログこの人の作品は、犯人が警察や探偵を欺く為にトリックを仕掛けるのではなく、作者が読者を欺く為にトリックを仕掛けるので、人によって評価はまちまちだ。 まあ、私は嫌いじゃないのでこの本も平積みになった文庫版を見つけて即購入したのだが、今回のトリックはいただけない。 「え〜〜、ああ、なるほど」という驚きを期待して読んだのだが、この作品の場合「はぁ〜〜〜?」である。 この本を読んで面白いと感じるのはエチオピア人だけかもしれない。
0投稿日: 2010.10.14
powered by ブクログこれもトリックが仕込まれているミステリーでしたが、 結構単純・・・というかわざわざこうしなくても、という感じ。 というか微妙に複雑で理解できてない部分もありますが。 それでもこの人のミステリーは結構好きだ。
0投稿日: 2010.07.27
powered by ブクログジェシカもアユミもいまいちキャラが成立していないが、 後味はなかなか良い。 歌野晶午らしい作品。
0投稿日: 2009.12.06
powered by ブクログ騙されちゃいかんと思っても やっぱり騙されてしまうんだよなぁ。 シチュエーションとしては始めてかも。
0投稿日: 2009.11.25
powered by ブクログアメリカ・ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。 日本人が主宰するこのクラブにエチオピア主審のジェシカは、所属していた。 ジェシカは、夜中に起きたので散歩をするとそこには同じクラブに所属する日本人選手のアユミ・ハラダの姿があった。 頭に懐中電灯を巻きつけ白装束を身に付けて何かをしていた。 アユミは呪殺の儀式を行っていたのだ。 彼女の口から明かされたそこまで憎む相手とは・・? そして衝撃の真実を聞かされる・・・。 そしてジェシカは、何を思うのか・・・。 歌野さんが書いたミステリーです。 でもちょっとミステリーらしくない作品かな? 物語を語っている・・・そんな印象が残る作品でした。
0投稿日: 2009.05.24
powered by ブクログ米国ニューメキシコ州にある長距離専門の陸上競技クラブNMAC。日本人が主催するこのクラブの所属選手、エチオピア出身のジェシカ・エドルは、日本人選手アユミ・ハラダの異変に気付いた。アユミは夜ごと合宿所を抜け出し、呪殺の儀式を行っていたのだ。アユミがそこまで憎む相手とは誰なのか? 彼女の口から明かされたのは、意外な人物の名前と衝撃の事実だった……。不可解な謎と巧妙な罠。驚天動地の傑作ミステリ! 解説・千街晶之
0投稿日: 2009.05.22
powered by ブクログまだギリギリでミステリーの範疇に引っかかるかな、という微妙な小説。 常に新たな道を模索している感のある歌野晶午らしい作品。この人の場合、デビュー作がちょっと酷かった印象が強いので、格段に読める小説家になったという著者自身の成長、行く末の方が気になってしまう。
0投稿日: 2009.04.17
powered by ブクログ脱本格を目指した後の作品。 本当にこういった肉体改造ってあるのかしら? なかなか興味深いっすね。 この人の作品は読みやすいし、面白いのですが イマイチ印象に残らないんすよね。なんでだ? ミステリー的なトリックは未だにピンと 来ないけど、こういったトリックって本格ファン はアリなの?
0投稿日: 2009.03.30
powered by ブクログアメリカのマラソンチーム所属のエチオピア人女性ランナー。 日本人コーチと日本人女性ランナーの間に起きたある事件。 その事件について七年間という時を隔てて記載している。 最初の段階でトリックが読めてしまい, それはなしと思いながら, 分身という言葉にひかれて読み進めたが, 最後は予想通りでいまいち消化不良。
0投稿日: 2009.02.22
powered by ブクログ二つの西暦を駆使したトリック。 それはトリックというよりか無理に惑わせてる感じがするなぁ。 無駄に暗くさせるような話が多いのも。 上手い作家さんとは思うけど好き嫌い分かれそうやね。 この人の作品は二つ目やけど。
0投稿日: 2009.01.26
powered by ブクログ読みかけ。まだ最初。 読んだ。すぐ読めた。 カントクがどんな人なのかは全然わかんなかった。 で、ジェシカもアユミもイマイチぼんやりした感じ。 でも全体的には、すらすら飽きずに読めて、読んだ後味もなかなかいい。
0投稿日: 2008.11.16
powered by ブクログ寒くなってきてそろそろマラソンの季節ですね。 来週に迫った東京国際女子マラソンは1979年に始って黎明期の女子マラソンの歴史を紡ぎ、30周年の今年を限りにその役割を終えて姿を変える。 この本、東京の大会とは直接の関係はないのだけど、時代的には丁度その大会が始まった頃に、クラブチームでメジャーなマラソン大会を目指して走っていた女性を描いたミステリー。 エチオピア人のジェシカは貧しい暮らしから這い出るために、日本人監督ツトム・カナザワが主宰するクラブチームで練習を積む。 走りで頂点を目指す様々な国から来たチームメイトの中にアユミ・ハラダという日本人ランナーもいた。 そのハラダが監督との間のトラブルで失意の内にチームを去り、程なく自殺体で見つかる第1幕。 その5年後、アメリカの観光地に死んだ筈のハラダが現れ、しかもその分身がいるかの如く描かれる第2幕。 そのまた2年後、ジェシカが走る新潟でのマラソンの競技中、スタジアムの用具室で何故かジェシカと監督が対峙する第3幕。 漸う事件が起こり(監督が死体で見つかり)犯人探しが始まる第4幕…。 女子マラソンの世界を描き、精神に重きを置く鍛錬と合理的科学的であろうとするトレーニングもせめぎ合いなども適度の背景描写として、謎解きが始まる。 この謎解き、それを知らないとなかなか分からないと思うけれど、そう思って読み返すと色々気付きの種は蒔いてあって、「葉桜の…」の時には今いちスッキリしなかった私ですが、今回はまあ納得です。
0投稿日: 2008.11.09
powered by ブクログ2008/10/28 7&yにて購入。 2013/1/15〜1/17 評価の高かった「葉桜~」の次の作品と言うことで期待して読んだが、これはちょっとなあ。解説にもあったが、緩やかに本格から離れる意図があったとしても、このトリック、動機はイマイチであった。
0投稿日: 2008.10.28
