
総合評価
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powered by ブクログ読み返しをしたくなる本がいくつかある。朝永先生の名著であるこの本も3度目だろうか。 丁寧に、飛躍なく、誰にでもわかるように書かれているけれど、頭を使って、時々手も使って考える、ということ無しでは読むことはできない。一般向けだけれど、わかりやすいところをサラッとという書き方ではない。一行一行大切に読みたくなるような、お人柄が伝わってくる文体で、お話を聞きたかったと思わされる。 上巻は、ガリレオ、ケプラー、ニュートンの力学の話と、カルノー、クラウジウス、トムソンの熱力学の話。 3度目の下巻も続けて読もうと思う。 世の中には、たくさんの本がある。その中で、これからも残っていき、日本にいる人、誰もが読むべき本は、もちろんたくさんあるだろうけど、この本を超えて選ばれる本は少ないと思う。
3投稿日: 2024.12.12
powered by ブクログ◇序章 ◇第I章 ・1 ケプラーの模索と発見 ・2 ガリレオの実験と論証 ・3 ニュートンの打ち立てた記念碑 ・4 科学と教会 ・5 錬金術から化学へ ◇第II章 ・1 技術の進歩と物理学 ・2 ワットの発明 ・3 火の動力についての省察 ・4 熱の科学の確立
0投稿日: 2023.05.30
powered by ブクログ43年前に出版された本である。出版時に読んだが、物理学生向けの注釈があったことば覚えていない。 1年生にとって物理の復習についてはいいのかもしれない。
1投稿日: 2022.02.11
powered by ブクログ物理学とは何か、というのを歴史の物理学とは何か、を物理学の歴史とともに説明していている。 ちびっこに良いかもしれない。
1投稿日: 2021.06.05
powered by ブクログ物理学とは、「自然界に生起するもろもろの現象の奥に存在する法則を、観察事実に拠りどころを求めつつ追求する」「自然の法則を数学的に表現すること、そして個々の法則をばらばらに発見するだけでなく、そのなかから最も基本的なものをいくつか選び出し、それから他の法則が導き出されるような体系をつくること」すなわち、物理学は実証科学である以外に論証科学である。後半の熱に関する話題は、やや難しい。。再度挑戦要。
2投稿日: 2018.12.09
powered by ブクログ丁寧に紡がれていく、物理学の歴史。 著者の思いが伝わってくるかのようでした。 ただ、問題がひとつ。 物理学が辿ってきた歴史の概要だけではなく、それぞれの発見や理論の中身にまで踏み込んだ内容が、とても丁寧かつ流暢に紡がれていくので、物理学にあまり馴染みのないぼくのような読者は、読み始めると眠気が襲ってきて困りました。 とても面白くてためになる書であることは間違いないのですが、読み始めるとすぐに瞼が重くなってしまうのです。 これは、学生時代に刷り込まれた条件反射に違いないです。(違います)
0投稿日: 2018.11.13
powered by ブクログくりこみ理論でノーベル賞を受賞した故朝永振一郎著。物理学の発展を16世紀のケプラーから述べている。自然の観測とそのデータを元にした推論や実験が占星術や錬金術を物理学や化学へ変身させていく力となった。
0投稿日: 2018.10.11
powered by ブクログケプラー、ガリレオ、ニュートンの力学系,および熱力学の成立まで簡潔に述べられている。,ケプラーは晩年は不遇だったのね。
0投稿日: 2018.10.07
powered by ブクログノーベル賞受賞者:朝永振一郎がほとんど数式を使わずに、物理学の基礎を解説してくれる本。上巻の前半は、ケプラーからガリレオそしてニュートンへの流れを通して古典力学の導入を説明し、後半はワットからカルノーそしてクラウジウスへの流れを通して熱力学の発生を説明する。また、科学と宗教、科学と技術といった興味深い内容にも触れる。研究ができることと、このように科学の歴史をひもときながら初学者に向けて平易な解説をするのは異なる作業だと思うが、朝永がどのようにしてその二つを高い次元で達成したのかというのが面白い問だと思う。
0投稿日: 2016.12.31
powered by ブクログ(2015.11.24読了)(2006.10.29購入)(1984.04.10第13刷) 【ノーベル物理学賞】 著者は、1965年のノーベル物理学賞受賞者です。朝永さんの本を読んでみようと、何冊か買い集めたのですが、二年前に一冊読んで、やっと二冊目です。 1979年7月8日に亡くなっているそうなので、この本が出版されて、間もなく亡くなられたということになりますね。 「物理学とは何だろうか」と題されていますが、物理学史という感じです。物理学は、なにを対象にして、どのようにでき上がってきたのか、ということをわかりやすく説明しようとしているのですが。 ケプラー、ガリレオ、ニュートン、あたりはわりと理解できていると思うのですが、ワットの蒸気機関に始まる熱力学のあたりは、残念ながらお手上げです。 【目次】 序章 第Ⅰ章 1 ケプラーの模索と発見 2 ガリレオの実験と論証 3 ニュートンの打ち立てた記念碑 4 科学と教会 5 錬金術から化学へ 第Ⅱ章 1 技術の進歩と物理学 2 ワットの発明 3 火の動力についての省察 4 熱の科学の確立 引用出典 ケプラー[1571~1630] ドイツの天文学者。ティコ=ブラーエの学を継ぎ、火星の公転軌道を決定。またケプラーの法則の確立、ケプラー式望遠鏡の考案、天体表「ルドルフ表」の編集を通じて、近代天文学の先駆者となった。主著「宇宙の神秘」「世界の和声」。 (デジタル大辞泉) ガリレイ(Galileo Galilei)[1564~1642] イタリアの物理学者・天文学者。振り子の等時性、落体の法則などを発見。自作の望遠鏡で天体を観測し、月の凹凸、木星の4個の衛星、太陽黒点などを発見してコペルニクスの地動説を支持し、教会から異端者として幽閉された。著「天文対話」「新科学対話」など。ガリレオ=ガリレイ。 (デジタル大辞泉) ニュートン(Isaac Newton)[1642~1727] 英国の物理学者・天文学者・数学者。運動の法則、万有引力の法則の導入、微積分法の発明、光のスペクトル分析などの業績がある。1687年「プリンキピア(自然哲学の数学的原理)」を著して力学体系を建設し、近代科学の範となった。 (デジタル大辞泉) カルノー【Nicolas Léonard Sadi Carnot】1796‐1832 フランスの技術者,物理学者。熱力学第2法則の原型ともいえるカルノーの定理を見いだしたことで知られる。フランス革命政府軍の政治家であった科学技術者L.N.M.カルノーの長男。1814年エコール・ポリテクニク卒業後軍務に服したが,24年休職を許され,以後科学研究に専念した。彼の関心は医学,道徳,政治,経済など広い範囲に及んだが遺稿の焼失が惜しまれる。最大の業績は,《火の動力についての考察》(1824)にまとめられた熱機関の理論において熱力学の最初の一歩を踏み出したことである。 (世界大百科事典 第2版) ●物理学とは(5頁) 「われわれをとりかこむ自然界に生起するもろもろの現象―ただし主として無生物にかんするもの―の奥に存在する法則を、観察事実に拠りどころを求めつつ追及すること」 ●天文学(10頁) 自然現象のなかに一定の法則があるだろうという点にかんして最も早く人目を引いたのは天体の運動でしょう。 ●ニュートン(113頁) かつてガリレオによって実証科学の最も感嘆すべき特徴といわれたものがニュートンに至って最も完全な形で実現されたのです。しかもここで、ケプラーによって発見された天界の法則と、ガリレオによってつきとめられた地上の法則とは、厳密な数学によって一つの法則体系のもとに統合されたのです。 ●吸い上げポンプ(141頁) 井戸や河の水を吸い上げるのにポンプを用いるという技術はいつごろ誰が考えついたのか知りませんが、すでに十六世紀ごろ、吸い上げポンプでは約十メートル以上水の吸い上げができないことをポンプ職人たちは知っていました。 (大気圧の発見につながった) ●熱に起因(154頁) 地球上でわれわれが目にする大気の擾乱、雲の上昇、降雨、その他もろもろの大気現象はみな熱に起因するし、地震や火山の原因もみな熱にある、と彼(カルノー)はいい、熱がいかに大きな動力を、今日の言葉でいえば大きなエネルギーを、そのなかに含んでいるかについて述べています。 ☆関連図書(既読) 「鏡の中の物理学」朝永振一郎著、講談社学術文庫、1976.06.30 (2015年11月26日・記) (「BOOK」データベースより)amazon 現代文明を築きあげた基礎科学の一つである物理学という学問は、いつ、だれが、どのようにして考え出したものであろうか。十六世紀から現代まで、すぐれた頭脳の中に芽生えた物理学的思考の原型を探り、その曲折と飛躍のみちすじを明らかにしようとする。本巻では、ケプラーから産業革命期における熱学の完成までを取り上げる。
0投稿日: 2015.11.26
powered by ブクログ良質な読み物。最初に、物理学とは何か、をケプラー、ガリレオ、ニュートンの力学を通して語り、次に科学と技術の関係を取り上げつつ、熱力学の数式化を図る。どちらも歴史的変遷を踏まえており、教科書的ではないのが、読み物として面白いのだ。熱力学は紙と鉛筆準備して臨んだ方が理解が深まるだろう。
0投稿日: 2014.08.13
powered by ブクログうーん。 なるべく包括的で、式が出てこないものを! と思ったのだけど、難しかったー。 物理学の起こり、占星術や錬金術との関係から始まるのだが、「きちんとデータを出してやろうよ。」と思った人がいたんだなあ。 パラダイムというか、当時の人々の考え方を覆すには大きな苦労を伴ったんだな、ということがよく分かる。 神様が創りだした未知なるもの、が解明されていくスピードの速さたるや。 人間って物凄く恐ろしい存在だと思う。 文系畑の人間でも、読んでなるほど、という所まで掴める。ただ、その先に行けないことが非常に悔しい。。。
0投稿日: 2013.07.20
powered by ブクログ2013/04/30-2013/05/06 ☆3~4? 東大駒場図書館KOMEDコーナーにあった本 タイトルそのまま「物理学とは何か」を物理学の歴史にそって考えていこうとしている本。ただし著者の朝永さんが下巻を書いている途中に逝去されたため未完。 上巻では、ニュートン以前の力学から熱力学のさわりまでの歴史が説明されている。 つまり、物理学がどういう思考方法で今のようになっていったかを解説していこうとしているわけだ。ニュートン以前の力学からニュートン力学という、どこでも統一的に使える公式を持った物理ができるという流れと、技術と科学の兼ね合いをとりながらできていった熱力学の流れ。 物理学を知らない人でも読めるように工夫がしてあって、これなら多分文系の方でも困らずに読めるとは思うが、逆にデメリットとして、あんまり歴史の深い所、すなわち難しい数学が必要な所まではすすめていない。 まあそこまですすめようとしたら上下巻では済まなかった気もするが。 科学史から物理学を見てみたい人にはお勧めするが、現代の物理学観と照らし合わせてどうか、というのは僕にはよく分からない。
0投稿日: 2013.05.25
powered by ブクログノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎が、「物理とは?」をテーマに書いた本。 物理学史のような側面もあるが、重視されているのは発想のリレー。すなわち、誰がどんな着想を得、それを引き継いでどう発展させてきたか。 読みやすいし、非常に為になる。
0投稿日: 2013.02.19
powered by ブクログ学生時代に買った本だが、正月休みの帰省の際にもう一度読み返してみた。著者はノーベル物理学賞を受賞された朝永振一郎先生。本書は二部に分かれており、古代の呪術、占星術、錬金術などがどのような過程を通して、物理学となるに至ったのかが述べられている。 改めて、基礎科学とはどういうものかという事を見直す事が出来た様に思う。序章において述べられる、 「われわれを取り囲む自然界に生起するもろもろの現象-ただし主として無生物に関するもの-の奥に存在する法則を、観測事実に拠り所を求めつつ追求する事」 という文章が、ケプラー、ガリレオ、ニュートンという時代の流れとその時代の考え方を追いかけることで、より明確になってくる。 第一章は主として占星術から天文学、古典力学に変遷する過程、第二章は錬金術から化学、熱学、熱技術が生まれる過程が主として述べられている。 題名通り、「物理学とは何か」という問題に対して一つの解答が得られた書である。
0投稿日: 2013.01.07
powered by ブクログ日本人二人目のノーベル物理学賞受賞者であり、先に受賞経験のある湯川博士をもって「私がそれまで知っていたどの友人よりも頭が良い」と言わしめる朝永氏が平易な言葉で語りおろした、近代物理学の歴史とその成立について。序章にて物理学を「われわれを取り囲む自然界に生起するもろもろの現象―ただし主として無生物に関するもの―の奥に存在する法則を、観察事実に拠りどころを求めつつ追求すること」と定義しているのだが、万有引力や熱力学の発見の過程が語られていく中で、いかにこの言葉が歴史に裏打ちされたものであるかを教えてくれる。
0投稿日: 2012.11.28
powered by ブクログ※上下巻同じレビューです 物理学とは何か、ということをガリレオ、ケプラー、ニュートンあたりから始め、20世紀初頭の物理学あたりまでを科学史的な感じで語っています。 バックグラウンドにある思想や哲学、社会状況にまで言及しているところが面白いです。 ただ、物理学とは何だろうか、と言っておきながら、十全に理解するためには、そもそもある程度物理学を知っている必要があると思いました(笑) だいたい、大学教養レベルくらいの物理かな?
0投稿日: 2012.11.25
powered by ブクログ新書とはいえ、決して簡単ではない。古代のアリストテレスから、中世の錬金術、ケプラー、ガリレオ、ニュートン・・・とそうそうたる面々が出てくる。 難しい物理学の理論は分からないが、科学史にわりと興味がある自分としては割りと満足できる内容であった。個人的には、アリストテレスと中世教会の哲学、およびルネッサンスとの関係が興味深い。議論がわかれているようだが、アリストテレスの哲学はルネッサンスに対抗して顕れていたのか、それともむしろルネッサンスのきっかけとなったのか、それが気になった。 増刷もかなりされているようで、良著であろう。
0投稿日: 2012.06.25
powered by ブクログ一応、高校生を意識して書かれている本だが、大学生でももしくはそれ以上の歳でも問題なく楽しめる一冊。 上巻では、力学、熱学の成り立ちについて触れる。物理の諸法則の存在を知るだけでなく、その成立に至るまでの経緯がわかりやすく説明されている。 物理の深い理解にはこうした歴史的な背景を知ることが不可欠である。 まだ、物理学の変遷をたどったことがない人はぜひこの一冊でその一部だけにでも触れてほしいと思う。
0投稿日: 2012.05.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ノーベル化学賞は取れたけれど、今年は物理学賞は無理でしたね。著者は日本で二番目のノーベル物理学者受賞者です。 古典的名作として読み継がれてきた本書ですが、扱っているテーマも枯れた分野であることもあって、未だ古くなっていません。高校数学程度の知識で、物理学の成り立ちを知ることが出来る本です。 文明が発生して以来、すなわち日々の食料の確保に奔走せずとも生きていけるような社会が確立して以来、世界の成り立ちを知りたいという欲求は、知識人たちを思索に向かわせ、古代ギリシャでアリストテレス哲学に結実し、以後、占星術や錬金術を発展させてきた。しかし、占星術や錬金術は、物理学や化学の前身であることは確かだが、近代の物理学や化学とは別物であることもまた事実である。では、一体何があり何がなければ物理学であり化学というのか。中世の研究者たちの思考の後を辿ることにより、これを定義しようというのが本書である。 上巻では、まずは力学の成り立ちについて語っている。現代でもそうかもしれないが、中世の人々は占星術により運命を知ろうとした。占星術は天体の運行から運命を読み取る技術であるため、天体の動きを知ることが非常に重要であり、天体観測が発展した。この時代に登場するのがケプラーである。ケプラーも占星術師であったが、なぜ天体の運行が人の運命と結びつくのかということに疑問を持ったらしい。そこで、天体の運行の仕組みを明らかにすることにより、この関係性が分かるのではないかと考えた。 ケプラーは、師匠のブラーエが生涯を掛けて集めた正確な天体記録を継承し、未だ確立していない幾何学を駆使し、苦心の末、火星の軌道が長円であることを突き止めた。こうしてケプラーは、思索による哲学ではなく、実際の記録に基づく計算により、天体の運行が単純な幾何学により表されることを明らかにしたのである。 同時代に生きていたガリレオは、単なる観察に基づく計算だけでなく、自らの考えを証明するための装置を作成し実際に試すという作業、すなわち実験により、証明するという方法を編み出した。そして実験により、地上における物体がどのような運動をするのかを明らかにしたのである。 しかし、彼らの考えがそのまま受け入れられたわけではない。中世にはカトリック教会という大きな壁が存在していた。教会は聖書の記述を疑わせるような考えを否定し、弾圧したのである。 ケプラーやガリレオが世を去ったあとに登場するのがニュートンである。ニュートンは、完成した幾何学を駆使し、いくつかの法則を前提とすれば、ケプラーが発見した天上世界の運動とガリレオが発見した地上世界の運動を導き出すことができることを明らかにした。これにより、力学の世界を説明するための言葉を人類が手にしたことになる。 これまでは哲学的な側面から発展した物理学を見たが、物理学には技術的な側面からの発展もある。ワットによる蒸気機関の発明は、人類に産業革命を起こすと同時に、蒸気機関を改良する試みの中で、なぜ熱からエネルギーを取り出せるのかという疑問を生み、熱学の発展を促すことになるのである。
0投稿日: 2012.01.29
powered by ブクログ専門的知識がなくてもある程度は理解できる…というふれこみだったが、どっこいほとんど理解できず。鍛錬が必要なり。
0投稿日: 2012.01.17
powered by ブクログ中学生のときに読んだと思う。これで物理が好きになり、大学受験で物理学部を受けてしまった。受けるだけなら自由だもの。もし、そっちの道に進んでいたら、どうなっていたかな。
0投稿日: 2011.10.29
powered by ブクログ通常の教科書では味わえない 物理学の世界を覗きたい人へ。 【熊本大学】ペンネーム:アニヤ ☆この本は熊本大学附属図書館中央館にあります。 1階 新書・文庫コーナー 岩波新書B
0投稿日: 2011.10.17
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
高校時代の課題図書。81年11月発行で当時380円。 字が小さい。 内容はほとんど覚えていない。
0投稿日: 2011.09.23
powered by ブクログ[ 内容 ] 現代文明を築きあげた基礎科学の一つである物理学という学問は、いつ、だれが、どのようにして考え出したものであろうか。 十六世紀から現代まで、すぐれた頭脳の中に芽生えた物理学的思考の原型を探り、その曲折と飛躍のみちすじを明らかにしようとする。 本巻では、ケプラーから産業革命期における熱学の完成までを取り上げる。 [ 目次 ] ケプラーの模索と発見 ガリレオの実験と論証 ニュートンの打ち立てた記念碑 科学と教会 錬金術から化学へ 技術の進歩と物理学 ワットの発明 火の動力についての省察 熱の科学の確立 [ POP ] [ おすすめ度 ] ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度 ☆☆☆☆☆☆☆ 文章 ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性 ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性 ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度 共感度(空振り三振・一部・参った!) 読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ) [ 関連図書 ] [ 参考となる書評 ]
0投稿日: 2011.05.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
目次 物理学とは何だろうか 序章 第I章 1 ケプラーの模索と発見 2 ガリレオの実験と論証 3 ニュートンの打ち立てた記念碑 4 科学と教会 5 錬金術から科学へ 第II章 1 技術の進歩と物理学 2 ワットの発明 3 火の動力についての省察 4 熱の科学の確立 物理学の発展形態と如何にそれが偶然の産物を含んでいるかを紹介してくれた本。
0投稿日: 2011.02.21
powered by ブクログ名著。上は前半が天文学や力学の歴史を学ぶことができる。とくにケプラーに詳しい。ガリレオやニュートンのやったこと、とくにガリレオが日常的には観測不可能な慣性の法則を思弁から導き出した意味について強調している。後半は古典熱力学の発達史であり、ワットから始まり、カルノー・ケルヴィン・クラウジウスなどの業績が語られているが、分かりにくい熱力学を読みやすい日本語で分かるように書いあって、熱力学の論理的展開がよく分かる。
0投稿日: 2010.03.04
powered by ブクログ物理学とは何かというテーマを、 科学がまだ分離、細分化するはるか以前の時代から説き起こすため、話題は当然、化学 にも及んでいる。 ノーベル賞で授与されるメダルには、 が刻まれている 女神のベール ゲーテの言葉 これらは科学こそ幸福をもたらすという一般的な観念を軌道修正するための 近代合理主義 効率非効率 損得 の主流 思い出すのはラフカディオ・ハーンの存在である 科学こそが「未来の希望」であった時代 9.11の意味 幸福にいたる道 (推敲) 本書は「物理学」の形成過程を、時代の天才たちの着想、推考、継承の営み、そして人間のドラマとして描いた叙事詩的科学史と言ってよいだろう。「物理学史」と限定しないのは、本書の内容が現代物理学への道のりから外れないように慎重に書かれながらも、朝永氏の胸に描いていた構想が実は現代「科学」の課題に向かうものであったろうと考えるからである。 最近、海洋調査船に便乗させていただいたり、天文学や生物系の研究者の皆さんに接しながら、何度も聞くのは、「(その分野については)まだ、ほとんど明らかになっていないのです」という言葉である。その背景には、「新しいことが分かると、そこから次の謎が出てくる」という研究の面白さがあるという。 近代物理学の手法を確立したとされるニュートンは次のような言葉を残した。 「自分はまるで海岸に転がっている、珍しい形をした石や貝殻を見つけては喜んでいる子供のようなものだ。真理の大海は何も手をつけられずに、その子供の間の前に横たわっている」(※) どんなに科学が進歩したとしても、科学者と真理の関係はいつもこのようなものであるのかもしれない。「真理の大海」は 生徒の目の前にも、ニュートンの時代と同じように「横たわっている」のである。
0投稿日: 2009.10.25
powered by ブクログこれは名著です。ただし残念ながら絶筆であり未完成。最終章は病床での口述筆記となっています。 物理学そのものの詳細な中身ではなく、様々な法則を見出して行った先人達がどんな努力をしてきたか、それはどんな時代背景があったのか、科学と哲学や宗教との関係にも言及しながら丁寧に解説されています。 力学から始まって熱学(熱力学)分野の記述にかなりのページを割いています。もし著者が亡くならなかったら、本来の専門である量子論まで及んだのでしょうか。だとしたら本当に素晴らしい、物理学を学ぶ物なら必ず読むべき一冊になっていたことでしょう。 アインシュタインらが書いた『物理学はいかに創られたか』という本はいまいちでしたが、そのタイトルはむしろこちらにつける方がふさわしいと思います。
2投稿日: 2009.06.23
powered by ブクログ【自然科学の歩みを理解するために】 図開架 S420.2:T661:v.1/2 上/下 日本を代表する物理学者の遺作である。物理学を専攻する人も専攻しない人も、じっくり読むと著者の意図を理解できる。
0投稿日: 2008.07.28
powered by ブクログ本書を読んで良かったと思えたことは、物理学者が偉大な発見をするまでの経緯を知ることができたことである。力学・熱力学について論じられていたが、具体的に得た知見は以下のとおりである。?ケプラーによって正確な観察事実に拠り所を求めつつ厳密な数学的推論を用いる手法が成された(それ以前の物理学は占星術より分化しておらず、思弁に導かれた神秘的色彩が強かった)、?ガリレオによって?に「実験事実」が加わった。自然の法則をばらばらに発見するだけでなく、その中からもっとも基本的なものをいくつか選び出し、それから他の法則が導き出されるような体系をつくった、?ニュートンによって、?、?の成果を踏まえ「ニュートン力学」とよばれる力学体系がなされた。また微分積分学を大成し、「運動」をその動きにおいて捉えることができるようにした。
0投稿日: 2006.03.25
powered by ブクログノーベル受賞者・朝永振一郎氏が、物理学の流れを書いています。 何十年も前の本ですが、今でもこれを越える本はないんじゃないでしょうか。
0投稿日: 2004.09.24
