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修験道という生き方(新潮選書)
修験道という生き方(新潮選書)
宮城泰年、田中利典、内山節/新潮社
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総合評価

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    内田樹先生と藤田一照老師の対談の中で、行という取り組み方の説明があった。その中で、人間のあらゆる行動は、行となりうるという説明の中で、科学という探究活動も行となり得るという発言があった。 自我を去り、比較や被査定の次元を離れて、未知に向かって道をあゆむこと。歩み方としては、言葉やテクニックから入るのではなく、五感を使って身体的に、呼吸も含めて、師匠を真似て肉薄するという、修行をすること。それにより、調い、人ならざる大悟や強さにつながる。 そんな話があった。 全てが行として実践し調え得るのであれば、人と人の関係や、チームビルディング、商売などの営利活動、ひいては自然と共存する社会のあり方にも、行としての活動の仕方があるのではなかろうか。 行として、 ネイティブ・アメリカンや里山、先住民の自然観、それらを守るセイフガードなどの社会のあり方、 個人として自然と向き合い調和する山伏の生活、禅的自然の生き方、 をもっと深めていきたいとおもう。 この本も、上の様な意識から読んだ。 対談を通してわかりやすく歴史や態度について、学ぶことができる

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    投稿日: 2025.10.19
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    太古から受け継がれてきた信仰を生み出した風土と結ばれて、日本の大乗仏教は成立する。 仏教に共通するものがあるとすれば、「自己否定」というところでしょう。 自分はどうでもいい存在として生きていることに気づき、そのような存在の在り方を楽しむ。

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    投稿日: 2024.01.21
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    感想は自分のブログに書きました。 https://rebirebi.net/natural-faith

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    投稿日: 2020.12.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    修験のお坊様2人と内山節の鼎談。修験の歴史とかも。女性受け入れをどうするのかとか、今どきの話も出てくる。縄文的なものとしての修験というのは最近の流行りなのかな。

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    投稿日: 2019.06.04
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    お恥ずかしながら修験道なるもの、開祖らしき人物がその大昔にいるような「宗教」だとは露知らず、土着的な自然信仰かと無知にも程がある理解でした。 ということで最初から結構面白く読めました。 内容としては日本独特の感性からくる信仰についていろいろ思い巡らすということでしたが、当方としては、ケルト然り、地域・時代を超えた同一性に興味津々。人間ってそんなに大きくは変わらんのかな?と思う一方、世界平和は夢のまた夢というのも構造は同じであるが、その中身が異なるということでしょうか。 うーん、お借りした本ですが、これはgoodでした。

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    投稿日: 2019.05.22