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その裁きは死
その裁きは死
アンソニー・ホロヴィッツ、山田蘭/東京創元社
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総合評価

217件)
3.9
51
87
57
8
0
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    ホロヴィッツのどんでん返しにもだいぶ慣れてきたぞー。フーダニットはもちろん読み応えあるけど、とにかく細部が面白い!

    4
    投稿日: 2020.10.11
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    とてもしっかりしたミステリーで読み応えがある。しかし、前回同様、登場人物が好きになれず。 自分が主人公に感情移入しながら読んでしまうせいか、ホーソーンやグランショー警部の仕打ちに嫌な気持ちになることが多く、そういう意味であまり楽しめなかった。

    0
    投稿日: 2020.10.11
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    「カササギ殺人事件」「メインテーマは殺人」に続き、3作品目。ジャケ買いというか「あ!この表紙もしかして?」と目につき購入。 今回も見事でした!最後の「補遺」まで必見です。 ただ、登場人物の名前(リチャードやリチャードスンなど)がなかなか覚えられず苦戦。 冒頭の名前と役割のページとを行ったり来たりしながらなんとか読み終わりました。

    1
    投稿日: 2020.10.10
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    『メインテーマは殺人』よりも先に読んでしまいました。 実際の作者自身の活動やプライベートをメタとして利用しているのが、リアルとフィクションを融合させ不思議な世界観を作り出しています。 ですが、内容はとにかく古典ミステリーをしています。 被害者の関係性から、どう考えても犯人が絞れてしまう。これはもう、ホーソーン自身が述べていますが、読む側としてはどうにも物足りなさが付き纏う。 一番気になったのが、ホーソーンが暴いた真実の中には犯人につながらず、単に気に入らない人物の隠したい真実を暴露してやった!と感じざるを得ない部分があります。さらに作者が記録者として、ドキュメンタリーを書いているんだ!というメタな設定のせいで、それは誰に向けた暴露として書いたんだ?という不快感すら感じるのです。 いや、そんな細かいことを気にしてはいけないと思うのですが、どうしてもこのメタ設定が作品の面白さの逆効果として現れたとき、とても気になってしまうのです。 ミステリー作品としては『カササギ殺人事件』の方がダブルスコアで勝利しているように感じました。 『メインテーマは殺人』の方も読みたいと思います。

    4
    投稿日: 2020.10.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ひゃー、面白かった。 犯人当ては楽しいなぁ。 「作者のドヤ顔が見えるようだ」と言った方がおられたが、ほんとに良くできている。 翻訳ミステリに馴染みの薄い読者にも「あそこはおかしいと思ったんだよなー」とプライドをくすぐり、ミステリファンには「目くらまし」で唸らせるという、万人にオススメして間違いない作品ではないでしょうか。

    1
    投稿日: 2020.10.05
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    アンソニー・ホロヴィッツのダニエル・ホーソーンシリーズ第2作。このシリーズ、全10作予定だそうである。しかもこれは順番に読まないと駄目な奴なので、「メインテーマは殺人」は読んでおくべきである。 癖がつよい(というか現代の名探偵として、愛嬌や矜持のようなものが今のところ一切感じられない)ダニエル・ホーソーン氏と、それに文字通り振り回され、「ホーソーンが解けるなら自分も」とがんばりながら空回りするアンソニー・ホロヴィッツ氏。今回も語り手ホロヴィッツは散々な目に遭う(1作目よりトータルで酷い目に遭っている気がする)。自分をこんなに痛めつけちゃって良いのかアンソニー・ホロヴィッツ...。 物語自体は極めてオーソドックスかつフェアプレイな直球のフーダニットである。1つの事件に対して人間関係が複雑に絡みつつ、それを徐々に明らかにしつつ、伏線を綺麗に回収するスタイル。私はミステリを読むとき自分が謎を解こうとは全然思わないタイプなのだが、そういう挑戦者タイプの方々には一層最高だと思う。 探偵ホーソーンと助手(というか語り手)ホロヴィッツの視点の違いが極めて興味深い。何を見て何を見ていないか。また、このふたりの関係性、ホロヴィッツがホーソーンを「恐れすぎている」(と作中ホーソーンが指摘する)まだ到底友情ともいえぬ関係性。個人的にはホーソーンはホロヴィッツを買っていると感じるのだが、両者に否定されそうである。 そして殺人事件の謎と並行して伏線が張られる「ダニエル・ホーソーンの謎」。こちらは10冊かけて解き明かす予定のようで、手がかりのようなものがばらばらと投げかけられるのみだが、非常に気になる。あのどう考えても共感を得られない(というか登場する警察関係者皆に嫌われている)ホーソーンが最終的にどのように見えるようになるのか。 そして相変わらずの現実と虚構を違和感なく織り交ぜるその筆力。「刑事フォイル」の撮影と実在の人物の中に本当に居そうな女流作家を入れてくる...。どれが現実だっけ?となる妙も楽しめる。皆にアレックス・ライダーの名前間違えられちゃうアンソニー・ホロヴィッツかわいそう...。

    2
    投稿日: 2020.10.03
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    『メインテーマは殺人』と続き、今年は引き続きホーソーン探偵にまた翻弄されるネタ。 ホロビッツの本は『カササギ殺人事件』はもちろんだけど、児童書としての女王陛下の少年探偵も、大分前に読んでいたのでチラリと優越感。 この小説はノンフィクション形式だけど本格的なミステリーで十分に楽しめた。 ストーリーは…ネタバレになるので触れないけれど、何だか犯人、早いうちに見当付いちゃって私もイッパシのミステリ読みになったかと自画自賛。まぐれでしょうけどね。 反芻してみるとあちらこちらに伏線が一杯!

    3
    投稿日: 2020.10.03
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    前作と同じく古き良き古典ミステリーの雰囲気を漂わせた本格物。 本筋である殺人事件の犯人当ては言わずもがな、個人的には徐々に明かされていく主人公ダニエル・ホーソーンの人物像が気になるところ。 ホーソーンすごいホームズ好きじゃん!と読んでて思わずニヤリとしてしまった。

    4
    投稿日: 2020.09.30
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    ホーソーンの推理には脱帽。 人柄には疑問。 トニーへの関わり方は不思議。 アンソニーの推理には!も?も有。

    1
    投稿日: 2020.09.26
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    このレビューはネタバレを含みます。

    メインテーマは殺人に続く新作が登場! 真相部分で伏線がつながる様は、やはり面白く一気に読ませる。 前作は、途中かなり時間を割いてた部分が実は本筋の事件に全く関わらないという、違う意味での衝撃を与えてくれたが、今作はそのようなことなし。暗号が実は全くの解釈違いでした、というのは面白いけど、意味わかる人いるのかな…。 また、今作も登場人物の性格の悪さは健在。推理小説読んでてもなかなかお目にかかれない酷い刑事、容疑者の作家などの言動は、正直ストレスがたまる。ホーソーンや著者も大概だが、それでも次を読みたいと思う魅力が、このシリーズは有ると思う。

    1
    投稿日: 2020.09.26
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    面白かった! フェアプレーなフーダニット。 前作より読みやすかった気がする。慣れもあるかもしれないけど。 あとはホームズネタが多かったのもちょっと嬉しい。 まだまだホーソーンの過去はわからないことばかり、むしろ謎が膨らむ一方なので今後どう明らかにされるのか、トニーとの関係性は良くなっていくのかなども楽しみなところ。

    2
    投稿日: 2020.09.24
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     ダニエル・ホーソーンふたたび!!  『楽園とは探偵の不在なり』ってもうタイトル買い間違いなしの作品が出てきていたり、まったく探偵をなんだと思っているんだろう、とは常々感じてるんだけど、後世に残る作品の探偵像を並べてみると、そこにはやはりどうしょうもない異物感、のようなものが見えてくる。  大きな流れの中で、その流れを切り裂くようにそこにある大岩のような。  枝に最後に残った一葉が、強風に煽られながらそれでも、と飛ばされずにいるような。  そんなイメージを受けるオレのほうが、探偵を何かと勘違いしてるのかしらん?  ともすれば誰もが安心して簡単に絶望してしまう殺人事件という奔流の中で、真実の追求と云うある種異質な行動原理で動いていく探偵というものに、全く純粋な希望のようなものを感じてしまうのは夢を見過ぎだろうか。  でもなぁ探偵って、オレには昔からヒーローだったんだよなぁ。 「ありえないことを排除していけば、最後に残るのは、どんなに信じられないことであっても、それが真実なんですよ」  旧典へのリスペクトも端々にウィットと共に見えて、  1作目より2作目のほうが面白い、って云うのがまた嬉しい。たのしい。☆4。

    1
    投稿日: 2020.09.19
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    前作『メインテーマは殺人』に続きホーソーンとホロヴィッツが仲良くケンカしながら謎を解いていきます!殺人の真相は現在の事件にあるのか、それとも過去の事件にあるのかで推理するのが楽しかった! しかしホーソーンの秘密主義は徹底してますな〜。今作でも少しだけ私生活が垣間見えますが、とっつきにくいこの人ことが好きになりつつあります。

    1
    投稿日: 2020.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。 ホーソーンが、一作目より嫌な奴度下がってるような、しかし登場シーンの最悪さはいかにもというか(笑)、こう登場してほしい!と思う通りの素晴らしい登場の仕方! ホロヴィッツは毎度毎度ひどい目にあわされるけど、ホーソーンがホームズ好きなら、なんとなく、ホーソーンがコンビを組みたがる意味も分かってくるような…… だんだんホーソーンという人の実態が分かっていくのだろうシリーズを追うのがとっても楽しみ。 きっと10冊にわたるすごい仕掛けがされてるのに違いない。今のところ全然わかんないけど。 182の謎は日本人にはぱっとわからない~。説明があっても、一瞬「うん??」ってなってしまった。英語圏ならでは。 ここまでの二作のタイトルが The Word is Murder The Sentence is Death って並んでいくのも、英語の言葉遊びの妙味がある感じがする。 センテンスに裁きって意味があるとか知らなくて、英語に疎くてぴんと来なくて情けないけど、面白い。 ホロヴィッツは言葉遊びが好きなんだね。こういう諧謔があるのがミステリ作家っぽくて、そこは洋の東西を問わないんだな~と思ったり。 「すべてのiにきちんと点が打たれ、全てのtの横棒がきちんとひかれる」この文章、『カササギ』にもあったと思うのだけど、これも英語の慣用的表現なのかな? 面白い言葉だなと思う。

    2
    投稿日: 2020.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相変わらず巧妙だし、一気読みだし面白かった。 割と注意深く読んだつもりだけど、手掛かりは普通に見落としてしまう。普通に書いてあるのに。まぁでも最後までわからない方が楽しめるからいいや。

    0
    投稿日: 2020.09.17
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    実直が評判の弁護士が殺害された。 裁判の相手方が口走った脅しに似た方法で。 現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた謎の数字”182”被害者が殺される直前に残した奇妙な言葉。 わたし、アンソニー・ホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソンによって、奇妙な事件の捜査に引きずりこまれてー。 絶賛を博した『メインテーマは殺人』に続く、驚嘆確実、完全無比の犯人当てミステリ。ー文庫うらすじより 容疑者、六人の中から犯人を捜すフーダニット。 第一の容疑者である、女性作家アキラ・アンノが東京生まれで詩集(俳句集)を出版していて、その中の182句目が『君が息 耳にも告ぐる 裁きは死』と言うところからきているタイトルとの絡みが面白かったです。 ちゃんと読めば、犯人がわかるように書かれていたと、あとで、悔しく思いました。 最後に真犯人をかばった人間がやった工作が見事だと思いました。 犯人が犯行後にやったことも興味深く謎解きが面白かったです。 あの作家が絡んでいたとは…!? ”182”の謎も面白かったけれど、日本人には解けない謎だったのではないかと思いました。

    55
    投稿日: 2020.09.16
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    二転三転、、そして濃い。今回も楽しませていただきました。カズオイシグロ氏をモチーフにしたのか、作風は全く異なりますがエキセントリックな日本女性作家が登場します。日本を代表する庵野秀明氏と大友克洋氏によるAKIRAを足したの?と勘ぐっちゃいましたね。日本のファンを意識してくださってたのなら嬉しいですね。そんなこんなで作家業のリアルな状況も垣間見え、また、ロンドンの市街の雰囲気も味わえて実に楽しい時間でした。ホーソーンシリーズは(作中の記述によると)三作契約されてるようです。契約にそうならあと一作は読めるんですね。楽しみでーす。

    1
    投稿日: 2020.09.11