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ペット・セマタリー(上)
ペット・セマタリー(上)
スティーヴン・キング、深町眞理子/文藝春秋
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総合評価

51件)
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    メイン州の田舎に越してきた一家と老人の交流。そして家の裏地にある古より伝わるペット専用の墓地を巡る物語。しかしながら、ペット専用の墓地という題材にしてはペットロスを取り扱ってるわけではなく、話もペット中心の物語ではない。 ホラー作品の恐怖というのは必然的に結果としての死に直結してるが故の恐怖であり、死なないホラーで恐怖を演出することは難しい。それ故に結果としての死か、もしくは物語の導入としての死を語ることに偏りがちで、「死」そのものをテーマとしたホラーは案外珍しいものである。そんな中、本作はキング作品の中でもかなり直接的かつ広範に「死」というものをテーマとして取り扱った作品であり、そのせいかどことなく物語の根底には物悲しい悲哀が漂っている。 死に接することの多い医者という職業である主人公。幼少期の姉の死がトラウマになっている妻という設定もまた魅力的で、それ故に否応なしに死というものを意識してしまうのだ。そんな中、飼い猫チャーチの死と、そのチャーチを甦らせてしまうミクマク族の墓地という流れは非常に面白く、帰ってきた猫が「猫なるもの」と言っても過言ではない不気味な存在なのもまたゾワゾワする怖さがある。それでいながら埋めたペットが帰ってくるなら死んだ人間を埋めたらどうなる?という匂わせを出しているのも上手い。 上巻はまだ恐怖の予兆にすぎず、不穏さのみを残して終わったわけだが、これが下巻でどう展開するか楽しみである。

    0
    投稿日: 2025.09.23
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    2025.9.2読了 たとえば原作マンガとそのアニメがあった場合、マンガを読んでいればアニメはみたいと思わない派に私は属する。 が、スティーヴン・キング作品はそうではない。(まぁ映像より小説のほうがイイのは大抵の作家にあてはまるのかもしれないが) というわけで『ペット・セマタリー』であるが、読了後に登場人物と共通の経験をしていることにハッと気づいた。(『IT』でペニーワイズ到来を告げる電話が鳴り響くまでデリーでの幼少期を忘却していたかのように)なぜ、思い出さなかったんだろう。 私は小学生のとき、ペットのネコを事故で亡くしている。弟とふたりでに大泣きした。棺代わりのダンボールの中にエサと水、タオルケットで亡骸を包み、夜中に家族で(ミクマク族の埋葬地ではなく)畑の横に埋葬した。(大昔の田舎でのことだ) だからどうしたってことだが、要は少しだけこの小説が身近に感じたのだ。 ファンタジー世界でなく現実世界が舞台にも関わらず、死者が甦る場所を住人が知っている。かつ利用してきたという異様な設定が、この小説を独自なものにしていると思う。 上巻は、キング長編にままあるゆったりしたペースで進む。これから起こる悲劇も暗示されてゆく。 あと、レーチェルの父親アーウィン・ゴールドマンが、名字といい札束で頬をひっぱたく態度といい、いかにもなユダヤ人の描き方でちょっと笑った。

    0
    投稿日: 2025.09.02
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    序盤はスティーブンキングらしい、スローな展開。しかしそのスローな展開があるからこそ、世界観にひたることができる。そして浸ることができるからこそ、恐怖を感じることができる。

    0
    投稿日: 2025.06.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    この本を読んだ後だけど、最近ペットが亡くなったので気持ち理解できるかなぁとか思いながら感想書いてる 「この世のものじゃない」化け物でなければ、確かに蘇って欲しいと何度思ったことか… 人間心理に強く迫る1冊

    0
    投稿日: 2025.02.08
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    読了、上下巻含めて30点 ですわ。 翻訳だからか、原文からそうなのか判断言い回しが非常に回りくどいのが個人的に合わない。 出来事だけを描けば遥かにスリムになるだろうに、とにかく妄想だったり回想だったりが事あるごとに割り込み本編を読み進めたくても妨げられる。 そういうシーンを挟むことが効果的かと言えばこれも肯定しづらい。徐々にそういうシーンが増えていくことを見せることで主人公のルイスが狂気に囚われ行く過程を描いているなどがあれば良いのですが最初から全編通してそういうシーンが多いのでそれも得られていない。 またホラー小説として感じる最大の欠点は主人公に自己投影できないこと。 墓を暴きに行くシーンや埋め戻しに行くシーンで人やあるものに見つかりかけて辛くもやり過ごすようなシーンが何度か書かれていますが、主人公の行動に共感できないために物語を俯瞰してみているので緊迫感を感じません。

    0
    投稿日: 2024.11.23
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    「おれは聖トマスに似てるのかもしれんな。イエスが復活したと聞いて、“その手に釘の穴を見、自分の手をその脇腹の傷にさしこんでみなければ”、けっしてイエスがよみがえったことを信じない、と言ったあのトマスさ。おれに言わせれば、トマスこそは弟子たちのうちの真の医者だったんだ—―聖ルカじゃなく」 ……ていう、主人公の同僚の台詞。「信じるのが宗教で、疑うのが科学」みたいな事を予備校時代、講師の誰かが言って、この ”doubting Thomas” のエピソードを連想したが、光栄な事にキングも同じ事を考えたらしい。そういえば、医師である筈のルカは『キリストの変容』のエピソードでも、神がかった少年の症状を癲癇発作と記述していない。

    0
    投稿日: 2023.09.10
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    このレビューはネタバレを含みます。

    【注意】以下、本作の内容とは関係のない心の声です。 「ペット・セマタリー」Σ(゚д゚;) 「ペット・セメタリー」...セマタリー...セメタリー...セメタリー...セメタリー... 映画版はセメタリーだったよな... まぁ、どっちでもいいか^^; それよりも、なぜに今S・キングなのか? う~ん┐(´ー`)┌ 30年位前かなぁ...ドハマリしたの(苦笑) 読書なんて縁もゆかりも無かった私も当時唯一と言ってもいいぐらい手にしたのはS・キング作品でした。 あっ、「俺も!」「私も!」って、思ってくださった方もきっといるはず(笑) 積読いっぱいあるのに、なぜか手にしたのが本作でした。 上巻を読み終えて、なんでこのタイミングでキングなのかはまだわかりませんが、読み終えた時には答えが見えるといいなぁ。 内容(「BOOK」データベースより) 都会の競争社会を嫌ってメイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子どもの一家。だが、家の前の道路は大型トラックがわがもの顔に走り抜け、輪禍にあう犬や猫のために〈ペットの共同墓地〉があった。しかも、その奥の山中にはおぞましくも…。「あまりの恐ろしさに発表が見あわせられた」とも言われた話題作。

    36
    投稿日: 2023.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    キングは実際に墓荒らしをしたことがあるのではないか。でなければ、どうやってここまでリアルなものを書けよう。息詰まるようで、救いがなく、切ない作品。

    2
    投稿日: 2022.05.15
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    スティーブンキングの代表作の一冊。 死んだペットを埋めると生き返る墓地の話。 墓地の近所に引っ越してきた主人公一家。ある日、事故で死んだ飼い猫を生き返らせたことが成功体験になり、事故で死亡した幼い息子をペット墓地に埋める主人公。しかし、生き返った生き物は生前とは違う行動を取るようになる。 死んだ家族を生き返らせる、というモチーフから「猿の手」を連想させるが、小説内で主人公も「猿の手」のことを思い浮かべている。「猿の手」では、死体が家のドアをノックするところまでで追い返すが、もし受け入れたらどうなるか、というアイデアが本書のスタートのような気がする。 ホラーのスタイルを取ってはいるが、本質は家族愛の話だと思った。姿形が変わっても死んだ家族と会いたいのか?大きなリスクを取ってでも行動を起こす姿に家族愛を感じる。 キング作品にしては翻訳は読みやすい。 一方で登場人物の独白や心理描写が大量であり、かつ、情景描写も多い。アメリカ文化に馴染みがないと文章から想像しづらい場面も多く、読み進めるのにエネルギーが必要だった。 旧作のキング脚本の映画の方が物語のテーマが分かりやすいかもしれない。

    3
    投稿日: 2022.01.17
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    幸せそのものの若い夫婦、自然に囲まれたメイン州の田舎町、チラチラと見える主人公の心の闇。何かを隠している隣人… 一体何が起こるのか、ワクワクさせる上巻ですが心理描写が非常に丁寧、悪く言うともっさりスローペース。

    0
    投稿日: 2020.12.21
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    最近スティーブンキングに再度はまってます。 上巻はこれから起こるであろうことの、伏線がたっぷりと語られます。 主人公の子どもと妻との幸せな生活、通りの向こうに住む良き老夫婦、ペット霊園にまつわる話... 下巻で何か起こりそうな雰囲気プンプンで終わるので、幸せな暮らしが語られれば語られるほど、この先の展開が怖いです。キングであればジェットコースターのように、上巻のストーリーを回収しながら下巻を展開していくんだろうなあ。楽しみです。 ところで途中途中でる地名のデリーや狂犬病の話は、他作品とつながってるのかな。

    0
    投稿日: 2020.10.01
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    所々、脱線があり読みづらい部分もあるが、キングの世界観にあっという間に引き込まれる。 ホラーではあるがキングらしい人間の悲哀、愛の物語。 これを読むと、毎日を大切に生きようと思える。

    1
    投稿日: 2020.09.26
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    ホラー系のお話は苦手なので、この作品も私の心には全く引っ掛かることのない類いのものだったけど、海外ホラー好きの妹に映画へ誘われて観に行きなかなか興味深い内容だったので原作を購入。翻訳が頭に入ってこないため海外文学には苦手意識があり、これも最初は思うように読み進めることができなくてもどかしかったけど、いつしか物語にどんどん引き込まれていって、気付いたら下巻まで一気読み。 上巻は穏やかな日常の描写が多いけど、一方で未来に確実に起きるであろう何か不吉な予感を漂わせながら進んでいく。下巻まで読み終えた今、凧揚げのシーンがひどく懐かしく、鮮やかな美しい思い出として甦り胸が締め付けられる。 ルイスは一体どこで道を誤ってしまったのか。どこかのタイミングで引き返す手段はなかったのか。愛が故の悲しい結末を知ったからこそ、この上巻全体に散りばめられた家族の思い出の数々がより一層輝いて目に映る。辛い。

    5
    投稿日: 2020.07.31
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    このレビューはネタバレを含みます。

    猫を飼っているものとしては、チャーチが可哀想だ。 日常の平和と不気味さのギャップが秀逸だ。 下巻が楽しみ。

    0
    投稿日: 2020.05.24
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    チャーチが死ぬはずなんかあるもんですか。 誰もこの家で死ぬはずなんかあるもんですか。 ずいぶん昔に「IT」を読んで以来のキングです。 この上巻は、ゆったりと話が進みます。会話の中でもちょっと出てくるだけの人物にもジョークを交えたエピソードが披露されるので、楽しい反面、焦ったく思えるところもあります。 妻のトラウマに起因する主人公夫婦の激しい喧嘩、不気味に生き返った愛猫のことを娘にどう伝えるか悩むシーンなど、感情的な場面の描写は素晴らしく、本に引き込まれます。 不吉な予感を漂わせながら、下巻に続きます。

    0
    投稿日: 2020.02.29
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    近々この映画を見に行くことになりそうなので、手にとってみた。 海外の映画に関しては、そんなに「原作を読まなきゃ」と思うことはないのだが、今回は珍しくなぜか気になって、読んでみたくなった。 翻訳ものは、不自然な日本語表現が気になって、スムーズに読み進められないことが多いのだが、この本に関しては、内容を知りたい気持ちが勝っているのか、そういう部分があっても読み流して先に進むことができている。 なんか……不思議な吸引力のある物語。 確かに薄気味悪いんだけど、目が離せなくて、でも、おもしろい、っていうのともちょっと違うような……。 いやでもこの吸引力をひと言で表すなら、おもしろい、しかないのかも。 登場人物の言動に疑問を抱いていたら、後で「そういうことだったのか」と理解できてホッとしていたところ、闇の中から緑の目が光っていてギョッとしたり……。 うぅむ、さすがスティーヴン・キング、というところか。 何はともあれめっちゃ気になる未来が明かされちゃってるから早く続き読みたい! さぁ、下巻下巻。

    0
    投稿日: 2020.02.01
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    キングのホラー小説はほぼすべてジェットコースターだ。 落ちる落ちる落ちるぞ……ほら落ちたー!!と、緩急は絶妙にして盛り上げるだけ盛り上げてどん底に突き落とす、よくできた遊園地のアトラクションのような構成。 それ故に、彼の作品で恐怖を感じたことはない。 一時期ハマって読み漁ったのだが、「IT」も「シャイニング」も「呪われた町」も、モダンホラーの傑作と絶賛される完成度の高さは認めるが、お話としてはよくできてる、エンターテイメントとしては大満足、と感心しながら、真実の恐怖を味わったことはいまだない。 それよりはむしろ「刑務所のリタ・ヘイワース」や「11/22/63」のようなヒューマンドラマに重きをおいた作品のほうが長く余韻を残すし、同じホラーでも「ミザリー」のようなサイコパスを描いた作品の方が暴走する狂気に慄く。 本書もまたしかり。超自然的な力に翻弄される幸せな一家を主軸にした話で、不吉な雰囲気は序盤から漂っている。 手製の墓が並ぶペットセメタリ―や、その奥のインディアンの聖地の異教的な描写にはぞくぞくするし、スリルは十分ある。 しかし上巻では学生の事故死と猫の復活と豹変以外に特筆すべき変事はおこらず、冗長にも感じられる。 そのぶん幼い子供を抱えた一家の幸せな日常がたっぷり尺を割いて描かれている。エリーとゲージの成長、姉弟のじゃれあいは微笑ましく、ゲージと凧を揚げる終盤のシーンはじんわりする。 キングの作品にままあることだが、「○○が二週間後に死ぬとは誰も思わなかった」とか「○○の命はこのあと二か月しかもたなかった」など、まだ何も起きてない時点の地の文であっさりネタバレされるので、人によっては興ざめするかもしれない。 気になったのは主人公の飼い猫チャーチへの仕打ち。 死んで初めて愛してたことに気付いたと独白してるが、その割には「なに死んでくれてるんだ」と罵声をとばすし、自分の身勝手で甦らせたのちは殴る蹴る虐待するで、猫好きならずともペットを可愛がってる人にはキツい。 良くも悪くも今ほどペットが尊重されてない時代の価値観で書かれている。 ジャドに至ってはお前が元凶だろ!!!!!と全力でツッコミたい。名伏しがたい力に操られてたのはわかるけどさあ…… 上巻は起承転結の起承だけで、下巻の転結から面白さが加速するが、個人的にはスッパリ潔く救いのないラストでもよかった。 というか、あのオチじゃ生き残った彼女が可哀想。 ルイスが破滅するのは自業自得だが、その眼中から零れ落ちた存在のその後の人生を想像すると切ない。 一番ぞっとしたのは超自然的な邪悪ななにかや不気味な墓地、食屍鬼よりもなにより、ジャドの愛妻・ノーマの真実だった。 なお「ペットセマタリー」のタイトルは、共同墓地に子どもがかけた看板の誤字をそのまま引用したもの。 この遊び心が憎い。

    0
    投稿日: 2019.12.15
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    内容 都会の競争社会を嫌ってメイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子どもの一家。だが、家の前の道路は大型トラックがわがもの顔に走り抜け、輪禍にあう犬や猫のためにがあった。しかも、その奥の山中にはおぞましくも…。

    1
    投稿日: 2019.07.09
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    複数巻の長編を平行に読破しよう月間。継続中。 キングの代表作でもある作品。引越したら、家の裏に謎の「ペットの墓」があった。代々子どもたちによって管理されている墓の隠された秘密とは。 スティーブン・キングらしい、ホラー要素もあるけど、本題は別なんだよねという作品なので、まるっきり純文学のようである。ホラー(と言うか怪談)的要素は、事故で死んだ大学生、パスコーが瀕死で語りはじめる部分くらいで、あとは「死とは何かを納得させる」というのがテーマ。 上巻だけでも結構長く、一瞬出てくる「ペットの墓のほんとうの解釈」という話で切っても、それなりに良い作品だったのではないかと思う。そこからまたグイグイと引っ張っていき、純文学風なのに、登場人物に無駄がないというのも名作たるゆえんであろう。 ちなみに、「ペット・セマタリー」は、原題の「Pet Sematary」からであって、相変わらず日本の映画会社は「ペット・セメタリー (Cemetery, 墓)」といらん解釈を足しているようだ。

    0
    投稿日: 2017.07.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    あー早く下巻が読みたい。 初めてS・キングの本を読んでみた。 面白い。不穏な雰囲気の中にもアメリカの細かい文化までも(たとえば田舎の伝道的なクスリマスの過ごし方や料理など)も楽しめてはまりそう。 この猫、チャーチをあの場所(ミクマク族の埋葬地)に連れて行って生き返らせたってことは、(薄気味悪い違う猫として帰ってきた)上巻のラストで息子のゲージがトラックにはねられて死ぬことが示唆されていて…。 あーきっとあの場所にまた連れて行ってしまうんだ。 どんな子になってゲージは戻ってくるんだろう…。

    0
    投稿日: 2016.03.18
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    我が子の死を受け入れられない父親。 それは大人としての弱さでもある。 そして彼に身も凍る恐怖が襲いかかる。 本当に恐ろしい。 けれど哀しみと切なさだけが残る。 名作。

    0
    投稿日: 2016.01.09
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     田舎町に引っ越してきた医者のルイス一家。妻と子供たちが帰省した時、娘の可愛がっている飼い猫のチャーチルが死んでいるのを、ルイスは見つけてしまう。  ルイスは隣人のジャドと共に、猫の死体を自宅の近くにあるペットの霊園に埋葬しに行くことにするのだが…。  キング作品はなかなか動きだしの遅いイメージや、文章がボリューミーだったりと、エンジンのかかりだしの遅い作品もちょくちょくあるのですが、この作品は入り込みやすかったです。  登場人物の平和なやり取りをはじめとした人物描写や、子どもたちの可愛らしい様子はもちろんですが、いいタイミングで恐怖描写が入ってくるのもまたいい! そして怖い!  大学の治療室での一幕、そして猫を埋めに行った土地での不穏な雰囲気、そこで語られるジャドの過去…、派手に来るホラーの描写ももちろん怖いのですが、ひたひたと迫りくる怖さもしっかりと描いているあたり、キングの凄さがあるとあります。  そして命や死をめぐる物語としても秀逸です。娘のエリーがふと生物の命や死に興味を持った時、父のルイスがやさしく語り聞かせているところも、しっかりと描かれていて、こうした一家がこれからどういう運命に襲われるのか、ホラーとしての楽しみもあるのですが、一方で不安でもあります。  舞台は整った、という感じがあるので、下巻もとても楽しみです。

    0
    投稿日: 2015.12.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久々のS・キング。 さすがの貫録。これは面白い。 前半は、そんなに怖いシーンが出てくるわけではないけれど、後の悲劇を予感するような、細かいエピソードが散見する。「怖い!」と思わされるのは、後半の本当のクライマックス部分だけなのに、上下二巻の長丁場を全く飽きさせない。 そして、以外なことに救いのない結末。 S・キング氏は、写真なんかでは人のいいアメリカのおじさんに見えるけど、本当はとんでもなく厭世家の人嫌いなんだろうな、と思う。

    0
    投稿日: 2014.11.25
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    このレビューはネタバレを含みます。

    やっぱりキングは面白い! 個人的ハイライトは主人公の息子が家の目の前の道路で車に惹かれて死んでしまうところ。その場面を主人公はなんどもなんども夢に見ます。まだよちよち歩きのその子を必死で追いかけ、車が来る寸前に襟首を掴んで、やった、助けた! というところで目を覚ます。夢では幸せ、現実は悪夢。次第に追い詰められていく主人公は、その夢と現実の配置をひっくり返そうとします。 絶望は一種のエンターテイメントです。キングの小説ではいつもそれを思い出します。上記の男の子が死ぬ場面なんかその中の白眉! 単なる幼児の死がこんなにも怖くて悲しいのは、彼に注がれた家族の愛の存在があるからです。キングの描く絶望には、必ず深い愛情がよりそって、お互いの存在をくっきりと引き立たせます。 またキングの代表作のひとつである「呪われた町」では、主人公が愛する人たちを取り戻すために行動します。そして「呪われた町」をポジとすると「ペット・セマタリー」はネガにあたります。どちらも深い愛を起点にした結果で、だからこそ「ペット・セマタリー」の主人公の愚かな行為はやるせなく、救いがないラストにも読者を納得させる充足感を与えています。

    0
    投稿日: 2014.09.08
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    過去、上下巻読了。 4人と1匹の幸せなある家族の物語。 綺麗な妻、愛らしい娘、生まれたばかりの息子、元気な猫。 新しい我と家の親切な隣人、いい所だが目の前の国道は往来が激しい。 そして裏山には国道で死んだペットたちの霊園があった。 片田舎に引っ越してきた幸せ家族、序盤は本当にそんな感じ。 ただ既に不穏なキーワードが繋がる。 交通量の多い国道、ペット霊園、そしてペット。 これで連想させるものはただの悲劇でしかない。 もし突如に襲った悲劇を受け入れられなかったとしたら? その悲劇に対して何か出来る手立てがあるとしたら? 通常はそんな救いの神はいない、もしいるならその逆の何か。 ボクは読んでてとても悲しく、でも同じ事をすると思ってしまった。 愛と悲しみと愚かさと、ある1つの邪悪。 それらが混ざり合った物語に興味があればどうぞ。

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    投稿日: 2014.04.09
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    アメリカの田舎町に越してきた医者一家。優しいお隣さんとの出会い。職場環境も順調そう。子供たちは元気で可愛く、妻は聡明で美しい。読む方もホッとさせられるような出だしですが、それだからこそ合間合間に垣間見える不穏な予感が恐ろしい。その昔この上巻のみを旅先に持込み、下巻を持ってこなかったことを激しく後悔しました。

    0
    投稿日: 2013.01.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    久しぶりに読んだ。 この後に起こる悲劇を所々に匂わせつつの幸福な時間。 この巻はプロローグとしては十分。 日本語訳は所々??な点が。

    0
    投稿日: 2012.11.18
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    表紙裏 都会の競争社会を嫌ってメイン州の美しく小さな町に越してきた、若い夫婦と二人の子供の一家。だが、家の前の道路は大型トラックがわがもの顔に走り抜け、輪禍にあう犬や猫のために<ペット共同墓地>があった。しかも、その奥の山中にはおぞましくも・・・「あまりの恐ろしさに発表が見あわせられた」とも言われた話題作。

    0
    投稿日: 2012.09.17
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    引き込まれる感じでおもしろかった! 続きが気になって結構スイスイ読めました。 上巻の最後でゲージの事が書いてあったのはびっくりしました。 なんか静かな怖さがあると思います><

    0
    投稿日: 2012.07.03
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    「そのペット霊園には死者を蘇らせる不思議な力があった」 自分の愛するものを蘇らせられるなら、そんな恐ろしい力に手を出してしまうのだろうか。その力が、死者を全く別の化物に変えてしまうかもしれないとわかっていても、愛する者を蘇らせようと思うのだろうか。 幸運にも家族を失った経験がない私には、想像しかできないのだけれど、もし家族が死んで、この霊園を目にしたら、やはり試してみたくなるのかも。 それが死者を冒涜することで、自分が更に傷つく結果が待っていて、決して最善の手段ではないとわかっていても、死体をそっと埋めるのかもしれない。

    0
    投稿日: 2012.04.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とてもゆっくり物語は進んでる。 猫を生き返らせる。亡くなった隣人のノーマは生き返らせなかった。 思うに、夫のジャドは誰かが人間を生き返らせて、結果どうなったのか知ってる気がする。 だから心がぶれず、葬儀を行った。 人間を生き返してしまった結果、どうなるのかジャドは言わない。 猫のチャーチは頻繁に動物を食すようになった。 人間だとどう変化して、どんな恐怖を与えるのか下巻をこうご期待といったところだろうね。 姉の死にトラウマがある妻のレーチェルが息子が亡くなってどうなるのか興味ある。

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    投稿日: 2012.03.02
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    引っ越してきた家の庭から通じる、ペットの埋葬所。 更にそこを先へ進むと先住民族が作ったと言われる墓地があり、そこに亡くなったペットを埋めると生き返り戻ってくると言われていた。 初めに可愛がっていた猫が、次に息子が亡くなり、その「場所」に魅入られた主人公はだんだんと狂気に走り、遺体を抱いて埋めにゆく。 幸せだった家族との時間が、その後襲う不幸を際立たせ読んでいて辛かった。 遂に「その場所」に支配され次々と死者を埋めにゆき、自分を見失ってゆく主人公。 独り、正気のまま残された娘はどうなるのか・・・それが気になった。

    2
    投稿日: 2011.07.23
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    もう文体から死の香りが漂って来る。よくスティーブン・キングは、不可避な残酷な運命をエッセンスに取り入れるけど、その中でもこの作品は秀逸です。

    0
    投稿日: 2010.07.09
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    『猿の手』がモチーフの作品はたくさんあるけれど、こんなに感情面を掘り下げて書き込まれた作品はほかにないのでは。 作者に息子がいるだけあって、壮絶な描写。 ・・・あの息子があんなになるなんて。年取るはずだよー。

    0
    投稿日: 2010.02.16
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    「ちょっと動きが鈍くなって、ちょっと目が濁って、ちょっと知りたくない秘密を悪し様に語ってくるけど死体を生き返らせる方法があるよ。」と言われたらどうするか?という話。 相変わらずスティーブンキングすごい。読むの止まらない。 緩やかな不気味というのか、お父さん視点で幸せ一家の生活を見ていたのが、いつの間にか狂気一歩手前という感じ。オススメ

    0
    投稿日: 2010.02.13
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    もちろんホラーなのだけど、家族愛がテーマ。 いつもながら、キング作品は心理描写やテーマの深さがハマってしまう。狂気とはわかりつつ、愛するものを失ってしまうものの気持ちが切なく、泣いてしまった。

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    投稿日: 2010.02.07
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    愛する者を失ったとき、自分は理知的に行動できるだろうか?と考えさせられてしまう。 通常であればハナにも掛けないような世迷いごとであっても マヤカシであっても、そこに希望があると思えばすがってしまうかもしれない。 それがマヤカシだとわかっていて、希望がないと知っていても 己を騙してすがりつくだろう。 様々な形の愛がこの本の中にある。

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    投稿日: 2009.12.08
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    スティーブン・キングはけっこう好きだか、読むというよりも映画化された『ショーシャンクの空に』や『グリーンマイル』『シャイニング』をDVDで観るほうが多い。このペット・セマタリーは家の本棚にあったもの。「ペットの墓場」というくらいだから、ホラーだと思って読みはじめたが、事故で亡くしてしまった子どもを蘇らせたいと願う親の悲しい話だった。読み終えたあと、インドの山奥やアフリカの奥地では、本当にこんなことがあるのではないかと思ってしまうほどキングの世界に引き込まれていた。

    0
    投稿日: 2009.11.10
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    今までスティーブン・キングというと映画化された映画の方しか知らなかったので…かなり誤解をしていたようです。 この作品も映画化された数多い作品の一つですが、私が映画について覚えているのはわずかなシーンのみ。 原作はこんな話です。 *** ある静かな街に越してきた若い夫婦と子供たち。 ペット・セマタリー(霊園)と呼ばれる秘密の土地があると隣人に聞かされる。 そしてその土地が抱える恐ろしい秘密。一家を襲う悲劇。 苦悩する父親ルイスのとった行動とは…? *** 誰だって大切な人やペットは失いたくないものです。 出来ることならずっと生きていて欲しい。でも生き物にはいつか死が訪れる。 ただし自然の摂理に反した方法があると聞かされたら?大切な人が戻ってくると言われたら? …やめた方がいいです。くれぐれも変な誘いに耳を貸してはいけません。 あなたのところへ戻ってくるのが、大切なあの人とは限らないのだから…。

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    投稿日: 2009.09.01
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    一昨日突然思い出した。最初のキング、全然救いがなくて切なくて美しくておぞましい結末(と言えるのかすら微妙な)は喉にひっかかる魚の小骨どころではないうっとおしさで私の脳裏にひっかかり以後キングは「読むのに莫大なエネルギーを払わされるのに読んじゃう作家」となる。なんという救いようのない話。しかし、キングの作品を評して後味の悪さを売りにしてると言う人には何を読んでるんだ貴方(何も読んでないでしょ)と、私は言う。

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    投稿日: 2009.07.20
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    ホラーの上、悲劇的なストーリーですが、根底にあるのは家族愛で好きな本です。 上巻終盤の方にある、主人公ルイスが息子と一緒に凧上げするシーンが、後の展開が展開なだけに切なくて、ひたすら綺麗です。 得たいの知れないペット墓地の雰囲気の描写も魅力的! 映画化すると何故か世間的には残念賞をもらってしまうスティーブン作品ですが、ペットセマタリーは結構小説に忠実でした。

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    投稿日: 2009.06.04
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    キングの家族ものホラーとしては「シャイニング」のほうが有名ですが、これもおすすめだぜ! 上巻の仲良し家族っぷりが、今後の展開を思うと泣けます。 深町眞理子さんの訳はやっぱり大好きです。

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    投稿日: 2009.01.12
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    「愛するがゆえに犯す禁忌」の物語、死ぬほど怖いんだけどそれよかやっぱ号泣だよ、家庭持ちにお勧めいたします。徹夜本な保障ができます。

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    投稿日: 2008.10.11
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    キングの長編は終焉で息切れ?トーンダウンしがちだがこれは最後まで恐怖が続く。 映画版は相変わらず×だがラモーンズのサントラだけ◎!

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    投稿日: 2008.02.05
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    キングはスペルミスや方言差といった言葉遊びが多いように思うが、特にこれは原書で読んでみたいものである。

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    投稿日: 2008.01.25
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    森の中のペット霊園の更に奥にあったものは、死んだ者を甦らせるインディアンの埋葬地。 愛する者が死んだとしたら、そして生き返らせる事ができるとしたら、どうするだろうか。不可抗力の狂気がここにある。救いの無さが、苦しく、悲しい。

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    投稿日: 2008.01.06
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    ミオ・マイ・ユーマの事が目に浮かぶ。 思い出はいつまでも心の中から消える事はない。 親が子供を想う愛が悲しい。

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    投稿日: 2007.10.31
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    死んでしまった子供をよみがえらせることができるなら!?するにきまってますって!! 今ならすっごく主人公の気持ちとシンクロしそうです。

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    投稿日: 2006.08.10
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    傑作。怖いけど悲しいお話。死によって永遠に失われた、愛する者を取り戻せるかもしれないなら、あなたはどうするか?後味の悪さを覚悟出来るなら、是非読んで欲しい作品。

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    投稿日: 2006.01.28
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    キングは読みにくいけどはまるとノンストップ。死者が蘇る墓地に事故死した息子を埋めた父親。怖いけど悲しい話。

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    投稿日: 2006.01.09
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    キング大好きな私ですが、多作なだけに残念ながら当たり外れがあるっていうことも知ってる。そんな中でもこれは完成度が高いと思う。死というものをどう捉えるか。ある意味哲学的なテーマだと思う。キングの小説はシンシンと怖い。足元からジワッと侵されてくるように怖い。それでいて哀しい。

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    投稿日: 2005.06.03