
総合評価
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powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
総理大臣が訪問に来る高校が武装集団に占拠される中で、大規模テロ事件の首謀者の娘である主人公・結衣が戦っていく。結衣の無双ぶりと黒幕の目的などに、アクション映画等を思い出させるが、作中でそれらフィクション作品のお約束と嘘を挙げて物語の中ではそういった解決方法を使わせないところが良いし、彼女が縦横無尽に動き、人を狩り、ときに友人や巻き込まれた人間を守る描写は読みごたえがあった。また、武器も校舎内の中にあるものを使用して、武装勢力と渡り合うというのもご都合主義が無く面白かった。 この高校で起こったことがもし、国家単位で起こったとしたら…という問題提起や政治等の批判的な面があるように感じた。結衣の兄弟達の消息や父親が率いていた組織との話もその後のシリーズで描かれるような予感がしてならない。
3投稿日: 2019.10.17
powered by ブクログ孤独な女子高生VS.武装集団! 校舎は日本の縮図と化した!武蔵小杉高校に通う優莉結衣は、平成最大のテロ事件を起こした主犯格の娘。この学校を突然、総理大臣が訪問することに。そこに武装勢力が侵入。結衣は、化学や銃器の知識や機転で武装勢力と対峙していく。(e-honより)
0投稿日: 2019.10.08
powered by ブクログ久しぶりに読んだ、松岡圭祐氏の作品だ。戦うヒロイン、氏の代表作の『千里眼』シリーズと同じヒロイン物だが、これは凄い。過去の作品より、圧倒的に殺人が凄い。殺す人数が半端ではない。敵も新ヒロインの優莉結衣も全く躊躇することなく人を殺す。そう生きる為に(?)。まるで戦場だ。いや戦場そのものだと思う。 さてお笑いと言うか、唯一の突っ込みは、全国高等学校選抜大会で、バトミントンで優勝したベトナムからの帰化した一高校生に国民栄誉賞を授与すると言う話が面白いと言うかあり得ない。オリンピックで3連覇したした方でも受賞していないのに……。これは作者のジョーク?それとも無知? いやこの作品は『千里眼』シリーズ以来の面白さだった。
0投稿日: 2019.10.07
powered by ブクログ総理大臣が訪問している高校を襲撃した武装集団。総理と人質を救出しようとに対抗とする女子高校生。 もうその設定だけで引き込まれる。でも、生半可な知識だけで書かれた質の低い物語ではない。戦闘術、兵器、心理、そしてアクション映画、こういった知識がふんだんに散りばめられていた。殺人を部活に例えた件なんかは最高だった。 父親や半グレ集団との関係など、描かれていないことはまだまだあって、そしてすでに続編も出ているじゃないか!なんて作家だ!
0投稿日: 2019.09.30
powered by ブクログこの作品。単発かと思ったら、シリーズ化されているんですよね。 まぁ、それはそれとして、総理大臣が視察に行った高校が、武装集団の襲撃を受け、総理大臣が人質になる・・・。 なかなか興味深い設定なんです。 導入部分、途中経過までは良いんですよねぇ。でも、その“黒幕”が明らかになる辺りは、捻りが無くね?って言うか、ちょっと手抜きを感じます。もっと、なんか、奥深い設定が欲しかった気がします。
0投稿日: 2019.09.27
powered by ブクログ現代社会の縮小ここにあり!って感じだね!読んでて面白かったです。アクションシーン多めで読書苦手って方にもお勧めできる!
2投稿日: 2019.09.22
powered by ブクログ高校事変(角川文庫) 著作者:松岡圭祐 発行者:KADOKAWA タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 facecollabo home Booklog https://facecollabo.jimdofree.com/ 孤独な女子高生が武装集団に立ち向かう! アクション小説の主人公として申し分ないものがありました。単純にかっこいいと思える主人公でした。
0投稿日: 2019.09.08
powered by ブクログアクションはかっこいいし、新しいトリックを生み出そうという意欲が感じられた しかし主人公はともかく、その他の人物のモチベーションがかなり脆弱と感じられてしまった 世相批判のような記載もちょっと余分に感じれらる気がしたのが残念
0投稿日: 2019.09.04
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久々にハマった松岡さんの小説。 ハワイも悪くはなかったけど、やっぱり千里眼を想起させる女性ヒロイン物は個人的にものすごく好き。 スピーディーな展開に、ちょっと冷めたように描写されているヒロインが魅力的。 現実離れしている部分も多々あったけど、リアルタイムに世の中のことを反映している物語りは、世の中の見方を少し変えてくれた。 次回作もさっそく読みたい。
0投稿日: 2019.09.03
powered by ブクログ痛快!テロリストに占拠された校舎の中で、首相たちを守りながら闘う女子高生は、クリスマス休暇中の刑事と云うよりも、戦艦の厨房で働く降格されたコックの姿に近い。なかなか厳しい生い立ちを背負ったスーパーガール優莉結衣の今後の活躍が楽しみだ。
2投稿日: 2019.08.31
powered by ブクログタイトルからして学園ドタバタ劇かと思ったが予想以上の本格派だった。戦闘の描写が細かくて引き込まれた。きちんとどんでん返しも用意されているところがまた素晴らしい。続編に期待。
2投稿日: 2019.08.26
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戦うJK 半グレ集団に育てられたバックボーンがあるので、戦闘知識が備わったと辻褄は合うが、逆に感情移入できなくなってしまう気がする。 まぁ、それもあって、正義のヒロインとしては描かれていないのだが… 戦闘シーンなどはよいが、溝鹿先生や袖木大臣の行動動機についていけなかった。 続編は… 気になるのできっと読むんだろうなぁ。
3投稿日: 2019.08.21
powered by ブクログ犯罪者の娘で得意なことは殺人.高校を舞台に首相を巻き込んでの大規模テロをそこらへんに転がっているものを駆使して戦うヒロイン優莉結衣の格好良さが全てと言ってもいい.いろんなアクション映画の蘊蓄も楽しく,人が死にすぎるのはちょっと気になるけれども最後まで一気に読んだ.
2投稿日: 2019.08.15
powered by ブクログ「探偵の探偵」テイストなバイオレンス。 高校が舞台なので安心しきっていたけど、ここまで激しくグロイとは。 ただ、いつもの巧みさに引き込まれてしまう。
2投稿日: 2019.08.14
powered by ブクログ探偵の探偵、怜奈よりも無双っぷりがある女子高生だった。 自分の犯罪性を隠して生活する、新しいダークヒロインの誕生って感じだった。 定番の家庭でできそうな、いけない技のネタも面白い。
0投稿日: 2019.08.13
powered by ブクログクライマックスに向かっていくほど興ざめな気分になっていった。緻密なようでいて雑。枝葉は生い茂っているが幹がめちゃくちゃ細いという印象。続編が出ているが読む気がしないけど読んじゃうのかな、、、
3投稿日: 2019.08.02
powered by ブクログこんな内容だとは思わなかった……。 最初は理解が追いつかなかった……。 ほんとに映画みたいだった……。 TVドラマ化ばっかりされてるから、今度は映画化を狙ったのかな? いやーしかしこの著者の作品は色んな知識の宝庫だよなぁ。 この作品はちょっと偏った知識ばっかりだけど。
2投稿日: 2019.07.20
powered by ブクログ劇画です! 作中、映画の様にはいかないと所々伏線が置かれていたにも関わらず、終わってみれば『沈黙…』シリーズばりにピンチらしいピンチが全く見当たらない! 沈黙よりは無敵!といった方が良いかな。 もちろん現役高校生にここまで出来る筈はないと思いつつ、そこを文章力でカバーして、400ページ程度にまとめた上、更に現実味を与えてしまう手管には感服至極! ただシリーズ化にあたり、『探偵の探偵』同様の後半戦の『急ぎ働き』はやめて頂きたい! 高校生だけに大事に育てて欲しいなぁ(笑)。 アッシュみたいでカッコいいや!
3投稿日: 2019.07.15ダークヒロイン!きたっ!…
普通の公立高校を視察し、好感度 を上げたい総理大臣と、そのとりまき。 ただ、その高校にはすでに死刑執行済み とはいえ、かつて国家を揺るがした 大犯罪半グレ集団のボス優莉匡太の娘 である優莉結衣の通う学校だった。 視察当日、目的不明のテロリストに総理 と結衣たちは巻き込まれていく。 果たしてどぉなることか! とても人の死なないミステリーを 書いた作者が書いたとは思えないほど、 人がバッタバッタ死にますが。 ある意味そこもすがすがしく書いて あります。 政治的、人の生き方の意味みたいな ものも含ませてあり、ただ殺戮のみで ない良作でした。 続編も出てるそうで電子書籍も 早く出してほしいものです。
0投稿日: 2019.07.12
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平成最大のテロ事件を起こした父親をもつ優莉結衣が通う武蔵小杉高校に総理大臣が訪問するとこになった。9歳までに身につけた銃の扱い、知識をもとに学校にあるもので武装勢力に対抗する。子どもの時に身につけた知識だけでここまで女子高生が冷静に対応するわけがない。あまりにも浅はかな国務大臣。慰安婦、Kpop、タワーマンション問題なども盛りだくさんにあるがいやな気持になっただけ。松岡さんだから辛口になってしまったが、アクション満載で普通におもしろいエンタメってとこ。続編に期待。
0投稿日: 2019.07.11
powered by ブクログ一気に読める1冊。 スピーディーな展開とヒロインの無双が読んでいて快感 土地勘のある武蔵小杉が物語の舞台とあってなんか背景がイメージしやすかった。 続編も楽しみ。
0投稿日: 2019.07.09
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本作中にも映画の名前がいろいろ出てくるように、占拠モノの映画はいっぱい観たことがあります。だけど本ではあまり読んだことがなく、印象に残っているのは『槐』ぐらい。謎の女教師がバッタバッタと半グレ集団を倒してゆく姿に惚れました。こちらの女子生徒がまた凄い。あの女教師とタッグを組んだらえげつないことになりそう(笑)。 極悪犯罪人の娘だからといって色眼鏡で見てはいけない。必要だったかと疑問に思う慰安婦の話など不愉快な描写も多いけど、政治家も教師も生徒も不埒な奴はそれなりの末路でスッキリ。しかしこんな浅はかなオバハンが国務大臣ってあかんやろニッポン。ありそうでヤダ。
0投稿日: 2019.07.03
powered by ブクログ最高。ページが止まらんぐらいハマった。 細かな部分は色々あるけど、この戦うヒロインが完璧すぎる。映画化はR指定になるだろうけど、そりゃやるでしょ? しかも2がもうすぐ出るなんて、楽しみすぎる。
2投稿日: 2019.06.27
powered by ブクログなかなかのダークヒーローの誕生である。普通の論理感や正義のモノサシだと完全にアウトな小説だが、主人公のブレない行動力に最後は喝采を叫びたくなる。いろんな意味で問題作だが、続編は是非読みたい。
5投稿日: 2019.06.24SUPER GIRL
近年発生した様々な事件や問題をベースとした設定の中ストーリーは展開します。 訓練された軍隊が、ある目的のために安全なはずの高校を武力で制圧。人質になった生徒教師が命の保証に忖度の無い相手が行う、安全な国では起きるはずのない大量殺戮や戦場で女子がどう扱われるのかを目の前で経験し言葉による交渉など意味はないと思い知らされる。 そんな中、死刑執行された大量殺人犯を父に持つ女子高生はたまたま最初の襲撃をまぬがれた。彼女はなにが起きたのかを察した。これは戦争(宣戦布告が無いからタイトルの事変になるのですね) 彼女は今まで得た様々な知識や技を用いて戦場で生き抜く。学校は戦場になり、その時点で彼女の敵は襲撃し学校を占拠している軍隊だけでは無くなっていた。彼女は”敵”に容赦はしない 今までの松岡圭祐作品のようなステレオタイプの正義では無い所に陶酔できる人できない人はありそうですが、文句なしに面白い。 一日で読了。900ページほど
0投稿日: 2019.06.19
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嫌いじゃない。 けど、ちょっと生々しすぎる。 あと、落ちがもうちょっとなかったかな~。と思う。黒幕が明らかになる瞬間が、いまいち盛り上がらない。
2投稿日: 2019.06.16
powered by ブクログ先日ラジオで紹介されて気になったので読ませてもらいました。まさしくバイオレンスアクションって感じの小説。少しツッコミどころもあったけどハラハラしっぱなしで2日ほどで読み終えました。ぜひ映画化してほしい作品ですね
0投稿日: 2019.06.12
powered by ブクログ解説にもありましたが松岡圭祐ひさびさの戦う女性の主人公! 本作品は人がバッタバッタと死んでいきます。場面に躊躇いがなく人が死に、主人公も躊躇無く敵を殺していきます。 ストーリー血みどろですが、爽快なテンポで物語は進行していきます。 死なない小説に慣れてしまっ今日この頃・・・たまにはこういうのも読まないとねと思いました。 続編が七月に出るようですが楽しみです。 ここ20年ぐらいの日本国内のいろんなネタが散りばめられております。 主人公の優莉結衣は死刑になったテロリストの娘!?彼女が通う学校に総理大臣が突然の来訪!?と思いきや謎の武装集団が学校を襲撃し血の海に!? スピード感のある物語に衝撃の展開で読んだら止まらない!
6投稿日: 2019.06.11
powered by ブクログ最近、こういったスピード感のある小説を読めていなかったので、とても楽しく読むことができました。 主人公の優莉結衣(ゆうり ゆい)は平成最大のテロ事件を起こし死刑となった男の娘で、結衣の通う高校(武蔵小杉高校)を総理大臣が訪問したところ、武装勢力に占拠されて、というドタバタした展開のストーリーです。 バトルロワイヤルとダイ・ハードと、悪の教典がまじったようなハードアクションですが、どことなく現代日本の社会の抱える様々な問題を寓意的に描いているような印象もありました。 悪役(黒幕)の犯行動機は、事件そのものがもつ影響にくらべて安っぽく(そういった部分も「ハリウッド映画的」と言えるのかもしれませんが)感じる部分はあったものの、主人公への周囲の視線や、特殊な生い立ちを背負う彼女の「醒めた」視点から見た社会の歪みなどは印象的であったように思います。 武装勢力が学校を完全に占拠した後の結衣の活躍は目覚ましく、頼りになる(ダーク)ヒロインとして、いかなる場面においても冷静に行動し、窮地を切り拓く様子や、特殊な生い立ちゆえに相手の行動パターンを見抜きながら暗躍する場面は、アクション小説の主人公として申し分ないものがありました。単純に、「かっこいい」と思える主人公でした。 どうやら来月(7月)には続編が刊行されるようで、そちらも今から楽しみです。
3投稿日: 2019.06.09
powered by ブクログ人の死なない…に慣れ過ぎた(汗 千里眼、探偵の探偵からのこれならまだ耐えられたかもだけど、刺激が強い! でも戦うヒロイン待ってました 次作も楽しみ
0投稿日: 2019.06.07
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
総理大臣が高校を訪問するのを見計らって、テロ集団に襲う!テロに高校生の半分が殺されてしまう! そこにたまたまいた半グレの親玉の子供優莉結衣、同級生達が殺され、テロに立ち向かう! 9歳まで半グレの父の仲間に育てられた知恵を使い、対抗していく! 強い! 黒幕が最後に出てきてなんと総理の側近の国務大臣! 最後に首謀者をやっつ蹴るが、次が直ぐ後に何かあり! 7月にその2が刊行!さてどうなるの?
0投稿日: 2019.06.03
