
総合評価
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powered by ブクログ絵画と生き物の知識欲が、ライトに楽しく満たされる。中野京子さんの本はちょこちょこ読んでたけど、早川いくをさんの本も久しぶりに読みたい!と思った。 実は考えさせられる絵画の「魚に説教する聖アントニウス」、意味がわかると面白い「カニに指を挟まれる少年」、猿なのに怖くて印象に残る「美術鑑定家としての猿たち」が特に好きだった。 早川さんがちらっと見た目の感想を書いてるだけだけど、不気味だけどなぜか懐かしいような気持ちにもなる「大海蛇の巣穴」も好みだな。
33投稿日: 2025.08.31
powered by ブクログ中野先生の解説の上手さにはいつも驚かされる。難しい宗教画もさらりと頭に入って来る。今回は「へんないきもの」の早川氏のオファーでこの本が誕生したと書いてあった。2人の絵の解説が軽くて楽しくて、じっくり読んだ後、解説なしで絵を見たらまた別の面白さを感じた。初めて観た絵もありまた世界が広がった。
14投稿日: 2025.06.24
powered by ブクログ絵画に登場する奇妙で怖い生き物。いったい画家は何を考えてこのような絵を描いたのか? 『怖い絵』の著者『中野京子』と『へんないきもの』の著者『早川いくを』との対談を通して、その絵が描かれた時代背景を踏まえながら解説する。 やはり何と言っても印象的なのは、装丁になっている恐れおののいている赤ずきんちゃんの絵でしょうか。初め、捲って現れた狼にビビっているのかと思いきや、添い寝していたんですか。そりゃあんな嫌悪感丸出しの顔にもなるか。 他の絵は怖いというよりヘンテコリンなものが多かったです。そしてお二人のやり取りが面白すぎ。特に『カニに指を挟まれる少年』。なんでそんな絵?少年というかおっさんに見える、などなど絵自体が面白いのに、語りが上回って面白くて噴き出してしまったほどです。
1投稿日: 2025.05.04
powered by ブクログ「怖い絵」と「へんないきもの」の作家のコラボ。怖い絵の中から、へんないきものが描かれてるものを厳選し、その絵ななぜ描かれたかを時代や作者の背景を交えて冗談交じりに対談している楽しい本。 時代背景と共に、やはり当時の人々の倫理観や価値観を理解しておくことが重要だ。現代のアートや写真も、何世紀も経った頃に「へんなしゃしん」とか言われているかもしれない。
0投稿日: 2024.11.23
powered by ブクログ面白い、身構えずに軽く読める、読書の楽しさを感じる本。 つまらないと思っていた宗教画も、これからは楽しく見られるかもしれない。
0投稿日: 2024.10.22
powered by ブクログ「へんないきもの」シリーズの早川氏との共著。対談形式なので読みやすい。行間での演出と話し言葉のとっつきやすさと内容量はトレードオフでで読み応えを求めると食い足りないかも。ものすごく味のあるサメの絵には笑った。 見た目で印象派のコーナーも面白かったのだがこちらにも絵解きというか解説が欲しかった。 数人で雑談形式で収録してから本の形に、ということで普段とは違う切り口や雰囲気、広がりがあってこれはこれで楽しめた。 サービス精神というか、笑わそうとする演出(改行、!の多様、フォントいじり等々)が多いのでそこが楽しめるか無駄に感じるかで評価が分かれそう。自分は面白いところもあったがもういいよ…と飽きてしまったところもあった。
0投稿日: 2024.10.04
powered by ブクログはじめに 全裸でサメに襲われる理由 魚介類にも神の御心を オオカミはなぜ「ワル」なのか ローマを建国したオオカミ少年 怪物を切ったのは誰だ 強敵に、男一匹立ち向かえ 挟まれ、噛まれる少年たち ミツバチで人類は滅ぶのか? ハエで人類は復活できるのか? 偉大なる母の宙返り 生物多様性を絵にしてみたら 罪と、汚れと、愛らしさと 進化と神罰の符合 おわりに
0投稿日: 2024.09.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
絵画もいきものもどちらも楽しめる、面白い一冊。 特に、ペルッツィ「ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹」の章は最高でした。 私は蟹座で、影が薄い星座だなと常々思っていましたが ぺちゃりと踏みつぶされることを恐れず友を助けにいった勇気を思うと… なんともいじらしいではないですか。 大笑いしたけど、見直したよ、蟹座! パオリーニの「蟹に指を挟まれる少年」の章の突然挟まれるカナヘビの交尾の話も、興味深くて笑ってしまった。オスはメスを見つけると下半身にがっつり噛みつくらしい…怖すぎる…。笑
0投稿日: 2024.07.13
powered by ブクログいきものに関する絵画を写真付きで分かりやすく解説してくれている本でした。見たことない絵画ばかりで見ていてワクワクしていました。
0投稿日: 2024.04.28
powered by ブクログ会話形式なので、語尾にしょっちゅう!が付いてテンション高めな早川さんと冷静な中野さんの差が面白い。 編集者の友人のゲイの方によるそっち方面の解説も必見。
0投稿日: 2022.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白かった。「ワトソンと鮫」、赤ずきんちゃんの寓話の教訓、不屈の人のメーリアンのエピソードなどは別の中野先生の著書で読んだことがあったけれど、それでも絵画を通して、その絵画に描かれた生き物と通して語られると、また別の側面から見ることが出来て面白い。しかも生き物の本を書く人の疑問とあって、目の付け所が違うなあ、と思う。 中野先生のエイに対するトラウマの話、面白かった(申し訳ありません)。早川先生の掛け合い込みで面白いのだと思うが、恐怖というものに客観性がなくなるのは「怖い」というキーワードで何度も本を書く人でも同じなのだと思った。 ミツバチで人類は滅ぶのか「ヴィーナスとクピド」クラナッハ と ハエで人類は復活できるのか「聖母子」クリヴェッリ の二つは本当に興味深い。マゴット治療についての話が凄すぎて。 猿に対しての認識の違いも興味深かった。これも以前、中野先生の著書で読んだことがある。 てっきり実在しない「怖い」いきものの話だと思っていたが、取り上げられていた生き物の多くは実在するものだったので、それも驚きだった。
5投稿日: 2022.04.03
powered by ブクログゲラゲラ笑いながら読んだ。 ピパピパがマジで無理だけど描いたひと(女性生物学者)はかっこいい。ヘンなサメがかわいかった
0投稿日: 2022.03.12
powered by ブクログ装丁は中野京子の既刊に寄せているようにみえるが中身は早川いくをの醸すゆるい雰囲気で軽く読める。あまり怖くない…強いて言うなら恐い?それぞれの絵画が描かれた時代と現代日本の動物に対するイメージの比較が豊富に述べられている。 紹介されている絵を3歳の息子に見せるとゲラゲラ笑っていた。楽しい本です。
1投稿日: 2021.09.20
powered by ブクログ絵画の話となると、やや過激な単語も飛び出してきてちょっとびっくりするな… トカゲに噛まれた少年…、ゲ、ゲイ…… それにしてもペロー童話集の挿絵ギュスターヴ・ドレの「赤ずきんちゃん」はヤバい…
0投稿日: 2021.08.18
powered by ブクログ新怖い絵を読んだ後に読みました。 余韻が残っていたか、なんとも物足りない感じ… 怖いへんないきもの?想像していたものではありませんでした。 早川氏の著作をまだ読んだことがありませんが、早川氏の本が好きな方は楽しめる作品かと思います。
1投稿日: 2021.06.27
powered by ブクログいきものが出てくる絵を中野さんと早川さんが楽しくお話ししながら紹介してくれる。 2021/1/31
0投稿日: 2021.01.31
powered by ブクログ「へんないきもの」の早川氏が西洋絵画に描かれるいきものについて「怖い絵」の中野氏がレクチャーする。なかでも、カラヴァッジョの絵について“ゲイ“同士でしか分かり合えない材料が仕込まれていることを認識する件は、この企画が著者達にとっても有意義であったことを示しているようだ。
1投稿日: 2020.12.30
powered by ブクログ『へんないきもの』の早川いくをと『怖い絵』の中野京子のコラボ。 絵画の中の妙に気になるへんないきものについて、 早川氏が中野氏のレクチャーを受けるという内容。 『ワトソンと鮫』コプリー 『魚に説教する聖アントニウス』ベックリン 『赤ずきんちゃん』ドレ 『ロムルスとレムス』ルーベンス 見た目で印象派1『死の力』ビアード 『ペルセウスとアンドロメダ』メングス 『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』ペルッツィ 『カニに指を挟まれる少年』パオリーニ 『ヴィーナスとクピド』クラナッハ 『聖母子』クリヴェッリ 見た目で印象派2『恋に落ちたライオン』ロクプラン 『コショウソウとピパ』メーリアン 『水』アルチンボルド 『美術鑑定家としての猿たち』マックス 見た目で印象派3『大海蛇の巣穴』ヴェッダー 『人間の堕落』グース 参考文献有り。写真提供、所蔵先有り。 あの~なんでこの絵にこんないきものが描かれているんですか~? な、早川さんのユルい問いに、これはね!とビシッと答える 中野さんの遣り取りで、その絵画について紐解いていく内容です。 絵の描かれた背景、時代、工房の共同作業、擬人化、象徴等が、 次々と明らかになってくるのだけれど、その対話がなんとも 絶妙の加減で面白い。なんともわかりやすいのも、良い。 加えて、早川さんの生物学な雑学知識も満載で、捧腹絶倒。 また、エイのトラウマでおたおたするような中野さんの様子は、 彼女の意外な一面を見られた感じで、なんか新鮮でした。 二人が、大好きなメーリアンとアルチンボルドについて話して くれたのは、嬉しかったです。
8投稿日: 2020.12.23
powered by ブクログちょっとふざけた感じが多すぎていまいち。2人の得意分野が融合しているのはいいが、やはり中野京子先生の怖い絵シリーズが好きかな、
0投稿日: 2020.11.21
powered by ブクログ変な生き物が描かれている様々な絵画を取り上げて解説をしている。絵に興味はあるが知らない私が知らない絵が多く、この絵にはこんな背景があったんだなと知識も深まる。サメが下手くそなオバQみたいに描かれているなどの早川さんのツッコミが随所あり面白かった。
0投稿日: 2020.11.06
powered by ブクログ前から読んでみたかった中野京子さんの美術の解説が、へんないきものでお馴染みの早川いくをさんとのタッグで読めるとは! 本書は早川さんが違和感を感じたいきものが描かれた絵画について中野さんに解説してもらいながら、さらに想像を膨らませてあーだこーだと対談している、なんとも美術に詳しくはないわたしでもとっつきやすく楽しめるものだった。 なんのために?としか思えない絵画も多く、本人からの解説があったら小説なんかと同じく今解説としてポピュラーなものも全然的外れだったりするのかなあ。 これからもっと絵画を気軽に楽しもう!と思わせてくれる1冊でした。
0投稿日: 2020.09.27
powered by ブクログどなたかの本棚で知り、興味深く面白く楽しく読了 と言うか鑑賞しました(笑) 著者お二人の特性が遺憾無く散りばめられていて否応なしに引き込まれていました。もともとお二人の作品「怖い絵」も「へんないきもの」も知らなかったけど、まさか絶妙にコラボした作品になるとは! 令和2年の初読みにふさわしい本でした。
6投稿日: 2020.01.08
powered by ブクログ「へんないきもの」の早川いくをと「怖い絵」の中野京子の共著。 対談形式で、絵画に描かれたへんないきものや、それが描かれた背景などが解説されています。紋章に描かれた人相の悪いオバQみたいなサメには笑った。絵画の世界は奥が深くて面白いなぁ。もっと知りたくなります。怖い絵シリーズ大好きなので、続編も出てほしい。 「へんないきもの」であまりの気持ち悪さにトラウマになったあの背中で子供を育てるカエルにまたここで遭遇するとは… これで2019年読み納め。2020年も良い本に出会いたい。
1投稿日: 2019.12.31
powered by ブクログ中野京子さんの解説があるとどんな絵でもおもしろく観賞できるよな。 一枚の絵の生き物ひとつからでも情報量が多い。
1投稿日: 2019.12.28
powered by ブクログ美術の先生とこの本の話をしていたら、持ってます!とのことで、快く貸して下さった。 ここに登場する絵で、知っているモノは実は一つもなかった(あ、野菜のトリックアート?アルチンボルドだけは知っていた)が、そんな美術の知識のない凡人にも楽しく読める本だった。 中野京子さんの歴史的絵画に関する手ほどきと、早川いくをさんの生物学の見識からくるかなりマニアックな解釈の相乗効果。 早川いくをさんの「変な生きもの」は、学校図書館にもあるが、背表紙を直した時にチラッと見ただけできちんと読んではいなかった。俄然読んでみたくなった。 2019.12.14
11投稿日: 2019.12.14
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2019.12.11読了。絵画の見せ所をオペラで例えてるのは分かりやすかった。まぁドラマの方が身近ではあるが。「絵」になるのは美男美女なのだ。『トカゲに噛まれた少年』に対するゲイの方の見解も興味深かった。知ってる人が見るとこういう見方が出てくるのが面白い!そういえば柴刈りの柴ってうろ覚えだ。これ読んで改めて検索した。絵の中のジェネレーションギャップと捉えるか歴史と捉えるか…。メーリアンという人の話を読んでファンになってしまった。凄い人がいたもんだ!でもどの時代のどの場所にも一定数こういう人はいるようだ。しかもカイコときた!まるで虫愛る姫君じゃないか!蚕は神の虫ともいう。メーリアンもこの神の虫に魅せられた1人だったのだろう。にしても読めば読むほど凄い人だ。絵画の中の猿について昔の西洋では猿は醜さの象徴だったらしく日本の温泉ザルを見たら罪と悪徳と汚れが湯に浸かってると感じるのだろうか。という一文の後の3匹の温泉ザルに矢印で罪、悪徳、汚れと示してるのは思わず吹いてしまった。くそっこんなものでっ…!表紙の見返しに最終章の『人間と堕落』の一文を持ってきていたのは上手いと思った。どこで出てくるんだろうとワクワクしてたら最後だったのだもの。細かい詳細は忘れたが最近の研究で蛇の脚は存在したなんて話を見聞きした。神話は人が作ったものだけど逆転現象が起きているという事実はなかなかに面白い。
3投稿日: 2019.12.11
powered by ブクログ新幹線の東京ー大阪間で移動のため購入。 往復で読了するくらいドはまりしました。 昨年大ヒットした「怖い絵」の作者中野京子さんと 「へんないきもの」の作者早川いくをさんがコラボし、 怖くてへんな絵画を面白おかしく解説していく。 「へんないきもの」シリーズを昔読んだ頃を思い出し、 どこか懐かしくなるとともに、クスっと笑ってしまう独特の雰囲気が面白い。 時代は変わっても、何かを擬人化したり、風刺だったり、トリックアートだったり。絵で楽しむということは全世界共通だなと感じました。
4投稿日: 2019.12.08
powered by ブクログめっちゃ面白かったです♪ 所々吹き出しながら読みました。 ヒット作『怖い絵』と『へんないきもの』がコラボ! まず早川いくをさんがご自身のセンサーに「どこかおかしい」と引っかかった絵画をピックアップ。さらに打ち合わせで数点に絞り込み、中野京子さんがその絵をいちおうどんな絵かレクチャーしたそう。 それを再構成してツッコミとボケと各々の知識が冴え渡る対談形式のようなものにしているのかな。 絵画も生き物も好きだけど詳しくないって人でもガハハと笑いながら学べるお得な書。 あと中野さんのエイのおはなしサイコー!!! レビューを書かれたフォロワーさんに感謝です。
52投稿日: 2019.11.18
powered by ブクログ中野京子先生目当てだったので、美術側から読むと少し物足りないが、新しい生き物に興味が湧いたので、入門書としては最適。
0投稿日: 2019.10.18
powered by ブクログ久々に怖い絵シリーズ読んだんだけど、これめっちゃおもしろかったー!!結構声だして笑ったよ!!対談形式楽しいなぁ。あと専門家の話はやっぱりおもしろい!
2投稿日: 2019.10.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書記録です。まだの人は読まないでね。 『ワトソンと鮫』自分のことを全裸で描かせる市長『魚に説教する聖アントニウス』魚がへんな顔過ぎる『赤ずきんちゃん』そういう意味だったのか…『ロムルスとレムス』日比谷に銅像『死の力』正しい解釈が知りたい『ペルセウスとアンドロメダ』『ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹』『カニに指を挟まれる少年』中指を噛まれる理由『ヴィーナスとクピド』おかーさんに説教されてたのね…『聖母子』『恋に落ちたライオン』『コショウソウとピパ』『水』『美術鑑定家としての猿たち』『大海蛇の巣穴』リアルすぎ!『人間の堕落』 おわりに中野京子さんから、どうしてこの本ができあがったのかのいきさつがあります。『へんないきもの』『またまたへんないきもの』と『怖い絵』のコラボとして楽しんで、とありましたが、話し言葉での解説で読みやすいです。
1投稿日: 2019.08.26
powered by ブクログ「怖い絵」の中野京子と「へんないきもの」の早川いくをとの共著とくれば、もうこれは読むしかないでしょう。内容も期待通りのもの、最高に面白い。洋画に出てくるいろいろないきものーサメ、オオカミ、トラ、シノノメサカタザメ、ヒドラ、カニ、ミツバチ、ハエ、ライオン、ピパピパ、ワニ、サル、ヘビなどが取り上げられている。一応何かの意味を担って出てくるのだが、それが変なんだよなあ。なにそれ?って感じ。西洋人って変なの!そして、早川いくを氏と中野京子氏の絶妙のやり取りが、最高に笑える。早川いくをさん、まとめ方上手い!
14投稿日: 2019.08.17
powered by ブクログ『怖い絵』と『へんないきもの』が、まさかの合体。アルチンボルドの魚、クラナッハのミツバチ、ルーベンスの狼、ペルッツィのカニ…。不気味で可笑しい名画の謎に迫る!(アマゾン紹介文) 基本的に合作的なものは苦手なのだけれど、この一冊はとても良かった。 中野さんの語り口も元々わかりやすいものだけど、この本の主な執筆者である早川さんはさらに上を行くざっくばらんさ。 加えて、主題である名画の解説も面白く、しかも、時々の脱線も笑えてしまうという贅沢さ。エイのお話大好き。
0投稿日: 2019.07.13
powered by ブクログこういう企画は大好きです。 中野京子先生の 西洋美術史への造詣の深さ と 早川いくを先生の あらゆる生き物への愛情深さ とが 見事にコラボレイトされていて いゃあ 面白いこと この上ない 噺(!)のリーダーシップを 早川さんがとっているのも この一冊を より一層面白くしている要因になっていますね ぜひぜひ 続編をお待ち申し上げております
0投稿日: 2019.05.23
powered by ブクログ"「『怖い絵』の中野京子先生に、絵画に出てくる奇妙な生き物について色々聞く、という本はどうだろう?タイトルは『怖いへんないきものの絵』とかで!」 私はそのアイデアを、懇意にしている編集者に話した。しかしそれは八割型、冗談であった。中野京子先生のような方が、こんな企画に乗ってくれるわけもないし、私なぞ相手にしてくれるわけもない。 だが、編集者は私の冗談話を真面目に受け取り、社に戻ると、こともあろうに本当に中の先生にご連絡さしあげてしまったのだ。何ということをするんだ君は。"[p.03_はじめに] へんないきものの出てくる怖い絵に対する対談集。 「トカゲに噛まれた少年」にまつわる考察は素直に面白かった。
0投稿日: 2019.03.24
powered by ブクログ[図書館] 読了:2019/3/23 最初は中野さんの話が『神の声』みたいな挿入のされ方・書体をしているのに違和感があったけど、早川さんの「へんないきもの」解説が面白くてあっという間に読み切った。 ゼウスに対する「エロオヤジが超能力をもったらどういうことになるかという、見本みたいな神ですね」というツッコミ、「あんた一体だれだ」、「こんな振り込め詐欺とかやりそうなオバケのQ太郎はイヤです」とか、声出して笑ってしまった。 あとマゴットセラピーとかカラヴァッジョの「トカゲに噛まれた少年』のゲイ男性による読み解きとか、ミツバチが忽然といなくなる「蜂群崩壊症候群」とか、それによる農業生産への危機とか、勉強になった。
0投稿日: 2019.03.23
powered by ブクログ早川さんの茶々入れと中野さんの解説が笑える。 アルチンボルドの「水」・・うまいかい、カニはうまいかい。・・が頭から離れない。 知らない絵も沢山あって楽しめた。続編も期待。
0投稿日: 2019.03.08
powered by ブクログ『魚に説教する聖アントニウス』の二段構えの章立てに遊び心を感じる。いい意味での「素人目線」による「この変な生き物、何?」という素朴な疑問を解きほぐしていくため、初心者向けだし、興味をそそられる。全体写真や「変な生き物を切り出した」部分写真、文章の分量や内容自体もちょうどよい。
0投稿日: 2019.03.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
面白い組み合わせの二人の絵画をめぐっての対談? クラナッハの絵画の「コリャまいったのポーズ」には笑った。 そして「カニに指を挟まれる少年」の解説も可笑しい。カラヴァッジョの絵の、ゲイだけにわかる仄めかしというのも興味深く読んだ。
0投稿日: 2019.02.11
powered by ブクログタイトル通り、絵に描かれている「怖いへんないきもの」に対し早川氏がツッコミをいれ、それに対して中野氏が時代背景などを説明する。芸術史のゲートウェイとして良い本だと感じたが、ちょっと早川氏が空回りしているようなテンションであった。
1投稿日: 2019.01.18
