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後宮の烏
後宮の烏
白川紺子、香魚子/集英社
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総合評価

186件)
3.9
44
72
41
8
1
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    不思議な力を持つ後宮の妃と、その彼女を取り巻く人々について。 中華風な世界観なのですが、人物の名前は音読みだし、そこまで個々人の背景を詳細に踏まえなくても問題ないので、ざっくり雰囲気が掴めれば読めます。 元ティーンズ文庫系で書かれてた方の様なので、さすがのとっかかりやすさ。 登場人物はみんな魅力的。 きちんとこの一冊で話に区切りもついてるけど、この人たちのこれからもちゃんと見ていきたいと思える作品です。 個人的に好きなのは温螢です。

    2
    投稿日: 2021.01.29
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     友人がすすめてくれたので、読んでみることにした。なるほど、なかなか面白い。 読む前は何となく、もっと物語を包む雰囲気は軽やかで明るくて、気やすいのかなと思っていたけれど、いい意味で予想を裏切られた。 そして、すっかりはまってしまった。 2巻もすぐに読み始めよう。愉しい。

    0
    投稿日: 2021.01.28
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    おもしろかった。後宮に囲われ、妃であるが夜伽はしない烏妃。どうして後宮に囲われているのか?彼女たちが隠しているものはなんなのか?(隠しているものがそれで後宮から出れないとするには弱い気がしました) 烏妃が特別な力を使って後宮の事件を解決していく陰陽師のようなお話でした。 烏妃が若い女の子らしい姿を時折見せるのも可愛かったです。続きが楽しみ。

    0
    投稿日: 2021.01.08
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    寿雪の苦しみをなくすことができるのだろうか。ジウジウやソコウギョウと関係を深めていくことで生まれる苦しみ、烏漣娘娘に縛られ、高峻との関係も過去を顧みると深めるのが怖い。 寿雪のお菓子が好きだったり、強がりきれないとこだったりが魅力的。というか表紙の寿雪が美しい! 羽衣やセツギョエイなど前王朝や烏漣娘娘と関わりがありそうな奴らの今後の動向、ヒョウゲツの師も気になるところ! 一巻の最終話は感動した。面白かったよ。

    0
    投稿日: 2020.12.29
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    洋(舞台は日本で着物の話だが、『下鴨アンティーク』の世界観は洋だ)、和ときて、今度は中。 筆者の持つ見識と世界観が広すぎて脱帽する。 史実とはかけ離れたフィクションの王朝だけど、文化は完全に中国。 東洋史は苦手なので、言葉や人・ものの名前になかなか馴染みがなく難しい。

    0
    投稿日: 2020.12.13
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    きゃ~!!おもしろかった!! なんか1つのお話が終わるたびにじんわりきて 思わず涙ぐんでしまった… 華流小説(というのかしら?) 後宮の奥深く、夜伽をしない「烏妃」と呼ばれる特別な妃・寿雪。不思議な呪術を使う彼女のもとには宮女など、様々な人がお願いごとにやってくるという…その彼女に元に時の皇帝・高峻がやってきてある頼みごとをするのだが… この頼み事から烏妃とその歴史の知られざる秘密が明らかになっていく… 続編が早く読みたい~

    14
    投稿日: 2020.12.10
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    想像以上に良かった! 『十二国記』を想像させる、遠い昔の中華風ファンタジー。 壮大な世界観と緻密に構成されたストーリーは、ライトノベルの域を超えている。主人公を始めとするキャラクターも個性的でありながら愛着を持たずにはいられない者たちばかり。 続編が気になる! そして、『十二国記』が読みたくなった!

    0
    投稿日: 2020.10.26
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     春になってもしぶとくとけ残っていた雪が、じわりじわりと陽射しに負けてゆくように、寿雪の胸のなかにあたたかさが忍びこんでくる。それは拒むのがひどく難しい、甘くとけるようなあたたかさであり――毒であった。 (P.185)

    0
    投稿日: 2020.10.01
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    烏妃と呼ばれる身分である主人公。後宮に住むことから、皇帝・高峻と関わっていきつつ、色々な背景や能力、個性が開かされる巻なのかな、という印象です。これからが面白くなるんだろうと期待します。謎解き&妖術系&後宮。きゅんきゅん度は低め。 ラノベ仕様じゃないため、ストーリーや会話で引っ張るわけではない。読みやすさを期待すると辛いかも。

    0
    投稿日: 2020.09.17
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    面白かったです。男(皇帝)女(烏妃)がでてきたので恋仲を想像しながら読み進めていましたがそのような感じでもなく。でもこの二人の関係がどうなっていくか気になる感じで、烏妃のもの悲しいような立場もこれからどうなっていくのか。。。先が気になる!

    0
    投稿日: 2020.09.16
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    ドラマ含めて宮中ものが好きなので購入。もっと影のあるストーリーを期待していたけど、あっさりした内容で中学生が夏休みに読むようなウェイトだったので消化試合ぎみに読んだ。どちらかといえば皇太后との因縁対決を掘り下げてほしかったかなぁ。ラノベなのでライトと言われれば納得するしかない。

    0
    投稿日: 2020.08.27
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    ラノベ初心者ですが、合間時間にサクサク読めました。 好みの雰囲気で続きが気になり2巻目を読んでます。 読みやすくてオススメです。

    0
    投稿日: 2020.08.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    訳あり美少女と憂いの青年帝の中華風後宮鎮魂ファンタジー、でいいのかな? 面白かった編 ・翡翠の耳飾り 導入にして肝の勝負編だと思う。1/3くらいこの章に割いてるし。特殊霊力?を持つ妃・烏妃の神秘的な美と、世間ずれしていない小娘・寿雪の憎たら可愛さのバランスとギャップが!そして何やら中々本音を見せない苦労性の帝、明るく素直な九九の脇キャラもよい。持ち主探しというミステリーっぽい要素を入れながら、純愛で締める王道感も好物。最後の「よい夢を授けてやろう」の台詞で、あーこれシリーズ全部読み!と決意しましたもう。 ・玻璃に祈る ちょいちょい出てきた悪役??だったので、もっと引っ張るのかと思いきや何だよ冰月退場しちゃうのかよ、とも思いながら、これ以上にきれいな去り方はないよなぁとベソベソ。1.2章と構図は同じなんだけど良いものは良い。そして帝の差し出した友情が、そうか恋愛じゃないのかー、でもこの先どうなるのかなーと。冬の王にばかり負担の行く”王”の設定も気になるし、続きが出てくれてありがたやー。 捕捉: 表紙イラストがきれいだったのでもっとラノベぽいのかと思いきや、中全然絵がなくて小説で勝負!だった。いいんだけど、ええがんばってくれていいんだけど、折角折々の花や鳥の名を付けた妃の描写があるので、コミカライズかNHKでふんだんに金かけて映像化してくれたら眼福だなぁと思う。(導入マンガはあるみたいですが)。

    1
    投稿日: 2020.08.15
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    中国の宮廷を舞台としている、というだけで そのほかの設定は王道すぎるラノベ系。 心を開くことのできない美しい主人公と、 主人公にだけ隙を見せちゃうイケメンの帝と。 それでも久々に楽しくて一気読みしました。 ラノベはこうでなくては。きゅんきゅんします。 設定も重ためで、流れるような文章もお上手。 続きも読みます。

    0
    投稿日: 2020.08.08
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    烏に単は似合わないのシリーズが好きで、同じく烏とつくこの本が気になっていた。友達に勧められて、読んでみた。烏妃と高峻の物語に引き込まれて一気に読んでしまった。

    0
    投稿日: 2020.07.12
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    本屋に行く度に気になっていたシリーズの初巻。 やはり1日でサクッと読めてしまった。 止まらなかった。

    0
    投稿日: 2020.05.31
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    白川紺子さんの大人気ファンタジー。 華流の歴史ドラマにはまって、そういう世界の物がないか探していて、見つけました。 後宮の奥深く、夜伽はしない特殊な妃「烏妃」が住んでいる。 漆黒の宮には仕える者も少なく、ひそやかに訪れる人影は占いや呪いを願い出る… ある日、若き皇帝の夏高峻が訪れ、近づこうとするが、それは歴史を覆すほどのことだった…! 老婆とも永遠の命を持つ少女とも噂される烏妃の正体は、代替わりして間もない少女・寿雪。 黒い衣に身を包み、結った髪には不思議な赤い花。 世の中を知らず、孤独にならざるを得ない過去を持ち、人を寄せ付けないが、根は優しい。 冷たい態度の神秘的な少女に、ひょうひょうとした皇帝も困惑するが、その特異な能力を頼りにするように。 そして、無邪気な一面にも惹かれていくのだが… 烏妃という運命的な設定と、麗しい宮廷の様子、孤独な心の細やかな描写。 とても素敵で、すぐ読み返しました。 心に染み入りました。

    30
    投稿日: 2020.05.31
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    銀のひとが指名されるのうんめいのいたずらてきなかんじ 大事なものができると弱くなるけど、それを守ろうとして強くなるはずだと思いたい

    0
    投稿日: 2020.05.30
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    根は優しいのに伝え方が不器用すぎる 皇帝と、特別な妃がと友となるまでの話。 (架空ではあるけれど)古代中国特有の残酷さと、 描かれる情景の美しさが、不思議な幻想感を醸し出している。

    0
    投稿日: 2020.05.04
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    題名通り中華風後宮舞台の不思議な事件がおきるなかで 主人公の世界がだんだん変わっていく少女小説 コバルトでなくオレンジということもあって ライトノベル度は低めだが シリアス(=否コメディ)コバルト文庫に違わない 設定も文章も端正で佳くまとまっているようだが お話の引きがない 主人公がだんだん周囲の人物とのふれあいで 心開いていくところがみどころですって それ少女小説ぜんぶだから この作品こそのお話をひっぱるものがないのが傷

    0
    投稿日: 2020.04.30
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    皇帝と烏妃のやりとりが好き。 烏妃がだんだん人間味溢れていくのがいい感じ。 買ったまま読めてなかったら、いつのまにかこのシリーズ4まで出てるのね( ;´Д`)

    0
    投稿日: 2020.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後宮には伽を行わない烏妃と呼ばれる妃がいる。 面白かったです。特別な力があっても、普通の少女でしかない寿雪がツンデレで可愛い。 続きもあるようなので、読みたいですね。

    7
    投稿日: 2020.04.02
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    文章が好き 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった ◯ また読みたい その他 ◯ 気持ちよく読み進められました。 二人の関係に変化があるのか、楽しみ。

    0
    投稿日: 2020.02.01
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    1巻目で設定をある程度出し切ってしまったのだろうか。とりあえず星3で、後続の巻次第かなと。 ところどころ描写がすっ飛んで場面が切り替わるので油断出来ない。 中華風の作品のため、服の造りや名称が分からないと読み辛い。

    3
    投稿日: 2020.01.09
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中華ファンタジーに惹かれて読了。 が、求めていたものと違うな…、というのが正直な感想。 情景描写などは幻想的な雰囲気があり、とてもきれいて、文章も読みやすくてさらっと読める。 しかし、登場人物、ストーリー、舞台設定すべてが薄い。 終盤、主人公の境遇、皇帝との因縁が騙られるのだが、そこに至るまでに主人公や皇帝の人物が深く掘り下げられず、キャラクターの背景と行動もいまいち噛み合っていないため、物語としての説得力や没入感が著しく損なわれていると感じた。 カバー絵や文章の雰囲気が良いだけに、合わなくて残念。

    0
    投稿日: 2020.01.02
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    ぽこじゃがあるなんちゃって中華王朝風世界のファンタジーもの。 他シリーズで売れている作家さんなのと他の作品では見かけない設定だったので読んでみた。 読みやすいし登場人物たちがいわくありげだけれども根底にはやさしさがあふれているので良かった。 上手な作家さんだなぁという印象。 続きがあるので読むのが楽しみ。

    4
    投稿日: 2019.12.21
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    正直 最初は これは阿部智里さんの烏シリーズの類似品では? と思って手を出さなかった が、表紙の美しさと15万部突破の帯につられて 買ってしまった(笑) 結果、まったく別物だった 心に闇を持つ夏の王と孤独だった冬の王 二人の今後の展開が楽しみ

    2
    投稿日: 2019.11.07
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    中華風ファンタジー 主要人物達が陰を持ちつつも良い子なので、読んでいて気持ちが良い。国の成り立ちや神話にあたる部分が面白く作り込まれている雰囲気なので、今後さらに謎が解かれていくのが楽しみ。

    4
    投稿日: 2019.10.31
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    霄(しょう)国の後宮にある夜明宮に住む特別な妃、烏妃(うひ)の物語。 不思議な術、幽鬼、宮城の階位や建物など、中華風のファンタジー。 漢字の固有名詞が多いが、ルビが適宜にふってあり、読みづらくはない。 幽鬼の正体や想いを解き明かし、昇華させる烏妃の活躍、そして烏妃の本当の存在理由をめぐる主人公たちの想いと行動が心地よい。 19-108

    0
    投稿日: 2019.10.24
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    中国王朝のお話。 十二国記や八咫烏シリーズを思い出した。 後宮が作られた理由が面白い。 ファンタジーなんだけど、人間のダークな部分も描かれていて、面白い。 主人公の不器用だけど一生懸命な所が面白い。

    1
    投稿日: 2019.10.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    3巻が地元書店のランキングに入っていて気になったので、とりあえず1巻だけ購入。 めっっっちゃ好みのお話だった……! 寿雪のツンデレ具合がいいわ~。寿雪と高峻が今後どういう関係を築いていくのか、すごく気になる。これは続刊も読まねば……! 余談だが、最近華流ドラマ(後宮もの)を観るのにハマっているので、登場人物の名前(衛青)とか、娘娘とか、公主とか、妃嬪とか、出てくる単語にいちいち反応してしまった。

    0
    投稿日: 2019.10.06
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    思っていた話とは違っていたけれど、面白いです。宮廷お悩み相談室・夜明宮。 高峻と衛青、温螢が素敵。イケメン、硬派、高スペック。 宮廷や方術の描写が綺麗。 マンガ化してほしい。

    1
    投稿日: 2019.08.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中華系異世界ファンタジーの(いい意味での)ど少女小説. 中華系異世界ファンタジーだと十二国記や彩雲国物語が思い浮かぶけど,雰囲気はGOSICKに近い気がする(単に寿雪のイメージがなんとなくヴィクトリカと重なっただけか?). 人との距離感の取り方が苦手なヒロイン(かわいくて,不思議な力を持っていて,実は高貴な血筋で,訳あり)のもとに,決して他人に隙を見せないクールなイケメン王様(なぜかヒロインの前では隙を見せる)が訪れて,ヒロインが成長しながらいろいろな事件を解決していく内に,王様の心の闇をいやしていく,という王道中の王道の少女小説なんだけど,主要登場人物に好感がもてるし謎かけもほどよく,陳腐さはない.続編も出ているようなので読んでみようと思う.

    0
    投稿日: 2019.07.26
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    とある異国のはなし。多分。後宮で帝と夜伽をしない術を使う女の子のはなし。 哀しいお話がほとんどだけれど、ほっこりする場面も多い。 読みやすくおもしろい。 購入

    0
    投稿日: 2019.07.17
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    中華風宮廷ミステリー。 うん、面白かった。 幽鬼や妖術がある世界観が結構好み。 でも個人的にはミステリー場面よりも、事件の解決を依頼される少女と時の皇帝とのやり取りがメイン。 最初、皇帝の扱いとか、軽いなあ(笑)と違和感あったのだけど、だんだん気にならなくなった。 一方、少女の方も結構アクティブでそこも意外だった。 二人がだんだん親しくなっていく様が良いなあ。 最終的に少女の方はツンデレになるじゃないかと思ったり(笑) さて、二人の間で誓約が成って、次巻からどうなっていくのかな? 楽しみ。

    0
    投稿日: 2019.07.11
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    これは面白い。舞台が中国風なので読み慣れない漢字が多く、想像にも限りがでてきてしまうが、その分寿雪や高峻の心の機微が伝わってくるようで、あっという間に読んでしまった。花娘とのやり取りが今後どんどん姉妹のようになってゆくのかなと思って楽しみでもある。

    0
    投稿日: 2019.07.01
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    謎の後宮の烏妃と若き皇帝の高峻との友情の物語。二人とも人情に厚いのだ。ストーリーも面白いが、心の機微や自然の情景の描写も素晴らしいと思う。これからどうなっていくのか、続編が楽しみだ。

    19
    投稿日: 2019.06.30
  • 中華風後宮を舞台にしたファンタジーの佳作

    設定としては中国の後宮を下敷きにした架空の国の物語で、短編をつなぎながら全体のストーリーが流れていく形式。 言葉使いなども後宮を舞台にしたドラマなどを思い浮かべればスッと頭に入る。 (「若儀」や「諍い女」あたり。形式的にはもう少し古い時代が舞台のようですけど) 第一巻は舞台となる国の隠された歴史を明らかにしてゆくとともに登場人物の肉付けをしてゆき、続く巻では舞台装置の揃った中で物語が進み始める。 文体が少々淡々としていることもあり、感情移入するというよりも登場人物たちを横で眺めているように感じつつ読んでいっていました。 「おもしろい!!」って感じの物語ではないけれど、破綻のない世界観と血の通った登場人物たちの織り成す佳作です。

    0
    投稿日: 2019.06.22
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    読みやすかったので一気に読んだ。 宮廷のつくりや国家、政府、後宮の仕組み、規模感、等々がどうもよくわからず(宦官が多すぎない!?)、また「亡くなった人の思いが云々」な話のパターンが多くて物足りず。描かれる世界や人間関係はとても小さく狭い範囲だし、解決に至る道筋のご都合主義感も否めない。 描かれる情景は美しいが、アニメっぽいかな。 悪く言えば甘い物語。しかし「死んだ、殺された」という話が多いわりには、読後感は優しいともいえる。

    0
    投稿日: 2019.05.28
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    純粋に本当に面白かった。 じぶんが、ファンタジーそれも、ちょっと古い時代っぽいもの が好きだったことを思い出させてくれた。 第二作もでたので早速図書館で予約! 早く順番が来ないかな?

    0
    投稿日: 2019.05.06
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    烏妃の能力で魂が彷徨ったものを楽土に導かせて今世の想いを断ち切らせる話で、先代の烏妃の教え、人との交友を、そばに置くのも禁じられていたが根が優しい故に断りきれずどんどん人が寄ってきて、寂しかった宮が温もりをもたらし、烏妃の心は乱され、それでも邪険に出来ない そんな人を遠ざける理由もこの一冊で解明。 完結かと思ったら、そこから話が続くみたいだが、これで充分満足できる一冊。 十二国記のような人間の醜さや弱さがなく、ほんわかが好きな人には楽しめるかも。 二巻目を読んでいないので分からないが、人間の優しさだけの本だったら読む気しないかなぁ。

    0
    投稿日: 2019.04.28
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    天山の巫女ソニンより少し大人、八咫烏シリーズより少し甘め、でも十二国記にはあと一歩及ばず。そういう感じ。 好きです。キャラクターがわかりやすく魅力的。既視感があるといえばあるものの、それぞれがいい動きをしていて違和感なく楽しめます。 美しいものを美しく感じられるように表現してくれることが良作の条件の一つだと思いますが、そのレベルによって読者層が変化するのも事実。噛み砕きすぎると、白けてしまうが、捻りすぎると追いつけなくなる。その点、繊細な描写ながら難解ではなくシンプルなので、中高生でも世界観を頭の中で可視化できるレベルでしょう。 暗く凄惨な過去を背負いつつも、聡明誠実でイケメンな帝。同じく運命の鎖に囚われて、影を纏った美少女、でしかもいわくつきの妃。素人が書けば書くほど薄っぺらくなる設定。しかし不思議なことにまったくチープさを感じずに読み切ってしまいました。しっかりした世界観と筆力ってやつでしょうか。続編があるのが嬉しいです。 寿雪ちゃんがたまに珠晶ちゃんと重なってウフフってなっちゃいます。

    0
    投稿日: 2019.04.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ファンタジー、で良いのかしら。 ちょっとしたミステリ感もあり。 想像していたよりもずっと易しくて、優しい読み口。 全体的に皆、凄絶な過去のわりに素直で優しすぎやしないか、なんて思うけれどそもそも優しさってそんなことで損なわれるものじゃないのかもしれない。

    0
    投稿日: 2019.04.05
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    幽玄の世界、面白かったです! 花や鳥をはじめ表現が細やか。もっともっと奥深い情景を描けるポテンシャルを感じました。 ストーリーも伏線が様々あり、これからの展開が楽しみです。 期待する作家さんの一人です。

    0
    投稿日: 2019.04.01
  • ありそうなファンタジーだが秀作

    いっきに読みたい本。内容は‥漫画でもありそうな?また、別の作家の、続編が数年出ないファンタジー大作と似通っている、此方の続編も早く読みたい!と読み進める度に思わせるが、同じようだと書いては其々作家さんに失礼かもしれない。似て非なるもの、でしょう?次巻も直ぐ読んだので、惹きつけられたのは、間違いないです。描写が綺麗です。

    0
    投稿日: 2019.03.25
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    思ったより、早く烏妃の正体がわかったのに少し驚きました。 あまり、どろどろとしておらず読みやすいと思いました。

    0
    投稿日: 2019.03.01
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    ものすごく好みの、ものすごく綺麗な文章。 作家買いしたい作家さんに久しぶりに出会いました。嬉しい。 表舞台はきっととても華やかなはずの宮廷の、後宮でひっそりと暮らす烏妃の視点から外れないのでとても静かな日常。 歴史上の結構な大事件も一行で済まされていたりするのが面白い。 これから世界が広がっていくのかどうなるのか楽しみ。続巻があって嬉しい。

    0
    投稿日: 2019.02.18
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    あの彩雲国以来、女性向け中華風ファンタジーが百花繚乱。 しっかり者の女の子、宮廷の陰謀や権力闘争の匂い、美形の男性・・・。 この本もパターンといえばそうだけど、なかなか楽しゅうございます。 前王朝の皇族の美貌の巫術師(の幽鬼)が登場したと思ったら、あっさり退場してしまったり、物語は、まださわりという感じ。

    0
    投稿日: 2019.02.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    後宮に住まう妃でありながら、皇帝の妻ではなく巫女として存在する「烏妃」。 烏妃である寿雪の元へ皇帝である高峻が頼みごとをするために訪れるところから物語は始まる。 中華風後宮もの。陰謀や血なまぐさい争いもありつつ、幽鬼は儚く美しい。 オムニバス形式で話が進む中に寿雪と高峻の心の変容やそれぞれの立場、寿雪自身のものだけでなく、烏妃の秘密まで不自然なく詰め込まれていて一気に読んでしまった。 ふたりのこれからの関係が気になるところだが、夏の王と冬の王は結ばれてはならぬという慣例が今後どう変わっていくのか。 この巻だけでオチはついているが、続きが気になる絶妙な終わり方だった。 図書館で借りたが気に入ったので続編と共に購入した。

    0
    投稿日: 2019.02.16
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    このまま恋愛路線にならなければいいな。 せっかく中華風なら帝もそれっぽい髪型にしてほしい。本文にはそこまでの描写はなく表紙イラストだけだけど。

    0
    投稿日: 2019.02.11
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    このレビューはネタバレを含みます。

    痛みを抱いた二人が、少しずつ近づいていく様子がたまらない。友…なんだ…と。 連作短篇のような感じで進んでいくので読みやすかった。今後の展開が気になる。

    0
    投稿日: 2019.02.10
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    「烏妃」――後宮の奥深く、夜明宮に住まいながらも、決して皇帝のお渡りのない漆黒の妃。その正体は不老不死の女仙とも幽鬼ともいわれ、その姿は老婆とも少女ともいわれる。 その夜明宮を、若き皇帝・高峻が訪う。はたして当代の烏妃とは齢15の少女であった。 烏妃・寿雪に高峻が差しだしたのは、一片の翡翠の耳飾り。その頼みは、「この耳飾りの持ち主を探してほしい」。 過去の不幸をたどる。それはかつて孤独を慰めてくれた優しいひとへの追慕の終わり。後宮で非業の死を遂げた悲しいひとの、楽土への葬送の始まり。 しかし、ここでは誰も烏妃には命令などできない。たとえ皇帝といえども――。  「翡翠の耳飾り」のほか、恋しい死者が還ってきたときに鳴るはずの花笛は沈黙したまま。皇帝の二の妃・花娘が待ちびとの行方を問う「花笛」、先帝の御代、誰からも顧みられることなく死んでいった幼い公主の魂をさがして雲雀の幽鬼がさえずる。公主の死の謎を探る「雲雀公主」、夜半になると神殿の扉のまえに現れる幽鬼たち、それはかつての母親、そして友。彼らはなぜ、そこに立つのか。皇帝と烏妃の関係の謎に迫る「玻璃に祈る」の4編を収録する連作短編集。 易姓革命による旧王朝滅亡と新王朝の勃興を縦糸に、皇帝と烏妃の決して寄り添うことの許されない運命を横糸として、繊細な筆致で織りあげる中華ファンタジー。 宮廷にさまよう幽鬼がもたらす禍の謎や後宮にすすり泣く死者の嘆き、その悲しみや寂しさが、静かにほどけてゆく。 触れあってはならない、寄り添ってはいけない孤独の運命。若き皇帝と、その禁忌の妃「烏妃」がふたたびめぐりあうとき、天命は静かに変わりはじめる。 幽鬼たちの謎を追うほどに明らかになる過去は、高峻と寿雪の過去もまた露わにしてゆく。孤独に慣れすぎて寂しささえ忘れてしまったふたりの歩みよりは禁忌か。そのとき、また天命は尽きるのか。 ともかくも、まずはお友達から始めましょう。運命よりきっと友達は難しい。けれどいつか、孤独に冷えた心があたたまりますように。

    0
    投稿日: 2019.02.07
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    中華風の後宮のお話。不思議な力を持つ烏妃と王様が、思いをもって死んだ霊を救ったりしながら、隠された歴史を紐解いていく。 2019/2/1

    0
    投稿日: 2019.02.01
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    中華ファンタジー×ミステリー。 「ひとと交わらず、ひとを寄せつけない。それが烏妃。」なのだけれど、寿雪、最初から揺れすぎ。でも完全無欠な烏妃(と皇帝)じゃないところがいいのか。 能力は高いのに色々なことに不器用な二人が、まずはお友達からはじめましょう、で始まるラスト。序章に過ぎないと思われる第一巻。

    0
    投稿日: 2019.02.01
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    とても美しい中華ファンタジー。好みだった。 高峻と寿雪、帝と烏妃、夏の王と冬の王。続編が出てるようだが、まだ図書館になかった。早速リクエストしなくっちゃ!

    2
    投稿日: 2019.01.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    面白かった。久しぶりに夢中になって読み進めた本でした。寿雪が表紙にあるような威風堂々とした女の子で、凄くかっこいいです。 でも自分の出生で悩み、宮廷の中で身を隠しながら孤独に生きてきたのが伝わりました。 人との関わりを避けてきたからこそ不器用なのかな…でも優しくていい子なので大好きです。

    0
    投稿日: 2019.01.25
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     話や文章どうのこうのよりは、寿雪と高峻のやりとりにニヤニヤする話かな(笑) 設定も話もシンプルで、登場人物も限られるので、さくさく読めます。  衣装や小物、色の描写がとても細かくて、想像するだに麗しいので、実写になったら見栄えしそうですね。

    0
    投稿日: 2019.01.16
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    薬屋の独り言のような推理ものかなと思ったら、ファンタジーだった。悪くはないけど、ちょっと読みにくい。

    0
    投稿日: 2019.01.13
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    Tさんのおすすめ。 ファンタジーなのか、ミステリーなのか。 このところ、自らの世界の存在意義や王家の成立の謎をとくファンタジーを見かける。 ファンタジーはその世界の中で物語が紡がれるものであって、 自らの世界に疑問の余地があるファンタジーは、ファンタジーではないと思うが。 それと、このところ、男女が恋愛関係にならないお話がお約束らしい。 安易に恋愛沙汰になることは好んでいないが、 「よき友になりたい」とは。 それは相手に告げるようなことなのか。 帝が触れることない妃に告げる言葉としても、 唐突過ぎて、ついていけない。 悪くはないのだが、のめり込むことはできなかった。 そして、のめり込めなければ、ファンタジーでもないし、ミステリーでもない。

    1
    投稿日: 2019.01.03
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    後宮の烏妃は妃でありながら妃でなく、人と関わらず、不思議な術を操る。しかし、皇帝高峻から依頼を受けてから、様々な人と関わるようになり… あとはありがちといえばありがちな展開。なんとなく先も見える気がする。が、あまり恋愛ベタベタでなく、九九の娘娘呼びが可愛く、なんやかんやで寿雪も可愛く、楽しんで読めた。

    0
    投稿日: 2018.12.07
  • 面白い!

    久しぶりに当たりの小説に出会った。名前などの漢字はとても難しいが、話のテンポがよく、内容も惹き込まれた。例えば「櫻子さんの足下には死体が埋まっている」や「陰陽師」などが好きな人にはピッタリだと思う。是非続編を望みます。 (難解な名前は記号だと思って読んだ笑)

    0
    投稿日: 2018.11.17
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    「ワンカットの映像」も、 映画監督さんが撮れば緊迫感のあるシーンになるけど 素人が撮ればただのホームビデオであって、部外者から見たら別に興味が湧かないものですよね。 私の中では 後者、でした。この作品。 時もそんなに動かず、 視点もそんなに動かず、 その意味では話は追いやすいですが その分、展開はものっっっっっすごい遅いです。 「ベニスに死す」も同様のペースでものっっっっっすごい展開の遅い話でしたが あれはあのペースでしか表せない心の動きを事細かに連ねる話だったのでいいんです。 が これはファンタジー&ちょこっとだけミステリー(のハズ)なので… もうちょっと力業で話に揺さぶりかけてもいいんじゃないかな…感が最後まで残りました。 「なんならマンガ化して欲しい」の意味で★3つ。 たぶん、マンガで読んだら楽しいと思う。

    0
    投稿日: 2018.11.04
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    美しい物語だった。 2人とも辛い辛い過去があり色々なものに縛られているのに、高貴で気高く、そして優しさを忘れないでいる。 そんな2人の物語。 そんな2人だからいろんな幽鬼が救われる物語 続きもあるといいなー 2018.11.3

    0
    投稿日: 2018.11.04
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    後宮の奥深く、妃でありながら夜伽をすることのない、「烏妃」.初めは謎めいた烏妃だが皇帝とのやりとりなどで少し少女らしさが垣間見える.

    0
    投稿日: 2018.11.03
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    面白かったです。 雰囲気は中華系異世界もので十二国記や八咫烏シリーズに似てますが、内容は短編ミステリーな感じです。 とはいえもっと仲良くなればいいのにと思ってしまういい萌え感でした。

    2
    投稿日: 2018.10.19
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    夜伽をしない烏妃ということで、人知を超えたものかと思ったが、そうきたか。 4編からなるが、伏線も回収しつつ、二人の関係がどうなるのかドキドキと読み進めてしまった。 今後の展開も読んでみたいと思った。シリーズ化するのだろうか?

    0
    投稿日: 2018.10.07
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    美しい美女に惹かれて。少女向けだが楽しめた。中華の美しさが上手く表現されており、癒された。シリーズ化希望。

    0
    投稿日: 2018.09.28
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    呪術耽美ミステリ。美男美女に宦官、幽鬼の心残りを探し、魂を浄化させるという、そんなに目新しくもないが、私の好きな系統の話。ただ、設定とキャラクターがとてもよい。それに出てくる見たことも聞いたこともない実在しそうな甘味が非常に魅力的。あんこや飴がものすごく食べたくなります。これは続きそうで、続きが楽しみ。

    0
    投稿日: 2018.09.11
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    設定はよくあるものだけれど、後宮の様子が細やかに書かれていて好感がもてる。 シリーズ化するのかな? なんとなく、このあとのふたりの友情の行方はみてみたい、気もする。

    0
    投稿日: 2018.09.09
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    勝手に白川さんまつり 契約結婚から読み始めて後宮の烏が出たのでさっそく 現代ものから後宮ものまで読ませる魅力のある作家さん 世界観をはっきりお持ちなんだろうなと 恋愛からは遠い距離から始まる関係 どの物語もそんな印象 でも 信頼や尊敬があってはじめて 愛にたどり着く、愛があることを知る、 だから到達したときは深いのかもしれないね

    0
    投稿日: 2018.09.08
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    後宮に奥に、夜とぎをしない特別な妃、烏妃が住んでいる。 表紙&タイトル買いしましたが、よいファンタジーだった・・・。 シリーズになるかなあ。

    0
    投稿日: 2018.09.02
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    登場人物の名前の読み方を覚えるまでに時間がかかったけれど、失礼ながら思っていた以上に面白かった! 星の巡りだという2人の運命はどうなっていくのか、続きが気になる!

    0
    投稿日: 2018.08.30
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    読み始めたら、一気読みしてしまった。 理解できない、読めない言葉が満載。 哀しい過去と、後悔、変えようなない定めを持つ、帝と烏妃。二人を取り巻く人々も魅力的に描かれている。 内容は異なるが、ちょっと図書館の魔女を連想した。続編を読みたくなる。

    0
    投稿日: 2018.08.30
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    短編が4話。幽鬼の想い、それを浄化する烏妃。その瞬間がそれぞれ切ない。この世に恨み、想いを残して上にあがることのできない幽鬼たちの願いや望みを察し、叶える。そんなことをできるのは後宮では多分烏妃ひとりのみ。そんな彼女も後宮に囚われてるのだけど。彼女を開放してくれるのは帝だけだし、そのためにいろいろとしてくれてるよね。無表情だけど(笑)花娘、帝、そして下女たちとの接することで烏妃のこれからも変わっていくといいな。

    1
    投稿日: 2018.08.26
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    しばらく気になっていた一冊。この機会に読んでみました。テンポ良く、ほのぼの要素もあり気持ち良く読了。続き、あるのかなぁ~。あるなら読みたい、って感じです。 読みやすかったので、早速、同じ作家の別の本も買ってみました!

    0
    投稿日: 2018.08.16
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    別の中華ファンタジーがとても面白かったので、こちらも手に取りました。みなさんのレビューも、そこそこだったので。 白川紺子さんはリリー骨董店以来。下鴨アンティークシリーズに興味を惹かれつつ、違うものばかり読んでいる気が。 閑話休題。 後宮の話ではあるものの、さすがオレンジ文庫(?)帝の一番の寵愛を受けるのは「このわたくしよ!」というお妃さまは一人も出てきません。もちろん、苛烈にして陰湿な跡目争いなどもなし。 刑罰のエグさも、比較的さらりしていると思われます。 安心安全オレンジ文庫(*´∀`) まぁそもそもが「夜伽はしない」と皆が知ってる烏妃が主人公です。じゃあ、何故そんな烏妃と呼ばれる妃が後宮にいるのかっていう、その謎が軸にありつつ、それでもやっぱり後宮なので、いわくありの幽鬼やら呪いやらが出てきます。それらを解決していくうちに、烏妃の存在理由が明らかになっていく物語でした。

    0
    投稿日: 2018.08.05
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    中華ファンタジー好みすぎる。 烏妃と皇帝はこれからどうなっていくのか…。 高峻を陰ながら支える衛青の働き良すぎる。 どのキャラクターも好きだー。

    0
    投稿日: 2018.07.27
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    4話に分かれていて,烏妃こと寿雪がそれぞれ幽鬼を楽土に送るという形で話が進み,その中で人物紹介,国の歴史,仕組み,伝承なども語られていく.展開も自然で事件事件に国の歴史が立ち現れ,しかも面白い.帝の性格も好感が持てるし何より寿雪の真っ直ぐで人慣れないかわいさが微笑ましい.とりあえず友というところから始まるのだけれど,違う形に発展するところを見たいものだ.

    7
    投稿日: 2018.07.08
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    孤独な2人が、出会い近づく物語。実権にしがみつく皇太后に母と友を殺され自らも廃太子にされながら、現皇帝になり、罪を実証して毒を送っただろう彼と前王朝の末席にあってただ銀髮という隠し用もない姿ゆえに先代鳥妃に次代として育てられた彼女。(普段は、黒髪に染めてます) 冬の王、夏の王を己の運命にされ、誰とも関わらずに生きてきた。 物語は、前皇族の皆殺しの律令の廃止を決め、友として過ごしたいと言ったところで終わり続くだと思います。

    2
    投稿日: 2018.07.02
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    初読み作家さん。 表紙買いだったのですが、好みの作品でした。 前皇后の謀略。 現皇帝・高峻が地位を取り戻すまでの戦い。 寿雪の子供時代、麗娘との日々。 この作品の中では、あっさりとしか明かされていない部分を読んでみたいと思った。 続きを強く希望します!

    0
    投稿日: 2018.06.23
  • もっともっともっと二人を見ていたい!

    一度目は、名前・呼称、名称などの読み方を覚え、そして人物の関係性を確認しながら。 二度目は、烏妃とは何者なのかその存在理由は?その言動・行動をじっくり考えながら。 三度目は、二人の、抱えている心の変化をほのぼのと感じながら。 何度読んでも小気味よく、気分が良い!

    1
    投稿日: 2018.06.22
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    前評判は聞いていたが、文庫本になっていたので購入。 4つの連作短篇集といったところの文章量だけど、どれも読み応えがある。 中華風ファンタジーは多数読んできたが、個人的には一番好きかも。 夏の王と冬の王という対立にある関係でありながら、2人は似たような過去と後悔とを抱えていて、だからこそ互いに惹かれ支えあえるというのがこの小説だけでも伝わってくる。 静謐な冬の情景が浮かんでくるような雰囲気がまたなんとも言えず美しい。 他と比べる訳ではないが、こういう静かなファンタジー小説というのはなかなかお目にかかれない。 是非続きが読みたい小説。

    2
    投稿日: 2018.06.19
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    これって続きものなのかしら……。一冊で終わるには物足りない気がしないでもないけど、一応の決着はついている感じだけど。

    0
    投稿日: 2018.06.16
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    読み終わりたくないくらい面白い! 最後は「あー、終わっちゃう」と思いながらも、ページをめくる手は止まらず終わってしまいました。 続編を希望します!

    0
    投稿日: 2018.05.07
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    この話、すごく気に入った!少女小説に甘さを求める時といらないと思う時があるけど、これは高峻と寿雪の関係性を友以上にもう一歩進めてもらいたい。ダメかな?これでストーリー完結なのかな?先、読みたいなー!

    0
    投稿日: 2018.05.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中華ものということでちょっと迷ったのだけれども、間違いなく面白かった。 色恋沙汰が出て来ないのがいっそ清々しく、烏妃の設定も作り込んであって面白い。高峻と寿雪の、ちょっと距離を置いた関係がいい。お姉さん役の花娘も魅力的。たとえ続刊が出るとしても、このままの関係を貫いて欲しい。 あと、寿雪の術のもとが牡丹の花なのがとても美しくて好み。白川先生のほかのシリーズで鉱物が魔法に関連するものがあるけれど、あれと通じる美しさを感じる。

    0
    投稿日: 2018.05.02