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ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上
ディスカヴァー文庫 君と夏が、鉄塔の上
賽助/ディスカヴァー・トゥエンティワン
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総合評価

64件)
3.6
5
30
19
5
0
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    こんな夏休みを過ごしたかった。引っ越したため幼なじみもおらず、電車通学をしていたから、友だちと近所の公園で会うなんていうことはおとぎ話でした。 パレードの場面は「ぽんぽこ」や「パプリカ」を思い出しました。アニメと相性がよさそう。

    0
    投稿日: 2025.11.12
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    【一言感想】 正しい記憶は受け継がれにくいけど、共有出来れば存在が消えることはない 生活や環境の変化で、離れてしまった場所や人物は姿•形が変わったとしても、そこにあったという"存在"自体が無くなった訳では無いけれども、人の記憶が曖昧となってしまい、本来の正しい内容から無意識的に記憶が改竄されてしまい、更に少しずつ記憶が薄れていくことで元々の"存在"自体も無くなってしまう どんなにわかりやすい記録や資料を揃えたとしても、結局当事者以外は正しい記憶は受け継がれにくく情報も改竄されて周囲に拡散され、徐々に記憶自体も失われていく事で元々の"存在"は無くなっていくのはしょうがないけれども、一人でも正しい記憶を共有してくれる人がいるのであれば、離れて時間や場所が変わったとしても、元の"存在"は消える事なく残り続けるのだと思いました まる

    8
    投稿日: 2025.11.02
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     青春と言えばやっぱり夏ですね。中学最後の夏の爽やかな青春物語は、還暦過ぎたおじさんが読む本ではないのかもしれないけど、私は読んで良かったです。  この本を読んで、蘇った記憶があります。高校生だった夏のある日、彼女を自転車の後ろに乗せて二人乗りしたことが一度だけあるのですが、彼女はセーラー服でスカートだったので、荷台に横すわりで乗ってました。横すわりだと不安定なので支えるために私の腰に手を回せば大丈夫なんでしょうけど、なにぶん純な二人でしたので、彼女は私のシャツの後ろをギュッと握って耐えていました。その微笑ましいワンシーンが急に思い出されてノスタルジックな気分になりました。その時の彼女は今はどうしてるのかなぁ。幸せに暮らしていることを祈ります。

    10
    投稿日: 2025.10.31
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    以前読んだ、スキマワラシと似た雰囲気を感じた。日本の時代の流れによって忘れ去られていくものの潔さ、美しさ。どちらにも共通している気がした。 ただ、短編において、ある事件の謎が解決しきれていないのにモヤモヤ。ぼんやりとした推測で終わってしまった。椚彦の正体も分からなかった。 想像に任せているのかもしれないが、読後スッキリとはいかず。 あと、これだけは言いたい。 明比古はなんなんだ!! 白い肌に見覚えがあるんじゃなかったのか! 誤字脱字も少々気になるところ。 細かい部分でもないのだし、そういうところまで配慮が行き届いて欲しい。 淡い恋模様が初々しくて可愛い。 ただ、そこを敢えて深掘りしないのが良かった。あっさりと、さっぱりと読めた。

    1
    投稿日: 2025.09.30
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    青春だね! 夏は暑いし、プールは人がいっぱい、セミがうるさくて、空が濃い青色だったことを思い出した。 「僕はマナーを守らないのにファンだって公言してる奴が嫌いなんだ。好きだからこそ、そういうことは守らなきゃ。」

    1
    投稿日: 2025.09.20
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    ファンタジックな青春小説。 中高生のひたむきな姿はいつの時代も眩しい。その時代を数十年も過ぎた今となっては益々煌めいて見える。例えそれが鉄塔オタクであっても、屋上から自転車で飛ぼうとする変わった女子高生であってもだ。 ところで最近の青春小説の流行なのか、それとも世の中を反映しているのか、この手の作品では主人公の女子が活発で行動力があるが少し言動が突飛なところがある(おまけに美人)、というキャラクターが定番化しているように感じる(例えば「成瀬は天下を取りにいく」のような)。男子が草食系になっている反動というか憧れなのだろうか。 本作は鉄塔オタクの男子とトンデモ女子のほんわかした前半部分と、ジブリ映画のようなファンタジーが進行する後半部分で構成された爽やかな作品。たまにこういう作品を読むと自分の血液もきれいになった気がするから不思議だ。

    26
    投稿日: 2025.09.18
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    冴えない中学生だけど、鉄塔マニアの伊達 破天荒な中学生の帆月 幽霊が見える比奈山 鉄塔の幽霊をきっかけに、結びついた3人 白いキャンパスいっぱいの中学生活なんて、軽く考えていましたが、自分の力では、どうしようもないことが理不尽にのしかかってくる。 それでも、少年や少女たちの成長には、冒険は欠かせないと思うと、羨ましくも思えてしまう。 伊達と帆月の友達以上、恋人未満の関係も、またどこかで描いてもらいたい。

    1
    投稿日: 2025.08.31
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    小学生の夏休みを思い出すような青春小説。 木島とプールに行く場面やただベンチでぼーっとしている時間などは特にあの頃の夏を感じられる。 特にすることもないが公園に集まっていたことを思い出した。 伊達の帆月に対する恋心は、思いきれない部分も含めて応援したくなってしまう。 情景を思い浮かべるのは楽しかったが物語は呆気なく終わってしまう感じがあった。 明比古が鉄塔の子供だったりするのかと思ったがそんなことはなかった。 帆月の「やってみて初めて"ああ、これは意味なかっな"って分かるんだから」という文章が心に残り、何事もまずはやってみようと思うようになった。

    1
    投稿日: 2025.08.20
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    単純な青春小説かと思いきや、途中から話の展開が変わってきて、ホラー?ファンタジーになってきた。そのあたりから、少しだけ気持ちが離れていったが、全体的に友情をメインに話が展開されているのがよかった。 なんとなく雰囲気は、恒川光太郎の『夜市』が思い出された気がした。

    0
    投稿日: 2025.08.08
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    天真爛漫で破天荒な「帆月」、幽霊が見えるという冷静沈着な「比奈山」、特別なものは持っていない平凡な主人公の「僕」の3人が、鉄塔の上にぼんやりと座る和装の少年の謎を解き明かすために奮闘する青春ファンタジー小説。 3人の冒険は少年時代特有のドキドキハラハラが満載で、それぞれが自分の性格や価値観を発揮し合いながら少しずつ前に進んでいく。 登場人物たちは皆一人ひとりどこか葛藤を抱えており、後ろ向きになってしまう少年少女たちの壊れやすい心情は、とても繊細に丁寧に描かれる。 それでも目の前にある壁を乗り越えようと、時にぶつかりながら、時に協力しながら、時に慎重に、時に大胆に行動を起こしていく。 そんな3人の冒険は、夏の爽やかさとまどろみの中で不思議な世界へと向かってくこととなる…。 ゾクゾクする感覚あり、青春のドキドキあり、さっぱりとした読後感あり。 とてもいい小説です。

    9
    投稿日: 2025.08.06
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    甘酸っぱい青春小説 鉄塔というニッチなジャンルに組みしつつも、中身は王道の青春ファンタジー。 中高生から大人まで幅広く楽しんで読めると思う、なんとなく中学生時代を思い返して読んだ。

    0
    投稿日: 2025.08.02
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    ひと夏の青春物語。ひと夏の冒険物語。子供の頃はただ淡々と過ごしていた夏休みだけどあの頃の情景が思い浮かぶ。3人の掛け合いが学生らしく心地良かった。 結果は大事だけど過程が大事なのは本当それだなと思った。明比古は結局何者だったんだろう。

    2
    投稿日: 2025.07.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鉄塔の上に、男の子が座ってる—興味をそそるあらすじと、表紙の季節感、タイトルの雰囲気が良い青春小説。鉄塔という、無骨でニッチなものにスポットを当てつつ、そこに夏と不思議な現象という要素を組み合わせてひと夏の青春を描いている。夏祭り、神様といった要素によってすごく日本の夏を感じられる。鉄塔も季節で言うと夏のイメージがあるけど、青い空と雲がセットで映るからだろうか。話の中で、鉄塔が先に先に繋がっているということが何度か触れられる。これだけ言われると、今後外出した際に鉄塔を目で追ってしまいそうだなあと思う。 結局、この不思議な現象についてすべて説明がなされたわけではないけど、不思議は不思議のままにしておくっていうのも趣深い。荒川に物たちが飛び込んでいった場面も、大切にされた物が大往生しているのかと思った。帆月が自身の経験から「忘れられたくない」という思いを強く持っていたけど、新しい楽しみや幸せな記憶が増えていくほど、押し出されるように忘れられてしまうこともある。でもそれが悪いことではないんだと感じた。日本の仏教では法事の間隔が長くなっていくけど、それと同じなのかなと思う。前を向いて生きていれば自然と過去の記憶は薄れてしまうもの。 自転車関係の展開がなんかはまらなかったけど、感じ入るものは多い小説だった。

    1
    投稿日: 2025.07.05
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    ★★★★。 表紙を見て思わず手に取った小説。こういう、ひと夏の思い出系の物語好きなんだよなぁ……。夏に読めばまた違った感想だったのかもしれないけど、真冬に読んでも非常に面白かった。何より読み味が爽やかだし、鳥人間コンテストを彷彿とさせる某シーンは胸が熱くなりました。夏休みっていいよな。

    0
    投稿日: 2025.01.08
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    4.0/5.0 中学3年生の一夏の不思議な体験を切り取った青春小説。 自分の中学生時代を思い出さずにはいられない甘酸っぱい冒険譚。 8月に読むことで更に良い読書体験に!

    0
    投稿日: 2025.01.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    鉄塔好きの伊達くんが、破天荒ガールに誘われて鉄塔の上に立ってる人影の謎を解く、中学3年の夏休みのお話 伊達くんはじめ3人の成長もあり、ちょっと恋が始まってる感じもありの冒険小説だった 忘れられたら死んじゃうのと同じ、だからみんなの記憶に残るために何かを残したいって帆月の信念がすごい切ないけど響いた 鉄塔、たまに紅白のあるなーなんかサイズ違うのあるなーとは思ってたけど、頭の形とか碍子の形とかそんなに種類があるとは。 ねえあきひこの正体って書いてあったっけ?? くぬぎひことは別人だよね? 建て替えされる鉄塔のつくもがみかと思って読んでたけど、まじで色白な人間だった…?

    1
    投稿日: 2024.10.26
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    鉄塔の上に見える不可思議な少年?を追いかける中学生最後の夏休み。 SF感があって途中混乱してよくわからなくなる。 けれど夏、空、そこに建つ鉄塔。中学生特有の甘酸っぱさとドキドキ感。爽やかで良い読後感。 忘れられない一夏の冒険譚。鉄塔巡りが楽しそうだ♪

    0
    投稿日: 2024.09.23
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    夏休みの3人の小学生の話。掛け合いが物凄く微笑ましく、夏の情景や雰囲気がこれでもかという程味わえる。そして、終盤には壮大な展開に。キャラもみんな好きだし、帯に書いてある通りこんな夏休みを送りたかった!と心の底から思った。切なさもあり、今でも鉄塔を見ると思い出して浸ってしまう。

    3
    投稿日: 2024.09.17
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    三人称の鉄塔さんの作品と知って読んでみた。 中学生たちの夏休み、不思議なものと出会い、冒険をして、少し成長するお話。 読みやすい文体でリズムが良く、スイスイ読めた。読後感も優しい。デビュー作も読んでみよう。

    0
    投稿日: 2024.08.30
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    今年の夏に読もうと思って、去年の冬に買っていた本。 想像以上に読み応えがあった。 自分の子どもの頃の夏休みを思い出したり、ノスタルジーな気持ちに浸ることができた。 一貫して重たくなくて、とても爽やかな文章が夏らしくてよかった。

    0
    投稿日: 2024.08.21
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    いかにも夏っぽい表紙に惹かれて購入。タイトルもなかなかいい感じだと思う。作者さんの作品ははじめましてで、正直あまり期待していなかったけれどなかなか楽しんで読むことができた。 展開が地味になりがちな小説というジャンルにおいて、アニメ「天気の子」を彷彿とさせるようなダイナミックな展開がよかったし、鉄塔マニアの中学生の男の子の淡い恋模様がいかにも青春という感じでとてもよい。 作中内で「「どれだけ離れていても、鉄塔を辿っていけば君に会える」的なセリフがあるのだけど、鉄塔という要素と恋という要素をこうやって組み合わせるのは上手だなと思った。 学生が読んでも楽しめるけど、すさんだ心を持つ大人の人が楽しめる作品ではないかと思った。 というわけで☆三つ。

    1
    投稿日: 2024.08.09
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    賽助『君と夏が、鉄塔の上』 2018年 ディスカヴァー文庫(ディスカヴァー・トゥエンティワン) 書店散策をしていると、夏になるとこちらの著書が平積み展開されていて気になっていました。 タイトルも装丁イラストも夏好きの僕には魅力的で購入。 幽霊や神様が見えるといったファンタジー要素もあるのですが、これはホントにファンタジーだろうか。中学生という多感な時期には、たとえ実感がなかったとしても想像や希望にもあふれていたし、だからリアルにも感じられるし、とても不思議な浮遊感の中で読み進められました。 友達と過ごしたちょっと不思議な夏の体験。それだけでもう青春です。 僕にはあまり青春らしい経験がないから羨ましかったり笑 なんとも不思議な優しさと温かさに包まれる読後感を味わえた作品でした。 #賽助 #君と夏が鉄塔の上 #ディスカヴァー文庫 #読了

    0
    投稿日: 2024.08.03
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    鉄塔を見上げるようになりました。 鉄塔が趣味、工事現場が趣味。自分の知らない世界はまだまだあるんだなって犇々と感じました。見渡したらたくさんの鉄塔があるのに、この本を読むまで全く意識せず、町に溶け込んでいて、びっくり。少数派な趣味を持ってる伊達くんのすこし卑屈だけど、楽しそうに趣味について語る姿が想像できました。 夏休みって不思議なことが起きるような気がする。そう思い出させてくれるような物語。帆月が忘れられたくないと願うように、人との関係を大切にできたらいいな。そして、忘れられないようにって思えるような人と過ごせたらいいな。

    0
    投稿日: 2024.07.05
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    中高生の夏休み読書に読んでもらいたい! 40歳の超えたおばさんの私自身、読んでいて、懐かしさもあり爽快感ありで読みやすい。 『鉄塔』にフォーカスというのが変わり種。確かにね。ウチの近くに大きな鉄塔あるけど、この先にどこにつながるのか大人ながらに思ったりして。 こういうファンタジーストーリーは、新海誠先生の本が好きな人は、これもアリかも。

    13
    投稿日: 2024.06.25
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    こんな夏休みを過ごしたかったな〜と感じる爽やかで、ちょっと切ない、それでいて勇気をもらえる一冊でした! ホヅキが天真爛漫はちゃめちゃで何がしたいの?イライラする〜(短気)って感じでしたが、物語が進むにつれて謎が解けて行くと、まぁ納得と言いますか。 忘れられることは死ぬことと同じ。 忘れることは、殺すことと同じなのか。 忘れられることも怖いけど、私は忘れることの方が怖いなと感じました。 そしてこの本は、私がとっっっても大好きな三人称というゲーム実況グループで、鉄塔さんというお名前でご活躍されてる著者の賽助さん。 普段カラスの鳴き声をあげてるあの鉄塔さんか?と疑いたくなるような(笑) ですが、言葉の端々や言い回し、主人公のセリフや考え方に鉄塔さんみを感じ、なんだか不思議な気持ちで読み進め終えました! あと、描写がおどろくほど鮮明に目に浮かぶ!手を振るではなくて、大きく手が千切れんばかりに振っているみたいな(笑)語彙力(笑) 情景が丁寧に描かれてるので、表現には好き嫌いが分かれそうな気はしましたが、個人的には映像として風景が浮かんでくるようでとても好きでした!

    1
    投稿日: 2024.06.02
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    高校生たちが主人公の青春ファンタジー小説。 夏らしく爽やかな印象。 今まできちんと鉄塔に注目したことがなかったけど、作中に登場したコック帽の鉄塔はこれか!!!と田舎道でひとり興奮してました(笑)

    3
    投稿日: 2024.04.20
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    このレビューはネタバレを含みます。

    和風ファンタジージュブナイル。 3人の少年少女が夏休みに一つの謎を追います。 主人公の成長やヒロインの奇行の動機、その後の行動など、物語全体に筋が通っている感じが良い。 一方、主人公とヒロインがスポットを強く浴びており、「3人組」としての物語には成り切らなかった印象があり、惜しい。 物語中の「謎」の中心でもあり、その特性がヒロインの悩みを軽くした「鉄塔」の使い方も非常に上手く、 面白い作品でした。

    0
    投稿日: 2024.01.31
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    最初の一行目が衝撃すぎて、ミステリー小説かと思った。 テーマがマニアックで、鉄塔をちゃんと見たことないからいろんな種類があるんだと少し上を見るようになった。 神社のシーンは、話としては怖いシーンだったようだけど、なんだか先がわからなくてドキドキした。

    0
    投稿日: 2024.01.29
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    子供の夏休みがテーマの本を探していて、本屋さんで見つけて買いました。 内容としては面白かったのですが、終わり方にモヤモヤが残ったような気がします。 続編が出たら、絶対に読みたい作品です。

    1
    投稿日: 2023.10.01
  • 鉄塔と神様と鳥人間コンテスト?

    中学三年生の夏休みの物語。小説はこんなジュブナイルを読んでるのが一番楽しいです。送電線に鉄道路線みたいな名前が付いてるなんて知らなかったよ。 主人公は鉄塔オタク。ヒロインは歩く爆弾娘。鉄塔の上に腰掛ける子供の姿が見えた?幽霊?妖怪?はぁ?みたいな話。 2023年時点ではまだ単行本版と文庫本版がどちらも入手可能なんだけど、実は価格が安いほうの文庫本版には書下ろしの後日譚が付いてるんです。間違って高価な単行本版を購入しないよう注意してください。(笑)

    0
    投稿日: 2023.09.19
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    いわゆるボーイ・ミーツ・ガール。 でも、良い小説だと思う。 ただ、女性ウケはしないかもしれない。ヒロインは男の子の妄想の産物といったキャラクター設定なので。中高生は細かい事を気にせず楽しめると思う。

    1
    投稿日: 2023.09.17
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    このレビューはネタバレを含みます。

    中学生の時に読みたかった。ありそうなストーリーだけど、鉄塔というスパイスが加わっているのでよい。 鉄塔に座っている着物の子どもというファンタジーから始まり、スクールカースト的なので悩んだり、ちょっと変わった女の子とのひと夏の初恋だったり、お祭りで紛れ込んだ怪しい面の男たちだったり、夕焼けの妖怪のパレードだったり、空飛ぶ自転車だったりと2時間アニメ映画にとても向いてそうな物語。ヒロインが焦っている理由が病気じゃなくて良かった。

    0
    投稿日: 2023.07.15
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    表紙は淡白な絵柄の旧版よりもドット絵で懐かしさを作り出した新版の方が好み。夏の風景の描写がたくさんあり、文章だけで夏の暑さを体感できた。序盤でヒロインが空を飛ぶために作り上げた自転車が、後半で主人公がヒロインを鉄塔の上から救うための道具として機能していて巧かった。地理歴史部の木島が主人公に言った「忘れられた時に街は死ぬ。救えるのは街を記憶する俺達だけだ」、書き下ろし短編でヒロインが主人公に諭すように言った「たとえばさ、一歩踏み出すとして、目標に一歩踏み出す一歩と、ここは地雷原かもと思って踏み出す一歩じゃ、歩幅がまったく異なるでしょ?」が印象的なセリフだ。主人公が鉄塔は家系図のように繋がっていることを、引越しで離れ離れになるヒロインへの告白に使った描写が『君と夏が、鉄塔の上』のすべてだった。

    0
    投稿日: 2023.07.13
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    夏休みの不思議な冒険のお話し。 登場人物の子達が、なんだか可愛らしい。 私も鉄塔を見上げるようになりました。

    0
    投稿日: 2023.06.01
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    京北線93号、94号鉄塔を舞台にした青春小説。実在する鉄塔というだけでワクワクする。 南川越変電所から京北変電所を結ぶ154kV×2回線、昭和5年建設の歴史ある系統。ネットで写真検索してみると、彩湖公園のカマキリやバッタの形の遊具に紛れて鉄塔が立っていて小さな赤い社もあるようで、これはいつか聖地巡礼してみたい。 夏休みの終わりを感じさせる青春小説であるとともに、作者の鉄塔愛が感じられました。

    1
    投稿日: 2023.05.11
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    すっきりした甘酸っぱい青春ファンタジー。 夏に読めば、もっと小説の中に入れたかも、、、 賽助さん、らしさが満載の小説でしたw

    1
    投稿日: 2023.05.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    帆月の活発さが中学生ならではな元気で良かったです。 日常で鉄塔を探したくなった笑 行動することに自信がない時に元気がもえるとても爽やかな青春小説でした。 是非受験後の物語も読んでみたい!

    0
    投稿日: 2023.04.27
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    そんなばかな、がたくさん起こる小説。いやいや、飛ぶなよ自転車で!笑 忘れられることの恐怖から逃げる女の子。 が好きな鉄塔好きの男の子。 ちょっと、中島みゆきの「」なんだっけ…異世界にとぶやつ…大好きなのにわすれた…と、夏目友人帳を思い出した。 忘れられると、人もものも死ぬという書き方の文章があって。 死んだあとに忘れられたらそのときが本当に死ぬときなんだと思う。 基本的に、私が生きた証を残したくて生きている節はある。文章は残りそうだから、書き残したいと思う。 椚彦かわいい。水羊羹がおいしくて、助けてあげよう、というんで空飛んでケタケタ笑ってるのかわいい。笑

    2
    投稿日: 2023.03.04
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    このレビューはネタバレを含みます。

    主人公で鉄塔好きの伊達くんや工事現場好きな木島くん。 マニアックな知識が面白かった。 私はとあることから、鉄塔を意識している人間であり、男鉄塔、女鉄塔など種類があるということを知れて、次からその知識を持って鉄塔を見られることを面白く嬉しく思う。 鉄塔を初めてググってみた。 本作に出会わなければ私は一生鉄塔について何も知らないままだったと思うと、本との出会い、新しい知識との出会いは本当に楽しいものだ。 作中、主人公たちが集う夏の日の公園や学校、鉄塔の下から見上げる夏雲、まるでその場所を見てきたかのように浮かんできて、描写が素晴らしいと思った。 多感な時期の両親の離婚、実母に忘れられていたということ、父の二度目の離婚、引っ越し、と多感な年頃の少女には辛かっただろう。 特に帆月が久しぶりに実母に会いに行き、自分に気づかなかった母親を目にしたときの気持ちを思うと胸が痛い。 伊達くんや比奈山くんの存在が大きくなるにつれて、また大切な人に忘れられてしまいたくないと思ってしまう気持ちが切なかった。 伊達くんが帆月のために不器用ながら一生懸命になっているところがとても良かった。 「帆月が様々な部活を転々としていたのは、多くの人に出会って、少しでも自分のことを覚えて貰おうとしたからなのか。彼女の破天荒な行動も、もしかしたら、誰かの記憶に残るようにと思ったからなのだろうか。──いや、多分、答えは一つだけなんかじゃない。色々な思いが重なり合って、絡み合って、それが帆月という人間を形成しているんだ。」 という言葉が印象に残った。

    1
    投稿日: 2022.10.31
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    ストーリーに多少無理があり、展開に意外性も無いが自分が学生時代に戻った様な気がして、先が気になり一気に読み続けてしまった。もう少し恋愛的要素を入れ込んでも面白いかも知れない。

    0
    投稿日: 2022.10.19
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    このレビューはネタバレを含みます。

    タイトルの通り、夏の青春ストーリーが描かれており、何より身近に存在はしているが、あまり意識したことのない鉄塔に焦点を当てた情景が多く描かれていた。 電線を結ぶ鉄塔は身近にあるが、影が薄く忘れられがちである。そんな鉄塔は、我々の生活を支えている大切な存在であると改めて考えさせられた。そして、電線は県を跨っても1本から複数の線で結ばれており、例えその地を離れても、辿れば元の地に繋がっており、記憶・思い出は繋がっていると思った。

    0
    投稿日: 2022.09.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    少しでも暑さの残る夏の間に読まなくちゃ。 何にでもオタクというのは存在するもので、主人公は鉄塔オタク。鉄塔にも性別があり、しかも料理長型女鉄塔などという楽しげな形式名称まであるなんて。 想像していたよりもファンタジー。『E.T.』ばりにチャリが空を飛ぶ。群れない中学生男女3人の関係性がとてもいい。巻末に収録された短編で彼らのその後を知って嬉しくなります。 「どうせ、いつかは笑い話にしなきゃいけないと思うんだ」という言葉になぜか涙が出そうに。そう、先がどうであれ踏み出さなきゃいけないときがある。いつか笑い話に。

    0
    投稿日: 2022.09.22
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    作者さんを配信者として知っているところから購入したので、贔屓目に見ているところもあるかと思いますが…(笑) 夏になると読みたくなる作品、読むと夏の空気を感じるような作品です。様々な夏を感じる場面に、非日常が混ざり合う感じが好きです。

    0
    投稿日: 2022.08.30
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    夏休みのいろんなシーンが出てきて、よかったなあ。流れるプール、公園で飲む水筒の麦茶、普段見ない同級生の私服。。パレードのシーンは映画パプリカの大行列でしかなかった

    0
    投稿日: 2022.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    「忘れられたら、死んじゃうのと一緒なんだって思ったら、なんか、焦っちゃって」 忘れられたら死ぬ──それは地理歴史部のテーマだ。街の話だ。まさかそれが、帆月の感情を揺さぶっていただなんて、そんなこと思いもしなかっ・・・ 「最初のうちは覚えているだろうけど、環境が変わって、忙しくなったりすると、きっとどんどん思い出さなくなるよ。だって、繋がりが何にもなくなっちゃうんだから」 それは帆月が、身をもって感じてきたことなのだ。時間を重ねるうちに、友達や、実の母親にまで忘れられてしまうのだと、彼女は恐れて・・・

    0
    投稿日: 2022.07.26
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    プライムリーディングにあったので読みました。児童文学だったかな?ファンタジーでした。鉄塔の魅力はなんとなく分かる気がします。作者さんの後書きが不快で残念でした。

    3
    投稿日: 2022.06.07
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    中学3年生の夏休みの物語。 男女の主人公たちのぎこちなくて、もどかしいやり取りに、こんな気持ちあったなと懐かしく思ったり。。。 この作品の空気感は好きだな✨

    1
    投稿日: 2022.04.26
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    前半は読むのに1年くらいかかったw ちょっぴり不思議なことがあったある夏の物語。 古くなった記憶は忘れられる。モノが川に流されていくシーンで、もっとモノを大切にしよう!って思った。帆月の忘れられたくない!っていう想いもめちゃめちゃわかる。帆月って今までそういう気持ちを出してこなかったからギャップにキュンとした。ちょっと憧れる。 帆月は大胆な子だけど急にいなくなっちゃうような儚さもあって切なくなった。

    1
    投稿日: 2022.03.19
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    空を飛びたい彼女と鉄塔が大好きな僕との一夏の冒険って感じでしょうか。主人公が中学生で、淡い初恋のような雰囲気が、とても良かった!

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    投稿日: 2022.01.24
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    夏の青春物語って感じで結構ゆったりストーリーが進む感じ。 主人公は鉄塔が大好きで、変わり者の帆月に鉄塔の事を質問される所からストーリーが始まり、だんだんと摩訶不思議な事に巻き込まれていくお話でした。 この本は読みやすかったけれども、なんだか読み足りない感じがしたかな。 ただみんなが何かに希望を持って取り組んでるのを見ると、なんだか昔を思い出して、自分が歳をとったなあって、実感しましたね.... 学生時代が永遠に感じれてた時が恋しいな。

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    投稿日: 2021.09.08
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    鉄塔知識の話がベースの中学生最後の夏休みに起こる不思議な物語って感じ。 実在する神社名もあり、その地域に住んでいたら、鉄塔の知識があったらもっと面白く感じたかも。

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    投稿日: 2021.07.01
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    一夏のボーイミーツガール。 鉄塔がわからないなりに楽しんで読んでいたが、鉄塔のことがもっと具体的にイメージできればもっと面白かったのかなぁ、とも思う。 ただ詩的に響く言葉がいくつかあったことがとても良かった。 しかし明比古君、君は何者?

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    投稿日: 2021.06.13
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    青春・恋愛・ファンタジー。いろいろな要素が混ざった爽やかな物語に感じました。そしてなにより鉄塔に着目した点がとてもおもしろかったです。普段は気に留めないけれど、外をよく見てみると鉄塔は身近に建っていたんだなあと気付かされました。  最後まで読んでからもう一度タイトルを見ると、その中に主人公たちの姿と思い出が詰まっているような気がして、なんだかやさしい気持ちになれます。ほんとにすてきなタイトルです。 忘れることと、忘れられることは全く違う。未来のあなたは、、、どこに繋がっていますか?

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    投稿日: 2021.05.09
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    主人公は鉄塔マニアであり、 鉄塔武蔵野線への言及もあるが、 青春小説であり鉄塔文学ではない。 キャラクターは魅力的だった。

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    投稿日: 2020.08.29
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    鉄塔の上に男の子が座っているのが見える女子中学生、幽霊が見える男子中学生、そして鉄塔マニアの主人公の男子中学生。 3人が織りなすひと夏の物語。 青春。ひたすら青春。 若い頃に読んでいたら、また感じ方も違ったかもしれないが、さすがに「今」じゃなかった(^^;)

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    投稿日: 2020.07.04
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    「それは知ってるなんて言わない。行ったことも、やったこともない奴が意味ないなんて言っちゃ駄目よ。」 高く青い夏の空に凛と伸びる鉄塔が浮かぶようなお話だった。 中学生の日常なんて今思えば毎日がファンタジーみたいなもので、それが現実かそうでないかなんて、大人になれば余計にどうでもいいものだなという気がした。 その時感じた気持ち、覚えた感情が確かに糧となっているのならそれでいいんだろうな、きっと。 繊細な主人公たちが、これからぶち当たるであろう社会の仄暗いところに打ち勝たずとも引き込まれないで生きていってほしいなと思う。 いつか10年後くらいの主人公たちが見られるといいな。

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    投稿日: 2019.09.26
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    鉄塔の上に、男のが座ってる 鉄塔マニアの地味な伊達は中学校最後の夏休みを、一人ダラダラ過ごしていた。しかし登校日の学校で、破天荒な同級生、帆月から「鉄塔の上に男の子が座っている」と声をかけられる。 次の日から、幽霊が見えると噂される比奈山も巻き込み、鉄塔の上に座る男の子の謎を解き明かそうとするのだが。 少年たちが殻を破り、自らの一歩を踏み出そうとした夏休みを、この上なく鮮やかに、そして爽やかに描ききった、青春小説の名作。 (あらすじより) 爽やか! 天気の子に通じるテイストがあります。 面白いと思いますが、あらすじの最後でハードル上げ過ぎ。 まだデビュー2作目なんだから。 美人だけど言動かおかしい帆月の言い出した「鉄塔の上の男の子」を中心に物語は展開。 途中、鉄塔の男の子は幻覚なのでは?なんてちょっと別の意味のホラー展開になりそうになりつつファンタジーに着陸。 前作のニートのところに七福神がやって来た話もファンタジーだったので別の引き出し見たかったなぁ。 この人なら書けると思うんだけど。 期待して待ちます。

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    投稿日: 2019.09.12
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    鉄塔マニアの中学生男子と同級生が繰り出す夏休み。 鉄塔の上に子供が座ってる から始まる。 見えない物が見える見えない そこから謎ときながら親しくなっていく 少なくもと似たような事があったかな?と、あんなそんな時代を思いださせてくれた物語でした。

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    投稿日: 2019.08.30
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    ここまでのマニアではなくても、「鉄塔」を見たら「あ、鉄塔だ」と思う。 好きなものを好きと言ったり、見えるものを見えると言ったり、したいことをしてみたり。そういうことは案外難しい。 その案外難しいことをやると、浮いたりひかれたりもするけれど、ここまでとことんやってみたら、あーーーこんなに気持ちいいんだ!!と、爽快感があります。 おもしろかった!!

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    投稿日: 2019.07.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    どんな話かの前情報を全く持たずに読み始めたため冒頭のインパクトに若干身構えたものの、主人公を始めとした登場人物のキャラクターが魅力的で、読み進めていくうち中学生ならではの爽やかさ、甘酸っぱさ、純粋さ、無力さなどが手に取るように伝わってきて、自分もその頃に戻ったような気持ちになりました。 自分は記憶力が悪く過去の大切なことも覚えていなかったりで、記憶について考えさせられる機会が人よりもたぶん多いので(笑)、「大事じゃないものから忘れていく。忘れないと頭が溢れちゃう」という帆月の言葉が刺さり、また忘れられるために河に流されていった物たちにどんな過去と歴史があったのか、どんな思いが宿っていたのか知りたくなりました。 自ら記憶の彼方へ向かっていった家電シリーズ、短編か何かで出ないかなー笑

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    投稿日: 2019.04.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    文芸で読んだけど文庫版も出たので買った。 そしたら短編もついてきた。 大好きな比奈山君くんにまた会えて幸せ~。 本編の感想はもう文芸の方に書いたからはしょるけど、大好きなのです。中学生の夏休み課題図書にしてほしいくらい。 友達との付き合い方とか、夢中になれる何かを持ってることの喜びとか、行動力の大切さとか。そういうことを知れる作品。

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    投稿日: 2018.11.15
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    中学最後の、鉄塔から始まる夏休み 破天荒な帆月の軌跡を追って 冴えない鉄塔マニアの伊達は空を仰ぐ 示されたのは 鉄塔のてっぺんに座っている男の子の謎 夏休みが終わる前にこの謎を明かそうと、 幽霊が見えると噂される比奈山と共に調査を始めるのだがーー ***** 非常に読みやすい文章で、スラスラ進めることができた! 誤字脱字も殆どなく、それだけでも安心して読める本かと 小学生ほどの無邪気さがない、年頃な少年2人と 一見してあっけらかんとしているようで、 やはり年相応の複雑な内面をもつ少女が織りなす夏 高校生や大学生ほどは物怖じしない、活き活きとした行動力で、 でも理路はある程度整っていて…と 中学生の夏休みは完璧なんじゃないか…?と思わされた 世界を少し知って、まだ少しだから恐れない気持ちと、 少し知ってしまったがために恐れる気持ち …イイ 題材が幽霊なので、多少ホラーみはあるけど、 読後にまったく恐怖心は残らない程度だと思うので 抵抗ある人も安心して欲しい *****以下ネタバレつぶやき***** 比奈山がヤナハラに、真相を話すから手伝えと言ったくだりがあったけど あれがどちらかを触れなかったのは良かったと思った 全部を語らないことで引き立つ良さだった 逆にあの薄幸そうな明比古は 想像と行間で補えないこともない…かも知れないけど もう一押し描写が欲しかったかも 約束は果たされたのか否かーー? 気になる

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    投稿日: 2018.08.15
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    ニコ動やYoutubeなどで活動する『三人称』の一員であり和太鼓集団『暁天』の奏者でもある、「鉄塔さん」こと賽助の作品。 青春小説の王道、でありながら活発な男の子は一切出てこず、そのすべてをヒロインが引き受けるという、なんとも鉄塔さんらしい設定の面白さ。 強弱のあるテンポや甘酸っぱさ、文章の読みやすさは良かったなぁ。 詰め込みすぎちゃって、「あれはどうなった?」という要素が多かったのが残念。 帯は…本人がそれらしいこと書いてるけれど実態はあまり深いことは言ってないという、ものすごく鉄塔さんらしくて笑った。

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    投稿日: 2018.08.02
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    弟の2作目の作品。 青春小説とでも言えばいいのだろうか。 鉄塔武蔵野線のオマージュで作られた話っぽいのだが、それと比べたら色々足りない部分は多い感じ。 だた、舞台が作者の地元であり、当然であるが僕もその辺りの住人であるのでかなりリアルに場所が想像できた感じ。 この辺は個人的理由なので加点はしないけど。 本編もまあそれなりに面白くはあったけど、文庫で追加された話の方が小さく纏まってて良かった感じ、若干、某ラノベっぽいなあとは思ったが、まあ、それはご愛嬌。

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    投稿日: 2018.07.01