
総合評価
(289件)| 104 | ||
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powered by ブクログ涙無しには読めないミステリー 切なくて苦しい事実には目を背けたいのに、それを許してくれない緊迫感 久々にどっぷりと一気読み
0投稿日: 2025.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
どんでん返し! 登場人物には無駄な?人はいないんだ。 逆恨みも酷すぎる気もしないではないが切ない話。 Kindleの読み放題のお勧めに出てきたので借用。
0投稿日: 2025.10.11
powered by ブクログなんて悲しい話なんだろう。狙われる人よりも容疑者に強く共感してしまう。やり遂げてほしい、でもこれ以上犯罪を重ねないでほしい、そんな複雑な気持ちを読者も犯人を追う刑事も感じる話です。 どんでん返しは、なんとなくそうなのではという予感があったから、びっくりはしませんでしたが、悲嘆はより深くなりました。
1投稿日: 2025.10.03
powered by ブクログ読んでいて辛くなる 生活保護の不正受給と 本当に必要な人に届かない現実 後半から何か犯人違和感あるな〜と 思っていたら あ?そういう事?だったのね 「護られなかった者たちへ」 タイトル凄いなぁ
0投稿日: 2025.09.14
powered by ブクログ人の見方によって、見え方がまるで逆に見える。 制度設計時は、対象者の視点と制度管理の視点両方の往復が大事。
0投稿日: 2025.09.13
powered by ブクログ★★★★☆生活保護制度、社会福祉の勉強になった。不正受給や額の増大が問題になっていることは何となく報道を通じて知っていた。善人の死、人格者の死、家族の死。違和感があったものの、真相には気づきませんでした。天晴
0投稿日: 2025.08.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
私は何て恵まれた環境にいるのだろうと思った。衣食住が十分にできる。でも生活保護を受けたいと思う人は人間らしい生活を送りたいと思うけれどもお金がなく送ることが難しい。人の人生を紙面上で切り捨てていくのは、紙の中にいる人にとっちゃそりゃ許せないよなって思う。 円山さんがおばあちゃん、生活保護受けたら生きるのが楽になるよって生活保護を勧めているシーンが印象的だった。
5投稿日: 2025.08.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
やりきれない話で、心にズンと来ました。途中なんとなく犯人分かりましたが、まさかまさかの円山とは。カンちゃんが福祉の世界にいるとは思いませんでした。 読了後の余韻が素晴らしいです。
0投稿日: 2025.08.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の最後でのどんでん返しがすごかった。 何かあるんだろうなどは思ってたけど。 あの残り5ミリ位のページ数でそうくるあるとは! 最後、いろんなことが繋がって、鼻の奥がツーンとしました。
0投稿日: 2025.06.23
powered by ブクログ善や悪と割り切れない切なさを感じる。どんな仕事にも時間やコストの制限はあるものの、自分の仕事でもその先にあるものにも想像を働かせなければと思った。
0投稿日: 2025.06.21
powered by ブクログ護られなくてもいい命があると認めることは、殺されても仕方がない人がいるということを認めることになる。殺されても仕方がないと思えるような犯罪者が、刑務所の中で国の税金で生活し、護られるべき人が、生活保護の審査に落ち、国の税金を使えず、餓死に追い込まれる。 現実で、生活保護の実情がどのようなものか分からないが、この本をきっかけに考えてみたいと思う。 国の制度の中には、複雑な手続きを踏むことが求められるものなどがあり、考えなければ様々な制度があったとしても、利用することはできないだろう。誰しもが複雑なことを考えたりすることが得意なわけではないので、考えるのが苦手な人が考えなくても生きていけるような社会を作ることが、上に立つものの役目であるように思う。
0投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ同じ作者の「彷徨う者たち」と同じく3.11後の復興に伴う事件ストーリー やはり公務員が殺されて、極端に生真面目な犯人のインサイドがつらつらと語られる。国が悪いんだ〜とか、何かなー共感できん話。
0投稿日: 2025.06.11
powered by ブクログなんと辛い事件なんだろうか。そして最後はやはり驚きの…。さすが中山七里さんの作品。 生活保護の受給。本当に必要な人に行き渡らないのがなんともやるせない。
2投稿日: 2025.06.08
powered by ブクログ映画等の創作物であまり泣いた事が無いのだが、遂にその時がやって来た。 薬丸さんの作品も非常に重たいものであったがこれもまたベクトルが違った重さがある。 生活保護の実情が本作と比べるとどの程度が真実なのかは分からないがひとつだけ言える。 これまで一生懸命に税金を払ってきた心優しい老女に、ティッシュを食わせるような国は滅ぶ。 思い出しても目頭が熱くなってくる。 フードバンクの存在はこの頃にはあったのだろうか。 初の中山七里さんは非常に心に刺さる社会派サスペンスだった。
11投稿日: 2025.05.02
powered by ブクログ社会福祉制度について考えさせられる内容だった。 自分も老後どうなるかわからないな、とも思ったり。 人を殺していい理由はないけど、犯人の心情は理解できる…。
9投稿日: 2025.03.23
powered by ブクログ映画も良くて、「境界線」を読んだらまたまた良くて、「護られなかった者たちへ」の続きということで、慌てて読みました。 お役所仕事というか、融通が効かないというか、書面だけじゃなく、家を訪問するのが無理なら、民生委員さんや自治会に協力してもらうとか、もっと最善を尽くしてほしい。 映画とは、ストーリーが違うかと思い、また騙されました。
3投稿日: 2025.03.10
powered by ブクログ▶︎感想 おばあちゃんの変わっていく様が悲しく、苦しい。なぜ助けを求めれないのか、何か出来ることはないのか、というやるせ無さがとても伝わってくる。 社会福祉について知り、考える機会となりました。 中山七里さんの作品は展開のテンポ良さが毎度面白くて好みです。
1投稿日: 2025.01.08
powered by ブクログ読んでいる感情としてはとても苦しいものだった。この小説の本当の犯人は読後の今もはっきりしない。 本来護られるべき者が実際は護られない。逆に護られる順番が下位にある者がその恩恵を受ける。本当に国が、行政が手を差し伸べるべき人は誰なのか。永遠に答えが見つからないかもしれないが正しい答えを早急に見つけなければならない。
1投稿日: 2024.12.05
powered by ブクログ「あなたにこの犯人はわからない-中山七里」のメッセージに納得。 本来護られるべき人たちが護られない現実に、やりきれない部分を感じながら読みました。 やはり人の生活や命がかかわる物事は、一筋縄では解決できないものだと痛感です。 性格も生活も様々な人がいる世の中で、完全な正解がないからこそ、人それぞれに迷い、間違えていってしまうのではないかと思いました。 犯人の言葉は染みました。犯罪を犯さずに、その言葉を伝えてほしかった。
4投稿日: 2024.12.03
powered by ブクログ生活保護制度をテーマにした社会派刑事モノ。 殺人ミステリとしては「結局なんで?」と疑問が残ったり釈然としないままの点が残る。 最後のどんでん返しはよかったけど、余韻なくバッサリ話が終わっちゃう感じが微妙。 ただ訴えたい事は非常によく伝わる。 身近にそんなに困窮している人がいないからあまり現実味が無かったんだが、ちゃんと考えなければいけない問題だなぁ、と思う。 とりあえず不正受給厳罰化しろ。
1投稿日: 2024.12.02
powered by ブクログ映画を先に見てからの原作。 それも宮城県警三部作の一作目にも関わらず最後に読んだこの作品… 三部作の中で最も衝撃的だった。 この時代に餓死…ありえないと思いながら読んだけれど、ありえなくないのかもしれない。 護られるべき命、生活が脅かされているかと思うとぞっとした。 どこに救いを、助けを求めればよかったのだろう… 今の社会問題に声を上げた作品だと思った。 辛い。
1投稿日: 2024.11.15
powered by ブクログ帯の言葉を借りれば、「ただの「“どんでん返しだけじゃない”」だな。いろんな事を考えさせられる本だった。
0投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
仙台に住んでいるので、情景が浮かびやすくて、すらすら読めちゃいました。ただ内容が重くて、けいさんの最期のくだりなんか、自分の身内だったらと思うと胸が苦しくなりました。 途中から犯人に気付いた人もいたようですが、自分はノーマーク過ぎました。言われてみると、伏線しっかりあったんですね。 善悪の境界って難しいなと改めて実感。利根に対して色眼鏡かけてたけど、暴力も放火も許されないけど、こういう勘違いされながら生きている人っているよなーって思いました。ミステリーばっかり読んでいた自分に、一石投じる名作でした。
4投稿日: 2024.11.11
powered by ブクログこういうお話ひっさびさ。 生活保護関係の物語は本当に読んでいて辛い。 物語は震災の爪痕を大きく残した仙台。 3人での生活の場面がすごく緩く暖かく だからこそ話が進むにつれて辛くなる。 貧困層の現実、健康な人間の生活は護られて 本当に生活保護を必要とする人は護られない…。 社会に迷惑をかけるなんて思わずに 護られるべき者たちは、護られるべきだし 護られる必要のない人は甘えてはいけない。 普通に生活できる人は 本当に必要とする人のことを考えるべきなんだけど そう簡単にいく話では無いというのが悲しいところだよね。
1投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログなんて苦しくて辛い物語なんだろう。これが現実でも起きていることを考えると、胸がきゅーっと苦しくなる。どうにかしたいけど、どうにもならない無力感。 私自身、万が一何かあれば最後の手段として生活保護があるのだろうと、護られている者である気になっていたけれど、世界はもっと残酷なのだと思い知らされる。私の思考なんて甘すぎるんだろうな。とても考えさせられる作品だったけれど、知ることができて良かったとも思う。
7投稿日: 2024.10.29
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
展開が辛すぎて読むのに時間がかかってしまった。 けいさんがティッシュを食べている部分を読んだとき、思わず両手で顔を覆った…… 悲惨……悲惨の一言しか出てこない。 誰を怨めばいいのか分からないことが一番もどかしかった。 読んでいる途中で、円山の正体はなんとなくわかった。 「利根:復讐の道を選ぶ、円山:人を守る道を選ぶ」という両極端な2人を描いてる話だな~と思いながら読み進めていたら、真犯人わかった時、私は思わず本を閉じた…… 続きを読みたくなかった。もう何も知りたくないと思った…… そしてカンちゃんに「等価の復讐」を教えたのは彼らだったと思うと、胸が締めつけられた…… カンちゃんの名前の「すがお」。 作中でいろんな人の「すがお」が見れた。カンちゃんの「すがお」、利根の「すがお」、三雲たちに「すがお」…… 人は誰もが二面性を持っている。だからせめて自分の2面性を「良いもの」にしようと思った。
1投稿日: 2024.10.20
powered by ブクログ正直真犯人は半分くらいのところで分かった。しかしそれでも心を動かされる最後だった。 生活保護というのは綺麗事だけではすまない世界だと思うが、「護られなかった者たち」を少しでも減らすため、まずは自分の中にある偏見をなくすことから始めようと思った。
1投稿日: 2024.10.17
powered by ブクログ物語終盤、思わず「あ!」と声がでてしまった 私自身が色眼鏡をかけて読み進めてしまっていた 内容は辛く苦しく重い… 本当の悪とは何なのか? 本当の正しさとは何なのか? と考えさせられた
0投稿日: 2024.09.27
powered by ブクログ仕事柄、生活保護受給者と関わる機会は多いです。 正直、働けるのでは?と思うこともあります。 本当に必要な人に必要な支援を、と言えば 簡単に聞こえますが、窓口で必要性を正確に判断することの難しさも感じました。 本当に困っている人が救われてほしいと願うばかりです。 少子高齢化社会の今、社会全体で関心を持たないといけない課題な気がしました。 本自体は分厚く、思い題材でしたが 難しさを感じさせない とても読みやすい文体でした。
2投稿日: 2024.07.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
生活保護制度に対して考えさせられることが多い。読み始めに犯人に抱いた印象と、終盤に抱く印象が180度近く変わる。犯人は最後の最後に判明して(なんとなく予感しつつ)、でもさらにえぇー、あ、でもそうかぁーそういうことなのかーという妙な納得感もあり。 けいさんと3人で暮らしてる頃の話が1番好き。暖かい。でもだからこそ余計に読み進めるのがつらくなる。不幸な結末を知ってしまっているから。 読んだ後はいたたまれない気持ちでいっぱいだけど、読めてよかったと思う本。
2投稿日: 2024.06.29
powered by ブクログブク友さんの本棚でよく見かけるこちらのシリーズ ずっと気になっていましたが、ようやく手にできました 周りから善人と言われていた役人や、県議会議員が殺されるところから始まります 死因は餓死。 ガムテープで固定されたまま放置されたのです。 刺殺や絞殺などのように直接手を下してはいないが、殺し方としてはより残虐といえます 人に恨まれるなんて、ありえない と周りの人間は口を揃えて言うのに それにしてはものすごい殺意を感じる殺され方をされている、、、 一体誰が、なぜ殺したのか。 作中は生活保護について焦点が当てられ 現実を突きつけてきます どんどん削られていく生活保護費の予算。 もちろん全ての人に支給するわけにはいかず いろんな調査の上に支給されていますが、本当に必要な人の元には届かず 悪用する者は不正に受給できてしまう。。 どうしたらいいのでしょうね、、、 人が飢えていく様は読んでいてかなり苦しいものがありました。。 作中でも問題提起されていましたが 獄中の人たちは食べるのに困らないのに、 善良なひとが食べるのに困っている。 別の話なのかもしれないけど、それはどうなんだろうと思わずにはいられません。 また、一度足を踏み外したらなかなか抜け出せないループも考えさせられます。 本人の意思に関係なく、育った環境や運で人の人生は大きく変わってしまう。 そして真っ当な生き方を取り返すのもとてもむずかしい。 本人に意思があれば真っ当に暮らしていける世の中になってほしいと切に願います。 作中にあった 「悪の道に走った者を本気で更生させたいのなら、善人の中に放り込むのが筋だろうに。」 という言葉にはとても頷けました。 作者は刑務所の制度そのものに疑問を感じているんでしょうね メッセージ性だけでなく、ストーリーも面白かったです! 誰が見ても善人と呼ばれていた人が 読み進めていくうちに全く違った人物に感じるのがとても印象的でした そして終盤の展開は読む手が止まらず。 これが中山七里か!!と思いました笑 映画化もされていますよね ずっと見たいなーって思ってましたが ここまで来てしまいました 苫篠は阿部寛さんかな?? 佐藤健も主演ってことは利根なのかな? キャスティングも気になるところです(^^) あーなんだか長くなってしまった とりあえず境界線も読んでみます♪
102投稿日: 2024.06.28
powered by ブクログ何が善で、何が悪なのかわからなくなってしまって、読み終わってからもあれこれ考えている。 震災と貧困〜生活保護の問題が東北を舞台に絡んでいて、なかなかしんどいテーマ。 護りたい者を護れなかった時、自分だったらどんな感情を持ち、どんな行動をとるだろう。 犯罪を犯す人、全てが悪人というわけではないんだよな…と改めて感じる。 ラストは完全に気を抜いていて、予想外だった。
36投稿日: 2024.06.05
powered by ブクログ人の優しさ、逞しさ、社会の腹立たしさに対して沢山の感情が湧き起こる本だった。 結末も「あぁ」と唸る素晴らしい構成だし、テーマも、フィクションに留まらない、とても大切なものだと思う。
3投稿日: 2024.05.05
powered by ブクログ餓死殺人、生活保護という小説ではめずらしいワードが気になり手に取った一冊。 東日本大地震後の仙台を舞台に生活保護の闇と課題をテーマにしている。 ミステリーとしては登場人物も少なく伏線も多いので、途中で結末がなんとなく分かってしまいどんでん返しという程もない。 生活保護について改めて考えるきっかけを与えてくれたという面では、読んで良かった。
2投稿日: 2024.05.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
もっと早く読めばと後悔しています。 サスペンスはハッピーエンドじゃないので読み始めるのに気がいる。 この作品は 「生活保護」「更生」「家族」「愛情」 フィクションと書いてあっても生活保護の部分は本当にリアルで実際にそうなんだろうなと感じた。 私達が税金を支払っているのは、医療保険とかを含めて本当に生きていくことに必要な人達に生きていく上で必要なカネを分けあって助け合う為。 そして、何よりニオイが詳細に多くにわたり記載されていて今にも漂ってきそうて現場に居るかのように感じる。 最初は読み進めることが辛かった。 誰もが大切な人が、護りたい人が、いて「護るため」「愛するため」に無我夢中となっている部分には共感した。 この小説を読んでめちゃくちゃ色々な感情が溢れて涙も出たのに私にはまだまだ語力が追りなくて文章にしきれない。 だから、もう少し大人になったらもう一度読もう。 映画も観よう。 2周目さっくり読んだら 最初の「待ってたんですよ….」から繋かりすぎてほんまに凄く計算されてるなとしみじみと感じる。 サスペンスで1.2番目争うくらい好みかも。
1投稿日: 2024.04.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
凄く読み応えがある1冊。 テーマは重いが、読み易い為2、3日で読破 殺人(復讐)は悪いことだけど、同情せずにはいられない(TT) この話はフィクションだが、今20歳の私、生活保護制度に関して、本当に起きるのではないかと不安になる… やはり中山七里さんが書かれる本が好きで、何冊も手に取ってしまう。 利根が犯人だと見事騙された… まさかカンちゃんがあの方に繋がるのね∑(゚Д゚) 社会制度に興味を持ついい機会になりました^ ^
3投稿日: 2024.04.15
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
生活保護について考えさせられた。物語自体はフィクションだが、現実にもあり得る事だと思う。 けいさんの事を思うと利根とカンちゃんと共に胸が苦しくなった。ただ殺された三雲も決して悪人と言う訳では無く、生活保護に対して予算が多く取られていれば起きなかった事件であり、そもそもの原因は国では無いのか?と思えてしまう。 最後の円山くんには驚いた。前半で三雲の事をめちゃくちゃ褒めていたので、完全に騙された。
1投稿日: 2024.04.09
powered by ブクログ31.護られなかった者たちへ 社会的弱者に関する作品を求めている中で出会った一冊 護るべき者、護られなかった者 護られる事から敢えて遠ざかる者 それを受ける側の立場や意見、システム 双方の見方を持って読み進めることも大切だと感じる 途中これはきっと…と思った通りのラスト 切ないなぁ もし自分ならば?何が出来ただろうか?
4投稿日: 2024.04.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
だれが悪者なのか。国の制度か、保健福祉センターか、三雲や城之内など担当者か、利根か、円山か。分からない、やるせない、そんな気持ちになる。
0投稿日: 2024.03.23
powered by ブクログ解決できない大きな問題。私の世界は一変しても、社会や世界は変わらない。世論に飲み込まれて何も変わらない。善行は浸透しにくく、悪行は容易くそして取り上げられて、善悪の判断は悪を滅するために善人に厳しさと生きづらさをもたらす。一定数生まれる悪の強さ。色の濃さ。悪を見つけては正義に自己陶酔する。そんなサイクルで世界の多くは回っていると思う。自分1人だけなら問題なく生きていられる時分は読んで考えさせられるなあの一言で片付けてしまうに至る、もどかしく憂鬱な話だった。
1投稿日: 2024.03.20
powered by ブクログとても面白く、読み応えのある良い作品でした。 現代日本の社会福祉制度の不完全さと現実をしっかりと描写しつつ、犯人が捕まるかどうかのハラハラ感とラストのどんでん返しも入れ込んだ本作。 著者の仕掛けにまんまとハマったため、種明かしでは思わず唸ってしまいました。 己ではどうしようもない理不尽に出くわした時、人はどうすればいいのか。法を犯すしかないのか。そんなことを考えました。 唯一、残念だったのは著者の言葉選びが所々不適切である点です。 「チョ◯ガー」「一◯主義」「未◯人」…どれも読んでいて不快になりました。話している人物像を読者に伝えるために敢えて選んでいるのかと思って読み進めましたが、特にそのような意図はない様子でした。 筆者のご年齢的に仕方のないことなのかもしれませんが、余計な感情を生まぬよう、時代に合った表現をしてほしいと感じました。
5投稿日: 2024.03.18
powered by ブクログ殺された善人は、なぜ善い人だと思われていたのか。善人に殺された人たちは、何に殺されたのか。社会は、最も簡単に市民を抹殺してしまうらしい。自分もまた、抹殺してきた側であり、抹殺される対象なのだ。
1投稿日: 2024.03.05
powered by ブクログ非の打ち所がない善人は、どうして残忍な殺され方をしたのか?ーー 興味深い謎とともに物語はスタートします。 舞台は震災後の仙台。不可解な事件を追うごとに、社会福祉の闇の側面が絡み合い、最後は驚きの結末が待っています。 事件の真相が気になり読み進めるうちに、「護られなかった者たち」について考えさせられました。
2投稿日: 2024.03.02
powered by ブクログ仕事柄『生活保護受給者』の方と接する事が多い。 ほんまに、役所の人はどこを見て何を審査して受給OKになってんねん、と思う人がいる一方、なんで打ち切りやねん!!と思わざるを得ない方もいる。めちゃくちゃな制度やと勝手に思い不信感しかなかったけど、やっぱりこんな内情があったんやなぁと思う。絶対『その方の為に!』と働いておられる方が居てはることはわかるけど、上が悪いとどうしようもない。 木が腐ってたら全部腐る。 このままやったら腐りきった世界が出来上がるんやろうなぁと恐ろしくなった。
1投稿日: 2024.02.28
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
多分映画化されたから知っていたもの。一気読み。生活保護を扱っているということからも絶対泣くわと思って読んだけど、まんまと泣く。そしてまんまとミスリードされた。こんなにミステリとか推理小説とか読んでるのに、本当に私は推理ができない。まぁする気もないんだろうなぁ。仕事をやめ、こっそり生きている自分には責められている気がするほど切ない話だった。出てきた北九州の餓死事件は知らなかったけど、何か母子で餓死したってルポを読んですごい衝撃を受けたのは覚えている。あれも生保が受けられなかったせいで餓死したはず。今ネット見たら、1987年の事件だった。母子じゃなくて、お母さんだけだったわ。でもその後も餓死事件はめちゃめちゃ出てきた。恐ろしい。前回読んだ「川っぺりムコリッタ」も貧困と前科持ちの話だったし、「ペッパーズ・ゴースト」は正直に生きてきたのにひどい目に遭う、という点で共通だなと思う。震災後のあれこれを思うと、今の能登半島地震もそうなるんだろうか。仙台という比較的身近な場所が舞台なのも何だか切なかった。映画も見たいなー。
0投稿日: 2024.02.27
powered by ブクログ2024.02.19 護られなかった者たちへというタイトルの意味がわかるお話だった。世の中には知らないことが多すぎる。
1投稿日: 2024.02.19
powered by ブクログメモ→ https://x.com/nobushiromasaki/status/1758608005355176296?s=46&t=z75bb9jRqQkzTbvnO6hSdw
3投稿日: 2024.02.17
powered by ブクログ最後のどんでん返しがすごい! ほんと!犯罪者を刑務所で三色エアコン付きで扶養するくらいなら、働きたくても働けない人、頼りたくても身寄りのない人を生活保護制度で護ってあげてほしい。 殺されて当然な人なんていないけど、カンちゃんと勝久兄ちゃんには同情してしまった。いい子なのになぁ。
1投稿日: 2024.02.15
powered by ブクログ社会保障について改めて考えさせる本でした。重いテーマでしたが最後は切ない気持ちでタイトルの「護れなかった者たちへ」の意味がわかりやるせない気持ち。
2投稿日: 2024.02.12
powered by ブクログ3連休の初日にエラく重いもの読んでしまった… 生活に困窮を極めても救われない者…筆者の言葉を借りれば、護られなかった者たちの悲痛な叫びをどこまで理解できるんだろう… フルプライスで書籍を買って読んでいる私には、気持ちがわかったなどと口が裂けても言えないなぁと。 重厚かつ圧巻、もっと早く読んでおくべきだった。
10投稿日: 2024.02.10
powered by ブクログ社会保障、セーフティネットについて考えさせられる作品だった。あくまでフィクションであるが、そうとは思えないようなリアリティがあった。 生活保護が受けられずに餓死する人がいる一方、不正受給する人もいる、本当に保護されるべき人が護られない制度、決して目を背けていけないと感じた。
4投稿日: 2024.02.07
powered by ブクログ正直、読んで苦しくなります。メッセージ性の強い作品だと思います。生活保護については色々と不正受給など問題がありますが。この作品を読んで思った事は、本当に本当に必要な人にちゃんと受給させてあげて欲しいと思いました。
8投稿日: 2024.01.28
powered by ブクログ途中なんだか読み進めにくかったのに、終盤に向かうにつれ納得と驚愕。まさか、まさかの結末に、あの中だるみも作戦なのではないかと思ってしまった。
1投稿日: 2024.01.24
powered by ブクログ善人とは、誰にとって、何をもって、誰がどう決めるのか。それが善くても悪くても、人を救える方法を探したい。
0投稿日: 2024.01.21
powered by ブクログまだまだ私たちの記憶に新しい東北の震災で家族を失ったり、住む家が無くなる不幸に突然襲われた人々の物語である。石川県の被災地の惨状を目の当たりにする昨今。次は私たちの地域かもしれない。こんな状況の中で読むと他人事で済まされない現実味があります。 「生活保護」についての多くの知見を持つことができます。セイフティネットになっていない現状を知るにつけ、私たちに果たして何ができるのかと問われています。 震災時に親しくなったけいさんと利根とカンちゃんの結びつきが唯一救われます。
2投稿日: 2024.01.20
powered by ブクログ「ミステリー読んで何か得られるものあるん?」って思ってた私の価値観を変えてくれた一冊だった。初めて本を読んで泣いた。護られるべきものとそうでないものの線引きは生涯解決するものではないなと。
1投稿日: 2024.01.17
powered by ブクログ最後のどんでん返し、うわーと引き込まれてました。社会保障制度、これからは関心を持って考えていこうと思わされました。映画は観ていませんが、けいさんの役を賠償美津子さんとはピッタリな感じがします。
4投稿日: 2024.01.05
powered by ブクログ生活保護…役所も犯人も被害者も警官も全員に事情があって、勧善懲悪にできないリアリティのある話だった。。。
2投稿日: 2023.11.27
powered by ブクログ不正受給など社会でも問題になっている生活保護を扱ったミステリ。本当に必要な人がそれを受けられているのか、闇の深い制度だと思う。現代の飽食の日本において、餓死する人がいる現実。やり切れない思いの残る作品でした。
1投稿日: 2023.11.24
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
予算の問題で生活保護申請が却下されることがあるんだろうか。食べるものも満足に食べれず。電気やガス等のライフラインが止まってしまう状況で…しかし、不正受給の問題もあるし 公平にするって難しいんだろうなと色々考えさせられた。 悲しいお話だったが、途中、利根とけい婆とかんちゃんの家族団欒の温かい場面もありほっこり。 けい婆は受給資格期間が25年に満たないため年金が貰えていなかった。今はどうやら受給資格期間が10年に短縮されているようだ。どんどん見直されよい方向へと向かうと良いな。 犯人は何となく分かっていたが、まさか…というラスト
6投稿日: 2023.09.20
powered by ブクログ仙台が舞台で、伊坂幸太郎感あり。 でも、もちろん違う。 生保に絡む感情は、たしかに知らない人には想像できないものがあり、それは殺人に至ってもおかしくないかもしれない、と思わせてくれた。 結末が少し物足りなかったような・・
3投稿日: 2023.08.09
powered by ブクログ護られなかった者…生活保護の申請が否決されて餓死する人々。 作品の中の役所の担当者はひどいと思うが、正直、働けるのに働かずに遊んで受給している人はいるので、そこはしっかり歯止めをかけてほしい。 働かずにお金をもらうのだから、書類がたくさんあるのは仕方がないようにも思う。けいさん、ほんとに働けなかったのか疑問に思うと同時に、仕事したくても雇ってもらえないだろうとも思う。 そもそも、働くよりも生活保護でもらえる額の方が高いことが問題に感じる。 生活保護の額を下げろということではなく、最低賃金を上げたり就労支援をすることが重要なのではないでしょうか? 円山さんののうな職員には頑張ってほしいと思うし、生活保護は本当に困っている人たちのための制度で、正しく利用してもらいたい。 そして受給者はもらって当然ではなく、感謝の気持ちは持ってほしいとも思う。 労働者は頑張って働いても多くは税金でとられるのだから。 この作品によって役所を悪者にしたり、生活保護を不正に受給することを正当化することがないことを願う。
1投稿日: 2023.08.08
powered by ブクログ他の本で中山七里を読んでなかったが、YouTubeで紹介されていた。 さすがのどんでん返し中山七里。ある程度は想像していたが、まだ、奥があったのね。 私も経験があり、申告しても受理されるには1回目では無理みたい。それよりも1回目は落とすみたいですね(噂で)2回目で受理されましたが。 映画化されましたが、どんな風になったのか気になります。どこまでこの問題を掘り下げるのか、楽しみです。
1投稿日: 2023.08.06
powered by ブクログ映画化をしてたから以前から気にしてました。 しこも、この作家さん、よく目に付いていたので機会があったら読もうって思ってました。 展開も良かったし、予想通りの結末でした。 久しぶりに推理が当たった作品でした。
0投稿日: 2023.07.28
powered by ブクログ辛。人事じゃない。ティッシュ食べたくない。哀しい。タイトル付けが上手い。ミステリーとは思わなかったなぁ。
0投稿日: 2023.07.28
powered by ブクログ本当に譲るべき人を譲らなければ、誰のための制度なのか。 ミステリー要素というより、生活保護受給に関する問題提起の作品と感じました。 震災後の混乱の中、予算、人員不足、様々な要素も重なり受給されない人たち。御上には逆らえないという考えの親世代の元育った自分には、抗ったところで成すすべもないという現実の重圧さが刺さりました。 真面目に生きてきた人ほど、生活保護を受けるのをためらうことがあり、罪を犯したことを武勇伝のように語る囚人が同じ税金で養われているという不条理さ。 国が定めた条件、我慢を美徳(?)とする国民性、家族に今の自分の姿を知られたくないとか、受給するには壁があるのだと知るきっかけにもなりました。 被害者も職務を遂行したわけだし、被害者自身も制度の犠牲になったということなのかもと。 けいさんの最後はやり切れず、子供と離れた場所で世帯を持つ現代の姿でもあるようで。とはいえ、置かれた立場、環境の中で人との触れ合いを求め、自分を全うしたけいさん、他所事ではないと身に沁みてしまいました。 平等に権利が守られているようでも、世の中の不平等さをみたようで、改めて考えさせられました。読んでよかったです。
48投稿日: 2023.04.01
powered by ブクログセーフティネットから零れ落ちた者と掠め取る者をうまく描いている。ミステリーだが現代社会への問題提議と感じる作品。
7投稿日: 2023.03.02
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
中山七里先生は社会問題に良く言及され何作も読んでいると本当に知識豊富な方でいらっしゃるともはや毎度感動する。今回は生活保護をテーマとして、それぞれの立場で『護りたいもの』『護らなければならないもの』が描かれている。立場、部下、家族、プライド、、、それぞれの登場人物にとっての『護りたいもの』について深く考えさせられた。 ちなみに、ミステリ要素も含めてこの本が本当にオススメ出来るものだったので、映画もすぐ見てみたが、原作の良さが全く反映されていない。この本はもっともっと面白いのにこの脚本では伝わらない、、、と憤りを感じました。
10投稿日: 2023.02.16
powered by ブクログ生活保護という制度を巡り人間の善悪が剥き出しになっていく。利根の描かれ方に不自然な感じがしますが、予想の範囲におさまりスッキリします。刑事と利根の動きにスリルが増して面白かった。カンちゃんの正体がわかった時、驚きと共にこの物語に流れていた暗澹たるものが一瞬で晴れた感じがしました。死ぬ間際にけいさんが残した「いい子でいなさい・・」。2人を救ってくれました。大好き度❤️
4投稿日: 2023.02.11
powered by ブクログ生活保護制度について、さまざまな立場の人の視点で描かれた物語。 生活保護を受けるということについてもその人の歴史や考え方によってさまざまなですが、それだけではない制度上の問題やジレンマについても読者によくわかるような描かれ方がしてあります。 著者の丁寧な取材のようすがうかがいしれる、質の高いお話でした。 生活保護制度の主旨についてもこのお話を読んで初めて意識しました。読んでみて自分自身の考え方に大きな影響を受けました。
1投稿日: 2023.02.09
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社会保障という制度を学んでも、上辺しか見ることが出来ていなかったんだなと痛感した。ラストシーンのカンちゃんのメッセージが強く印象に残った。 「…………あなたは決して一人ぼっちではありません。もう一度、いや何度でも勇気を持って声を上げてください。不埒な者が上げる声よりも、もっと大きく、もっと図太く。」
1投稿日: 2023.01.25
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読んでて悲しくなった。 人を殺すのはもちろん駄目だけど、そりゃあそういう気持ちにもなるよって思っちゃう。 最後かんちゃんの正体は予想してなかったから、びっくりだった。
5投稿日: 2023.01.06
powered by ブクログ生活保護の不正受給問題がニュースなどで取り上げられたりしてるけど、本当に必要な人に受給されない事、この本に出てくるような事ってあるんだろうか。けいさん、利根、カンちゃん、この三人もっと違う状況で出会えていたら、きっとら幸せになれてただろうに。結末どのように締められるんだろうと思いながら読み進めてたけど、終盤のどんでん返しには本当にやられました。それと同時に、不正受給する人達のせいで、本当に必要な人達の手続きが煩雑化することに、腹立たしくもあり、やるせない気持ちにもなりました。
2投稿日: 2023.01.04
powered by ブクログ職場でも家庭でも善人という評判の人が、餓死という残酷な殺され方をするところから物語が始まります。 殺される理由が分からない人でも、絶対に理由はあるわけで。 護られなかった者たちだけど、護りたいと思っていた人はいた訳で。 ちょっと切ないけど、他人事では無い話。
3投稿日: 2022.12.07
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日本に住むすべての人に読んでほしい本です。 10月15日、仙台市で福祉保険事務所の課長が餓死死体として発見される。10月29日、宮城県議会議員の城之内が同じく餓死死体で発見される。彼らはそろって人格者とされており怨恨殺人とは思われないのだが…。 捜査の過程で描かれる生活保護の実態。不正受給を防ぐためなのか申請から受給までの壁の高さ、貧困の臭い、生活保護から漏れ落ちて餓死するケース。 クライマックスで利根がはく「苦しんでいるヤツと楽しんでいるヤツの差がひどすぎる」「貧乏ってのはありとあらゆる犯罪を生む」というセリフが重かったです。 映画も原作の世界観をしっかり再現されていました。
22投稿日: 2022.11.25
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今もなおある生活保護制度の課題を取り扱った作品。 容疑者の出所のタイミングや役所の対応、恨みの募らせ方など、若干の都合のよさはあるのだが、ミステリとして読むには、そのほうが面白い。ラストの展開は読めちゃいますが。 表題からもわかるように、震災も含めて残されたものの苦悩、葛藤を扱った作品でもあるので、ただのミステリと少し違った読後感がある。
3投稿日: 2022.10.26
powered by ブクログ前から気になっていたもの。清原果耶ちゃんが好きなので、映画を見る前に。果耶ちゃんの役はなんとなくだけど、原作では男性のあの役かな。なんともいえない切ない動機……。
1投稿日: 2022.10.11
powered by ブクログ護るに値しない囚人に税金が投じられ、逆に公的保護である生活保護で護られるべき者が国の予算削減の方針で切り捨てられる不条理。 重たいテーマに残虐な殺人が絡み、期待した割には、利根や円山等の登場人物の描き方や筋書きの乱雑さが目立ち、正直、あまり楽しめませんでした。 例えば、被害者が誰に聞いても善良な人物と描かれているのに、謎解きの後半で実は血も涙もない対応をしていたとの筋書きは、唐突すぎ、ストーリーに無理がありすぎると思います。
2投稿日: 2022.10.10
powered by ブクログ中山七里さん初読みです。 評判通りのどんでん返しで、ちゃんとダマされました。 生活保護の現状と課題について、分かりやすく、また考えさせられる内容でした。 事件のきっかけとなった女性の死が悲しすぎる状況で、犯人を憎みきれない感じがします。
2投稿日: 2022.09.14
powered by ブクログ久々に涙が止まらなかった。 最初は善人な人が餓死状態で殺され、なんと残酷な殺人犯だろう、早く捕まればいいと思ったが、読み進むうちに、犯人の気持ちがわかり、逆に捕まらないことを祈った。生活保護受給がこんな未慈悲な現状であるなら許されないと思うが、現実、似たり寄ったりなのかも知れない。どうかこんな悲しい事が現実に行われない事を望む。 本当に引き込まれる一冊だった。他の作品も是非読みたい。
2投稿日: 2022.09.01
powered by ブクログ久しく読みたかった本。やっと読めた! 「こういう話なんだろう」と想像はしていたけど、私が想像していたよりもずっと壮絶だった。 「善人」「人格者」と言われている2人の男が、餓死遺体として発見された。 この事件の動機は、約8年前の女性の餓死に関係していることが明かされていく。 最重要容疑者とされて警察に追われている利根は、そのわりに計画性はなく、怒ると手が出るタイプ。縛り付けて放置し餓死させるという事件の内容と、利根の人間性との整合性がとれない。違和感を抱き、この違和感でラストが予想できてしまったことは少し残念だったな。 「いい子でいなさい」という、けいさんの最後の願い。この言葉を最初に読んだ時は、まさに物語のクライマックスなこともあり、物語を先に読み進めることで頭がいっぱいだった。でも、あとから思い出して、じわじわとくる、この言葉。 彼がけいさんを失った時の絶望を考えたら、頭が痛いほど泣きそうになった。 大人じゃないから、自由になるお金もない、自分が住むところも自由に決められない。子どもだから、大切な人を助けられない、そばにいてあげられない。大切な人が餓死するまで、何もしてあげられなかった。 だから自分が助けられる人を助けたいと、少しでも希望を持って仕事についたはずなのに。仕事についてからも、助けられないことへの無力感を抱きながら、彼はがんばっていたはずだ。 「いい子でいなさい」、この言葉を読んだ彼は、きっと無力な子ども時代に戻されたのではないだろうか。何もできなかった子ども時代。それくらい、この言葉には力がある。 貧困に目をむけた物語、小説はけっこうな数存在する。。 でも、私がこれまで読んだどの物語より、この本では貧困が壮絶に描かれていた。 もし、けいさんが護られていたら、この事件はきっと起きなかった。そればかりか、利根の人生も違うものだっただろう。 利根とかんちゃんは、仲の良い兄弟みたいに交流を続けていたのかもしれない。 そんな「ありえたかもしれない世界」を想像してしまう。 悲しいラストだった。
6投稿日: 2022.08.29
powered by ブクログ護られない者が確かにいるものの、気付かれない存在で…気付いて動く者がいても、護れなかったのがリアルに切ない。 重く、メッセージ性のある本。
12投稿日: 2022.08.24
powered by ブクログラスト衝撃でした。辛く切ないお話でした。災害被害や生活保護など護られなくてはならない人が護られてないなんてそんなおかしいと思うこと世の中にたくさんあるんだろうな。
2投稿日: 2022.08.21
powered by ブクログあまりにも辛く、衝撃的なラストに心が痛みました。自分が生きてきた中でも、理不尽なことはたくさんありました。犯罪は絶対に許されないけれど、そのようにさせてしまう世の中の在り方に、憤りを感じます。 最後の最後まで、読ませる小説です。
1投稿日: 2022.08.16
powered by ブクログ人格者の福祉保険事務所の三雲、そして またも誰もが認める人格者の宮城県議会議員の城之内が 相次いで餓死殺人で発見される。 10年前、塩釜福祉保健事務所で二人の接点が見つかり 容疑者に利根勝久が浮上した。 彼は模範囚で出所したばかり。 刑を受けた原因は殺された二人を殴って、 福祉保険事務所を放火したことが原因である。 10年前、ケイおばあちゃんとカンちゃんと 疑似家族関係にあり心のよりどころにしていた。 この本は社会保障問題を深く考えさせられる。 どんどん利根がおいつめられていく。 追い詰めていく刑事たちもいつしか心に複雑な感情が! どんでん返しと 最後、かんちゃんの手紙。 じんじんきちゃうよ。 そして・・・考えさせられる。
8投稿日: 2022.08.13
powered by ブクログミステリー小説なのに泣きました。実は何年か前に一度読んでいたのですが、また夢中で読みました。結末を知っているのに夢中になってしまう中山七里さんの文章力と世界観、流石です。
1投稿日: 2022.08.07
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前半は淡々と進んで面白くはないが、後半は一気読み。帯の「どんでん返し」からストーリーが読めてしまったのは残念。 生活保護という制度はあるが、それをできるだけ阻止すれば評価が上がる公務員業務の矛盾、生活保護を受けられない人には税金は使われず食事もままならないのに、犯罪者には税金が使われ3食が賄われる矛盾、生活保護の書類作成には行政書士とかの協力がなければ書けない複雑さ、でもそんな人を雇う金などあるはずもない矛盾。 読んでていろいろ考えさせられました。映画も見てみたい。
0投稿日: 2022.08.06護られなかった人たちの護ったもの
ミステリーだけど、ミステリーよりも現代社会を考えさせられる内容。 コロナによる給付金の不正取得。 議員や国税の人間が絡んでいたり、家族全員で詐欺を働いたり…。 誤送金による電子計算機使用詐欺。 何年経っても無くならないオレオレ詐欺。 強盗、賽銭泥棒…。 世の中どうしてしまったのだろうと思うくらい、金絡みの犯罪が増えた気がする。 全ての人に護るべき物や人があって、それが犯罪を起こすキッカケになったのかもしれないけれど、そこに至る前に何か対応できる社会になってほしい。 世界的に戦争や疫病で不安定だから、心は荒み、ますます犯罪は増えていくだろう。 そんな中、自分はどうやって大切な人を護っていくか考えさせられた。
0投稿日: 2022.08.05
powered by ブクログ題材的には凄く面白い作品になりうると思ったが、そうでもなかった。この場合犯人が誰かというのはそんなに大きな問題ではないんだよね
0投稿日: 2022.08.04
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生活保護に関わる事件。 犯人側の事情をここまで描かれると、犯人に肩入れしたくなる。殺人は犯罪だけれど、では制度のもとに見殺しにされた人たちの死は、誰が悪いのか。 犯罪者は刑務所で衣食住を保証される一方で、生活保護を受けられない人はその日食べるものもなかったりする。捕まった円山は、犯罪を犯した自分のために国のお金が使われることも苦しく思うのだろう。 誰が悪いとも一概に言い切れないこういう事件は、本当に辛い。読み終わったあと、とても胸が苦しくなる作品だった。
3投稿日: 2022.07.21
powered by ブクログ読み応えがあるけど重い。 きっと犯罪にはならなくてもこんな話は沢山あるのだろうなぁと。 切なさが残りいろいろ考えさせられる。
1投稿日: 2022.07.16
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図書館で借りたもの。 仙台市の福祉保健事務所課長・三雲が拘束状態の餓死死体で発見。三雲は人格者として知られ、怨恨が理由とは考えにくい。捜査は暗礁に乗り上げる。死体発見から遡ること数日、模範囚が出所し…。 物語のキーとなるのは生活保護。 生活保護申請者一人一人に寄り添うには、人も時間も予算も足りてないんだ。 “みすみす再犯するような囚人を養うのも、声の小さな貧者に出し渋るのも同じ税金だ。法律と歪んだ信条が護るに値しない者を護り、護らなければならない者を見て見ぬふりをしている。” 結末は予想通りだったけど、、やるせないなぁ。
0投稿日: 2022.06.29
powered by ブクログ切ない。コロナ給付金の不正受給がニュースを賑わせている今だからこそ、現実に起こっても不思議ではない展開。予想を裏切る結末や、犯人が最後に残したメッセージに涙が込み上げてきた。税金を扱う公務員全員が読むべき作品であり、読了後には自分達の職務が人の人生を預かっているものだと自覚して真摯に全うしてもらいたい。
2投稿日: 2022.06.03
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圧倒的に重く、メッセージ性が強い。 生活保護も、受刑者の更生も、公務員の給与も、すべて税金から支給されている中、どこにどの比率で支払うべきなのか。 霞ヶ関で予算を組む現場でこの本はどう評価されるのか。どこかでラインを引かなきゃならないので、理想と現実が生む副産物と取れるのかもしれない。根本的解決策は見込みにくい。どうしたらいいのかわからない。
2投稿日: 2022.05.29
powered by ブクログ重い…重すぎる… 体力ある時じゃなかったら読んでるだけでおしつぶされそう。 問題定義する作品はえてして重い作品になるものですが、 仕事で生活保護の方と接する機会が多く、より深く考えさせられました。 生活保護を受けている方が「働くだけ損」「年金よりたくさんもらえるからその年までに停止されないようにしないと」という言葉も聞きました。あなたを養うために税金をはらってるんじゃない!と思うこともありました。 結局人が人を裁くことも助けることも、ましてや護ることなどできないのかもしれません。
2投稿日: 2022.05.13
powered by ブクログKindle Unlimitedで初めて中山七里さんの本を読んだ。ミステリー物というよりは、2011年3月11日の大震災と日本の福祉事務所と生活保護受給者の現状を訴えるための小説だった。物語前半で犯人を容易に推測できたが、話を読み進めるにつれて推理小説の域はとうに逸脱し、なぜ犯罪が起きてしまうのかという根本的な人間社会の不条理な成り立ちを考えさせられる構成となっていた。私たちは不公平な世の中に生きているのだという確認のための小説だと思う。
1投稿日: 2022.04.17
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いまいちでした。 犯人はあれだけの事をしていて、警察の調べでも当初人格者だったと言う話しか出てこなかったなんておかしいでしょう。 完全に作者がミスリードする為にそう書いたとしか思え無かったです。 最後の犯人にしても、あえて情報を少なくしていたのかな、と。動機からして犯人は絞られますからね。
0投稿日: 2022.04.16
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読みごたえがあった。けいさんの最期が壮絶だった。日本がどんどん貧しくなってるのでいろいろ考えさせられた。犯人は気がつかなかってので驚いた。読んだ方がいいです!
1投稿日: 2022.04.16
powered by ブクログ考えさせられる、読み応えのある一作。 実際にもこのような護られなかった者たちはたくさんいるのだろう、想像に難くない。 途中で真犯人について見当がつくが、 今の姿までは…。 誰もが護りたい者をもっている。 それをみんなが忘れない世界になるといい。
1投稿日: 2022.04.10
powered by ブクログ「人から受けた恩は別の人間にかえしな。でないと世間が狭くなるよ」 「どういう理屈だよ」 「厚意とか思いやりなんてのは、一対一でやり取りをするようなものじゃないんだよ。あたしやかんちゃんにしてもらったことが嬉しかったのなら、あんたも同じように見知らぬ他人に善行を施すのさ。そういうのが沢山重なって世の中ってのはだんだんよくなっていくんだよ。でもね、それは別に気張ってするようなことでも押しつけることでもないから。機会があるまで憶えておきゃ、それでいい」
14投稿日: 2022.04.10
