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死霊狩り (1)
死霊狩り (1)
平井和正/KADOKAWA
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総合評価

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     個人的には平井和正の最高傑作はこのシリーズだと思いますが。ひょっとすると日本SF全体でも。この人の初期の作品は、どれもドス黒い情動がのたうってる印象があるけど、特にこの作品のネガティブさは特筆もの。  主人公がレーサーだというところなど、大薮春彦からの影響がいろんなところで感じられるけど、SFとしてのエンターテイメント性はかなり上。  地雷の罠や実弾を使った非情な訓練、たったひとりまともだと思っていた黒人の看護婦が俊夫に拒絶されたことにより壊れていく部分など、前半の描写も凄まじいし、ゾンビーハンターとなってから、姉を殺され、恋人をゾンビーに乗っ取られて俊夫が追いつめられていくときの、全くだれる部分のないテンションの高さと密度の濃さは、菊地秀行や夢枕獏と比較したとしても圧倒的。  後の作品のようにプロットが散漫になる部分もなく、文句なしの大傑作。

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    投稿日: 2025.08.15
  • 角川文庫の生頼イラスト作品はもう全部復刊しようよ

    生頼範義氏による表紙カバーイラストは電子化にあたり改めて原画から取り直したとのことでクオリティの高いものです。角川文庫のカバーは裏面までが一枚の作品ですが巻末にちゃんと裏面まで入った原画が収録されています。ただ「死霊狩り」の角川文庫版はイラストは表紙だけで挿絵はありません。角川文庫版が底本ですのでこの第1巻には親友の森優 (南山宏) 氏の解説が入っており、人間味たっぷりなロマンチスト平井和正の実像に触れることができます。 ということで、人類に警鐘を鳴らす傑作「死霊狩り」が電子書籍で復刊です。ネタバレになってしまうかもしれませんが、全3巻の一作ごとに最後にどんでん返しがありバッドエンドで終わります。この小説を初めて読んだときは衝撃でしたが、以来ハッピーエンドのお話には物足りなさを感じてしまうようになりました (笑)。この小説を読んだ当時、直後にアニメ映画の「風の谷のナウシカ」をTVで観たのですが、世間で絶賛のナウシカにエンディングでがっかりしてしまった記憶があります。「死霊狩り」が強烈すぎたのです。 特に最終章第3巻には作者の伝えたいメッセージが凝縮されています。ぜひ最後まで読んでください。ハリウッドで映画化しないかなあ、三部作で作れるんだけど…。って当時は思ったなあ。

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    投稿日: 2018.03.19
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     この本は古本屋で安かったので買ってきたが、結構楽しめた。平井和正の本は結構読んできただけに、平井和正らしい作品だなぁという感じだろうか。この本は平井和正の書いた小説としては古い方だと思うが、やはりこの頃の方が最近よりもえぐい感じのつくりだ。ウルフガイもそうだが平井和正の作品はどうしてこんなにえぐい感じなのだろうか、しかし割と読みやすかったりするのも平井和正なんだろう。  しかし古い本だけあって、東西冷戦などが舞台になっている。そして読んでいる自分もそれにつられて、古い景色の日本を想像してしまう。まだ3分の1しか読んでいない訳なので何も感想を書けないが、3巻という短さで終わる平井和正の作品というのもなんだか不思議な気がして続きが楽しみだ。

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    投稿日: 2011.08.20
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    かつてヒライストでした(爆) 幻魔・狼男シリーズ(少年・アダルト両方)大ファンでしたが、振り返るとこれが一番すきかなーと(笑)。虎四ファンだったんですけどもねー。 ゾンビは未完っぽいオチなのが気になりますが、おもしろい小説だと思います。

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    投稿日: 2004.10.11