
女狐
栗本薫/講談社
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総合評価
(3件)5.0
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powered by ブクログ1983年11月の講談社文庫。単行本では既読済だったが、文庫版で再読。「女狐」「お滝殺し」「あぶな絵の女」「赤猫の女」「蝮の恋」「商腹勘兵衛」「微笑む女」「心中面影橋」の8編。8編いずれも女がからむ。解説にあるとおり町人の6編と「商腹勘兵衛」と「微笑む女」の2編が武士もの。時代小説の多くは町人の世界を中心としている(だから武士の関与も町奉行とかが多くなる)と感じているので、新鮮。(江戸時代)の武家の倫理感って儒学が中心に入って、特殊に感じてしまう。
0投稿日: 2020.06.06
powered by ブクログ8本の短編からなる1冊です。 どれも時代物で、あまり時代は明確には書かれていませんが、たぶん江戸時代でしょう。 内容は「男と女と愛と死」の話しです。しかもどれもこれもドロドロしていて、グロくて、ものすごい話しばかりです。 どの話しもまったく爽やかな話ではありませんが、でも何とも言えず引き込まれるモノがあります。 そのへんが栗本薫のすごいところでしょうか。
0投稿日: 2018.10.13
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
栗本薫の時代ものの最初の作品とのこと。 解説の紹介によると栗本薫は,史実に基づいた作品は書かないとのこと。 本書も,短編で江戸時代の女性の生き方の一端を表現している。 栗本薫らしく、裏社会、下層社会の描写が鋭い。 どこから着想しているのか,後学のために調べたい。
0投稿日: 2012.01.02
