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総合評価

457件)
4.3
192
193
53
6
1
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    父親の寃罪を知らず最後まで人殺しの家族で逃げるように暮らす親子、母親の香苗と兄、尚、弟の拓、そんな時、父親の寃罪を知ってしまう兄の尚、それを知らず、父親を殺してしまった弟の拓、どう展開するか⁇ 思わぬ展開に。

    4
    投稿日: 2024.05.30
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    この国の司法制度は誰の為のものなのか。司法制度の在り方とは。冤罪は必要悪なのか。 数日前に袴田事件の再審で、検察が死刑を求刑したと報道された。この作品を読み終えると、検察の体裁を保つための死刑求刑だろうな、とやっぱり考えてしまう。このタイミングで読めて良かった。 尚と相馬の出会いを回想する場面で物語は締めくくられる。それが切なさを増幅させて読了後もしばらく余韻で苦しかった。 あまり乗り切れず、これは完走できないかもぉ〜と不安になってたけど残り3分の1ほどになってやっと面白くなって来たな、と個人的に思った。そういうわけで読了に1週間ほどかかってしまった。固有名詞が無駄に多かったり、登場人物のキャラクターをいまいち好きになれず。少しご都合主義的な展開と、小学生にしては大人びすぎてるキャラ設定なんかも引っかかってしまった。

    2
    投稿日: 2024.05.24
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    犯罪者に続く2作目。 前作同様、話の展開が早く、一気に読み進められる。 少年たちのひと夏の情景描写がとても良いが、その後に起こる事件を思うと寂寥感を感じる

    5
    投稿日: 2024.05.24
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    太田愛作品は、「未明の砦」以来2作目。 「未明の砦」は大企業のもとで苦しむ契約社員たちの反撃物語でした。 そして本作は、警察・検察・裁判官が作り上げた冤罪被害者の家族の復讐、 巨大な力に抗うストーリーに、手に汗握り、悔しさで歯ぎしりし、 そして、 冒頭から、子供の行方の謎、数式のようなマークの謎、ランドセルの中身の謎のためにドンドン次々にページを捲り、 ラストには、 どうしようもない切なさに襲われ、涙が溢れてしまいました。 とてもGOOD!な作品でした。

    97
    投稿日: 2024.05.21
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    このレビューはネタバレを含みます。

    話が始まった時点でもう詰んでるから 後から全貌が分かって、取り返しのつかない時間がさらに浮き彫りになってどんどん悲しくなってくる。 警察がクソすぎてこの国もう嫌だ〜のつるべ打ち、日本は1度捕まったら無罪かどうかに関わらず終わりなのは今も変わりませんもんね。海外では録音、録画を法律で定められている国もあるのに,日本で全面可視化になるまであと何十年かかるのか、もしかしたらそうならないかもしれない。いつこんな冤罪事件に巻き込まれるかわからないのが本当に恐ろしい。この間も冤罪で捕まったニュースがあったし、この小説の持つ力がより一層感じられる。 前作よりスマートになってて読みやすい、でもやっぱり最後の追跡劇はちょっと長いと感じた。 尚が屋上に行ったと聞いて、制服警官がそのまま追いかけて銃を撃つのはちょっとね。こんな雑魚がそこまで分からんやろと思ったけど勢いが凄かったからいいか。 相馬の受け答えが熱血バカに見えるのは相変わらず、察しが悪く感じるのはなんでやろう。 子供時代は可愛らしいのに〜。

    59
    投稿日: 2024.05.18
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    著者の作品を読了したのは、この作品で2作目ですが、すっかり著者が気に入ってしまいました。著者を推薦してくれた妻には感謝しかないです。 この作品のテーマは「冤罪」ですが、非常に切ない物語になっています。物語の展開が気になって仕方なく、夜中の1時までぶっ通しで読んだのは、かなり久しぶりになります。 日本の司法制度は、このままで本当に良いのか。 そんなことを非常に考えさせられた作品でした。 なお、著者の作品である「犯罪者」の登場人物が複数出てくるため、「犯罪者」を先に読んだ方がより楽しめると思います。

    3
    投稿日: 2024.05.04
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    // = | 謎の印… 分かると悲しい(T . T) 冤罪をテーマにしてる。 悲し過ぎるやん! 何もしてへんのに、精神的に追い込んで、自白させる。 で、自分達の思い描いてる筋書きに合わせる。 ハイ!犯罪者!一丁あがり! みたいな。 有罪率99%、犯人だと判断して起訴されたら、ほぼ全員、裁判で有罪… 日本だけみたい…こんな凄い数値。 ないな! こんな高い数値! そのせいか、最近、冤罪とかよく聞くようになったな。 そういう冤罪のせいで… お父ちゃんが、罪を着せられ、世間から白い目で見られる母子。 しかし、冤罪だと分かり、お父ちゃんが… 尚が謎の失踪。 この子が、相馬の子供の頃の友だち… 20年以上経っての再会も悲しさ満点やな。 ちゃんと! ちゃんと! ちゃんと、捜査さえしてたら、こんな事起こらんし! 尚と拓、香苗親子の人生返して〜 何か、何のために、生きてるんか分からんやん… でも、冤罪に大きく関わった奴ら、何の後悔もせんと、そのままなんが、悔しい〜( *`ω´)

    124
    投稿日: 2024.04.27
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小説だとしてもそれは無理があるんじゃ⋯やそうなるかな⋯というところはあったが冤罪を深く考えさせられるストーリーで全体を通して面白かった。過去のたらればは全部起こらなかったこと(だから考えても意味が無い)というようなことを尚が言っていたが、やはりあの時あの瞬間何かひとつでも違っていたらと思わずにはいられない。 犯罪が起こった時に警察やメディアから出る犯人逮捕の報道を見て安心感や怒りは覚えるもののそもそもこの人は本当に犯人なのかなどと今まで考えたことがなかったのでこれからニュースを見る度にこの本を思い出しそう。

    12
    投稿日: 2024.04.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    素晴らしかった!! 真相が明らかになるところがクライマックスではない。 とにかく終盤の疾走感がすごい。 どうかどうかと祈らずにはいられない。 雨の屋上で相馬の指笛が尚に届いた瞬間、胸が詰まる思いがした。 とても美しかった。 ラストも美しかった。 いいシーンでしたね。 泣きました。

    69
    投稿日: 2024.04.23
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     読み応えある社会派ミステリーでした。前作『犯罪者』と同じく面白く読みました。  本作では、前作登場の相馬さんの輝いていた少年時代と、彼が関わった家族の悲劇が描かれており、少年時代の郷愁とともに悲しい気持ちに。  物語のはじめの方で数々の謎が示され、それを興信所を営む鑓水さんと修司さん、そして刑事の相馬さんの三人が追って行きます。23年前の出来事の証言・回想をどう解釈し、つなぎ合わせるのかがポイントで、そういう意味では、パズル要素もあるストーリーになっていました。それでいて、後半は疾走感があり、スゴイです。  物語中盤に、イソヒヨドリの鳴き声が聞こえるなか、相馬さんが会いに行ったエピソード、泣いてしましました。通勤電車の中でしたけど。  このエピソードを読む2週間前に行った、花見で混雑した公園近くの電柱上からの、澄み渡るイソヒヨドリの鳴き声が思い出され、余計に悲しくなりました。  最後の終章では、新たな物語の始まりが感じられ、前途を祈らずにはいられませんでした。  本作の冤罪に関わった警察・検察・司法の人たちは、結局自分に誤りがあるとは思っておらず、正しいことをしたとしか思っていないのでしょう。個人の問題というより、システムの問題ですね。詰まるところ、前作『犯罪者』同様、国民が悪いということなんですかね。  きっと、日々改善に取り組んでいらっしゃる方々が、どこかで努力されていると思います。私に出来ることは、『十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ』を胸に刻み、投票するくらいでしょうか。  でも、ほんの百数十年前には江戸時代だったのがこれほど変化したのであれば、今後、百年二百年後にはきっと良い方に改善されると信じたいです。  そこまで待たずとも、冤罪被害者の苦しみを知る彼ならきっと社会を動かしてくれるだろうという、希望の終章でしたが。

    100
    投稿日: 2024.04.22
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    『犯罪者』が面白かったのでこちらも読む事に。 主要人物が変わらないので序盤からすっと物語に入り込めた。 冤罪がテーマで、前作同様メッセージ性の強い作品であった。ひとつの冤罪事件によって、少年とその家族の人生が狂い始める。冤罪が生む悲劇の連鎖。犯罪の真相は切なく悲しいものだった。 『犯罪者』もそうであったが、権力には逆らえない・強者の過ちは正されないという理不尽さに怒りを覚えた。本書は日本の司法の問題に正面から問題提起する傑作ミステリー小説である。

    28
    投稿日: 2024.04.16
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃおもろい。冤罪がテーマだった。前作を読んでなかったけど楽しめた。犯罪者になっちゃったけど尚は頭も良くてやさしいんだな。択が死んでた展開が怖すぎて一旦本閉じた。 尚も択も香苗もみんな優しい。復習物語だけど、加害者が優しすぎて切ない。

    2
    投稿日: 2024.04.14
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    このレビューはネタバレを含みます。

    尚がいなくなった理由が切なすぎる。 尚の家族みんなが冤罪事件の為に不幸になってしまう。尚はあの後、少しは救われたのか…読了後も胸が締め付けられる物語でした。

    3
    投稿日: 2024.04.13
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    犯罪者の続編。一つの冤罪事件が家族の人生を狂わせ、それを生んだ検事、警察、裁判官は自分たちに何の落ち度も無いと言う。10人の犯罪者を逃しても1人の冤罪を無くすべきか、1人の冤罪を出したとしても10人の犯罪者を捕らえるべきか。考えさせられる本だった。

    14
    投稿日: 2024.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    夏休み前に出会い、一夏を過ごした小学生の相馬亮介と、水沢尚、拓。 そして夏の終わりに起きた尚の突然の失踪。 それから23年の月日が経ち、興信所の鑓水の元には母の香苗から尚の捜索が依頼される。 また同時期に、相馬は少女失踪事件の現場で、尚が当時姿を消した場所に残っていた印と同じ印を見つける、事件の真相に近づいていく。 停滞することなく、少しずついろんなことが明らかになっていく正に司法の信を問うミステリー。 たどり着いた真相はやるせなく切ない。それぞれが向き合い、苦しみ、憎悪して。 冤罪という取り返しのつかないもの。 身近に降りかかるまで誰も自分事として捉えられないのかもしれない。 それでも適正な捜査とは、と考えさせられる。 後半にいくにつれ、スピード感を増し展開されるストーリーには引き込まれた。 シリーズものとは知らずに読んだので、シリーズ第1作、3作も読んでみたい。 //=|

    2
    投稿日: 2024.04.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    読んでて途中から、涙が何度も出そうになりながら読んだ。(結局涙は最後まで我慢した) こんな事ってあるのだろうか。 尚が1人で背負わなくちゃいけなかったのか。 拓が壊れていった姿に目を背けたくなる。 お父さん含め、全てが悲しい方向へ向かっているのでは?と、お母さんが思っていたであろう事実も悲しい。 家族がたった一つの冤罪でこんなにも破壊される世の中の恐ろしさと矛盾とどこにもぶつけられない思いと…たくさん詰まっている小説だった。 前作の犯罪者はハラハラしたが、今回は悲しさと切なさが優った。 素晴らしい作品だった。

    3
    投稿日: 2024.04.06
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    読み終えても涙が出てしまう本は、そんなにありません。悲しいとか可哀想ではなく、ただただ涙が出て止まりませんでした。

    7
    投稿日: 2024.04.01
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    一夏の出来事が、23年後につながっている。尚の失踪、その後の様子、冤罪として捕まっていた実父の真相、全てが最後に覆される。 とても面白かった。 現代の法曹では、冤罪がこんなにも残酷に、容易く有罪として解決されてしまうのかと、恐ろしくもなった。 尚は一人で沢山のことを抱えて、悩み、苦しんできた。思考、行動、責任感たった12歳とは思えない。 どうかこの先の人生は穏やかに生きてほしいと願う。

    3
    投稿日: 2024.03.29
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    犯罪者が入手できないまま、先にこちらの作品を読んだのだが…最高に面白かった。こちらだけ読んでも違和感なく読み切ることができた。 キラキラした夏の思い出、大切な人を思いやる気持ち、全ての真相に気付いた時に壊れる心、日本の司法制度の問題点、冤罪が起こりうる危険性、復讐。 日本の司法の課題に正面から問題提起する良作。個人的には相当おすすめしたい作品であった。

    7
    投稿日: 2024.03.17
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    読了ほやほや 現在、胸がいっぱいです 冤罪がテーマなのかな、 でもそんながちがちの警察小説ではない 無垢な少年たちの気持ちを思うと 腹立たしいやら悲しいやら フィクションとはいえ何とも言えない気持ちになりました (抜粋)『十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ』か~~~ 賛否両論ありそう また再読したいと思った なんか、なんとなく2回目読むときは こんな感じとはまた全然違った感情になりそうな、そんな気がする

    6
    投稿日: 2024.03.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯罪者に次ぎ太田愛第二弾。 美少女誘拐事件が発生。そこに残されたのは23年前の失踪事件と同じ印。 時を同じくして前作でも登場した鑓水のところに、失踪した少年を探してほしいという、少年の母からの依頼がくる。 扱ったのは冤罪について。 第一弾では巨大組織の闇、本作では国の司法制度の闇に挑んでいる。 ミステリーを通して描きたいのは、巨大権力に対する風刺か。 失踪した男の子が実は生きている、はよくある話として、辿ってきた、そしてその後たどる境遇が悲しすぎる。 冤罪の父、それに翻弄される美しい母、その死に関わってしまった弟、それを庇うためにわずか12歳にして犠牲になることを選択する兄。 命をかけて証明しようとするこの国の闇、しかし世間はそれでは変わらない…そんな無慈悲さがあるのは前作と一緒。 前作ほど、敵が無敵すぎることがないのが救いか。前回の殺し屋は無敵すぎた。 脚本家だからなのか、ドラマチックすぎる部分はあるが、前作ほどのオーバーな展開はない。 淡々と展開されていく感じ。 最後にスカッとなる展開ではない。じわっと読者に投げかける終わり方。 全体的にノスタルジックな匂いのする、幻夏というタイトルにふさわしい雰囲気。 題材が面白く、続きが気になり、1日で読み切ってしまった。寝不足です。

    3
    投稿日: 2024.03.05
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    このレビューはネタバレを含みます。

    感想 現実的に物事を書いているため、展開が遅く感じられ、中盤までは読むのに少し苦労した。 しかし、序盤からの事実の積み上げにより中盤からの展開は早く最後までサッと読めた。 警察、検察、裁判所が組めば、有罪率は99%。たとえ冤罪であろうとそれをも認めない。恐ろしい話である。検察は、冤罪の蓋然性が高い案件も組織を守るために決して間違いを認めない。 警察も検察も変なプライドに拘らず間違ったことは間違えたと謝るようにはならないのだろうか? あらすじ 23年前の夏、十二歳の少年が河原で失踪した。事件が解決しないまま時は過ぎる。私立探偵の鑓水は、母親の香苗から23年前に失踪した息子の尚を探して欲しいと依頼を受ける。 鑓水は知り合いの刑事の相馬と連絡を取り、情報交換を依頼する。相馬は23年前の夏に尚と友達となり、一緒に過ごしていた。事件を追ううちに、尚の父親が殺人で収監されたが、尚が失踪する前に冤罪であったことが分かり、さらに階段から転落して亡くなっていたことが分かる。 新たに女児の誘拐事件が発生する。相馬は、冤罪事件を追ううちに、冤罪事件の取り調べをしたのが、女児誘拐を仕切る参事官、誘拐された女児の祖父が当時の検察官、冤罪事件の判決を下したのが、女児誘拐の容疑者の父親であることに気づく。 尚の弟の拓と母親の香苗の行方が分からず、鑓水たちは追っていたが、驚愕の事実に出くわす。香苗はホスピスに入院しており、すでに死亡。拓も半年前に溺死していた。 水沢尚は生きていた、警察の倉吉望として。警察は間違った犯人を逮捕して罪をでっち上げることに躍起になっており、全ては尚の思い通りに事が進んでいた。 警察が間違った犯人を再逮捕した瞬間に尚は、誘拐した女児を殺害するつもりだった。鑓水と相馬はそれを防げるのか?

    7
    投稿日: 2024.02.18
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    登場人物一人一人に正義があって、冤罪を生んだ警察・検察の言い分も最もだと感じたし、司法制度そのものが完璧でないことを痛感した。 どうすればよかったんだろう?

    8
    投稿日: 2024.02.17
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    面白かった!警察嫌いになる…。面白かったんだけど、犯罪者の方が面白かったなぁと思ってしまったので、ほんの少しだけ残念でした。

    8
    投稿日: 2024.02.16
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    警察が生み出した冤罪によって23年後に事件が起こる。関係者は相馬の幼なじみ家族。 警察組織の闇、それに振り回される家族。真相は心が痛くなるほどのものだった。  悲しい話だったな…

    8
    投稿日: 2024.02.15
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    太田愛はなんてむごい物語を書けるのだろう。あの夏が幻であればよかったのに…本当に本当に胸が張り裂けそうです。話が面白いためあまりにも感情移入しすぎて、すぐに現実世界に戻れないくらいの衝撃を受けています。 前作の『犯罪者』も含めて、強者の過ちはなかなか咎められないし、マスコミは強者に都合のいいようにつくられ人々はそれを信じる。それは弱者がいくら頑張っても(主人公であっても)、覆らない事実なのだと痛いくらいに伝えてくる。勧善懲悪なんて創作の中だけなのであれば、せめてマスコミのいうこと全てを鵜呑みにするのはやめようと思う。

    3
    投稿日: 2024.02.12
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    犯罪者がすごく良かったので読んでみたけど、やっぱり期待を裏切らない面白さ! 冤罪から始まる悲劇の連鎖があまりに辛くて、読んでいてすごく苦しかった。

    9
    投稿日: 2024.02.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    相馬亮介 深大署交通課の刑事。ある事件がもとで刑事課から交通課に左遷された。小学生時代、失踪前の尚と遊んでいた。 鑓水七雄 興信所の所長。相馬の大学時代からの友人。三十五歳。在京キーテレビ局のひとつNVBの社員から怪しげな文筆業を経て興信所をやっているという異色の経歴の持ち主。 繁藤修司 興信所の調査員。数年前、鑓水に命を助けられた。高校中退、鑑別所に入っていた。 水沢尚 二十三年前の九月二日に失踪した少年。静岡県三島市生まれ。 水沢拓 尚の三歳下の弟。現在は車とかITとかの技術翻訳をしている。 水沢香苗 尚と拓の母親。以前、『クラブ六番館』で働いていた。引っ越したあとはスナック『輪舞』で働いていた。大学の英文科を出た後、英会話学校の先生をしながら市民劇団で芝居をしていた。その頃の行きつけの居酒屋で板前をしていた柴谷と知り合う。 柴谷哲雄 香苗の前夫。若い女の子を撲殺。仮出所後に真犯人が判明した直後の八月二十九日に石段坂で転落死している。 常盤正信 元最高検察庁次長検事。常盤理沙の祖父。退官後はテレビや雑誌に積極的に顔を出して事件の解説などを行なっているいわば捜査機関側のスポークスマン。三十二年前、静岡地裁で柴谷哲雄の裁判を担当した検察官だった。 岡村武彦 警視庁刑事部参事官。一巡査から叩き上げで参事官までに登りつめたノンキャリアの星。常盤理沙誘拐事件の指揮を執っている。柴谷哲雄が逮捕された当時、取り調べた刑事だった。 寺石憲一郎 元東京高裁部総括判事。柴谷哲雄に有罪判決を下した裁判官。裁判官を退官した後、大学の法学部で教鞭を執っている。 倉吉望 科学警察研究所研究官。 鳥山浩 鑓水の友人。元テレビカメラマン。 松井慎一 NVBの『ニュースプライム』でメインディレクターを務めている。押しの強さと回転の速さで群を抜いている。 亜蓮 繁藤の恋人。用賀で母親と『すみれ美容院』をやっている。 野村千代 おもに子供たちを相手に菓子パンや飲み物、駄菓子などを売る『野村商店』の主。 箕輪 ホスピスの医療スタッフ。 広田幸代 尚が失踪した当時の西稲城小学校の担任教師。 藤木達郎 尚が転校する前の桜木町の小学校での担任教師。 歩美 水沢香苗が働いていた『クラブ六番館』のママ。 伊原啓太 相馬の同僚。交通課に配属され、相馬の元で捜査の経験を積んでいる。 常盤理沙 十二歳。大手商事会社・三友商事の財務部長、常盤信弘の長女。聖テレーズ学園大学初等部六年生。図書館の前で友達を待っていた五分ほどの間に忽然と姿を消したを。常盤正信の孫。 三浦絵里加 理沙の同級生。 乗鞍 本庁の巡査部長。 裕美 相馬の妹。 ランチの吉田 魚介系の弁当は鮮度が悪く、誰も買う人がいないので常に売れ残っており、食べるのはリスクを伴うらしい。 律子 相馬の母親。 相馬の父 相馬が八歳の時、立て籠もり事件の現場で頭を撃たれて殉職した。 高岡晶子 静岡県三島市の郊外、坂手新田にある坂手神社境内で撲殺された。 高須紀夫 坂手神社の殺人の真犯人。内藤寛子に一方的な好意を寄せ、相手にされないと解ると嫌がらせや待ち伏せを繰り返して遂には刺殺していた。高岡晶子とは旅行会社が企画した鎌倉への日帰り撮影ツアーで知り合っていた。 三条 尚が失踪した時の西稲城署の刑事。 三井淑子 水沢香苗の従妹。 松尾由紀 香苗が勤めていたスナック『輪舞』のママ。世田谷に引っ越し、区民講座で簡単に作れる酒の肴教室の講師を務めていた。 柴谷博雄 哲雄の弟。埼玉県内の中古車販売会社を退職後、三島の親の土地家屋を処分し、所沢に二世帯住宅を建てて暮らしている。 二ノ丸幸造 哲雄が働いていた建設会社の当時の親方。 鳥山浩 鑓水のNVB時代の友人。非常に腕の立つカメラマンで、腕が立ちすぎるあまり局を辞める羽目になり、現在はインターネットの独立系ニュースチャンネルで働いている。 徳山譲 警察庁OBで常盤正信と大学の同期。 寺石孝之 常盤理沙事件の容疑者。三十八歳。三年前、少女のスートの中を盗撮し、その場で取り押さえられた前歴があった。寺石憲一郎の息子。 高岡和典 高岡晶子の父。 広崎辰巳 刑事部長。 馬場篤志 所轄署長。 元木伸也 寺石孝之の取り調べに当たっている。 早川祐二 水沢拓の大学時代の友人。 沼田健二 神奈川県秦野市の紳士服の店員。三十二歳。八年前の九月四日に殺された。財布や手帳の入った鞄が住宅街の壁際に落ちていて、そのブロック塀にあの印が残されてきた。 柏原稔 千葉県我孫子市の会社役員。五十八歳。四年前の九月三日午後十時頃、ジョギングに出たまま失踪。翌朝、いつも首に巻いているタオルが公園のベンチで発見された.そのベンチにあの印がくっきりと刻まれている。二ヶ月後に遺体が発見された。 石田由香子 埼玉県所沢市のブティック経営。四十二歳。昨年九月五日、午後九時に店を出た後に失踪。車の脇にバッグが落ちていた。赤いボルボのボディに例の印が刻まれていた。十日後、狭山湖近くの林で遺体が発見された。 繁藤敬三 修司の父。仕事中の事故が原因で神経を病んでいる。場合によっては意思疎通に困難を伴うことがある。 若林誠 二十三年前に西稲城署で三条と一緒だった。身体を壊し、四年で刑事を辞め家業を継いだ。 教授 ホームレスの老人。 丸尾義純 二十三年前、静岡グリーンテレビで柴谷哲雄の冤罪事件の検証番組を制作した。現在は鳥山と同じインターネット業界に生息しており、所謂ひとり社長として企画を売り歩いている。 広瀬彩子 旧姓・川野彩子。高岡晶子の友人。 綿引康一 柴谷哲雄を弁護した弁護士。 尾上サク 犯行時刻に柴谷哲雄がいたという杉林の上方の家に住む老女。 常盤登代子 常盤正信の妻。 弘隆 常盤理沙の兄で中学三年生。

    1
    投稿日: 2024.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    犯罪者で活躍した鑓水・相馬・修司とまた出会えて嬉しい。法治国家である日本でまさかこんな目に合うなんて思いもよらない。けれど実際に起きている事なんだよな…。司法制度の在り方、冤罪事件、巻き込まれた家族たち。あまりにも辛すぎる。太田さんの作品は社会問題×ミステリー。ぐいぐい惹き込まれる筆力!

    13
    投稿日: 2024.02.07
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    数年前に読んだ作品だか、思わず本棚から引き抜いた。「犯罪者」「幻夏」「天上の葦」はこの順番で三部作。相馬、鑓水、修二の3人が真実を追いかける。 23年前に失踪した尚を当時小6で友人だった相馬が探す。冤罪で殺人犯にされた哲夫が9年後に無罪とわかり出所してきた。そこで事件が起こる。尚と拓の兄弟とその母親の香苗がどう関わっているのか?そして23年後の今、どうなっているのか?暗号のような記号が意味するものは? 冤罪が生み出す不幸の連鎖をスピード感のある文章によって描写されている。太田愛さんのこの表現力は文字を脳裏の映像に映し出す。 何度読んでも飽きない。

    23
    投稿日: 2024.02.06
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    犯罪者を読んでから何年も経った今、本作を初めて読みました。鑓水修司相馬のキャラが鮮明に蘇り、懐かしくもあり、すんなりと引き込まれました。 本作は、冤罪問題との真向勝負です。なぜ冤罪は起きるのか、冤罪に巻き込まれる人の心、警察・司法の闇、、私のような読者一般人が到底解決に導ける問題では無いのですが、いつもながらの太田さんの国や社会によって生み出される目に見えぬ悪に対峙すべく問題提起がされている作品であると感じます。 単純な冤罪事件を扱うのではなく、相馬の少年期の出来事から端を発し、失踪・誘拐・殺人事件が起きる多くの謎、ミステリー要素、主人公3人の掛け合いなどのエンターテイメント性もあり、とてもわかり易く楽しめた作品でした。天上の葦もまだこれからなので読みたいと思います。

    21
    投稿日: 2024.01.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    Amazonオーディブルで聴いた。 あんまりピンとこなかった。 「そうはならんやろ」が連発されてるように感じて、ついていけなかったよ。 呉勝浩「爆弾」と同じナレーターで、「爆弾」の方は好きだけど、「幻夏」では鼻にかかった感じが苦手で、聞き流し気味だったからかなぁ。 拓がおかしくなるのはまだ分かるとして、犯罪に走るのは分からないし、尚が拓を殺すのはもっと分からない。 子ども時代の相馬には自分の家族があるのに、よそんちの家族にあそこまで入れ込むのもよく分からない(そういう設定だから仕方ない)。 出発点から話に乗れなかったね。 タイトルからして、あの幻のようなひと夏、ってのを描いているんだろうけど、その手のノスタルジーを持ち合わせていないわたくし。 人質司法や冤罪を生む警察、検察、裁判所の姿勢について、「何を今更…」という感じのことを大上段に振りかざされてしらけてしまった。 これで社会派とか言うんだ?? 尚が取った行動で、日本の堅固な刑事司法のあり方をどうにかできるわけもなく、それもしらけてしまった。 デビュー作「犯罪者」に比べると、だいぶつまらなくなったように感じた。 「天上の葦」はどうなんでしょう(そのうちオーディブルに来るのかな)。

    5
    投稿日: 2024.01.21
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    真相が明らかになるたびに23年前のあの時が蘇る。 23年前の描写から懐かしさや切なさを感じ、真相を知った時相馬の気持ちに限りなく近い苦しみや辛さを読者である自分も感じることができた。 張り巡らされた伏線が綺麗に回収されていく。 これまで読んできたミステリーで一番好きな作品。

    2
    投稿日: 2024.01.17
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    幸せに暮らすはずだった家族が冤罪によって狂わされるなんとも言えない切なさがある。一方で兄弟や親友との情景が浮かび、心温まる良作だった。鑓水のキャラも面白い。

    3
    投稿日: 2024.01.16
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    犯罪者に続き、年末だと言うのに引き込まれてしまった。本当に面白い。しっかりしたストーリーで見事な展開。魅力的な登場人物と意外性と読みやすさ。未読の方はぜひぜひ犯罪者から楽しんでもらいたい。鑓水、相馬、修司のチームが最高に良い。尚、頑張って。 天上の葦も購入済なので、年始から読み始めると思います。

    31
    投稿日: 2023.12.31
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    初めて読む著者の作品。 どんでん返しを狙って8割くらい読み進めてから話がコロっと変わっちゃうお話ってのも多いが。 この作品は、まぁ当初から順当にこうだろな、ってのを丁寧に描写してるのである意味安心感のある展開。 ただ、ちと長いような気はした。もう少しスピーディな方が緊張感が出るような。 嫌いでは無かったけど佳作感。主役陣が出てくる他の話もあるようだけれど、読みたいような読みたくないような。

    2
    投稿日: 2023.12.29
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    このレビューはネタバレを含みます。

    『犯罪者』があまりに面白かったので続けて『幻夏』を購入。読了が冬期休暇前半になると見込んで先に『天上の葦』上下巻も購入済み笑。2023年最後に太田愛さんに出会い、年末年始も太田愛さんの作品で過ごせる…なんと素敵な事でしょう。 『幻夏』は時系列としては『犯罪者』の後ですがこちらから読んでもネタバレしないように「ある事件」を通して相馬・鑓水・繁藤の3人が出会ったとしか書いていないので読む順が違ったとしてもOKです。「ある事件」と濁されたら気になってすぐに読みたくなると思いますが…笑。 水沢尚の父親 柴谷哲雄は坂手新田事件で女性を殺害したとして誤認逮捕され、9年の服役していた。23年前の夏、小学生の尚とその弟の拓と相馬の3人が登校中。尚は忘れ物をしたと言い、家へ戻る。それ以降、消息を絶つ。事件?事故か?月日が過ぎて23年後、母親の香苗から興信所の鑓水に尚を探して欲しいと依頼が入りストーリーが動き始める。 尚が最後に目撃された川沿いの木に記された「/ / = |」の文字は23年後に起きた女児誘拐事件の現場にも残されていた。過去を遡ると3件の事件でも同様の文字があった。その文字の意味と事件の繋がりは何か? 太田愛さんの手に掛かると無駄な描写は一切無く、全てが伏線として次第に明らかになっていく。冤罪がメディアで大々的に報道されていたら…3人の秘密基地のそばに殺意的な予備校生が住んでいなかったら…〇〇だったら…と感じる所が多い。あの夏の出会いが、幸せな未来へと続いていたら良かったのに。生きる道を歩む事になった尚が少しでも笑顔になれる事を望みます。 冤罪をテーマにした社会派ミステリーの傑作。

    82
    投稿日: 2023.12.29
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    3人の少年の夏休みの出来事、秘密基地、台風の夜を過ごすことなど 楽しい思い出の後 まさか こんな展開になるとは… 真実がわかっていくにつれ 悲しくて。 冤罪 絶対にあってはならない事。 最後の場面 ほんとに大切な思い出。友達になれて良かったね。

    5
    投稿日: 2023.12.29
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    またまた太田愛の世界に引き込まれてしまいました。 冤罪が起こったら警察にも裁判官にもペナルティが与えられるようなそんな仕組みがあればいいのに… どうか尚が心を取り戻せますように。

    16
    投稿日: 2023.12.26
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    太田愛氏が2013年に刊行したサスペンス小説 主な登場人物である相馬、修司、鑓水の3人は前作の「犯罪者」から続けての登場となる。もちろん「犯罪者」を読んだ上で今作を読むのが1番だが、今作単独でも読めるものになっている。 今作の「幻夏」では登場人物の相馬の少年時代の事件と大人になった少女誘拐事件を描きながら、日本の司法制度についてメスを入れた作品となっている。 前作同様、謎が新たな謎を読んでいくなかて、少しずつ過去と現在の事件の真相が明らかになっていく様は読んでいてとても気持ちがいいものとなっている。 前作の「犯罪者」も登場人物の心情がリアルに描かれていて、そこに強い魅力を感じていたが、今作ではそれ以上に相馬を中心にしてさまざまなキャラクターたちの複雑な心情を丁寧に表現されていたと思います。そこがこの「幻夏」という作品の魅力で作品のリアリティーを高めている要素であると思いました。

    5
    投稿日: 2023.12.23
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冤罪が引き起こす周囲への影響は計り知れない。テレビでも報道される事はあるが、やってもいない犯罪で罪に問われるとは本人だけでなく家族も言葉では表せないほどのストレスだと思う。引き込ませる力がこの小説にはあった。追い詰められた尚の心情を考えると心が痛くなる。展開は読めても十分に面白かった。

    28
    投稿日: 2023.12.12
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    太田愛氏の著、犯罪者(上下巻)の主要登場人物である相馬、鑓水、修司が再び登場する作品。犯罪者を読んだ衝撃から期待を持って読み進めたが、やはり面白い。緻密に練り込まれた伏線や苦しくなるほどの登場人物の切ない心の内が描かれており、すぐにその世界に引き込まれる。本作は冤罪の不条理さを突き詰めており、これは永遠のテーマかつ改めなければならない現状だと感じた。 そんな中、紆余曲折がありながらも昔の友との絆に胸を動かされる傑作。

    20
    投稿日: 2023.12.07
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    このレビューはネタバレを含みます。

    とても面白かったのですが、切ない終わりだったので星4つにしました。 誰しも子どもの時がありました。 子どもの頃に見た夕焼け、今はどうしているか分からない懐かしい友だち、他人には話せない家庭のこと、色んなことがごちゃ混ぜになって、それぞれの心に爪痕を残していたのだと思いました。 もう少し救われるような終わりだったら良かったな。

    3
    投稿日: 2023.11.27
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    犯罪者で出てくる登場人物が新たな事件に挑む物語で人物像が分かっているし、作者のストーリーへの信頼性もあるため安定して楽しく読めた。 冤罪が引き起こす不幸の連鎖に巻き込まれた2人の兄弟のストーリーに相馬刑事の過去も描かれていて、別のシリーズを読みたくなった。

    2
    投稿日: 2023.11.15
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    評判通りとても面白かった。中盤以降は一息に読み終えた。 少々無理があるかなという点が、基本的な部分で目に付くけど、それはそれでよいかなと思える。 ミステリにありがちな、探偵役が悪目立ちしたり、変に大どんでん返しを構成するのではなく、物語にちりばめられた一つ一つの事実が丁寧に回収されていくストーリーに安心感を感じる。 女性らしい筆致だと思った。

    2
    投稿日: 2023.11.15
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    『犯罪者』も大好きですが、これも面白い!小説を読みながら映画を観ているような臨場感。真実が明らかになる度に切ないしモヤモヤするし悔しいし…いろんな感情に振り回されました。しばらく余韻に浸りたい。そして近々再読したい。

    4
    投稿日: 2023.11.12
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    『犯罪者』から読みたかったー。シリーズって知らんかったー。 初期の東野圭吾を思わせる人情系ミステリーの大作。悲しい犯罪。希望とともに。

    9
    投稿日: 2023.11.11
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    面白い。23年前に失踪した子どもの捜索を依頼された探偵、依頼主はその母親。一体なんのために。 誘拐事件の現場に残されたとある記号が、実は23年前の失踪現場にも残されていて…と気になる展開です。この記号は作中で何度も登場しますが、本作は謎解きではなく、ストーリ展開そのものを十分に楽しめる作品になっています。特に終盤の畳み掛けるような怒涛の展開がたまらなく、緊張感とともに一気に読み終えました。 ある出来事について、登場人物たちのそれぞれの目線で語られる場面が何度も出てくるので、その度にページを巻き戻して読み返しました。すれ違いや行き違い、人を信じること、法律は正義なのか、読み応え十分です。 本作に登場する探偵と相棒たちは著者の別作品にも登場しているので、そちらも読んでみようと思いました。

    3
    投稿日: 2023.11.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    めちゃくちゃ面白かった… 刑事の相馬、興信所の鑓水、修司が常盤理沙と水沢尚の失踪事件を巡って過去に本当は何が起こっていたのかを追う。この作品のテーマは法制度と冤罪だと思う。 尚と拓、香苗の過去の話はとても悲しくなった。父親がやってもいない殺人の容疑で逮捕され、その事を信じるしかなかった香苗達。冤罪だったことが8年後真犯人が見つかったことで証明され、父親の哲夫は元妻である香苗、まだ小さかった尚、まだ産まれてから顔も見た事が無い拓を年賀状の住所から必死に探して尚に冤罪をだったことを伝えるも、父親の顔を知らない拓に石を投げられ石段から落ちて亡くなってしまう…その時から尚の運命は香苗と拓を守るために変わってしまった。その時の尚の心情を思うとやりきれなさがすごい。自分が父親を殺してしまったという事実を知った拓の心が壊れて無辜の人間を殺す所、世界の均衡を訴えるあのUSBに残されていた何万字にも及ぶ文章を見た時は恐怖を感じた。 倉吉望=水沢尚だったという所が1番面白かった。尚はよく頭が回るなぁと思った。尚には改心して普通の水沢尚として生きて貰いたい… 他の作品もぜひ読みたい!!

    3
    投稿日: 2023.11.07
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    「犯罪者」を読んでいないので 相馬、鑓水、修司の関係がわからなかったが、 著者の確かな筆致のおかげで十分楽しめた。

    0
    投稿日: 2023.11.04
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    子供が守りたかったもの 母親が守りたかったもの 父親が守りたかったもの 幸せな時間がもう少しあれば展開は違ったのか? 相馬の後悔がやるせない気持ちになる本でした。 修司は不死身でいいね〜。

    9
    投稿日: 2023.11.03
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    辛く切ない。誰に感情移入しても苦しい。何も不安なこともなく毎日が刺激の連続で楽しかった少年時代。一つの歯車が狂ったことで、少年たちの運命が流される。本当に悲しい作品。辛いのに読む手を止めることができなかった。

    0
    投稿日: 2023.10.24
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    この国では 「冤罪が生まれるのは偶然じゃない」 (本文より) * 久々の再読。本書が発行されてから10年余り。取り調べを可視化する法律ができたり少しずつ変わってきたのかなとは思います。 「十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ」 という言葉は真犯人を逃がしてもいいという意味ではなく、それだけ冤罪の重さを表しているのかなと思いました。 * 少年が失踪した理由にたどり着いたとき あまりに切ないものがありますが その分次の『天上の葦』で 三人はまた頑張ってくれるのでしょう。

    11
    投稿日: 2023.10.22
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    前作とはまた違って、今回はノスタルジックな切ない物語がとても良かった。今と23年前の事件がこんなふうに繋がるなんて。司法と警察の闇が深すぎて、正義って一体どこいったんだ。

    1
    投稿日: 2023.09.28
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    このレビューはネタバレを含みます。

    小学生のときに信頼できる大人がいれば、最小限に抑えられた事件だった。世の中で正義とされてる警察を信用できない世界って、なんて残酷なんだろう。 尚にとっては母親もただ守るだけの対象だったことも辛い。幼い頃の秘密を守るために罪を重ねていく感じが白夜行を思い出す。 自分で見立てた結末をいい意味で何回も裏切られて、読んでいて飽きなかった。

    0
    投稿日: 2023.09.27
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    『十人の真犯人を逃すとも一人の無辜を罰するなかれ』 前作『犯罪者』に続くシリーズものだが、本作からでも十分楽しめる。 著者は相棒やtrickの脚本を書かれていたただけあって面白かった。 冤罪がテーマなので重さもあるが、読みやすい文体で一気に読んでしまった。 伏線あり、どんでん返しありの好みの作品だった。 作中に出てくる主人たちが過ごしたひと夏の幻のような思い出の美しさと、事件を追う事に明らかになっていく真実の残酷さが際立ち、読んでいてどこかずっと切なさを感じる。 冤罪さえなければ起こらなかった事件において真犯人は一体誰なのだろうか。 冤罪が生まれる構造はこれ以上変えようがないのだろうか。 隠蔽する組織、責任逃れをし他人のせいにする当事者、平等に罰せられない世の中。 社会のあり方について考えさせられる一冊だった。 こんな人におすすめ .ᐟ.ᐟ ・社会派ミステリーが好きな人 ・冤罪がテーマの話が好きな人 ・どんでん返しが好きな人

    8
    投稿日: 2023.09.26
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    キャラクター設定がとても好きでした。。 今後なにかの小説で尚が登場してくれることを願います。。 相馬、鑓水、修司の3人組がとてもいい。説明する章が長くてちょっと意識飛ぶ瞬間もありますが、勢いもあって面白く読めました。

    2
    投稿日: 2023.09.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    テーマは冤罪。 冤罪で不当に刑に服した父親と、その家族。冤罪を知らずに結果的に父親を殺してしまった弟を守ろうとした兄。検挙されたら有罪99パーセントという司法の仕組みと、その在り方への疑問。 製造業でいう"不良品(=一定数は諦めて廃棄)"は人間を扱う司法ではあってはならないが、そのために有罪を逃してもいけない、、難しいテーマだ。

    1
    投稿日: 2023.09.12
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    このレビューはネタバレを含みます。

    オーディブルにて。 あっと驚くどんでん返しの凄さというよりはストーリー性やメッセージ性に引き込まれる作品。もちろんミステリーとしても良い。 超バッドエンドではないけど、司法や警察組織とかそういうものに関してのやり切れなさを感じる。 冤罪事件とか聞いてもなかなか自分のこととしてその辛さを考えれないところがあるからなあ。

    1
    投稿日: 2023.08.19
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    当時12歳だった少年を襲ったいくつもの悲劇。 少年は行方不明になり、今も行方が知れない。 そんな過去が明らかになっていく。 日本の警察や司法のやり方、冤罪の重さ。 裁く側もこの重さをわかって欲しい。 2023.8.15

    5
    投稿日: 2023.08.16
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    冤罪をテーマにしたミステリー。 少年時代の話はとても重い。 こういう本が社会に一石を投じてくれればと思う。

    4
    投稿日: 2023.08.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    十人の真犯人を捕まえるために一人の無辜が犠牲になる社会の話。 『犯罪者 クリミナル』という作品の続編というのを知らずに読了。 前作を読んでいれば前作からのキャラクター達の活躍場面も楽しめたかもしれないが、キャラクターに思い入れがないのに追う側の人間が3人も居ることで、それぞれが体験した場面と、集めて来た情報を共有する場面で、知ってる話を複数回聞かされている感じがしてしまい追う側は1人のキャラクターだったら読みやすかっただろうなと思ってしまった。 少数の冤罪者を出しつつ多数の犯罪者を捕まえる社会か、冤罪者は出にくくなるものの犯罪者の検挙率は下がる社会か、というテーマは素晴らしいと思えた。 あと、一度会った人は忘れないといった記憶力が良い描写はあったとはいえ、二十三年前の事をあまりに詳細に覚え過ぎてたのも引っ掛かってしまった。 p. 314「解るわけないだろ。二十三年前、ひと夏だけ一緒だった十二歳の子供が、今、どんな男になってるかなんて」 p. 356十二の夏、ほんのひと月、一緒に過ごしただけなのに。亮介は、自分と同じくらいあの夏のことをよく覚えていた。

    1
    投稿日: 2023.08.13
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    もっと面白く終われるはずの内容なのに後半から描写が細かすぎて必要のない文章が多すぎて読んでいて疲れる。 犯罪者と同じ。

    2
    投稿日: 2023.08.13
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ドラマを見ているかのように、頭の中で登場人物の表情や仕草が鮮やかに描かれました。 とても読みやすく、すぐに物語の世界に引き込まれました。 わたしがひねくれ者のため「ここでこの展開は上手すぎる」と感じてしまう部分もあったのが、正直な感想です。

    5
    投稿日: 2023.08.12
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    相馬、修司、鑓水の3人にまた会えます。 今回は相馬が幼き日、大切な夏を共に過ごした尚と拓兄弟の物語。そして冤罪がテーマです。 疾走感溢れる展開はそのままに、 後半は事件の全容にやるせなくなりました。 読後、心が辛い。 でも、今作もよかった。

    3
    投稿日: 2023.08.10
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    日本の司法や刑法の問題点などかかれている。起訴したら99.9%有罪。忙しすぎる検察官、裁判官、、。冤罪が生まれてしまう。 物語としては、母親香苗の人生を思うと切なくなる。香苗の「人生で最後の、幸福な1日」の表現がたまらない。 柴谷が自供してしまったいきさつ、こんなことが現実に起きてるなら許せないことだ。 12歳の尚の、家族を思う気持ちの強さもすごい。 太田愛さん、すごい。

    3
    投稿日: 2023.08.09
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    終盤に向けて話に引き込まれた。司法や警察の取り調べとか、警察という組織や裁判官の激務や現状に思いをめぐらせた。人間のやる事だから、常に正解ではないとは思うが、より良い方向へと向かって欲しいと思わざるを得ない。 話は終盤に向けて事実が明らかになってくるところで驚愕した。面白かったです

    3
    投稿日: 2023.08.06
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    太田さんの作品はグイグイ引き込まれていく 想像もつかないような展開で、その展開も非常に練り込まれててなるほどと思わせてくれる あわせて社会の問題点もあらわにしつつ非常におもしろい また次の作品も読んでみたい

    3
    投稿日: 2023.08.03
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    日本で有罪率99%と聞いたことはあったが、それが刑法や司法構造から生まれているとは考えなかった。 色々な情報を自分で判断しないといけない。

    4
    投稿日: 2023.07.28
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    尚と拓‥ 父親がヒトゴロシで住んで居た所 を変わりそこで亮介と出会い仲良く なるある日突然父親がやって来て お父さんは無実だったんだとつげる そして‥弟の拓が‥。 父親はなくなってしまい。 本当に父親は無実だと分かってしまう 尚は姿を消してしまう。

    4
    投稿日: 2023.07.22
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冤罪というテーマが重い… 1つ1つの謎が丁寧に解けていく所は読み応えがあってよかった。夏の情景や少年たちの記憶が鮮明に描かれてて懐かしい気持ちになる。ただ悪い人たちにもっと天罰がくだればいいのに…と思ってしまうラストだった。そこがまた昔の司法が残る日本のリアル。

    1
    投稿日: 2023.07.16
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    『犯罪者』で出会った主要人物、鑓水、相馬、修司の第二弾。 今回は相馬の過去から、、ってまた色々と複雑やったけど切ないストーリーでした。

    0
    投稿日: 2023.07.07
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    めちゃくちゃ読ませる文章だし、どんどん明らかかになる事実の理不尽さに涙が出る。 相棒やトリックの脚本家! そりゃ圧倒的構成力だ、読ませるわけだね〜泣

    4
    投稿日: 2023.06.21
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    【Audible】 子供時代の描写と、23年後のそれぞれの置かれた状況のコントラストが胸を締め付ける。なおは、優しくて家族思い。そんな子が、こうならなくてはならなかったほど、『冤罪』は大きな禍根を残す。裁かれる側、裁く側それぞれの視点で物語を見ることで、とても考えさせられた。 太田愛さんの作品は犯罪者につぎ二作目。 今回もグイグイ引き込まれてあっという間に読了。

    2
    投稿日: 2023.06.13
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    太田愛さん。好きすぎてよだれを垂らしながら一気に読んでいた気がする。。 相馬さん、鑓水さんと修二さんのキャラクターがイキイキと描かれていて、掛け合いが楽しくて仕方ない。 そしてやはり物語りがすごい。 冤罪というテーマ。その重たいからこそ、大団円には終わらない。読み手は、なんとかこの人を救ってと願わずにはいられないというのに!太田愛さんは! でも、シコリが残るほど人生で忘れられない物語りにもなるんだろうなぁ。 現在発売している中で最後の天上の葦をいつ読もうか悩む。。

    5
    投稿日: 2023.06.05
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    以前はこの作品から読んでしまったが、犯罪者を読んだので再読。前作から引き続き登場しているキャラ達がよく見える分、すごく色が付いた感じがする。犯罪者同様、相当練られた内容で、エンタメと社会問題、ミステリのバランスが絶妙で、緊張はあるがしんどくなる程でもなく、派手過ぎず説教臭過ぎず。主人公側の各キャラの役割もより明確になってるなと思う。エピローグは現実的ではあるものの、すっきりするとは言い難い点はこれで良いんだろうと納得。

    12
    投稿日: 2023.05.30
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    父親の冤罪、その冤罪によってもたらされた家族の一生とその復讐。読み応えのある作品。 根本にある家族愛は本当に深いものだが、読中何度も思ったがとるべき進路が絶妙にずれてしまっている。 事実と時間のズレでおこる不協和。 冤罪は極論だが、もう少し噛み合った情報や真実が知れていれば違った人生があったはずだ。全て結果として知る事実ばかりで知った時には手遅れに近い。 冤罪。 布川事件の杉山さんとお話しする機会があって昔話を聞いた事があるが、やっぱり冤罪は全てのズレから生じるものだと感じる。 それによって人生が180度変わる。 見る側も変わってしまう。それが真実だと受け止めてしまうから。 本人だけでなく、その家族、友人知人、近隣、世間も含めてなにもかも変化する。 本当に怖いことだと改めて思った。

    57
    投稿日: 2023.05.29
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    面白かったです! 登場人物の少年時代と現代、匂いさえ感じられる情景描写が魅力的でした。 そして展開が衝撃的で、まんまと驚いた!! 最後の締めくくりがすごく良くて、鼻の奥がつんとしましたな… 三部作と知らずに読み始めて、途中であ…と思いました(最初に登場人物の説明ページがあったので、もしや?とも思いましたが) この作品は三部作の二部目とのことで! 多少の違和感はありましたが、問題なく読むことができました! 一作目と三作目も読みます!

    5
    投稿日: 2023.05.23
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    Audible 著者の次作、犯罪者を聴く前に聴いてしまい、登場人物が親しい理由がわかならいまま終了。 ハマり込んで聴いてしまいました。

    7
    投稿日: 2023.05.16
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    失踪、誘拐、冤罪、優しい嘘、生と死。 「冤罪が生まれるのは偶然じゃない。」 23年前の事件と現代が繋がる時、切なさと 悔しさ、苦しさで押しつぶされそうになるし 司法の在り方について深く考えさせられる。 読みながら、あれこれ前日譚あるな…?と思っていたら やはりシリーズ2作目でした。 「犯罪者」を読んでからこちらを読むと、主要3人のストーリーが繋がるらしい。 だけど、多少の違和感があるものの、問題なく読めたので良かった。 私の本の選び方って作者とかシリーズとかじゃなく パッと見のフィーリングなので、、致し方ない。笑 とにかく今作面白かった。 怒涛の展開で先が想像出来ず、どうなるの?どうなったの?と 読み始めたら最後まで一気にいってしまった。

    4
    投稿日: 2023.05.13
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    冤罪の父が悲して悲しくて何度も泣いた。 なおが生き残ってしまったのも悲しかった。 人生には、終わりにした方がいいときと、長らえた方がいい時がある。この父子は、それが逆になってしまった。それが、ただただ悲しかった。 読後直後の今は、ただ無力感でいっぱい。

    2
    投稿日: 2023.05.11
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    前作「犯罪者」と同シリーズです。 ものすごく良かった…! この作者様の作品は間違いなく面白いと思います。 冤罪がテーマの本作。 法曹界の禁じ手について深く考えさせられました。 少年時代、親友から「自分の父親は人殺しなんだ」と打ち明けられる所から物語は動き出します。 前作はスピーディな物語運びでしたが、今作は少しずつ明らかになっていく真実にじわじわと胸を締め付けられる思いでした。 本当に切ない話でした。 ラストシーンでは思わず涙が… 彼らの幸せを願わずにはいられません。

    3
    投稿日: 2023.05.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    登場人物のキャラが立っていて面白く読めたが、ところどころご都合主義的な強引な展開があり、やや興を削がれた。あと、どんな事情があったところで、子供に手をかけようとする時点で犯人への同情票は私の中ではゼロ。そうした読者の反感をそらすための演出なのだろう、子供のいかにも漫画に出てきそうな鼻持ちならないクソガキ感も、とってつけたような子犬の虐待も、あざとく感じてしまった。もう少し、犯人の葛藤などが窺える描写があればまた違ったかも。

    4
    投稿日: 2023.05.06
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    このレビューはネタバレを含みます。

    冤罪って怖いと思う。あるべきでないことが、別のあってはいけないことを生み、一方ではあって良かったようなことも起こす遠因になる。何があっても、後々何が起こるかは誰にも分からない。切ない。同様のことが現実に起きないことを望む。無数に起きてることから知れないけど。。

    2
    投稿日: 2023.05.01
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    重いな。父の冤罪が大きなテーマ。それに関係する複雑なお話でした。少年時代の思い出話は読んでて楽しいけど、全体的に重くて深い。 でも最後はハラハラするし、こっち側の3人組の話は見えない糸を手繰って行くようでこれはこれで楽しい。いやー、重いし悲しいとこあるけど全体的に見ると面白かった。こんな話よく考えたな笑 友情はええな。

    5
    投稿日: 2023.04.28
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    「冤罪」がテーマの作品。面白かった!全部がつながっていて、伏線回収も見事だった。「犯罪者」の続編?と知らず読み始めたので、知ってる3人が出てきて嬉しかった。 冤罪事件で犯人にされてしまった当事者、その家族が現実にいると思うといたたまれない。警察は最低だし、他人に罪を擦り付けた真犯人はもっと最低。 ただの一般人はこんなにも無力で、法の下では全員が平等でもなくて、権力に屈指まくりのこんな世の中で生きていかなければならないなんて地獄では?ラストシーン、あのまま死んだ方が救われたのでは、と思ってしまった。 天上の葦も読みたい。

    3
    投稿日: 2023.04.23
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    その夏、12歳の少年が姿を消した。それから23年が経過する。 前半部はハードボイルドのように進んでいき、後半は本格ミステリとして進む。大きな驚きよりも突きつけられる真実に思わず胸が痛くなった。あらすじにも書いてあるが、人が犯した罪は正しく裁かれているのだろうか。重たいメッセージ性を持つ秀作である。

    5
    投稿日: 2023.03.30
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    このレビューはネタバレを含みます。

    社会派ミステリ、重そうだよな..となかなか手をつけられずにいたけど、本当に読んでよかった、すごい作品でした。最初からぐっと引き込まれて、最後まで続きを読みたい気持ちが止まることなく読了。 物語は本当に切なくて、哀しい。その後に起きてしまった出来事があまりにも辛いからこそ、たった一夏、少年3人で過ごした日々が一層輝いて見える。12歳と思えないほど賢く家族想いの尚と、無邪気だけど強さをもった拓、大人になっても変わらず正直でまっすぐな相馬がとても愛おしいし、頭のキレる鑓水と修司のコンビも頼もしい。 最後に悪役たちが大した罰を受けないのは癪だけど、現実なんてそんなものなんだろう。 テーマである"冤罪"について、自分に出来ることは何かあるのか考えてみたけれど、こういった現実があることを知ろうと努めること、溢れる情報を鵜呑みにしないことかなぁと思った。 最後、尚が見た夢が火事ではなく、幸せな思い出だったことがせめてもの救い。今後の人生で少しでも穏やかな日々が彼にありますように。

    7
    投稿日: 2023.03.24
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    このレビューはネタバレを含みます。

    情景が鮮やかに描かれていて、映像的。狂ってしまったタクのことを思うととても切ない。子供時代にちゃんと打ち明けていた方が結果的に救われたのではないか。最後の子供時代の描写が美しい。 小学生が失踪して記憶をなくしたと偽ったとしても見つかるのではないかとか、この出自の人間が警察に入れるのかとか、あれだけ詳細に子供時代を覚えていた相馬がナオの顔を見てもわからないとか、少し現実味が薄い面は残念。

    3
    投稿日: 2023.03.17
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    おもしろかった! 最初からどんどん引き込まれて最後まで一気読み さすが太田愛 尚が可愛そうで、切なくて、救いがなくて 悪役がもっと叩かれるラストならもっとスカッとできたかも 前作は未読だけど十分楽しめる シリーズみたいなので早速他も買いに行く

    4
    投稿日: 2023.03.15
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    このレビューはネタバレを含みます。

    尚が倉吉だと判った時、言いようのない悲しい気持ちになった。その後は怒涛の勢いで、過去が明らかになって、拓に起こっていた事も解り、本当に本当に読み進めるのがしんどかった。 尚には罪をしっかり償って、何年後でもいいから相馬の隣で笑えていて欲しいと思った。

    4
    投稿日: 2023.03.10
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    私には少しページ数が多く感じましたが、それ以上にあらすじから引き込まれる要素が沢山ありました。 行方不明になるところから始まって紐解いていく展開が新しくて面白かったです。

    5
    投稿日: 2023.03.03
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    面白かった。現代社会の中で当事者にならないと分かり得ない苦しみや理不尽さがこれでもかというぐらい丁寧に描かれていて、当該組織には嫌悪を抱かざるを得ない。本編終了後の解説も是非読んで欲しい。どこか、どうせフィクションでしょ、という思いで読んでいたものが、一気に現実のものとリンクする。……あの石段のシーンは本当に悲しくて切なかった。このシリーズはどれも面白く骨太なので、次作の天上の葦も楽しみ。

    5
    投稿日: 2023.03.02
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    前作は ハリウッド映画のようなスケールの大きさとスピード感で 一気に読ませた 今回は時間が交差する度に 取り返せない過去の負債に胸を焦がし 力の無さゆえに 身を潜めるしかなかった者の姿に 静かに でも執拗に追いたてられるようなヒリヒリとした緊張感で 一気に読ませる つくづく 面白い そして 何より キャラクターがとても魅力的 作中に 色々と更なる仕掛けを潜ませている気配も濃厚で 次作を読まないわけにはいかなくなる...と 本当に良くできている笑

    6
    投稿日: 2023.02.24
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    冤罪がテーマになった社会問題にも言及した作品。初めから何となく展開が予測出来るものの、話に不思議と引き込まれていきました。

    4
    投稿日: 2023.02.19
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    読みにくいかった。 風景や、行動はとても鮮やかに描かれているのだけど、読んでるとくたびれてしまいました。

    3
    投稿日: 2023.02.16
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    フォローしてる方々の評判も良く、初の太田愛さん。期待とおりで、テンポが良く夢中で読みました。尚の弟の拓や母の香苗、そして冤罪で服役した父の哲雄の親子がとても哀れな物語でした。 太田愛氏も素晴らしい作家さんでした。 「犯罪者」が前の作品で、これの後が「天上の葦」のようで、そちらも読んでみたい。

    34
    投稿日: 2023.02.08
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    このレビューはネタバレを含みます。

    ただただ切なくておもしろい。 話が捻りに捻れてそういうことだったのか!の連発。 鑓水の鋭さには驚く。 最後の相馬と尚の友情を感じられるシーンにじーんときた。

    5
    投稿日: 2023.02.05
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    ただただ切ない。 小さな歯車が狂うだけで大きな悲しみを呼び起こしてしまう。 それが優しさゆえの行動だっただけに、さらに切ない。 登場人物たちの子どもから大人までの過程が丁寧に描かれているからこそ、彼らの境遇に気持ちが引っ張られた。 12歳の夏、少年は川辺の流木に奇妙な印を残して忽然と姿を消した。 23年後、刑事となった相馬は、少女失踪事件の現場で同じ印を発見する。 人が犯した罪は、正しく裁かれ、正しく償われるのか?司法の信を問う傑作ミステリ。

    6
    投稿日: 2023.01.31
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    最後まで、ドキドキでした。 2日で読み終わってしまいました。切なく、心が締め付けられる場面が何度もありました。何で...なんでそうなっちゃうの。そんなに傷めつけないで...っていう感情が沢山出てきましたが、切なさの中にも友情・家族・愛このようなものも含まれており、読んで良かったと思いました。

    8
    投稿日: 2023.01.27