
総合評価
(169件)| 9 | ||
| 36 | ||
| 73 | ||
| 27 | ||
| 8 |
powered by ブクログ普段から、よく電車には乗るし、人身事故にだってよく遭遇する。だからこそ、この本を読むべきではないかと思い、手に取った。 作中で描かれているように、電車には本当たくさんの人たちがいる。そして、その一人一人に、行き先や人生がある。 ボーっとしているおばあちゃん、スマホを見ている学生、日本へ観光に来た外国人、仕事中のサラリーマン。とか。 人身事故が起きた際も、普段自分は何ら大きな影響もない。ただ、大学の講義に少し遅刻するくらい。 でも、誰かにとっては、苦しく、しんどい時間だったり、仕事帰りでヘトヘトで早く帰りたかったり、恋人と会う時間が削られたり、命の危機に迫られていたり、改めて、一人ひとりにはそれぞれの人生のバックボーンがあるということを考えさせられた。
1投稿日: 2025.09.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
満員電車が事故にあい運転停止。その時に起きる様々な人々の出来事。 旦那が女装好きとか、何故かスカートを履いてた男性を探すとか。不思議だ。 でも私この作家好きかも。
0投稿日: 2025.09.05
powered by ブクログ◾️サマリー ・神様らしき人などは出てきません ・電車の人身事故と7つの短編から構成 ・建付はおもしろいが荒削り感が半端ない ◾️所感 この短編は分かりやすいが、こっちの短編は何が言いたいのかさっぱり分からん。 そういう本でした。 タイトルと内容が、かけ離れすぎているのかなー。 とはいえ、第四話 閉じない鋏はなかなか良かった。 人身事故に巻き込まれ、危篤の父に会うため、急いで病院に行く主人公が、父の死の間際に決心した覚悟は、なかなか良かった。 逆に言うと、他はイマイチだった。
12投稿日: 2025.06.20
powered by ブクログ運転見合わせにより、予定が狂わされることは今まで本当に腹が立っていました。しかし、人身事故などで命を失った人がいるということを意識するきっかけになりました。1番最後の話は感動しました。「赤い絵の具」の話は正直よく分からなかったです。なんか主人公が痛いというかなんというか。結局何を伝えたいのかもよくわからなかったです。 全体的にそこそこでした。話の繋がりとかはないし、終わり方も微妙なものが多い。タイトルも内容に合ってない気がします。
6投稿日: 2025.05.30
powered by ブクログ何気ない電車のトラブルって実は誰かにとって深刻な出来事になってるのを再確認。 電車乗る時は気をつけようと思います。
0投稿日: 2025.05.08
powered by ブクログ電車にほぼ毎日乗っているなかで、自分以外はみんなエキストラの人みたいな気持ちでいた。当たり前だけど乗客ひとりひとりに物語があって、それぞれの人生の主人公なんだよなと思った。 短編集で、個人的に感情移入できる場面が少なかったけど、サラッと読めた。
28投稿日: 2025.05.07
powered by ブクログ普段、電車に乗る様な生活はしてないので、 人身事故・緊急停止なんて事態は経験がない。 単線で対向電車待ち合わせのため停止、なら結構経験してるけど。 ほっこりな秘密の暴露、種明かし。 気楽に読めてよかったです。
2投稿日: 2025.04.26
powered by ブクログある終電に乗り合わせた人たちのそれぞれの事情の短編集。床屋の息子の話は良かったが、その他は普通。それぞれがどこかで結びつくのかと思ったが特にその点がなかったのは期待はずれ。
0投稿日: 2025.03.20
powered by ブクログ読了。人事事故とそれによって、電車の中に留まってしまった人達の日常とその後。連作短編として考えていいのかな。最後はほっこりする話が多くて良かった。続編も出てるので読みたい。
4投稿日: 2024.12.16
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
皆同じ人身事故に巻き込まれた設定で、どこかで繋がるのかと思いきや少しずつ設定がズレていて どこも繋がらない 似たような設定のつまらないショートショート、安上がりな物語をいくつも読まされた気持ち そして突然のグロテスク、ホラー、胸糞 帯の「希望と感動のミステリー」も 裏表紙「あたたかな涙、希望がわく、感動の〜」って何言ってるのかと そもそもミステリー要素もなかった 残念過ぎる
0投稿日: 2024.11.03
powered by ブクログショートストーリーに分かれていて読みやすかった。 1つのトラブルに出会っても出会った人の数だけ物語があるんだなーと思いました。当たり前のことなんだけど・・・ ホームドア、いいお話で心が温かくなりました。
0投稿日: 2024.10.05
powered by ブクログだめだ、問題があっても全く解決せずなんとなく終わる話が多い。終電の神様というなら、終電に乗り合わせたことをきっかけに何か見えないものによって温かさが生まれるとかそういう話だと思ったのに。 あと女装男多すぎ。なにこれ。
0投稿日: 2024.06.16
powered by ブクログ爽やかな読後感です。 7つの話で構成されていて それぞれに少しずつ、気付かない くらいストーリーが交錯しています。ほんわかする心温まる話が 多いですね。 どの話もラストシーンの締め方 が秀逸でおしゃれで、心に残ります。 個人的には4話の閉じない鋏と7話の ホームドアが特に良かったですね。
0投稿日: 2024.05.20
powered by ブクログ緊急停止された電車に関わる人(乗っていてたり、止める側だったり)の短編集。 ブレークポイント…どんなに忙しく休めないときでも、ちょっと息抜きする事により、リフレッシュされ流れが良くなる事ある。わかってるけど、期限あるとなかなか一度立ち止まるのは、勇気いる(¯―¯٥) 閉じない鋏…このタイミングで、人生を変えるきっかけになる人に会ったのは、偶然ではなく、必然なんだろうなぁ。 ホームドア…33年間待ち続けた人、実はあってた人だったけど、最後に気づけて良かった。 すべてのお話が、一つの緊急停止の電車に関係していて(後続の電車だったとしても)とか、登場人物が繋がって伏線回収できていたりしたら、もっと楽しかったのかな…
4投稿日: 2024.02.22
powered by ブクログ2019.2.4 短編は、いつも物語に引き込まれる前に終わっちゃうから満足できないんだけど、個人的にこの本はむしろ引き込まれるからそれが終わっちゃうのが惜しい!って思った。良いところで終わったなぁという感じ。 ネットの評価はあんまり高くないけど。 人身事故が軸になってたけど、別に暗いとかは思わなかった。ほっこりする話が多くて嬉しかった。
1投稿日: 2024.01.27
powered by ブクログ電車の緊急停止によって人生のターニングポイントになる短編集。 つながっているのかと思いきやそうでもなさそうで、同じ人物だったらいいなあと思っていたのでそこが少し残念。 泣ける話あり、心が温かくなる話あり。 お気に入りは【閉じない鋏】と【ホームドア】
10投稿日: 2023.12.20
powered by ブクログうーん、この先がどうなったのかと思う話が多かったかな。 ブレークポイント→疾走感あって良かった。こんな上司欲しい。 閉じない鋏→少し感動した。おじいちゃん良かったね。 赤い絵具→だんだんのめり込んでいく主人公が怖かった。
16投稿日: 2023.11.10
powered by ブクログ人身事故の影響で止まってしまった終電、というシチュエーションでの乗っている人を描いた短編集です。 止まった電車の中でモヤモヤと自身のことを考えているものでした。終電の車内で何か起こるのかと思っていたので、ちょっと思惑外れ。 止まった電車の中は(終電なので混んでいる)何も出来ることがないので、ただ自身の内に目を向けて、見ないようにしていた自分の問題について考えを巡らせることが出来る暇な時間。それは忙しいあなたへの神様からのプレゼントという事なのでしょうか??
0投稿日: 2023.09.03
powered by ブクログうーん。微妙だった。 オムニバス形式で終電と人々の日常を描いた作品。 作品名と表紙の美しさに惹かれて買ったけど、文章の口の悪さが自分にはあまり合わなかった。 内容も物語の起伏がなく、淡々としている印象。
0投稿日: 2023.07.12
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ネタバレかもしれません 終電イコール人身事故だったので、いい話なのに少し重たい気分で読んでました。最後の方は感動話でよかったけど、終電と関係なくなった。
1投稿日: 2023.06.07
powered by ブクログ電車が急停止してしまったのがきっかけでそれぞれの人生が少し変わるという話。 結構一番最初の話は好きです! あと、鋏のやつ!
1投稿日: 2023.05.25
powered by ブクログ終電の神様。というタイトルから、終電に纏わるストーリーなのだろうと思ってた。 ついでに、「感動のヒューマンストーリー」とあったので、感動もするだろうなーと。 読んでみたら、全てが「最終電車」ではなかった。 でも、まあ、人生の中での「最終」電車なのかもしれないけど。 感動をしたのは一話。 閉じない鋏。かな。 あとは、感動とまではいかないが、「ああ、よいね」と思ったのが数話。 ブレークポイント、スポーツばか、ホームドア。かな。 あれ?もしかして、これとこれの話は、繋がっているのでは?と思うような展開もあったけれど、その答えはわからない。
1投稿日: 2023.05.12
powered by ブクログ電車を利用していると少なからず経験する「運転停止」。理由は様々ですが、「人身事故」聞いた時ついつい思っちゃいますね、勘弁して、て。その事故に人の命が関係しててその周りの人のことには頭がいかないなぁ。まあまあ面白かった、でもシリーズを追いかけたい程ではないかな。
0投稿日: 2023.05.11
powered by ブクログ7話の短編集で、終電近くの電車が事故などで運転見合わせになることが共通しているものの、感動する話やら悲しい話やらいろいろ!短編にありがちな物足りなさはあるものの、それなりに面白かった!
0投稿日: 2023.05.04
powered by ブクログなんだ泣くほどの話ではないとタカを括ってたら、最後にガツンと…。 病院の待合室で読んでたので、涙を懸命に誤魔化しました。 軽くさっさと読めるので、最終話以外は病院の待合室に最適ですね。
1投稿日: 2023.01.11
powered by ブクログ何度も何度も古本屋で見かけて、買おうかなぁ〜。 何かレビュー見ると微妙なんだよな。 よくある、話題にはなるけど、大した話じゃないのかなぁ〜と思ってはや何年か。 たまたま、シリーズ3冊目も古本屋で見かけ、ここまできたら。と言う気持ちで、1、3冊目を買った。 いや、2冊目だけ帯が無かったから、まぁ、そこらじゅうで見かけるから帯ありも別の店であるでしょと。 読んだ感想としては、確かによくある様な話し出せれど、それでも十分に楽しめたし、安心して読めたかな。 とはいえ、人身事故的な事を毎回毎回言われるとちょっと気分はあまり良くないね。 悲しい気持ちになる。 その悲しさを払拭する様に暖かな気持ちにもなるけれど。 そんで、改めて思ったのは、血が出るような拍子は苦手と言うこと。そんな事ない時あるから、気分にもよるのかもしれないし、一時的なものかもしれないけれど。 何にせよ、このシリーズは古本屋で見かけたらになりますが、読み続けていくと思います。 どうでもいいですが、私自身は、電車にはほぼ乗らないなぁ〜と。
0投稿日: 2023.01.10
powered by ブクログ「おおー……」という感想以外出てきませんでした。 繋がっているのは面白かったですが、結局どうなったの?という思いが抜けません。 シリーズとして出ているようですが次巻は買いません。
0投稿日: 2023.01.05
powered by ブクログ終電が人身事故で非常停止し、それによって人生のターニングポイントになる話ということで読み始めましたが、だんだんと電車や終電はあまり関係なくなっていた印象です。 ただ、各ストーリーは良かったと思います。 個人的には最初と最後の話が好きでした。 タイトルが素敵なので、もう少しタイトルと関連性がある話だと良かったなと思うので、そこが少し期待とは相違がありました。
0投稿日: 2022.12.29
powered by ブクログ電車が止まったことで運命や考え方が変わるきっかけを与えられた人々の物語。重い話も多かったが、感動できた。ちょっとした人生の変化を描いていて、登場人物のクセも良い感じにあって、楽しい。
0投稿日: 2022.12.05
powered by ブクログ読了。 思ったより重ためな話が多かった印象。正直私の好みではなかった。 しかし電車というのは多くの人が利用しており、さまざまな人間模様が見られるのも事実。 現実の終電は特に変な人多い 笑
0投稿日: 2022.12.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
駅での人身事故の影響で電車が緊急停止してしまう。その駅や電車に居合わせた7人が描かれる7章からなる短編集。 終電の神様というタイトルから軽めの柔らかい感じのお話かなと思いきや、結構重ためで深い話もあって色々考えさせられました。沢山の人が利用する電車だけど、そこにはそれぞれ色々なものを抱えた人達がいるんだよね。 私はブレークポイント、閉じない鋏、ホームドアが特によかったかなと思いました。 人身事故なんて悲しいことなくなってほしいね( ´・ω・`)
1投稿日: 2022.11.12
powered by ブクログ耳障りの良い話の短編集って感じ。読みやすい。 6話が結構すきだが、後半になってくると終電関係なくなってくるな
1投稿日: 2022.10.12
powered by ブクログ伏線回収系なのかなって思ったらそうでもなかった。 個人的に1話が1番印象に残ってるし面白かったかなあ〜。 読書初心者でも読みやすかった。
0投稿日: 2022.08.31
powered by ブクログ良くも悪くもでした。 話によっては感動するものや、心温まる作品がありますが、ピンとこない話があるのも正直な感想。 個人的に1番面白いと感じたのは、第一話でした。
0投稿日: 2022.07.27
powered by ブクログ満員電車という同じ場所だけれど人によってそれぞれのストーリーがある、そういったお話でした。 1番印象に残ったのは、第4話。 最後の最後、息子が父に、後を継いで店を守ると言ったところ、泣きそうになりました。 お父さんも最後にそういう言葉が聞けて嬉しかっただろうな。
2投稿日: 2022.03.08
powered by ブクログ「終電」や「人身事故」をキーワードにした短編集 それぞれの話に繋がりはない って事でいいんだろうか? 個人的には、各登場人物が知らないところで繋がってたという構成の連作短編集が好きなんですけどね…… 収録は以下7編 ・化粧ポーチ ・ブレークポイント ・スポーツばか ・閉じない鋏 ・高架下のタツ子 ・赤い絵の具 ・ホームドア 果たしてこれはミステリでいいのか? 最初の「化粧ポーチ」はその要素を感じる仕掛けはあるけど、他はミステリ要素なくね? ・化粧ポーチ 序盤の描写から違和感を感じるところがあるので、ミステリを読み慣れた人なら容易に想像は可能 ただ、終盤のすべてを暴露するところは、そこまで相手の事を心配したというのを表現するのに十分な仕掛けだと思う ・ブレークポイント IT業界のピンポイントでのリアルな実情がよく描かれていると思う 経営状況の危ういベンチャー企業って本当にこんなんなんだろうなぁ…… ・スポーツばか 彼氏の嘘がよい ま、実際に自分がこんな恋愛をしたいとは思わないけどね 男女どっちの立場でも ・閉じない鋏 ありがちなオチなので展開は容易に読める 私個人としては普通に会社員をやっているわけだけれども 家業がある人って継ぐにしろ継がないにしろ、どういう意識でそう判断したのかは気になるところですね ・高架下のタツ子 タツ子さんの過去話が何かしんみりしてしまう 日焼け跡ねぇ…… ・赤い絵の具 うーん、理解できない…… まぁでももし自分を投射するなら、娘に対して母親のような対応をできたらいいなぁと思う ・ホームドア 気づかないものなのか? ま、でも見つかってよかったですね 私自身は通勤に電車を使わないので、終電や人身事故にはとんと縁がない 「人身事故」という言葉にはそれだけの意味が込められているにもかかわらず、日常的に接している人達にとってはそんな感覚になってしまうんですかね?
0投稿日: 2021.12.11
powered by ブクログ各章には様々な人の終電話がある つまり終電には人の数だけ物語があるんだなと思いました。 自分が終電に乗ったときも『物語』を意識して乗ってみると面白いかもしれない。
0投稿日: 2021.10.30
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終電にまつわる短編集。 それぞれの短編にちょっとしたストーリーがあり、短くまとまっているので読みやすかった。 はじめの化粧ポーチの話を読んでるとき、これは確実に最後に全部の短編が繋がるやつだとワクワクしながら読んでいたのだが、最後までそんなことはなく少し期待外れな印象だった。 一つ一つの話があまり強くないので、ちょっと物足りない。
1投稿日: 2021.08.09
powered by ブクログ短編小説みたいな形ですらすらと読めました。最後につながるのかなとも思って読んでたので思ったよりの感動はなかったかなーって感じです。ですが一つずつのストーリーが良くて、人によって感じる所はあるのかなと思います。
1投稿日: 2021.05.26
powered by ブクログ終電のタイミングでいろいろなことが起こる話を7つまとめたものです。ちょっとクスっとするものからしんみりするものまでいろいろあります。でも最後の話は終電関係ありません。感動のヒューマンミステリーとの事ですが、読後感はいいなと思いました。
0投稿日: 2021.05.15
powered by ブクログ~21.04.17 「感動のヒューマン・ミステリー」の文句につられて購入したまま、積読状態だったものをやっと読んだ。どこがミステリーなのかは、微妙にわからず。忙殺の日々だったので、ちょっと簡単に読める本としては良かった。 お気に入りは「スポーツばか」。世の中勉強ができるバカが多いけれど、心優しい人はバカではないと、改めて感じた。
0投稿日: 2021.04.18
powered by ブクログ電車の遅延がその人の人生(と言ってはいっては大袈裟かもしれないが)を最終的には良い方向へと持っていくお話。 遅延は私たちにとって身近なものだけど、遅延を好む人はそうそういないと思う。学校が遅れてラッキーという思考は高校生までかな。 だけれど、確かに、遅延によってその後に起こることも変わってくるのは本当だ。これは本の世界だから全部ハッピーエンドだが、私たちが生きるこの浮世ではバッドエンドに繋がることもある。 しかし、遅延が良い事をもたらすとしたらとても不思議なことではないか、そう思えた1冊だった。 ただし!人身事故での遅延は減ることを願う。。
2投稿日: 2021.04.04
powered by ブクログ深夜の電車が急停車する。そんな電車に乗り合わせた、関係した人のそれぞれのお話。 私の好みとしては、登場人物同士が電車以外のどこかでもう少しつながっていたらおもしろかったかな。
0投稿日: 2021.03.25
powered by ブクログ終電にまつわる7つのお話。 読みやすかった。 電車は普段当たり前に乗って、当たり前のように生活の一部でなくてはならいもの。 そのなかで起きるお話。とてもじわじわくる。 話しは全部全然違うけど話が繋がってるようにもみえた。
0投稿日: 2021.03.22
powered by ブクログ短編小説となっていて、読みやすく、何処かそれぞれの物語が一つの線の上で繋がっているような感じがして面白かったです。 普段何気なく乗っている電車に、様々なストーリーがあるのかな?と思うと、電車乗るのが少し今までと変わった目線で乗れますね。
0投稿日: 2021.03.02
powered by ブクログ読みやすかった。 電車にまつわる物語。7つ。 電車って誰でも乗るし、いろいろな理由で止まることもよくある。あんなにたくさんの人を乗せた空間でいろんな思いがあるのは当然のことで、すごく身近に感じた。 個人的には「高架下のタツ子」「ホームドア」が感極まって泣きそうになった。 通勤通学で電車を使っている人ならきっと心動かされるお話があると思う。
1投稿日: 2021.02.28
powered by ブクログ悪くはなかったけど、涙する話は無かった。電車は登場するが、終電の神様がいるようには思えない。最後のホームドアは良かった。
0投稿日: 2021.02.23
powered by ブクログ内容的には、まあまあ。 偶然が必然の出会いだったり、何かわからないところで繋がってたりと、とても不思議な感覚になる一冊だった!現実世界とはかけ離れた感覚
0投稿日: 2021.01.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
うーん、ぼちぼち…? 女装の男性をキーに綺麗につながるのかなと思ったら最後までばらばらなまま? タイトルの回収もなし…? 小難しいものではなく、さらっと読書したいときには良かった。
0投稿日: 2020.12.31
powered by ブクログなんの手立てもないときは、まずはただ倒れずにゴングが鳴るまで立っていることだけ考えればいいんだ 同じ終電に乗り合わせた人々のさまざまな人生。苦い話もあるけれど、どれもハッピーエンドなので安心して読める。「化粧ポーチ」は見事な叙述トリック、「スポーツばか」の読まなかったことにした力業が微笑ましい、「高架下のタツ子」の話は重かった。「ホームドア」はうるっときた。
0投稿日: 2020.12.20
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
著者の作品を初めて読みました。 泣けて心洗いたい!と思って手に取りましましたが、残念ながらぐっとくるまでは至らず。ちょっと肩透かしでした。
7投稿日: 2020.12.04
powered by ブクログ大変楽しく読みました。 ストーリーのアイデアが良く映像としても観てみたいと思いました。表紙のデザインも素敵、2作目も同時購入しました。
0投稿日: 2020.10.23
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
ホームドアの話が良かったな。 ホームに落ちてしまって助けてもらった人を30年もキヨスクで探していたとはね。しかも、顔は分からない。男性で長身でスカートを履いていたという情報のみ。しかし、かけられた声で分かったという。ただ、お礼が言いたいがためにとはね。とても良い話でした。
0投稿日: 2020.10.01
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
理容師のお父さんがガンで死んで最後にはさみ握れなくて美味しいお寿司食べれなくてみたいな話すごい泣けた。感動した。どうせこんな早く死ぬなら手術なんてさせなければよかったっていうやつ。つらいな。 33年前に助けてくれた人探すためにキヨスクで仕事しててやっと見つけれたナカノさん、みたいな。名乗らずに消えられるのしんどいよな。ホームドアがーって関係で仕事なくなるらしいけど、白金台にも確かにホームドアあったなあ。飛び降りがなくなるな。すごいね。
3投稿日: 2020.09.27
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読書記録です。まだの人は絶対に読まないでね。 人身事故で立ち往生した電車の乗客や駅にまつわるお話。第一話「化粧ポーチ」化粧したまま駆けつけたスーツ姿の夫を受け入れる病床の妻。第二話「ブレークポイント」いわゆる「IT土方」と言われる職場のお話。問題そのものの解決法ではない(むしろ悪化する)けど、心の持ちようが変わる。第三話「スポーツバカ」朝、出かける前に投函した手紙が、投函先の郵便局が火事になり…終電の事故と火事の二重の偶然。第四話「閉じない鋏」容態が急変した父親に理容室を継ぐと伝える息子。父の手ににぎらせた鋏は閉じることはなかったけど、確実に息子の決心を耳にした。第五話「高架下のタツ子」イラストを納品した後、ゾンビから人間に戻るルーティンに笑った。高架下で出会った女装のタツ子さんは、主人公が待つ相手(ショウ)が来るまで、子どもの頃の出て行った母親の話をする。その後の話をショウが続ける。父が飛び込み自殺をし、芸人時代のツレがタツ子の「帰れ」の一言で飛び込み自殺をする。だから人を笑わせたかったって。第六話「赤い絵の具」赤い絵の具が欲しかった。今すぐ。ここに。ただそれだけの理由で手首を切ったら、なぜかクラスメイトをいじめの主犯に仕立て上げ、飛び込み自殺をするまで追い詰めてしまった。第七話「ホームドア」もうすぐできるホームドアのために撤去される売店で33年働いた主人公。実は曽野駅で20歳の頃転落し、助けてもらった男性似合うことができないかと望んでいた。かなわないと思っていたのに、数日残して再会。やっと言えたお礼。
0投稿日: 2020.09.13
powered by ブクログ初めて読む作者、阿川大樹氏の本。 2017年2月15日に初版なのに、2018年の5月30日には、26刷発行とは、、、、皆から、沢山読まれているのだと、思いながら、読み出した。 7話からなるのだが、皆、電車事故の為に、乗り合わせた人たちの人生の縮図の一つ一つが、ターニングポイントとして描かれている。 最初は、痴漢の話かと思っていたのだが、・・・ 女装の男性にちょっかいをかけていた男性の驚きも、面白くて、どんどんと読み進んだ。 妻の救急の知らせで、病院に駆け付けた夫の姿にも、動じない所、妻の肝っ玉も素敵に思えた。 2話は、仕事人間。 会社の要求を受け入るには、自分を含め 部下たちの残業しかない。 それでも、皆、疲れきっている毎日を過ごしているのに、どうすればいいのか・・・と、悩む。 全員に 1日だけを休みを取る事を提案して、その仕事の流れを把握、準備できるように、休み前日、残業しても頑張る。 家路への時、最終電車に間に合わずに、歩いて帰る時に、ボクシングジムで、汗を流しているボクサーを見て、自分もさせてもらう。 ワンラウンド、3分。 ただ 倒れずに、ゴングが鳴る迄立っている事だけを考えると、、、、 でも、これで、スッキリしたのだろうか?と、思いながら、最後は、2人の残業の者から、結婚するとの報告を聞くことになる。 良い休日なると・・・・ 3話のスポーツばかは、最終的に、別れ話に・・・ 4話の閉じない鋏。 無理をして、大学迄行かしてくれた父母は、床屋の後を継いでくれるものと、息子を信じていたのだが、、、 息子は、サラリーマンに、 事故で遅れた電車に、声も出ない、意識も戻らない病室の中で、理髪用の鋏を父に持たす。 そして、息子は、「跡をを継ぐから・・・」と。 話の高架下のタツ子 笑顔のない家で育ったから、エガを見るのが好き でも、終電の神様の歌は、、、、余りいただけない。 6話の赤い絵の具。 イジメとは、自分でも思っていないのだが、完全に、一人。 そんな中、絵の具に赤が、無い! 自分の手首を切る、何て事が出来るのか・・・少し、おかしい。 母親も、こんな状態なのに、平然として受け入っているのも、、、、不自然と思うのだが・・・・ 7話ホームドアが、この本の中で好きである。 駅の売店で、仕事をしている広田喜美子は、33年前に、背中を押されて、レールに落とされたのに、助けてくれた人を見つけ出すために・・・・ その時助けてくれた男性は、スカートをはいていたと・・・顔も覚えていないけど、「大丈夫です。ここです。無事です。」の声だけを頼りにずっと待ち続けていた。 それも、この売店が明後日で、閉店になる前に、助けてくれた人と巡り会えたことが、、、、、最後に良かった!と、思いながら、読み終えた。 最後のインパクトの方が、強くて、最初の女装の男性と、結びつくかどうかは、、、、???であった。
0投稿日: 2020.07.29
powered by ブクログこれは個人的に面白いとは思えなかった。 終電ってタイトルがどこまで来るのかと期待して買ったのに、実際そうでもない気がしてならず…
0投稿日: 2020.07.25
powered by ブクログ女装家が一人を除いてみんないいやつ 色々な問題を抱えた面々が人身事故が原因の遅延をきっかけ希望を見出したり出さなかったりしていてもやもやした 短編の作品としてそれぞれいい味を出しているがこの本一冊としては、まとまりがなくどこか物足りなかった
0投稿日: 2020.07.24
powered by ブクログ短編集。 特に最初の、化粧ポーチの話がインパクトあり、またすぐに読み直してしまった。こういう、後からわかるタイプの話が個人的に好き。 逆に感動するが、閉じない鋏は切ない。嫌いではないけど、切迫感が辛くなるので。
0投稿日: 2020.07.16
powered by ブクログ七話から成る短編集。 第四話の閉じない鋏が一番良かった。 床屋の父がガンで危篤状態。病院に電車で駆けつける時に電車が事故で止まる。 間に合うか?感動の短編。 印象に残った文章 ⒈ 親指の方はあんまり深く指穴に入れない ⒉ 安心してくれ、芝山理容室は僕が続ける。母さんと一緒に、僕が続ける
0投稿日: 2020.06.30
powered by ブクログふと選んだ本 いろんな人生があって、 何故かどれも重なる 終電の女王は、好きな世界 生きるのに 想像力って必要 誰かと付き合うって、 想像力かあってこそと 感じる 付き合わなくても 人として生きていく中では あった方がいい そう思う今日この頃
4投稿日: 2020.06.01
powered by ブクログ+++ 父危篤の報せに病院へ急ぐ会社員、納期が迫ったITエンジニア、背後から痴漢の手が忍び寄る美人―それぞれの場所へ向かう人々を乗せた夜の満員電車が、事故で運転を見合わせる。この「運転停止」が彼らの人生にとって思いがけないターニングポイントになり、そして…あたたかな涙と希望が湧いてくる、感動のヒューマン・ミステリー。 +++ 同じ状況下で起こっているさまざまな出来事、それぞれの人々の状況と影響、ドミノ倒しのように、ひとつの出来事がいろいろな連鎖を生むのが興味深い。ひとつひとつの短編は、一話完結の物語として読め、全体を通してみると、あちこちでリンクしたり循環したりしていて、ある種バタフライ効果のような面白さもある。次はどう繋がっていくのだろうという期待感もあって、愉しく読める一冊だった。
1投稿日: 2020.05.24
powered by ブクログ電車を利用する、またそれに関わる人の十人十色なドラマを描いた7つの短編は読後の余韻に浸れるほっこり感が深いものばかりでした。そのうちの一篇、競輪選手との恋愛話は自ら招いた不幸に酔うさまがいかにも女性特有の考え方だなあと改めて違いを認識しました。
0投稿日: 2020.04.05
powered by ブクログ人身事故がきっかけの満員電車が緊急停車がすることで紡がれる人間の生きざまの短編集。 どれが!ではないが、ちょっとよい話が七編。 タイトルの神様がいない(笑) 奇跡とか救済とか、あんまり感じられなかった。 この作者さんの、D列車でいこう でも感じたけど、だから?が読了の感想(笑) 有川先生の阪急電車みたいな感じを期待したんだけどなぁ。 #終電の神様 #読書記録 #読書好きな人と繋がりたい #読書好き #読書倶楽部 #本好き #本好きな人と繋がりたい
0投稿日: 2020.03.14
powered by ブクログ終電前に乗車中の電車が事故で途中停車してしまう事に起因する、短編集。 よく言えば、軽い感じで読める。 悪くいえば、盛り上がりどころがイマイチ解らない。 頭が疲れてる時に読むのが良さげかなぁと思う。 深く考えたり、すごく集中したりしなくてもサラッと読み進められるので、元気な時や、本の世界に没頭したい時などには、物足りなく感じるかもしれない。
0投稿日: 2020.03.08
powered by ブクログ7篇の短編ストーリー。「運転停止」が話しのポイントとなって物語が進んでいく。温かい気持ちになりました。
0投稿日: 2020.03.04
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
電車の中でも、会社でも、服を買いに行った店の売り場でも、わたしはいつもどういう自分でいたいかを考え、そうありたい自分を意識して生きてきた。たとえ親が危篤だと知らされたその日でも、職場やクライアントの前では、いつもと変わらぬ自分、つまりほんとうの自分の状態とは関係のない、自分が作り上げた自分を見せてきた。
0投稿日: 2020.02.07
powered by ブクログ阿川大樹の終電の神様を読みました。 終電で帰宅する途中、事故で電車が止まってしまった、というシチュエーションをテーマにした短編集でした。 プロットは面白かったのですが、そこからの物語の展開にちょっと納得感がなかったのが残念でした。
0投稿日: 2020.02.02
powered by ブクログ電車の中で読むにちょうどいい短編集。それぞれが連関しているオムニバス風が面白い。さまざまな境遇の主人公が登場し、さまざまな思いの中で生きていくさまが重くも軽くもない文章でつづられていく。なのでお気に入りの一篇を決めるつもりで読んでみると楽しめるかも。
0投稿日: 2020.01.25
powered by ブクログ人間が持っているちょっとした歪みを人間の本質として捉えてくれるところに救いを感じた人は大勢いたと思う。登場人物たちは緊急停車した電車の中でそういった自分と向き合いながらいま直面している現場に向かおうとしている。それは現実を無視しているわけでもなく、幻想に囚われるわけでもなくちょうど中間の位置で人間の生き方を俯瞰しているわけだ。そういった意味で電車を舞台にされたことはとても有意義だったのではないかと感じる。だが強いて言うならタイトルが悪い。終電の神様。これでは電車に乗るまで抱えていた個人的な歪みが神様によって解決されるような、どこかファンタジックな物語だと捉えられても仕方がないだろう。電車の中には神様はいなかった。読後の感想とタイトルとの齟齬に少し歯痒い思いをした。
0投稿日: 2019.11.30
powered by ブクログ短編集。この作品は終電の神様と銘打ちながらも、みんなが事故遅延の終電に乗り合わせたからどうだという話ではないと思います。要は企画として"終電"というテーマが意味をもたせる部分は希薄ながらも、日常に潜む些細な不安を絡ませつつ自分自身を顧みる各話の主人公がその動機や周囲との関係性も含めて、人間としてなかなかいい味出してます。ほっこり系。
0投稿日: 2019.10.28
powered by ブクログ終電がテーマの短編集。ここで終わり…?という話が多くて、消化不良だった。帯に惹かれて買ったけど、過剰評価だと思う。 床屋の話はうちと重なり泣けた。
0投稿日: 2019.10.08
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
終電である必然性もないし、電車の緊急停止がターニングポイントとなる物語だってそんなにない。この作者のこの作品におけるトライが何だったのか、さっぱり分からなかった。全体としてなんだか薄暗い印象の小説で、展開は軽めのハッピーエンドなのに、何でだろう?緊急停止した理由に、人身事故が含まれていたりするからなのかな。それとも、満員電車を思い出すと、それだけで鬱屈とした気分になるからだろうか。
0投稿日: 2019.09.28
powered by ブクログ終電にかけなくてもいいような物語も結構あったが、終電に乗るという「日常」と物語の少し変わった「非日常」のコントラストは効いていてどれも興味深く読めた。
0投稿日: 2019.09.25
powered by ブクログ「終電」をテーマに、繰り広げられる短編小説集。 時として、同じ電車に居合わせたサラリーマンの視点やOLの視点で。 あるときは、止まってしまった電車の外から。 たまたま乗り合わせた電車で、同じ時間を共有する人々をいろんな視点から眺められるのは面白いとは思う。 ただ、どれもほんのりと薄暗く、そこはかとなく闇を背負った人物話が多い。 最終電車っていうのは、そういう場所なんですかね、やっぱ・・
0投稿日: 2019.08.22
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
2019/8/19 前半の方がよかった。 後半になるにつれ「え?終わり?」ってのが。 現実なんてそんなもんでスッキリ片が付くなんてことほとんどないんだけど。 だからこそフィクションではスッキリしたい、全部知りたいとも言える。 余韻や余白を残すのもいいんだけど、私の感覚ではここからもうちょっとだけ教えて欲しかったんだなぁ。 タツ子さんのこととか、富田のこととか。
0投稿日: 2019.08.19
powered by ブクログ小洒落た風な言い回しがやたらに多い。 ちょいちょい説明過多な表現が多くてページ数を稼いでるのかな?と思う。 K町、K町てここだけ伏せてあるので何かあるのかなと思ったが、結局何も無かった。 併せて心惹かれるような話でも無かった。
0投稿日: 2019.08.14
powered by ブクログ「化粧ポーチ」 家族に隠していた事。 こういう趣向は中々打ち明けにくい事だろうが、まさかこんな形でバレてしまうとは誰が思ったろうと思うが理解のある方で良かったな。 彼のチグハグな格好を見たら、出会う人々が驚いた顔や少し引くのも無理はないと思うし指摘するにも難しい事だからな。 「ブレークポイント」 突然告げられた休日。 いくら信用している部活であり一人で抱えるには辛い問題だからと言って話していい事、悪い事はあると思うけれどな。 間に合わないなら間に合わせるように根を詰めてやれと言うのではなく、一度休めと言ってくれる社長は優しくいい人だとは思うが納期をどう伸ばすのだろうか。 「スポーツばか」 ニュースにならない火事。 どちらか一方に余裕がないと楽しいはずの空間が一気に冷めてしまい、自分一人だけかもしれないが逃げ出したいぐらい苦しい空間になるだろうな。 彼女の言葉は最後の手紙によって彼に届いたのだろうけど、必死に考えたのだろうがもっとマシな言葉はないのかと思うぐらい子供が考えた様な嘘だったな。 「閉じない鋏」 最後に伝えた言葉。 商店街などで細々常連さんで続けているお店だと、やはり子供にお店を継いでもらいたいと思うのは普通だろうがそのレールの上を歩くのが息苦しくなる時もあるだろうな。 最後の最後に家族皆が揃っただけでも嬉しいだろうに、最後にやってきた息子から最後に聞いた言葉が夢にも見た言葉だったなんて幸せだったろうな。 「高架下のタツ子」 昔話を聞けば聞くほど。 同じ場所で大切だった人が二度もとなると、普通ならその土地を離れ忘れようとする様な気がするが彼はその場に居る事によって忘れない様にしているのかもな。 人によれば彼の人生は相当苦労した物であり不幸だと言うかもしれないが、彼自身が笑わずとも人に話せるだけの話にしているのであれば今は不幸とは縁遠いのだろうな。 「赤い絵の具」 どうしても欲しい色。 教師の中でも思い込みの激しいタイプなのだろうが、自分の保身のためというのが一番の理由だろうが誰の気持ちにも寄り添えてないし守れてないな。 彼女のような理由で深く傷をつくるような人も居るのかもしれないが、それを咎めず見守る母親は誰よりもよき理解者であるな。 「ホームドア」 故意ではなく偶然が重なる。 突然自分の見に起きた事を瞬時に理解出来る人など殆ど居ないだろうし、特に非日常な状況になればなる程訳が分からなくて動けないだろうな。 言葉は悪いが何かしら相手に対し恩を売った者が名を告げず立ち去る事は良くあるだろうが、助けられた者からしたらせめてお礼の一言だけでもと思うだろうな。
0投稿日: 2019.07.31
powered by ブクログ繋がりある短編集シリーズ 登場人物で繋がるのではなく、ある最終電車により繋がる人たちの短編集という構成。 それぞれの人生があり、 終電が作るドラマがあり、 その全てが希望を感じさせる。 最後に希望を感じる系は好き。 読んでいて一作ずつちゃんと幸せになる。 色んなことにしんどくなったりした時に、読む元気が無くても、それぞれの作品が読みやすく完結されているので、読むことができると思う。 そして気持ちが少しでも上がると思う一冊。
0投稿日: 2019.07.11
powered by ブクログ終電をモチーフにした、読みやすい短編集です。祖父をガンで亡くしたばかりなので、「閉じない鋏」は涙なしでは読めませんでした。 読みやすすぎて物足りないところはあるかもしれませんが、わたしはどの話も温かみを感じて好きです。
0投稿日: 2019.07.05
powered by ブクログ・5/17 読了.並行して読んでた同じ電車がモチーフの作品「止まりだしたら走らない」に比べてこちらの方がシリアスな物語が多かった.
0投稿日: 2019.05.20
powered by ブクログ阿川大樹さんの出世作、電車を利用するさまざまな人々のささやかな人生の物語を集めた笑いあり涙ありの1冊目です。私も毎日通勤電車を利用させて頂いておりますので人身事故・車両故障・踏切異常、等々による時折ダイヤの乱れも日常茶飯ではありますね。予定に狂いが生じて苛立つ気持ちの半面で時間を置く事によって冷却期間が生まれ逆に予期せぬプラス効果を生む事もあるのですね。本書を読むと何処かに終電の神様はいて遥か高みから我々を優しく見守ってくれているのだと信じたくなりますね。心に深く刻まれる話が多く次も必ず読もうと思います。 『化粧ポーチ』男って奴は美形に弱いから簡単に騙されちまうんだよなあ。『ブレークポイント』急がば回れでボクシングもまた楽しい。『スポーツばか』不幸を呼ぶ嫌な手紙はみな燃えちゃえば良いのにね。『閉じない鋏』父さんはきっと息子の言葉に安心して旅立ったのだと確信します。『高架下のタツ子』数々の悲しみを笑いに変えて頑張らなくちゃね。『赤い絵の具』今迄の誤解を解いてスッキリと和解するんだよ。『ホームドア』ギリギリやっと間に合って三十三年ぶりに聞く命の恩人の声。本当によかったね。全ての人身事故がなくなります様にと願う。
0投稿日: 2019.05.11
powered by ブクログ人身事故から始まる7つのストーリー。 ありそうな日常が極めて普通に語られているが、 最後のお話だけは思いが染みた。
0投稿日: 2019.04.30
powered by ブクログ夜の満員電車が人身事故で運転見合わせ。 父親が危篤で病院へ急ぐ人、恋人の元へ向かう人、終わらない仕事を抱える人、痴漢に遭う人、キヨスクの人。 緊急停車が、誰かの人生にとっては大きなポイントになる。 いつも電車で読んでいるので、急に周りの人が気になりました。 名前も何もわからない他人同士が、ありえない至近距離で過ごす満員電車って変な状態ですよね。 一人一人に人生があって、いろいろなドラマがあったりなかったり。 短編集なので読みやすく、個人的には『スポーツばか』がよかったです。
0投稿日: 2019.04.20
powered by ブクログ話の中で電車が出てくるが、終電が重要な意味を持っているわけではない。 7つの短編集です。 少ないスペースに人間模様をぎゅっと詰め込んでいる感じがした。読み易いが、ちょっと疲れた。
0投稿日: 2019.03.19
powered by ブクログ読みやすい。こういう温かみのある小説で小分けになっているものを毎日少し読むと心にもいい影響が出る気がする。日々の多忙さの中で情緒を失わずに生きよう。
0投稿日: 2019.03.15
powered by ブクログ2019年23冊目。ある終電に乗った何人かの人物にスポットを当てた短編集。過去に「D列車でいこう」を読んでよかったので、この本も手に取ってみた。印象に残ったのは、女性だと思っていた人物が実は男性だった「化粧ポーチ」、最後は物悲しくなった「閉じない鋏」、探していたものはすぐ近くにあったという結末の「ホームドア」。どの話も何らかの形で色々な感情が心に残る。良い短編集だなと思った。続編も手に入れているので引き続き読んでいきたいと思う。
0投稿日: 2019.03.14
powered by ブクログよく電車のなかで読書をするのでお供にとジャケ買い。 電車にまつわる短編集で、電車に乗って読むとよりリアルな話に感じる。 短編に話のつながりはないんだろうけど、「前の話で見たことあるような?」な登場人物がたまにいる。日常生活のなかでも「どこかで見たような?」な人と電車で一緒になることがあるから、そんな感覚と似ているのかもしれない。 自分はこういう日常系の話が好きなのでサラッと読めた。他人の人生を垣間見るような感覚がよかった。
1投稿日: 2019.02.21
powered by ブクログ何とも言えない短編集。物語間の繋がりはほとんどなかったと思う。もし関係性が存在するなら知りたいと思ってあとがきを探したけど、あとがきも無くて残念。 一応すべての物語に「終電」は出てくるけど、それが重要なファクターであるわけではない。作者の意図は分からなかった。 それぞれの物語はよくある感動系 or 読後爽快系だった。一番好きなのは4つ目の「閉じない鋏」。 1つ目の「化粧ポーチ」はちょっと騙された感があって、面白かった。そこに出てくるキーが2つ目以降の物語に関係してくるのかと思ったけど、全然関係なくて表紙抜けた。 同じシリーズ(?)の2作目は評価が高いっぽいので、もしかしたら読むかも。
0投稿日: 2019.01.23満員電車でイライラしてる人に読んで欲しい一冊
電車に乗り合わせた色んな人々が織り成す人生の物語。終電というのが特に重要なわけではなく、人生のターニングポイントとなるきっかけが、たまたま電車だったという人たち。神様も出てこない。でも、神様がいるんじゃないかと思うような、奇跡的な再会があり、悲しい死があり、希望がありの心に染みる話が並ぶ。この後の展開はご想像にお任せ的な終わり方で、どれもその後が気になるのだけど、逆に想像力を掻き立てられて、勝手にエンディングのストーリーを創って自己完結。『閉じない鋏』は死んだ父を思い出して涙した。
0投稿日: 2019.01.12
powered by ブクログ書店でチラ見して帰省のお供に購入。 終電間近で人身事故で止まってしまった電車の中にいる人たちとか、様々な人のお話。短編集。 ほっこりしたり、ハラハラしたり、いろんな話があったけど、結構淡々と読めたかな。 ☆は4つ寄りの3つにしました。
0投稿日: 2019.01.08
powered by ブクログ帯が *** たくさんの人生を乗せ 今日も電車は走るーー ・第9回エキナカ書店大賞 ・Amazonミステリー.サスペンス部門 第一位 希望と感動のミステリー *** ととても大きく書かれていたので期待して読みすぎました。 ミステリー?サスペンス?うーん… 電車が人身事故や車両事故で止まった社内にいる人のオムニバス。 この設定だけ聞くと、伊坂幸太郎みたいな登場人物がリンクして最後に伏線回収みたいなのか、もしくはファンタジーに近いものを想像してしまいました。 短いページの中にぎゅっと詰め込んでいる感じはすごく、伝わってきて設定とか登場人物はすごく良い人ばかりでした。ただ、魅力までは描ききれてない印象です。愛着まではいきません。短編ですし、ページ数限られてますもんね。 続編と言うか、パート2が出てるみたいですが、今のところ手に取る予定はありません。苦笑
0投稿日: 2019.01.02
powered by ブクログ主に終電にまつわる短編集。 終電ではないが、ホームドアは私好みの話でした。 電車で読むとなおさら良いかも。
0投稿日: 2018.12.31
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
最後の話はいいお話でした。同じ電車で色んな事が起きているのはたまに自分も想像します。色々な要素が詰め込んであって、少し頭がごっちゃになります。
0投稿日: 2018.12.03
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
同じ終電に乗っている人が、別々の視点で話が続くのかと思っていたのですが、途中から終電とも関係なくなり、軸がブレている気がしました。 タイトルが「終電の神様」でなければ、もう少しスッキリするのかも。
0投稿日: 2018.12.01
powered by ブクログそれぞれの主人公に面白みがある。タイトルが内容とどのように絡んでいるのか、伏線とおぼしき描写が多々見受けられるが、それが全体としてどのように繋がっていくかは何度か読まないと理解し尽くせない。奥が深い。ただ、最終的には心がじんわり温かくなる方向性に向かってるため、個人的には高評価な作品。
0投稿日: 2018.11.19
powered by ブクログ続編が発売されるからなのか、本屋で平積みになっていて、気になって、手に取った1冊。 終電にまつわる短編集なのかと思ったら、終電ではなく、急停車した電車に乗っていた人々の物語。 なのに、何でタイトルは「終電の神様」なのだろう? 都内の満員電車の中で、電車が急停車しても、何一つ文句を言わない空間が個人的にはとても不思議だった。 たくさんの人が乗っているのに、全く会話のない車両は、海外の人や田舎の人から見たら、まさしく異様な光景だろう。 しかし、そこに日本人の勤勉さを常日頃から感じていたので、最初の頃はそれなりに楽しく読んでいたけど… だんだん、タイトルの意味と内容が乖離していて、「ハートウォーミングな物語」とある割には落ちがそうでもない。 全体的に悪い話ではないのだけど、結局何を伝えたかったのか、分からない部分も多く、タイトルに期待し過ぎた私が悪かった気がする。
2投稿日: 2018.11.05
powered by ブクログこのレビューはネタバレを含みます。
読みやすい短編になっている本。 電車の人身事故にまつわる短編集。 一つずつの話がまとまっていていい終わり方で満足できる。
0投稿日: 2018.10.06
powered by ブクログ家族から借りた。軽く読めそうと思ってたら第5話くらいから「あっ」てなる。予想外に読みごたえがあった。
0投稿日: 2018.09.08
powered by ブクログ話題の本ということで手にし、片道4時間の電車内で読んでみた、7編の短編集。 気軽に読め、ほろっとする内容で、、映画のノベライズ本のような印象。 それぞれもう少し続きの話を読んでみたくなる。
1投稿日: 2018.09.04
